JPH08224185A - 気泡浴槽装置の防振支持部材及びその製造方法 - Google Patents

気泡浴槽装置の防振支持部材及びその製造方法

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JPH08224185A
JPH08224185A JP7057889A JP5788995A JPH08224185A JP H08224185 A JPH08224185 A JP H08224185A JP 7057889 A JP7057889 A JP 7057889A JP 5788995 A JP5788995 A JP 5788995A JP H08224185 A JPH08224185 A JP H08224185A
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Katsumi Iwai
克巳 岩井
Tatsuya Suzuki
達也 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】気泡浴槽装置における浴槽本体を防振支持部材
を介して支持した場合において、その防振支持部材の変
形に基づくモルタルの割れに起因して浴槽本体が沈み込
んだり、がたついたりして据付けが不十分となるのを防
止する。 【構成】浴槽本体の脚の下側に位置して脚を荷重支持す
る支持部42を備えたゴム弾性体38と、ゴム弾性体3
8と別材料のゲル状物質から成り、支持部42の下側に
おいてゴム弾性体38に組み込まれた衝撃吸収ゲル体4
0とを含み且つそれらゴム弾性体38,衝撃吸収ゲル体
40とは別材料から成る剛性プレートとしての鉄板54
を支持部42に埋設して成る防振支持部材32を浴槽本
体の脚と床スラブとの間に介装する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は気泡浴槽装置における
浴槽本体,ポンプ等の振動を起す被支持体の下側に介設
されてこれを防振支持するための防振支持部材及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
浴槽水をポンプにて外部循環させた上、気泡混じりの噴
流として浴槽本体の噴出口より噴出する気泡浴槽装置が
広く用いられている。図10はこの気泡浴槽装置の構成
の一例を概略的に示したものである。図において300
は浴槽本体で、302は浴槽水の取出口である。浴槽本
体300内部の浴槽水はこの取出口302及び取出管3
04を通じて外部に取り出され、そしてポンプ306に
よって浴槽本体300側に圧送される。戻し管308を
通じて圧送された浴槽水は、別途のエア吸入管を通じて
吸入されたエアとともに気泡混じりの噴流として浴槽本
体300の内面で開口する噴出口310より噴出され
る。
【0003】ところでこのような気泡浴槽装置を設置し
た場合、特にホテル,マンション等の集合住宅において
浴槽本体300の振動やポンプ306の振動が浴室はも
とより階下にも伝わって、階下において振動や騒音が発
生する問題が従来指摘されていた。
【0004】その対策として、同図に示しているように
浴槽本体300の脚301の下に、ゴム製の脚312を
備えたセメント系パネル314を介設し、以て浴槽本体
300からの振動が床スラブ、更には階下の壁等に伝わ
るのを防止することが提案されている(実開平3−64
092)。
【0005】しかしながらこの防振支持構造において
は、防振作用の主体をなすゴム製の脚312が反発弾性
の大きなものであるために浴槽本体300からの振動を
充分に吸収することができず、防振効果の点で不十分で
ある問題があった。
【0006】そこで本出願人は先の特許願(特願平6−
194946)において、ゴム弾性体等の弾性体の下側
にゲル状物質から成る衝撃吸収ゲル体を組み込んで成る
防振支持部材を、浴槽本体等被支持体と床スラブ等設置
面との間に介設することを内容とする防振支持構造を提
案した。
【0007】しかしながら上記本出願人の先願に係る防
振支持部材の場合、ゴム弾性体,衝撃吸収ゲル体何れも
軟らかいものであるために、例えば浴槽本体の被支持部
としての脚をモルタルにてその上に固着した場合、防振
支持部材の変形を伴ってモルタルが割れてしまい、これ
により浴槽本体が沈み込みを生じたり、がたつきを生じ
たりして浴槽本体の据付けが不十分になるといった問題
のあることがその後判明した。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して本願
の発明の防振支持部材は、浴槽水をポンプにて外部循環
させた上、気泡混じりの噴流として浴槽本体の内面で開
口する噴出口より噴出する気泡浴槽装置における該浴槽
本体等振動を起す被支持体と、床スラブ等被支持体の設
置面との間に介設される防振支持部材であって、前記被
支持体の脚等被支持部の下側に位置して該被支持部を荷
重支持する支持部を備えた弾性体と、該弾性体と別材料
のゲル状物質から成り、該支持部の下側において該弾性
体に組み込まれた衝撃吸収ゲル体とを含み且つそれら弾
性体,衝撃吸収ゲル体とは別材料から成る剛性プレート
が前記被支持部の下側位置において該弾性体に設けられ
ていることを特徴とする(請求項1)。
【0009】本願の別の発明は、請求項1において、前
記弾性体がゴム弾性体から成っていることを特徴とする
(請求項2)。
【0010】本願の更に別の発明は、請求項1又は2に
おいて、前記弾性体が前記支持部と該支持部の周縁より
立ち上がる周壁部とを含む上向凹形状のモルタル受部を
備えていることを特徴とする(請求項3)。
【0011】本願の更に別の発明は、請求項1,2又は
3において、前記弾性体が前記支持部と該支持部の周縁
より立ち下がる周壁部とを含む下向凹形状の収容室を備
え、該収容室に前記衝撃吸収ゲル体が収容されているこ
とを特徴とする(請求項4)。
【0012】本願の更に別の発明は、請求項4におい
て、前記衝撃吸収ゲル体が前記収容室における立下り状
の周壁部の下端よりも下側に突出させられており、該衝
撃吸収ゲル体が単独で設置面に接地するようになされて
いることを特徴とする(請求項5)。
【0013】本願の更に別の発明は、請求項1,2,
3,4又は5において、前記剛性プレートが鉄板から成
っていることを特徴とする(請求項6)。
【0014】本願の更に別の発明は、請求項1,2,
3,4,5又は6において、前記剛性プレートが前記弾
性体の内部に埋込状に設けられていることを特徴とする
(請求項7)。
【0015】本願の更に別の発明は、防振支持部材の製
造方法に係るもので、気泡浴槽装置における被支持体の
脚等被支持部の下側に位置して該被支持部を荷重支持す
る支持部を備えたゴム弾性体と、該ゴム弾性体における
支持部の下側に組み込まれた衝撃吸収ゲル体と、該ゴム
弾性体の内部に埋込状態に設けられた鉄板から成る剛性
プレートとを含む防振支持部材の製造方法であって、前
記ゴム弾性体の成形型として互いに分割可能な第一型と
第二型とを含む成形型を用い、それら第一型と第二型と
の間に形成される成形キャビティ内に支持ピンを突出さ
せる一方、前記剛性プレートの側に貫通孔を形成して、
該剛性プレートを該貫通孔において該突出し状の支持ピ
ンに嵌め合せることで該剛性プレートを該支持ピンによ
り成形キャビティの中間部に浮上状態に支持させ、その
状態で該成形キャビティ内に流動状態のゴム材料を注入
してこれを該成形キャビティに対応した形状に且つ該剛
性プレートを内部に埋込状態に成形することを特徴とす
る(請求項8)。
【0016】本願の更に別の発明は、請求項8の製造方
法において、前記剛性プレートに、前記支持ピンによる
支持のための貫通孔とは別途の貫通孔を形成し、前記成
形キャビティへのゴム材料の注入・成形時に該別途の貫
通孔において該剛性プレートの両面側のゴム弾性体を連
結させることを特徴とする(請求項9)。
【0017】
【作用及び発明の効果】ここで衝撃吸収用のゲル状物質
として、例えばシリコーンゴムの架橋度を低く抑えてゲ
ル状に調整したシリコーンゲルを例示することができ
る。このものは未反応の液状のシリコーンオイルを含浸
しており、振動波の伝播が少なく、緩衝用材料として広
く用いられているものである。
【0018】因みにこの衝撃吸収用のゲル状物質の1つ
として、(株)ブリヂストンよりMNCSの名で市販さ
れているものがある(反発弾性25%以下)。但しこれ
はあくまで一例であって、他の衝撃吸収用のゲル状物質
を用いることも可能である。
【0019】本発明の防振支持部材を用いて気泡浴槽装
置における被支持体、例えば浴槽本体,防水パン,ポン
プ等被支持体を支持した場合、弾性体の弾性作用及び衝
撃吸収ゲル体の優れた緩衝作用に基づいて被支持体から
の振動を良好に吸収することができ、それらからの振動
が床スラブ等設置面や階下の天井,壁等に伝達されるの
を抑制できる。またこれに伴って騒音レベルも効果的に
低減することができる。
【0020】本発明は、弾性体及び衝撃吸収ゲル体とは
別材料である剛性プレートを弾性体に設けたことを特徴
としている。この場合、かかる剛性プレートによって弾
性体,衝撃吸収ゲル体を含む防振支持部材に荷重がかか
ったときに防振支持部材の変形を良好に抑制できる。
【0021】従って浴槽本体の脚等を防振支持部材の上
にモルタルを介して載置・固着した場合にも、防振支持
部材の変形に基づいてモルタルが割れるのを防止するこ
とができる。従ってモルタルの割れに起因する被支持
体、例えば浴槽本体の沈み込みやがたつきを充分に防止
でき、浴槽の据付けが不十分となるといったことを防止
することができる。
【0022】本発明によれば、防振支持部材の剛性を高
めることができるため、防振支持部材を大きく形成でき
る。具体的には、被支持部に対する支持部の径を大きく
することができる。このようにした場合、被支持体を据
え付ける際の被支持部の水平方向の多少の位置のずれを
吸収することができ、被支持体の据付作業が容易化す
る。
【0023】更に防振支持部材の剛性を高めることがで
きることから、衝撃吸収ゲル体を複数に分割した状態で
弾性体に取り付けることも可能となり、高価な衝撃吸収
ゲル体の使用量を少なくし得て、コストを低減できる利
点が得られる。
【0024】請求項2の発明は、上記弾性体としてゴム
弾性体を用いるようになしたもので、本発明によれば弾
性体に対して充分な弾力性を持たせることができ且つ耐
久寿命を良好なものとすることができる。
【0025】請求項3の発明は、上記弾性体に、被支持
体の被支持部を支持する支持部とその周縁より立ち上が
る周壁部とを含む上向凹形状のモルタル受部を具備させ
るようになしたもので、本発明によれば浴槽本体等被支
持体をモルタルにて防振支持部材に載置・固着するに際
してその作業を容易に行うことができる。
【0026】請求項4の発明は、上記弾性体に、支持部
と支持部の周縁より立ち下がる周壁部とを含む下向凹形
状の収容室を具備させ、そこに衝撃吸収ゲル体を収容さ
せるようになしたもので、本発明によれば耐圧強度の弱
い衝撃吸収ゲル体の変形を良好に抑制することができ、
また衝撃吸収ゲル体の弾性体に対する組込みを容易なも
のとできる利点が得られる。
【0027】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て衝撃吸収ゲル体を収容室より下側に突出させ、これを
単独で設置面に接地させるようになしたもので、本発明
によれば弾性体が設置面と非接触となることから、その
弾性体を介して振動が設置面に伝達されるのを防止する
ことができ、防振効果を高めることができる利点が得ら
れる。
【0028】請求項6の発明は、上記剛性プレートとし
て鉄板を用いたもので、この鉄板の場合、剛性が高いも
のであることから防振支持部材の変形をより効果的に抑
制でき、また剛性プレートの厚みを薄くすることができ
る。
【0029】請求項7の発明は、上記剛性プレートを弾
性体の内部に埋込状に設けたもので、本発明によれば剛
性プレートが外部に露出して美観を損なうのを防止する
ことができる。また本発明においては、特に剛性プレー
トとして鉄板を用いた場合において、その鉄板に対して
亜鉛めっき等防錆処理をする必要をなくすことができる
とともに、半永久的に錆びの発生を防止できる。また特
に剛性プレートとして鉄板を用いた場合、その鉄板の剛
性が高いものであることから防振支持部材、具体的には
弾性体における剛性プレートの埋込部分の厚みを薄いも
のとすることができる利点が得られる。
【0030】請求項8の発明は、防振支持部材の製造方
法に係るものであって、互いに分割可能な第一型と第二
型との間に形成される成形キャビティ内に支持ピンを突
出させて、その支持ピンに対し剛性プレートに形成した
貫通孔を嵌め合せて、かかる剛性プレートを成形キャビ
ティの中間部に浮上状態に支持させ、その状態で成形キ
ャビティ内へのゴム材料の注入及び成形をなすようにし
たもので、本発明によればゴム弾性体の内部に容易に剛
性プレートを埋込状態に設けることができる。
【0031】請求項9の発明は、上記ゴム弾性体の成形
に際して剛性プレートに、上記支持ピンによる支持のた
めの貫通孔とは別途の貫通孔を設けておき、その貫通孔
において剛性プレートの両面側のゴム弾性体を連結する
ようになしたもので、本発明によればゴム弾性体内部に
埋め込んだ剛性プレートをゴム弾性体に対して良好に一
体化することができ、界面における接着剥離或いは剛性
プレートがゴム弾性体を突き破って外に突き出すといっ
たことを良好に防止することができる。
【0032】尚、鉄板から成る剛性プレートをゴム弾性
体の内部に埋込状態に設けるに際して、剛性プレートの
表面にゴム系の接着剤をつけてから、焼付成形をする
と、剛性プレートとゴム弾性体との接着性を良好となし
得て好ましい。
【0033】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図2において、10は気泡浴槽装置における
浴槽本体で、周壁部12と、底部14と、上端のフラン
ジ16と、エプロン18とを備えており、その周壁部1
2に気泡混じりの噴流を噴出するための噴出口20が形
成されている。周壁部12にはまた、浴槽水の取出口2
2が形成されていてそこに取出管24が接続され、浴槽
本体10内部の浴槽水が取出管24を通じて外部に取り
出されるようになっている。
【0034】取出管24の端部はポンプ26に接続され
ている。ポンプ26からは戻し管28が延び出してお
り、この戻し管28の先端部が噴出口20に接続されて
いる。尚、噴出口20にはエアを吸入するためのエア管
の先端部が接続されており、戻し管28を通じて送られ
た浴槽水が、エアとともに気泡混じりの噴流として噴出
口20より浴槽本体10内部に噴出される。
【0035】浴槽本体10の底部14の下面からは脚3
0が下向きに突出しており、それら脚30が、防振支持
部材32を介して床スラブ34上に設置されている。
尚、脚30は後述するモルタル受部48の内部におい
て、防振支持部材32に対しモルタル31を介して載置
・固着されている。また一方、ポンプ26はポンプ据置
台36を介して床スラブ34上に設置されている。
【0036】図1及び図3は防振支持部材32を拡大し
て示したものである。図示のようにこの防振支持部材3
2は、ゴム弾性体38と、衝撃吸収ゲル体40とを含ん
でいる。ここでゴム弾性体38は、例えば硬度約50°
(ゴム硬度 JIS K 6301)とされている。
【0037】尚、衝撃吸収ゲル体40は例えばシリコー
ンゴムの架橋度を低く抑えてゲル状に調整した物質から
成っており、未反応のシリコーンオイルを含んでいて所
定の粘性を有している。このゲル状物質としては(株)
ブリヂストン製のMNCSを例示することができる。こ
のものは反発弾性が25%以下の衝撃吸収性能の高いも
のである。
【0038】ゴム弾性体38は、円形プレート状の支持
部42と、支持部42の周縁部より立ち上がる第一周壁
部44と、支持部42の周縁部より立ち下がる第二周壁
部46とを有しており、その支持部42と第一周壁部4
4とによって、上向凹形状のモルタル受部48が構成さ
れている。
【0039】尚、第一周壁部44には周方向に180°
隔たった2個所においてスリット状の溝52が形成され
ている。この溝52は、モルタル受部48内の水をゴミ
等とともに外部に排出するための溝であって、第一周壁
部44の中間高さ位置からその上端にかけて形成されて
いる。
【0040】モルタル受部48は内部にモルタル31
(図2参照)を収容する部分であって、このモルタル受
部48内に浴槽本体10の脚30を入り込ませた状態
で、これをモルタル受部48内に収容したモルタル31
を介して防振支持部材32上に載置・固着する。
【0041】ゴム弾性体38には、支持部42と第二周
壁部46とによって下向凹形状且つ開放形状の収容室5
0が形成されており、そこに所定厚みの円板状の衝撃吸
収ゲル体40が収容されている。ここで衝撃吸収ゲル体
40は、下端が収容室50よりも下側に突出させられて
おり、防振支持部材32は、その衝撃吸収ゲル体40が
単独で床スラブ34上に接地するようになされている。
尚、第二周壁部46の下端面は内周側が下向きに突出す
る形状のテーパ面とされている。
【0042】ゴム弾性体38における支持部42の内部
には、その上下方向、即ち厚さ方向の中間位置におい
て、剛性プレートとしての円形の鉄板54が埋込状態に
設けられている。ここで鉄板54の厚みd2は、支持部
42の肉厚d1=5mmに対して1.6mmとされてい
る。
【0043】この鉄板54には、周方向に沿って適数個
所に、これを板厚方向に貫通する第一の貫通孔58と第
二の貫通孔56とが設けられており、またその中心部に
おいても第一の貫通孔58が形成されている。一方、ゴ
ム弾性体38の支持部42には、第一貫通孔58の下側
において且つこれに連続するようにして第一貫通孔58
よりも大径の孔60が形成されている。
【0044】上記鉄板54における第二貫通孔56は、
ゴム弾性体38の支持部42における鉄板54の両側部
分を連結させるためのもので、内部にゴム弾性材が充填
されており、その充填部(連結部)によって鉄板54の
両側の部分が互いに連結されている。
【0045】一方第一貫通孔58は、ゴム弾性体38を
成形する際に鉄板54をその内部に埋込状に設けるため
に利用されるものであって、内部は空の状態とされてい
る。尚、ゴム弾性体38における支持部42の孔60も
また同じ目的で形成されたものであって、内部は空とさ
れている。
【0046】本例の防振支持部材32を用いて浴槽本体
を支持した場合、ゴム弾性体38の弾性作用及び衝撃吸
収ゲル体40の優れた緩衝作用に基づいて浴槽本体10
からの振動を良好に吸収することができ、それらからの
振動が床スラブ34等設置面や階下の天井,壁等に伝達
されるのを抑制できる。またこれに伴って騒音レベルも
効果的に低減することができる。
【0047】本例においては剛性プレートとしての鉄板
54をゴム弾性体38に設けており、これにより防振支
持部材32全体の剛性が高められていることから、防振
支持部材32に対して浴槽本体10の荷重がかかったと
きに防振支持部材32の変形を良好に抑制できる。
【0048】従って浴槽本体10の脚30を防振支持部
材32の上にモルタル31を介して載置・固着した場合
にも、防振支持部材32の変形に基づいてモルタル31
が割れるのを防止することができる。従ってモルタル3
1の割れに起因する浴槽本体10の沈み込みやがたつき
を充分に防止でき、浴槽本体10の据付けを良好になす
ことができる。
【0049】因みに、表1は図4に示しているようにゴ
ム弾性体38の内部に剛性プレートとしての鉄板54を
入れた場合と入れない場合とで、防振支持部材32,3
2Aに対して荷重を加えたときのモルタル31の破壊強
度を調べた結果を表している。
【0050】上記浴槽本体の脚30には、浴槽本体10
の自重,浴槽水の荷重,浴槽内部に人が入ったときの荷
重から脚1つ当りに160kgfがかかることが分って
おり、この点からして鉄板54入りの防振支持部材32
の場合、モルタル31の厚みが最小の5mmの場合であ
っても充分な耐圧強度を有することが分る。
【0051】
【表1】
【0052】この他、本例によれば防振支持部材32の
剛性を高めることができるため、即ち防振支持部材32
の曲げ変形に対する抵抗力を高めることができるため、
図5(イ)に示しているように防振支持部材32を大き
く形成できる利点が得られる。具体的には、被支持部と
しての脚30に対する支持部42の径を大きくすること
ができる。このようにした場合、浴槽本体10を据え付
ける際の脚30の多少の位置ずれを吸収することがで
き、ひいては浴槽本体10の据付作業を容易なものとす
ることができる。
【0053】更に防振支持部材32の剛性を高めること
ができることから、図5(ロ)に示しているように衝撃
吸収ゲル体40を複数に分割した状態でゴム弾性体38
に取り付けることも可能となり、高価な衝撃吸収ゲル体
40の使用量を少なくし得てコストを低減できる利点が
得られる。尚、分散配置された複数の衝撃吸収ゲル体4
0のそれぞれは、ゴム弾性体38に形成された複数の収
容室50の内部に収容されている。
【0054】本例の場合、弾性体としてゴム弾性体を用
いていることから弾性体に対して充分な弾力性を持たせ
ることができるとともに耐久寿命を良好なものとするこ
とができ、またこのゴム弾性体38に上向凹形状のモル
タル受部48を具備させているため、浴槽本体10をモ
ルタル31にて防振支持部材32上に載置・固着するに
際してその作業を容易に行うことができる。
【0055】またゴム弾性体38に下向凹形状の収容室
50を形成し、そこに衝撃吸収ゲル体40を収容するよ
うになしているため、耐圧強度の弱い衝撃吸収ゲル体4
0の変形を良好に抑制することができ、また衝撃吸収ゲ
ル体40のゴム弾性体38に対する組込みを容易に行う
ことができる。
【0056】そしてこの衝撃吸収ゲル体40は収容室5
0より下側に突出していて単独で設置面に接地するよう
になっているから、即ちゴム弾性体38が設置面と非接
触となることから、ゴム弾性体38を介して振動が設置
面に伝達されるのが防止され、以て防振効果が高められ
る利点がある。
【0057】その他本例では剛性プレートとして鉄板5
4を用いており、この鉄板54は剛性が高いものである
ことから、防振支持部材32の変形が効果的に抑制さ
れ、また剛性プレートの厚みを薄くすることが可能とな
る。
【0058】更に本例では剛性プレートとしての鉄板5
4をゴム弾性体38の内部に埋込状態に設けているた
め、剛性プレートとしての鉄板54が外部に露出して美
観を損なうのを防止することができるとともに、鉄板5
4に対して亜鉛めっき等防錆処理をする必要を省くこと
ができ、尚且つ半永久的に錆びの発生を防止できる。そ
の他鉄板54の剛性が高いことから、防振支持部材3
2、具体的にはゴム弾性体38における剛性プレートの
埋込部分(支持部42)の厚みを薄いものとすることが
できる。
【0059】図6及び図7は上記防振支持部材32の製
造方法の一例を示したものである。これらの図において
62,64,66はそれぞれ互いに図中上下方向に分割
可能な第一型,第二型及び第三型であって、その第一型
62と第二型64との間に、ゴム弾性体38を成形する
ための成形キャビティ68が形成されている。
【0060】而して第一型62には、その成形キャビテ
ィ68内に突出するようにして(図中上向きに)支持ピ
ン70が設けられている。支持ピン70は下側に大径部
72を、上側に小径部74を有しており、その小径部7
4を鉄板54における第一貫通孔58内に嵌入させ、そ
して下側の大径部72において鉄板54を支持する構成
とされている。
【0061】一方、中間の第二型64には、上下方向に
ゴム材料の注入通路76が形成されており、更にその上
面にはゴム材料80を収容するためのチャンバー78が
形成されている。
【0062】本例の方法においては、チャンバー78内
に所定量のゴム材料80をセットし、そして第一型6
2,第二型64,第三型66から成る成形型を所定の加
熱状態の下で型締めすると、ゴム材料80が加熱流動化
してチャンバー78より注入通路76を通じて成形キャ
ビティ68内に注入され、その成形キャビティ68内に
おいて加硫成形される。
【0063】このとき、成形キャビティ68内に注入さ
れたゴム材料は鉄板54の第二貫通孔56を貫通して流
動し(図8参照)、その一部が第二貫通孔56内部にお
いて加硫(固化)する。そしてこの第二貫通孔56内に
おいて固化した部分が連結部となり、鉄板54の上側の
ゴム部分と下側のゴム部分とがかかる連結部を介して連
結状態となる。尚、過剰のゴム材料は第一型と第二型と
の合せ面を通じて外部に流出する。この型合せ面に流れ
出たゴム材料はバリとなる部分であって、後においてこ
のバリは除去される。
【0064】以上の操作を終えたところで、図7に示す
ように成形型を各分割型に分解することにより、成形し
た防振支持部材32を脱型する。図において(III)は
その型開工程を、また(IV)は脱型により得られた防振
支持部材32を示している。
【0065】以上のように本例の方法によれば、ゴム弾
性体38の内部に容易に剛性プレートとしての鉄板54
を埋込状態に設けることができる。
【0066】また本例によれば、ゴム弾性体38内部に
埋め込んだ鉄板54をゴム弾性体38に対して良好に一
体化することができ、界面における接着剥離或いは鉄板
54がゴム弾性体38を突き破って外に突き出すといっ
たことを良好に防止することができる。
【0067】図9は上記防振支持部材の32の梱包構造
を示したものである。図に示しているように防振支持部
材32は下面側が凸状に、上面側が凹状を成しているこ
とから、その凹凸形状を利用してコンパクトに梱包する
ことができる。
【0068】具体的には、この梱包構造では浴槽本体1
0の設置に必要な4個の防振支持部材32を1セットと
して梱包するようにしており、そして下側3つについて
はこれを上向きに、また最上段の防振支持部材32につ
いては下向きに配向させ、そして最上段の防振支持部材
32と次段の防振支持部材32との間にポンプ支持用の
防振支持部材82を介装した状態で段ボール箱84によ
り梱包している。ここでポンプ支持用の防振支持部材8
2は、ゴム弾性体ないし衝撃吸収ゲル体から成るもので
ある。
【0069】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば本発明においては、場合に
より上記剛性プレートとして鉄板以外に石綿セメント板
等を用いることも可能であるし、また本発明の防振支持
部材は、防水パンやポンプ等の被支持体を防振支持する
に際して適用することも可能である等、その主旨を逸脱
しない範囲において、種々変更を加えた形態で構成可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である防振支持部材の構成を
示す図である。
【図2】図1の防振支持部材を用いて気泡浴槽装置の浴
槽本体を設置した状態を示す図である。
【図3】図1の防振支持部材を一部切り欠いて示す図で
ある。
【図4】図1の防振支持部材を用いて荷重試験をしたと
きの実験方法の説明図である。
【図5】図1ないし図3の防振支持部材の利点の説明図
である。
【図6】図1ないし図3の防振支持部材の製造方法の説
明図である。
【図7】図6の方法に従って成形したゴム弾性体の脱型
の状態を示す説明図である。
【図8】図1における防振支持部材の鉄板に設けた貫通
孔の作用説明図である。
【図9】防振支持部材の梱包構造を示す図である。
【図10】従来の防振支持部材の例を浴槽本体に対する
支持状態で示す図である。
【符号の説明】
10 浴槽本体 20 噴出口 26 ポンプ 32 防振支持部材 34 床スラブ 38 ゴム弾性体 40 衝撃吸収ゲル体 42 支持部 44 第一周壁部 46 第二周壁部 48 モルタル受部 50 収容室 54 鉄板 56,58 貫通孔 62 第一型 64 第二型 68 成形キャビティ 70 支持ピン 80 ゴム材料

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽水をポンプにて外部循環させた上、
    気泡混じりの噴流として浴槽本体の内面で開口する噴出
    口より噴出する気泡浴槽装置における該浴槽本体等振動
    を起す被支持体と、床スラブ等被支持体の設置面との間
    に介設される防振支持部材であって前記被支持体の脚等
    被支持部の下側に位置して該被支持部を荷重支持する支
    持部を備えた弾性体と、該弾性体と別材料のゲル状物質
    から成り、該支持部の下側において該弾性体に組み込ま
    れた衝撃吸収ゲル体とを含み且つそれら弾性体,衝撃吸
    収ゲル体とは別材料から成る剛性プレートが前記被支持
    部の下側位置において該弾性体に設けられていることを
    特徴とする気泡浴槽装置の防振支持部材。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記弾性体がゴム弾
    性体から成っていることを特徴とする気泡浴槽装置の防
    振支持部材。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記弾性体が
    前記支持部と該支持部の周縁より立ち上がる周壁部とを
    含む上向凹形状のモルタル受部を備えていることを特徴
    とする気泡浴槽装置の防振支持部材。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3において、前記弾性
    体が前記支持部と該支持部の周縁より立ち下がる周壁部
    とを含む下向凹形状の収容室を備え、該収容室に前記衝
    撃吸収ゲル体が収容されていることを特徴とする気泡浴
    槽装置の防振支持部材。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記衝撃吸収ゲル体
    が前記収容室における立下り状の周壁部の下端よりも下
    側に突出させられており、該衝撃吸収ゲル体が単独で設
    置面に接地するようになされていることを特徴とする気
    泡浴槽装置の防振支持部材。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4又は5において、
    前記剛性プレートが鉄板から成っていることを特徴とす
    る気泡浴槽装置の防振支持部材。
  7. 【請求項7】 請求項1,2,3,4,5又は6におい
    て、前記剛性プレートが前記弾性体の内部に埋込状に設
    けられていることを特徴とする気泡浴槽装置の防振支持
    部材。
  8. 【請求項8】 気泡浴槽装置における被支持体の脚等被
    支持部の下側に位置して該被支持部を荷重支持する支持
    部を備えたゴム弾性体と、該ゴム弾性体における支持部
    の下側に組み込まれた衝撃吸収ゲル体と、該ゴム弾性体
    の内部に埋込状態に設けられた鉄板から成る剛性プレー
    トとを含む防振支持部材の製造方法であって前記ゴム弾
    性体の成形型として互いに分割可能な第一型と第二型と
    を含む成形型を用い、それら第一型と第二型との間に形
    成される成形キャビティ内に支持ピンを突出させる一
    方、前記剛性プレートの側に貫通孔を形成して、該剛性
    プレートを該貫通孔において該突出し状の支持ピンに嵌
    め合せることで該剛性プレートを該支持ピンにより成形
    キャビティの中間部に浮上状態に支持させ、その状態で
    該成形キャビティ内に流動状態のゴム材料を注入してこ
    れを該成形キャビティに対応した形状に且つ該剛性プレ
    ートを内部に埋込状態に成形することを特徴とする防振
    支持部材の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8の製造方法において、前記剛性
    プレートに、前記支持ピンによる支持のための貫通孔と
    は別途の貫通孔を形成し、前記成形キャビティへのゴム
    材料の注入・成形時に該別途の貫通孔において該剛性プ
    レートの両面側のゴム弾性体を連結させることを特徴と
    する防振支持部材の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009154443A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Tokai Rubber Ind Ltd ゲル/ゴム積層体およびその製造方法
JP2018071555A (ja) * 2016-10-24 2018-05-10 株式会社安震 制震パッド

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