JPH08224438A - ガス流から単体硫黄を除去するための方法 - Google Patents

ガス流から単体硫黄を除去するための方法

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JPH08224438A
JPH08224438A JP6293519A JP29351994A JPH08224438A JP H08224438 A JPH08224438 A JP H08224438A JP 6293519 A JP6293519 A JP 6293519A JP 29351994 A JP29351994 A JP 29351994A JP H08224438 A JPH08224438 A JP H08224438A
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JP
Japan
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sulfur
gas
heat exchanger
temperature
treated
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JP6293519A
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Johannes Borsboom
ボルスボーム ヨハネス
Jan Adolf Lagas
アドルフ ラガス ヤン
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Kiwa Gastec Holding NV
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Comprimo BV
Gastec NV
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Publication date
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    • C01B17/02Preparation of sulfur; Purification
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被処理ガスの脱硫方法において、硫黄回収率
を高める。 【構成】 処理すべきガスを冷却して、蒸気および/ま
たは伴出粒子の形で該ガス内に存在する単体硫黄を除去
する方法に関する。処理されるガスは熱交換器の下方端
部に導かれ、熱交換器の壁面の温度が硫黄の凝固点以下
であること、および該ガス中に水が存在する場合には、
該水の露点以上であることが、冷媒の温度および/また
は冷媒の流速によって保証される。析出した硫黄は重力
の作用によって処理されるガスの流れとは反対の方向に
除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、処理すべきガスを冷却
して、蒸気および/または伴出粒子の形で該ガスの中に
存在する単体硫黄を除去する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ガス流から硫黄を含有する化合物を取除
くための方法は様々なものが知られている。周知の方法
の1つにいわゆるクラウス(Claus)法がある。こ
の方法に従えば、高温の段階において硫化水素が一部空
気中の酸素によって酸化され、二酸化硫黄を形成する。
次に、さらにまたその高温の段階および2または3の触
媒段階において、反応が起こり、それによって、形成さ
れた二酸化硫黄および残留硫化水素から硫黄と水が形成
される。従来のクラウス法による硫黄の回収率は最高9
7〜98%である。この割合はこの技術分野においては
比較的低い方であり、回収の程度をもっと高めることが
できる方法の必要性が高まってきた。
【0003】近年開発されたスーパクラウス(SUPE
RCLAUS)法では、理論的には99.5%までの硫
黄回収率を達成することができた。この方法は2または
3のクラウス反応装置の下流に配置された反応装置を利
用するもので、この方法においては残留硫化水素が選択
的に酸化され硫黄になる。実際には、3つのクラウス反
応装置を通過したガスによる選択的酸化段階があるスー
パクラウス法は、およそ99.3%の硫黄回収率を達成
する。
【0004】スーパクラウスプラントの排ガス中の0.
7%の残留硫黄の内の約0.4%が単体硫黄の形で存在
しており、一方その他の硫黄化合物は主に硫化水素およ
び二酸化硫黄の形で存在しているということが知られて
いる。
【0005】クラウスプラントを用いた硫黄の回収にお
ける効率損失は、残留ガス中に存在する単体硫黄の結果
として、150℃の残留ガス温度において約0.7〜
0.9%である。
【0006】脱硫効果に関する当局の要求条件は益々厳
しくなってきている。たとえばドイツ当局は50t/日
以上の硫黄を出す硫黄回収プラントは少なくとも99.
5%の脱硫効率を有していることを要求している。
【0007】たとえばスーパクラウスプラントの実際上
の効率をもっと高めるには、別の方法、たとえばスコッ
ト(SCOT)法を用いることも可能である。この方法
を用いた場合には、クラウス残留ガス中にまだ存在して
いる硫黄化合物が、有機化合物の助けによって除去され
る。しかしながら、かかる方法は非常にコストを要する
ものであり、この方法を実行するために要する装置の寸
法もかなり大きい。
【0008】本発明に従えば、壁面の温度が、硫黄の凝
固点よりも低く、そして水がガス中に存在するしている
場合には、該壁面の温度が該水の露点よりも高い熱交換
器において硫黄含有ガスが冷却されるならば、より高い
硫黄回収率を達成できることが分かった。
【0009】単体硫黄は、たとえばスーパクラウスプラ
ントのような硫黄回収プラントの排ガスの残留硫黄成分
の大部分を占めているので、本発明の基礎をなしている
原理の一般的説明を単体硫黄の生成物特性にて見い出す
ことができる。
【0010】Kirk−Otmer,Encyclop
edia of ChemicalTechnolog
y,第3版、22巻,78ページ以降、著者 John
Willy & Sonsから、液体の単体硫黄は大
気圧下、114.5℃において単斜晶系結晶となり、該
結晶形は1.96g/cm3 の密度を有していることが
知られている。さらに、固体の硫黄は大気圧下、95.
5℃において2.07g/cm3 の密度を有する斜方晶
系の結晶に変化することが知られている。おそらく、こ
れらの2つの結晶の形状の密度の違いが本発明の鍵とい
える。
【0011】該密度は結晶形のそれぞれの相転移におい
て急激に上昇する(非晶質→単斜晶系→斜方晶系)。す
なわち固体の硫黄の体積量は非晶質から単斜晶系に転移
するとき約2%減少し、また単斜晶系から斜方晶系に転
移する際に約6%減少するということを本発明は利用し
ている。体積のこのような急激な変化の結果として、固
体の硫黄を、その析出表面からはがし落とすことが可能
となる。この理論によって本発明に従った方法の利点を
説明することができるが、この理論的説明によって本発
明が制限されるものではない。
【0012】本発明に従えば、処理されるガスが冷却さ
れて、蒸気および/または伴出粒子の形で該ガスの中に
存在する単体硫黄を取除くこの方法は、処理されるガス
は熱交換器に導かれること、熱交換器の壁面の温度は硫
黄の凝固点以下であり、および該ガス中に水が存在して
いる場合には、該水の露点以上であることが、冷媒の温
度および/または冷媒の流速によって保証されること、
および析出した硫黄が重力の作用によって除去されるこ
とを特徴としている。
【0013】好適には処理されるガスは熱交換器の下方
端部に導かれ、したがって析出した硫黄は処理されるガ
スの流れとは反対の方向に除去されることになる。
【0014】固体の形で硫黄蒸気から硫黄を沈殿させる
方法および装置が先行技術によって知られている。
【0015】たとえば米国特許4,526,590に
は、クラウス法によるプロセスガスから硫黄蒸気を回収
するための方法および装置が開示されている。この目的
のために、該プロセスガスは、硫黄蒸気の大部分を固体
の形で沈降させるために、熱交換器の冷たい表面上で冷
却される。固体の硫黄は加熱によってときどき熱交換器
から取除かれる。この加熱が行われている間に、沈降硫
黄は液相となり、該硫黄は熱交換器から流れ出す。第2
冷却部においてプロセスガス中に存在する水蒸気が凝結
する。この方法は複雑であることに加えて、プロセス水
の凝結は激しい腐食と閉塞の問題を引起こすという欠点
がある。したがって米国特許4,526,590に従っ
た方法は実際には導入されてこなかった。
【0016】米国特許2,876,070および2,8
76,071には、米国特許4,526,590に記載
された方法に類似した方法が記載されているが、この方
法においては水蒸気の凝結はない。これらの方法で用い
られているプラントの特徴としては、定期的に閉鎖され
る遮断弁が存在しているということである。この遮断弁
が閉位置にある場合には、硫黄の融点以上に加熱して熱
交換器の配管から固体硫黄を取除くために、使用されて
いる熱交換器の運転を停止することができる。
【0017】これらの方法には、当業者も認識している
ことであるが重大な欠点がある。その欠点は使用されて
いるプラントの中心となる流れの中に遮断弁が存在して
いるところにある。このような遮断弁は多大なコストを
要し、圧力の低下を招き、運転およびメンテナンス上の
問題を引起こし、動作不良を起こしやすい。
【0018】固体の硫黄の沈降を利用する周知の方法に
関連した問題のために、より詳細には閉塞の問題のため
に、残留硫黄が存在する処理すべきガス流の冷却は低く
ても硫黄の凝固点以上の温度までとしなければならない
ということは当業者の一般的な見解である。その場合、
硫黄は液化する。熱交換器を水平面に対してある角度の
傾きをもたせることを保証することによって、液状の硫
黄を液体溜めに流し落とすことが可能である。このよう
な従来の硫黄凝結装置においては、液状の硫黄は該ガス
との並流で流れ落ちる。
【0019】こういった凝結技術が用いられる場合に
は、処理すべきガスから全ての硫黄が取除かれてしまう
わけではない。このことは本質的に、硫黄の蒸気圧が固
体の状態の場合と比べて、液体の状態の場合の方が相当
に高いということに起因する。硫黄が液体の状態の場合
には、蒸気圧はおよそ10倍となる。数値で示すなら
ば、硫黄蒸気圧力は130℃において8.0Paから1
00℃において0.7Paに低下する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の硫黄凝結装置および周知の冷却熱交換器において生じ
る問題が発生せず、より高い脱硫効率を達成することが
できる、硫黄蒸気および/または伴出粒子を含むガス流
から連続的に硫黄を取り除くための簡単な方法を提供す
ることである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の方法は、処理す
べきガスが冷却される、蒸気および/または伴出粒子の
形で該ガス内に存在する単体硫黄を取除くための方法に
おいて、処理すべきガスが熱交換器に導かれること、冷
媒の温度および/または冷媒の流速によって、熱交換器
の壁面の温度が硫黄の凝固点以下となり、そしてガス中
に水が存在する場合には、該水の露点以上になることが
保証されること、および析出硫黄が重力の作用によって
除去されることを特徴とする。 また本発明の方法は、処理すべきガスが熱交換器の下方
端部に導かれ、析出した硫黄が処理すべきガスに反対の
向きの流れで除去されることを特徴とする。 また本発明の方法は、前記ガスが水の露点から120℃
までの間の温度に冷却されることを特徴とする。 また本発明の方法は、壁面の温度が水の凝結温度よりも
少なくとも2℃高いことが保証されることを特徴とす
る。 また本発明の方法は、壁面の温度が高くても95.5℃
であることを特徴とする。 また本発明の方法は、処理すべきガスの温度が120℃
から300℃までの間の温度であることを特徴とする。 また本発明の方法は、処理すべきガスが硫黄回収プラン
トから出されたものであることを特徴とする。 また本発明の方法は、管状またはプレート状の熱交換器
が用いられることを特徴とする。 また本発明の方法は、管状またはプレート状の熱交換器
が傾斜して配置されることを特徴とする。 また本発明の方法は、管状またはプレート状の熱交換器
が垂直に配置されることを特徴とする。 また本発明の方法は、熱交換器の壁面の絶対粗さが0.
05mmより小さいことを特徴とする。
【0022】
【作用】何らかの特別な理論によって拘束されることを
望むわけではないが、本発明に従った方法は下記のよう
に説明することができる。
【0023】熱交換器の壁面の温度が、硫黄の凝固点以
下であり、そして仮にそのガス中に水が存在しているの
であれば、該壁面の温度はその水の露点よりも高い本発
明に従った熱交換器において、傾斜させた熱交換器の下
方端部に処理すべきガスを通し、このガスを冷媒によっ
て冷却することによって、以下のプロセスが生じると思
われる。
【0024】硫黄は固体、無定形硫黄または液体硫黄の
形で壁面上に析出するが、これらは該ガス相からの硫黄
の供給に依存している。液体状の硫黄はゆっくりと固化
し、主に無定形硫黄を形成する。ガスの温度と壁面の温
度の相互作用によって、無定形硫黄はまず単斜晶系の硫
黄に変化する。無定形硫黄の密度、1.92g/cm3
は単斜晶系硫黄の密度よりも優に2%以上は低い。さら
に冷却を進めると、続いて単斜晶系硫黄は斜方晶系硫黄
になる。上述したように、このような相転移では結晶硫
黄の体積のかなりの低下を伴う。上述のような結晶硫黄
の体積の変化の結果、硫黄の結晶が壁面から剥がれ、重
力の作用によって熱交換器から落下する。
【0025】無定形硫黄から単斜晶系硫黄へ、次に斜方
晶系硫黄へと変化する再結晶はかなりゆっくりと進行す
る。その結果として、単斜晶系硫黄と、続いて形成され
る斜方晶系硫黄とが冷たい熱交換器壁面に形成されるに
はいくらかの時間を要する。特に、斜方晶系の硫黄は収
縮によって壁面から剥がれて落下する。通常は熱交換器
の全壁面がまず固体の硫黄によって覆われる。
【0026】周知のように、固体の硫黄は強い断熱効果
を有している。このために、熱交換器を通過してくる高
温のガスによって、壁面と直接接触している硫黄はそれ
ほど加熱されず、したがってこの固体の硫黄は壁面の温
度を取入れ、速やかに斜方晶系に変化する。高温のガス
と接触している硫黄層の側では、さらに分離すべき硫黄
蒸気と硫黄粒子は昇華(固化)せず、凝結するという安
定した状態が確立される。およそ114.5℃の温度の
液体の硫黄が流れ落ちる。
【0027】本発明の方法に従えば、固化、沈降および
凝結を組合わせることによって効果的な硫黄の分離が実
現され、この方法では全体的な閉塞を防ぐために、とき
おりこの除去工程を中断させて、熱交換器から余分の固
化された硫黄を取除くことが必要となるだけである。熱
交換器を通過するガスの温度が約120℃以上に上昇し
た場合には、もはやすべての硫黄が熱交換器壁面上に析
出するというわけにはいかない。熱交換器の冷却を(自
動)制御する場合には、出されるガスの温度の変化を利
用することが可能である。
【0028】冷媒としては空気、水、またはその他の適
切な媒体を使用することが可能である。加熱された冷却
空気または加熱された冷却水は他の目的に使用すること
もしばしば可能である。たとえば加熱された空気を加熱
用バーナまたは触媒アフターバーナ用の燃焼用空気とし
て使用することも可能である。
【0029】使用される冷媒および冷媒の温度による
が、並流または向流冷却を利用することができる。冷媒
として外気が利用される場合、もし処理すべきガス内に
水が存在する場合には、壁面の温度が水の露点以下に低
下することを避けるために、並流冷却が行われる。
【0030】上述したように、冷媒の温度および/また
は流速はプロセスガスが水の露点に達しないように選択
される。このことはプロセスガスおよび冷却壁面の温度
を少なくとも凝結水が生じない高さに保っておくべきで
あることを意味している。このことが分離可能な単位時
間当たりおよび単位面積当たりの硫黄の量に限界をもた
らしていることは明らかである。しかしながら、凝結水
の防止は極めて重要なことである。
【0031】実際のところ、酸性ガス、特にSO2であ
るが、これらは水に溶けるため、非常に酸性度の高い凝
縮物を作るということは周知である。この凝縮物は特に
腐食性があるため、耐酸性の、したがって非常に高価な
構造材料を必要とする。さらにまた、どちらも処理すべ
きガスに存在する化合物であるH2SおよびSO2は水相
中で互いに反応し単体硫黄を形成する。この単体硫黄は
水中にてコロイド溶液、いわゆるバッケンローダ(Wack
enroder)溶液となるが、これは経済的に処理すること
ができないものである。
【0032】水の露点は処理すべきガスの組成と圧力に
依存しており、実験的に求めることが容易である。通常
約30体積%の水蒸気を含むクラウスプラントから発生
するプロセスガスについては、大気圧において水の露点
は約70℃である。
【0033】本発明に従った方法におけるガスは主に水
の露点から120℃までの間の温度に冷却され、この温
度で硫黄は液化する。
【0034】壁面の温度は水の露点よりも少なくとも2
℃高いことが望ましい。この温度差により、処理すべき
ガスの組成の変動、したがって水の露点の変動が補償さ
れる。同時に、この温度差によって、露点が水よりもほ
んの少し高いだけの亜硫酸H2SO3の凝結を防止すると
いう利点がもたらされる。
【0035】本発明に従った方法の好適な実施態様にお
いては、熱交換器壁面の温度は高くても95.5℃とな
ることが保証されている。おそらく、単斜晶系の硫黄は
次に斜方晶系に変化する。
【0036】本発明に従った方法は、熱交換器を通過す
る処理すべきガスの温度が120℃から300℃までの
間の温度であるならば、適切に実施することができる。
【0037】原則的には、本発明に従った方法は、単体
硫黄が存在するいかなるガスにも適用することが可能で
ある。しかしながら、これは硫黄化合物の相当の部分が
すでに処理すべきガスから取除かれている場合に実際的
なものである。通常、処理すべきガスは硫黄回収プラン
トから出てきたものである。
【0038】本発明において使用される熱交換器は本質
的には、処理すべきガスをその下側に導くことができ、
固体または液体の硫黄を重力の作用によって取り除くこ
とができるものである限り、いかなる熱交換器または昇
華装置であってもよい。高度に適切なのは、管状または
プレート状の熱交換器を利用することである。
【0039】かかる管状またはプレート状の熱交換器は
傾斜させて配置することが必要であり、この角度は水平
面に対して45°以上であることが好ましい。
【0040】本発明の方法の好適な一つの実施態様は管
状またはプレート状の熱交換器が垂直に配置されること
を特徴としている。
【0041】垂直に配置された配管またはプレートを有
する熱交換器を使用する場合には、硫黄の分離は熱交換
器を通るガス流が乱流である場合に促進される。これに
よって該ガスと、硫黄によって被覆される壁面との最適
な接触が行われる。
【0042】一般にガスの流速は2000〜3000よ
り高いレイノルズ(Reynolds)数を維持するだけの速さ
を保証すべきである。ガスの流速があまりにも高い場合
にはガス流は放出される硫黄に対して向流となるので、
重さの作用によって熱交換器から液体の硫黄を流出させ
ることの妨げとなる。
【0043】乱流のガス流であることは、傾斜した配管
またはプレートの必須条件ではない。層流の場合でも、
ガス流に存在する単体硫黄はいずれにせよ壁面に到達す
るので、ガス流は層流であっても構わない。
【0044】さらにまた結晶の形状が斜方晶系に再結晶
する際に、硫黄が、できる限り滑らかな壁面を有する熱
交換器で、極めてたやすく剥がれるために、熱交換器の
壁面の絶対粗さは0.05mm以下の熱交換器を用いる
と都合がよい。
【0045】熱交換器の冷却面を増大させるために、熱
交換器の壁面上または壁面内に突起を設けてもよい。こ
れらの突起の形状は、固体の硫黄の断片が重力の作用で
除去される場合に、固体の硫黄の断片によって閉塞が起
こらないことが保証されるものであれば、どのようなも
のでもよい。この目的にとって好ましい突起は、たとえ
ば、先の尖った下向きのものが考えられる。
【0046】本発明に従った方法によって固化、沈降、
凝縮を組合わせることにより効果的な硫黄の分離が行え
る。この方法は、原則的には連続的に実施される。
【0047】しかしながら場合によっては動作不良が発
生することも可能性として残されている。このような動
作不良によって閉塞が起こる場合には、その閉塞したも
のを簡単にしかも速やかに取除くことができる。熱交換
器の冷却を停止することができ、または冷却システムに
高温の流体を通すことも可能であり、それによって固体
の硫黄を液状として流出させることができる。このステ
ップは硫黄除去プロセスを停止する必要がないほど極め
て短時間で適切に実施されるものである。
【0048】固体の硫黄が熱交換器の壁面から剥がれな
い場合には、適切な振動装置を用いて、ときおり熱交換
器全体を振動させることによってこのプロセスを促進さ
せることが可能である。
【0049】熱交換器の寸法と形状については、閉塞を
発生させることなく安定した平衡状態が確立されるだけ
の距離が熱交換器の壁面間に保たれているならばそれほ
ど重要なことではない。
【0050】好適には、本発明に従った方法に用いられ
る熱交換器は耐食性材料によって作られる。高度に安定
な材料はアルミニウムおよびステンレス鋼である。
【0051】本発明を図を用いてさらに詳しく説明す
る。
【0052】図1において、ファン2によって配管1を
介して外気が吸込まれ、配管3によって熱交換器4に充
分な量の向流冷却空気を通す。
【0053】予熱器18および/または熱交換器17に
よって、プロセスガスの流入側において水蒸気が凝結す
ることを避けるために、冷却空気の流入温度は適切な温
度にされる。
【0054】硫黄の蒸気および伴出硫黄粒子を含む冷却
すべきプロセスガスは配管5を介して熱交換器4の流入
室6に送られる。
【0055】凝結硫黄は配管7を介して放出される。プ
ロセスガスは熱交換器の配管8を通り流出室9に行き、
この流出室9は蒸気加熱コイル10を有している。熱交
換器の流出室9は固体の硫黄の析出を防止するために加
熱要素を含んでいる。
【0056】プロセスガスは配管11を通って熱交換器
4を通り抜ける。この配管11には蒸気加熱ジャケット
12が設けられており、このジャケット12に配管13
を介して蒸気が送られる。この加熱蒸気の復水は配管1
4を介して放出される。
【0057】冷却空気は熱交換器4を向流で流れ、仕切
り15によって、適切な熱伝達が冷媒とプロセスガスの
間で行われることが保証される。加熱された空気は配管
16を通って熱交換器4を通り抜ける。
【0058】供給されるべき冷却空気の量は、配管16
の加熱された冷却空気の温度が熱交換器4のプロセスガ
ス側の流出口において、水の凝結が起こらないようなも
のにするために、制御弁20を用いて制御される。
【0059】必要ならば、固化された硫黄を熱交換器か
ら取除くために空気予熱器18を用いることができる。
この目的のために、配管19を介して蒸気が空気予熱器
18に送られ、さらに外気の温度を熱交換器4を通過す
る前に上昇させる。
【0060】図2の実施態様は冷媒として冷却水を用い
た冷却を行っており、この冷却水は向流によって冷却す
べきガスに送られている。
【0061】冷却すべきプロセスガスは配管21を介し
て熱交換器23に送られ、次いで熱交換器23の配管2
4を通る。このプロセスガスは流入室22に導かれ、該
流入室22において配管7を介して凝縮硫黄も放出され
る。冷却されたガスは流出室25および配管28を通っ
て熱交換器23を通り抜ける。冷却水が配管29を介し
て供給され、熱交換器33および蒸気加熱器34によっ
て適切な温度にされる。
【0062】冷却水はバッフル板26に導かれて、冷却
配管24の外側に沿って熱交換器23を横切る。
【0063】流入配管30および流出配管11の冷却水
の温度は配管24において水の凝結が起こらないだけの
充分な高さの温度になっている。冷却水は配管32を介
して放出される。
【0064】冷却水の流速は流出配管11の冷却水の温
度によって制御される弁35により制御される。
【0065】実施例を参照し、本発明に従った方法につ
いてさらに説明する。
【0066】
【実施例】硫黄回収プラントから発生するプロセスガス
を図1に示した熱交換器に供給した。このガスの量は8
84kg/hであり、温度は138℃、絶対圧力は1.
10barであり、1.0kg/hの硫黄蒸気および、
小滴の形で1.7kg/hの伴出硫黄粒子を含んでい
た。冷媒としては予め熱せられた外気を向流で用いた。
冷却空気の量は流入温度50℃において2000kg/
hであった。熱交換器は配管長さが2.3m、内径が4
5mmの滑らかな垂直に配置された33本のアルミニウ
ムの配管を有していた。これらの条件によってレイノル
ズ数が11300の乱流を引起こした。配管壁の温度は
流入側において75℃および流出側において77℃であ
った。プロセスガスは105℃に冷却された。
【0067】冷却空気の量はプロセスガスの流出温度に
依存して制御した。
【0068】硫黄の蒸気および硫黄の小滴の形でプロセ
スガス中に存在する硫黄の内、2.5kg/hをプロセ
スガスから取除いた。これは供給された硫黄の92%に
あたる。この硫黄の大部分が液体の状態で熱交換器から
流出したものであった。
【0069】熱交換器は3日に1度再生された。この目
的のために冷却空気の温度を空気余熱器を用いて138
℃に上昇させた。この15分間の再生措置において、配
管中に存在する固体の硫黄を溶融し放出した。
【0070】
【発明の効果】以上のように本発明に従えば、固化、沈
降、凝縮を組み合わせることによって、効果的に硫黄の
分離が行え、より高い硫黄回収率を達成できる。また腐
食性亜硫酸の凝結が防止され、熱交換器の寿命が延び
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】垂直に配置された熱交換器が使用されている本
発明の実施例を示す。
【図2】傾斜した熱交換器が使用されている他の実施例
を示す。
【符号の説明】
1 配管 2 ファン 3 配管 4 熱交換器 5 配管 6 流入室 8 熱交換器配管 9 流出室 10 蒸気加熱コイル 11 配管 12 蒸気加熱ジャケット 13 配管 18 空気予熱器 20 制御弁 26 バッフル板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10L 3/10 (71)出願人 594194767 Radarweg 60,1043 NT Am sterdam,the Netherl ands (72)発明者 ヨハネス ボルスボーム オランダ国 2282 ファウツェー レイス ヴェイクフランス ハルスカードゥ 104 (72)発明者 ヤン アドルフ ラガス オランダ国 1141 ヨットデー モニッケ ンダム マルクグー 4

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理すべきガスが冷却される、蒸気およ
    び/または伴出粒子の形で該ガス内に存在する単体硫黄
    を取除くための方法において、処理すべきガスが熱交換
    器に導かれること、冷媒の温度および/または冷媒の流
    速によって、熱交換器の壁面の温度が硫黄の凝固点以下
    となり、そしてガス中に水が存在する場合には、該温度
    が存在する水の露点以上になることが保証されること、
    および析出硫黄が重力の作用によって除去されることを
    特徴とする前記方法。
  2. 【請求項2】 処理すべきガスが熱交換器の下方端部に
    導かれ、そして析出した硫黄が処理すべきガスに反対の
    向きの流れで除去されることを特徴とする請求項1記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 該ガスは該水の露点から120℃までの
    間の温度に冷却されることを特徴とする請求項1または
    2記載の方法。
  4. 【請求項4】 壁面の温度は該水の凝結温度よりも少な
    くとも2℃高いことが保証されることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 壁面の温度が高くても95.5℃である
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 処理すべきガスの温度が120℃から3
    00℃までの間の温度であることを特徴とする請求項1
    〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 処理すべきガスが硫黄回収プラントから
    出されたものであることを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 管状またはプレート状の熱交換器が用い
    られることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載
    の方法。
  9. 【請求項9】 管状またはプレート状の熱交換器が傾斜
    して配置されることを特徴とする請求項8に記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 管状またはプレート状の熱交換器が垂
    直に配置されることを特徴とする請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記熱交換器の壁面の絶対粗さが0.
    05mmより小さいことを特徴とする請求項1〜10の
    いずれかに記載の方法。
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