JPH08224532A - 塗布方法および塗布ノズル - Google Patents
塗布方法および塗布ノズルInfo
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- JPH08224532A JPH08224532A JP5368895A JP5368895A JPH08224532A JP H08224532 A JPH08224532 A JP H08224532A JP 5368895 A JP5368895 A JP 5368895A JP 5368895 A JP5368895 A JP 5368895A JP H08224532 A JPH08224532 A JP H08224532A
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- JP
- Japan
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- coating
- nozzle
- rotating body
- coating liquid
- ball
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- Coating Apparatus (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ボールのディンプルによって塗布量を制御す
る。 【構成】 塗液L1 は塗液タンク4から塗布ノズルE1
に供給され、その先端のボール12に付着してプリント
基板P1 に塗布される。ボール12の表面には塗液の塗
布量を正確に制御するディンプル(凹所)12aが設け
られ、ディンプル12a間は細かな凹凸12bを有する
粗面になっており、これに付着する塗液によって塗膜の
レベリングを促進する。
る。 【構成】 塗液L1 は塗液タンク4から塗布ノズルE1
に供給され、その先端のボール12に付着してプリント
基板P1 に塗布される。ボール12の表面には塗液の塗
布量を正確に制御するディンプル(凹所)12aが設け
られ、ディンプル12a間は細かな凹凸12bを有する
粗面になっており、これに付着する塗液によって塗膜の
レベリングを促進する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、はんだペーストやフラ
ックス等の液状あるいは粘稠性の塗液をプリント基板等
の表面に塗布する塗布方法および塗布ノズルに関するも
のである。
ックス等の液状あるいは粘稠性の塗液をプリント基板等
の表面に塗布する塗布方法および塗布ノズルに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、はんだペーストやフラックス等の
液状あるいは粘稠性の塗液をプリント基板等の表面に塗
布するには、加圧した塗液を長尺の塗布ノズルに供給
し、プリント基板に対して塗布ノズルを相対的に移動さ
せながら塗布ノズルの先端から塗液を押し出して所定の
パターンに塗布する方法が採用されている。
液状あるいは粘稠性の塗液をプリント基板等の表面に塗
布するには、加圧した塗液を長尺の塗布ノズルに供給
し、プリント基板に対して塗布ノズルを相対的に移動さ
せながら塗布ノズルの先端から塗液を押し出して所定の
パターンに塗布する方法が採用されている。
【0003】図3の(a)は一従来例による塗布ノズル
を示すもので、これは、X、Y、Z軸方向、すなわち3
次元的に移動自在であるロボットに保持される中空のノ
ズル本体110を有し、ノズル本体110は、前記ロボ
ットに螺合するねじ部111と、下端に吐出口112a
を有する円筒部分112を有し、前述のロボットによっ
てノズル本体110を移動させながらノズル本体110
の中空部110aに供給された塗液L0 を加圧し、吐出
口112aから押し出すことで、図示しないプリント基
板上に塗液L0 を塗布するように構成されている。
を示すもので、これは、X、Y、Z軸方向、すなわち3
次元的に移動自在であるロボットに保持される中空のノ
ズル本体110を有し、ノズル本体110は、前記ロボ
ットに螺合するねじ部111と、下端に吐出口112a
を有する円筒部分112を有し、前述のロボットによっ
てノズル本体110を移動させながらノズル本体110
の中空部110aに供給された塗液L0 を加圧し、吐出
口112aから押し出すことで、図示しないプリント基
板上に塗液L0 を塗布するように構成されている。
【0004】また、図3の(b)に示すように、ノズル
本体120の円筒部分122の外側にボール保持部材1
23を配設し、これによって保持されたボール124を
ノズル本体120の吐出口122aに回転自在に係合さ
せ、ノズル本体120内の塗液をボール124の表面に
吸着させてボール124の回転によって図示しないプリ
ント基板の表面に運ぶように構成されたものも開発され
ている。
本体120の円筒部分122の外側にボール保持部材1
23を配設し、これによって保持されたボール124を
ノズル本体120の吐出口122aに回転自在に係合さ
せ、ノズル本体120内の塗液をボール124の表面に
吸着させてボール124の回転によって図示しないプリ
ント基板の表面に運ぶように構成されたものも開発され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術によれば、図3の(a)に示した塗布ノズルの場
合は、塗布ノズルの中空部および吐出口の寸法や、塗液
の粘性および塗液を押し出すときの加圧力、あるいはプ
リント基板等の表面に対する塗布ノズルの移動速度およ
び吐出口の離間距離等によって塗布量が大きく変動する
傾向があり、従って塗布量の制御が極めて困難であり、
加えて、塗液の種類や特性が変わるたびにその加圧力や
塗布ノズルの移動速度等を調節しなければならないとい
う不都合がある。
の技術によれば、図3の(a)に示した塗布ノズルの場
合は、塗布ノズルの中空部および吐出口の寸法や、塗液
の粘性および塗液を押し出すときの加圧力、あるいはプ
リント基板等の表面に対する塗布ノズルの移動速度およ
び吐出口の離間距離等によって塗布量が大きく変動する
傾向があり、従って塗布量の制御が極めて困難であり、
加えて、塗液の種類や特性が変わるたびにその加圧力や
塗布ノズルの移動速度等を調節しなければならないとい
う不都合がある。
【0006】また、図3の(b)に示すように塗布ノズ
ルの吐出口にボールを設けてこれによって塗布ノズル内
の塗液を運び出すように構成されたものも、運び出され
る塗液の量が、ボールとこれを保持するボール保持部材
等の隙間寸法によって限定されるため、塗布量が大きく
制限されるうえに、(a)に示した塗布ノズルと同様
に、塗液の種類や特性が変わるたびにその加圧力等を調
節しなければならず、この調整作業が煩雑でスループッ
トの低下を招くおそれがある。
ルの吐出口にボールを設けてこれによって塗布ノズル内
の塗液を運び出すように構成されたものも、運び出され
る塗液の量が、ボールとこれを保持するボール保持部材
等の隙間寸法によって限定されるため、塗布量が大きく
制限されるうえに、(a)に示した塗布ノズルと同様
に、塗液の種類や特性が変わるたびにその加圧力等を調
節しなければならず、この調整作業が煩雑でスループッ
トの低下を招くおそれがある。
【0007】本発明は、上記従来の技術の有する問題点
に鑑みてなされたものであり、塗布量の制御が極めて簡
単であり、しかも厚さが均一でカスレ等の欠陥のない良
質の塗膜を得ることができる塗布方法および塗布ノズル
を提供することを目的とするものである。
に鑑みてなされたものであり、塗布量の制御が極めて簡
単であり、しかも厚さが均一でカスレ等の欠陥のない良
質の塗膜を得ることができる塗布方法および塗布ノズル
を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の塗布方法は、ノズル本体の管路の塗液を前
記管路に面して回転自在に配設された回転体に付着させ
て被塗布面に搬送する塗布方法であって、前記回転体の
表面に設けられたディンプルによって、前記塗液を所定
量ずつ前記被塗布面に搬送することを特徴とする。
め、本発明の塗布方法は、ノズル本体の管路の塗液を前
記管路に面して回転自在に配設された回転体に付着させ
て被塗布面に搬送する塗布方法であって、前記回転体の
表面に設けられたディンプルによって、前記塗液を所定
量ずつ前記被塗布面に搬送することを特徴とする。
【0009】回転体を、ディンプルの寸法が異なる別の
回転体に交換することで塗布量を変化させるとよい。
回転体に交換することで塗布量を変化させるとよい。
【0010】本発明の塗布ノズルは、管路を有するノズ
ル本体と、前記管路に面して回転自在に配設された回転
体を有し、前記回転体の表面に、前記管路の塗液を所定
量ずつ被塗布面に搬送するためのディンプルが設けられ
ていることを特徴とする。
ル本体と、前記管路に面して回転自在に配設された回転
体を有し、前記回転体の表面に、前記管路の塗液を所定
量ずつ被塗布面に搬送するためのディンプルが設けられ
ていることを特徴とする。
【0011】回転体の表面のディンプルの間に、細かな
凹凸を有する粗面が設けられているとよい。
凹凸を有する粗面が設けられているとよい。
【0012】回転体が樹脂製であるとよい。
【0013】回転体が磁性材料で作られているとよい。
【0014】回転体が金属材料で作られていてもよい。
【0015】回転体を保持する保持手段が、ノズル本体
に対して着脱自在に組み付けられているとよい。
に対して着脱自在に組み付けられているとよい。
【0016】
【作用】塗布ノズルを被塗布面上で移動させながらノズ
ル本体の管路の塗液を加圧し、回転する回転体に付着さ
せて被塗布面に搬送することで前記塗液を前記被塗布面
に塗布する。回転体の表面に所定の大きさのディンプル
を設けておき、これによって、回転体の表面に付着して
被塗布面に搬送される塗液の量を制御することで、塗布
量を簡単に調節することができる。
ル本体の管路の塗液を加圧し、回転する回転体に付着さ
せて被塗布面に搬送することで前記塗液を前記被塗布面
に塗布する。回転体の表面に所定の大きさのディンプル
を設けておき、これによって、回転体の表面に付着して
被塗布面に搬送される塗液の量を制御することで、塗布
量を簡単に調節することができる。
【0017】塗液の種類や特性が変わっても塗布量が大
きく変化することがないため、塗液の種類や特性が変わ
るたびに塗液の加圧力等を調節する必要はない。また、
回転体とノズル本体等の隙間寸法によって塗布量が制限
されるおそれもない。
きく変化することがないため、塗液の種類や特性が変わ
るたびに塗液の加圧力等を調節する必要はない。また、
回転体とノズル本体等の隙間寸法によって塗布量が制限
されるおそれもない。
【0018】さらに、ディンプルを回転体の表面に均一
に分布させれば、厚さが均一でカスレ等の欠陥のない良
質の塗膜を得ることができる。
に分布させれば、厚さが均一でカスレ等の欠陥のない良
質の塗膜を得ることができる。
【0019】加えて、回転体を、ディンプルの寸法が異
なる別の回転体に交換するだけで、塗布量を容易に変化
させることができる。
なる別の回転体に交換するだけで、塗布量を容易に変化
させることができる。
【0020】回転体の表面のディンプルの間に、細かな
凹凸を有する粗面が設けられていれば、ディンプル間に
付着する塗液によって塗膜のレベリングが促進され、そ
の厚さの均一性を向上させてより一層良質の塗膜を得る
ことができる。
凹凸を有する粗面が設けられていれば、ディンプル間に
付着する塗液によって塗膜のレベリングが促進され、そ
の厚さの均一性を向上させてより一層良質の塗膜を得る
ことができる。
【0021】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0022】図1は一実施例による塗布ノズルE1 を用
いた塗布装置を示すもので、(a)は塗布装置全体を説
明する説明図、(b)は塗布ノズルE1 の主要部を示す
部分模式断面図、(c)はボールのみを示す立面図であ
る。
いた塗布装置を示すもので、(a)は塗布装置全体を説
明する説明図、(b)は塗布ノズルE1 の主要部を示す
部分模式断面図、(c)はボールのみを示す立面図であ
る。
【0023】図1の(a)に示す塗布装置は、プリント
基板P1 を載置する台盤1aを備えた架台1と、架台1
に立設された支柱2に支持されたロボット3と、図示し
ない支持装置によって架台1の上方に支持された塗液タ
ンク4と、塗液タンク4内の塗液を塗布ノズルE1 に供
給するための加圧エアー供給用ライン5と、該加圧エア
ー供給用ライン5に配設された液圧コントローラ6と、
予め設定されたプログラムに従ってロボット3や液圧コ
ントローラ6を制御する制御ボックス7を有し、塗布ノ
ズルE1 は、スプリング8を介してロボット3に保持さ
れており、また、塗布ノズルE1 に対する塗液の供給
は、塗液タンク4に接続されたホース9によって行なわ
れる。
基板P1 を載置する台盤1aを備えた架台1と、架台1
に立設された支柱2に支持されたロボット3と、図示し
ない支持装置によって架台1の上方に支持された塗液タ
ンク4と、塗液タンク4内の塗液を塗布ノズルE1 に供
給するための加圧エアー供給用ライン5と、該加圧エア
ー供給用ライン5に配設された液圧コントローラ6と、
予め設定されたプログラムに従ってロボット3や液圧コ
ントローラ6を制御する制御ボックス7を有し、塗布ノ
ズルE1 は、スプリング8を介してロボット3に保持さ
れており、また、塗布ノズルE1 に対する塗液の供給
は、塗液タンク4に接続されたホース9によって行なわ
れる。
【0024】ロボット3は、支柱2に支持されたX軸テ
ーブル3aと、X軸テーブル3aに支持されたY軸テー
ブル3bと、Y軸テーブル3bに支持されたZ軸テーブ
ル3cを有し、これらは図示しない駆動装置によってX
軸、Y軸、Z軸に沿ってそれぞれ駆動される。すなわ
ち、塗布ノズルE1 は、ロボット3によってプリント基
板P1 の被塗布面である表面に沿って所定の範囲内で任
意の位置に移動自在であり、かつ、プリント基板P1 の
表面から垂直方向に所定の範囲内で浮上させることがで
きる。
ーブル3aと、X軸テーブル3aに支持されたY軸テー
ブル3bと、Y軸テーブル3bに支持されたZ軸テーブ
ル3cを有し、これらは図示しない駆動装置によってX
軸、Y軸、Z軸に沿ってそれぞれ駆動される。すなわ
ち、塗布ノズルE1 は、ロボット3によってプリント基
板P1 の被塗布面である表面に沿って所定の範囲内で任
意の位置に移動自在であり、かつ、プリント基板P1 の
表面から垂直方向に所定の範囲内で浮上させることがで
きる。
【0025】また、ロボット3と塗布ノズルE1 の間に
介在するスプリング8は、塗布ノズルE1 をZ軸方向に
弾力的に支持し、プリント基板P1 の湾曲やその表面の
ねじれ等による凹凸によって塗布ノズルE1 の移動が妨
げられるのを防ぐのに役立つものである。
介在するスプリング8は、塗布ノズルE1 をZ軸方向に
弾力的に支持し、プリント基板P1 の湾曲やその表面の
ねじれ等による凹凸によって塗布ノズルE1 の移動が妨
げられるのを防ぐのに役立つものである。
【0026】塗布ノズルE1 は、管路である中空部10
aを有するノズル本体10と、その外側に着脱自在に組
み付けられた保持手段であるボール保持部材11と、こ
れによって回転自在に保持された回転体であるボール1
2を有し、ボール12は、ノズル本体10の下端に設け
られた吐出口10bに係合する。
aを有するノズル本体10と、その外側に着脱自在に組
み付けられた保持手段であるボール保持部材11と、こ
れによって回転自在に保持された回転体であるボール1
2を有し、ボール12は、ノズル本体10の下端に設け
られた吐出口10bに係合する。
【0027】ボール12の表面には、(c)に示すよう
に、多数の円形のディンプル(凹所)12aが均一に分
布しており、かつ、ディンプル12aを除く残りの表面
は細かな凹凸12bを有する粗面となっている。
に、多数の円形のディンプル(凹所)12aが均一に分
布しており、かつ、ディンプル12aを除く残りの表面
は細かな凹凸12bを有する粗面となっている。
【0028】塗液タンク4からホース9を経てノズル本
体10の中空部10aに供給された塗液L1 は、塗液タ
ンク4内の塗液を液圧コントローラ6によって加圧する
ことでノズル本体10の吐出口10bに向かって流動
し、吐出口10bに面したボール12のディンプル12
aと細かな凹凸12bに付着し、ボール12の回転によ
ってプリント基板P1 の表面に搬送される。
体10の中空部10aに供給された塗液L1 は、塗液タ
ンク4内の塗液を液圧コントローラ6によって加圧する
ことでノズル本体10の吐出口10bに向かって流動
し、吐出口10bに面したボール12のディンプル12
aと細かな凹凸12bに付着し、ボール12の回転によ
ってプリント基板P1 の表面に搬送される。
【0029】なお、ボール12は、塗布ノズルE1 がボ
ール12をプリント基板P1 の表面に接触させた状態で
ロボット3の駆動によってプリント基板P1 上を移動す
ることで回転するものであり、ロボット3の駆動と液圧
コントローラ6による塗液タンク4の加圧は、前述のよ
うに制御ボックス7によって所定のプログラムに従って
以下のように制御される。
ール12をプリント基板P1 の表面に接触させた状態で
ロボット3の駆動によってプリント基板P1 上を移動す
ることで回転するものであり、ロボット3の駆動と液圧
コントローラ6による塗液タンク4の加圧は、前述のよ
うに制御ボックス7によって所定のプログラムに従って
以下のように制御される。
【0030】架台1上の台盤1aにプリント基板P1 を
位置決めしたうえで、ロボット3を駆動してプリント基
板P1 の表面に沿って塗布ノズルE1 をX軸、Y軸方向
に移動させ、所定のスタート位置にセットし、続いてロ
ボット3をZ軸方向へ駆動して塗布ノズルE1 をプリン
ト基板P1 に下降させ、プリント基板P1 の表面にボー
ル12を軽く接触させる。この状態で液圧コントローラ
6による加圧を開始するとともに、ロボット3をX軸、
Y軸方向に駆動し、ボール12の回転によって、塗布ノ
ズルE1 内の塗液L1 をプリント基板P1 上に転送す
る。このようにしてプリント基板P1 上に所定のパター
ンの塗膜が形成される。
位置決めしたうえで、ロボット3を駆動してプリント基
板P1 の表面に沿って塗布ノズルE1 をX軸、Y軸方向
に移動させ、所定のスタート位置にセットし、続いてロ
ボット3をZ軸方向へ駆動して塗布ノズルE1 をプリン
ト基板P1 に下降させ、プリント基板P1 の表面にボー
ル12を軽く接触させる。この状態で液圧コントローラ
6による加圧を開始するとともに、ロボット3をX軸、
Y軸方向に駆動し、ボール12の回転によって、塗布ノ
ズルE1 内の塗液L1 をプリント基板P1 上に転送す
る。このようにしてプリント基板P1 上に所定のパター
ンの塗膜が形成される。
【0031】ボール12の表面に設けられたディンプル
12aは、塗布ノズルE1 内の塗液L1 を所定量ずつ確
実に塗布ノズルE1 の外へ運び出してプリント基板P1
上に均一に転写する働きをする。また、細かな凹凸12
bはその間に少量の塗液を吸着して同じく塗布ノズルE
1 の外へ運び出してプリント基板P1 上に転写する。
12aは、塗布ノズルE1 内の塗液L1 を所定量ずつ確
実に塗布ノズルE1 の外へ運び出してプリント基板P1
上に均一に転写する働きをする。また、細かな凹凸12
bはその間に少量の塗液を吸着して同じく塗布ノズルE
1 の外へ運び出してプリント基板P1 上に転写する。
【0032】すなわち、ボール12は、ディンプル12
aによって塗布量を適切に制御するとともに、細かな凹
凸12bによってプリント基板P1 に対する塗液の馴染
みを向上させて塗膜のレベリングを促進し、カスレ等の
欠陥のない極めて均一な塗膜を形成するのに大きく役立
つものである。
aによって塗布量を適切に制御するとともに、細かな凹
凸12bによってプリント基板P1 に対する塗液の馴染
みを向上させて塗膜のレベリングを促進し、カスレ等の
欠陥のない極めて均一な塗膜を形成するのに大きく役立
つものである。
【0033】所定のプログラムによる塗布サイクルが終
了したら、ロボット3をZ軸方向に駆動して塗布ノズル
E1 を上昇させるとともに液圧コントローラ6を逆駆動
し、塗布ノズルE1 内を減圧して塗液の漏出を防止す
る。
了したら、ロボット3をZ軸方向に駆動して塗布ノズル
E1 を上昇させるとともに液圧コントローラ6を逆駆動
し、塗布ノズルE1 内を減圧して塗液の漏出を防止す
る。
【0034】なお、塗液の粘度が低く、従って塗液の自
重のみによってボール12に対する塗液の供給が可能で
ある場合には液圧コントローラ6を省略してもよいが、
このように塗液の粘度が低い場合でも、液圧コントロー
ラ6を用いて加圧すれば、塗布工程のスピードアップを
促進できるとともにカスレ等のない安定した塗布を行な
うことができることは言うまでもない。
重のみによってボール12に対する塗液の供給が可能で
ある場合には液圧コントローラ6を省略してもよいが、
このように塗液の粘度が低い場合でも、液圧コントロー
ラ6を用いて加圧すれば、塗布工程のスピードアップを
促進できるとともにカスレ等のない安定した塗布を行な
うことができることは言うまでもない。
【0035】本実施例によれば、異なる寸法のディンプ
ルを有するボールを用意しておき、必要とする塗布量や
塗液の種類、特性に応じてボール保持部材を取りはずし
てボールを交換することで塗液の塗布量を正確に調節で
きる。従来例のように塗液の加圧量や塗布ノズルの移動
量を制御することによって塗液の塗布量を調節する場合
に比べて、はるかに正確で作業も簡単である。
ルを有するボールを用意しておき、必要とする塗布量や
塗液の種類、特性に応じてボール保持部材を取りはずし
てボールを交換することで塗液の塗布量を正確に調節で
きる。従来例のように塗液の加圧量や塗布ノズルの移動
量を制御することによって塗液の塗布量を調節する場合
に比べて、はるかに正確で作業も簡単である。
【0036】また、ボールのディンプルの間は細かな凹
凸を有する粗面であるから、これによって塗液の馴染み
を促進し、カスレ等のない極めて均一な塗膜を形成する
ことができる。
凸を有する粗面であるから、これによって塗液の馴染み
を促進し、カスレ等のない極めて均一な塗膜を形成する
ことができる。
【0037】また、ボールの材質は、プリント基板等の
表面に対する損傷を防ぐためには樹脂製であるのが望ま
しいが、塗液が腐蝕性の液体であれば磁性材料を用いて
もよいし、場合によっては金属等を用いることもでき
る。
表面に対する損傷を防ぐためには樹脂製であるのが望ま
しいが、塗液が腐蝕性の液体であれば磁性材料を用いて
もよいし、場合によっては金属等を用いることもでき
る。
【0038】さらに、ボールのディンプルの形状は円形
に限らず、図2に示すような方形のディンプル22a等
であってもよい。
に限らず、図2に示すような方形のディンプル22a等
であってもよい。
【0039】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載するような効果を奏する。
で、次に記載するような効果を奏する。
【0040】塗布量の制御が極めて簡単であり、しかも
厚さが均一でカスレ等の欠陥のない良質の塗膜を得るこ
とができる。
厚さが均一でカスレ等の欠陥のない良質の塗膜を得るこ
とができる。
【0041】このような塗布方法および塗布ノズルを用
いてはんだペーストやフラックスの塗布を行なえば、プ
リント基板に対する電子部品の実装工程等を大幅に簡略
化するとともに、実装された電子部品の電気接続の信頼
性等を大きく向上できる。
いてはんだペーストやフラックスの塗布を行なえば、プ
リント基板に対する電子部品の実装工程等を大幅に簡略
化するとともに、実装された電子部品の電気接続の信頼
性等を大きく向上できる。
【図1】一実施例による塗布ノズルを用いた塗布装置を
示すもので、(a)は塗布装置全体を説明する説明図、
(b)は塗布ノズルの主要部を示す部分模式断面図、
(c)はボールのみを示す立面図である。
示すもので、(a)は塗布装置全体を説明する説明図、
(b)は塗布ノズルの主要部を示す部分模式断面図、
(c)はボールのみを示す立面図である。
【図2】一変形例によるボールのみを示す立面図であ
る。
る。
【図3】従来例による塗布ノズルを示すもので、(a)
は第1の従来例による塗布ノズルの主要部を示す部分模
式断面図、(b)は第2の従来例による塗布ノズルの主
要部を示す部分模式断面図である。
は第1の従来例による塗布ノズルの主要部を示す部分模
式断面図、(b)は第2の従来例による塗布ノズルの主
要部を示す部分模式断面図である。
1a 台盤 3 ロボット 4 塗液タンク 6 液圧コントローラ 7 制御ボックス 10 ノズル本体 11 ボール保持部材 12 ボール 12a,22a ディンプル 12b 細かな凹凸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 3/34 505 7128−4E H05K 3/34 505B // B05C 5/00 B05C 5/00 Z
Claims (8)
- 【請求項1】 ノズル本体の管路の塗液を前記管路に面
して回転自在に配設された回転体に付着させて被塗布面
に搬送する塗布方法であって、前記回転体の表面に設け
られたディンプルによって、前記塗液を所定量ずつ前記
被塗布面に搬送することを特徴とする塗布方法。 - 【請求項2】 回転体を、ディンプルの寸法が異なる別
の回転体に交換することで塗布量を変化させることを特
徴とする請求項1記載の塗布方法。 - 【請求項3】 管路を有するノズル本体と、前記管路に
面して回転自在に配設された回転体を有し、前記回転体
の表面に、前記管路の塗液を所定量ずつ被塗布面に搬送
するためのディンプルが設けられていることを特徴とす
る塗布ノズル。 - 【請求項4】 回転体の表面のディンプルの間に、細か
な凹凸を有する粗面が設けられていることを特徴とする
請求項3記載の塗布ノズル。 - 【請求項5】 回転体が樹脂製であることを特徴とする
請求項3または4記載の塗布ノズル。 - 【請求項6】 回転体が磁性材料で作られていることを
特徴とする請求項3または4記載の塗布ノズル。 - 【請求項7】 回転体が金属材料で作られていることを
特徴とする請求項3または4記載の塗布ノズル。 - 【請求項8】 回転体を保持する保持手段が、ノズル本
体に対して着脱自在に組み付けられていることを特徴と
する請求項3ないし7いずれか1項記載の塗布ノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5368895A JPH08224532A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 塗布方法および塗布ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5368895A JPH08224532A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 塗布方法および塗布ノズル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08224532A true JPH08224532A (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=12949764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5368895A Pending JPH08224532A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 塗布方法および塗布ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08224532A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100802234B1 (ko) * | 2003-03-20 | 2008-02-11 | 샤프 가부시키가이샤 | 액제 토출 디스펜서 |
-
1995
- 1995-02-17 JP JP5368895A patent/JPH08224532A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100802234B1 (ko) * | 2003-03-20 | 2008-02-11 | 샤프 가부시키가이샤 | 액제 토출 디스펜서 |
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