JPH07250877A - 気泡浴槽装置の防振支持構造 - Google Patents

気泡浴槽装置の防振支持構造

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JPH07250877A
JPH07250877A JP19494694A JP19494694A JPH07250877A JP H07250877 A JPH07250877 A JP H07250877A JP 19494694 A JP19494694 A JP 19494694A JP 19494694 A JP19494694 A JP 19494694A JP H07250877 A JPH07250877 A JP H07250877A
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克巳 岩井
Motoyuki Futamura
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Abstract

(57)【要約】 【目的】浴槽水をポンプにて外部循環させた上、気泡混
じりの噴流として浴槽本体の内面で開口する噴出口より
噴出する気泡浴槽装置を設置した場合において、振動が
床スラブ等設置面に伝達されるのを抑制し、以て浴室内
或いは階下における振動や騒音を低減することを目的と
する。 【構成】浴槽本体10の脚36又はポンプ26の下側に
敷設される、浴槽本体10又はポンプ26の荷重に耐え
得る強度の荷重受部を備えた敷設部材162と、敷設部
材162と別材料のゲル状物質から成り、敷設部材16
2における荷重受部の下面側に積層された衝撃吸収ゲル
体164とを含む防振装置160を、浴槽本体10の脚
36若しくは防水パンの脚又はポンプ26と床スラブ4
0等設置面との間に介設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は気泡浴槽装置の防振支
持構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
浴槽水をポンプにて外部循環させた上、気泡混じりの噴
流として浴槽本体の開口より噴出する気泡浴槽装置が広
く用いられている。
【0003】図19はその一例を示している。図におい
て300は床スラブ上に設置された浴槽本体、302は
浴槽水を外部循環させるための配管、304は配管30
2を通じて浴槽水を外部循環させるためのポンプで、据
置台306の上に設置されている。
【0004】ところでこのような気泡浴槽装置を設置し
た場合、特にホテル,マンション等の集合住宅におい
て、浴槽本体300の振動やポンプ304の振動が浴室
はもとより階下にも伝わって、階下において振動や騒音
が発生する問題が従来指摘されていた。
【0005】その対策として、図19に示しているよう
に浴槽本体300の脚の下にゴム製の脚308を備えた
セメント系パネル310を介設し、以て浴槽本体300
からの振動が床スラブ、更には階下の壁等に伝わるのを
防止することが提案されている(実開平3−6409
2)。
【0006】しかしながらこの防振支持構造において
は、防振作用の主体をなすゴム製の脚308が反発弾性
の大きなものであるために浴槽本体300からの振動を
十分に吸収することができず、防振効果の点で不十分で
ある問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して本願
の発明は、浴槽水をポンプにて外部循環させた上、気泡
混じりの噴流として浴槽本体の内面で開口する噴出口よ
り噴出する気泡浴槽装置の防振支持構造であって、前記
浴槽本体の脚若しくは防水パンの脚又はポンプの下側に
配置され、それらの荷重に耐え得る強度の荷重受部を備
えた敷設部材と、該敷設部材と別材料のゲル状物質から
成り、該敷設部材における荷重受部の下面側に積層され
た衝撃吸収ゲル体とを含む防振装置を、該浴槽本体の脚
若しくは防水パンの脚又はポンプと床スラブ等設置面と
の間に介設したことを特徴とする(請求項1)。
【0008】本願の別の発明は、請求項1の防振支持構
造において、前記敷設部材の荷重受部の下面側に突出形
状の補強リブが設けられる一方、前記衝撃吸収ゲル体の
上面側に嵌合溝が形成され、それらが嵌合状態とされて
いることを特徴とする(請求項2)。
【0009】本願の更に別の発明は、請求項1又は2の
防振支持構造において、前記敷設部材が前記衝撃吸収ゲ
ル体の収容室を有し、該収容室内に該衝撃吸収ゲル体が
収容されていることを特徴とする(請求項3)。
【0010】本願の更に別の発明は、請求項3の防振支
持構造において、前記収容室が弾性材にて構成されてい
ることを特徴とする(請求項4)。
【0011】本願の更に別の発明は、請求項3又は4の
防振支持構造において、前記収容室の下面が開放形状と
されているとともに、該収容室に収容された前記衝撃吸
収ゲル体の下部が該収容室の下端より下側に突出し、該
衝撃吸収ゲル体が単独で前記設置面に接地されているこ
とを特徴とする(請求項5)。
【0012】本願の更に別の発明は、請求項1,2,
3,4又は5の防振支持構造において、2層以上の衝撃
吸収ゲル体の層が板状の介在層を介して積層されている
ことを特徴とする(請求項6)。
【0013】本願の更に別の発明は、浴槽水をポンプに
て外部循環させた上、気泡混じりの噴流として浴槽本体
の内面で開口する噴出口より噴出する気泡浴槽装置の防
振支持構造であって、前記浴槽本体の脚若しくは防水パ
ンの脚又はポンプの下側に配置され、それらの荷重に耐
え得る強度の荷重受部を備えた弾性材から成る敷設部材
と、該荷重受部の下側において該敷設部材の内部に形成
された実質上密閉の中空室に空気を収容して成る空気ば
ねとを備えた防振装置を、該浴槽本体の脚若しくは防水
パンの脚又はポンプと床スラブ等設置面との間に介設し
たことを特徴とする(請求項7)。
【0014】本願の更に別の発明は、請求項1,2,
3,4,5,6又は7の防振支持構造において、前記敷
設部材が弾性材から成る上向き凹形状のモルタル受部を
一体に有していることを特徴とする(請求項8)。
【0015】本願の更に別の発明は、請求項8の防振支
持構造において、前記モルタル受部が周方向に連続した
周壁部を有するとともに、該周壁部の所定個所に該周壁
部を肉厚方向に貫通する溝が上下方向に形成されている
ことを特徴とする(請求項9)。
【0016】本願の更に別の発明は、請求項9の防振支
持構造において、前記溝が前記浴槽本体における幅方向
に連続した形態の脚の嵌込用溝であることを特徴とする
(請求項10)。
【0017】本願の更に別の発明は、請求項10の防振
支持構造において、前記防振装置における敷設部材のモ
ルタル受部に、取付前の状態において前記浴槽本体にお
ける幅方向に連続した形態の脚の嵌込用溝を切除形成す
るための、該周壁部を貫通しない切欠きが上下方向に形
成されていることを特徴とする(請求項11)。
【0018】本願の更に別の発明は、請求項9の防振支
持構造において、前記溝が前記モルタル受部内の水を外
部に排出するためのスリット状の排水用溝であることを
特徴とする(請求項12)。
【0019】本願の更に別の発明は、請求項1,2,
3,4,5,6,7,8,9,10,11又は12の防
振支持構造において、前記敷設部材が浴槽本体の脚に一
体に形成されていることを特徴とする(請求項13)。
【0020】本願の更に別の発明は、請求項1,2,
3,4,5,6,7,8,9,10,11,12又は1
3の防振支持構造において、前記防振装置がポンプ用の
ものであってその敷設部材が前記衝撃吸収ゲル体の収容
室を有し、該収容室内部に該衝撃吸収ゲル体が収容され
るとともに、該収容室の下側に切除可能な脚が形成され
ていることを特徴とする(請求項14)。
【0021】
【作用及び発明の効果】ここで衝撃吸収用のゲル状物質
として、例えばシリコーンゴムの架橋度を低く抑えてゲ
ル状に調整したシリコーンゲルを例示することができ
る。このものは未反応の液状のシリコーンオイルを含浸
しており、振動波の伝播が少なく、緩衝用材料として広
く用いられているものである。
【0022】因みにこの衝撃吸収用のゲル状物質の1つ
として(株)ブリヂストンよりMNCSの名で市販され
ているものがある(反発弾性25%以下)。但しこれは
あくまで一例であって、他の衝撃吸収用のゲル状物質を
用いることも可能である。
【0023】上記のように請求項1の発明は、敷設部材
と衝撃吸収ゲル体とを積層して成る防振装置を浴槽本体
の脚,防水パンの脚又はポンプと設置面との間に介設し
たもので、本発明によれば衝撃吸収ゲル体の優れた緩衝
作用に基づいて浴槽本体又はポンプからの振動を良好に
吸収することができ、それらからの振動が床スラブ等設
置面や階下の天井,壁等に伝達されるのが抑制される。
またこれに伴って騒音レベルも効果的に低減する。
【0024】尚、本発明においては敷設部材全体をゴム
等の弾性材で構成するのが望ましい。このようにした場
合、敷設部材の弾性と衝撃吸収ゲル体の粘性の両作用に
基づいて振動をより効果的に吸収することができる。
【0025】請求項2の発明は、防振装置における敷設
部材の荷重受部に補強リブを、また衝撃吸収ゲル体の側
に嵌合溝を形成してそれらを嵌合させたものである。前
述した衝撃吸収ゲル体は、自身の粘性的性質に基づいて
緩衝作用をなすものであることから一般にその耐圧強度
の弱いものであり、浴槽本体,防水パン又はポンプ等の
荷重によって変形を起す恐れがある。そこで本発明では
敷設部材と衝撃吸収ゲル体とを、それらに形成した補強
リブと嵌合溝とにおいて嵌合させるようにしたもので、
本発明によれば衝撃吸収ゲル体の変形を良好に抑制する
ことができる。
【0026】ここで補強リブ及び嵌合溝は、これを複数
形成し且つ少なくとも2つの補強リブ,嵌合溝について
は異なった方向にそれらを配向させるのが良い。このよ
うにした場合、衝撃吸収ゲル体の変形をより効果的に抑
制することができる。
【0027】請求項3の発明は、収容室を敷設部材に形
成してそこに衝撃吸収ゲル体を収容するように成したも
ので、本発明によれば衝撃吸収ゲル体の変形を抑制する
ことができる。ここで収容室は弾性材で構成することが
望ましく(請求項4)、この場合収容室を構成する弾性
材の作用と衝撃吸収ゲル体の作用に基づいて、浴槽本体
等からの振動をより効果的に吸収することができる。
【0028】尚この場合において、収容室を密閉として
内部に衝撃吸収ゲル体を封入することもできる。この場
合衝撃吸収ゲル体に含浸されている液状の物質が外部に
滲み出すのを防止することができる。
【0029】請求項5の発明は、収容室の下面を開放形
状とし、そしてこの収容室内に収容した衝撃吸収ゲル体
の下部を収容室の下端より下側に突出させ、衝撃吸収ゲ
ル体のみを単独で設置面に接触させるようにしたもの
で、本発明によれば敷設部材と設置面とが離れた状態と
なり、従って敷設部材から設置面への振動の伝達が防止
され、防振効果が高まる利点が得られる。
【0030】請求項6の発明は、2層以上の衝撃吸収ゲ
ル体の層を板状の介在層(望ましくは弾性材から成るも
の)を介して積層したもので、本発明によれば衝撃吸収
ゲル体の各層の厚みを少なくでき、以て荷重による衝撃
吸収ゲル体の変形を防止することができるとともに、衝
撃吸収ゲル体の複数の層にて振動を良好に吸収すること
ができる。
【0031】請求項7の発明は、空気ばねを備えた防振
装置を介して浴槽本体,防水パン又はポンプを設置する
ようにしたもので、本発明によれば敷設部材の弾性と空
気ばねとの作用に基づいて、浴槽本体又はポンプからの
振動を良好に吸収することができる。尚、空気ばねを構
成する上記中空室は蓋体を用いて密閉した構造とするこ
とができ、この場合密閉の中空室を容易に形成できる利
点が得られる。
【0032】請求項8の発明は、弾性材から成る上向き
凹形状のモルタル受部を敷設部材に一体に形成したもの
で、本発明によれば防振装置を介して浴槽本体等を設置
する際に、防振装置に対して浴槽本体等の脚をモルタル
にて固着することができるとともに必要部品点数を少な
くできる利点が得られ、更に浴槽本体等の設置に際して
モルタル受部に流動状態のモルタルを充填した状態で浴
槽本体等の位置を上下に微調節すべく昇降させたとき
に、上向き凹形状のモルタル受部の弾性変形に基づいて
これに対応できる利点が得られる。
【0033】請求項9の発明は、モルタル受部の周壁部
を肉厚方向に貫通する溝を上下方向に形成したもので、
この溝は浴槽本体における幅方向に連続した形態の脚の
嵌込用溝とすることができる(請求項10)。この場
合、かかる形態の脚を備えた浴槽本体を防振装置を介し
て良好に設置面に設置することが可能となる。
【0034】請求項11の発明は、取付前の状態におい
てモルタル受部の周壁部に、上記嵌込用溝を切除形成す
るための周壁部を貫通しない切欠きを形成したもので、
本発明によれば共通の防振装置を用いて幅方向に連続す
る形態の脚を備えた浴槽本体及び適数個所に突出状に設
けられた突起状の脚を備えた浴槽本体の何れにも対応す
ることができる。
【0035】請求項12の発明は、上記溝をモルタル受
部内の水を外部に排出するためのスリット状の排水用溝
として形成したもので、本発明によればモルタル受部に
充填したモルタルが硬化するとき、ブリージング現象に
よって浮かび上がった水或いは浴槽本体に結露し、脚を
伝ってモルタル受部内に垂れてきた水等不要な水或いは
微細なゴミなどをこの溝を通じて外部に良好に排出する
ことができ、これによりモルタル受部内で水が腐って悪
臭を放つといったことを防止することができる。
【0036】請求項13の発明は、防振装置における敷
設部材を浴槽の脚に一体に形成するようにしたもので、
本発明によれば必要な部品点数を少なくすることができ
る。
【0037】請求項14の発明は、衝撃吸収ゲル体の収
容室の下側に切除可能な脚を形成した防振装置を介して
ポンプを設置するようにしたもので、本発明によればポ
ンプにおける台部が無いときは脚部を切除した上で使用
することができる。即ち台部を有するポンプ及び台部を
有しないポンプの何れに対しても共通の部品で対応する
ことができる。
【0038】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1及び図2において、10は気泡浴槽装置
における浴槽本体で、周壁部12と、底部14と、上端
のフランジ16と、エプロン18とを備えており、その
周壁部12に気泡混じりの噴流を噴出するための噴出口
20が形成されている。
【0039】周壁部12には、また、浴槽水の取出口2
2が形成されていてそこに取出管24が接続され、浴槽
本体10内部の浴槽水が取出管24を通じて外部に取り
出されるようになっている。
【0040】取出管24の端部はポンプ26に接続され
ている。ポンプ26からは戻し管28が延び出してお
り、この戻し管28の先端から分岐管30が二股状に延
び出している。分岐管30の先端からは更に第2の分岐
管32が延び出し、各先端が前記噴出口20に接続され
ている。尚34は噴出口20からの噴流に気泡を混入さ
せるエア吸入管である。
【0041】浴槽本体10の底部14からは脚36が下
向きに突出しており、これら脚36が防振装置160を
介して床スラブ40上に設置されている。また一方ポン
プ26はポンプ据置台42を介して床スラブ40の上に
設置されている。
【0042】図3は防振装置160を拡大して示したも
ので、図示のようにこの防振装置160は、敷設部材と
しての硬度約50°(ゴム硬度。JIS K6301)
のゴム弾性体162とゲル状物質から成る硬度約37°
(ゴム硬度。JIS K6301)の衝撃吸収ゲル体1
64とを含んでいる。
【0043】ゴム弾性体162は平面形状が円形状のも
ので、上下中間部にプレート状部(荷重受部)166を
有している。この防振装置160は、プレート状部16
6と円環状の周壁部168とによって構成される下向き
カップ状の収容室170を有しており、そこにゲル状物
質から成る円板形状の衝撃吸収ゲル体164が収容され
ている。
【0044】ここで収容室170は、下面が開放形状と
されており、この収容室170内に収容された衝撃吸収
ゲル体164の下部が収容室170より下側に突出して
おり、かかる衝撃吸収ゲル体164が単独で床スラブ4
0に接地されている。尚、周壁部168の下端面は、内
周側において下向きの凸となるようなテーパ面172と
されている。
【0045】一方上側にはプレート状部166と円環状
の周壁部174とで構成される上向きカップ状のモルタ
ル受部176が形成されており、図1に示しているよう
にそこにモルタル44が充填され、かかるモルタル44
によって浴槽本体10の脚36が固着されている。
【0046】尚、モルタル受部176はその弾性によっ
て内部の容積を変化させ得るものであり、従って浴槽本
体10の脚36を流動状態のモルタル44内部に突っ込
んだ状態で上下調整を行うべく微少量昇降させたときに
おいて、脚36とモルタル44との間に隙間を生ぜしめ
ない特長を有する。
【0047】上記衝撃吸収ゲル体164は、例えばシリ
コーンゴムの架橋度を低く抑えてゲル状に調節した物質
から成っており、未反応のシリコーンオイルを含んでい
て所定の粘性を有している。このゲル状物質として本例
では(株)ブリヂストン製のMNCSが用いられてい
る。このものは反発弾性が25%以下の衝撃吸収性能の
高いものである。
【0048】尚この例では図3中d1,d2,d3,d
4,d5,d6,d7,d8の各寸法がそれぞれd1=
3mm,d2=25mm,d3=3mm,d4=17m
m,d5=3mm,d6=5mm,d7=10mm,d
8=100mmとされている。
【0049】この例の防振装置160は、衝撃吸収ゲル
体164が単独で床スラブ40に接地していることか
ら、ゴム弾性体162から床スラブ40への振動の伝達
がなく、従って床スラブ40への振動伝達を良好に遮断
する特長を有する。
【0050】図4,5,6は本発明の他の実施例を示し
たもので、図示のようにこの防振装置38は、敷設部材
としてのゴム硬度45°のゴム弾性体46とゲル状物質
から成る衝撃吸収ゲル体48とを含んでいる。
【0051】ゴム弾性体46は平面形状が円形状のもの
で、上下中間部にプレート状部(荷重受部)50を有し
ている。この防振装置38は、プレート状部50と円環
状の周壁部47とによって構成される下向きカップ状の
収容室51を有しており、そこにゲル状物質から成る円
板形状の衝撃吸収ゲル体48が収容されている。
【0052】一方上側にはプレート状部50と円環状の
周壁部53とで構成される上向きカップ状のモルタル受
部52が形成されており、図4に示しているようにそこ
にモルタル44が充填され、かかるモルタル44によっ
て浴槽本体10の脚36が固着されている。
【0053】尚この例では図6中d1,d2,d3,d
4,d5,d6の寸法がそれぞれd1=3mm,d2=
35mm,d3=15mm,d4=30mm,d5=1
5mm,d6=150mmとされている。
【0054】
【表1】
【0055】表1は上記防振装置38を用いて気泡浴槽
装置を設置し、そして図7に示す各測定点1〜10で振
動加速度を測定した結果を、上記防振装置38を用いな
いで単にモルタル44で脚36を固着しただけの場合と
の比較において示したものである。
【0056】ここで振動測定実験は以下の条件、即ち重
量60kgの浴槽本体10を用いてそこに実用水量23
0リットルの水を入れ、そして噴出口20より水を90
リットル/分の量で噴出させることにより行った。
【0057】尚、上記1〜10の測定点は以下に示す通
りである。 測定点1:ポンプ直下 測定点2:ポンプ下床スラブ 測定点3:浴槽天板(フランジ) 測定点4:浴槽下床スラブ 測定点5:防振装置上 測定点6:防振装置下床スラブ 測定点7:2階壁 測定点8:階下壁 測定点9:階下天井 測定点10:階下床
【0058】
【表2】
【0059】また併せて測定点a〜cにおいて騒音レベ
ルの測定を行った。結果が表2に示してある。但し測定
点a〜cは以下の通りである。 測定点a:浴室内 測定点b:直下階 測定点c:ポンプ上 尚、階下の測定点bにおける測定結果としての周波数と
騒音レベルとの関係が図8に示してある。
【0060】表1の結果、例えば測定点6の防振装置下
床スラブ,測定点8の階下壁,測定点9の階下天井でそ
れぞれ本例の防振支持構造の場合、在来の支持構造に比
べて約5dB,9dB,7dB下がっているように、図
4〜6の支持構造によれば防振装置38が振動を良好に
吸収していることが分かる。
【0061】また図8の結果から、同支持構造によれば
周波数31.5Hz,63Hzを除いて騒音レベルが望
ましい騒音レベル(PNC−40)よりも低くなってい
ることが分る。
【0062】図9は図1ないし図3に示す防振装置16
0を用い、同様の試験をした場合の結果を示している
(図8に相当する図)。図9の結果に見られるように防
振装置160の場合、全周波数範囲に亘って騒音レベル
が低下していることが分かる。
【0063】これらの防振支持構造においては、防振装
置160,38の形状が単純であるとともに、モルタル
受部176,52を一体に有していることから浴槽本体
10の設置施工が簡単であるとともに安価であり、また
全体が可撓性の材料でできているために運搬,取扱性が
良好で、その際に作業者がけがをしない利点がある。
【0064】尚図4〜6の防振装置38においては、衝
撃吸収ゲル体48とゴム弾性体46の下面とが面一であ
るが、ゴム弾性体46を衝撃吸収ゲル体48の若干下方
に突出させることもできる。これら図1〜3及び図4〜
6の例において、衝撃吸収ゲル体164,48の高さは
5mm以上とするのが良く、実用上は10〜30mmと
するのが望ましい。
【0065】図10は防振装置の他の例を示したもの
で、この例の防振装置49ではプレート状部50とこれ
とともに上向きカップ状を成すモルタル受部52(尚5
3は周壁部)を有する敷設部材としての第一ゴム弾性体
54、同じく敷設部材としての薄板状の第二及び第三の
ゴム弾性体(介在層)56,58と円板状の第1,第
2,第3の衝撃吸収ゲル体60,62,64とが上下に
交互に積層構造を成している。
【0066】本例の場合、各衝撃吸収ゲル体60,6
2,64の厚みを薄くでき、これにより、また中間に介
在する薄板状の第二,第三ゴム弾性体56,58によっ
て、積層された衝撃吸収ゲル体60,62,64の形状
崩れが抑制される利点がある。一方、多層に積層された
各層の衝撃吸収ゲル体60,62,64によって振動を
良好に吸収することができる。
【0067】図11は防振装置の更に他の例を示してい
る。この例の防振装置66は、敷設部材としてのゴム弾
性体68と衝撃吸収ゲル体70とから成っている。ゴム
弾性体68は、荷重受部としてのプレート状部50とそ
の下側に形成された下向き開放形状の収容室72とを有
しており、その収容室72内に衝撃吸収ゲル体70が収
容されるようになっている。
【0068】ゴム弾性体68におけるプレート状部50
には下面側に突出状の補強リブ74が設けられている。
この例では補強リブ74は十字状を成している。
【0069】これに対応して衝撃吸収ゲル体70の上面
には嵌合溝76が形成されている。嵌合溝76は補強リ
ブ74に対応した十字状を成しており、そしてこの溝7
6に対して補強リブ74が嵌合されている。
【0070】本例の防振装置66の場合、補強リブ74
及び嵌合溝76の形状拘束作用によって衝撃吸収ゲル体
70の変形が抑制される利点がある。
【0071】図12(イ),(ロ)は防振装置の更に他
の例を示している。先ず(イ)の防振装置78は、敷設
部材としてのゴム弾性体80がプレート状部82と、こ
れとともに上向きカップ状を成すモルタル受部84(尚
83は周壁部)と、プレート状部82の下側に平面円形
状の密閉の収容室86,88を上下2段に有しており、
そこに円板状の衝撃吸収ゲル体90,92が封入されて
いる。この例の防振装置78の場合、衝撃吸収ゲル体9
0,92中の液状物質が外部に滲み出さない利点を有す
る。
【0072】一方(ロ)の防振装置94は、敷設部材と
してのゴム弾性体96がプレート状部98と、これとと
もに上向きカップ状を成すモルタル受部100(101
は周壁部)とを有しており、更にプレート状部98の下
側中央部に断面円形の凹所102を有し、且つこの凹所
102を取り巻くように円環状の密閉収容室104を有
し、そこにリング状の衝撃吸収ゲル体106が封入され
ている。
【0073】次に図13は、本発明における防振装置の
他の例を示したものである。この例の防振装置178
は、図3に示す形態の防振装置160においてモルタル
受部176の円環状の周壁部174に上下方向の断面V
カット状の切欠180を4個所に形成し、この切欠18
0において周壁部174を切除することによって、嵌込
溝182を形成し、この嵌込溝182に浴槽本体10の
幅方向に連続的に延びる脚183を嵌込可能となしたも
のである。
【0074】本例においては、共通の防振装置178に
よって、図2及び図5に示す4本脚の浴槽本体10、図
13(B)の下駄脚状の脚を有する浴槽本体10の何れ
に対しても対応可能である利点がある。
【0075】図14は防振装置の更に他の例を示したも
ので、この防振装置200はモルタル受部176の円環
状の周壁部174に、これを肉厚方向に貫通するスリッ
ト状の排水用溝202を形成したものである。
【0076】本例の場合、施工時にモルタル受部内に充
填したモルタルが硬化するとき、ブリージング現象によ
って浮かび上がった水或いは浴槽本体10の外面で結露
し、脚204を伝ってモルタル受部176に垂れてきた
水等、不要な水又は微細なゴミをこのスリット状の排水
用溝202から外部に良好に排出することができる。従
ってモルタル受部176にそれら不要な水や微細なゴミ
が溜って腐敗し、悪臭を放つといったことを防止でき
る。
【0077】図15(イ)は防振装置の更に他の例を示
したもので、この例の防振装置108は、敷設部材とし
てのゴム弾性体110がプレート状部112と、これと
ともに上向きカップ状を成すモルタル受部114(11
3は周壁部)とを有している。プレート状部112の下
側には密閉の中空室116が形成されていてそこに空気
が収容され、以て空気ばね119が構成されている。
【0078】ここで中空室116は蓋体118の接着に
よって密閉構造とされている。蓋体118はゴム弾性体
から成るものである。尚、蓋体118の接着面を気密に
することにより、空気ばね効果を高めることができる。
尤も隙間が生じていた場合においては、隙間を通じての
空気の流動に基づいて振動減衰効果を期待できる。
【0079】尚この防振装置108は、この例ではゴム
弾性体110としてゴム硬度45°のものが用いられ、
また蓋体118としてゴム硬度75°のものが用いられ
ている。ここで蓋体118は、荷重がかかったとき中空
室116を構成するためのゴム弾性体110の脚部12
4が広がり変形するのを防止する作用もなす。
【0080】図15(ロ)は防振装置の更に他の例を示
したもので、この例の防振装置120は、(イ)の防振
装置108に対してその下面に複数個(この例では4
個)の突起122(ゴム製)を形成したものである。こ
のような突起122を設けることによって、浴槽本体1
0から設置面への振動伝達を更に有効に抑制することが
できる。
【0081】図16は本発明の更に他の実施例を示して
いる。この例の防振装置184は、プラスチック製の敷
設部材186と衝撃吸収ゲル体190とを含んでいる。
敷設部材186には下向き且つ下面が開放形状の収容室
188が形成されていて、そこに衝撃吸収ゲル体190
が収容され、かかる衝撃吸収ゲル体190が下側に突出
させられている。
【0082】本例の特長は、敷設部材186が浴槽本体
10のプラスチック製の脚192と一体に成形されてい
る点にあり、従って本例によれば浴槽本体10の生産工
場において予め防振装置184を組み付けた状態で出荷
できる利点がある。
【0083】図17(A)は前記ポンプ26の下側に防
振装置を介設する場合の例を示したもので、図に示す防
振装置126の場合、敷設部材としてのゴム弾性体12
8が底部130とその上側に収容室132を有してお
り、この収容室132内に衝撃吸収ゲル体134が収容
されている。この収容室132は、敷設部材の一部をな
すゴム弾性体から成る荷重受部としての蓋体136にて
上端開放部が閉塞されている。
【0084】蓋体136には外周部に沿って円環状の嵌
込溝138が形成されており、この嵌込溝138におい
て収容室132を構成するためのゴム弾性体128の円
形の周壁部の上端に嵌め込まれている。
【0085】一方底部130の下側には、凹所140を
取り巻くようにして所定高さの環状の脚142が一体に
形成されている。また脚142の付け根部位、具体的に
は底部130の下面とほぼ同じ高さ位置において、ゴム
弾性体128の外周面に沿って断面Vカット状の環状溝
144が形成されている。この環状溝144は、脚14
2を切除する際の切断部を形成するものである。
【0086】上記防振装置126は例えば次のようにし
て使用する。即ち図17(B)(イ)に示しているよう
にポンプ26に台部146があるときには、脚142を
切除することなく防振装置126をそのままの形で用い
る。このとき蓋体136の上面を台部146の下面に対
し接着をする。一方脚142は据置台42に対して非接
着とする。ポンプ26には上記配管が接続されて固定さ
れるため、脚142を据置台42に対して接着すること
は特に必要無いからである。
【0087】さてこのようにして防振装置126を介設
した場合、ポンプ26の台部146は据置台42から浮
いた状態となる。即ち防振装置126の脚142は台部
146を浮かせるための部分であり、これに必要な高さ
で形成されている。
【0088】一方図17(B)(ロ)に示しているよう
にポンプ26に台部146が無いときには、上記Vカッ
ト状の環状溝144の部分において脚142を切除して
用いる。この場合底部130が直接据置台42上に載置
される。
【0089】このような形態の防振装置126をポンプ
26と据置台42との間に介設することによって、ポン
プ26から床スラブ40への振動の伝達が良好に抑制さ
れる。
【0090】図18(イ)はポンプ用の防振装置の他の
例を示したもので、この防振装置148の場合、敷設部
材としてのブロック状のゴム弾性体150とその下側に
積層されたブロック状の衝撃吸収ゲル体152とを積層
した単純な形状をなしている。
【0091】尚、以上の何れの実施例においてもゴム弾
性体と衝撃吸収ゲル体とは接着しておくのが望ましい
が、場合により非接着であっても良い。
【0092】以上のように本発明は敷設部材と衝撃吸収
ゲル体とを積層するものであるが、場合により図18
(ロ)に示しているように、ポンプ26の設置に際して
単に衝撃吸収ゲル体154を介設するだけでもある程度
の効果を得ることができる。
【0093】以上本発明の実施例を詳述したがこれらは
あくまで一例示である。例えば上例では(図16の例を
除いて)何れも敷設部材としてゴム弾性体を用いている
が、他の材質から成る弾性体を用いることも可能である
し、また敷設部材としてセメント系パネルを用いるとい
ったことも可能であり、このような場合も本発明に含ま
れるものである。
【0094】更に本発明においては、防水パンの脚と床
スラブ等設置面との間に防振装置を介設し、以て防振作
用を成さしめることもできるなど、本発明はその主旨を
逸脱しない範囲において、種々変更を加えた形態で構成
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である気泡浴槽装置の防振支
持構造を気泡浴槽装置とともに示す断面図である。
【図2】図1の気泡浴槽装置及び防振支持構造の斜視図
である。
【図3】図1,図2における防振装置の図である。
【図4】本発明の他の実施例である気泡浴槽装置の防振
支持構造を気泡浴槽装置とともに示す断面図である。
【図5】図4の気泡浴槽装置及び防振支持構造の斜視図
である。
【図6】図4,図5における防振装置の図である。
【図7】図1,図2及び図4,図5の防振支持構造の効
果を確認するための振動,騒音測定実験を行ったときの
測定点を示す図である。
【図8】同騒音測定実験において図4,図5に示す防振
支持構造について得られた騒音レベルと中心周波数との
関係を示す図である。
【図9】同騒音測定実験において図1,図2の防振支持
構造について得られた騒音レベルと中心周波数との関係
を示す図である。
【図10】本発明における防振装置の他の例を示す図で
ある。
【図11】本発明における防振装置の更に他の例を示す
図である。
【図12】本発明における防振装置の更に他の例を示す
図である。
【図13】本発明における防振装置の更に他の例を示す
図である。
【図14】本発明における防振装置の更に他の例を示す
図である。
【図15】本発明における防振装置の更に他の例を示す
図である。
【図16】本発明における防振装置の更に他の例を示す
図である。
【図17】本発明におけるポンプ用の防振装置の例を示
す図である。
【図18】ポンプ用の防振装置の他の例を示す図であ
る。
【図19】従来の気泡浴槽装置の防振支持構造を気泡浴
槽装置とともに示す断面図である。
【符号の説明】
10 浴槽本体 20 噴出口 26 ポンプ 36,142,183,192 脚 38,49,66,78,94,108,120,12
6,148,160,178,184,200 防振装
置 40 床スラブ 44 モルタル 46,54,56,58,68,80,96,110,
128,150,162 ゴム弾性体(敷設部材) 48,60,62,64,70,90,92,106,
134,152,154,164,190 衝撃吸収ゲ
ル体 50,82,98,112,166 プレート状部(荷
重受部) 51,72,86,88,104,132,170,1
88 収容室 52,84,100,114,176 モルタル受部 74 補強リブ 76 嵌合溝 116 中空室 118 蓋体 119 空気ばね 136 蓋体(荷重受部) 186 敷設部材 202 排水用溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16F 15/04 F 9138−3J // A47K 3/00 Z

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽水をポンプにて外部循環させた上、
    気泡混じりの噴流として浴槽本体の内面で開口する噴出
    口より噴出する気泡浴槽装置の防振支持構造であって前
    記浴槽本体の脚若しくは防水パンの脚又はポンプの下側
    に配置され、それらの荷重に耐え得る強度の荷重受部を
    備えた敷設部材と、該敷設部材と別材料のゲル状物質か
    ら成り、該敷設部材における該荷重受部の下面側に積層
    された衝撃吸収ゲル体とを含む防振装置を、該浴槽本体
    の脚若しくは防水パンの脚又はポンプと床スラブ等設置
    面との間に介設したことを特徴とする気泡浴槽装置の防
    振支持構造。
  2. 【請求項2】 請求項1の防振支持構造において、前記
    敷設部材の荷重受部の下面側に突出形状の補強リブが設
    けられる一方、前記衝撃吸収ゲル体の上面側に嵌合溝が
    形成され、それらが嵌合状態とされていることを特徴と
    する気泡浴槽装置の防振支持構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の防振支持構造におい
    て、前記敷設部材が前記衝撃吸収ゲル体の収容室を有
    し、該収容室内に該衝撃吸収ゲル体が収容されているこ
    とを特徴とする気泡浴槽装置の防振支持構造。
  4. 【請求項4】 請求項3の防振支持構造において、前記
    収容室が弾性材にて構成されていることを特徴とする気
    泡浴槽装置の防振支持構造。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4の防振支持構造におい
    て、前記収容室の下面が開放形状とされているととも
    に、該収容室に収容された前記衝撃吸収ゲル体の下部が
    該収容室の下端より下側に突出し、該衝撃吸収ゲル体が
    単独で前記設置面に接地されていることを特徴とする気
    泡浴槽装置の防振支持構造。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4又は5の防振支持
    構造において、2層以上の衝撃吸収ゲル体の層が板状の
    介在層を介して積層されていることを特徴とする気泡浴
    槽装置の防振支持構造。
  7. 【請求項7】 浴槽水をポンプにて外部循環させた上、
    気泡混じりの噴流として浴槽本体の内面で開口する噴出
    口より噴出する気泡浴槽装置の防振支持構造であって前
    記浴槽本体の脚若しくは防水パンの脚又はポンプの下側
    に配置され、それらの荷重に耐え得る強度の荷重受部を
    備えた弾性材から成る敷設部材と、該荷重受部の下側に
    おいて該敷設部材の内部に形成された実質上密閉の中空
    室に空気を収容して成る空気ばねとを備えた防振装置
    を、該浴槽本体の脚若しくは防水パンの脚又はポンプと
    床スラブ等設置面との間に介設したことを特徴とする気
    泡浴槽装置の防振支持構造。
  8. 【請求項8】 請求項1,2,3,4,5,6又は7の
    防振支持構造において、前記敷設部材が弾性材から成る
    上向き凹形状のモルタル受部を一体に有していることを
    特徴とする気泡浴槽装置の防振支持構造。
  9. 【請求項9】 請求項8の防振支持構造において、前記
    モルタル受部が周方向に連続した周壁部を有するととも
    に、該周壁部の所定個所に該周壁部を肉厚方向に貫通す
    る溝が上下方向に形成されていることを特徴とする気泡
    浴槽装置の防振支持構造。
  10. 【請求項10】 請求項9の防振支持構造において、前
    記溝が前記浴槽本体における幅方向に連続した形態の脚
    の嵌込用溝であることを特徴とする気泡浴槽装置の防振
    支持構造。
  11. 【請求項11】 請求項10の防振支持構造において、
    前記防振装置における敷設部材のモルタル受部に、取付
    前の状態において前記浴槽本体における幅方向に連続し
    た形態の脚の嵌込用溝を切除形成するための、該周壁部
    を貫通しない切欠きが上下方向に形成されていることを
    特徴とする気泡浴槽装置の防振支持構造。
  12. 【請求項12】 請求項9の防振支持構造において、前
    記溝が前記モルタル受部内の水を外部に排出するための
    スリット状の排水用溝であることを特徴とする気泡浴槽
    装置の防振支持構造。
  13. 【請求項13】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10,11又は12の防振支持構造において、
    前記敷設部材が浴槽本体の脚に一体に形成されているこ
    とを特徴とする気泡浴槽装置の防振支持構造。
  14. 【請求項14】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10,11,12又は13の防振支持構造にお
    いて、前記防振装置がポンプ用のものであってその敷設
    部材が前記衝撃吸収ゲル体の収容室を有し、該収容室内
    部に該衝撃吸収ゲル体が収容されるとともに、該収容室
    の下側に切除可能な脚が形成されていることを特徴とす
    る気泡浴槽装置の防振支持構造。
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WO2022071312A1 (ja) * 2020-10-02 2022-04-07 三菱重工業株式会社 防振マウント

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