JPH08223938A - インバータの過負荷保護装置 - Google Patents
インバータの過負荷保護装置Info
- Publication number
- JPH08223938A JPH08223938A JP7053240A JP5324095A JPH08223938A JP H08223938 A JPH08223938 A JP H08223938A JP 7053240 A JP7053240 A JP 7053240A JP 5324095 A JP5324095 A JP 5324095A JP H08223938 A JPH08223938 A JP H08223938A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- overload protection
- inverter
- frequency
- operating point
- electric motor
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 汎用電動機をインバータで運転した時におけ
る低周波数領域での電動機焼損防止対策 【構成】 インバータの負荷電流に対する過負荷保護装
置の動作点をインバータの出力周波数に応じて可変とす
るもの。
る低周波数領域での電動機焼損防止対策 【構成】 インバータの負荷電流に対する過負荷保護装
置の動作点をインバータの出力周波数に応じて可変とす
るもの。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータにより誘導
電動機を可変周波数制御する場合におけるインバータの
過負荷保護装置に関するものである。
電動機を可変周波数制御する場合におけるインバータの
過負荷保護装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より一般に行われている電圧形イン
バータを用いた誘導電動機の可変周波数制御回路を図４
に示す。図中、１は商用電源、２は交流電圧を直流電圧
に変換するための整流器、３はフィルタコンデンサ、４
は直流電圧を交流電圧に変換するためのインバータ部、
５は出力電流を検出する変流器、６は負荷の電動機、７
はインバータの出力周波数を設定する周波数設定器、８
はインバータの制御装置で、内部は周波数指令７ａを入
力とする加減速時間回路81、制御部82、過負荷保護装置
83より成る。制御部82においては入力81ａが所定の出力
周波数・電圧のＰＷＭ信号82ａに変換され、インバータ
部４のトランジスタを駆動する。過負荷保護装置83は負
荷電流検出信号５ａが所定の過負荷保護動作点信号 831
ａを超えると積分回路 831が積分動作を開始し、判別器
832により過負荷状態を判別して制御部82に過負荷異常
信号 832ａを出してインバータ部４の動作を停止させ
る。
バータを用いた誘導電動機の可変周波数制御回路を図４
に示す。図中、１は商用電源、２は交流電圧を直流電圧
に変換するための整流器、３はフィルタコンデンサ、４
は直流電圧を交流電圧に変換するためのインバータ部、
５は出力電流を検出する変流器、６は負荷の電動機、７
はインバータの出力周波数を設定する周波数設定器、８
はインバータの制御装置で、内部は周波数指令７ａを入
力とする加減速時間回路81、制御部82、過負荷保護装置
83より成る。制御部82においては入力81ａが所定の出力
周波数・電圧のＰＷＭ信号82ａに変換され、インバータ
部４のトランジスタを駆動する。過負荷保護装置83は負
荷電流検出信号５ａが所定の過負荷保護動作点信号 831
ａを超えると積分回路 831が積分動作を開始し、判別器
832により過負荷状態を判別して制御部82に過負荷異常
信号 832ａを出してインバータ部４の動作を停止させ
る。
【０００３】図５は従来の過負荷保護動作時の限時特性
を示し、横軸に時間、縦軸に負荷電流を示しており、図
中の１００％、１５０％は電動機６の定格電流に対する
割合を示す。過負荷保護動作開始点は電動機の定格電流
の１０５％〜１１０％にセットされる。また、一般的に
定格電流の１５０％の状態が１分続くと過負荷保護動作
し、負荷電流がさらに大きい領域ではより短時間で過負
荷保護動作する。
を示し、横軸に時間、縦軸に負荷電流を示しており、図
中の１００％、１５０％は電動機６の定格電流に対する
割合を示す。過負荷保護動作開始点は電動機の定格電流
の１０５％〜１１０％にセットされる。また、一般的に
定格電流の１５０％の状態が１分続くと過負荷保護動作
し、負荷電流がさらに大きい領域ではより短時間で過負
荷保護動作する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】汎用電動機は商用周波
数の電源で使用するよう設計されており、電動機に直結
された冷却用ファンモータで冷却される。このような電
動機が商用周波数（定格周波数）より低い周波数で回転
されると冷却用ファンモータの回転数が下がり、冷却効
果が悪くなる。一方、従来より用いられている過負荷保
護装置は過負荷保護動作点信号が周波数に無関係に一定
であり、従って定格周波数より低い周波数で回転される
と電動機が焼損するという欠点があった。
数の電源で使用するよう設計されており、電動機に直結
された冷却用ファンモータで冷却される。このような電
動機が商用周波数（定格周波数）より低い周波数で回転
されると冷却用ファンモータの回転数が下がり、冷却効
果が悪くなる。一方、従来より用いられている過負荷保
護装置は過負荷保護動作点信号が周波数に無関係に一定
であり、従って定格周波数より低い周波数で回転される
と電動機が焼損するという欠点があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】かような不具合を回避す
るために、本発明は、インバータの負荷電流に対する過
負荷保護装置の動作点をインバータ出力周波数の指令値
に応じて可変とした。
るために、本発明は、インバータの負荷電流に対する過
負荷保護装置の動作点をインバータ出力周波数の指令値
に応じて可変とした。
【０００６】
【作用】負荷である電動機の周波数が低い領域では過負
荷保護装置の動作点を周波数指令に応じて引き下げる。
すなわち、定格周波数以下の領域では１００％以下でも
過負荷保護動作が働くようにする。
荷保護装置の動作点を周波数指令に応じて引き下げる。
すなわち、定格周波数以下の領域では１００％以下でも
過負荷保護動作が働くようにする。
【０００７】
【実施例】図１に本発明の過負荷保護装置の一実施例を
示す。図１において図４と同一部分は同一符号で示す。
図１中， 833はインバータ出力周波数の指令値81ａを入
力とする過負荷保護動作点設定器であり、入力であるイ
ンバータ出力周波数の指令値81ａに応じて過負荷保護動
作点が変化する。図２は本発明による過負荷保護特性の
一例であり、横軸に周波数、縦軸に過負荷保護動作点す
なわち、電動機の定格電流に対する過負荷保護動作設定
値の割合を示す。本例では定格周波数（図２の例では６
０Ｈｚ）に対しては過負荷保護動作点設定器の動作点を
定格電流の１０５％に設定しており、それ以下の周波数
では動作点を引き下げている。すなわち、低周波数では
１００％以下でも過負荷保護動作が働くようにする。本
発明を適用すると、従来例の図５に相当する過負荷保護
動作の限時特性は図３のようになり定格周波数（本例で
は６０Ｈｚ）以下の周波数ｆｋの場合、より小さい負荷
電流でも動作するようになる。
示す。図１において図４と同一部分は同一符号で示す。
図１中， 833はインバータ出力周波数の指令値81ａを入
力とする過負荷保護動作点設定器であり、入力であるイ
ンバータ出力周波数の指令値81ａに応じて過負荷保護動
作点が変化する。図２は本発明による過負荷保護特性の
一例であり、横軸に周波数、縦軸に過負荷保護動作点す
なわち、電動機の定格電流に対する過負荷保護動作設定
値の割合を示す。本例では定格周波数（図２の例では６
０Ｈｚ）に対しては過負荷保護動作点設定器の動作点を
定格電流の１０５％に設定しており、それ以下の周波数
では動作点を引き下げている。すなわち、低周波数では
１００％以下でも過負荷保護動作が働くようにする。本
発明を適用すると、従来例の図５に相当する過負荷保護
動作の限時特性は図３のようになり定格周波数（本例で
は６０Ｈｚ）以下の周波数ｆｋの場合、より小さい負荷
電流でも動作するようになる。
【０００８】
【発明の効果】汎用電動機は商用周波数の電源で使用す
るよう設計されており、電動機に直結された冷却用ファ
ンモータで冷却される。このような電動機が商用周波数
（定格周波数）より低い周波数で回転されると回転数が
下がり、冷却効果が悪くなるが本発明のように周波数の
指令値に応じて過負荷保護装置の動作点を変えることに
より電動機を焼損する等の欠点を防止することができ
る。
るよう設計されており、電動機に直結された冷却用ファ
ンモータで冷却される。このような電動機が商用周波数
（定格周波数）より低い周波数で回転されると回転数が
下がり、冷却効果が悪くなるが本発明のように周波数の
指令値に応じて過負荷保護装置の動作点を変えることに
より電動機を焼損する等の欠点を防止することができ
る。
【図１】図１は本発明の実施例を示す過負荷保護装置の
回路構成である。
回路構成である。
【図２】図２は本発明による電動機の過負荷保護特性の
一例である。
一例である。
【図３】図３は本発明による過負荷限時特性を示す。
【図４】図４は従来の電圧形インバータを用いた誘導電
動機の可変周波数制御回路である。
動機の可変周波数制御回路である。
【図５】図５は従来の過負荷限時特性を示す。 １ 商用電源 ２ 整流器 ３ フィルタコンデンサ ４ インバータ部 ５ 変流器 ６ 電動機 ７ 周波数設定器 ８ 制御装置 83 過負荷保護装置
Claims (1)
- 【請求項１】 電動機を可変周波数制御するインバータ
の過負荷保護装置において、インバータの負荷電流に対
する過負荷保護装置の動作点をインバータ出力周波数の
低い領域では引き下げる方向に可変としたことを特徴と
するインバータの過負荷保護装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7053240A JPH08223938A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | インバータの過負荷保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7053240A JPH08223938A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | インバータの過負荷保護装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08223938A true JPH08223938A (ja) | 1996-08-30 |
Family
ID=12937277
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7053240A Pending JPH08223938A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | インバータの過負荷保護装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08223938A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10090797B2 (en) | 2016-05-11 | 2018-10-02 | Mitsubishi Electric Corporation | Motor control apparatus |
| WO2020105219A1 (ja) * | 2018-11-22 | 2020-05-28 | 株式会社日立産機システム | 電力変換装置 |
-
1995
- 1995-02-17 JP JP7053240A patent/JPH08223938A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10090797B2 (en) | 2016-05-11 | 2018-10-02 | Mitsubishi Electric Corporation | Motor control apparatus |
| WO2020105219A1 (ja) * | 2018-11-22 | 2020-05-28 | 株式会社日立産機システム | 電力変換装置 |
| JP2020089027A (ja) * | 2018-11-22 | 2020-06-04 | 株式会社日立産機システム | 電力変換装置 |
| CN112262526A (zh) * | 2018-11-22 | 2021-01-22 | 株式会社日立产机系统 | 电力转换装置 |
| CN112262526B (zh) * | 2018-11-22 | 2023-04-25 | 株式会社日立产机系统 | 电力转换装置 |
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