JPH08224177A - 保湿庫 - Google Patents

保湿庫

Info

Publication number
JPH08224177A
JPH08224177A JP7032135A JP3213595A JPH08224177A JP H08224177 A JPH08224177 A JP H08224177A JP 7032135 A JP7032135 A JP 7032135A JP 3213595 A JP3213595 A JP 3213595A JP H08224177 A JPH08224177 A JP H08224177A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
humidifier
cycle
air
passage
path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7032135A
Other languages
English (en)
Inventor
豊 ▲高▼橋
Yutaka Takahashi
Akio Tajima
章男 田島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP7032135A priority Critical patent/JPH08224177A/ja
Publication of JPH08224177A publication Critical patent/JPH08224177A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Humidification (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Devices For Warming Or Keeping Food Or Tableware Hot (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は保湿庫に関するもので、水道配管な
しで加湿用の水が得られ、また、庫内の湿度変動が少な
く、且つ、加湿速度と加湿効率の高い保湿庫の提供を目
的としたものである。 【構成】 水分を吸放出する可逆的吸湿材12、吸湿材
12から水分放出するための加熱活性ヒータ14、前記
吸湿材12に直列に接続された送風機13、送風機13
の流入路は保存室空気吸い込み路と室外空気吸い込み路
とに、吸湿材の流出路は保存室内吹き出し路と室外吹き
出し路とに分岐し、前記分岐部には、吸湿時には室外空
気の吸排出、加湿又は加熱時には室内空気循環路を形成
する流入路切り換え手段21、吹き出し路切り換え手段
22とよりなる加湿器を複数個備えた加湿ユニット9と
前記複数個の加湿器の運転サイクルを制御する制御器2
6とで構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は解凍加温された食品、又
は調理後の食品を適温、適湿状態に保持する食品保湿庫
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の保湿庫は電気ヒータや電磁誘導加
熱により蒸気を発生させるものであった。その代表的な
ものとして図7に示すように、誘導加熱器1の上に載設
された缶体2に蒸気管3が接続され、前記蒸気管3には
この中を流れる蒸気を送出、或は停止する蒸気弁4が各
々設けられている。また、この缶体2には給水管5が接
続されており、この給水管5から缶体2に流入する水
は、給水弁6の開閉によって給水量を調整している。ま
た、水位センサー7が缶体2内に設けた構成である。
【0003】そして上記缶体7への水の供給は給水弁6
の開閉によって行われる。また、この缶体2に貯えられ
ている水の量は、水位センサー7によって、この缶体2
が空炊きにならない程度に常に最少に維持されるように
なる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、水道管に直接接続されるため、給水弁やセ
ンサーが故障した場合に水の垂れ流し状態になる危険が
ある。信頼性を高めるために二重安全設計にすると、構
成が複雑でコスト高となるという問題があった。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、水道
配管、または、貯水槽なしで加湿用の水を得ることがで
きる加湿装置からなる保湿庫の提供を目的としたもので
ある。
【0006】また、保存室等の加湿空気を循環させ、保
存物周囲の空気湿度を最適状態に制御することが可能な
保湿庫の提供を目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、保存室と、流入路と、流出路と、保存室内の
空気を前記流入路に導く保存室空気吸い込み路と、保存
室外の空気を前記流入路に導く室外空気吸い込み路と、
前記流出路の空気を保存室に導く保存室内吹き出し路
と、前記流出路の空気を保存室外に導く室外吹き出し路
と、前記流入路に保存室空気吸い込み路から又は室外空
気吸い込み路から空気が流入するように切り換える流入
路切り換え手段と、前記流出路から保存室内吹き出し路
に又は室外吹き出し路に導くように切り換える流出路切
り換え手段と、流入路から流出路に空気を送り込む送風
機と、前記流入路と流出路との間には水分を吸着又は吸
収したり放出する吸湿材と、前記吸湿材に吸着又は吸湿
された水分を放出する加熱活性ヒータを備え、吸湿時に
は保存室外空気吸い込み路と室外吹き出し路と連通さ
せ、加湿時には保存室空気吸い込み路と保存室内吹き出
し路と連通させるように流入路切り換え手段と流出路切
り換え手段とからなる加湿器を複数個備えた加湿器ユニ
ットと前記加湿器ユニットを制御する制御手段を設けた
構成としてある。
【0008】制御手段は複数個の各加湿器の保存室内空
気が保存室空気吸い込み路から加熱活性化ヒ−タで加熱
された吸湿材を通り、保存室内吹き出し路から保存室へ
と循環する加湿サイクルと、保存室外空気が室外空気吸
い込み路から吸着材を通り、室外空気吹き出し路から保
存室外へ吹き出す吸着サイクルの加湿、吸着サイクルの
運転タイミングに時間差を設け運転制御する構成であ
る。
【0009】また、加湿器ユニットは第1加湿器と第2
加湿器の2個の加湿器とで構成し、制御手段は第1加湿
器が加湿サイクル時には、第2加湿器は吸着又は吸着サ
イクルと相互に逆サイクル運転制御をおこなう制御手段
とで構成したものである。
【0010】また、加湿ユニットは第1加湿器と第2加
湿器の2個の加湿器とで構成し、制御手段は保湿庫加湿
スタ−ト時の第1サイクル動作は、第1加湿器、第2加
湿器とも加湿サイクルにすると共に、第2加湿器の加湿
サイクル時間は第1加湿器の吸着又は吸湿サイクル終了
時迄と延長したサイクル運転制御をおこなう構成とした
ものである。
【0011】また、加湿ユニットは第1加湿器と第2加
湿器の2個の加湿器とで構成し、制御手段は保湿庫の加
湿負荷が設定値以下の時は、第1加湿器は保存室内加湿
をおこなう運転サイクルに、第2加湿器は保存室内循環
サイクルのみの運転になる運転制御をおこなう制御手段
で構成したものである。
【0012】さらに、制御手段は保湿庫の加湿負荷が設
定値以下の時は、第1加湿器は庫内加湿をおこなう運転
サイクルに、第2加湿器は第1加湿器が吸着又は吸湿サ
イクル時に保存室内循環サイクル運転のみのになる運転
制御をおこなう構成としたものである。
【0013】
【作用】本発明は上記構成によって、加湿器の動作はま
ず、大気中の水分を吸湿材に吸収させる時は、制御器か
らの信号により流入路切り換え手段は室外空気吸い込み
路と流入路と連通する側に、流出路切り換え手段は流出
路と室外吹き出し路と連通する側にセットされる。この
風路設定で送風機を運転すると、室外空気が室外空気吸
い込み路から吸湿材に送られ、大気中の水分が吸湿材に
吸着又は吸湿される。
【0014】水分吸着又は吸収後の吸着材からの水分の
放出は、流入路切り換え手段は保存室空気吸い込み路と
流入路と連通する側に、流出路切り換え手段は流出路と
保存室内吹き出し路と連通する側に切り換え、加熱活性
ヒータをオンする。この風路設定で送風機を運転する
と、保存室の空気は保存室空気吸い込み路から吸い込ま
れ、吸湿材を通る時に加熱活性化され、吸湿材から遊離
状態になった水分と共に、保存室内吹き出し路から保存
室内に吹き出される。この加湿器を複数個備えた加湿ユ
ニットの運転により、保存室は加湿される。
【0015】また、第1加湿器と第2加湿器の2個の加
湿器よりなる加湿器ユニットにおいて、第1加湿器が加
湿サイクル時には、第2加湿器は吸着又は吸湿サイクル
と第1加湿器と第2加湿器とは相互に逆サイクル運転お
こない、保存室内への加湿が連続しておこなわれるので
ある。
【0016】また、第1加湿器と第2加湿器の2個の加
湿器よりなる加湿器ユニットにおいて、庫内加湿スタ−
ト時の第1サイクルは、第1加湿器、第2加湿器とも加
湿サイクルにし、保存室内への同時加湿をおこない、次
の第2サイクルでは第1加湿器は吸着又は吸湿サイクル
に、第2加湿器は加湿サイクルを継続する。更に、次の
第3サイクルでは第1加湿器が加湿サイクル、第2加湿
器は吸着又は吸湿サイクルと第1加湿器と第2加湿器と
は相互に逆サイクル運転おこなう。
【0017】また、第1加湿器と第2加湿器の2個の加
湿器よりなる加湿器ユニットにおいて、保湿庫の加湿負
荷が設定値より大きい場合は、第1加湿器と第2加湿器
の2個は相互に逆サイクルで加湿と吸着又は吸湿おこな
う。保存室内の加湿負荷が設定値より小さくなると、第
1加湿器は加湿と吸着又は吸湿運転を継続し、第2加湿
器の加熱活性ヒ−タ通電を停止し、送風機運転のみの保
存室内循環サイクル運転とし、第1加湿器のみで保存室
内の加湿をおこなう。
【0018】さらに、制御手段は保湿庫の加湿負荷が設
定値以下では、前記同様に第1加湿器は加湿と吸着又は
吸湿運転を継続し、第2加湿器は第1加湿器が吸着又は
吸湿運転サイクル時に、加熱活性ヒ−タの通電を停止し
送風機運転のみの室内循環サイクル運転となり、保存室
内の加湿空気の循環は連続しておこなわれる。
【0019】
【実施例】以下本発明の実施例を図1から図5を参照し
て説明する。第1加湿器、第2加湿器とも同じ構成であ
る。
【0020】図1から図2において、8は加湿ユニット
本体で第1加湿器9、第2加湿器10の並設された2個
の加湿器で構成されている。前記加湿ユニット8は保存
室11の上に取り付けられている。12は吸湿材で空気
を送る送風機13と直列に接続されている。吸湿材12
には加熱活性ヒータ14が内設してある。送風機13の
吸い込み口に接続された流入路15には保存室11内の
空気を前記流入路15に導く保存室空気吸い込み路16
と、保存室11外の空気を前記流入路15に導く保存室
外空気吸い込み路17が接続されている。吸湿材12の
流出側の流出路18には前記流出路18の空気を保存室
11に導く保存室内吹き出し路19と、前記流出路の空
気を保存室外に導く保存室外吹き出し路20が接続され
ている。21は流入路切り換え手段で、前記流入路15
に保存室空気吸い込み路16から又は保存室外空気吸い
込み路17から空気が流入するように切り換えるもの
で、保存室空気吸い込み路16と保存室外空気吸い込み
路17との合流部22に配設されている。23は流出路
切り換え手段で、前記流出路18から保存室内吹き出し
路19に又は保存室外吹き出し路20に導くように切り
換えるにもので、保存室内吹き出し路19と、保存室外
吹き出し路20との分岐部24に配設されている。
【0021】25は保存室空気吸い込み路16に配設さ
れた湿度センサ、26は制御手段で湿度センサ25又は
操作部(図示せず)から信号を入力すると共に、流入路
切り換え手段21、流出路切り換え手段23、送風機1
3、加熱活性ヒータ14、流入路切り換え手段21、流
出路切り換え手段23への電力供給を行う。27は操作
部である。
【0022】図3は加湿器1、2運転時の加湿、吸着の
サイクル図である。縦軸が吸湿材12の水分吸着又は吸
収量を示し、点線で示される吸着又は吸収量が増加勾配
の時は吸着サイクル、実線で示される減少勾配の時は加
湿サイクルである。横軸が時間である。
【0023】上記構成において、調理、又は解凍された
食材を保存室11に入れ、操作部27から運転指示信号
を制御器26に送り、加湿器1、2を運転する。
【0024】加湿器1は制御器26からの信号により、
加熱活性ヒータ14はオンにし、流入路切り換え手段2
1は流入路15と保存室空気吹い込み路16が連通する
側に、流出路切り換え手段23は流出路18と保存室内
吹き出し路19が連通する側にセットして、送風器13
を始動し、加湿サイクル運転に入る。
【0025】加湿サイクルに入ると、保存室内空気は、
保存室空気吹い込み路16から流入路15を通り送風機
13に入り、吸湿材12に送られる。吸湿材12に入っ
た空気は加熱活性ヒータ14により加熱活性化され吸湿
材12から遊離状態となった水分を取り込む。吸湿材1
2から流出した高湿空気は、流出路18、保存室内吹き
出し路19から保存室11へ吹き出される。この保室室
内空気を循環する加湿サイクル運転を継続すると、図3
の吸着量の実線で示されるように吸湿材12に吸着され
ていた水分は保存室内に放出され、吸湿材12中の水分
は零に近づく。この状態をタイマーまたは水分吸湿セン
サ等による制御信号に基ずき制御器26からの運転サイ
クル切換信号が出され、加湿サイクル運転は終了する。
【0026】他方、加湿器2は制御器26からの信号に
より、加熱活性ヒータ13はオフにし、流入路切り換え
手段21は流入路15と保存室外吹い込み路17が連通
する側に、流出路切り換え手段21は流出路18と保存
室外吹き出し路20が連通する側にセットして、送風器
13を始動し、吸着サイクル運転に入る。
【0027】吸着サイクルに入ると、室外空気が保存室
外吹い込み路17から流入路15を通り送風機13に入
り、吸湿材12に送られる。ここで空気中に含まれる水
分は吸湿材12に吸着される。吸湿材12から出た乾き
空気は流出路18を通り、保存室外吹き出し路20から
保存室外へ吹き出される。この庫外空気を循環する吸着
サイクル運転を継続すると、図3の吸着量の点線で示さ
れるように吸湿材12に吸着される水分は増加する。吸
着が飽和に近づくと、タイマーまたは水分吸着センサ等
による制御信号に基ずき制御器26からの運転サイクル
切換信号が出され、吸着サイクル運転は終了する。
【0028】また、加湿器1、2の最初の加湿サイクル
運転で保存室11内の湿度が設定値に達しない場合は加
湿、吸着サイクル運転を繰り返すことにより保存室11
内の湿度を高めることができる。保存室11内の湿度は
湿度センサ25で検知された信号が制御器26に送ら
れ、そこから出される加湿、吸着サイクルの運転、停止
制御により設定された値に保たれる。
【0029】この実施例の構成によれば、保存室内への
加湿が2台の加湿器で交互に行われるため、庫内の加湿
状態の変動が少なくなり、食材の保存状態を良くする事
ができる。
【0030】図4は他の実施例を示す加湿器1、2運転
時の加湿、吸着のサイクル図である。
【0031】上記構成において、調理、又は解凍された
食材を保存室11に入れ、加湿器1、2を運転する。
【0032】運転始動直後の第1サイクルでは加湿器
1、加湿器2共、制御器26からの信号により、加熱活
性ヒータ14はオンにし、流入路切り換え手段21は流
入路15と保存室空気吹い込み路16が連通する側に、
流出路切り換え手段23は流出路18と保存室内吹き出
し路19が連通する側にセットされ、送風器13が始動
し、加湿サイクル運転に入る。
【0033】第2サイクルになると、加湿器1は制御器
26からの加湿サイクルから吸着サイクルへの運転サイ
クル切換の信号が送られ吸着サイクルとなる。加湿器2
は制御器26からの加湿サイクル継続の信号が送られ加
湿サイクルを継続する。
【0034】更に、第3サイクルになると、加湿器1、
加湿器2共制御器26から運転サイクル切換の信号が送
られる。この信号により加湿器1は吸着サイクルから加
湿サイクルへ、加湿器2は加湿サイクルから吸着サイク
ルへと変換される。
【0035】以後は、前記実施例に示した如く、加湿器
1、加湿器2は加湿サイクル、吸着サイクルが逆のサイ
クルとなって運転が継続される。
【0036】この実施例の構成によれば、スタ−ト時に
は保湿庫の加湿が2台同時に行われるため、保存室内の
加湿の立ち上がりが速まり、食材を保存室に投入した直
後の湿度不足による食材の変質を防止することができ
る。
【0037】図5は他の実施例を示し、保湿庫の加湿負
荷により加湿器1、2運転時の加湿、吸着の運転条件を
変えたサイクル図である。
【0038】上記構成において、調理、又は解凍された
食材を保存室11に入れ、加湿器1、2を運転する。
【0039】保存室11の運転条件が揚げ物保存のよう
な高温、高湿保存を必要とし、加湿負荷が制御手段26
で設定された設定値より大きい場合は、図3に示す実施
例のように加湿器1、加湿器2の2個は相互に逆サイク
ルで加湿と吸着の並列運転をおこなう。
【0040】逆に、保存室11の運転条件がパンのよう
なやや高めの温度で中程度の湿度保存のような加湿負荷
が制御手段26で設定された設定値以下の比較的少量の
加湿負荷の場合は、加湿器1は加湿と吸着又は吸湿運転
を継続し、加湿器2は放湿用ヒ−タの通電を停止し、送
風機運転のみの保存室内循環サイクル運転になる。従っ
て、保存室11への加湿は加湿器1のみでおこなわれ
る。
【0041】この実施例によれば、加湿負荷が少なく加
湿器1の単独運転となり、加湿器1が吸着サイクル時に
は保存室内の空気循環が停止してしまう状態はなく、こ
の空気循環により保存室内の温湿度分布が均一化し、食
材の美味しさ劣化が防止できる。
【0042】図6は他の実施例を示し、保湿庫の加湿負
荷により加湿器1、2運転時の加湿、吸着の運転条件を
変えたサイクル図である。
【0043】上記構成において、調理、又は解凍された
食材を保存室11に入れ、加湿器1、2を運転する。
【0044】保湿庫内の加湿負荷が制御手段26で設定
された設定値より大きい場合は、前記実施例と同様、図
3に示す実施例のように加湿器1、加湿器2の2個は相
互に逆サイクルで加湿と吸着の並列運転をおこなう。
【0045】逆に、加湿負荷が制御手段26で設定され
た設定値以下の比較的少量の加湿負荷の場合は、加湿器
1は加湿と吸着又は吸湿運転を継続し、加湿器2は加湿
器1が吸着又は吸湿運転サイクル時に、放湿用ヒ−タの
通電を停止し送風機運転のみの室内循環サイクル運転を
おこなう。この加湿器2の運転により保存室内の加湿空
気の循環は連続しておこなわれる。
【0046】この実施例によれば、加湿器1の単独運転
となり、加湿器1が吸着サイクル時のみ加湿器2による
保存室内の空気循環がおこなわれるため、保存室内温湿
度の均一化と共に、機器運転時間の削減による省エネル
ギ−効果がある。
【0047】
【発明の効果】以上説明から本発明の保湿庫は以下の効
果を奏する。
【0048】1.水供給源への配管機器部が不必要とな
り、設置工事が簡単で、装置の設置の自由度が増大し、
機器を作業効率よく配列することができる。
【0049】又、一般配管設備に発生する、スケール付
着や水洩れ等が皆無となり、装置の信頼性が大幅に向上
する。
【0050】2.複数の加湿器をサイクルをずらして運
転されるため、加湿時の変動幅が少なくなり、保存室内
の湿度が安定し、食材の組成、味質、色等の保存状態が
よくなる。
【0051】3.保湿庫に食材を入れ、運転を開始した
直後には複数の加湿器が加湿サイクルで同時スタ−トす
るため、保存室内の加湿の立ち上がりが速まり、食材を
保存室に投入した直後の湿度不足による食材の変質を防
止することができる。
【0052】4.保湿庫の加湿負荷が少なく1台の加湿
器による単独運転になって、運転中の加湿器が吸着サイ
クル時になっても、保存室内の空気循環は継続されるた
め保存室内の温度分布が均一化し、食材の美味しさ劣化
を防止することができる。
【0053】5.保湿庫の加湿負荷が少なく1台の加湿
器による単独運転になって、運転中の加湿器が吸着サイ
クルになった時、保存室内空気の循環をバックアップす
る他の加湿器の運転が単独運転中の加湿器の吸着サイク
ル時のみバックアップ加湿器による保存室内の空気循環
がおこなわれるため、保存室内温湿度の均一化と共に、
機器運転時間が削減され、エネルギ−の無駄を省くこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における保湿庫の平面図
【図2】同保湿庫の断面図
【図3】同保湿庫の運転サイクル図
【図4】本発明の他の実施例における保湿庫のサイクル
【図5】本発明の他の実施例における保湿庫のサイクル
【図6】本発明の他の実施例における保湿庫のサイクル
【図7】従来の保湿庫の正面断面図
【符号の説明】
8 加湿器ユニット 9 第1加湿器 10 第2加湿器 11 保存室 12 吸湿材 13 送風機 14 加熱活性ヒータ 15 流入路 16 保存室空気吸い込み路 17 保存室外気吸い込み路 18 流出路 19 保存室内吹き出し路 20 室外吹き出し路 21 流入路切り換え手段 23 流出路切り換え手段 26 制御器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】保存室と、流入路と、流出路と、保存室内
    の空気を前記流入路に導く保存室空気吸い込み路と、保
    存室外の空気を前記流入路に導く室外空気吸い込み路
    と、前記流出路の空気を保存室に導く保存室内吹き出し
    路と、前記流出路の空気を保存室外に導く室外吹き出し
    路と、前記流入路に保存室空気吸い込み路から又は室外
    空気吸い込み路から空気が流入するように切り換える流
    入路切り換え手段と、前記流出路から保存室内吹き出し
    路に又は室外吹き出し路に導くように切り換える流出路
    切り換え手段と、流入路から流出路に空気を送り込む送
    風機と、前記流入路と流出路との間には水分を吸着又は
    吸収したり放出する吸湿材と、前記吸湿材に吸着又は吸
    湿された水分を放出する加熱活性ヒータを備え、吸湿時
    には保存室外空気吸い込み路と室外吹き出し路と連通さ
    せ、加湿時には保存室空気吸い込み路と保存室内吹き出
    し路と連通させるように流入路切り換え手段と流出路切
    り換え手段とからなる加湿器を複数個備えた加湿器ユニ
    ットと前記加湿器ユニットを制御する制御手段とよりな
    る保湿庫。
  2. 【請求項2】制御手段は複数個の各加湿器の保存室内空
    気が保存室空気吸い込み路から加熱活性化ヒ−タで加熱
    された吸湿材を通り、保存室内吹き出し路から保存室へ
    と循環する加湿サイクルと、保存室外空気が室外空気吸
    い込み路から吸着材を通り、室外空気吹き出し路から保
    存室外へ吹き出す吸着サイクルの加湿、吸着サイクルの
    運転タイミングに時間差を設け運転制御する構成の請求
    項1記載の保湿庫。
  3. 【請求項3】加湿器ユニットは第1加湿器と第2加湿器
    の2個の加湿器とで構成し、制御手段は第1加湿器と第
    2加湿器の2個の加湿器からなる加湿器ユニットと、第
    1加湿器が加湿サイクル時には、第2加湿器は吸着又は
    吸湿サイクルと相互に逆サイクル運転制御をする構成の
    請求項1記載の保湿庫。
  4. 【請求項4】加湿器ユニットは第1加湿器と第2加湿器
    の2個の加湿器とで構成し、加湿器ユニットは第1加湿
    器と第2加湿器の2個の加湿器とで構成し、制御手段は
    第1加湿器と第2加湿器の2個の加湿器からなる加湿器
    ユニットと、庫内加湿スタ−ト時の第1サイクル動作
    は、第1加湿器、第2加湿器とも加湿サイクルにすると
    共に、第2加湿器の加湿サイクル時間は第1加湿器の吸
    着又は吸湿サイクル終了時迄と延長したサイクル運転制
    御をおこなう構成の請求項1記載の保湿庫。
  5. 【請求項5】加湿器ユニットは第1加湿器と第2加湿器
    の2個の加湿器とで構成し、制御手段は第1加湿器と第
    2加湿器の2個の加湿器からなる加湿器ユニットと、保
    湿庫の加湿負荷が設定値以下の時は、第1加湿器は吸着
    と保存室内の加湿をおこなう運転サイクルに、第2加湿
    器は保存室内循環サイクル運転になる運転制御をおこな
    う構成の請求項1記載の保湿庫。
  6. 【請求項6】加湿器ユニットは第1加湿器と第2加湿器
    の2個の加湿器とで構成し、制御手段は第1加湿器と第
    2加湿器の2個の加湿器からなる加湿器ユニットと、保
    湿庫の加湿負荷が設定値以下の時は、第1加湿器は吸着
    と保存室内加湿をおこなう運転サイクルに、第2加湿器
    は第1加湿器が吸着又は吸湿サイクル時に庫内循環サイ
    クル運転になる運転制御をおこなう構成の請求項4記載
    の保湿庫。
JP7032135A 1995-02-21 1995-02-21 保湿庫 Pending JPH08224177A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7032135A JPH08224177A (ja) 1995-02-21 1995-02-21 保湿庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7032135A JPH08224177A (ja) 1995-02-21 1995-02-21 保湿庫

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08224177A true JPH08224177A (ja) 1996-09-03

Family

ID=12350461

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7032135A Pending JPH08224177A (ja) 1995-02-21 1995-02-21 保湿庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08224177A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105402842A (zh) * 2015-12-18 2016-03-16 珠海格力电器股份有限公司 电极加湿器组件及具有其的组合式空调机组
CN111557588A (zh) * 2020-04-28 2020-08-21 宁波方太厨具有限公司 蒸制烹饪设备的内胆结构及蒸制烹饪设备

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105402842A (zh) * 2015-12-18 2016-03-16 珠海格力电器股份有限公司 电极加湿器组件及具有其的组合式空调机组
CN111557588A (zh) * 2020-04-28 2020-08-21 宁波方太厨具有限公司 蒸制烹饪设备的内胆结构及蒸制烹饪设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR950009050B1 (ko) 제습 및 가습장치
KR950013440A (ko) 가열조리장치(Heat Cooking Apparatus)
WO2020085339A1 (ja) 除湿システムの制御方法
KR102287900B1 (ko) 공기조화기
JPH08224177A (ja) 保湿庫
JPH09210367A (ja) 調湿装置付き調理装置及びその調湿方法
JPH04283332A (ja) 乾式除加湿装置
JP4121116B2 (ja) 除湿兼加湿システム
JP2001162128A (ja) 調湿機
JP3588765B2 (ja) 加湿装置
JPH0727366A (ja) 空質調節機
JP2817627B2 (ja) 保湿庫
JP2830493B2 (ja) 乾式除加湿装置
JP2833237B2 (ja) 乾式除加湿装置
JP2814705B2 (ja) 加湿装置
JP2001050559A (ja) 調湿装置
JP2002181352A (ja) 加湿機能付き空気調和機
KR100322112B1 (ko) 분리형 공기조화기의 실내기
JP3099588B2 (ja) 除加湿装置
JP2001330284A (ja) 加湿・除湿機
JPH04284815A (ja) 乾式除加湿装置
JPH05200238A (ja) 除加湿装置
JPH04278136A (ja) 乾式除加湿装置
JPH05164359A (ja) 除加湿装置
JP2003207186A (ja) 換気装置