JPH08223764A - 固体絶縁電力ケーブルの油浸型中間接続部 - Google Patents

固体絶縁電力ケーブルの油浸型中間接続部

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Publication number
JPH08223764A
JPH08223764A JP7051758A JP5175895A JPH08223764A JP H08223764 A JPH08223764 A JP H08223764A JP 7051758 A JP7051758 A JP 7051758A JP 5175895 A JP5175895 A JP 5175895A JP H08223764 A JPH08223764 A JP H08223764A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
oil
power cable
mold
metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7051758A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokuji Nakatani
篤司 中谷
Hitoshi Inoue
均 井上
Yasushi Takigawa
裕史 滝川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP7051758A priority Critical patent/JPH08223764A/ja
Publication of JPH08223764A publication Critical patent/JPH08223764A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cable Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 工期の短縮が図れ、且つ油密シール部形成時
の作業管理が容易で、安定した油密性能を有する固体絶
縁電力ケーブルの油浸型中間接続部を提供する。 【構成】 ケーブルの金属シース5端部上にモールド金
具17の上部フランジ17aを位置せしめ、ケーブルの
外部半導電層3上に上面にプレモールド処理17cを施
した上記モールド金具17の下部フランジ17bを位置
せしめ、前記モールド金具17の金属シース5側は鉛工
21にて、外部半導電層3側は熱収縮チューブ18にて
シールした固体絶縁電力ケーブルの油浸型中間接続部。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は押出しによう形成された
例えば架橋ポリエチレン等の固体絶縁体を具えた電力ケ
ーブルの油浸型中間接続部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CVケーブル(架橋ポリエチレン)絶縁
電力ケーブル)等の固体絶縁電力ケーブルの中間接続部
の工期短縮を図り、経済的で且つコンパクトな電気的に
安定した中間接続部として、接続部の補強絶縁層を絶縁
体ブロックと油浸絶縁テープ巻回層により構成したもの
が新たに提案されている。
【0003】図2はこのような油浸型中間接続部の一例
の上半分の縦断面図である。図面に示すように、ケーブ
ル導体1を圧縮スリーブにより圧縮接続した導体接続部
4上に、内部シールド12を内蔵した絶縁体ブロックを
配置し、該絶縁体ブロック11の両側及び外側に薄い絶
縁テープを巻回したテープ巻絶縁層13を設け、さら
に、その外側に設けた外部ケース15内に絶縁油16を
充填して構成されている。なお、図面において、3はケ
ーブルの外部半導電層、14はテープ巻絶縁層13上の
遮蔽層である。
【0004】上述のように、固体絶縁電力ケーブルの中
間接続部の補強絶縁層を油浸型とした例はなく、本発明
はこのような油浸型中間接続部の重要な構成要件の一つ
である接続部とケーブル間の油密シール部を提供するも
のである。
【0005】一方、CVケーブルの終端接続部として油
浸型を用いた例がある。この場合絶縁油を外部ケース又
は碍管内に保持するために、ケーブルの外部半導電層上
に外部ケースと油密シール可能な構造の金具を配置し、
該金具とケーブル間の油密を確保するため、ポリエチレ
ンテープ等を巻回した後、加熱して上記金具とケーブル
を一体にモールドする方法がとられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ポリエチレンテープを巻回して加熱モールドする方法
は、モールド層の形成に架橋管、温度調整装置及び加圧
装置等の多くの機材を必要とし、シール部を1ヶ所形成
するのに2〜3日を必要とする等、工期及び経済性の面
で問題があり、さらに、ケーブルの電気性能に悪影響を
与えないように、加熱加圧管理を厳密に行う必要があ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解消し、工期の短縮が図れ、且つ油密シール部形成時の
作業管理が容易で、安定した油密性能を有する固体絶縁
電力ケーブルの油浸型中間接続部を提供するもので、そ
の特徴は、ケーブルの金属シース端部上にモールド金具
の上部フランジを位置せしめ、ケーブルの外部半導電層
上に上面にプレモールド処理を施した上記モールド金具
の下部フランジを位置せしめ、前記モールド金具の金属
シース側は鉛工にてシールし、外部半導電層側は熱収縮
チューブにてシールしたことにある。
【0008】
【作用】上述した本発明の固体絶縁電力テーブルの油浸
型中間接続部においては、モールド金具を用い、金属シ
ース側は鉛工にて、又テーブルの半導電層側は熱収縮チ
ューブにてテーブルとの間の油密シール部が形成される
ので、工期を大幅に収縮することができ、又テープ巻き
によるモールドが不要となるので作業管理も容易とな
る。
【0009】
【実施例】図1は本発明の固体絶縁電力ケーブルの油浸
型中間接続部の具体例の説明図で、図1(イ)は要部の
上半分の縦断面図、図1(ロ)はモールド金具の側面図
である。図面において、図2と同一符号は同一部位をあ
らわしている。図面に示すように、ケーブルの波付金属
シース5の端末部に座鉛工20を施して表面を平滑に
し、ケーブルの外部半導電層3上には座巻テープ19を
施し、図1(ロ)に示すモールド金具17の上部フラン
ジ17aを金属シース5の端部上に位置せしめ、モール
ド金具17の下部フランジ17bを外部半導電層3上に
施した座巻テープ19上に位置せしめる。上記モールド
金具17の下部フランジ17bの上面には、事前に現地
モールドが容易な材料、例えば電子線照射ポリエチレン
テープにてプレモールド17cが施されている。そし
て、モールド金具17の上部フランジ17aと座鉛工2
0の間は鉛工21でシールし、モールド金具17の下部
フランジ17bとケーブルの外部半導電層3の間は熱収
縮チューブ18を加熱収縮せしめてシールする。熱収縮
チューブ18の加熱収縮は、例えばモールド缶を用い1
05℃〜110℃に加熱して行う。これにより、接続部
とケーブル間の油密シール部が形成される。又接続部の
外部ケースの油密シールは、外部ケース15を座鉛工2
0上に鉛工22することによって行う。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の固体絶縁
電力ケーブルの油浸型中間接続部によれば、接続部とケ
ーブル間の油密シールは、モールド金具を用い、金属シ
ース側は鉛工にて、又ケーブルの半導電層側は熱収縮側
は熱収縮チューブにて形成されるので、工期を大幅に短
縮することができ、又テープ巻きによるモールドが不要
となるので、作業管理が容易で、安定した油密シール部
を有する固体絶縁電力ケーブルの油浸型中間接続部が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固体絶縁電力ケーブルの油浸型中間接
続部の具体例の説明図で、図1(イ)は要部の上半分の
縦断面図、図1(ロ)は、モールド金具の側面図であ
る。
【図2】固体絶縁電力ケーブルの油浸型中間接続部の一
例の上半分の縦断面図である。
【符号の説明】 2 ケーブル絶縁体 18 熱収縮
チューブ 3 ケーブルの外部半導電層 19 座巻テ
ープ 5 金属シース 20 座鉛工 13 テープ巻絶縁層 21、22鉛工 15 外部ケース 16 絶縁油 17 モールド金具 17a 上部フランジ 17b 下部フランジ 17c プレモールド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルの金属シース端部上にモールド
    金具の上部フランジを位置せしめ、ケーブルの外部半導
    電層上に上面にプレモールド処理を施した上記モールド
    金具の下部フランジを位置せしめ、前記モールド金具の
    金属シース側は鉛工にてシールし、外部半導電層側は熱
    収縮チューブにてシールしたことを特徴とする固体絶縁
    電力ケーブルの油浸型中間接続部。
JP7051758A 1995-02-15 1995-02-15 固体絶縁電力ケーブルの油浸型中間接続部 Pending JPH08223764A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7051758A JPH08223764A (ja) 1995-02-15 1995-02-15 固体絶縁電力ケーブルの油浸型中間接続部

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JP7051758A JPH08223764A (ja) 1995-02-15 1995-02-15 固体絶縁電力ケーブルの油浸型中間接続部

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Publication Number Publication Date
JPH08223764A true JPH08223764A (ja) 1996-08-30

Family

ID=12895853

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7051758A Pending JPH08223764A (ja) 1995-02-15 1995-02-15 固体絶縁電力ケーブルの油浸型中間接続部

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JP (1) JPH08223764A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101361961B1 (ko) * 2012-09-11 2014-02-12 대한전선 주식회사 알루미늄 튜브를 이용한 전력케이블 금속시스 연공 구조

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