JPH08223591A - 大画面表示装置 - Google Patents

大画面表示装置

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JPH08223591A
JPH08223591A JP7024194A JP2419495A JPH08223591A JP H08223591 A JPH08223591 A JP H08223591A JP 7024194 A JP7024194 A JP 7024194A JP 2419495 A JP2419495 A JP 2419495A JP H08223591 A JPH08223591 A JP H08223591A
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JP
Japan
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display
data
screen
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remote control
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Application number
JP7024194A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Sakamoto
務 坂本
Masanori Fujiwara
正則 藤原
Toshio Obayashi
稔夫 尾林
Kichiji Tsuzuki
吉司 都築
Hisayuki Mihara
久幸 三原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08223591A publication Critical patent/JPH08223591A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数台の投写型ディスプレイを用いて、大画面
を構成した際に、大画面のコンバーゼンスをあたかも1
台のディスプレイを扱うかの如く調整できるようにした
デジタルコンバーゼンス装置を提供する。 【構成】投写型ディスプレイ101〜104にはそれぞ
れコンバーゼンス補正手段と、このコンバーゼンス補正
手段を制御する制御手段M1〜M4を設けられており、
かつ複数台の投写型ディスプレイには固有のIDが設定
されている。リモコン送信機300は、制御部M1〜M
4の動作のオンオフを制御して関連付けを行う関連付け
手段を有するものでカーソル位置の計算手段及びID変
更手段を有し投写型ディスプレイを自動的に選択制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバーゼンス補正回
路を有した投写型カラーテレビジョン受像機等に係り、
特に複数台のセットを組み合わせて大画面を実現する場
合、各セット間の画面歪を効率的に調整できるようにし
た大画面表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラーテレビジョン受像機の大型
化が促進されている。CRT直視型テレビジョン受像機
においても30型以上の大型のものが商品化されてい
る。しかし、CRTは30型以上になると重量が急激に
増大することから、30型が実使用上の限界の大きさで
あると考えられている。
【0003】これに対し、投写型テレビジョン受像機
は、投写管(CRT)面上の映像をレンズを用いて拡大
投写する構造であることから、比較的軽量コンパクトに
設計することができる。このため、40型以上のテレビ
ジョン受像機においては投写型が主流となっている。
【0004】また、公共の場やイベント会場などで、対
角100インチ以上の大画面を必要とする場合には40
〜50型程度の投写型カラーテレビジョン受像機を9台
あるいは16台組み合わせて用いることが多い。
【0005】投写型カラーテレビジョン受像機は、R
(赤)、G(緑)、B(青)に各軸の原色の単色投写管
を有し、これらを一列に配列し、R、G、B単色投写管
に各々R、G、B映像信号を供給する。そして各投写管
面上のR、G、B画像を、レンズ及び反射鏡等で構成さ
れる光学系によって拡大投写して重ね合わせてスクリー
ン上に結像させるようになっている。
【0006】しかし、スクリーンに対する各投写管から
のR、G、B映像光の互いの入射角の相違、単色投写管
の互いの配列のずれ及び地磁気の影響による電子ビーム
の軌道ずれ等によって、色むら及び色ずれ等が生ずる。
このミスコンバーゼンスを補正するために、各軸の投写
管に設けたコンバーゼンス補正用コイルに補正電流を流
して、電子ビームの偏向方向を補正して、R、G、B映
像光をスクリーン上で収束させるコンバーゼンス補正装
置が設けられている。
【0007】図8はこのような投写型テレビジョン受像
機を示す説明図である。図8(A)は、キャビネットの
側面から見た図、図8(B)はキャビネットの上面側か
らみた図である。
【0008】キャビネット1の前面にはスクリーン2が
設けられている。キャビネット1の床には図示しないシ
ャーシが設置され、このシャーシ上に図示しない受像回
路などが搭載される。また、キャビネット1の内面には
図示しない支持部材が取り付けられており、この支持部
材に支持されてR、G、B投写管3R、3G、3Bが取
り付けられている。受像回路からの信号によりR、G、
B投写管3R、3G、3BからはR、G、B映像光が出
射される。投写管3R、3G、3Bからの映像光はそれ
ぞれ投写しレンズ6R、6G、6Bを介して、スクリー
ン2に投写される。G、B投写管3R、3G、3Bは、
水平方向に一列に配列されている。また、投写管3R、
3G、3Bはそれぞれの画面中心を合わせる必要から、
光軸が向き合うように配列される。投写管3R、3G、
3BからのR、G、B映像光はそれぞれ投写レンズ6
R、6G、6Bを介して出射されて、スクリーン2に結
像する。こうして、スクリーン上には拡大投写された画
像が映出される。
【0009】ところで、近年、アナログ方式よりも高コ
ストではあるが、調整が安易で補正精度が高いデジタル
コンバーゼンス装置を採用するディスプレイ装置が増加
している。
【0010】図9はこのような従来のデジタルコンバー
ゼンス装置が組み込まれたテレビジョン受像機を示すブ
ロック図である。なお、図9では、R軸のみが図示され
ているが、他のG、B軸についても同様の構成である。
【0011】図9の装置は、画面上にコンバーゼンス調
整用のパターンを映出させ、映出したパターン上の各部
分毎に色ずれがなくなるようにコンバーゼンス補正を行
い、このときに生じた各部分毎の補正データを1フィー
ルド分のメモリに記憶させるようにし、画面走査に同期
して読み出した前記補正データから補正信号を作成し
て、コンバーゼンス補正用コイルに補正電流として供給
するものである。
【0012】調整パターンとしては、一般にクロスハッ
チパターンといわれる格子状のパターンが使用されるこ
とが多い。調整者は画面上の調整パターンを見ながら、
調整器具を操作して調整を行う。通常、調整パターンの
すべての縦線及び横線の交点がコンバーゼンス補正が可
能な調整点になっており、調整者は、調整器具により、
任意の一箇所または複数の調整点を選択する。そして、
調整者は調整器具によって、調整点の色ずれが少なくな
るように調整する。
【0013】図9において、符号4は入力されたベース
バンド映像信号に対してビデオ処理、クロマ処理及び同
期偏向処理を施し、ベースバンド映像信号をR、G、B
信号に変換するビデオ・クロマ処理手段、5はビデオ・
クロマ処理手段4からのR、G、B信号をR、G、Bの
投写管20に出力するための投写管ドライブ手段であ
る。
【0014】ビデオ・クロマ処理手段4の同期・偏向処
理回路より出力される水平ドライブパルスHは、同期・
偏向手段6に供給されるとともに水平の偏向コイル21
に供給され、また、高圧発生手段7内に設けられている
水平出力トランスに供給され、水平出力トランスの出力
は図示しない中・低電圧回路等にも供給されている。同
期・偏向手段6からの水平周期の水平パルスHDはコン
バーゼンス補正手段8に供給されている。
【0015】また、ビデオ・クロマ処理手段4からの垂
直ドライブパルスVは、同期・偏向手段6に供給される
とともに垂直の偏向コイル21に供給されている。同期
・偏向手段6からの垂直周期パルスVDはコンバーゼン
ス補正手段8に供給されている。
【0016】ここでコンバーゼンス補正手段8は、後で
説明するようにデジタル方式を採用しており、R、G、
Bの画面各点のコンバーゼンス補正を高精度に行う。こ
のコンバーゼンス補正手段8の出力は、R、G、Bの投
写管20を駆動するドライブアンプ9に供給され、この
ドライブアンプ9(水平、垂直偏向につき各1個必要、
R、G、B投写管でトータル6個)の出力が、R、G、
B各投写管20毎に設けられているコンバーゼンスコイ
ル10に供給され、画面歪補正が行われている。
【0017】図10はコンバーゼンス補正が行われてい
ない場合に各投写管によって映出されるクロスハッチパ
ターンを示す説明図である。図10(A)から図10
(C)は各々各軸の投写管3R、3G、3Bによるパタ
ーンを示している。映出されたクロスハッチパターン
は、主にレンズに起因する光学系の特性によって歪みが
発生している。この歪みに対応した補正電流をコンバー
ゼンス補正用コイルに供給することで、色ずれを軽減す
る。
【0018】次にコンバーゼンス補正手段8の内部構成
を説明する。コンバーゼンス補正手段8は、1画面分の
容量のメモリにコンバーゼンス補正信号を発生するため
の補正データを予め格納しておくもので、走査を行うと
ともにこの補正データを読み出し、D/A変換器により
アナログの信号に変換し、コンバーゼンス補正用コイル
に補正電流として供給し、コンバーゼンス調整を行おう
とするものである。
【0019】この場合、従来のアナログ回路によるコン
バーゼンス装置とは異なり任意の補正信号を得られるこ
とが特徴であり、良好な調整を行うことができる。図1
1は、デジタルコンバーゼンス装置を示し、以下このデ
ジタルコンバーゼンス装置の動作原理について説明を行
う。
【0020】プロジェクター等の装置の電源が投入され
ると、まず、制御用マイコン62が動作を開始し、デー
タ転送制御部64に対しデータ保存手段63に格納され
ている調整点データをフレームメモリ65に転送するよ
う指示を出す。制御用マイコン62は、例えばリモート
コントロール装置あるいはキーボード操作部等による入
力装置61からの操作信号により起動される。なお、マ
イクロコンピュータあるいはマイクロ・プロセッサのこ
とをマイコンと称することにする。
【0021】データ転送制御部64では、上記指示によ
りデータ保存手段63の補正データを読み出すと同時に
フレームメモリ65のアドレスを制御しながらフレーム
メモリ65に補正データを書き込む。
【0022】選択手段66は、データ転送制御部64か
ら出力されるアドレスと、読み出しアドレス発生部67
から出力されるアドレスのいずれかを選択するもので、
データ転送時にはデータ転送制御部64から出力される
アドレスを選択する。この選択手段66に対する制御信
号は、データ転送制御部64が出力する。
【0023】以上の動作により、フレームメモリ65に
は補正データが格納される。データ転送が終了すると、
データ転送制御部64は、選択手段66に対し読み出し
アドレス発生部67からの出力を選択するよう制御し、
通常動作である補正信号発生動作が開始される。
【0024】読み出しアドレス発生部67には、水平同
期信号HD、垂直同期信号VDが供給され、両信号を基
準に読み出しアドレスが出力される。読み出しアドレス
は選択手段66を経てフレームメモリ65に供給され
る。フレームメモリ65からは、補正データが順次出力
され、加算回路69に供給される。
【0025】68はスタティックコンバー値出力回路で
加算回路69の一方の入力値を出力する。スタティック
コンバー値出力回路68には、各色R、G、Bの縦方
向、横方向に対応したスタティックコンバー値6種が保
持され、必要なタイミングで出力される。スタティック
コンバー値のメモリは各色の縦方向、横方向それぞれ全
体の移動量を各1ワードのデジタル値で保持した6ワー
ド分のメモリであり、このデータは、プロジェクション
TVを出荷後、設置方向により地磁気の影響を受けた
り、経年変化で特性が変化したことにより3原色のそれ
ぞれ全体が一定方向に平行移動してしまうことがあるた
め、ユーザがリモートコントロールシステム(以下リモ
コンと略する)などで調整可能とするものである。そこ
で、リモコン処理を受け持つマイコンから書き換え可能
なように構成されている。
【0026】加算回路69ではコンバーゼンス補正デー
タにスタティックコンバー値が加算され、次の垂直補間
処理部70に供給される。フレームメモリ65にはメモ
リ容量削減のため、縦横数点づつの各調整点位置に対応
したデータしか持たないため、垂直方向の調整点間の各
走査線に対応するデータに関しては垂直方向の補間処理
(後述)が行われて求められる。
【0027】垂直補間処理部70からは、各ラインに対
応した補正データが出力され、D/Aコンバータ71に
よりデジタル信号からアナログ信号に変換され、さらに
低域瀘波器(LPF)72により高調波成分が取り除か
れる。そして、増幅部73を経てコンバーゼンスコイル
74に供給される。増幅部73に加える補正信号は例え
ば横方向の補正ヨークに加える信号では正極性で振幅が
大きいほど電子ビームが左に寄り、負極性では逆に右方
向に補正され、縦方向の補正ヨークに加える信号では正
極性で振幅が大きいほど電子ビームが下に寄り、負極性
では逆に上方向に移動する。
【0028】次に、コンバーゼンス調整を行う場合の動
作について説明する。まず、調整者が入力装置61を通
して調整開始の指示を制御用マイコン62に与える。制
御用マイコン62は、選択回路69に対してクロスハッ
チ発生回路75の出力を選択するよう制御する。これに
よって、画面ではコンバーゼンス調整が行い易いクロス
ハッチ画面が映し出される。調整者は、画面を見ながら
入力手段61を通して制御用マイコン62に対して調整
指示を出す。クロスハッチ発生回路75の出力は、選択
回路76を介して表示装置77に供給される。通常の動
作時は、選択回路76は、映像信号を選択して表示装置
77に供給している。
【0029】制御用マイコン62は、上記した調整指示
に従いフレームメモリ65やデータ保存手段63に格納
されている調整データを更新する。このような動作によ
り、コンバーゼンス調整が行われる。以上が、一般的な
デジタルコンバーゼンスの動作原理である。
【0030】ところで、特開昭58−101586号公
報では、垂直補間処理部70は以下の構成により直線内
挿を行っている。図12(A)はクロスハッチ発生回路
75からの信号を画面上に表示した状態を示している。
クロスハッチの交点は、調整データの入力ポイントに対
応しており、このポイントは、フレームメモリ65に記
憶されている縦横のデータ配置構成に対応している。こ
こでは、1例として、横7点、縦5点の場合を示してお
り、それぞれの点のコンバーゼンスデータは、図12
(B)のごとくD00、D10、D20・・・・D64
の35点となる。フレームメモリ65への格納データは
図12(C)の様に差分データを求めて保存するように
し、d01はD01とD00の差、d02はD02とD
01の差となるようにしておく。これは、データ容量を
低減するためである。
【0031】以下、図13を用いて説明する。フレーム
メモリ65の0行目には、コンバーゼンス補正データが
格納されているが、1行目以降は、1行上隣のデータと
の差分が格納されている。
【0032】542は分周回路であり、垂直同期信号V
Dが入力した直後は分周せず、1回目の水平同期信号H
Dが入力した後に1/n分周機能が働く機能を持ち、垂
直同期信号VDの入力後の2回目の水平同期信号HD以
降の水平同期信号HDをn回カウントする毎に1つのク
ロックを出力する。
【0033】541は、Yアドレスカウンタであり、前
記1/n分周器542からのn水平走査期間に1回のパ
ルスでカウントアップし、フレームメモリ65のYアド
レスを出力し、次の垂直同期信号VDでリセットされ
る。
【0034】543はXアドレスカウンタであり、1水
平走査期間にm個のパルスを持つ基本クロックCLKを
入力とし、水平同期信号HDでリセットされ、0からm
までをカウントし、フレームメモリ65のXアドレスを
出力する。
【0035】69は加算回路であり、フレームメモリ6
5からの画面各点に対応したコンバーゼンスデータとス
タティックコンバー値を加算する。68は画面各色のオ
フセット移動量を保持したスタティックコンバー値出力
回路であり、この機能については前述した通りである。
【0036】601は割算回路であり、フレームメモリ
65からの出力を1/nか1/1にする。除数nは分周
回路542の係数と同じにする。602は加算回路であ
り、割算結果と後述するラッチ回路604からの値を加
算し、レジスタ603へ出力する。レジスタ603は、
フレームメモリ65の水平の調整点データ数mと同数の
1水平期間分のデータを記憶する回路であり、垂直走査
期間の始めにはオール0が入力されている。m個のデー
タのうちどのデータを処理するかはXアドレスカウンタ
543からのアドレス信号に従う。ラッチ回路604
は、レジスタ603から取り出した1水平走査期間前の
加算結果を保持し、加算回路602の一方に供給すると
共に、D/Aコンバータ71へ出力する。
【0037】動作を簡単に説明すると、垂直同期信号入
力後の表示画面上部ではYアドレスカウンタ541のカ
ウンタ値は0であり、フレームメモリ65の0番目の行
のデータD00が読み出される。ここで、0番目のデー
タを読み出し、スタティックコンバー値Sを加算した場
合だけは割算回路601の係数が1/1となるように構
成してあり、加算回路602にフレームメモリ65の0
番目の行のデータD00とスタティックコンバー値Sが
入力される。加算回路602の一方の入力は、レジスタ
回路603から取り出し、ラッチ回路604に保持した
0が入力されるので、レジスタ回路603の0番目には
フレームメモリ65の0番目の行のデータD00+Sが
保持される。
【0038】以後クロックCLKの入力に合わせてフレ
ームメモリ65の0行目のデータが左から順に1番目、
2番目・・・m番目と処理され、レジスタ603にm個
のデータとして保持される。
【0039】次の水平走査期間にはYアドレスカウンタ
541の出力が1になるので、フレームメモリ65の1
行目のデータd01が読み出され、加算回路69はスタ
ティックコンバー値を加算せずそのまま出力する。その
データは割算回路601で1/nになり、加算回路60
2でレジスタ回路603から取り出した0行目のデータ
D00と加算され、レジスタ回路603に(D00+S
+d01/n)が出力される。次の水平走査期間ではフ
レームメモリ65からは1行目のデータd01が出力さ
れるので、1/n倍にし先程のデータと加算されるの
で、(D00+S+2×d01/n)がレジスタ回路6
03に保持され、以降、水平走査毎にd01/nづつ増
え、n回目には計算結果が(D00+S+d01)とな
る。
【0040】(D00+d01)はそもそもの補正デー
タD01なので、調整点データが再現されたことにな
る。画面左端以外の点でも同様に、上の調整点とその下
の調整点との演算で求められる。
【0041】以上の動作を繰り返し、D00からD04
までの走査線毎のコンバーゼンスデータを直線による内
挿演算で算出可能となる。Dxy点からYライン目の補間
値は、 Dxy+(Y/n)dx(y+1)+Sとな
る。
【0042】その結果を、図14で説明する。縦軸はコ
ンバーゼンスコイル74に出力されるコンバーゼンス補
正信号のレベルであり、横軸は時間軸で、1水平走査期
間を1単位として、1フィールドの有効走査線数0〜2
40がフルスケールになっている。白丸はフレームメモ
リ65の調整点データの画面上のある縦の1列であり、
例えばD00〜D04の列の調整点データD00、D0
1〜D04を表わしている。その白丸の間は、内挿によ
って求められたデータであり、先程の説明のように、上
下(グラフ上では左右)2点のデータを直線で結んだ状
態のデータを1水平走査期間毎に求めることができる。
これにより、少ない調整点データですべての水平走査期
間毎にコンバーゼンス補正データを出力可能となる。
【0043】ここで、コンバーゼンス補正手段に補正デ
ータを入力し、プロジェクション・ディスプレイを調整
する手順を説明する。図11に示した入力装置61は例
えば図15(B)図の様にワイヤレスまたはワイヤード
のリモコンを用い、画面から調整者が1m以上離れて操
作し、コンバーゼンスが合うように調整する。
【0044】画面には一般的に図15(A)図のような
クロスハッチ信号を表示し、調整ポイントを示すカーソ
ル等を表示する。リモコンには調整する色を選択する色
選択ボタンR、G、B、カーソルや、コンバーゼンス補
正の移動方向を指示する4方向指示ボタンU、R、D、
L、カーソル移動モードかコンバーゼンスデータ入力か
を切り換えるMODEボタンなどが設けてある。
【0045】調整者はMODEボタンを押すことでカー
ソル移動モードに切り換える。カーソル移動モードでは
カーソルを点滅させ、コンバーゼンスデータ入力モード
では点滅を止めることで、調整者にどちらのモードであ
るかを確認させることができる。
【0046】次に、画面の歪みが大きくクロスハッチ信
号の線が直線から外れている色を選び、4方向ボタンで
その場所にカーソルを移動する。MODEボタンを押
し、データ入力モードに切り換え、4方向ボタンを押す
ことでカーソル部分の位置が左右上下に移動する。歪み
が適度に軽減したところで、さらにMODEボタンで、
カーソル移動モードに戻し、別な場所にカーソルを移動
してその場所の調整を行う。
【0047】以後この動作を繰り返し、R、G、Bのク
ロスハッチ信号が等間隔かつ矩形で、3色とも重なるよ
うに調整をする。ところで、このようなプロジェクショ
ン・ディスプレイを縦横に2から5台程度組み合わせ
て、4、9、16、25台のマルチ画面としてイベント
や公共の場の情報ディスプレイとして用いる需要があ
る。1台が対角40インチであっても16台組み合わせ
れば160インチの大画面とすることができるが、奥行
きは40インチと同じで2m弱と場所を取らない。
【0048】このようなマルチ画面を実現するには、1
つの入力信号をフレームメモリ等に蓄え、それぞれのデ
ィスプレイに対応したn系統の映像信号を出力する拡大
・信号分配器が必要となる。この拡大・信号分配器を用
いることでn台の投写型ディスプレイ全体で入力の映像
信号を表示することが可能となる。
【0049】
【発明が解決しようとする課題】このような、投写型デ
ィスプレイを図16の様に16台組み合わせた場合、個
々のディスプレイの調整だけでなく、全体が1つの画面
として滑らかにつながるように調整しなければならな
い。
【0050】ところが、1台ずつに付属する調整用のリ
モコンの持ち換えて複数台のディスプレイを調整するの
は、非常に煩雑な作業となる。また、図15(C)のご
とく、リモコンにディスプレイ選択ボタンを設け、1台
のリモコンで、複数のディスプレイを調整するように構
成すれば作業性は向上するが、隣同志のディスプレイを
交互に調整する場合などはディスプレイ選択スイッチを
頻繁に押さなければならず。やはり煩雑で、作業性とし
ては決して良いとは言えない。
【0051】そこでこの発明は、複数台の投写型ディス
プレイを用いて、大画面を構成した際に、大画面のコン
バーゼンスをあたかも1台のディスプレイを扱うかの如
く調整できるようにした大画面表示装置を提供すること
を目的とする。
【0052】
【課題を解決するための手段】複数台の投写型ディスプ
レイにそれぞれコンバーゼンス補正手段と、このコンバ
ーゼンス補正手段を制御する制御手段を設け、前記複数
台の投写型ディスプレイで組み合わせた大画面があたか
も1台のディスプレイの画面としてコンバーゼンス調整
することが可能なように、前記制御部が互いに関連付け
を持って動作するように、動作の関連付けを行う手段を
設けた構成とするものである。
【0053】具体的には、水平及び又は垂直方向へ互い
の表示部を組み合わせることにより大画面を構成する複
数台の表示手段と、前記各表示手段の個々に組み込まれ
ており、対応する画面の水平または垂直方向に設定され
た複数の調整点に補正データを与えることで画面の歪み
を補正する場合、前記補正データが設定されるときの調
整点にはカーソルの表示を行う複数のデジタルコンバー
ゼンス補正手段と、前記各表示手段の個々に組み込まれ
ており、対応する前記各デジタルコンバーゼンス補正手
段をそれぞれ個々に制御し、それぞれは識別データを有
し、この識別データにより指定されたときに上記補正デ
ータの設定と前記カーソルの表示を可能とする複数の制
御手段と、上記複数台の表示手段により構成された大画
面の少なくともコンバーゼンス調整を行う操作手段であ
って、前記複数の表示手段の中の1つ表示手段が前記識
別データとこれに対応する制御手段を通じて選択され、
前記補正データを設定される場合、選択中の表示手段の
前記カーソルの表示位置を判定する判定手段と、前記カ
ーソルの表示位置が表示中の画面の外の隣の画面側に出
たことを前記判定手段が判定したときに、今までの前記
制御手段の識別データを前記隣の画面に対応する前記制
御手段の識別データに自動的に変更する識別データ変更
手段とを有する操作手段とを有したことを特徴とする。
【0054】
【作用】これにより、複数台の投写型ディスプレイの組
み合わせによる画面であっても、あたかも1つの画面で
あるかのごとく調整可能となり、作業効率が格段に向上
する。
【0055】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。この発明は複数台の投写型ディスプレイを組み
合わせて大画面を構成した場合に、その画面のコンバー
ゼンスをあたかも1つのディスプレイを調整するかのよ
うに簡単に調整できるようにしている。それぞれの投写
型ディスプレイの構造、コンバーゼンス調整のための動
作原理は、先に説明したものと同じである。
【0056】この発明の特徴は複数台の投写型ディスプ
レイを如何に1つの画面の如く調整するかという点にあ
り、以下複数の投写型ディスプレイのマイクロ・プロセ
ッサ(制御手段)間の関係を中心に説明する。
【0057】図1は、この発明の一実施例である。図1
(A)において、4台の投写型ディスプレイ101、1
02、103、104は、それぞれマイコン(制御部)
M1〜M4とリモコン受光部(入力装置)R1〜R4を
設け、それぞれを独立にする。マイコンM1〜M4には
(図示しない)DIPスイッチ等が接続されており、個
々に独立なID番号を設定し、これによりディスプレイ
101〜104を識別できるようにする。一方、リモコ
ン送信機300には、大画面の各部分を受け持つディス
プレイ101、102、103、104のID番号を予
めインプットしておく。図1(B)は、各ディスプレイ
101〜104により構成された大画面を示し、クロス
ハッチが表示された状態を示している。
【0058】図2は、リモコン送信機300内のマイク
ロプロセッサのアルゴリズムの例を示している。調整者
からキー入力があると「モード切り換え」ボタンか判断
する(ステップS1、S2)。「モード切り換え」ボタ
ンであれば、カーソル移動モードをデータ入力モード
へ、データ入力モードをカーソル移動モードへ変更し
(ステップS3、S4、S5)、IDと変更した旨を伝
えるコードを送信する(ステップS6、S7)。
【0059】データ入力モード(ステップS8)であれ
ば、「矢印」ボタンでコンバーゼンスデータ増減指示デ
ータをIDと共に送信することができる(ステップS
9、S6、S7)。
【0060】カーソル移動モードであれば、上下左右の
新たなカーソル位置を計算する(S10)。その新たな
カーソル位置が1台のディスプレイの画面の端部を越え
る場合は、隣にディスプレイが続くかを判断する(ステ
ップS11、S12)。隣に画面が続き、カーソルを移
動可能な場合は、隣のセットのIDに変更し(ステップ
S13)、カーソル位置も隣のセットの端部へ変更し
(ステップS14)、IDと共に送信する。もし、画面
全体の端部で隣にディスプレイが続かない場合は、カー
ソル位置を変更しない(ステップS15)。
【0061】以上のアルゴリズムのように、リモコン送
信機300は、カーソルの存在するディスプレイに対し
て対応するIDを発行して、データ入力指示を繰り返す
ことができ、1つのリモコンで、複数台を組み合わせた
画面全体をあたかも1台のセットのごとく調整すること
ができる(図1(B)参照)。
【0062】上記の実施例では、それぞれのディスプレ
イ101〜104がマイコンとリモコン受光部を備えて
いた。図3(A)の実施例では、1台ごとのディスプレ
イ101〜104のマイクロプロセッサM1〜M4に対
して指示を出す統合マイクロプロセッサ400を備え、
それぞれのマイクロプロセッサM1〜M4間はシリアル
バスなどで結線し、(図示しない)DIPスイッチで個
々に独立なID番号を設定し、統合マイクロプロセッサ
400から個別に指示を与えることができるようにして
いる。
【0063】図3(B)の実施例では、特定の1台だけ
親機の構造になっており、親機としてのディスプレイ1
02にだけはリモコン受光部R2とマイクロプロセッサ
M2があり、他のディスプレイ101、103、104
のマイクロプロセッサM1、M3,M4に対してシリア
ルバスなどで指示を出すことできるようになっている。
【0064】図3(C)の実施例では、すべてのディス
プレイ101〜104が同じ構造になっているが、DI
Pスイッチの設定などで、親機と子機の関係を設定する
ことが可能で、親機に設定されたマイクロプロセッサM
2は子機に対してシリアルバスなどを通じて指示を出す
ことができるようになっている。子機に設定されたマイ
クロプロセッサM1、M3、M4はリモコン信号を受け
取っても無視をする構成とする。
【0065】図4(A)の実施例では、すべてのディス
プレイ101〜104が同じ構造で、各マイクロプロセ
ッサM1〜M4間はシリアルバスなどで結ばれており、
それぞれのセットにカーソルが存在する場合はリモコン
受光を行い、コンバーゼンス補正入力処理を行い、隣の
セットにカーソルが移動する場合にはその旨をバスで連
絡し、その後は隣のセットがリモコン受光、コンバーゼ
ンス補正入力処理を続行し、他のセットはバスを監視す
る。
【0066】つまりマイコンとモートコントロール送信
機とが有効に利用され、マイコンは、それぞれ自己が対
応する表示手段のカーソル位置を判定する判定手段を有
し、カーソルの表示位置が表示中の画面の外の隣の画面
側に出たことを判定したときに、今までのマイコンの識
別データを前記隣の画面に対応するマイコンの識別デー
タに自動的に変更し、この変更した識別データに対応す
るマイコンをバスを介して指名している。また、各マイ
コンは、互いに他のマイコンがどのような状態にあるか
を管理しながら処理を行う機能を有してもよい。
【0067】図4(B)の実施例では、すべてのディス
プレイが同じ構造で、マイクロプロセッサ間の通信の手
段を設けなくともアルゴリズムの工夫で、1台のリモコ
ンで全体の調整が可能となる。一例として、DIPスイ
ッチ等でそれぞれのセットの全体画面中の位置を指定し
ておく。電源投入後、またはリセット後は左上のセット
の左上角にカーソルを設定する約束にしておき、リモコ
ン信号は、すべてのセットが受信する。カーソルを表示
しているセットはコンバーゼンス補正入力処理を行い、
他のセットは、カーソルが移動する度に画面全体の何処
にカーソルが位置するかをそれぞれが管理し、自分のデ
ィスプレイエリアに入った場合は、コンバーゼンス補正
入力処理を行うようにそれぞれのアルゴリズムで管理す
る。
【0068】また、図3、図4の各の場合において、調
整色を変更したり、調整信号画面をクロスハッチからド
ッドに変更したり、データ保存手段67に保存したり、
データ保存手段67から読み出したりするのは、全ディ
スプレイで同時に同じ動きをするよう各マイクロプロセ
ッサのアルゴリズムを構成することで、あたかも複数台
のディスプレイを1台のディスプレイの如く働かせるこ
とが可能となる。
【0069】また、複数のディスプレイを組み合わせて
それぞれが画面全体のどの位置にあたるかは、先ほどの
説明のようにDIPスイッチ等で1台1台セットの裏側
から人手で設定する方法がある。
【0070】他の方法として、ディスプレイの筐体の上
下横4面にマイクロスイッチなどを設け、ディスプレイ
を積み上げその場所場所で、違ったスイッチの入り具合
となるようにメカニカル的に工夫する方法も可能であ
る。
【0071】また、他の一例として、図5(A)のよう
に画面拡大器411から調整対象となるディスプレイの
1台ずつに反転等の他とは違った識別用ビデオ信号を入
力し、その信号を表示しているときに調整者がリモコン
の数字キーを押すことでそのディスプレイ(図の例では
ディスプレイ101)にIDを知らせる方法でもよい。
この方法を用いればセットの裏側などにもぐり込みDI
Pスイッチ等を切り換える手間が省け、画面拡大器41
1との接続を確認しながら設定が可能となる。また、調
整対象となるディスプレイを画面上でも容易に判別でき
るために、ID設定等の間違いを防止できる。特に使用
するディスプレイ数が多くなった場合は有効である。
【0072】さらに、画面の小領域の調整とは別に画面
全体を平行移動するスタティックコンバー調整がある
が、図5(B)の様に1台ずつのスタティックコンバー
を別々に動かし、4方向キーで上下左右のセットにカー
ソルを移動し、隣のスタティックコンバーを調整可能と
する方法も可能である。また、複数台のディスプレイ全
体が同時に平行移動する全体のスタティックコンバー調
整を行う手順も必要となるが、先ほどの図3〜図4の場
合においては、セット全体に対するアルゴリズムで可能
となる。したがって、複数のマイコンに対してスタティ
ックコンバーゼンス補正用のデータを共通に与える手段
と、個々に与える手段とを任意に切り換えられるように
なっている。
【0073】また、図5(C)のように1台1台のディ
スプレイの境界部分にカーソルが移動したときには両方
にカーソルが表示され、両方のセットの境界部分が同時
に動くようにする方法も可能である。この場合複数のマ
イコンは、それぞれのデジタルコンバーゼンス補正装置
の補正値をディスプレイの表示部の画面接続部では隣り
合った2台の装置に同時に同じデータを与えるよう構成
されている。
【0074】この発明において、リモコンからアクセス
されるマイコンは、対応するディスプレイ自体のコンバ
ーゼンス調整を制御するものであり、またIDを識別す
る機能を備えている。
【0075】図6には、図1のディスプレイ101のマ
イコンM1と受光部R1と、コンバーゼンス補正部を取
り出して示している。コンバーゼンス補正の動作及び原
理は図11で説明した通りであり、図11と同一部分に
は同一符号を付して説明は省略する。
【0076】図7には、制御用マイコンM2の機能を示
している。この制御用マイコンM2には、自己IDの登
録部があり、通常のリモコンからの制御動作のときは必
ず受信IDと自己IDとを比較してID検出機能が働く
ようになっている。即ち、リモコン信号が取り込まれた
後、取り込んだデータの中に含まれる受信IDは全セッ
トに共通な共通IDであるかどうかの判定が行われ(ス
テップA1、A2)、共通IDでない場合には、受信I
Dは自己IDと同じであるかどうかの判定が行われる
(ステップA3)。受信IDと自己IDとが一致した場
合には、リモコンコマンドに応じた処理(コンバーゼン
ス調整点データの修正)等が行われる(ステップA
4)。全セット共通な共通IDが検出された場合には、
例えば前述したように全体のスタティックコンバー調整
等が行われる。全体のセットを制御する例としては、例
えば輝度調整等があるが、もちろん個別のセット毎に調
整を行うモードを持っていてもよい。
【0077】
【発明の効果】以上の方法を用いることで、1台のリモ
コンのみで、さらに、どのディスプレイを調整するかを
選択する手段及び手順を用いることなく、1台のディス
プレイを調整するのと同様の操作手順で、簡単に複数台
のディスプレイをまとめてあたかも1つの画面として調
整することが可能となる。この効果により調整手順の煩
雑さが解消され、調整時間の大幅な短縮が可能となり、
その生産性に寄与するところは大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を説明するために示した説
明図。
【図2】図1のリモコン送信機の動作例を説明するため
に示したフローチャート。
【図3】この発明の他の実施例を説明するために示した
説明図。
【図4】この発明のさらに他の実施例を説明するために
示した説明図。
【図5】この発明の装置のまた他の実施例を説明するた
めに示した説明図。
【図6】この発明の装置におけるコンバーゼンス調整部
の構成を示す図。
【図7】図6のマイコンの動作例を説明するために示し
たフローチャート。
【図8】投写型ディスプレイの説明図。
【図9】コンバーゼンス装置を有する投写型ディスプレ
イの構成説明図。
【図10】ミスコンバーゼンス状態を示す説明図。
【図11】コンバーゼンス装置の構成説明図。
【図12】コンバーゼンス調整データの保存例を示す説
明図。
【図13】デジタルコンバーゼンス装置の特徴部を示す
構成図。
【図14】デジタルコンバーゼンス装置における調整デ
ータの補間処理を説明するための図。
【図15】コンバーゼンス調整を行うためのリモコン操
作の説明図。
【図16】多数セットに対するコンバーゼンス調整をリ
モコン操作する場合の説明図。
【符号の説明】
101〜104…投写型ディスプレイ、M1〜M4…マ
イクロプロセッサ、R1〜R4…リモコン受光部、30
0…リモコン送信機、400…統合マイクロプロセッ
サ、411…画面拡大器、63…データ保存手段、64
…データ転送制御部、65…フレームメモリ、66…選
択手段、67…読み出しアドレス発生部、68…スタテ
ィックコンバー値出力回路、69…加算回路、70…垂
直補間処理部、71…D/Aコンバータ、72…低域瀘
波器(LPF)、73…増幅部、74…コンバーゼンス
コイル、75…クロスハッチ発生回路、76…選択回
路、77…表示装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾林 稔夫 埼玉県深谷市幡羅町1丁目9番2号 株式 会社東芝深谷工場内 (72)発明者 都築 吉司 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内 (72)発明者 三原 久幸 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平及び又は垂直方向へ互いの表示部を組
    み合わせることにより大画面を構成する複数台の表示手
    段と、 前記各表示手段の個々に組み込まれており、対応する画
    面の水平または垂直方向に設定された複数の調整点に補
    正データを与えることで画面の歪みを補正する場合、前
    記補正データが設定されるときの調整点にはカーソルの
    表示を行う複数のデジタルコンバーゼンス補正手段と、 前記各表示手段の個々に組み込まれており、対応する前
    記各デジタルコンバーゼンス補正手段をそれぞれ個々に
    制御し、それぞれは識別データを有し、この識別データ
    により指定されたときに上記補正データの設定と前記カ
    ーソルの表示を可能とする複数の制御手段と、 上記複数台の表示手段により構成された大画面の少なく
    ともコンバーゼンス調整を行う操作手段であって、 前記複数の表示手段の中の1つ表示手段が前記識別デー
    タとこれに対応する制御手段を通じて選択され、前記補
    正データを設定される場合、選択中の表示手段の前記カ
    ーソルの表示位置を判定する判定手段と、 前記カーソルの表示位置が表示中の画面の外の隣の画面
    側に出たことを前記判定手段が判定したときに、今まで
    の前記制御手段の識別データを前記隣の画面に対応する
    前記制御手段の識別データに自動的に変更する識別デー
    タ変更手段とを有する操作手段とを有したことを特徴と
    する大画面表示装置。
  2. 【請求項2】前記操作手段は、遠隔制御を行うリモート
    コントロール送信機であり、前記複数の制御手段にはそ
    れぞれ前記リモートコントロール送信機からの信号を受
    信する受信部が接続されていることを特徴とする請求項
    1記載の大画面表示装置。
  3. 【請求項3】前記操作手段は、遠隔制御を行うリモート
    コントロール送信機と、このリモートコントロール送信
    機からの信号を受信し、前記複数の制御部を統合して制
    御する統合マイクロプロセッサにより構成され、この統
    合マイクロプロセッサに前記判定手段と、前記識別デー
    タ変更手段が設けられていることを特徴とする請求項1
    記載の大画面表示装置。
  4. 【請求項4】前記統合マイクロプロセッサは、前記リモ
    ートコントロール送信機からの信号を受信する機能を有
    した前記複数の表示手段の中の1つの表示手段に組み込
    まれている制御手段が兼用し、この制御手段のみが前記
    リモートコントロール送信機からの信号を受信する機能
    を有していることを特徴とする請求項3記載の大画面表
    示装置。
  5. 【請求項5】前記統合マイクロプロセッサは、前記リモ
    ートコントロール送信機からの信号を受信する機能を有
    した前記複数の表示手段の中の1つの表示手段に組み込
    まれている制御手段が兼用するが、他の制御手段も受信
    機能を有することを特徴とする請求項3記載の大画面表
    示装置。
  6. 【請求項6】前記操作手段としては、遠隔制御を行うリ
    モートコントロール送信機と、前記複数の制御手段とが
    利用され、 前記複数の制御手段は、それぞれ自己が対応する表示手
    段のカーソル位置を判定する前記判定手段を有し、前記
    カーソルの表示位置が表示中の画面の外の隣の画面側に
    出たことを前記判定手段が判定したときに、今までの前
    記制御手段の識別データを前記隣の画面に対応する前記
    制御手段の識別データに自動的に変更し、この変更した
    識別データに対応する前記制御手段を指名する前記識別
    データ変更手段とを具備したことを特徴とする請求項1
    記載の大画面表示装置。
  7. 【請求項7】前記複数の制御手段は、互いに他の制御手
    段がどのような状態にあるかを管理しながら処理を行う
    機能を有したことを特徴とする請求項6に記載の大画面
    表示装置。
  8. 【請求項8】前記操作手段は、上記複数の制御手段に対
    してスタティックコンバーゼンス補正用のデータを共通
    に与える手段と、個々に与える手段とを任意に切り換え
    られるようになっていることを特徴とする請求項1記載
    の大画面表示装置。
  9. 【請求項9】前記複数の制御手段は、前記デジタルコン
    バーゼンス補正手段の補正値を前記表示部の画面接続部
    では隣り合った2台の装置に同時に同じデータを与える
    よう構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    大画面表示装置。
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