JP4035215B2 - テーパ型防振材とその製造方法 - Google Patents

テーパ型防振材とその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、耐荷重性が優れており、特に水平方向の振動に対しても優れた防振性を有するテーパ型防振材とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来より、各種用途に使用するための防振材が開発されているが、防振材に要求される防振作用としては、その用途に応じて、上下方向への防振作用、水平方向への防振作用、両方向への防振作用が考えられる。例えば、圧縮及び剪断変形に対して防振作用を発揮するような防振材が開発され、広く使用されている。このような防振材としては、凹凸対向する傾斜面を有する金属部材の基台と受台とを用い、その傾斜面間にシリコーンゲルやゴム等の粘弾性体を介在させた構造が提供されている。
【0003】
一般に、このような防振材は、金属部材と粘弾性体とをそれぞれ別に形成しておき、この金属部材の傾斜面と粘弾性体の傾斜面との間を接着剤により接着して形成されている。しかしながら、あらかじめ成形型を用いて成形される粘弾性体には、その表面に成形時において成形型面に塗布した離型剤が残留することもあり、その傾斜面の部分が接着し損ねることがあった。しかも、接着剤の介在によって水平方向(特に傾斜面に沿う方向をいう)への剪断変形に対して強度が不十分となるおそれもあって、製品の信頼性を低下させる原因となっている。
【0004】
叙述の課題を解消するために、金属部材の基台と受台との間に粘弾性材料を流し込んで硬化させることで接着しようとすると、受台の凹部に粘弾性材料を流し込み、その上から基台の凸部を嵌合させて硬化させる方法が考えられる。また、先に受台と基台とを嵌合させておき、側面の間隙から流し込みする方法も考えられる。
これらはいずれも、受台の凹部底面の空間には粘弾性材料が流れ込んでしまうので、基台と受台の傾斜面のみに粘弾性体を形成することができないものであった。
【0005】
そこで本発明は、金属部材間に粘弾性材料を流し込むことで、基台と受台の傾斜面に粘弾性体を形成するとともに密閉空間をも確保することができ、得られた防振材が垂直方向および水平方向への振動に対して優れた防振性を長期間にわたって安定して発揮できるようなテーパ型防振材とその製造方法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者は上記目的を達成するために研究の結果、複数の部材を組み合わせて傾斜空隙を形成して、受台のねじの貫通孔を傾斜空隙の上部空間まで貫通させ、そこから粘弾性材料を注入して傾斜空隙の傾斜面に溜めて硬化させ、注入後にねじを取り付けてダンパとして作用する密閉空間をも形成させることにより、粘弾性体と金属部材とを予め一体形成するとともに、所望のテーパのついた粘弾性体を形成できることを見出し、本発明を完成した。
【0007】
請求項1に記載した発明は、円錐台状の凸部を基板から突設した基台と、円錐台状の凹部を基板内部に穿設された受台とが、上記基台の凸部の傾斜面と受台の凹部の内周面との間に傾斜空隙が形成されるようにして嵌合されているとともに、受台の中心に、硬化前の粘弾性材料を傾斜空隙に注入しかつ適用対象にねじ止めするねじを取り付ける雌ねじ孔が凹部形成面側と反対面側から上部空間に至り貫通して形成されていること、受台の凹部に接する部位に上部空間を残して上記傾斜空隙に形成された粘弾性体が雌ねじ孔から注入した粘弾性材料を硬化させてなること、上記雌ねじ孔にねじを取り付けることにより上記上部空間を密閉していることを特徴としている。
【0008】
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した凸部の傾斜面と受台の凹部の内周面とを粗面に形成していることを特徴としている。
請求項3に記載した発明は、請求項1又は2に記載した上部空間に、衝撃吸収を高めるための液体が注入されていることを特徴としている。
請求項4に記載した発明は、円錐台状の凸部を基板から突設した基台と、円錐台状の凹部を基板内部に穿設された受台とが、上記基台の凸部の傾斜面と受台の凹部の内周面との間に傾斜空隙が形成されるようにして嵌合する工程、基台と受台の嵌合部分の周囲に着脱自在の固定治具を嵌め込む工程、受台の中心に凹部形成面側と反対面側から上部空間に至り貫通して形成した雌ねじ孔から、基台と受台と固定治具により形成される傾斜空隙に硬化前の粘弾性材料を注入する工程、雌ねじ孔から注入された粘弾性材料を傾斜空隙において硬化させる工程、粘弾性材料を硬化させた後、固定治具を取り外す工程及び受台に形成された雌ねじ孔にねじを取り付けて上記上部空間を密閉する工程を具備することを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の製造方法を図面をもとに説明する。図1は本発明の製造方法に使用する部材を説明するために一部を切欠した分解斜視図、図2は図1における部材を組立して本発明に係わる注入工程を示す断面図、図3は図1における部材を組立して本発明に係わる粘弾性材料を硬化させる工程を示す断面図、図4は本発明の製造方法により得られたテーパ型防振材を示す正面図、図5は本発明の製造方法により得られたテーパ型防振材の一使用例を示す斜視図である。
【0010】
まず、第1工程において、基台と受台と固定治具を組み合わせるが、初めに各部材の構造を図1に基づいて説明する。
【0011】
基台10は、基板11から突設された円錐台状の凸部12を有している。この円錐台状の凸部12は、その傾斜面(周面)と基板11とがなす角度(図中の角度θ)が、本発明の目的を達成するため、30〜80度であることが好ましく、40〜60度であることがさらに好ましい。凸部12と基板11とがなす角度は同一であるが、曲面を形成していてもよいし、部分的には角度が異なっていてもよい。凸部12の傾斜面は、粘弾性材料との接着力を高めるため、粗面であることが好ましい。このような凸部12は、四角錐など多角錐の角錐台状であってもよい。なお、基板11と凸部12との間には垂直壁13を設けておくことが望ましい。
【0012】
基台10には、凸部12の形成面と反対面側の基板11に、テーパ型防振材50の実用時において適用対象にねじ止めするねじを取り付けるための孔14を形成することができ、基板11の中心に形成される。
【0013】
基台10は、アルミニウム等の金属、プラスチック等から形成することができる。その大きさは、テーパ型防振材50の用途に応じて適宜決定することができる。
【0014】
受台20は、基板21の内部に穿設された円錐台状の凹部22を有している。
この円錐台状の凹部22の内周面の形状は、基台10の凸部12の形状と一致している。凹部22の内周面は、粘弾性材料との接着力を高めるため、粗面であることが好ましい。
【0015】
受台20は、凹部22に接する部位(実用時における凹部22の上部位置)に、製品となった場合には密閉空間となり、ダンパーとして衝撃吸収作用を発揮する空間23を有している。この空間23には、内部の圧力を調整するための通気孔を形成することができる。
【0016】
受台20は、基板21の凹部22の形成面側と反対面側から空間23に至る貫通孔24を有している。この貫通孔24は、空間23を経て凹部22に至っているもので、粘弾性材料の注入孔として使用するとともに、テーパ型防振材50の実用時において適用対象にねじ止めするねじを取り付けるための雌ねじ孔として形成されるものである。貫通孔24は受台20の中心に形成されている。
【0017】
受台20は、アルミニウム等の金属、プラスチック等から形成することができる。その大きさは、基台10の大きさに応じて決定する。
【0018】
固定治具は使用時において着脱自在にするため、2以上に分割できるようになっている。図3においては、固定治具は、円形の治具を2分割した(180度で分割した)二つの固定治具30、35から構成されているが、二つの固定治具30、35の大きさは同一である必要はなく、同一又は異なる大きさになるように3分割以上に分割したものであってもよい。
【0019】
固定治具30、35は、内周面側に長さ方向に連続した凸状のつば部31、36が形成されている。固定治具30、35における凸状のつば部31、36等の寸法としては、W1 、W2 及びW3 の寸法は同一でも異なっていてもよく、L1 及びL2 の寸法も同一でも異なっていてもよい。これらの寸法は、具体的には基台10と受台20との関係において決定されるものである。
【0020】
固定治具30、35は、アルミニウム等の金属、プラスチック、セラミックス等から形成することができる。それらの内周面(凸状のつば部31、36も含む)には、取り外し時において粘弾性材料との離型性を良好にするため、シリコーンオイル等の離型剤を塗布しておくことが好ましい。
【0021】
次に、これらの部材を使用した第1工程の作業手順について説明する。まず、図2に示すように、基台10と受台20とを、それぞれの凸部12と凹部22とにおいて嵌合する。次に、基台10と受台20の嵌合部分15、25の周囲に、固定治具30、35を嵌め込む。固定治具30,35はつば部31、36の内周面が垂直壁13に当接する。
【0022】
このように、これらの4つの部材、基台10、受台20及び固定治具30、35を組み合わせることにより、それらにより取り囲まれた粘弾性材料を流し込むための傾斜空隙40が形成される。この傾斜空隙40の大きさ(容量)は、図1により説明したとおり、固定治具30、35のW1 、W2 及びW3 の寸法と、L1 及びL2 の寸法を、基台10と受台20の寸法とも関連して調整することにより、所望の大きさ等に調整することができる。また、例えば、W1 の寸法を調整することにより、基台10の凸部12の上面と受台20の凹部22の底面との間隙(高さ)が調整されるので、粘弾性材料51の注入量によっては凸部12の上面が接触面45に形成されることとなる。
【0023】
次に、第2工程において、基台10と受台20と固定治具30、35により形成される傾斜空隙40(図2参照)に、受台20の貫通孔24から粘弾性材料51を注入する。なお、傾斜空隙40を構成する凸部12の傾斜面と凹部22の内周面にはプライマーを塗布、乾燥の前処理を施した後に、粘弾性材料を注入するのが望ましい。
【0024】
粘弾性材料としては、常温下又は加熱下において注入作業が可能な程度の流動性を有し、常温下又は加熱下において硬化する性質を有しているものであれば特に制限されるものでなく、一般に粘弾性材料として使用されているゴム、ゲル等を挙げることができる。本発明において使用する粘弾性材料の例としては、シリコーンゴム、シリコーンゲルを挙げることができる。このような粘弾性材料としては、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製の商品名TOUGH−2(針入度156)、TOUGH−3(針入度63)、TOUGH−5(針入度65)、TOUGH−6(針入度40)、TOUGH−7(針入度112)、TOUGH−8(針入度23)のほか、信越化学工業株式会社製のKE−1051等を挙げることができる。
【0025】
次に、第3工程において、傾斜空隙40に注入した粘弾性材料51を硬化させる。硬化方法は注入した粘弾性材料51により異なるもので、常温で又は必要に応じて加熱することにより硬化させる。この工程の作業により、図3に示すように、傾斜空隙40に粘弾性材料の硬化物(粘弾性体)52が形成される。なお、接触面45の全面又は一部にも粘弾性材料51が注入されている場合には、そこにも粘弾性体52が形成される。
【0026】
次に、第4工程において、固定治具30、35を取り外す。その後、貫通孔24にねじ53を取り付けて空間23を密閉空間とするが、その前に、衝撃吸収作用を高めるため、空間23内の全部又は一部に液体を注入することができる。この液体としては、シリコーンオイル等を挙げることができる。なお、空間23に通気孔を形成した場合には、複数個の防振材の連通孔同士をチューブ等で連通させ、空間23内に気体あるいは液体を互いの防振材と流通させるようにしたり、さらにその間に圧力調整弁やポンプなどを介在させたりして、複数個の防振材の特性を総合的に調整し得るようにして使用できることは勿論である。
【0027】
次に、常法によりねじ53を取り付け、空間23を密閉空間とする。なお、基台10にも孔13を設けた場合には、同様にして図示しないねじを取り付ける。また、実用時において床面(設置面)に接触する基台10の下面は、ねじのほか、設置場所の状態に応じた形状や材質にすることができる。この場合の材質としては、ゴム、発泡ゴム、発泡プラスチック、樹脂等を挙げることができる。
【0028】
このようにして本発明のテーパ型防振材50を得ることができる。このテーパ型防振材50においては、粘弾性体52の傾斜面と基台10の基板11とがなす角度、即ち、粘弾性体52と床面(設置面)とのなす角度が、垂直方向及び水平方向への防振作用を高めるため、好ましくは30〜80度であり、さらに好ましくは40〜60度になるように設定されている。また、空間23は、弾性体52とねじ53により密閉空間となっており、実用時においてはダンパーとして作用する。
【0029】
本発明の製造方法により得られたテーパ型防振材50は、例えば、図5に示すように、物体100の下面にねじ53においてねじ止めして、使用する。このとき、テーパ型防振材50の基台10の下面には、接着剤等を塗布するやゴムシートを設けることなどにより、設置面との結合力を高めることができる。
【0030】
【実施例】
以下、実施例により本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれらにより限定されるものではない。
実施例1
図4に示すような構造のテーパ型防振材50を製造した。基台10、受台20および固定治具30,35はアルミニウム製とし、粘弾性材料としてはTOUGH−8を使用し、70℃で2時間加熱することにより硬化させた。なお、各部の寸法は、a=70mm、b=50mm、c=20mm、d=50mmであり、角度θ=50度であった。
【0031】
試験例1(垂直方向加振試験)
実施例1で得たテーパ型防振材50を3個を使用し、図6に示すような試験装置により、上下方向の振動を加えた場合の振動測定を行った。なお、テーパ型防振材50は、3個をバランスよく均等位置に配置し、おもりの下面にねじ込むことにより固定した。なお、図6中のFFTとは、FFTアナライザを示す。その結果を図7に示す。図7から明らかなとおり、テーパ型防振材50の1個当たりの加重が30〜60Kgで垂直方向の共振点は20〜15Hzとなっており、垂直方向への振動に対する減衰作用を示した。
【0032】
試験例2(水平方向加振試験)
実施例1で得たテーパ型防振材50を3個を使用し、図8に示すような試験装置により、水平方向の振動を加えた場合の振動測定を行った。なお、テーパ型防振材50は、3個をバランスよく均等位置に配置し、おもり(直径400mm、厚さ160mm)の下面にねじ込むことにより固定した。その結果、1個当たりの加重が50Kgの場合、9Hzと26Hzに共振点が存在した。9Hzの共振点はおもりのロールによる振動であり、26Hzの共振点は水平方向の振動である。
【0033】
【発明の効果】
本発明に係るテーパ型防振材は、圧縮、剪断変形等の垂直方向への振動だけでなく、水平方向の振動に対しても優れた防振作用を示すものであり、各種分野、例えば、電車の床面の防振材、ショーケースなどに利用することができる。
本発明に係るテーパ型防振材の製造方法によれば、複数の部材を組み合わせた傾斜空隙に受台の貫通孔から粘弾性材料を注入して硬化させ、注入後にねじを取り付けて密閉空間を形成するようにしたので、粘弾性材料と他の部材との接着性がよく、テーパ型で、しかも密閉空間を有する防振材を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法に使用する部材を説明するために一部を切欠した分解斜視図である。
【図2】図1における部材を組立して本発明に係わる注入工程を示す断面図である。
【図3】図1における部材を組立して本発明に係わる粘弾性材料を硬化させる工程を示す断面図である。
【図4】本発明の製造方法により得られたテーパ型防振材を示す正面図である。
【図5】本発明の製造方法により得られたテーパ型防振材の一使用例を示す斜視図である。
【図6】本発明の製造方法により得られたテーパ型防振材の垂直方向加振試験の方法を示す概念図である。
【図7】垂直方向加振試験の結果を示す図である。
【図8】本発明の製造方法により得られたテーパ型防振材の水平方向加振試験の方法を示す概念図である。
【符号の簡単な説明】
10 基台
11 基板
12 凸部
13 垂直壁
14 孔
15 嵌合部分
20 受台
21 基板
22 凹部
23 空間
24 貫通孔
25 嵌合部分
30、35 固定治具
31、36 つば部
40 傾斜空隙
50 テーパ型防振材
51 粘弾性材料
52 粘弾性体
53 ねじ

Claims (4)

  1. 円錐台状の凸部を基板から突設した基台と、円錐台状の凹部を基板内部に穿設された受台とが、上記基台の凸部の傾斜面と受台の凹部の内周面との間に傾斜空隙が形成されるようにして嵌合されているとともに、受台の中心に、硬化前の粘弾性材料を傾斜空隙に注入しかつ適用対象にねじ止めするねじを取り付ける雌ねじ孔が凹部形成面側と反対面側から上部空間に至り貫通して形成されていること、
    受台の凹部に接する部位に上部空間を残して上記傾斜空隙に形成された粘弾性体が雌ねじ孔から注入した粘弾性材料を硬化させてなること、
    上記雌ねじ孔にねじを取り付けることにより上記上部空間を密閉していることを特徴とするテーパ型防振材
  2. 凸部の傾斜面と受台の凹部の内周面とを粗面に形成していることを特徴とする請求項1に記載のテーパ型防振材
  3. 上部空間に、衝撃吸収を高めるための液体が注入されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のテーパ型防振材
  4. 円錐台状の凸部を基板から突設した基台と、円錐台状の凹部を基板内部に穿設された受台とを、上記基台の凸部の傾斜面と受台の凹部の内周面との間に傾斜空隙が形成されるようにして嵌合する工程、基台と受台の嵌合部分の周囲に着脱自在の固定治具を嵌め込む工程、受台の中心に凹部形成面側と反対面側から上部空間に至り貫通させて形成した雌ねじ孔から、基台と受台と固定治具により形成される傾斜空隙に硬化前の粘弾性材料を注入する工程、雌ねじ孔から注入された粘弾性材料を傾斜空隙において硬化させる工程、粘弾性材料を硬化させた後、固定治具を取り外す工程及び受台に形成された雌ねじ孔にねじを取り付けて上記上部空間を密閉する工程を具備することを特徴とするテーパ型防振材の製造方法。
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