JP2006337482A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 1台のリモコンで、マルチ画面を構成する表示装置のうち、所望の表示装置にだけ所望の操作可能とし、表示装置の台数が多くても1台のリモコンで短時間で同一の処理につき同時に操作可能とする。
【解決手段】 表示装置1は、入力された映像信号のうち一部領域を任意の倍率で拡大表示するディスプレイ25と、リモコン26からの所定の制御信号LRをワイヤレスで受信するためのリモコン受信部18と、他の表示装置1に接続するためのインターフェイス21、制御入力端子22及び制御出力端子23とを有している。この表示装置1は、ディスプレイ25に拡大された映像信号の中から表示するべき一部の映像領域を選択するためのリモコン26を有し、リモコン26によって選択された映像領域が所定の領域である場合には、リモコン受信部18を介したリモコン26からの所定の制御信号LRの受信を規制するように制御している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、上下左右に複数台並べた各表示装置に対して、1フレーム分の映像信号を複数個に分割して各画面に拡大表示処理をするいわゆるエンラージ機能を有した表示装置に関する。
エンラージ機能を有する表示装置には、従来から、例えば、以下に示すようなプロジェクションテレビ受像機がある。このプロジェクションテレビ受像機は、フレネルレンズ複数枚当たりにレンチキュラーシート1枚を組み合わせてスクリーンを構成することにより、映像に影響を与えることなくスクリーンを保持することができ、スクリーン全体又は端まで映像を映し出すことができるものである(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−90792号公報(請求項1,[0009],[0010],[0013]、図1)
ところで、最近の表示装置は、そのほとんどがリモートコントローラ(以下、「リモコン」と略す。)で操作可能となっている。従って、上記したエンラージ機能を有する表示装置も、各表示装置ごとにリモコンが用意されていることが多い。マルチ画面を同一機種の複数台の表示装置で構成した場合、1台のリモコンですべての表示装置を操作可能となる。
このように、マルチ画面を構成するすべての表示装置を1台のリモコンで操作可能な場合、ある1台の表示装置について、映像調整、水平・垂直位置、画面サイズ等の調整項目を調整しようとすると、他の表示装置がリモコンからの赤外線の制御信号に応答して、調整済みの調整項目まで変更してしまうという問題があった。そこで、調整を希望しない他の表示装置の電源を操作者がリモコンを使わずに表示装置に設けられている電源スイッチを操作してオフにしておくことが考えられる。しかし、それでは、リモコンを用いて上記調整項目を調整する操作性の良さが失われてしまうという問題がある。
一方、各表示装置に設けられているリモコン受信部がリモコンからの赤外線の制御信号を検出する範囲に限りがある。従って、マルチ画面を構成するすべての表示装置に所定のマルチ画面を表示させた状態において、各表示装置間における表示品質(例えば、輝度やコントラストなど)のばらつきを解消するために、同時に同一の調整項目を調整する場合、操作者がリモコンの赤外線出射面を各表示装置のリモコン受信部に向ける角度によっては、このリモコンからの赤外線の制御信号を検出できる表示装置と、検出できない表示装置とが出てきてしまうおそれがある。そこで、1台ずつ上記調整項目を調整し、調整が終了した表示装置のリモコン受信部がリモコンからの赤外線の制御信号を検出しないように、その受光面に障害物を設けることが考えられる。しかし、それでは、リモコンを用いて上記調整項目を調整する操作性の良さが失われてしまうとともに、マルチ画面を構成する表示装置の台数が多ければ多いほど、調整項目の調整に時間がかかるという問題がある。
上記した不都合は、調整項目の調整だけでなく、リモコンを用いた各種の操作、例えば、チャンネルの選択、電源のオン/オフ、音量の調整等についても、同様に当てはまる。また、上記した不都合は、リモコンを用いた操作だけでなく、装置本体に設けられた本体操作部を用いた操作の場合にも、同様に当てはまる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、上述のような課題を解決することができる表示装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載した本発明は、上述した目的を達成するために、入力された映像信号のうち一部領域を任意の倍率で拡大表示する表示手段と、遠隔操作手段からの所定の制御信号をワイヤレスで受信するための受信部と、他の表示装置に接続するための入力手段とを有した表示装置であって、前記表示手段に拡大された映像信号の中から表示するべき一部の映像領域を選択するための選択手段を有し、前記選択手段によって選択された映像領域が所定の領域である場合には、前記受信部を介した前記遠隔操作手段からの所定の制御信号の受信を規制するように制御したことを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、請求項1に記載の表示装置に係り、前記選択手段によって選択された映像領域が所定の領域である場合には、前記受信部を介した前記遠隔操作手段からの所定の制御信号の受信を規制するのと同時に、前記遠隔操作手段による制御信号を前記他の表示装置より前記入力手段を介して受信されるように制御したことを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、入力された映像信号のうち一部領域を任意の倍率で拡大表示する表示手段と、遠隔操作手段からの所定の制御信号をワイヤレスで受信するための受信部と、他の表示装置に接続するための入力手段とを有した表示装置であって、前記表示手段に拡大された映像信号の中から表示するべき一部の映像領域を選択するための選択手段を有し、前記選択手段によって選択された映像領域が所定の領域である場合には、前記遠隔操作手段による制御信号を前記他の表示装置より前記入力手段を介して受信されるように制御したことを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、所定の制御信号を発生させるための操作手段と、入力された映像信号のうち一部領域を任意の倍率で拡大表示する表示手段と、他の表示装置に接続するための入力手段とを有した表示装置であって、記表示手段に拡大された映像信号の中から表示するべき一部の映像領域を選択するための選択手段を有し、前記選択手段によって選択された映像領域が所定の領域である場合には、当該表示装置の操作手段による所定の制御信号の受信を規制するように制御したことを特徴としている。
また、請求項5記載の発明に係る表示装置は、前記選択手段によって選択された映像領域が所定の領域である場合には、当該表示装置の操作手段による所定の制御信号の受信を規制することと同時に前記接続された他の表示装置の操作手段による所定の制御信号を前記入力手段を介して受信されるように制御したことを特徴としている。
また、請求項6記載の発明は、所定の制御信号を発生させるための操作手段と、入力された映像信号のうち一部領域を任意の倍率で拡大表示する表示手段と、他の表示装置に接続するための入力手段とを有した表示装置であって、前記表示手段に拡大された映像信号の中から表示するべき一部の映像領域を選択するための選択手段を有し、前記選択手段によって選択された映像領域が所定の領域である場合には、前記接続された他の表示装置の操作手段による所定の制御信号を前記入力手段を介して受信されるように制御したことを特徴としている。
また、請求項7記載の発明に係る表示装置は、請求項1乃至6のいずれかに記載の表示装置に係り、前記選択された所定の映像領域とは、前記入力された映像信号のなす全映像領域に対し四角状に分割した各映像領域のうち、少なくとも1つの隅にある映像領域を除いた別の映像領域のいずれかであることを特徴としている。
また、請求項8記載の発明に係る表示装置は、請求項1乃至7のいずれかに記載の表示装置に係り、前記分割された映像領域の数は、Nの二乗数(Nは二以上の自然数)の数で構成されたことを特徴としている。
本願請求項1に係る発明によれば、すべての表示装置の電源をオンしたままで、遠隔操作手段からの制御信号で所望の表示装置についてだけ所望の操作をすることができ、他の表示装置が誤動作することはない。
また、本願請求項3に記載した発明によれば、エンラージ表示機能等の表示処理時において、リモコンからの操作に対し、複数の表示装置を同時にかつ確実に制御操作することができ、また、表示装置ごとの受信性能、受信環境の違いによる誤った制御を防止することが可能になる。
また、本願請求項6に記載した発明によれば、エンラージ表示機能等の表示処理時において、表示装置本体に備えられたキー(例えば音量キーや選局キー)による操作に対し、複数の表示装置を同時にかつ確実に制御操作することができ、また、表示装置ごとの受信性能、受信環境の違いによる誤った制御を防止することが可能になる。
また、本願請求項7に記載した発明によれば、ユーザーにとって操作するべき操作部がどの表示装置に付加されたものかを明確に認識しながら、複数の表示装置に対する操作を同時に行うことが可能になる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る表示装置1の構成を示すブロック図である。この例の表示装置1は、アンテナ11に接続され、チューナ12と、ビデオ信号入力部13と、ビデオスイッチ14と、フレームメモリ15と、映像処理回路16と、制御部17と、リモコン受信部18と、記憶部19と、本体操作部20と、インターフェイス21と、制御入力端子22と、制御出力端子23と、キャラクタジェネレータ24と、ディスプレイ25とを有している。
チューナ12は、アンテナ11で受信された各種の放送信号の中から、操作者が本体操作部20又はリモコン(遠隔操作手段)26を操作することにより選局した放送信号について復調や誤り訂正等を行って、ビデオ信号VTを出力する。ここで、各種の放送信号としては、例えば、地上波アナログ放送、地上波デジタル放送、BSアナログ放送、BSデジタル放送、CSアナログ放送、CSデジタル放送のそれぞれの放送信号がある。
ビデオ信号入力部13には、外部から供給される各種のビデオ信号VXの種類に応じた各種のビデオ入力端子を有しており、入力されたビデオ信号VXをビデオスイッチ14に供給する。ここで、各種のビデオ信号VXとしては、例えば、コンポジット・ビデオ信号、コンポーネント・ビデオ信号、Sビデオ信号、あるいは、アナログRGB・ビデオ信号等がある。コンポジット・ビデオ信号とは、映像信号の中の輝度信号(Y)と色信号(C)とが合成されて伝送されるビデオ信号をいう。コンポーネント・ビデオ信号とは、映像信号が輝度信号(Y)と青色差信号(Cb又はPb)と赤色差信号(Cr又はPr)とに分離されて伝送されるビデオ信号をいう。Sビデオ信号とは、映像信号が輝度信号(Y)と色信号(C)とに分離されて伝送されるビデオ信号をいう。アナログRGB・ビデオ信号とは、映像信号がアナログ赤信号と、アナログ緑信号と、アナログ青信号とに分離されて伝送されるビデオ信号をいう。
ビデオスイッチ14は、チューナ12から供給されるビデオ信号VT又はビデオ信号入力部13から供給されるビデオ信号VXのいずれか一方を、制御部17から供給される制御信号SC1に基づいて選択してビデオ信号VSとして出力する。フレームメモリ15は、例えば、RAM等の半導体メモリからなり、ビデオ信号VSを1フレーム分記憶してビデオ信号VDとして出力する。
映像処理回路16は、制御部17から供給される制御信号SC2に基づいて、ビデオ信号VDに対して、IP(Interlace to Progressive)変換、スケーリング、デジタルRGB変換、エンラージ処理等の映像処理を施してビデオ信号VPとして出力する。IP変換は、飛び越し走査(インターレース)方式のビデオ信号を順次走査(プログレッシブ)方式のビデオ信号に変換する処理である。スケーリングは、ビデオ信号により表現される映像の解像度がディスプレイ25に表示される映像の解像度と異なる場合に当該ビデオ信号に対して映像の表示位置や大きさ等を調整する処理である。デジタルRGB変換は、ビデオ信号をデジタル赤信号、デジタル緑信号、デジタル青信号からなるデジタルRGB・ビデオ信号に変換する処理である。エンラージ処理は、例えば、図2(a)に示すビデオ信号により構成される画面(以下、「ソース画面」と称する。)を制御部17により設定された分割数で分割(図2(a)では4分割)して、制御部17により設定された表示領域を、図2(b)に示すように、上下左右に並べられた複数台(図2(b)では4台)のディスプレイ25に表示する処理である。
制御部17は、中央処理装置(CPU)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、シーケンサ等からなり、記憶部19に記憶されている調整プログラム等に基づいて、調整処理等を実行することにより、装置各部に制御信号SC1及びSC2等を供給するなどして制御する。即ち、例えば、記憶部19から調整プログラムが読み出されると、制御部17に読み込まれ、制御部17の動作を制御する。制御部17は、調整プログラムが起動されると、調整プログラムの制御により、後述する調整処理を実行するのである。調整処理は、リモコン受信部18からの制御信号RC(後述)又はインターフェイス21からの制御入力信号SIに基づいて、当該リモコン受信部18からの制御信号RCを無効としたり、本体操作部20からの制御信号MCを無効としたり、当該表示装置1の映像調整や水平垂直位置の調整等の各種の調整を行ったり、制御出力信号SOをインターフェイス21に供給したりする処理である。
リモコン受信部18は、リモコン26からの赤外線パルスの制御信号LRを受信して電気信号の制御信号RCに変換して制御部17に供給する。リモコン26には、一般的なテレビジョン受信機に用いられるリモコンと同様、電源ボタン、入力切換ボタン、チャネル/数字入力ボタン、音量増加ボタン、音量減少ボタンなど各種のボタンが設けられている。しかし、本発明に直接関係するボタンは、メニューボタン、エンラージボタン、上カーソルボタン、下カーソルボタン、左カーソルボタン、右カーソルボタン及び決定ボタンである。以下、上カーソルボタン、下カーソルボタン、左カーソルボタン及び右カーソルボタンを適宜総称して、「カーソルボタン」と呼ぶことにする。
メニューボタンは、押下されるたびに、ディスプレイ25にOSD(On Screen Display)表示形式での各種調整項目の調整のためなどに用いられるメニュー画面の表示と、非表示とが交互に指示されるボタンである。エンラージボタンは、ディスプレイ25に通常の映像が表示されている状態で押下されることにより、上記調整処理の実行開始が指示されるボタンである。上カーソルボタン、下カーソルボタン、左カーソルボタン及び右カーソルボタンは、ディスプレイ25にメニュー画面が表示されている状態で押下されることにより、それぞれ上方向、下方向、左方向及び右方向に1つずつカーソルを移動させて項目の選択が指示されるボタンである。決定ボタンは、ディスプレイ25にメニュー画面が表示されている状態で押下されることにより、階層状になっている選択項目の次の段階へ進むことや、選択した項目の確定が指示されるボタンである。
記憶部19は、RAMやROM、あるいはフラッシュメモリ等の半導体メモリからなる。記憶部19は、プログラム記憶部と、ワーキング記憶部と、データ記憶部とから構成されている。プログラム記憶部は、上記した制御部17が実行すべき調整プログラムその他の各種プログラムが予め記憶されている。ワーキング記憶部は、制御部17が上記した調整プログラムその他の各種プログラムを実行する際に作業用として用いられる。データ記憶部は、映像処理回路16その他構成要素に設定すべき初期値や最終値が予め記憶されていたり、各種のデータが記憶される。なお、記憶部19を構成するプログラム記憶部に予め記憶されている各種プログラムや、ワーキング記憶部又はデータ記憶部に記憶される一部のデータについては、制御部17の内部に設けられたメモリに記憶されると構成しても良い。
本体操作部20は、例えば、表示装置1本体の右下部に設けられ、電源ボタン、入力切換ボタン、チャンネル増加ボタン、チャンネル減少ボタン、音量増加ボタン、音量減少ボタン、メニューボタン、上カーソルボタン、下カーソルボタン、左カーソルボタン、右カーソルボタン、決定ボタンなど各種のボタンから構成されている。各ボタンの用途は、上記リモコン26を構成する同一名称のボタンの用途と同一である。本体操作部20は、操作者により操作されたボタンに対応した制御信号MCを制御部17に供給する。
インターフェイス21は、この表示装置と前段の表示装置とを制御入力端子22及びケーブルを介して接続するとともに、この表示装置と後段の表示装置とを制御出力端子23及びケーブルを介して数珠つなぎに接続(これを「デイジー・チェーン(daisy chain)接続」と称する。)するためものであり、この表示装置と他の表示装置との間でやりとりされるデータや制御信号に対して波形整形や増幅などの処理を施す。インターフェイス21の規格としては、例えば、RS−232C(正式名称は、「TIA/EIA−232−E」という。)やIEEE1394などがある。
キャラクタジェネレータ24は、映像処理回路16から供給されるビデオ信号VPに、制御部17から供給されるOSD表示形式のメニュー画面信号MPを重畳して、映像信号VOとしてディスプレイ25に供給する。ディスプレイ25は、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、エレクトロルミネセンス(EL:electroluminescence)ディスプレイ、プラズマディスプレイ、あるいはプロジェクタからなる。なお、表示装置1には、上記した映像信号に関連した各構成要素の他、音声信号に関連した様々な構成要素が設けられているが、それらの各構成要素は、本発明には直接関係しないので、その説明を省略する。
次に、図3に4台の表示装置1〜1を接続してなる映像表示システムの概略構成を示す。図3において、各構成要素に付している各符号に1〜4の添え字を付しているのは、4台の表示装置1〜1を構成する各構成要素の構成及び機能は図1に示す表示装置1を構成する各構成要素の構成及び機能と同一であるが、これら4台の表示装置1〜1を、図2(b)に示すように、上下左右に2台ずつ並べるとともに、エンラージ機能を利用して「2×2」の1つのマルチ画面として映像を表示するためである。
表示装置1は、自機の制御入力端子22、ケーブル2及び表示装置1の制御出力端子23を介して表示装置1と接続されている。表示装置1は、自機の制御入力端子22、ケーブル3及び表示装置1の制御出力端子23を介して表示装置1と接続されている。表示装置1は、自機の制御入力端子22、ケーブル4及び表示装置1の制御出力端子23を介して表示装置1と接続されている。なお、図3は、各表示装置1〜1のケーブル2〜4による接続状態の概念を示すものであって、各制御入力端子22〜22及び各制御出力端子23〜23の物理的な位置を示すものではない。
次に、図3に示す映像表示システムを構成する各表示装置1〜1の調整処理について、図4〜図6に示すフローチャートを参照して説明する。まず、前提として、図3において、図2(b)に示す画面4の表示領域が割り当てられている表示装置1のリモコン受信部18から制御部17に供給される制御信号RCのみを受け付け、図2(b)に示す画面1の表示領域が割り当てられている表示装置1の本体操作部20から制御部17に供給される制御信号MCのみを受け付けるものとする。
また、図2(d)に示すように、上下左右3台ずつ計9台の表示装置1〜1で1つのマルチ画面を構成する[3×3]状態の場合、画面9の表示領域が割り当てられている表示装置1のリモコン受信部18から制御部17に供給される制御信号RCのみを受け付け、画面1の表示領域が割り当てられている表示装置1の本体操作部20から制御部17に供給される制御信号MCのみを受け付けるものとする。
即ち、上下左右m台ずつ計(n=m×m)(m及びnは自然数)台の表示装置1〜1で1つのマルチ画面を構成する[m×m]状態の場合、画面nの表示領域が割り当てられている表示装置1のリモコン受信部18から制御部17に供給される制御信号RCのみを受け付け、画面1の表示領域が割り当てられている表示装置1の本体操作部20から制御部17に供給される制御信号MCのみを受け付けるのである。
次に、4台の表示装置1〜1のすべてに電源を投入し、各ディスプレイ25に何らかの映像又はいわゆる砂嵐やブルースクリーン等の無信号であることを示す映像を表示させる。これにより、表示装置1〜1の各制御部17は、図4に示すステップS1の処理へ進み、エンラージボタンが押下されたか否かを判断する。この判断は、各制御部17において、操作者がリモコン26のエンラージボタンを押下することにより、リモコン26から上記エンラージボタンが押下されたことを示す赤外線パルスの制御信号LRがリモコン受信部18で受信された後、電気信号の制御信号RCに変換されて供給されたか否かを検出することにより行われる。
ステップS1の判断が「NO」の場合には、各制御部17は、同判断を繰り返す。そして、上記エンラージボタンが押下されたことを示す制御信号RCが各制御部17に供給されると、ステップS1の判断が「YES」となり、各制御部17は、ステップS2へ進む。ステップS2では、各制御部17は、4台の表示装置1〜1のすべてが3本のケーブル2〜4によりデイジー・チェーン接続されているか否か判断する。この判断は、各制御部17において、自機の制御入力端子22及び制御出力端子23にケーブルが接続されているか否かを検出し、その検出結果である接続情報を制御出力端子23から後段の表示装置1に順次送信することにより行われる。
ケーブル接続の具体的な検出手法としては、例えば、以下に示す(1)及び(2)の手法がある。(1)各制御部17は、接続状態を検出するための検出信号を自機の制御出力端子23を介して他機へ送信し、当該他機から上記検出信号を受信した旨を示す受取信号が送信された場合には、当該他機との間にケーブルが接続されていると判断する。また、(2)各制御部17は、この接続検出処理の場合にだけ、制御出力端子23を構成するグランド(GND)ピンの1本を入力ピンに設定し、自機の制御出力端子23が他機の制御入力端子22にケーブルを介して接続されることにより、自機の制御出力端子23の上記入力ピンに設定されたグランドピンの入力レベルが"L"レベルになった場合には、当該他機との間にケーブルが接続されていると判断する。
ステップS2の判断結果が「NO」の場合には、各制御部17は、ステップS3へ進む。ステップS3では、各制御部17は、ディスプレイ25に、例えば、「ケーブルが接続されていません。ケーブルを接続してください。」等のエラーメッセージを表示した後、ステップS2へ戻る。一方、ステップS2の判断結果が「YES」の場合、即ち、4台の表示装置1〜1のすべてが3本のケーブル2〜4によりデイジー・チェーン接続されている場合には、各制御部17は、ステップS4へ進む。
ステップS4では、制御部17は、対応するディスプレイ25の一部にOSD表示形式で画面構成選択画面を表示した後、ステップS5へ進む。ここで、図7に画面構成選択画面の表示の一例を示す。図7に示す画面構成選択画面は、ブルーバックBBと、当該映像表示システムの現時点におけるマルチ画面の画面構成の状態(今の場合、[2×2]状態)と、当該マルチ画面において当該表示装置1に割り当てられている表示領域のハイライト表示HLP(今の場合、左上部の表示領域)とから構成されている。なお、初期設定では、いずれの表示装置1においても、表示領域は、図7に示すように、左上部の映像情報を表示する画面1が割り当てられているものとする。
ステップS5では、各制御部17は、カーソルボタンが押下されたか否かを判断する。この判断の手法は、上記ステップS1の場合と同様である。ステップS5の判断が「NO」の場合には、各制御部17は、同判断を繰り返す。そして、上記カーソルボタン、即ち、上カーソルボタン、下カーソルボタン、左カーソルボタンあるいは右カーソルボタンのいずれかが押下されると、ステップS5の判断が「YES」となり、各制御部17は、ステップS6へ進む。ステップS6では、各制御部17は、ステップS5の処理でその押下が判断されたカーソルボタンに応じて、対応するディスプレイ25の一部に、表示領域を更新した画面構成選択画面を表示した後、ステップS7へ進む。例えば、操作者がリモコン26の下カーソルボタンを押下したとすると、各制御部17は、図8に示すように、ハイライト表示HLPを左下部の表示領域に移動させた画面構成選択画面の表示を対応するディスプレイ25の一部に表示させる。
ステップS7では、各制御部17は、決定ボタンが押下されたか否かを判断する。この判断の手法は、上記ステップS1の場合と同様である。ステップS7の判断が「NO」の場合には、各制御部17は、ステップS5へ戻り、上記ステップS5及びS6の処理を繰り返す。そして、上記決定ボタンが押下されると、ステップS7の判断が「YES」となり、各制御部17は、ステップS8へ進む。ステップS8では、各制御部17は、ステップS7の処理で決定ボタンが押下された際に選択されている表示領域を当該表示装置1の表示領域として割り当てた後、ステップS9へ進む。今の場合、図3に示すように、表示装置1が画面1の表示領域に割り当てられ、表示装置1が画面2の表示領域に割り当てられ、表示装置1が画面3の表示領域に割り当てられ、表示装置1が画面4の表示領域に割り当てられるものとする。
ステップS9では、各制御部17は、対応するディスプレイ25にエンラージ表示をした後、図5に示すステップS10へ進む。ここで、エンラージ表示とは、例えば、図3に示す表示装置1が画面1の表示領域に割り当てられている場合、フレームメモリ15に記憶されている1フレーム分のソース画面を4分割し、左上部の表示領域の映像を拡大処理してディスプレイ25に表示する処理である。
ステップS10では、各制御部17は、自機が画面4の表示領域に割り当てられているか否か判断する。各制御部17は、ステップS10の判断結果が「YES」の場合には、ステップS11へ進み、ステップS10の判断結果が「NO」の場合には、ステップS12へ進む。今の場合、上記したように、画面4の表示領域は、表示装置1に割り当てられているので、表示装置1の制御部17では、ステップS10の判断結果が「YES」となり、ステップS11へ進み、表示装置1〜1の各制御部17では、ステップS10の判断結果が「NO」となり、ステップS12へ進む。
ステップS11では、制御部17は、リモコン26のキー操作を有効とする、具体的には、リモコン受信部18から供給される制御信号RCを受け付けるようにした後、ステップS13へ進む。今の場合、表示装置1の制御部17は、対応するリモコン受信部18から供給される制御信号RCを受け付けるようにした後、ステップS13へ進む。一方、ステップS12では、制御部17は、リモコン26のキー操作を無効とする、具体的には、リモコン受信部18から供給される制御信号RCを受け付けないようにするとともに、今までディスプレイ25に表示していた画面構成選択画面を非表示とした後、ステップS13へ進む。今の場合、表示装置1〜1の各制御部17は、対応するリモコン受信部18から供給される制御信号RCを受け付けないようにするとともに、ディスプレイ25の画面構成選択画面を非表示とした後、ステップS13へ進む。
ステップS13では、各制御部17は、自機が画面1の表示領域に割り当てられているか否か判断する。各制御部17は、ステップS13の判断結果が「YES」の場合には、ステップS14へ進み、ステップS13の判断結果が「NO」の場合には、ステップS15へ進む。今の場合、上記したように、画面1の表示領域は、表示装置1に割り当てられているので、表示装置1の制御部17では、ステップS13の判断結果が「YES」となり、ステップS14へ進み、表示装置1〜1の各制御部17では、ステップS13の判断結果が「NO」となり、ステップS15へ進む。
ステップS14では、当該制御部17は、本体操作部20のキー操作を有効とする、具体的には、本体操作部20から供給される制御信号MCを受け付けるようにした後、ステップS16へ進む。今の場合、表示装置1の制御部17は、対応する本体操作部20から供給される制御信号MCを受け付けるようにした後、ステップS16へ進む。一方、ステップS15では、当該制御部17は、本体操作部20のキー操作を無効とする、具体的には、本体操作部20から供給される制御信号MCを受け付けないようにした後、ステップS16へ進む。今の場合、表示装置1〜1の各制御部17は、対応する本体操作部20から供給される制御信号MCを受け付けないようにした後、ステップS16へ進む。
ステップS16では、各制御部17は、自機が画面4の表示領域に割り当てられているか否か判断する。各制御部17は、ステップS16の判断結果が「YES」の場合には、ステップS17へ進み、ステップS16の判断結果が「NO」の場合には、図6に示すステップS27へ進む。今の場合、上記したように、画面4の表示領域は、表示装置1に割り当てられているので、表示装置1の制御部17では、ステップS16の判断結果が「YES」となり、ステップS17へ進み、表示装置1〜1の各制御部17では、ステップS16の判断結果が「NO」となり、図6に示すステップS24へ進む。
ステップS17では、制御部17は、メニューボタンが押下されたか否かを判断する。この判断の手法は、上記ステップS1の場合と同様である。ステップS17の判断が「NO」の場合には、制御部17は、同判断を繰り返す。そして、上記メニューボタンが押下されると、ステップS17の判断が「YES」となり、制御部17は、ステップS18へ進む。ステップS18では、制御部17は、ディスプレイ25にOSD表示形式で所定のメニュー画面を表示した後、ステップS19へ進む。このメニュー画面では、各調整項目ごとに、すべての表示装置1において同時に当該調整項目を調整する「同時調整」と、操作者によって選択された表示装置1においてのみ当該調整項目を調整する「個別調整」とのいずれかを選択することができる。
ステップS19では、制御部17は、いずれかのボタンが押下されたか否かを判断する。この判断の手法は、上記ステップS1の場合と同様である。ステップS19の判断が「NO」の場合には、制御部17は、同判断を繰り返す。そして、上記チャネル/数字・文字入力ボタン、決定ボタン、上カーソルボタン、下カーソルボタン、左カーソルボタンあるいは右カーソルボタンのいずれかが押下されると、ステップS19の判断が「YES」となり、制御部17は、ステップS20へ進む。
ステップS20では、制御部17は、ステップS19の処理でその押下が判断されたボタンに応じて、調整項目を調整するためのコマンドを生成した後、図6に示すステップS21へ進む。
例えば、調整項目「色の濃さ」を調整する場合には、ディスプレイ25にOSD表示形式で所定長さの横長のバーが表示される。調整範囲が「−30」〜「+30」であり、初期値(工場出荷時の値)が「0」であるとすると、上記したバーは、左端から中央までは濃く表示され、中央から右端までが薄く表示されている。そして、操作者が「色の濃さ」を初期値より濃くするためにリモコン26の右カーソルボタンを押下し続けると、「色の濃さ」を示す値が増えていくとともに、上記したバーの濃い表示も右端に向かって伸びていく。
一方、操作者が「色の濃さ」を初期値より薄くするためにリモコン26の左カーソルボタンを押下し続けると、「色の濃さ」を示す値が減っていくとともに、上記したバーの濃い表示が左端に向かって縮んでいく。従って、操作者は、上記したバーの濃い表示の部分が所望の位置となるように、リモコン26の右カーソルボタン及び左カーソルボタンを操作した後(例えば、値「+5」)、リモコン26の決定ボタンを押下する。これにより、ステップS20において、制御部17は、調整項目「色の濃さ」の値を操作者によって設定された値に調整するためのコマンドを生成する。
ステップS21では、制御部17は、ディスプレイ25にメニュー画面を表示するとともに、ステップS20で生成されたコマンドに対応した調整項目の調整を行った後、ステップS22へ進む。例えば、ステップS20で生成されたコマンドで「同時調整」が選択されているか又は自機について「個別調整」が選択されている場合には、当該コマンドに対応した調整項目の調整を行う。上記した調整項目「色の濃さ」を例にとると、制御部17は、「色の濃さ」の値を値「+5」に変更する。一方、ステップS20で生成されたコマンドで「同時調整」が選択されておらず、かつ、自機について「個別調整」が選択されていない場合には、制御部17は、当該コマンドを無効とするとともに、メニュー画面を非表示とした後、ステップS22へ進む。
ここで、ステップS20で生成されたコマンドで「同時調整」が選択されているか又は自機について「個別調整」が選択されているかの判断は、当該コマンドに付与されている識別番号が「同時調整」であることを示す「0」に設定されているか又は当該コマンドに付与されている識別番号が自機に予め設定されている識別番号と一致するか否かを判断して行う。
識別番号の設定例について説明する。マルチ画面の画面構成が図2(b)に示す[2×2]である場合、メニュー画面の「識別番号設定」が表示されている状態において、例えば、画面1に設定された表示装置1に識別番号「1」を、画面2に設定された表示装置1に識別番号「2」を、画面3に設定された表示装置1に識別番号「3」を、画面4に設定された表示装置1に識別番号「4」をそれぞれ予め設定しておく。
ステップS22では、制御部17は、自機の後段に他の表示装置1がケーブルを介して接続されているか否か判断する。ケーブル接続の具体的な検出手法は、上記したステップS2の処理のところで説明した(1)又は(2)の手法と同様である。ステップS22の判断結果が「NO」の場合には、制御部17は、同判断を繰り返す。そして、自機の後段に他の表示装置1がケーブルを介して接続されている場合には、ステップS22の判断結果が「YES」となり、制御部17は、ステップS23へ進む。ステップS23では、制御部17は、ケーブルを介して後段の他の表示装置1に上記コマンドを送信した後、図5に示すステップS19へ戻る。今の場合、表示装置1の制御部17では、上記したステップS17〜S23の処理を行う。
一方、ステップS24では、制御部17は、ケーブルを介して前段の他の表示装置1からコマンドが供給されたか否かを判断する。ステップS24の判断結果が「NO」の場合には、制御部17は、同判断を繰り返す。そして、ケーブルを介して自機の前段の他の表示装置1からコマンドが供給された場合には、ステップS24の判断結果が「YES」となり、制御部17は、ステップS25へ進む。ステップS25では、制御部17は、上記したステップS21の処理と同様、ステップS20で生成されたコマンドに対応した調整項目の調整を行った後、ステップS26へ進む。
ステップS26では、制御部17は、自機が画面1の表示領域に割り当てられているか否か判断する。制御部17は、ステップS26の判断結果が「YES」の場合には、何もせず、ステップS24へ戻り、ステップS26の判断結果が「NO」の場合には、ステップS27へ進む。今の場合、上記したように、画面1の表示領域は、表示装置1に割り当てられているので、表示装置1の制御部17では、ステップS26の判断結果が「YES」となり、何もせず、ステップS24へ戻り、表示装置1及び1の各制御部17では、ステップS26の判断結果が「NO」となり、ステップS26へ進む。
ステップS26では、制御部17は、自機の後段に他の表示装置1がケーブルを介して接続されているか否か判断する。ケーブル接続の具体的な検出手法は、上記したステップS2の処理のところで説明した(1)又は(2)の手法と同様である。ステップS27の判断結果が「NO」の場合には、制御部17は、同判断を繰り返す。そして、自機の後段に他の表示装置1がケーブルを介して接続されている場合には、ステップS27の判断結果が「YES」となり、制御部17は、ステップS28へ進む。ステップS28では、制御部17は、ケーブルを介して後段の他の表示装置1に上記コマンドを送信した後、ステップS24へ戻る。
本発明の上述の実施の形態1によれば、図3に示すように、4台の表示装置1〜1を3本のケーブル2〜4によりデイジー・チェーン接続している。また、表示装置1のリモコン受信部18から供給される制御信号RCのみを受け付け、他の表示装置1〜1のリモコン受信部18から供給される制御信号RCを受け付けないようにしている。従って、マルチ画面を構成するすべての表示装置を1台のリモコンで操作可能な場合であっても、すべての表示装置の電源をオンしたままで、1台のリモコン26で所望の1台の表示装置1についてだけ、各調整項目を調整することができる。このため、リモコンを用いて上記調整項目を調整する操作性の良さが失われることはない。
この場合、他の表示装置1〜1のリモコン受信部18から供給される制御信号RCを受け付けないようにしているので、各リモコン受信部18がリモコン26からの赤外線パルスの制御信号LRを受信しても、対応する表示装置1〜1が誤動作することはない。また、マルチ画面を構成する表示装置1の台数が多くても、コマンドがケーブルを介して後段の他の表示装置1に送信される。従って、短時間で同一の調整項目を同時に調整することができるとともに、リモコンを用いて上記調整項目を調整する操作性の良さが失われることはない。
実施の形態2.
上述した実施の形態1では、キー操作を有効とされた本体操作部20(上記の例では、表示装置1の本体操作部20)が操作者によって操作された場合の構成、処理及びその効果については、特に言及していない。まず、構成については、表示装置1の本体操作部20のキー操作のみが有効となっているので、上記デイジー・チェーン接続された4台の表示装置1〜1のうち、表示装置1が最前段(マスター)となり、順次、表示装置1が次の後段(スレーブ)、表示装置1がその次の後段(スレーブ)、そして、表示装置1が最後段(スレーブ)として構成される。
次に、処理については、図4〜図6に示すフローチャートを参照して説明したリモコン26を用いた操作のうち、ステップS16〜S28の処理について、以下に示すように、実施の形態1の場合とは逆方向に行う。即ち、操作者が表示装置1の本体操作部20を操作するに応じて、最前段から最後段へ、図3の例では、画面1から、画面2、画面3、そして、画面4へ順次コマンドを送信していく。
そして、効果については、以下の通りである。即ち、すべての表示装置に所定のマルチ画面を表示させた状態で、同時に同一の調整項目を調整する際に、リモコンからの赤外線の制御信号を検出できる表示装置と、検出できない表示装置とが出た場合、操作者の意図した動作が行われない。そこで、各表示装置1〜1を上記構成とするとともに、上記した処理を行うようにすることにより、操作者がリモコン26ではなく、表示装置1の本体操作部20を操作することによっても、リモコン26を操作した場合と同様な効果を得ることができる。即ち、すべての表示装置の電源をオンしたままで、表示装置1の本体操作部20で所望の1台の表示装置1についてだけ、各調整項目を調整することができる。この場合、他の表示装置1〜1の本体操作部20のキー操作を無効としているので、各本体操作部20が操作されても、対応する表示装置1〜1が誤動作することはない。また、マルチ画面を構成する表示装置1の台数が多くても、コマンドがケーブルを介して後段の他の表示装置1に送信される。従って、短時間で同一の調整項目を同時に調整することができる。
実施の形態3.
上述した各実施の形態では、リモコン26又は本体操作部20を用いた調整項目の調整に関する例を示したが、本発明はこれに限定するものではない。例えば、本発明は、リモコン26又は本体操作部20を用いた各種の操作、例えば、チャンネルの選択、電源のオン/オフ、音量の調整等についても、同様に適用することができる。
実施の形態4.
上述した各実施の形態では、本発明をテレビジョン受信機からなる表示装置に適用する例を示したが、本発明はこれに限定するものではない。例えば、本発明は、テレビ受信機能を備えたパーソナルコンピュータからなる表示装置にも適用することができる。
実施の形態5.
上述した各実施の形態では、各表示装置1を制御入力端子22、制御出力端子23及びケーブル2〜4で有線接続する例を示したが、これに限定されず、無線接続しても良い。
以上、この実施の形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施ができることは勿論である。
例えば、上述した各実施の形態では、表示装置1は、チューナ12を有するテレビジョン受像機である例を示したが、これに限定されず、チューナを有しないモニタであっても良い。また、上記した各実施の形態では、リモコン26は、赤外線パルスの制御信号LRを送信し、リモコン受信部18がリモコン26からの赤外線パルスの制御信号LRを受信して電気信号の制御信号RCに変換する例を示したが、これに限定されず、リモコン26は、赤外線パルス以外の光パルス、電気パルスの制御信号を送信し、リモコン受信部18がリモコン26からの光パルス又は電気パルスの制御信号を受信して適宜所定の電気信号に変換して制御部17に供給するようにしても良い。
また、上述した各実施の形態では、リモコン受信部18から制御部17に供給される制御信号RCの受付・受付拒否及び本体操作部20から制御部17に供給される制御信号MCの受付・受付拒否は、予め設定されている例を示したが、これに限定されず、操作者が任意で設定できるように構成しても良い。
本発明の実施の形態1に係る表示装置の構成を示すブロック図である。 (a)及び(b)は、ソース画面を4分割してマルチ画面を作成する概念を説明するための図であり、(c)及び(d)は、ソース画面を9分割してマルチ画面を作成する概念を説明するための図である。 図1に示す表示装置を4台接続して構成される映像表示システムの構成を示す概略図である。 図1に示す表示装置の調整処理を説明するためのフローチャートである。 図1に示す表示装置の調整処理を説明するためのフローチャートである。 図1に示す表示装置の調整処理を説明するためのフローチャートである。 ディスプレイに表示されるマルチ画面の画面構成選択画面の一例を示す図である。 ディスプレイに表示されるマルチ画面の画面構成選択画面の一例を示す図である。
符号の説明
1,1〜1 表示装置
2〜4 ケーブル
11 アンテナ
12 チューナ
13 ビデオ信号入力部
14 ビデオスイッチ
15 フレームメモリ
16 映像処理回路
17 制御部
18,18〜18 リモコン受信部(受信部)
19 記憶部
20 本体操作部(操作手段、選択手段)
21 インターフェイス(入力手段)
22,22〜22 制御入力端子(入力手段)
23,23〜23 制御出力端子(入力手段)
24 キャラクタジェネレータ
25,25〜25 ディスプレイ(表示手段)
26 リモコン(遠隔操作手段、選択手段)

Claims (8)

  1. 入力された映像信号のうち一部領域を任意の倍率で拡大表示する表示手段と、遠隔操作手段からの所定の制御信号をワイヤレスで受信するための受信部と、他の表示装置に接続するための入力手段とを有した表示装置であって、
    前記表示手段に拡大された映像信号の中から表示するべき一部の映像領域を選択するための選択手段を有し、
    前記選択手段によって選択された映像領域が所定の領域である場合には、前記受信部を介した前記遠隔操作手段からの所定の制御信号の受信を規制するように制御したことを特徴とする表示装置。
  2. 前記選択手段によって選択された映像領域が所定の領域である場合には、前記受信部を介した前記遠隔操作手段からの所定の制御信号の受信を規制するのと同時に、前記遠隔操作手段による制御信号を前記他の表示装置より前記入力手段を介して受信されるように制御したことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 入力された映像信号のうち一部領域を任意の倍率で拡大表示する表示手段と、遠隔操作手段からの所定の制御信号をワイヤレスで受信するための受信部と、他の表示装置に接続するための入力手段とを有した表示装置であって、
    前記表示手段に拡大された映像信号の中から表示するべき一部の映像領域を選択するための選択手段を有し、
    前記選択手段によって選択された映像領域が所定の領域である場合には、前記遠隔操作手段による制御信号を前記他の表示装置より前記入力手段を介して受信されるように制御したことを特徴とする表示装置。
  4. 所定の制御信号を発生させるための操作手段と、入力された映像信号のうち一部領域を任意の倍率で拡大表示する表示手段と、他の表示装置に接続するための入力手段とを有した表示装置であって、
    前記表示手段に拡大された映像信号の中から表示するべき一部の映像領域を選択するための選択手段を有し、
    前記選択手段によって選択された映像領域が所定の領域である場合には、当該表示装置の操作手段による所定の制御信号の受信を規制するように制御したことを特徴とする表示装置。
  5. 前記選択手段によって選択された映像領域が所定の領域である場合には、当該表示装置の操作手段による所定の制御信号の受信を規制することと同時に前記接続された他の表示装置の操作手段による所定の制御信号を前記入力手段を介して受信されるように制御したことを特徴とする表示装置。
  6. 所定の制御信号を発生させるための操作手段と、入力された映像信号のうち一部領域を任意の倍率で拡大表示する表示手段と、他の表示装置に接続するための入力手段とを有した表示装置であって、
    前記表示手段に拡大された映像信号の中から表示するべき一部の映像領域を選択するための選択手段を有し、
    前記選択手段によって選択された映像領域が所定の領域である場合には、前記接続された他の表示装置の操作手段による所定の制御信号を前記入力手段を介して受信されるように制御したことを特徴とする表示装置。
  7. 前記選択された所定の映像領域とは、前記入力された映像信号のなす全映像領域に対し四角状に分割した各映像領域のうち、少なくとも1つの隅にある映像領域を除いた別の映像領域のいずれかであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の表示装置。
  8. 前記分割された映像領域の数は、Nの二乗数(Nは二以上の自然数)の数で構成されたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の表示装置。
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