JPH08224733A - 混合機 - Google Patents

混合機

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JPH08224733A
JPH08224733A JP7034176A JP3417695A JPH08224733A JP H08224733 A JPH08224733 A JP H08224733A JP 7034176 A JP7034176 A JP 7034176A JP 3417695 A JP3417695 A JP 3417695A JP H08224733 A JPH08224733 A JP H08224733A
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JP
Japan
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mixer
molding material
wall
blade
jacket
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7034176A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Yokoya
真史 横谷
Shigeki Yasuhara
茂樹 安原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP7034176A priority Critical patent/JPH08224733A/ja
Publication of JPH08224733A publication Critical patent/JPH08224733A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱硬化性樹脂に硬化材、離型材、染顔料等の
材料を添加し混合分散して熱硬化性樹脂成形材料を生成
する際に、該成形材料が混合機の内壁に付着することな
く、安定して混合分散し、造粒することをができる混合
機を提供することにある。 【構成】 本発明の混合機は、粉体又は粒体の混合、粉
体と液体の混合、さらに、造粒を行う拡散翼2を混合機
本体1の底面に備えた竪型混合機において、この拡散翼
2の翼の先端2aが、混合機の内壁3に沿って屈曲して
いることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉体または粒体の熱硬
化性樹脂を混合する混合機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より熱硬化性樹脂成形材料は、熱硬
化性樹脂にフィラー、充填材、その他、硬化剤、離型
剤、並びに染顔料等を使用目的に応じて配合、添加して
生成されている。
【0003】この熱硬化性樹脂成形材料を得るために、
図4に示す如く、混合機本体1の底面に高速回転する拡
散翼2を備えた混合機に上記材料を投入して混合拡散す
る。
【0004】この混合機を使用して上記成形材料を混合
分散するには、まず、上記粉体又は粒体の成形材料を混
合機内に投入して拡散翼2を回転して混合分散する。さ
らに、液状材料及び樹脂等の成形材料を投入して、拡散
翼2の回転により混合分散を行い、樹脂の反応を促して
生成する。
【0005】この混合機に投入された成形材料は、拡散
翼2の回転により混合分散されるが、その一部は拡散翼
2の回転により外側、つまり、混合機の内壁3に押しつ
けられる。この混合機の内壁3は、混合機本体1の側面
を覆って設けられた槽ジャケト5により、成形材料であ
る樹脂の反応を促すために加熱されているので、拡散翼
2によりこの内壁3に押しつけられた成形材料が付着し
てしまう。
【0006】ところが、上述のように成形材料が混合機
の内壁3に付着すると、他の成形材料を混合分散する際
に、この混合機の内壁3に付着した成形材料が混入する
ため、連続して成形材料を混合分散するには、混合機の
内壁3に付着した成形材料を除去する必要があった。
【0007】また、混合機の内壁3に成形材料が付着し
ないようにするために、上記混合機本体1の側面を覆っ
て設けられた槽ジャケト5で混合機の内壁3を冷却する
方法があるが、この槽ジャケト5で冷却を行うと混合機
本体1の全体が温度低下するため、混合機に投入された
成形材料の発熱、温度上昇の時間が長くなり、生産性が
悪くなっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みてなされたものであり、その目的は、熱硬化性樹脂
に硬化材、離型材、染顔料等の材料を添加し混合分散し
て熱硬化性樹脂成形材料を生成する際に、該成形材料が
混合機の内壁に付着することなく、安定して混合分散
し、造粒することをができる混合機を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
混合機は、粉体又は粒体の混合、粉体と液体の混合、さ
らに、造粒を行う拡散翼2を混合機本体1の底面に備え
た竪型混合機において、この拡散翼2の翼の先端2a
が、混合機の内壁3に沿って屈曲していることを特徴と
する。
【0010】本発明の請求項2に係る混合機は、上記請
求項1記載の拡散翼2の翼の先端2aに吹出口4を備え
たことを特徴とする。
【0011】本発明の請求項3に係る混合機は、上記請
求項1又は請求項2記載の混合機において、混合機本体
1の側面を覆うように設けられたジャケット5が分割さ
れていることを特徴とする。
【0012】本発明の請求項4に係る混合機は、上記請
求項1乃至請求項3記載の混合機において、混合機本体
1の側面に吸気口6が設けられていることを特徴とす
る。
【0013】
【作用】本発明に係る混合機によると、混合機本体に投
入された粉体又は粒体等を、混合機を構成する拡散翼を
回転して拡散分散する竪型混合機において、この拡散翼
の翼の先端が、混合機の内壁に沿って屈曲しているの
で、内壁に付着した成形材料を翼の先端で掻き落とすこ
とができる。
【0014】また、この回転する拡散翼の翼の先端に吹
出口を備えているので、この吹出口より冷却されたエア
を吹き出すことにより混合機の内壁を冷却して、成形材
料の付着を防止することができる。
【0015】また、混合機本体の側面を覆うように設け
られたジャケットが分割されているので、ジャケット毎
に加熱、冷却をすることができる。
【0016】また、混合機本体の側面に吸気口が設けら
れているので、この吸気口より吸気することができ、混
合機内を真空脱気することができる。
【0017】以下、本発明を詳細に説明する。
【0018】
【実施例】本発明において用いられる粉体、粒体、液体
は、例えば、熱硬化性樹脂成形材料を製造する時に使用
する、熱硬化性樹脂、フィラ、硬化材、離型材、染顔料
等がある。
【0019】図1は本発明の一実施例の混合機の一部を
破断した側面図である。図2(a)はこの混合機の一部
を破断した上面図である。また、図2(b)は拡散翼の
翼の先端を示す断面図である。
【0020】図1、図2に示す如く、粉体又は粒体等の
材料を投入して混合する竪型混合機は、円筒型又は半球
型の混合機本体1を有し、天井面に材料を投入する投入
口8を備えている。また、投入した材料を混合するた
め、この竪型混合機は、混合機本体1の底面に回転する
拡散翼2を備えている。この拡散翼2は回転軸7に複数
の翼を備えたもので、この翼は回転方向に対して任意の
角度を有している。また、図2に示す如く、この拡散翼
2の翼の先端2aは、混合機の内壁3に成形材料が付着
しないよう、付着した成形材料を掻き落とすように混合
機の内壁3に沿って屈曲している。この屈曲する角度θ
は90〜150°が好ましく、また、この翼の先端2a
と混合機の内壁3とのクリアランスは0.5〜10mm
が好ましい。
【0021】図3は、上記拡散翼の部分断面図である。
この断面図に示す如く、拡散翼2の翼の先端3には、吹
出口4が形成されている。この吹出口4は、回転軸7に
形成された通気路9を介してエアを吹き出すことがで
き、混合機の内壁を冷却して樹脂の付着を防ぐことでき
る。また、エアとして他に不活性ガスを使用することも
できる。不活性ガスを混合機内に充填すると、成形材料
を混合拡散する際に発生する粉塵爆発を防ぐこともでき
る。
【0022】また、図1に示す如く、本発明の混合機
は、混合機本体1の側面にジャケット5を備え、このジ
ャケット5が混合機本体1を占める領域によって分割さ
れている。混合機の上部を占めるジャケット5a、拡散
翼2の翼の先端2aが回動する混合機の下部を占めるジ
ャケット5b、さらに、混合機の底部を占めるジャケッ
ト5cに分割されている。このジャケット5は、混合機
の内壁3の温度を調整するためのもので、それぞれ加
熱、冷却することができる。また、その分割は、混合分
散する成形材料により様々に形成することができる。
【0023】また、混合機本体1の側面上方には吸気口
6が設けられ、この吸気口6に真空ポンプを接続するこ
とにより、混合機内を真空脱気することができる。この
ように混合機内を減圧することにより、成形材料中に含
まれる空気や揮発分を減じることができ、投入された樹
脂の反応を抑制することができる。また、この吸気口6
より、気体や液体を混合機内に投入することもできる。
【0024】本発明の対象となる熱硬化性樹脂は、例え
ば、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、エポ
キシ樹脂、グアナミン等の単独、変成物が挙げられる。
【0025】以下、本発明の混合機を用いて熱硬化性樹
脂の一例としてフェノール樹脂成形材料の製造を説明す
る。
【0026】(使用例1)本発明に用いるフェノール樹
脂は、フェノールとホルムアルデヒドとを酸触媒下で縮
合反応して得られたフェノールノボラックあるいは、フ
ェノールとホルムアルデヒドとをアルカリ触媒下で縮合
反応して得られたレゾールを使用する。
【0027】フェノール樹脂成形材料は、上記フェノー
ル樹脂と無機フィラー、木粉及びガラス繊維等の充填材
とを含有し、必要に応じて、酸化マグネシウム及び水酸
化カルシウム等の硬化助剤、ステアリン酸亜鉛等の離型
剤、カーボンブラック等の着色剤並びに硬化剤を配合し
て混合した。
【0028】このフェノール樹脂成形材料を図1及び図
2に示す竪型混合機の混合機本体1の斜め上方にある投
入口8から投入した。投入口8を閉じた後、拡散翼2を
回転数200rpmで回転して上記成形材料を混合分散
した。
【0029】混合分散する際に、ジャケット5a、5c
は60℃に、ジャケット5bは20℃に温度を調整し
た。さらに、拡散翼2の翼の先端3に形成された吹出口
4より、エア圧0.5kg/cm2でエアを吹き出した。
【0030】このようにして、成形材料を混合分散して
生成したのち、この成形材料を排出して混合機内を目視
により確認したが、混合機の内壁に成形材料の付着を発
見することはできなかった。
【0031】また、上記混合機によりこのフェノール樹
脂成形材料を造粒した。造粒する際に、ジャケット5
a、5cは60℃に、ジャケット5bは20℃に温度を
調整した。さらに、混合機本体1の上部側面に形成され
た吸気口6に真空ポンプを連接し、真空度40Torrで5
分間吸気した。
【0032】このようにして、成形材料を造粒して粒を
生成したのち、この成形材料を排出して混合機内を目視
により確認したが、混合機の内壁に成形材料の付着を発
見することはできなかった。また、造粒された成形材料
を分析すると、従来品と比較してエア、揮発分の含有量
が少なかった。
【0033】このようにして、熱硬化性樹脂成形材料を
混合分散、造粒すると、拡散翼の翼の先端が屈曲してい
るので、混合機の内壁に付着する成形材料を掻き落とす
ことができる。また、ジャケットにより混合機本体の温
度調整をすることができ、さらに、吸気口より真空ポン
プで吸気することにより成形材料の反応を抑制し、樹脂
の反応速度を制御することができる。
【0034】
【発明の効果】本発明の混合機によると、上述のように
成形材料が混合機の内壁に付着するのを防止することが
でき、成形材料を均一に分散することができる。また、
混合機に設けられたジャケットの温度調整や吸引口より
真空ポンプで吸気して成形材料の反応を抑制することが
できるので、反応度、つまり、分子量の調整をすること
ができ品質の安定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る混合機の一部破断した
側面図である。
【図2】(a)上記混合機の一部破断した上面図であ
る。 (b)上記混合機の拡散翼の翼の先端を示す断面図であ
る。
【図3】本発明の一実施例に係る混合機の一部拡大した
断面図である。
【図4】従来の混合機の一部破断した側面図である。
【符号の説明】
1 混合機本体 2 拡散翼 3 内壁 4 吹出口 5 ジャケット 6 吸気口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体又は粒体の混合、粉体と液体の混
    合、さらに、造粒を行う拡散翼(2)を混合機本体
    (1)の底面に備えた竪型混合機において、この拡散翼
    (2)の翼の先端(2a)が、混合機の内壁(3)に沿
    って屈曲していることを特徴とする混合機。
  2. 【請求項2】 上記請求項1記載の拡散翼(2)の翼の
    先端(2a)に吹出口(4)を備えたことを特徴とする
    混合機。
  3. 【請求項3】 上記請求項1又は請求項2記載の混合機
    において、混合機本体(1)の側面を覆うように設けら
    れたジャケット(5)が分割されていることを特徴とす
    る混合機。
  4. 【請求項4】 上記請求項1乃至請求項3記載の混合機
    において、混合機本体(1)の側面に吸気口(6)が設
    けられていることを特徴とする混合機。
JP7034176A 1995-02-23 1995-02-23 混合機 Withdrawn JPH08224733A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007300861A (ja) * 2006-05-11 2007-11-22 Pauretsuku:Kk チョコレートコーティング装置及び方法、並びに固形チョコレートの成形方法
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