JPH08223462A - 電子スチルカメラおよびその制御方法 - Google Patents
電子スチルカメラおよびその制御方法Info
- Publication number
- JPH08223462A JPH08223462A JP7025624A JP2562495A JPH08223462A JP H08223462 A JPH08223462 A JP H08223462A JP 7025624 A JP7025624 A JP 7025624A JP 2562495 A JP2562495 A JP 2562495A JP H08223462 A JPH08223462 A JP H08223462A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- signal
- mirror
- shutter
- electronic still
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 立上り時間が長いメモリカードが装着されて
もミラーアップ時間が長くならない操作性のよい電子ス
チルカメラを提供。 【構成】 シャッタボタンの第2ストロークに対応した
レリーズ信号が圧縮CPU50に入力されると、ミラー16
の前端が機構制御部74の制御により跳ね上げられ、ファ
インダに投影されていた被写体像が消失する。さらに1/
60秒周期のVD信号がクロック発生器52にて生成され圧縮
CPU50に入力される。VD信号の生成から4VD期間目に
なると、圧縮CPU50から出力されるシャッタ信号に応
じてシャッタ28が開放され、撮影レンズを介して入射さ
れた被写体像が撮像素子30に露光されるとともに、圧縮
CPU50にてタイマ設定時間βが設定され計測される。
この時間βが経過すると、シャッタ信号の出力が停止さ
れ、これに応じてミラー16の前端がもとの位置に復帰さ
れる。ファインダにはミラー16にて反射された被写体像
が再び投影される。
もミラーアップ時間が長くならない操作性のよい電子ス
チルカメラを提供。 【構成】 シャッタボタンの第2ストロークに対応した
レリーズ信号が圧縮CPU50に入力されると、ミラー16
の前端が機構制御部74の制御により跳ね上げられ、ファ
インダに投影されていた被写体像が消失する。さらに1/
60秒周期のVD信号がクロック発生器52にて生成され圧縮
CPU50に入力される。VD信号の生成から4VD期間目に
なると、圧縮CPU50から出力されるシャッタ信号に応
じてシャッタ28が開放され、撮影レンズを介して入射さ
れた被写体像が撮像素子30に露光されるとともに、圧縮
CPU50にてタイマ設定時間βが設定され計測される。
この時間βが経過すると、シャッタ信号の出力が停止さ
れ、これに応じてミラー16の前端がもとの位置に復帰さ
れる。ファインダにはミラー16にて反射された被写体像
が再び投影される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自然画などの所望の被
写体像を撮影する電子スチルカメラおよびその制御方法
に係り、とくに被写体像を表わす画像データをメモリカ
ードなどの記憶媒体に記録する電子スチルカメラおよび
その制御方法に関するものである。
写体像を撮影する電子スチルカメラおよびその制御方法
に係り、とくに被写体像を表わす画像データをメモリカ
ードなどの記憶媒体に記録する電子スチルカメラおよび
その制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自然画などの被写体像を固体撮像
素子に露光させ、これから読み出された電荷をディジタ
ル処理して、たとえば、SRAM(Static Radom Access Mem
ory)やフラッシュメモリなどの記憶回路にて構成された
メモリカードに記録する電子スチルカメラが知られてい
る。
素子に露光させ、これから読み出された電荷をディジタ
ル処理して、たとえば、SRAM(Static Radom Access Mem
ory)やフラッシュメモリなどの記憶回路にて構成された
メモリカードに記録する電子スチルカメラが知られてい
る。
【0003】このような電子スチルカメラは、被写体像
を固体撮像素子へ露光させるための構成として、たとえ
ば撮影レンズのほぼ焦点面に配置され、入射された被写
体像を所定の時間、固体撮像素子の撮像面に到達させる
フォーカルプレーンシャッタと、撮影前および撮影後に
は撮影レンズからの入射光をファインダに導くミラーで
あって、シャッタ動作時には撮影レンズから固体撮像素
子までの光路外の位置に移動され撮影レンズから入射す
る被写体像を固体撮像素子に到達させるとともに、ファ
インダから逆に入射する有害な光を遮光するミラーとを
有し、これらにより、たとえば撮影レンズをカメラ本体
に着脱可能に装填することができる一眼レフレックスカ
メラが構成される。
を固体撮像素子へ露光させるための構成として、たとえ
ば撮影レンズのほぼ焦点面に配置され、入射された被写
体像を所定の時間、固体撮像素子の撮像面に到達させる
フォーカルプレーンシャッタと、撮影前および撮影後に
は撮影レンズからの入射光をファインダに導くミラーで
あって、シャッタ動作時には撮影レンズから固体撮像素
子までの光路外の位置に移動され撮影レンズから入射す
る被写体像を固体撮像素子に到達させるとともに、ファ
インダから逆に入射する有害な光を遮光するミラーとを
有し、これらにより、たとえば撮影レンズをカメラ本体
に着脱可能に装填することができる一眼レフレックスカ
メラが構成される。
【0004】このようなフォーカルプレーンシャッタを
備えた電子スチルカメラとして、たとえば、本願出願人
による特許出願「電子スチル・カメラおよびその動作制
御方法」(特願平06-156430 号)がある。この出願の願
書に添付された明細書には、シャッタレリーズ開始から
一定の時間経過後にシャッタの開放を行ない、撮像素子
への露光を開始させる電子スチルカメラが開示されてい
る。このカメラは、撮影により得られた画像データを記
録するための記憶領域を有したメモリカードを着脱可能
に装着し、圧縮された画像データをこの記憶領域に記録
するように構成されている。
備えた電子スチルカメラとして、たとえば、本願出願人
による特許出願「電子スチル・カメラおよびその動作制
御方法」(特願平06-156430 号)がある。この出願の願
書に添付された明細書には、シャッタレリーズ開始から
一定の時間経過後にシャッタの開放を行ない、撮像素子
への露光を開始させる電子スチルカメラが開示されてい
る。このカメラは、撮影により得られた画像データを記
録するための記憶領域を有したメモリカードを着脱可能
に装着し、圧縮された画像データをこの記憶領域に記録
するように構成されている。
【0005】このような従来の電子スチルカメラでは、
たとえば、シャッタレリーズに応動してミラーをアップ
させ、次に、シャッタを作動せることにより被写体像を
固体撮像素子に露光させて固体撮像素子から撮像信号を
読み出し、たとえば読み出したRGB 信号をYC信号に変換
するYC処理中に、メモリカードの記憶領域を書き込み可
能にする立ち上げを行ない、これらの完了を待って、ミ
ラーをダウンさせ元の位置に復帰させていた。このよう
にして、たとえば、SRAMにて構成されたメモリカードを
カメラに装着した場合、メモリカードの立ち上げ処理が
瞬時に完了するので、YC処理終了後に圧縮処理された画
像データをメモリカードの記憶領域に記録することがで
きる。
たとえば、シャッタレリーズに応動してミラーをアップ
させ、次に、シャッタを作動せることにより被写体像を
固体撮像素子に露光させて固体撮像素子から撮像信号を
読み出し、たとえば読み出したRGB 信号をYC信号に変換
するYC処理中に、メモリカードの記憶領域を書き込み可
能にする立ち上げを行ない、これらの完了を待って、ミ
ラーをダウンさせ元の位置に復帰させていた。このよう
にして、たとえば、SRAMにて構成されたメモリカードを
カメラに装着した場合、メモリカードの立ち上げ処理が
瞬時に完了するので、YC処理終了後に圧縮処理された画
像データをメモリカードの記憶領域に記録することがで
きる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、たとえ
ばフラッシュメモリ(一括消去が可能なEEPROM)にて構
成されたメモリカードをカメラに装着して撮影した場
合、メモリカードは所定の記憶領域を一括消去し、カメ
ラは、その立ち上げ完了を待って画像データをその記憶
領域に記録させる。このようにフラッシュメモリを用い
たメモリカードのように、立ち上げ時間が長いメモリカ
ードを用いた場合も、カメラはメモリカードの立上りが
完了した時点でミラーを復帰させているので、とくに、
立ち上り時間の長いメモリカードをカメラ本体に装着し
ているときには、ファインダ像の消失(ブラックアウ
ト)時間がメモリカードの立ち上げ時間に応じて非常に
長くなるという問題があった。この立ち上げ時間は、メ
モリカードの種類、記憶容量および一括消去の範囲など
のメモリカードの構成によってそれぞれ異なり、たとえ
ば、この立ち上げに数秒もかかるメモリカードがある。
したがって、このようなメモリカードがカメラに装着さ
れている場合、固体撮像素子への露光が終了したあとの
長い間、ファインダ像が消失してしまうという問題があ
った。
ばフラッシュメモリ(一括消去が可能なEEPROM)にて構
成されたメモリカードをカメラに装着して撮影した場
合、メモリカードは所定の記憶領域を一括消去し、カメ
ラは、その立ち上げ完了を待って画像データをその記憶
領域に記録させる。このようにフラッシュメモリを用い
たメモリカードのように、立ち上げ時間が長いメモリカ
ードを用いた場合も、カメラはメモリカードの立上りが
完了した時点でミラーを復帰させているので、とくに、
立ち上り時間の長いメモリカードをカメラ本体に装着し
ているときには、ファインダ像の消失(ブラックアウ
ト)時間がメモリカードの立ち上げ時間に応じて非常に
長くなるという問題があった。この立ち上げ時間は、メ
モリカードの種類、記憶容量および一括消去の範囲など
のメモリカードの構成によってそれぞれ異なり、たとえ
ば、この立ち上げに数秒もかかるメモリカードがある。
したがって、このようなメモリカードがカメラに装着さ
れている場合、固体撮像素子への露光が終了したあとの
長い間、ファインダ像が消失してしまうという問題があ
った。
【0007】一方、カメラ側では、メモリカードを立ち
上げるタイミングとして、それに要する制御が、他の制
御を行なう必要のないタイミングが選択され、たとえば
YC処理回路などの画像データを処理する専用の回路にて
特定の処理をする時間が割り当てられ、さらに、メモリ
カードの立ち上げは、不定の時間に発生するシャッタレ
リーズ後に行なわれる処理であるので、立ち上げ処理自
体を早めに開始させることもできなかった。
上げるタイミングとして、それに要する制御が、他の制
御を行なう必要のないタイミングが選択され、たとえば
YC処理回路などの画像データを処理する専用の回路にて
特定の処理をする時間が割り当てられ、さらに、メモリ
カードの立ち上げは、不定の時間に発生するシャッタレ
リーズ後に行なわれる処理であるので、立ち上げ処理自
体を早めに開始させることもできなかった。
【0008】本発明はこのような従来技術の問題点を解
消し、たとえば一括消去などに費やされる立上り時間が
長いメモリカードがカメラ本体に装着されている場合で
も、ミラーアップ時間が長くならない電子スチルカメラ
およびその制御方法を提供することを目的とする。
消し、たとえば一括消去などに費やされる立上り時間が
長いメモリカードがカメラ本体に装着されている場合で
も、ミラーアップ時間が長くならない電子スチルカメラ
およびその制御方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、撮影開始の指示を表わすレリーズ信号に
応動して、撮影レンズを介して入射した被写体像を撮像
素子に露光し、この撮像素子への露光により得られた電
荷を読み出して被写体像を表わす画像信号を記憶媒体に
記録する電子スチルカメラにおいて、このカメラは、記
撮像素子への露光量を調節する機構を制御する機構制御
手段と、このカメラを駆動させるための基準信号を発生
するクロック発生手段と、撮像素子から読み出された画
像信号を処理する信号処理手段と、レリーズ信号に応動
して、クロック発生手段および信号処理手段を制御し、
信号処理手段にて処理された画像信号を出力させる撮像
制御手段とを備え、機構制御手段は、被写体像を表わす
入射光の光軸を変更してファインダに導くミラーの位置
を変更可能に制御するミラー制御手段であって、この入
射光を反射させる第1の位置またはこの入射光を直進さ
せる第2の位置にミラーの位置を制御するミラー制御手
段と、入射光を撮像素子に露光させるシャッタの開放お
よび閉鎖を制御するシャッタ制御手段とを有し、撮像制
御手段は、撮像素子への露光開始から、ミラーを第1の
位置に復帰させるまでの時間を設定する設定手段と、レ
リーズ信号に応動して、シャッタの作動開始を指示する
シャッタ信号を生成するシャッタ信号生成手段であっ
て、設定手段にて設定された時間の経過に応動してシャ
ッタ信号の生成を停止するシャッタ信号生成手段とを有
し、ミラー制御手段は、シャッタ信号の生成が停止され
ると、ミラーを第2の位置から第1の位置に復帰させる
ことを特徴とする。
決するために、撮影開始の指示を表わすレリーズ信号に
応動して、撮影レンズを介して入射した被写体像を撮像
素子に露光し、この撮像素子への露光により得られた電
荷を読み出して被写体像を表わす画像信号を記憶媒体に
記録する電子スチルカメラにおいて、このカメラは、記
撮像素子への露光量を調節する機構を制御する機構制御
手段と、このカメラを駆動させるための基準信号を発生
するクロック発生手段と、撮像素子から読み出された画
像信号を処理する信号処理手段と、レリーズ信号に応動
して、クロック発生手段および信号処理手段を制御し、
信号処理手段にて処理された画像信号を出力させる撮像
制御手段とを備え、機構制御手段は、被写体像を表わす
入射光の光軸を変更してファインダに導くミラーの位置
を変更可能に制御するミラー制御手段であって、この入
射光を反射させる第1の位置またはこの入射光を直進さ
せる第2の位置にミラーの位置を制御するミラー制御手
段と、入射光を撮像素子に露光させるシャッタの開放お
よび閉鎖を制御するシャッタ制御手段とを有し、撮像制
御手段は、撮像素子への露光開始から、ミラーを第1の
位置に復帰させるまでの時間を設定する設定手段と、レ
リーズ信号に応動して、シャッタの作動開始を指示する
シャッタ信号を生成するシャッタ信号生成手段であっ
て、設定手段にて設定された時間の経過に応動してシャ
ッタ信号の生成を停止するシャッタ信号生成手段とを有
し、ミラー制御手段は、シャッタ信号の生成が停止され
ると、ミラーを第2の位置から第1の位置に復帰させる
ことを特徴とする。
【0010】この場合、設定手段は、一定の時間を設定
するとよい。
するとよい。
【0011】この場合さらに、設定手段による設定時間
は、変更可能であるとよい。
は、変更可能であるとよい。
【0012】さらに、設定手段による設定時間は、前記
記憶媒体に応じて変更可能であるとよい。
記憶媒体に応じて変更可能であるとよい。
【0013】また、設定手段による設定時間は、撮影者
による操作に応じて変更可能であるとよい。
による操作に応じて変更可能であるとよい。
【0014】また、このカメラは、ミラーにより反射さ
れた被写体像を視認するためのファインダを有し、ミラ
ー制御手段は、設定手段により設定された時間、ファイ
ンダにおける被写体像が消失する第2の位置にミラーの
位置を制御し、設定手段により設定された時間が経過す
ると、ミラーの位置を第1の位置に復帰させて、被写体
像をファインダに導くとよい。
れた被写体像を視認するためのファインダを有し、ミラ
ー制御手段は、設定手段により設定された時間、ファイ
ンダにおける被写体像が消失する第2の位置にミラーの
位置を制御し、設定手段により設定された時間が経過す
ると、ミラーの位置を第1の位置に復帰させて、被写体
像をファインダに導くとよい。
【0015】また、このカメラは、信号処理手段にて処
理された画像信号を符号化する符号化手段と、この符号
化手段にて符号化された画像信号を記憶媒体に記録する
記録手段とを有し、記憶媒体は、記録手段に着脱可能に
構成されているとよい。
理された画像信号を符号化する符号化手段と、この符号
化手段にて符号化された画像信号を記憶媒体に記録する
記録手段とを有し、記憶媒体は、記録手段に着脱可能に
構成されているとよい。
【0016】この場合、記憶媒体は、一括消去が可能な
EEPROMを含むメモリカードであるとよい。
EEPROMを含むメモリカードであるとよい。
【0017】また、シャッタは、フォーカルプレンシャ
ッタを含むとよい。
ッタを含むとよい。
【0018】さらに本発明は上述の課題を解決するため
に、撮影開始指示を表わすレリーズ信号に応動して、撮
影レンズを介して入射した被写体像を撮像素子に露光
し、この露光により得られた電荷を読み出して被写体像
を表わす画像信号を記憶媒体に記録させる電子スチルカ
メラの制御方法において、この方法は、レリーズ信号に
応動して、入射した被写体像をファインダに導く第1の
位置に移動可能に配置されたミラーを、この被写体像の
光路外の第2の位置に移動させ、被写体像を遮光するシ
ャッタを、あらかじめ設定された時間開放して被写体像
を撮像素子に露光させ、この撮像素子への露光が終了す
ると、露光された被写体像を表わす画像信号を読み出す
とともに記憶媒体を記録可能に立ち上げ、撮像素子への
露光開始から所定の時間を計測し、所定の時間が経過す
ると、記憶媒体の立ち上げ中によらずミラーを第1の位
置に復帰させて、被写体像をファインダに導くことを特
徴とする。
に、撮影開始指示を表わすレリーズ信号に応動して、撮
影レンズを介して入射した被写体像を撮像素子に露光
し、この露光により得られた電荷を読み出して被写体像
を表わす画像信号を記憶媒体に記録させる電子スチルカ
メラの制御方法において、この方法は、レリーズ信号に
応動して、入射した被写体像をファインダに導く第1の
位置に移動可能に配置されたミラーを、この被写体像の
光路外の第2の位置に移動させ、被写体像を遮光するシ
ャッタを、あらかじめ設定された時間開放して被写体像
を撮像素子に露光させ、この撮像素子への露光が終了す
ると、露光された被写体像を表わす画像信号を読み出す
とともに記憶媒体を記録可能に立ち上げ、撮像素子への
露光開始から所定の時間を計測し、所定の時間が経過す
ると、記憶媒体の立ち上げ中によらずミラーを第1の位
置に復帰させて、被写体像をファインダに導くことを特
徴とする。
【0019】この場合、この方法は、所定の時間に応じ
た一定の時間、ミラーを第2の位置に移動させ、一定の
時間が経過するとミラーを第1の位置に復帰させてファ
インダにおける被写体像の消失を一定の時間にするとよ
い。
た一定の時間、ミラーを第2の位置に移動させ、一定の
時間が経過するとミラーを第1の位置に復帰させてファ
インダにおける被写体像の消失を一定の時間にするとよ
い。
【0020】また、この方法は、ミラーが第1の位置に
復帰された後、撮像素子から読み出した画像信号を符号
化し、この符号化された画像信号を記憶媒体に記録する
とよい。
復帰された後、撮像素子から読み出した画像信号を符号
化し、この符号化された画像信号を記憶媒体に記録する
とよい。
【0021】
【作用】本発明によれば、ミラーをもとの位置に復帰さ
せるための時間が設定手段にて設定され、シャッタの作
動開始を指示するシャッタ信号の生成がこの設定時間に
応じて停止される。この停止を受けたミラー制御手段の
制御によりミラーが第2の位置から第1の位置に復帰さ
れる。この結果、ファインダにおける被写体像の消失が
設定時間によって規定され、メモリカード等の立上り時
間などの影響されずに、このミラーアップによるファイ
ンダ像の消失時間が一定に制御される。
せるための時間が設定手段にて設定され、シャッタの作
動開始を指示するシャッタ信号の生成がこの設定時間に
応じて停止される。この停止を受けたミラー制御手段の
制御によりミラーが第2の位置から第1の位置に復帰さ
れる。この結果、ファインダにおける被写体像の消失が
設定時間によって規定され、メモリカード等の立上り時
間などの影響されずに、このミラーアップによるファイ
ンダ像の消失時間が一定に制御される。
【0022】
【実施例】次に添付図面を参照して本発明による電子ス
チルカメラの実施例を詳細に説明する。図1を参照する
と、本発明が有利に適用される電子スチルカメラの実施
例が示され、この電子スチルカメラ10は、撮影前には、
撮影レンズ12および絞り14を含むレンズユニット15を経
由して入射された被写体像をミラー16にて全反射させて
ピントグラス18に投影し、その光学像をコンデンサレン
ズ20、ペンタプリズム22およびアイピース24から構成さ
れたファインダを覗く撮影者に視認させ、レリーズスイ
ッチ(図示せず)の第1ストローク(半押し)に応動し
て各種設定および各部の制御を行ない、レリーズスイッ
チの第2ストローク(全押し)に応動してミラー16を跳
ね上げさらにフォーカルプレンシャッタ28を作動させて
撮像素子30の撮像面にその被写体像を所定の時間露光さ
せるカメラである。また、このカメラ10は、その露光が
開始した所定の時間後に跳ね上げていたミラーを元の位
置に復帰させてピントグラス18に被写体像を投影させ、
露光された被写体像を表わす画像データを圧縮符号化処
理して不図示のメモリカードに書き込む。なお、以下の
説明において、本発明に直接関係のない部分は、図示お
よびその説明を省略し、また信号の参照符号はその現れ
る信号線の参照符号で表わす。
チルカメラの実施例を詳細に説明する。図1を参照する
と、本発明が有利に適用される電子スチルカメラの実施
例が示され、この電子スチルカメラ10は、撮影前には、
撮影レンズ12および絞り14を含むレンズユニット15を経
由して入射された被写体像をミラー16にて全反射させて
ピントグラス18に投影し、その光学像をコンデンサレン
ズ20、ペンタプリズム22およびアイピース24から構成さ
れたファインダを覗く撮影者に視認させ、レリーズスイ
ッチ(図示せず)の第1ストローク(半押し)に応動し
て各種設定および各部の制御を行ない、レリーズスイッ
チの第2ストローク(全押し)に応動してミラー16を跳
ね上げさらにフォーカルプレンシャッタ28を作動させて
撮像素子30の撮像面にその被写体像を所定の時間露光さ
せるカメラである。また、このカメラ10は、その露光が
開始した所定の時間後に跳ね上げていたミラーを元の位
置に復帰させてピントグラス18に被写体像を投影させ、
露光された被写体像を表わす画像データを圧縮符号化処
理して不図示のメモリカードに書き込む。なお、以下の
説明において、本発明に直接関係のない部分は、図示お
よびその説明を省略し、また信号の参照符号はその現れ
る信号線の参照符号で表わす。
【0023】この電子スチルカメラを図2に示すように
組み合わされた、図3および図4を参照して詳細に説明
する。これら図に示すように、図3には主にカメラ10の
撮像および記録系が示され、図4には主にカメラ本体の
機構を制御する構成が示されている。
組み合わされた、図3および図4を参照して詳細に説明
する。これら図に示すように、図3には主にカメラ10の
撮像および記録系が示され、図4には主にカメラ本体の
機構を制御する構成が示されている。
【0024】図3に示された撮像素子(CCD)30 は、その
撮像面に露光された被写体像を対応する電気信号に変換
する2次元イメージセンサである。撮像素子30は、本実
施例ではCCD (Charge Coupled Device) などの電荷転送
デバイスにて構成される。撮像素子30の撮像面には、各
色成分を分光するためのカラーフィルタが配設され、撮
像レンズ12からの入射光がこのフィルタを透過して撮像
面に達する。撮像素子30は、その入力100 および102 に
入力される水平転送パルス、垂直転送パルスおよび1/60
秒周期のVD信号などの駆動信号に応じて、それぞれの色
成分を有する画素に対応して、生成した電荷に対応する
画像信号を出力104 に出力する。
撮像面に露光された被写体像を対応する電気信号に変換
する2次元イメージセンサである。撮像素子30は、本実
施例ではCCD (Charge Coupled Device) などの電荷転送
デバイスにて構成される。撮像素子30の撮像面には、各
色成分を分光するためのカラーフィルタが配設され、撮
像レンズ12からの入射光がこのフィルタを透過して撮像
面に達する。撮像素子30は、その入力100 および102 に
入力される水平転送パルス、垂直転送パルスおよび1/60
秒周期のVD信号などの駆動信号に応じて、それぞれの色
成分を有する画素に対応して、生成した電荷に対応する
画像信号を出力104 に出力する。
【0025】撮像素子30の出力104 は、前置増幅器31に
接続され、前置増幅器31は、入力104 に入力された画像
信号の信号レベルを増幅するアンプである。前置増幅器
31の出力106 は、信号処理回路32に接続され、信号処理
回路32は、入力された画像信号を処理して、適切な映像
信号を生成する映像信号処理回路である。たとえば信号
処理回路32は、入力106 に入力した画像信号を入力108
に入力されるクロックに基づいて2次元相関サンプリン
グし、さらに色成分R,G,B にて構成される3原色信号を
生成する色分離処理を行なう。さらに、信号処理回路32
は、生成した3原色信号に対して、各色信号間の色成分
のレベルを調整するホワイトバランス調整を行ない、ま
た、調整された3原色信号をγ補正する。信号処理回路
32は、入力108 に入力されるクランプパルスに基づい
て、補正した3原色信号の所定のレベルをクランプして
出力110 に出力する。
接続され、前置増幅器31は、入力104 に入力された画像
信号の信号レベルを増幅するアンプである。前置増幅器
31の出力106 は、信号処理回路32に接続され、信号処理
回路32は、入力された画像信号を処理して、適切な映像
信号を生成する映像信号処理回路である。たとえば信号
処理回路32は、入力106 に入力した画像信号を入力108
に入力されるクロックに基づいて2次元相関サンプリン
グし、さらに色成分R,G,B にて構成される3原色信号を
生成する色分離処理を行なう。さらに、信号処理回路32
は、生成した3原色信号に対して、各色信号間の色成分
のレベルを調整するホワイトバランス調整を行ない、ま
た、調整された3原色信号をγ補正する。信号処理回路
32は、入力108 に入力されるクランプパルスに基づい
て、補正した3原色信号の所定のレベルをクランプして
出力110 に出力する。
【0026】信号処理回路32の出力110 には、アナログ
・ディジタル変換器(A/D)34 が接続されている。アナロ
グ・ディジタル変換器34は、入力 110に入力されたアナ
ログ信号を入力108 に入力されるサンプリングパルスに
同期してサンプリングして、たとえば10ビットのディジ
タルデータに変換する変換回路である。アナログ・ディ
ジタル変換器34は、ディジタル値に変換されたR,G,B 画
像データをYC処理回路36が接続された出力112 にビット
パラレルに出力する。
・ディジタル変換器(A/D)34 が接続されている。アナロ
グ・ディジタル変換器34は、入力 110に入力されたアナ
ログ信号を入力108 に入力されるサンプリングパルスに
同期してサンプリングして、たとえば10ビットのディジ
タルデータに変換する変換回路である。アナログ・ディ
ジタル変換器34は、ディジタル値に変換されたR,G,B 画
像データをYC処理回路36が接続された出力112 にビット
パラレルに出力する。
【0027】YC処理回路36は、入力された画像データを
輝度成分(Y) および色成分(C) にて表わされるデータに
変換する演算回路である。YC処理回路36は、後述する圧
縮CPU50の制御を入力114 に受けて、入力112 に入力
された各色成分を特定の比率でミックスすることによっ
て輝度信号を表わす画像データYを算出し、また、入力
112 に入力された画像データからR-Y/B-Y 信号で表わさ
れる色信号を表わす画像データCを算出する。YC処理回
路36は、算出した画像データYおよびCをバス116 に出
力する。
輝度成分(Y) および色成分(C) にて表わされるデータに
変換する演算回路である。YC処理回路36は、後述する圧
縮CPU50の制御を入力114 に受けて、入力112 に入力
された各色成分を特定の比率でミックスすることによっ
て輝度信号を表わす画像データYを算出し、また、入力
112 に入力された画像データからR-Y/B-Y 信号で表わさ
れる色信号を表わす画像データCを算出する。YC処理回
路36は、算出した画像データYおよびCをバス116 に出
力する。
【0028】また、YC処理回路36は、バス116 に入力さ
れた画像データYおよびCを再生部38が接続された出力
118 に出力する機能を有し、再生部38は、入力された画
像データYおよびCからクロマ信号を生成し、さらにこ
れら輝度信号およびクロマ信号をミックスしたYC信号
に水平および垂直同期信号を付加して、たとえばNTSCコ
ンポジットビデオ信号を生成する。再生部38の出力120
は、たとえばテレビモニタ装置や印刷装置などの画像出
力装置に接続され、ビデオ信号の表わす静止画像を形成
させる。
れた画像データYおよびCを再生部38が接続された出力
118 に出力する機能を有し、再生部38は、入力された画
像データYおよびCからクロマ信号を生成し、さらにこ
れら輝度信号およびクロマ信号をミックスしたYC信号
に水平および垂直同期信号を付加して、たとえばNTSCコ
ンポジットビデオ信号を生成する。再生部38の出力120
は、たとえばテレビモニタ装置や印刷装置などの画像出
力装置に接続され、ビデオ信号の表わす静止画像を形成
させる。
【0029】YC処理回路36に接続されたバス116 は、メ
モリコントローラ40と、圧縮伸長回路42と、連写部44と
に接続され、これら回路は、制御データバス114 にそれ
ぞれ接続された後述の圧縮CPU50により制御される。
モリコントローラ40と、圧縮伸長回路42と、連写部44と
に接続され、これら回路は、制御データバス114 にそれ
ぞれ接続された後述の圧縮CPU50により制御される。
【0030】メモリコントローラ40は、入力された画像
データの転送先を制御するメモリ制御回路である。メモ
リコントローラ40は、YC処理回路36から出力された画像
データを連写部44または出力122 に接続されたフレーム
メモリ46に転送して、これらの記憶領域に画像データを
蓄積させる制御を行なう。本実施例では、コントローラ
40は、1コマごとの撮影を行なう場合、YC処理回路36か
ら出力された画像データをフレームメモリ46に書き込
み、また、連続した撮影が行なわれる連続写真撮影が行
なわれる場合には、YC処理回路36から出力された連続し
た複数コマの画像データを連写部44に転送する。
データの転送先を制御するメモリ制御回路である。メモ
リコントローラ40は、YC処理回路36から出力された画像
データを連写部44または出力122 に接続されたフレーム
メモリ46に転送して、これらの記憶領域に画像データを
蓄積させる制御を行なう。本実施例では、コントローラ
40は、1コマごとの撮影を行なう場合、YC処理回路36か
ら出力された画像データをフレームメモリ46に書き込
み、また、連続した撮影が行なわれる連続写真撮影が行
なわれる場合には、YC処理回路36から出力された連続し
た複数コマの画像データを連写部44に転送する。
【0031】またメモリコントローラ40は、フレームメ
モリ46に蓄積された画像データを読み出して圧縮伸長回
路42に転送する。さらにメモリコントローラ40は、圧縮
伸長回路42から出力された圧縮データをバス124 に出力
し、不図示のコネクタを介してカメラ本体10およびバス
124 に装着されるメモリカード48に出力してこの画像デ
ータをメモリカードの記憶領域に書き込む制御を行な
う。また、メモリコントローラ40は、メモリカード48に
記録された画像データを読み出してYC処理回路36に転送
する機能を有している。
モリ46に蓄積された画像データを読み出して圧縮伸長回
路42に転送する。さらにメモリコントローラ40は、圧縮
伸長回路42から出力された圧縮データをバス124 に出力
し、不図示のコネクタを介してカメラ本体10およびバス
124 に装着されるメモリカード48に出力してこの画像デ
ータをメモリカードの記憶領域に書き込む制御を行な
う。また、メモリコントローラ40は、メモリカード48に
記録された画像データを読み出してYC処理回路36に転送
する機能を有している。
【0032】フレームメモリ46は、バス 122を介してメ
モリコントローラ40から転送される1コマ分の画像デー
タを一時記憶する記憶回路である。フレームメモリ46
は、メモリコントローラ40の制御に応じて、記憶した画
像データをバス122 に出力する。
モリコントローラ40から転送される1コマ分の画像デー
タを一時記憶する記憶回路である。フレームメモリ46
は、メモリコントローラ40の制御に応じて、記憶した画
像データをバス122 に出力する。
【0033】連写部44は、連続写真撮影を行なう複数の
コマに対応した複数のメモリコントローラおよび複数の
フレームメモリ(図示せず)を有し、連続写真撮影を行
なう場合、バス116 に現れる各コマの画像を表わす画像
データをそれぞれのフレームメモリに蓄積させる。
コマに対応した複数のメモリコントローラおよび複数の
フレームメモリ(図示せず)を有し、連続写真撮影を行
なう場合、バス116 に現れる各コマの画像を表わす画像
データをそれぞれのフレームメモリに蓄積させる。
【0034】圧縮伸長回路42は、バス116 に現れた画像
データを符号化してそのデータ量を圧縮する符号化回路
である。本実施例における圧縮伸長回路42は、画像デー
タを所定のブロックごとに分割し、それぞれのブロック
画素に対して2次元直交変換し、変換により得られた変
換係数を量子化した後にハフマン符号を割り当てて符号
化する機能を有している。圧縮伸長回路42はこれら圧縮
機能により、入力された画像データをそれぞれの解像度
に応じてそれぞれ一定量の符号化データに変換する。圧
縮伸長回路42は生成した符号化データをバス 116を介し
てメモリコントローラ40に転送し、メモリコントローラ
40は、転送された符号化データをメモリカード48の記憶
領域に書き込む。
データを符号化してそのデータ量を圧縮する符号化回路
である。本実施例における圧縮伸長回路42は、画像デー
タを所定のブロックごとに分割し、それぞれのブロック
画素に対して2次元直交変換し、変換により得られた変
換係数を量子化した後にハフマン符号を割り当てて符号
化する機能を有している。圧縮伸長回路42はこれら圧縮
機能により、入力された画像データをそれぞれの解像度
に応じてそれぞれ一定量の符号化データに変換する。圧
縮伸長回路42は生成した符号化データをバス 116を介し
てメモリコントローラ40に転送し、メモリコントローラ
40は、転送された符号化データをメモリカード48の記憶
領域に書き込む。
【0035】また、圧縮伸長回路42は、バス116 に現れ
た符号化データを復号して元の画像を表わすデータを再
生する復号回路である。圧縮伸長回路42は、メモリカー
ド42から読み出されて入力114 に入力された符号化デー
タを復号し、逆直交変換および逆量子化により画像デー
タを再生する。圧縮伸長回路42は、再生した画像データ
をバス116 を介してYC処理回路36に出力する。
た符号化データを復号して元の画像を表わすデータを再
生する復号回路である。圧縮伸長回路42は、メモリカー
ド42から読み出されて入力114 に入力された符号化デー
タを復号し、逆直交変換および逆量子化により画像デー
タを再生する。圧縮伸長回路42は、再生した画像データ
をバス116 を介してYC処理回路36に出力する。
【0036】圧縮CPU50は、後述の表示CPU60から
通知されるレリーズ信号に応動して撮像素子30の撮像面
に結像された被写体像を撮像し、その画像を表わす画像
データをメモリカード48に記録するための制御を行なう
制御回路である。詳しくは、圧縮CPU50は、その出力
130 に接続されたクロック発生器(Clock Generator)52
の動作を制御する制御信号を必要なタイミングにて生成
し、さらに各種クロック信号をクロック発生器52にて生
成させる。たとえば圧縮CPU50は、レリーズ信号が通
知されると所定の時間αを計測し、この所定の期間αが
経過するとクロック発生器52を起動するリセット信号を
生成して出力130 に出力する。
通知されるレリーズ信号に応動して撮像素子30の撮像面
に結像された被写体像を撮像し、その画像を表わす画像
データをメモリカード48に記録するための制御を行なう
制御回路である。詳しくは、圧縮CPU50は、その出力
130 に接続されたクロック発生器(Clock Generator)52
の動作を制御する制御信号を必要なタイミングにて生成
し、さらに各種クロック信号をクロック発生器52にて生
成させる。たとえば圧縮CPU50は、レリーズ信号が通
知されると所定の時間αを計測し、この所定の期間αが
経過するとクロック発生器52を起動するリセット信号を
生成して出力130 に出力する。
【0037】クロック発生器52は、圧縮CPU50にて生
成されたリセット信号を入力130 に入力し、信号処理回
路32およびアナログ・ディジタル変換回路34に供給する
クランプパルスおよびサンプリングパルスなどの基準信
号を生成する。さらにクロック発生器52は、撮像素子30
を駆動するための基準となる基準クロックを生成し、生
成した基準クロックをCCD 駆動回路54が接続された出力
132 および134 に出力する。
成されたリセット信号を入力130 に入力し、信号処理回
路32およびアナログ・ディジタル変換回路34に供給する
クランプパルスおよびサンプリングパルスなどの基準信
号を生成する。さらにクロック発生器52は、撮像素子30
を駆動するための基準となる基準クロックを生成し、生
成した基準クロックをCCD 駆動回路54が接続された出力
132 および134 に出力する。
【0038】CCD 駆動回路54は、入力132 および134 に
入力される基準クロックに基づいて撮像素子30を駆動す
る駆動信号を生成する駆動回路である。CCD 駆動回路54
は、同期信号、水平および垂直転送パルスを生成し、そ
れぞれ出力100 および102 に出力する。
入力される基準クロックに基づいて撮像素子30を駆動す
る駆動信号を生成する駆動回路である。CCD 駆動回路54
は、同期信号、水平および垂直転送パルスを生成し、そ
れぞれ出力100 および102 に出力する。
【0039】また、圧縮CPU50は、接続線136 を介し
て接続されたEEPROM56に蓄積された制御データや各種設
定パラメータに基づいて、たとえば信号処理回路32およ
びアナログ・ディジタル変換器34に供給する基準電圧を
不図示のアナログ・ディジタル変換器を介してこれら回
路に供給する機能を有している。
て接続されたEEPROM56に蓄積された制御データや各種設
定パラメータに基づいて、たとえば信号処理回路32およ
びアナログ・ディジタル変換器34に供給する基準電圧を
不図示のアナログ・ディジタル変換器を介してこれら回
路に供給する機能を有している。
【0040】さらに、圧縮CPU50は、YC処理回路36
と、メモリコントローラ40と、圧縮伸長回路42とを制御
するための制御データを生成し、これら制御データを制
御データバス114 を介してそれぞれの回路に供給する機
能を有している。たとえば、圧縮CPU50は、後述する
表示CPU60から通知されるレリーズスイッチの第1ス
トロークを表わす指示に基づいて、メモリコントローラ
40を制御し、メモリカード48に蓄積されたカード情報を
読み出す要求を生成する。メモリカード48にはたとえ
ば、カードの種類等の属性を表わすカード属性情報、記
憶領域の状態を表わすMAT(Memory Allocation Table)お
よびデータの配置を表わすディレクトリが記録され、メ
モリコントローラ40はこの要求を受けてメモリカード48
からこれら情報を読み出して圧縮CPU50に返送する。
圧縮CPU50は、メモリコントローラ40から返送された
情報を元に、たとえばメモリカード48の空き領域を認識
し、撮影可能な残りコマ数を判定する。
と、メモリコントローラ40と、圧縮伸長回路42とを制御
するための制御データを生成し、これら制御データを制
御データバス114 を介してそれぞれの回路に供給する機
能を有している。たとえば、圧縮CPU50は、後述する
表示CPU60から通知されるレリーズスイッチの第1ス
トロークを表わす指示に基づいて、メモリコントローラ
40を制御し、メモリカード48に蓄積されたカード情報を
読み出す要求を生成する。メモリカード48にはたとえ
ば、カードの種類等の属性を表わすカード属性情報、記
憶領域の状態を表わすMAT(Memory Allocation Table)お
よびデータの配置を表わすディレクトリが記録され、メ
モリコントローラ40はこの要求を受けてメモリカード48
からこれら情報を読み出して圧縮CPU50に返送する。
圧縮CPU50は、メモリコントローラ40から返送された
情報を元に、たとえばメモリカード48の空き領域を認識
し、撮影可能な残りコマ数を判定する。
【0041】圧縮CPU50は、表示CPU60から通知さ
れるレリーズスイッチの第2ストロークを表わすレリー
ズ信号を入力 160に受けて、このレリーズ信号に応動し
て、被写体像の撮影からこの被写体像を表わす画像デー
タの記録までの撮像系および記録系の制御を行なう。
れるレリーズスイッチの第2ストロークを表わすレリー
ズ信号を入力 160に受けて、このレリーズ信号に応動し
て、被写体像の撮影からこの被写体像を表わす画像デー
タの記録までの撮像系および記録系の制御を行なう。
【0042】詳しくは圧縮CPU50は、表示CPU60か
らバス162 を介して通知される情報に基づいて、各部の
動作を制御し、また各部に必要なデータを設定する機能
を有している。たとえば、圧縮CPU50は、レリーズ信
号が入力されてから所定の時間α以内に、シャッタ28の
シャッタ速度やホワイトバランスを調整するための情報
を入力 162に受信し、前者をクロック発生器52に通知し
後者を信号処理回路32に通知する。
らバス162 を介して通知される情報に基づいて、各部の
動作を制御し、また各部に必要なデータを設定する機能
を有している。たとえば、圧縮CPU50は、レリーズ信
号が入力されてから所定の時間α以内に、シャッタ28の
シャッタ速度やホワイトバランスを調整するための情報
を入力 162に受信し、前者をクロック発生器52に通知し
後者を信号処理回路32に通知する。
【0043】また、圧縮CPU50は、この通知の後、時
間αが経過するとクロック発生器52を起動するリセット
信号を生成し出力 130に出力する。クロック発生器52
は、このリセット信号を入力し、1/60秒周期のパルス信
号のVD信号を発生する。クロック発生器52は、生成した
VD信号を圧縮CPU50およびCCD 駆動回路54に転送す
る。圧縮CPU50は、転送されたVD信号に基づき以降の
時間を計時する。
間αが経過するとクロック発生器52を起動するリセット
信号を生成し出力 130に出力する。クロック発生器52
は、このリセット信号を入力し、1/60秒周期のパルス信
号のVD信号を発生する。クロック発生器52は、生成した
VD信号を圧縮CPU50およびCCD 駆動回路54に転送す
る。圧縮CPU50は、転送されたVD信号に基づき以降の
時間を計時する。
【0044】たとえば、圧縮CPU50は、VD信号の発生
から2VD期間目にカメラの撮影モードを設定し、撮像素
子30への露光時間に対応するシャッタ速度を設定する。
また、たとえば圧縮CPU50は、3VD期間目に撮像素子
30における不要電荷を掃き出すための制御信号をクロッ
ク発生器52に通知する。クロック発生器52はこの制御信
号を受けて撮像素子30の不要電荷を掃き出す。さらに圧
縮CPU50は、VD信号の発生から4VD期間目に撮像素子
30への露光を開始させ、この露光により生成された電荷
を5VD期間目に読み出すようにクロック発生器52を制御
する。
から2VD期間目にカメラの撮影モードを設定し、撮像素
子30への露光時間に対応するシャッタ速度を設定する。
また、たとえば圧縮CPU50は、3VD期間目に撮像素子
30における不要電荷を掃き出すための制御信号をクロッ
ク発生器52に通知する。クロック発生器52はこの制御信
号を受けて撮像素子30の不要電荷を掃き出す。さらに圧
縮CPU50は、VD信号の発生から4VD期間目に撮像素子
30への露光を開始させ、この露光により生成された電荷
を5VD期間目に読み出すようにクロック発生器52を制御
する。
【0045】また、圧縮CPU50は、この5VD期間目に
YC処理回路36に対しYC処理を開始させる制御信号を出力
114に出力する。YC処理回路36は、この制御信号を受け
て入力112 に入力された画像データをYC処理し、処理さ
れたデータをバス116 に出力する。さらに圧縮CPU50
は、この5VD期間目にメモリカード48を立ち上げるため
の制御信号を生成し、生成した制御信号をメモリコント
ローラ40に供給する。メモリコントローラ40は、この制
御信号を入力114 に受けて、バス124 に接続されたメモ
リカード48を記録可能に制御する。
YC処理回路36に対しYC処理を開始させる制御信号を出力
114に出力する。YC処理回路36は、この制御信号を受け
て入力112 に入力された画像データをYC処理し、処理さ
れたデータをバス116 に出力する。さらに圧縮CPU50
は、この5VD期間目にメモリカード48を立ち上げるため
の制御信号を生成し、生成した制御信号をメモリコント
ローラ40に供給する。メモリコントローラ40は、この制
御信号を入力114 に受けて、バス124 に接続されたメモ
リカード48を記録可能に制御する。
【0046】メモリカード48の立ち上げ時間はその種類
によって異なり、メモリコントローラ40は、メモリカー
ド48の立ち上げが完了した時点で、この完了を表わす信
号を圧縮CPU50に通知する。圧縮CPU50はこの通知
を受けて、フレームメモリ46に蓄積された画像データを
圧縮処理させるように、メモリコントローラ40および圧
縮・伸長回路42を制御する制御信号を出力114 に出力す
る。
によって異なり、メモリコントローラ40は、メモリカー
ド48の立ち上げが完了した時点で、この完了を表わす信
号を圧縮CPU50に通知する。圧縮CPU50はこの通知
を受けて、フレームメモリ46に蓄積された画像データを
圧縮処理させるように、メモリコントローラ40および圧
縮・伸長回路42を制御する制御信号を出力114 に出力す
る。
【0047】圧縮・伸長回路42は、この制御信号を受け
てバス116 に出力された画像データを圧縮符号化し、符
号化されたデータをバス114 に出力する。メモリコント
ローラ40は、圧縮・伸長回路42から出力され入力114 に
入力される符号化データを順次メモリカード48に書き込
む。圧縮CPU50は、符号化データの書き込みが終了す
ると、メモリカード48のMAT およびディレクトリを更新
する制御信号をメモリコントローラ40に出力し、メモリ
コントローラ40はこの制御に基づいて更新処理を行な
う。
てバス116 に出力された画像データを圧縮符号化し、符
号化されたデータをバス114 に出力する。メモリコント
ローラ40は、圧縮・伸長回路42から出力され入力114 に
入力される符号化データを順次メモリカード48に書き込
む。圧縮CPU50は、符号化データの書き込みが終了す
ると、メモリカード48のMAT およびディレクトリを更新
する制御信号をメモリコントローラ40に出力し、メモリ
コントローラ40はこの制御に基づいて更新処理を行な
う。
【0048】圧縮CPU50は、所定の時間を計測するタ
イマを有し、VD信号の発生から5VD期間目にタイマを始
動させる。このタイマの設定時間は、撮像素子30への露
光開始から終了までの1VD期間を含む一定の時間が選択
される。たとえば、タイマ設定時間は、撮像素子30から
出力される1コマ分の画像信号の読み出しが完了し、こ
れら画像信号がすべてディジタルデータに変換されるま
での時間、さらにはYC処理処理回路36におけるYC処理が
終了された画像データがフレームメモリ46へ蓄積完了す
るまで時間などの任意のタイミングが設定される。本実
施例では、1コマ分の画像データのすべてがフレームメ
モリ46へ蓄積完了する時間をあらかじめ算出したタイマ
設定時間βが用いられる。この設定時間は、撮影者の操
作およびカメラ10に装着されたメモリカード48の特性に
応じて変更されてもよい。
イマを有し、VD信号の発生から5VD期間目にタイマを始
動させる。このタイマの設定時間は、撮像素子30への露
光開始から終了までの1VD期間を含む一定の時間が選択
される。たとえば、タイマ設定時間は、撮像素子30から
出力される1コマ分の画像信号の読み出しが完了し、こ
れら画像信号がすべてディジタルデータに変換されるま
での時間、さらにはYC処理処理回路36におけるYC処理が
終了された画像データがフレームメモリ46へ蓄積完了す
るまで時間などの任意のタイミングが設定される。本実
施例では、1コマ分の画像データのすべてがフレームメ
モリ46へ蓄積完了する時間をあらかじめ算出したタイマ
設定時間βが用いられる。この設定時間は、撮影者の操
作およびカメラ10に装着されたメモリカード48の特性に
応じて変更されてもよい。
【0049】このタイマ設定時間は、後述するように、
ミラーアップされていたミラー16をダウンさせ所定の位
置に復帰させるタイミングを規定する。圧縮CPU50
は、この5VD期間目に、シャッタ28を作動させるシャッ
タ信号を出力 164に出力する。圧縮CPU50は、上記タ
イマ設定時間が経過するとシャッタ信号164 の出力を停
止する。したがって、ミラー16は、このシャッタ信号の
出力停止を受けて元の位置に復帰するように制御され
る。圧縮CPU50の出力164 には図4に示す表示CPU
60が接続されている。
ミラーアップされていたミラー16をダウンさせ所定の位
置に復帰させるタイミングを規定する。圧縮CPU50
は、この5VD期間目に、シャッタ28を作動させるシャッ
タ信号を出力 164に出力する。圧縮CPU50は、上記タ
イマ設定時間が経過するとシャッタ信号164 の出力を停
止する。したがって、ミラー16は、このシャッタ信号の
出力停止を受けて元の位置に復帰するように制御され
る。圧縮CPU50の出力164 には図4に示す表示CPU
60が接続されている。
【0050】表示CPU60は、撮影者によるカメラ本体
の操作状態に応じた指示信号を圧縮CPU50およびバス
166 に接続されたメインCPU62に通知し、また、圧縮
CPU50およびメインCPU62からそれぞれ出力される
信号を他方のCPU50または62に伝達し、さらにカメラ
10の動作状態を撮影者に伝達する制御回路である。
の操作状態に応じた指示信号を圧縮CPU50およびバス
166 に接続されたメインCPU62に通知し、また、圧縮
CPU50およびメインCPU62からそれぞれ出力される
信号を他方のCPU50または62に伝達し、さらにカメラ
10の動作状態を撮影者に伝達する制御回路である。
【0051】詳しくは表示CPU60の入力168 には、リ
アルタイムクロック(RTC)64 が接続され、リアルタイム
クロック64は、現在の日付けおよび時刻等を表わす日時
データを表示CPU60に通知するカレンダ時計である。
表示CPU60は、リアルタイムクロック64から通知され
た日時データを圧縮CPU50に転送する。圧縮CPU50
は転送されたデータをたとえば、メモリカード48に記録
する画像データに対応させて、メモリカード48の所定領
域に蓄積させる。
アルタイムクロック(RTC)64 が接続され、リアルタイム
クロック64は、現在の日付けおよび時刻等を表わす日時
データを表示CPU60に通知するカレンダ時計である。
表示CPU60は、リアルタイムクロック64から通知され
た日時データを圧縮CPU50に転送する。圧縮CPU50
は転送されたデータをたとえば、メモリカード48に記録
する画像データに対応させて、メモリカード48の所定領
域に蓄積させる。
【0052】表示CPU60の入力170 には、カメラ本体
の機能を選択および設定するためのモードスイッチ66が
接続されている。カメラの機能としては、たとえば、1
コマごとの撮影を行なう単写モードや、レリーズ(全押
し)期間中に連続して複数コマの撮影を行なう連続写真
モードなどがあり、これらはモードスイッチ66により設
定される。またこのモードスイッチ66には、撮影した画
像データの圧縮率を変更するなどの画像処理を行なうた
めの詳細なモードを選択するスイッチを有している。さ
らに、モードスイッチ66は、被写体を撮影するモード
と、撮影によりメモリカードに記録されたデータを再生
して出力 129に出力させる再生モードとを選択するスイ
ッチを有している。また、モードスイッチ66は、シャッ
タ28のシャッタ速度および(または)絞り14の絞り値を
任意に設定するための設定スイッチを含み、設定された
データは、自動露出または手動露出のために用いられ
る。これらスイッチは、とくに図示はしないが、撮影者
の操作勝手のよいカメラ本体の上面、側面または背面な
どの配置される。
の機能を選択および設定するためのモードスイッチ66が
接続されている。カメラの機能としては、たとえば、1
コマごとの撮影を行なう単写モードや、レリーズ(全押
し)期間中に連続して複数コマの撮影を行なう連続写真
モードなどがあり、これらはモードスイッチ66により設
定される。またこのモードスイッチ66には、撮影した画
像データの圧縮率を変更するなどの画像処理を行なうた
めの詳細なモードを選択するスイッチを有している。さ
らに、モードスイッチ66は、被写体を撮影するモード
と、撮影によりメモリカードに記録されたデータを再生
して出力 129に出力させる再生モードとを選択するスイ
ッチを有している。また、モードスイッチ66は、シャッ
タ28のシャッタ速度および(または)絞り14の絞り値を
任意に設定するための設定スイッチを含み、設定された
データは、自動露出または手動露出のために用いられ
る。これらスイッチは、とくに図示はしないが、撮影者
の操作勝手のよいカメラ本体の上面、側面または背面な
どの配置される。
【0053】表示CPU60の入力172 には、レリーズス
イッチ68が接続されている。このレリーズスイッチ68
は、本実施例では、電磁式シャッタレリーズボタンが採
用され、そのボタンの半押し状態の第1ストロークに対
応する半押し信号と、全押し状態の第2ストロークに対
応する全押し信号とを出力172 に出力する2段階式のシ
ャッタボタンである。表示CPU60は、半押し信号およ
び全押し信号を入力し、前者を出力166 に出力し、後者
を出力166 および160 に出力する。また、表示CPU60
から通知されたシャッタ信号を出力166 に出力する。表
示CPU60は、入力した全押し信号をレリーズ信号とし
て出力160 に出力する。また、表示CPU60は、入力16
4 に入力したシャッタ信号を出力166 に出力してメイン
CPU62に通知する。
イッチ68が接続されている。このレリーズスイッチ68
は、本実施例では、電磁式シャッタレリーズボタンが採
用され、そのボタンの半押し状態の第1ストロークに対
応する半押し信号と、全押し状態の第2ストロークに対
応する全押し信号とを出力172 に出力する2段階式のシ
ャッタボタンである。表示CPU60は、半押し信号およ
び全押し信号を入力し、前者を出力166 に出力し、後者
を出力166 および160 に出力する。また、表示CPU60
から通知されたシャッタ信号を出力166 に出力する。表
示CPU60は、入力した全押し信号をレリーズ信号とし
て出力160 に出力する。また、表示CPU60は、入力16
4 に入力したシャッタ信号を出力166 に出力してメイン
CPU62に通知する。
【0054】また、表示CPU60の入力174 には、ホワ
イトバランス(WB)センサ70が接続されている。本実施例
におけるホワイトバランスセンサ70は、撮像レンズ12を
介して撮像素子30に結像する被写体像の色温度を検出す
る2つの光検出器にて構成される。たとえばホワイトバ
ランスセンサ70は、被写体像の赤色成分(R) および青色
成分(B) を検出し、その検出データを出力 174に出力す
る。表示CPU60はこの検出データを圧縮CPU50に通
知し、圧縮CPU50はこれに基づいて、信号処理回路32
に入力された画像信号のホワイトバランスを調整するた
めの制御信号を信号処理回路32に出力する。
イトバランス(WB)センサ70が接続されている。本実施例
におけるホワイトバランスセンサ70は、撮像レンズ12を
介して撮像素子30に結像する被写体像の色温度を検出す
る2つの光検出器にて構成される。たとえばホワイトバ
ランスセンサ70は、被写体像の赤色成分(R) および青色
成分(B) を検出し、その検出データを出力 174に出力す
る。表示CPU60はこの検出データを圧縮CPU50に通
知し、圧縮CPU50はこれに基づいて、信号処理回路32
に入力された画像信号のホワイトバランスを調整するた
めの制御信号を信号処理回路32に出力する。
【0055】表示CPU60の出力176 には、カメラ本体
の動作および設定情報を表わす文字および図形などのシ
ンボルを表示するボディLCD72 が接続されている。表示
CPU60は、圧縮CPU50、およびバス166 を介して接
続されたメインCPU62から通知される各種情報に基づ
いて、たとえば撮影済コマ数、露出アンダー警告および
バッテリ容量低下警告などの情報と、設定されたシャッ
タスピードおよび絞り値や露出補正などの情報と、現在
の撮影モードおよびカレンダなどの情報とをボディLCD7
2 に可視表示させる。警告等については、もちろんブザ
ーなどの可聴表示によって撮影者に確認させるように構
成されてもよい。
の動作および設定情報を表わす文字および図形などのシ
ンボルを表示するボディLCD72 が接続されている。表示
CPU60は、圧縮CPU50、およびバス166 を介して接
続されたメインCPU62から通知される各種情報に基づ
いて、たとえば撮影済コマ数、露出アンダー警告および
バッテリ容量低下警告などの情報と、設定されたシャッ
タスピードおよび絞り値や露出補正などの情報と、現在
の撮影モードおよびカレンダなどの情報とをボディLCD7
2 に可視表示させる。警告等については、もちろんブザ
ーなどの可聴表示によって撮影者に確認させるように構
成されてもよい。
【0056】バス 166を介して表示CPU60に接続され
たメインCPU62は、カメラ10本体およびレンズユニッ
ト15の機構を統括して制御する制御回路である。詳しく
は、メインCPU62の出力 180には、シャッタ14、ミラ
ー16および絞り14などの機構部の動作を制御する機構制
御部74が接続されている。メインCPU62は、表示CP
U60から通知される情報に基づいて機構制御部74を制御
する。機構制御部74は、これらを駆動するシャッタ制御
回路76と、ミラー制御回路78と、絞り制御回路80とを有
している。メインCPU62はこれら回路76,78 および80
を制御する制御信号を生成し出力180 に出力する。
たメインCPU62は、カメラ10本体およびレンズユニッ
ト15の機構を統括して制御する制御回路である。詳しく
は、メインCPU62の出力 180には、シャッタ14、ミラ
ー16および絞り14などの機構部の動作を制御する機構制
御部74が接続されている。メインCPU62は、表示CP
U60から通知される情報に基づいて機構制御部74を制御
する。機構制御部74は、これらを駆動するシャッタ制御
回路76と、ミラー制御回路78と、絞り制御回路80とを有
している。メインCPU62はこれら回路76,78 および80
を制御する制御信号を生成し出力180 に出力する。
【0057】シャッタ制御回路76は、メインCPU62か
ら通知される制御信号に基づいて、シャッタ14の第1幕
(先幕)を走行させ、さらに第2幕(後幕)を走行させ
る駆動信号を生成しシャッタ14が接続された出力 182に
出力する、撮像レンズ12を介して入射された入射光の表
わす被写体像をシャッタ速度に対応する所定の時間撮像
素子30の撮像面に到達させる。
ら通知される制御信号に基づいて、シャッタ14の第1幕
(先幕)を走行させ、さらに第2幕(後幕)を走行させ
る駆動信号を生成しシャッタ14が接続された出力 182に
出力する、撮像レンズ12を介して入射された入射光の表
わす被写体像をシャッタ速度に対応する所定の時間撮像
素子30の撮像面に到達させる。
【0058】ミラー制御回路78は、メインCPU62から
通知される制御信号に基づいて、ミラー16の前部を跳ね
上げ、跳ね上げていた部分を所定の時間経過後に下降さ
せ、元の位置に復帰させる駆動信号を出力184 に出力す
る。本実施例では、ミラー制御回路78は、タイマ設定時
間βに応じたシャッタ信号による制御をメインCPU62
から受けて、レリーズ信号に応じた制御によりミラーア
ップさせたミラー16を一定の時間後に復帰させる。これ
によりミラー16は、ミラーアップ時間が一定に制御され
る。
通知される制御信号に基づいて、ミラー16の前部を跳ね
上げ、跳ね上げていた部分を所定の時間経過後に下降さ
せ、元の位置に復帰させる駆動信号を出力184 に出力す
る。本実施例では、ミラー制御回路78は、タイマ設定時
間βに応じたシャッタ信号による制御をメインCPU62
から受けて、レリーズ信号に応じた制御によりミラーア
ップさせたミラー16を一定の時間後に復帰させる。これ
によりミラー16は、ミラーアップ時間が一定に制御され
る。
【0059】絞り制御回路80は、メインCPU62から通
知される制御信号に基づいて、カメラ本体10に装着され
たレンズユニット15の絞り14の開口量を調節する駆動信
号を出力186 に出力する。
知される制御信号に基づいて、カメラ本体10に装着され
たレンズユニット15の絞り14の開口量を調節する駆動信
号を出力186 に出力する。
【0060】メインCPU62は、AE−CPU82にて判
定される測光値に応じた露光量データを入力188 に入力
し、また、AF−CPU84にて判定された測距値に応じ
た距離データを入力190 に入力する。メインCPU62は
入力されたこれらデータと、メインCPU62から通知さ
れるシャッタ信号およびレリーズ信号などの指示信号に
基づいて、メカ制御部74を制御する制御信号を生成す
る。
定される測光値に応じた露光量データを入力188 に入力
し、また、AF−CPU84にて判定された測距値に応じ
た距離データを入力190 に入力する。メインCPU62は
入力されたこれらデータと、メインCPU62から通知さ
れるシャッタ信号およびレリーズ信号などの指示信号に
基づいて、メカ制御部74を制御する制御信号を生成す
る。
【0061】具体的にはAE−CPU82は、バス188 を
介してメインCPU62に接続され、被写体からの光量を
測光する測光素子86にて検出された測光値を入力192 に
入力する。AE−CPU82は、入力された測光値に基づ
いて、撮像素子30に露光させる露光量を判定し、この露
光量を表わすデータを出力188 に出力してメインCPU
62に通知する。メインCPU62は通知されたデータに基
づいて、シャッタ速度および絞り値の組み合わせを判定
し、この判定結果に従ってメカ制御部74を制御する。
介してメインCPU62に接続され、被写体からの光量を
測光する測光素子86にて検出された測光値を入力192 に
入力する。AE−CPU82は、入力された測光値に基づ
いて、撮像素子30に露光させる露光量を判定し、この露
光量を表わすデータを出力188 に出力してメインCPU
62に通知する。メインCPU62は通知されたデータに基
づいて、シャッタ速度および絞り値の組み合わせを判定
し、この判定結果に従ってメカ制御部74を制御する。
【0062】また、AF−CPU84は、バス190 を介し
てメインCPU62に接続され、メインCPU62から通知
されるレリーズスイッチ68の第1ストロークに対応する
半押し信号に応動して、目的の被写体像を撮像素子30の
撮像面に合焦させる制御を行なう。AF−CPU84は、
入力194 に接続された測距素子88からの測距データに基
づいて、レンズユニット15の焦点調節を行なう。たとえ
ばAF−CPU84は、測距データに対応する距離データ
を接続線196 を介して接続されたレンズユニット15に通
知するとともに、ユニット15の撮影レンズ12の位置を制
御するAFモータを駆動する駆動信号を出力198 に出力
する。レンズユニット15は、カメラ本体10から通知され
た距離データに基づいて撮影レンズ12の焦点調節を制御
するレンズCPU(図示せず)を有し、レンズCPU
は、AF−CPU84から出力された駆動信号と距離デー
タとを用いて撮影レンズの位置を制御し、撮影レンズ12
を介して入射される被写体像を撮像素子30の撮像面に結
像させる。さらに、AF−CPU84は、合焦状態をメイ
ンCPU62に通知する機能を有し、メインCPU62はこ
の通知に基づいて、シャッタレリーズの可否を判定およ
び制御することができる。
てメインCPU62に接続され、メインCPU62から通知
されるレリーズスイッチ68の第1ストロークに対応する
半押し信号に応動して、目的の被写体像を撮像素子30の
撮像面に合焦させる制御を行なう。AF−CPU84は、
入力194 に接続された測距素子88からの測距データに基
づいて、レンズユニット15の焦点調節を行なう。たとえ
ばAF−CPU84は、測距データに対応する距離データ
を接続線196 を介して接続されたレンズユニット15に通
知するとともに、ユニット15の撮影レンズ12の位置を制
御するAFモータを駆動する駆動信号を出力198 に出力
する。レンズユニット15は、カメラ本体10から通知され
た距離データに基づいて撮影レンズ12の焦点調節を制御
するレンズCPU(図示せず)を有し、レンズCPU
は、AF−CPU84から出力された駆動信号と距離デー
タとを用いて撮影レンズの位置を制御し、撮影レンズ12
を介して入射される被写体像を撮像素子30の撮像面に結
像させる。さらに、AF−CPU84は、合焦状態をメイ
ンCPU62に通知する機能を有し、メインCPU62はこ
の通知に基づいて、シャッタレリーズの可否を判定およ
び制御することができる。
【0063】以上のような構成で、電子スチルカメラの
撮影動作を図5に示したタイミングチャートを参照して
説明する。レリーズスイッチ68の第1ストロークにて、
この状態を表わす半押し信号が表示CPU60にて検出さ
れ、第1ストロークを表わす指示が圧縮CPU50に通知
されると、カード情報要求が圧縮CPU50からメモリコ
ントローラ40に通知される。この要求に基づいてメモリ
カード48に記録されているカード情報がメモリカード48
から読み出され、読み出されたカード情報は圧縮CPU
42に返送される。返送されたカード情報によって、撮影
可能なコマ数が圧縮CPU42に判定されるとともに、圧
縮CPU50は、レリーズ信号が入力されるのを待機す
る。また、半押し状態が解除されるとこの待機状態も解
除される。
撮影動作を図5に示したタイミングチャートを参照して
説明する。レリーズスイッチ68の第1ストロークにて、
この状態を表わす半押し信号が表示CPU60にて検出さ
れ、第1ストロークを表わす指示が圧縮CPU50に通知
されると、カード情報要求が圧縮CPU50からメモリコ
ントローラ40に通知される。この要求に基づいてメモリ
カード48に記録されているカード情報がメモリカード48
から読み出され、読み出されたカード情報は圧縮CPU
42に返送される。返送されたカード情報によって、撮影
可能なコマ数が圧縮CPU42に判定されるとともに、圧
縮CPU50は、レリーズ信号が入力されるのを待機す
る。また、半押し状態が解除されるとこの待機状態も解
除される。
【0064】次いで、レリーズスイッチ68が全押しされ
ると、全押し信号が表示CPU60にて検出され、第2ス
トロークを表わすレリーズ信号が表示CPU60から圧縮
CPU50に通知される。このレリーズ信号に応動して、
所定の時間αが計測され、この期間中に、測光素子86に
て測定された測光値に基づいて、シャッタ速度および絞
り値がAE−CPU82にて判定されるとともに、測距素
子88にて測定された測距データに基づいて撮影レンズ12
の位置がAF−CPU84により制御される。
ると、全押し信号が表示CPU60にて検出され、第2ス
トロークを表わすレリーズ信号が表示CPU60から圧縮
CPU50に通知される。このレリーズ信号に応動して、
所定の時間αが計測され、この期間中に、測光素子86に
て測定された測光値に基づいて、シャッタ速度および絞
り値がAE−CPU82にて判定されるとともに、測距素
子88にて測定された測距データに基づいて撮影レンズ12
の位置がAF−CPU84により制御される。
【0065】判定されたシャッタ速度は、メインCPU
62を介して表示CPU60に通知され、さらに表示CPU
60にはホワイトバランスセンサ70からの検出データが通
知される。これら情報は表示CPU60の出力162 に出力
され、圧縮CPU50にて受信される。
62を介して表示CPU60に通知され、さらに表示CPU
60にはホワイトバランスセンサ70からの検出データが通
知される。これら情報は表示CPU60の出力162 に出力
され、圧縮CPU50にて受信される。
【0066】所定の時間αが経過すると、圧縮CPU50
の出力130 にリセット信号が出力され、このリセット信
号によりクロック発生器52が起動される。この起動によ
ってVD信号が生成され、生成されたVD信号は、圧縮CP
U50およびCCD 駆動回路54に出力される。VD信号が生成
されてから3VD期間目には撮影モードおよびシャッタ速
度が設定される。次いで、4VD期間目になると、圧縮C
PU50の制御を受けたクロック発生器54からの基準信号
に応動して、CCD 駆動回路54にて駆動パルスが生成さ
れ、撮像素子30の不要電荷が掃き出される。
の出力130 にリセット信号が出力され、このリセット信
号によりクロック発生器52が起動される。この起動によ
ってVD信号が生成され、生成されたVD信号は、圧縮CP
U50およびCCD 駆動回路54に出力される。VD信号が生成
されてから3VD期間目には撮影モードおよびシャッタ速
度が設定される。次いで、4VD期間目になると、圧縮C
PU50の制御を受けたクロック発生器54からの基準信号
に応動して、CCD 駆動回路54にて駆動パルスが生成さ
れ、撮像素子30の不要電荷が掃き出される。
【0067】一方、メインCPU62に通知されたレリー
ズ信号に応動して、シャッタの開放直前の4VD期間にミ
ラー16がミラー制御回路78により駆動されてその前端が
跳ね上げられ、ファインダ内の被写体像が消失する。
ズ信号に応動して、シャッタの開放直前の4VD期間にミ
ラー16がミラー制御回路78により駆動されてその前端が
跳ね上げられ、ファインダ内の被写体像が消失する。
【0068】VD信号が生成されてから5VD期間目になる
と、シャッタ信号が圧縮CPU50にて生成され、生成さ
れたシャッタ信号が表示CPU60を介してメインCPU
62に通知される。シャッタ信号に応動してシャッタ28を
駆動させるための制御信号がメインCPU62からシャッ
タ制御回路76に通知されると、シャッタ28の第1幕が走
行され、その後第2幕が走行されてシャッタ28は閉鎖
し、撮像素子30に被写体像がシャッタ速度に対応して露
光される。またこの5VD期間目には、圧縮CPU50のタ
イマが始動されて、設定時間βが計測される。
と、シャッタ信号が圧縮CPU50にて生成され、生成さ
れたシャッタ信号が表示CPU60を介してメインCPU
62に通知される。シャッタ信号に応動してシャッタ28を
駆動させるための制御信号がメインCPU62からシャッ
タ制御回路76に通知されると、シャッタ28の第1幕が走
行され、その後第2幕が走行されてシャッタ28は閉鎖
し、撮像素子30に被写体像がシャッタ速度に対応して露
光される。またこの5VD期間目には、圧縮CPU50のタ
イマが始動されて、設定時間βが計測される。
【0069】露光により生成された電荷は、5VD期間に
続く6VD期間に読み出されて、撮像素子30の出力104 に
出力される。撮像素子30から出力された画像信号は、前
置増幅器31にて増幅され、さらに信号処理回路にて所定
の信号処理を受ける。処理された画像信号は、アナログ
・ディジタル変換器34にてディジタル値にて表わされる
画像データに変換され、さらにYC処理回路にて画像デー
タYおよびCに変換される。YC処理された画像データは
順次バス116 を介してメモリコントローラ40に入力さ
れ、コントローラ40の制御によりフレームメモリ46に蓄
積される。
続く6VD期間に読み出されて、撮像素子30の出力104 に
出力される。撮像素子30から出力された画像信号は、前
置増幅器31にて増幅され、さらに信号処理回路にて所定
の信号処理を受ける。処理された画像信号は、アナログ
・ディジタル変換器34にてディジタル値にて表わされる
画像データに変換され、さらにYC処理回路にて画像デー
タYおよびCに変換される。YC処理された画像データは
順次バス116 を介してメモリコントローラ40に入力さ
れ、コントローラ40の制御によりフレームメモリ46に蓄
積される。
【0070】YC処理の開始と同時に、メモリカード48の
立ち上げ処理が開始される。この立ち上げ処理によっ
て、カメラ本体に装着されたメモリカードがフラッシュ
メモリにて構成されている場合、メモリカード内の制御
によって、画像データを記憶する所定の記憶領域が一括
消去される。
立ち上げ処理が開始される。この立ち上げ処理によっ
て、カメラ本体に装着されたメモリカードがフラッシュ
メモリにて構成されている場合、メモリカード内の制御
によって、画像データを記憶する所定の記憶領域が一括
消去される。
【0071】設定時間βが経過すると、圧縮CPU50か
らのシャッタ信号の出力が停止される。表示CPU60は
これを受けてメインCPU62に通知し、ミラー16の前端
をもとの位置に復帰させるための制御信号がメインCP
U62生成されミラー制御回路78に入力される。ミラー制
御回路78はこの制御信号を受けてミラー16を駆動して、
ミラー16を所定の位置に復帰させる。これにより、撮影
レンズ12を介して入射された被写体像がミラー16にて反
射されてピントグラス18に投影されファインダ像の消失
がなくなる。
らのシャッタ信号の出力が停止される。表示CPU60は
これを受けてメインCPU62に通知し、ミラー16の前端
をもとの位置に復帰させるための制御信号がメインCP
U62生成されミラー制御回路78に入力される。ミラー制
御回路78はこの制御信号を受けてミラー16を駆動して、
ミラー16を所定の位置に復帰させる。これにより、撮影
レンズ12を介して入射された被写体像がミラー16にて反
射されてピントグラス18に投影されファインダ像の消失
がなくなる。
【0072】このように、電子スチルカメラ10は、圧縮
CPU50にて設定された時間βに応じたシャッタ信号の
終了によって、ミラー16が所定の位置に戻るように構成
されているので、カメラ本体に接続されたメモリカード
48の立ち上げ処理時間にかかわらずミラーアップ時間が
一定に制御される。
CPU50にて設定された時間βに応じたシャッタ信号の
終了によって、ミラー16が所定の位置に戻るように構成
されているので、カメラ本体に接続されたメモリカード
48の立ち上げ処理時間にかかわらずミラーアップ時間が
一定に制御される。
【0073】撮像により得られた画像データがすべてYC
処理されてフレームメモリ46に書き込まれると、次の撮
影に備えるためにシャッタ28をチャージする制御信号が
メインCPU62にて生成され、この信号によってシャッ
タ28が作動可能な所定の位置に巻き上げられる。
処理されてフレームメモリ46に書き込まれると、次の撮
影に備えるためにシャッタ28をチャージする制御信号が
メインCPU62にて生成され、この信号によってシャッ
タ28が作動可能な所定の位置に巻き上げられる。
【0074】さらに、メモリカード48の立ち上げ処理が
終了されると、圧縮CPU50の制御によって、フレーム
メモリ46に蓄積されていた画像データが読み出され、圧
縮伸長回路42にて符号化される。符号化されたデータ
は、メモリコントローラ40により順次メモリカード48に
転送される。この場合、メモリカード48がたとえば、デ
ータを蓄積する記憶領域がSRAMにて構成されている場合
には、メモリコントローラ40の制御により、空き領域に
画像データが記録される。また、メモリカード48の記憶
領域がたとえばフラッシュメモリ(一括消去型EEPROM)
にて構成されている場合には、符号化データはメモリカ
ード内の制御回路によって、一括消去された所定領域に
書き込まれる。
終了されると、圧縮CPU50の制御によって、フレーム
メモリ46に蓄積されていた画像データが読み出され、圧
縮伸長回路42にて符号化される。符号化されたデータ
は、メモリコントローラ40により順次メモリカード48に
転送される。この場合、メモリカード48がたとえば、デ
ータを蓄積する記憶領域がSRAMにて構成されている場合
には、メモリコントローラ40の制御により、空き領域に
画像データが記録される。また、メモリカード48の記憶
領域がたとえばフラッシュメモリ(一括消去型EEPROM)
にて構成されている場合には、符号化データはメモリカ
ード内の制御回路によって、一括消去された所定領域に
書き込まれる。
【0075】このようにして、符号化された画像データ
がメモリカード46に記録されると、カード46内のMAT や
ディレクトリが更新されて、一連の撮影動作が終了す
る。
がメモリカード46に記録されると、カード46内のMAT や
ディレクトリが更新されて、一連の撮影動作が終了す
る。
【0076】連続撮影モードの場合は、YC処理された画
像データは順次連写部44に転送されて、連写部44内の複
数のフレームメモリにそれぞれのコマの画像データが蓄
積される。そして、1枚ごとの撮影と同様にしてこれら
フレームメモリに蓄積された画像データが順次符号化さ
れてメモリカード48に記録される。
像データは順次連写部44に転送されて、連写部44内の複
数のフレームメモリにそれぞれのコマの画像データが蓄
積される。そして、1枚ごとの撮影と同様にしてこれら
フレームメモリに蓄積された画像データが順次符号化さ
れてメモリカード48に記録される。
【0077】以上説明したように、カメラ本体10にどの
ようなメモリカードが装着されたとしても、ミラーアッ
プ時間を一定にし、メモリカードの立上り時間に応じた
長い時間、ファインダ像が消失する事態を防止すること
ができる。とくに本実施例では、画像信号のフレームメ
モリへの取り込み時間と同じ時間のタイマを設定し、こ
のタイマのオーバーフローに応動して、シャッタ信号の
出力を停止させてミラー16をアップさせる。
ようなメモリカードが装着されたとしても、ミラーアッ
プ時間を一定にし、メモリカードの立上り時間に応じた
長い時間、ファインダ像が消失する事態を防止すること
ができる。とくに本実施例では、画像信号のフレームメ
モリへの取り込み時間と同じ時間のタイマを設定し、こ
のタイマのオーバーフローに応動して、シャッタ信号の
出力を停止させてミラー16をアップさせる。
【0078】
【発明の効果】このように本発明によれば、設定された
時間が経過すると、ミラーの位置をもとの位置に復帰さ
せるように構成されているので、カメラ本体に装着され
る記憶媒体の種類に応じてミラーアップ時間が長くなる
ことを防止することができる。これにより、長時間ファ
インダ像が消失することが防止され、ファインダ像の消
失が一定に制御され、操作性のよい電子スチルカメラが
提供される。
時間が経過すると、ミラーの位置をもとの位置に復帰さ
せるように構成されているので、カメラ本体に装着され
る記憶媒体の種類に応じてミラーアップ時間が長くなる
ことを防止することができる。これにより、長時間ファ
インダ像が消失することが防止され、ファインダ像の消
失が一定に制御され、操作性のよい電子スチルカメラが
提供される。
【図1】本発明による電子スチルカメラの好適な実施例
の構成を示す断面図である。
の構成を示す断面図である。
【図2】図3および図4の組合せ状態を示す図である。
【図3】図4と組み合わせて、図1に示した電子スチル
カメラの構成を示すブロック図である。
カメラの構成を示すブロック図である。
【図4】図3と組み合わせて、同電子スチルカメラの構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図5】図3および図4に示した電子スチルカメラの動
作を示すタイムチャートである。
作を示すタイムチャートである。
10 電子スチルカメラ 12 撮影レンズ 16 ミラー 28 シャッタ 30 撮像素子 50 圧縮CPU 74 機構制御部
Claims (12)
- 【請求項1】 撮影開始の指示を表わすレリーズ信号に
応動して、撮影レンズを介して入射した被写体像を撮像
素子に露光し、該撮像素子への露光により得られた電荷
を読み出して前記被写体像を表わす画像信号を記憶媒体
に記録する電子スチルカメラにおいて、該カメラは、 前記撮像素子への露光量を調節する機構を制御する機構
制御手段と、 該カメラを駆動させるための基準信号を発生するクロッ
ク発生手段と、 前記撮像素子から読み出された画像信号を処理する信号
処理手段と、 前記レリーズ信号に応動して、前記クロック発生手段お
よび信号処理手段を制御し、前記信号処理手段にて処理
された画像信号を出力させる撮像制御手段とを備え、 前記機構制御手段は、前記被写体像を表わす入射光の光
軸を変更してファインダに導くミラーの位置を変更可能
に制御するミラー制御手段であって、該入射光を反射さ
せる第1の位置または該入射光を直進させる第2の位置
に前記ミラーの位置を制御するミラー制御手段と、前記
入射光を前記撮像素子に露光させるシャッタの開放およ
び閉鎖を制御するシャッタ制御手段とを有し、 前記撮像制御手段は、前記撮像素子への露光開始から、
前記ミラーを第1の位置に復帰させるまでの時間を設定
する設定手段と、前記レリーズ信号に応動して、前記シ
ャッタの作動開始を指示するシャッタ信号を生成するシ
ャッタ信号生成手段であって、前記設定手段にて設定さ
れた時間の経過に応動してシャッタ信号の生成を停止す
るシャッタ信号生成手段とを有し、 前記ミラー制御手段は、前記シャッタ信号の生成が停止
されると、前記ミラーを第2の位置から第1の位置に復
帰させることを特徴とする電子スチルカメラ。 - 【請求項2】 請求項1に記載の電子スチルカメラにお
いて、前記設定手段は、一定の時間を設定することを特
徴とする電子スチルカメラ。 - 【請求項3】 請求項2に記載の電子スチルカメラにお
いて、前記設定手段による設定時間は、変更可能である
ことを特徴とする電子スチルカメラ。 - 【請求項4】 請求項3に記載の電子スチルカメラにお
いて、前記設定手段による設定時間は、前記記憶媒体に
応じて変更可能であることを特徴とする電子スチルカメ
ラ。 - 【請求項5】 請求項3に記載の電子スチルカメラにお
いて、前記設定手段による設定時間は、前記撮影者によ
る操作に応じて変更可能であることを特徴とする電子ス
チルカメラ。 - 【請求項6】 請求項1に記載の電子スチルカメラにお
いて、該カメラは、前記ミラーにより反射された被写体
像を視認するためのファインダを有し、 前記ミラー制御手段は、前記設定手段により設定された
時間、前記ファインダにおける被写体像が消失する第2
の位置に前記ミラーの位置を制御し、前記設定手段によ
り設定された時間が経過すると、前記ミラーの位置を第
1の位置に復帰させて、前記被写体像を前記ファインダ
に導くことを特徴とする電子スチルカメラ。 - 【請求項7】 請求項1に記載の電子スチルカメラにお
いて、該カメラは、 前記信号処理手段にて処理された画像信号を符号化する
符号化手段と、 該符号化手段にて符号化された画像信号を前記記憶媒体
に記録する記録手段とを有し、 前記記憶媒体は、前記記録手段に着脱可能に構成されて
いることを特徴とする電子スチルカメラ。 - 【請求項8】 請求項7に記載の電子スチルカメラにお
いて、前記記憶媒体は、一括消去が可能なEEPROMを含む
メモリカードであることを特徴とする電子スチルカメ
ラ。 - 【請求項9】 請求項1に記載の電子スチルカメラにお
いて、前記シャッタは、フォーカルプレンシャッタを含
むことを特徴とする電子スチルカメラ。 - 【請求項10】 撮影開始指示を表わすレリーズ信号に
応動して、撮影レンズを介して入射した被写体像を撮像
素子に露光し、該露光により得られた電荷を読み出して
前記被写体像を表わす画像信号を記憶媒体に記録させる
電子スチルカメラの制御方法において、該方法は、 前記レリーズ信号に応動して、前記入射した被写体像を
ファインダに導く第1の位置に移動可能に配置されたミ
ラーを、該被写体像の光路外の第2の位置に移動させ、 前記被写体像を遮光するシャッタを、あらかじめ設定さ
れた時間開放して前記被写体像を前記撮像素子に露光さ
せ、 該撮像素子への露光が終了すると、露光された被写体像
を表わす画像信号を読み出すとともに前記記憶媒体を記
録可能に立ち上げ、 前記撮像素子への露光開始から所定の時間を計測し、 前記所定の時間が経過すると、前記記憶媒体の立ち上げ
中によらず前記ミラーを第1の位置に復帰させて、前記
被写体像を前記ファインダに導くことを特徴とする電子
スチルカメラの制御方法。 - 【請求項11】 請求項10に記載の電子スチルカメラ
の制御方法において、該方法は、前記所定の時間に応じ
た一定の時間、前記ミラーを第2の位置に移動させ、前
記一定の時間が経過すると前記ミラーを第1の位置に復
帰させて前記ファインダにおける被写体像の消失を一定
の時間にすることを特徴とする電子カメラの制御方法。 - 【請求項12】 請求項10に記載の電子スチルカメラ
の制御方法において、該方法は、前記ミラーが第1の位
置に復帰された後、前記撮像素子から読み出した画像信
号を符号化し、該符号化された画像信号を前記記憶媒体
に記録することを特徴とする電子カメラの制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7025624A JPH08223462A (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 電子スチルカメラおよびその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7025624A JPH08223462A (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 電子スチルカメラおよびその制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08223462A true JPH08223462A (ja) | 1996-08-30 |
Family
ID=12171038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7025624A Withdrawn JPH08223462A (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 電子スチルカメラおよびその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08223462A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006165803A (ja) * | 2004-12-03 | 2006-06-22 | Olympus Corp | デジタルカメラ |
-
1995
- 1995-02-14 JP JP7025624A patent/JPH08223462A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006165803A (ja) * | 2004-12-03 | 2006-06-22 | Olympus Corp | デジタルカメラ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3473552B2 (ja) | デジタルスチルカメラ | |
JP2003008948A (ja) | 電子カメラ及びその画像表示方法並びに画像記録方法 | |
JPH089211A (ja) | 電子スチル・カメラおよびその動作制御方法 | |
US8179451B2 (en) | Image sensing apparatus | |
JP3854833B2 (ja) | 撮像装置およびその信号処理方法およびプログラム及び記憶媒体 | |
JP5109659B2 (ja) | カメラ | |
JP2006217505A (ja) | 撮影装置 | |
JP5320795B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP3955493B2 (ja) | ディジタルカメラおよびその自動焦点調節方法 | |
JP2005260879A (ja) | デジタルカメラ | |
JP4574087B2 (ja) | 撮像装置、その制御方法、並びにその制御プログラム及び記憶媒体 | |
JPH08223462A (ja) | 電子スチルカメラおよびその制御方法 | |
JP2002171442A (ja) | 電子カメラおよび光量制御方法 | |
JP2002252804A (ja) | 電子カメラ | |
JPH06165099A (ja) | 画像記録装置及び電子スチル・カメラ | |
JP2000184269A (ja) | 撮像装置と該撮像装置の制御方法、及び記録媒体 | |
JP3796269B2 (ja) | 電子スチル・カメラおよびその動作制御方法 | |
JP2001281533A (ja) | デジタルカメラ | |
JP2001223977A (ja) | デジタルカメラ | |
JP2002135636A (ja) | 電子カメラ | |
JP2002014405A (ja) | 電子カメラ用レンズアダプタおよび電子カメラ | |
JP3103578B2 (ja) | 電子スチルカメラ | |
JP2000236460A (ja) | デジタルカメラ | |
JP2008011244A (ja) | 撮像装置及びその制御方法、及びプログラム | |
JP2580105B2 (ja) | 電子カメラ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020507 |