JPH08223330A - フイルム画像プリント装置 - Google Patents
フイルム画像プリント装置Info
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- JPH08223330A JPH08223330A JP2672295A JP2672295A JPH08223330A JP H08223330 A JPH08223330 A JP H08223330A JP 2672295 A JP2672295 A JP 2672295A JP 2672295 A JP2672295 A JP 2672295A JP H08223330 A JPH08223330 A JP H08223330A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】現像済みの写真フイルムを撮像し、ズーム処理
を施してプリントする場合に、ズーム処理によりプリン
ト画質が劣化するのを防止するフイルム画像プリント装
置を提供する。 【構成】現像済みスチル写真フイルムの全コマのフイル
ム画像をラインセンサを介して第1の解像度で読み取っ
て画像メモリ22に記憶させ、この記憶させた画像デー
タに基づいてインデックス画像を画像表示装置24に表
示させる。そして、ユーザはこのインデックス画像を見
ながらズーム等のプリント情報の設定を行う。プリント
情報の設定が終了すると、MPU20は、プリントする
コマのフイルム画像をプリンタ28の解像度よりも高い
第2の解像度で読み取って画像メモリ22に記憶させ、
その記憶させた画像データに上記で設定したプリント情
報に基づいてズーム等の画像処理を施し、プリンタ28
に出力する。そして、プリンタ28は、この画像データ
をプリンタの解像度に適応した画像データに処理してプ
リントを行う。
を施してプリントする場合に、ズーム処理によりプリン
ト画質が劣化するのを防止するフイルム画像プリント装
置を提供する。 【構成】現像済みスチル写真フイルムの全コマのフイル
ム画像をラインセンサを介して第1の解像度で読み取っ
て画像メモリ22に記憶させ、この記憶させた画像デー
タに基づいてインデックス画像を画像表示装置24に表
示させる。そして、ユーザはこのインデックス画像を見
ながらズーム等のプリント情報の設定を行う。プリント
情報の設定が終了すると、MPU20は、プリントする
コマのフイルム画像をプリンタ28の解像度よりも高い
第2の解像度で読み取って画像メモリ22に記憶させ、
その記憶させた画像データに上記で設定したプリント情
報に基づいてズーム等の画像処理を施し、プリンタ28
に出力する。そして、プリンタ28は、この画像データ
をプリンタの解像度に適応した画像データに処理してプ
リントを行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフイルム画像プリント装
置に係り、特にズームプリントの際に解像度低下による
プリント画質の劣化を防止するフイルム画像プリント装
置に関する。
置に係り、特にズームプリントの際に解像度低下による
プリント画質の劣化を防止するフイルム画像プリント装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、撮影時に又は撮影後に画面にアス
ペクト比、ズーム倍率、トリミング情報等を写真フイル
ムの磁気記録層に記録し、この磁気記録層に記録された
磁気情報を写真プリント作成時の条件設定に利用する方
法が提案されている(特開平4−22345号公報、特
開平5−19359号公報)。
ペクト比、ズーム倍率、トリミング情報等を写真フイル
ムの磁気記録層に記録し、この磁気記録層に記録された
磁気情報を写真プリント作成時の条件設定に利用する方
法が提案されている(特開平4−22345号公報、特
開平5−19359号公報)。
【0003】また、現像済みスチル写真フイルムをCC
D等のイメージセンサで撮像し、写真フイルムの画像を
画像信号に変換し、これをモニタTVに出力してフイル
ム画像を表示するフイルムプレーヤは、WO90/04
301等において公知である。これと同様に現像済みの
スチル写真フイルムをCCD等のイメージセンサで撮像
し、撮像したフイルム画像をプリントするプリント装置
も考案されている。また、このようなプリント装置にお
いてデジタル技術を適用し、撮像した画像にズーム等の
画像処理を施してプリントを行うものも提案されてい
る。
D等のイメージセンサで撮像し、写真フイルムの画像を
画像信号に変換し、これをモニタTVに出力してフイル
ム画像を表示するフイルムプレーヤは、WO90/04
301等において公知である。これと同様に現像済みの
スチル写真フイルムをCCD等のイメージセンサで撮像
し、撮像したフイルム画像をプリントするプリント装置
も考案されている。また、このようなプリント装置にお
いてデジタル技術を適用し、撮像した画像にズーム等の
画像処理を施してプリントを行うものも提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにイメージセンサによって入力した画像にズームな
どの画像処理を施してプリント出力すると、その入力の
画素数の制限からプリント出力の解像度が低下してしま
い、画質的に満足のいくものが得られないという問題が
ある。
ようにイメージセンサによって入力した画像にズームな
どの画像処理を施してプリント出力すると、その入力の
画素数の制限からプリント出力の解像度が低下してしま
い、画質的に満足のいくものが得られないという問題が
ある。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、ズーム処理を施してプリントする場合に、ズー
ム処理により画成される1コマ領域の画素数が低下して
もプリント画質に関しては画質を劣化させることなく高
画質のプリント画質を得ることができるフイルム画像プ
リント装置を提供することを目的とする。
もので、ズーム処理を施してプリントする場合に、ズー
ム処理により画成される1コマ領域の画素数が低下して
もプリント画質に関しては画質を劣化させることなく高
画質のプリント画質を得ることができるフイルム画像プ
リント装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、現像済みのスチル写真フイルムのコマ画像
をプリント用の第1の画素数よりも多い第2の画素数で
読み取る画像読取手段と、前記画像読取手段によって読
み取った前記第2の画素数のコマ画像を示す画像データ
を記憶する画像メモリと、ズーム倍率を含むプリント情
報を受入し、該プリント情報に基づいて前記画像メモリ
に記憶された画像データを処理する画像処理手段であっ
て、前記ズーム倍率に応じて画成される1コマ内の領域
の画素数が前記第1の画素数となるように前記画像デー
タを処理する画像処理手段と、前記画像処理手段によっ
て処理された第1の画素数の画像データに基づいてコマ
画像をプリントするプリンタと、を備えたことを特徴と
している。
するために、現像済みのスチル写真フイルムのコマ画像
をプリント用の第1の画素数よりも多い第2の画素数で
読み取る画像読取手段と、前記画像読取手段によって読
み取った前記第2の画素数のコマ画像を示す画像データ
を記憶する画像メモリと、ズーム倍率を含むプリント情
報を受入し、該プリント情報に基づいて前記画像メモリ
に記憶された画像データを処理する画像処理手段であっ
て、前記ズーム倍率に応じて画成される1コマ内の領域
の画素数が前記第1の画素数となるように前記画像デー
タを処理する画像処理手段と、前記画像処理手段によっ
て処理された第1の画素数の画像データに基づいてコマ
画像をプリントするプリンタと、を備えたことを特徴と
している。
【0007】
【作用】本発明によれば、現像済みスチル写真フイルム
のコマ画像を画像読取手段によってプリント用の第1の
画素数よりも多い第2の画素数で読み取り、この第2の
画素数で読み取った画像データを画像メモリに記憶す
る。この画像データはズーム倍率を含むプリント情報に
基づいて画像処理手段によって画像処理され、前記ズー
ム倍率に応じて画成される1コマ内の領域の画素数が前
記第1の画素数となるように処理される。そして、この
画像処理手段によって処理された画像データはプリンタ
によってプリントされる。
のコマ画像を画像読取手段によってプリント用の第1の
画素数よりも多い第2の画素数で読み取り、この第2の
画素数で読み取った画像データを画像メモリに記憶す
る。この画像データはズーム倍率を含むプリント情報に
基づいて画像処理手段によって画像処理され、前記ズー
ム倍率に応じて画成される1コマ内の領域の画素数が前
記第1の画素数となるように処理される。そして、この
画像処理手段によって処理された画像データはプリンタ
によってプリントされる。
【0008】これにより、所望のズーム倍率までは解像
度を低下させることなくフイルム画像をプリントするこ
とができる。
度を低下させることなくフイルム画像をプリントするこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係るフイルム
画像プリント装置の好ましい実施例を詳説する。図1は
本発明に係るフイルム画像プリント装置の第1実施例を
示す外観図である。このフイルム画像プリント装置は、
主としてネガスキャナ部10、マイクロプロセッサ・ユ
ニット(MPU)20、画像メモリ22、画像表示装置
24、タッチパネル26、及びプリンタ28等から構成
されている。
画像プリント装置の好ましい実施例を詳説する。図1は
本発明に係るフイルム画像プリント装置の第1実施例を
示す外観図である。このフイルム画像プリント装置は、
主としてネガスキャナ部10、マイクロプロセッサ・ユ
ニット(MPU)20、画像メモリ22、画像表示装置
24、タッチパネル26、及びプリンタ28等から構成
されている。
【0010】先ず、ネガスキャナ部10の詳細について
説明する。ネガスキャナ部10は、図2に示すように主
として照明用の光源11、撮影レンズ12、CCDライ
ンセンサ13、画像信号処理回路14、磁気記録再生部
15、フイルム駆動装置16、及びフイルムカートリッ
ジ30が収納されるカートリッジ収納部(図示せず)等
を備えている。
説明する。ネガスキャナ部10は、図2に示すように主
として照明用の光源11、撮影レンズ12、CCDライ
ンセンサ13、画像信号処理回路14、磁気記録再生部
15、フイルム駆動装置16、及びフイルムカートリッ
ジ30が収納されるカートリッジ収納部(図示せず)等
を備えている。
【0011】フイルムカートリッジ30は、図3に示す
ように単一のスプール32を有し、このスプール32に
現像済の写真フイルム34が巻回されている。写真フイ
ルム34には、各コマの位置を示すパーフォレーション
34Aが穿設されるとともに、フイルム全面又はフイル
ム縁部に磁気記録層34Bが形成されており、各コマに
対応する磁気記録層34Bには、磁気記録再生部15の
磁気ヘッド15Aを介してプリント枚数、ズーム、トリ
ミング等のプリント情報が記録でき、あるいはプリント
情報が再生できるようになっている。
ように単一のスプール32を有し、このスプール32に
現像済の写真フイルム34が巻回されている。写真フイ
ルム34には、各コマの位置を示すパーフォレーション
34Aが穿設されるとともに、フイルム全面又はフイル
ム縁部に磁気記録層34Bが形成されており、各コマに
対応する磁気記録層34Bには、磁気記録再生部15の
磁気ヘッド15Aを介してプリント枚数、ズーム、トリ
ミング等のプリント情報が記録でき、あるいはプリント
情報が再生できるようになっている。
【0012】光源11によって照明されたフイルム34
の画像光は、撮影レンズ12を介してCCDラインセン
サ13の受光面に結像される。CCDラインセンサ13
の受光面に結像された画像光は、R,G,Bフィルタを
有する各センサで所定時間電荷蓄積され、光の強さに応
じた量の信号電荷に変換される。このようにして蓄積さ
れた信号電荷は、図示しないCCD駆動回路から加えら
れる所定周期のリードゲートパルスによってシフトレジ
スタに読み出され、レジスタ転送パルスによって画像信
号として順次読み出される。
の画像光は、撮影レンズ12を介してCCDラインセン
サ13の受光面に結像される。CCDラインセンサ13
の受光面に結像された画像光は、R,G,Bフィルタを
有する各センサで所定時間電荷蓄積され、光の強さに応
じた量の信号電荷に変換される。このようにして蓄積さ
れた信号電荷は、図示しないCCD駆動回路から加えら
れる所定周期のリードゲートパルスによってシフトレジ
スタに読み出され、レジスタ転送パルスによって画像信
号として順次読み出される。
【0013】このようにしてCCDラインセンサ13か
ら順次読み出された画像信号は、画像信号処理回路14
によって所要の信号処理がされたのち、スキャナ・イン
ターフェース(スキャナI/F)40及びバスライン5
0を介して画像メモリ22(図1)に記憶される。ま
た、フイルム駆動装置16は、フイルムカートリッジ3
0のスプール32と係合し、そのスプール32を正転/
逆転駆動するフイルム供給部と、このフイルム供給部か
ら送出されるフイルム34を巻き取るフイルム巻取部等
を有し、スキャナI/F40を介して加えられる各種の
フイルム駆動指令によってフイルム34を連続的に、あ
るいは1コマずつ搬送速度を適宜変化させて送ることが
できるようになっている。フイルム供給部は、フイルム
カートリッジ30が装填された場合には、フイルムカー
トリッジ30のスプール32を図2上で時計回り方向に
駆動し、フイルム先端をフイルムカートリッジ30から
送り出す。
ら順次読み出された画像信号は、画像信号処理回路14
によって所要の信号処理がされたのち、スキャナ・イン
ターフェース(スキャナI/F)40及びバスライン5
0を介して画像メモリ22(図1)に記憶される。ま
た、フイルム駆動装置16は、フイルムカートリッジ3
0のスプール32と係合し、そのスプール32を正転/
逆転駆動するフイルム供給部と、このフイルム供給部か
ら送出されるフイルム34を巻き取るフイルム巻取部等
を有し、スキャナI/F40を介して加えられる各種の
フイルム駆動指令によってフイルム34を連続的に、あ
るいは1コマずつ搬送速度を適宜変化させて送ることが
できるようになっている。フイルム供給部は、フイルム
カートリッジ30が装填された場合には、フイルムカー
トリッジ30のスプール32を図2上で時計回り方向に
駆動し、フイルム先端をフイルムカートリッジ30から
送り出す。
【0014】尚、CCDラインセンサ13は、フイルム
搬送方向と直交する方向に、例えば2048(2K)画
素分のセンサを有している。また、1コマのフイルム搬
送方向と同方向(副走査方向)の画素数は、CCD駆動
回路のリードゲートパルス等の周期を変更しない場合に
はフイルム給送速度に応じて変化し、最大4000画素
まで取り込むことができるようになっている。即ち、1
コマの最大画素数(解像度)は、2K×4Kである。
搬送方向と直交する方向に、例えば2048(2K)画
素分のセンサを有している。また、1コマのフイルム搬
送方向と同方向(副走査方向)の画素数は、CCD駆動
回路のリードゲートパルス等の周期を変更しない場合に
はフイルム給送速度に応じて変化し、最大4000画素
まで取り込むことができるようになっている。即ち、1
コマの最大画素数(解像度)は、2K×4Kである。
【0015】画像メモリ22は、高精細な解像度の1コ
マ分の画像データを記憶する24メガバイト(MB)の
記憶領域と、粗い解像度の全コマの画像データを記憶す
る4MBの記憶領域とを有している。画像表示装置24
は、ビデオI/F42を介して画像信号が加えられるよ
うになっており、前記画像メモリ22に記憶される粗い
解像度の全コマの画像データに基づいて作成されるイン
デックス画像等を表示する。タッチパネル26は画像表
示装置24の画面上に配設されており、各コマのプリン
ト情報の入力時にユーザーによってタッチ操作される。
マ分の画像データを記憶する24メガバイト(MB)の
記憶領域と、粗い解像度の全コマの画像データを記憶す
る4MBの記憶領域とを有している。画像表示装置24
は、ビデオI/F42を介して画像信号が加えられるよ
うになっており、前記画像メモリ22に記憶される粗い
解像度の全コマの画像データに基づいて作成されるイン
デックス画像等を表示する。タッチパネル26は画像表
示装置24の画面上に配設されており、各コマのプリン
ト情報の入力時にユーザーによってタッチ操作される。
【0016】タッチパネル26によって入力されたプリ
ント情報は、タッチパネルI/F44及びバスライン5
0を介してランダム・アクセス・メモリ(RAM)46
に記憶される。また、バスライン50には、SCSIイ
ンターフェース52を介してプリンタ28が接続される
とともに、各種の入出力機器54が接続できるようにな
っている。このプリンタ28は、例えば300dpiの
解像度を持つ感熱フルカラープリンタで、フルサイズ
(Hサイズ)のコマ画像を1024×1799画素の解
像度で出力する。
ント情報は、タッチパネルI/F44及びバスライン5
0を介してランダム・アクセス・メモリ(RAM)46
に記憶される。また、バスライン50には、SCSIイ
ンターフェース52を介してプリンタ28が接続される
とともに、各種の入出力機器54が接続できるようにな
っている。このプリンタ28は、例えば300dpiの
解像度を持つ感熱フルカラープリンタで、フルサイズ
(Hサイズ)のコマ画像を1024×1799画素の解
像度で出力する。
【0017】尚、入出力機器54としては、複数台のネ
ガスキャナ、写真フイルムの画像データが記録された記
録媒体を再生する機器、複数台のプリンタ(多種サイズ
に対応)等が考えられる。更に、バスライン50には、
画像の拡大・縮小、トリミング、輪郭強調等の画像処理
を行う画像処理専用ボード56が接続されるとともに、
文字データ及び装飾用のパターンを外部から入力するた
めの外部インターフェース58や、文字データ及び装飾
用のパターンを記憶する内部記憶装置59が接続されて
いる。
ガスキャナ、写真フイルムの画像データが記録された記
録媒体を再生する機器、複数台のプリンタ(多種サイズ
に対応)等が考えられる。更に、バスライン50には、
画像の拡大・縮小、トリミング、輪郭強調等の画像処理
を行う画像処理専用ボード56が接続されるとともに、
文字データ及び装飾用のパターンを外部から入力するた
めの外部インターフェース58や、文字データ及び装飾
用のパターンを記憶する内部記憶装置59が接続されて
いる。
【0018】画像処理専用ボード56は、画像の拡大・
縮小、トリミング、輪郭強調等の画像処理情報に基づい
て画像メモリ22上の画像データにデジタル処理を施し
所望の画像データに変換する。MPU20は、バスライ
ン50を介して各装置を統括・制御するもので、以下に
示す処理を実行する。
縮小、トリミング、輪郭強調等の画像処理情報に基づい
て画像メモリ22上の画像データにデジタル処理を施し
所望の画像データに変換する。MPU20は、バスライ
ン50を介して各装置を統括・制御するもので、以下に
示す処理を実行する。
【0019】先ず、フイルムカートリッジ30がネガス
キャナ部10にセットされると、MPU20はフイルム
駆動部16(図2)制御してフイルムローディングを実
行させる。フイルムローディングが完了すると、フイル
ム34のプリスキャンを実行する。即ち、フイルム34
を高速で連続搬送するとともに、画像データを間引き処
理し、1ロールのフイルム34の全コマ(例えば、40
コマ)の粗い画像データを画像メモリ22の4MBの記
憶領域に記憶させる。
キャナ部10にセットされると、MPU20はフイルム
駆動部16(図2)制御してフイルムローディングを実
行させる。フイルムローディングが完了すると、フイル
ム34のプリスキャンを実行する。即ち、フイルム34
を高速で連続搬送するとともに、画像データを間引き処
理し、1ロールのフイルム34の全コマ(例えば、40
コマ)の粗い画像データを画像メモリ22の4MBの記
憶領域に記憶させる。
【0020】そして、MPU20は、画像メモリ22に
記憶された全コマの粗い画像データに基づいて、図4に
示すような複数コマ(20コマ)からなるインデックス
画像を画像表示装置24に表示させる。尚、上記インデ
ックス画像の表示に際し、上記プリスキャン時における
各コマの画像データの読取り順に各コマに対してコマ番
号を1、2、…とし、各コマのコマ番号を示すキャラク
ター信号を出力することにより、コマ番号がスーパーイ
ンポーズされたインデックス画像を表示させるととも
に、図4に示すようにプリント枚数を指定するために用
いる数字(9〜0)、消去を指令するための文字(DE
L)、プリント種類を指定するための文字(Hi-Vision,
Panorama,L-Print,4×5)、ズーム、トリミング等の1コ
マ編集を指令するための文字、終了を指令するための文
字、及び上下スクロールを指令するための記号等を表示
させる。
記憶された全コマの粗い画像データに基づいて、図4に
示すような複数コマ(20コマ)からなるインデックス
画像を画像表示装置24に表示させる。尚、上記インデ
ックス画像の表示に際し、上記プリスキャン時における
各コマの画像データの読取り順に各コマに対してコマ番
号を1、2、…とし、各コマのコマ番号を示すキャラク
ター信号を出力することにより、コマ番号がスーパーイ
ンポーズされたインデックス画像を表示させるととも
に、図4に示すようにプリント枚数を指定するために用
いる数字(9〜0)、消去を指令するための文字(DE
L)、プリント種類を指定するための文字(Hi-Vision,
Panorama,L-Print,4×5)、ズーム、トリミング等の1コ
マ編集を指令するための文字、終了を指令するための文
字、及び上下スクロールを指令するための記号等を表示
させる。
【0021】上記のようにしてインデックス画像が画像
表示装置24に表示されると、ユーザーは、このインデ
ックス画像を見ながらタッチパネル26を使用し、コマ
画像をプリントするために必要なプリント情報の入力を
行う。プリント情報の入力を行うときは、まずプリント
情報を設定するコマ画像にタッチし、続いて情報内容を
指示する。例えば、ズーム設定を行うときには、ズーム
設定を行うコマ画像にタッチし、1コマ編集を指令する
ための文字にタッチする。すると、インデックス画面に
は指定したコマ画像が拡大されて表示されるとともに、
編集内容を示すコマンドの文字が表示される(このコマ
ンドの中にはズーム設定の他に、トリミング、色補正、
文字、装飾の設定等がある)。そして、これらコマンド
の中からズーム設定を選択し、図示しないキーパッド等
を使用してズーム中心及びズーム画枠を指定する。
表示装置24に表示されると、ユーザーは、このインデ
ックス画像を見ながらタッチパネル26を使用し、コマ
画像をプリントするために必要なプリント情報の入力を
行う。プリント情報の入力を行うときは、まずプリント
情報を設定するコマ画像にタッチし、続いて情報内容を
指示する。例えば、ズーム設定を行うときには、ズーム
設定を行うコマ画像にタッチし、1コマ編集を指令する
ための文字にタッチする。すると、インデックス画面に
は指定したコマ画像が拡大されて表示されるとともに、
編集内容を示すコマンドの文字が表示される(このコマ
ンドの中にはズーム設定の他に、トリミング、色補正、
文字、装飾の設定等がある)。そして、これらコマンド
の中からズーム設定を選択し、図示しないキーパッド等
を使用してズーム中心及びズーム画枠を指定する。
【0022】このようにして1ロールのフイルム34の
全てのコマ(又はプリント指定したコマ)に対してまと
めてプリント情報が入力される。プリント情報の入力が
終了すると、以下のようにしてコマ画像のプリントが行
われる。まず、プリントすべきコマのファインスキャン
を実行する。即ち、プリントすべきコマを低速で1コマ
送りし、高精細な解像度の1コマ分の画像データ(20
48×3598画素)を読み取り、その読み取った画像
データを画像メモリ22の24MBの記憶領域に記憶さ
せる。
全てのコマ(又はプリント指定したコマ)に対してまと
めてプリント情報が入力される。プリント情報の入力が
終了すると、以下のようにしてコマ画像のプリントが行
われる。まず、プリントすべきコマのファインスキャン
を実行する。即ち、プリントすべきコマを低速で1コマ
送りし、高精細な解像度の1コマ分の画像データ(20
48×3598画素)を読み取り、その読み取った画像
データを画像メモリ22の24MBの記憶領域に記憶さ
せる。
【0023】そして、画像メモリ22に記憶させた高精
細な解像度の1コマ分の画像データを、画像処理専用ボ
ード56に転送し、RAM46に記憶させたプリント情
報に基づいて所望の画像処理を施す。この後、上記画像
処理された画像データはプリンタ28に転送される。プ
リンタ28では、転送された画像データに間引き処理又
は補間処理を施してプリンタの解像度に適応した画像デ
ータを生成し、この画像データに基づいてコマ画像のプ
リント出力を行う。
細な解像度の1コマ分の画像データを、画像処理専用ボ
ード56に転送し、RAM46に記憶させたプリント情
報に基づいて所望の画像処理を施す。この後、上記画像
処理された画像データはプリンタ28に転送される。プ
リンタ28では、転送された画像データに間引き処理又
は補間処理を施してプリンタの解像度に適応した画像デ
ータを生成し、この画像データに基づいてコマ画像のプ
リント出力を行う。
【0024】即ち、プリンタ28はフルサイズ(Hサイ
ズ)のコマ画像を1024×1799画素で出力する。
ところが、ファインスキャンによって読み取ったフルサ
イズのコマ画像の画素数は2048×3598であるか
ら、例えば、このコマ画像をそのままプリントするとき
には画像メモリ22に記憶した画像データから水平、垂
直方向ともに2分の1分の画素の間引き処理を施してプ
リント出力する。尚、本実施例においてはプリンタ28
の解像度に対して水平及び垂直方向に2倍の解像度で画
像データを画像メモリ22に記憶しているため、水平又
は垂直方向の2倍のズームまではこれによるプリント画
像の劣化はない。
ズ)のコマ画像を1024×1799画素で出力する。
ところが、ファインスキャンによって読み取ったフルサ
イズのコマ画像の画素数は2048×3598であるか
ら、例えば、このコマ画像をそのままプリントするとき
には画像メモリ22に記憶した画像データから水平、垂
直方向ともに2分の1分の画素の間引き処理を施してプ
リント出力する。尚、本実施例においてはプリンタ28
の解像度に対して水平及び垂直方向に2倍の解像度で画
像データを画像メモリ22に記憶しているため、水平又
は垂直方向の2倍のズームまではこれによるプリント画
像の劣化はない。
【0025】プリンタ28において、プリント情報を入
力した1コマのプリントが終了すると、プリント情報を
入力した次のコマのファインスキャンが実行される。こ
のファインスキャンにより新たに読み取られた高精細な
解像度の画像データは、画像メモリ22の24MBの記
憶領域に書き込まれ、既にプリントが終了したコマの画
像データは消去される。
力した1コマのプリントが終了すると、プリント情報を
入力した次のコマのファインスキャンが実行される。こ
のファインスキャンにより新たに読み取られた高精細な
解像度の画像データは、画像メモリ22の24MBの記
憶領域に書き込まれ、既にプリントが終了したコマの画
像データは消去される。
【0026】これにより、プリンタ28は上記と同様に
して所望の画像編集が施された次のコマ画像のプリント
を実施する。このようにしてプリント指定した各コマの
ファインスキャンと、プリンタ28でのプリントとが交
互に繰り返され、予めまとめて入力したプリント情報に
応じて画像編集が施されたコマ画像が順次プリントされ
る。
して所望の画像編集が施された次のコマ画像のプリント
を実施する。このようにしてプリント指定した各コマの
ファインスキャンと、プリンタ28でのプリントとが交
互に繰り返され、予めまとめて入力したプリント情報に
応じて画像編集が施されたコマ画像が順次プリントされ
る。
【0027】一方、プリント指定した全てのプリントが
終了すると、フイルム34はフイルムカートリッジ30
内に巻き戻されるが、このときRAM46に記憶された
プリント情報は、ネガスキャナ部10の磁気記録再生部
15によってフイルム34の磁気記録層34Bに記録さ
れる。この磁気記録層34Bに記録されたプリント情報
は、次回のプリント時に再生して利用することができ
る。即ち、前回と全く同じプリントアウトを手に入れた
い場合には、磁気記録層34Bに記録されたプリント情
報を利用することにより、プリント情報入力等の手間を
省くことができる。
終了すると、フイルム34はフイルムカートリッジ30
内に巻き戻されるが、このときRAM46に記憶された
プリント情報は、ネガスキャナ部10の磁気記録再生部
15によってフイルム34の磁気記録層34Bに記録さ
れる。この磁気記録層34Bに記録されたプリント情報
は、次回のプリント時に再生して利用することができ
る。即ち、前回と全く同じプリントアウトを手に入れた
い場合には、磁気記録層34Bに記録されたプリント情
報を利用することにより、プリント情報入力等の手間を
省くことができる。
【0028】尚、上記実施例では、CCDラインセンサ
で読み取る画像データの解像度をプリンタの解像度の2
倍に設定し、2倍までのズーム処理に対して画質の劣化
を防止するようにしていたが、当然、CCDラインセン
サで読み取る画像データの解像度を向上させることによ
って、2倍以上のズーム処理に対して画質の劣化を防止
することができる。
で読み取る画像データの解像度をプリンタの解像度の2
倍に設定し、2倍までのズーム処理に対して画質の劣化
を防止するようにしていたが、当然、CCDラインセン
サで読み取る画像データの解像度を向上させることによ
って、2倍以上のズーム処理に対して画質の劣化を防止
することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るフイル
ム画像プリント装置によれば、フイルムのコマ画像をプ
リンタ用の画素数より多い画素数の画像データとして読
み取り、プリント情報に基づくズーム処理をこの画像デ
ータに対して行うことによって、所望のズーム倍率まで
は、ズーム処理により画素数が低下してもこの画素数が
プリンタ用の画素数より少なくならないようにすること
ができ、プリント画質の劣化を防止することができる。
ム画像プリント装置によれば、フイルムのコマ画像をプ
リンタ用の画素数より多い画素数の画像データとして読
み取り、プリント情報に基づくズーム処理をこの画像デ
ータに対して行うことによって、所望のズーム倍率まで
は、ズーム処理により画素数が低下してもこの画素数が
プリンタ用の画素数より少なくならないようにすること
ができ、プリント画質の劣化を防止することができる。
【図1】図1は本発明に係るフイルム画像プリント装置
の一実施例を示すブロック図である。
の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図2は図1に示したネガスキャナ部の詳細を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図3】図3は図2に示したフイルムカートリッジの一
例を示した図である。
例を示した図である。
【図4】図4は図1に示した画像表示装置に表示される
表示画面の一例を示す図である。
表示画面の一例を示す図である。
10…ネガスキャナ部 12…撮影レンズ 13…CCDラインセンサ 15…磁気記録再生部 20…MPU 22…画像メモリ 24…画像表示装置 26…タッチパネル 28…プリンタ 30…フイルムカートリッジ 34……写真フイルム 34B…磁気記録層
Claims (2)
- 【請求項1】 現像済みのスチル写真フイルムのコマ画
像をプリント用の第1の画素数よりも多い第2の画素数
で読み取る画像読取手段と、 前記画像読取手段によって読み取った前記第2の画素数
のコマ画像を示す画像データを記憶する画像メモリと、 ズーム倍率を含むプリント情報を受入し、該プリント情
報に基づいて前記画像メモリに記憶された画像データを
処理する画像処理手段であって、前記ズーム倍率に応じ
て画成される1コマ内の領域の画素数が前記第1の画素
数となるように前記画像データを処理する画像処理手段
と、 前記画像処理手段によって処理された第1の画素数の画
像データに基づいてコマ画像をプリントするプリンタ
と、 を備えたことを特徴とするフイルム画像プリント装置。 - 【請求項2】 前記画像読取手段は、ラインセンサと、
前記写真フイルムのコマ画像を前記ラインセンサ上に結
像される撮影レンズと、前記写真フイルムを前記ライン
センサの各センサの配列方向と直交する方向に一定速度
で搬送する搬送手段とを有する請求項1のフイルム画像
プリント装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2672295A JPH08223330A (ja) | 1995-02-15 | 1995-02-15 | フイルム画像プリント装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2672295A JPH08223330A (ja) | 1995-02-15 | 1995-02-15 | フイルム画像プリント装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08223330A true JPH08223330A (ja) | 1996-08-30 |
Family
ID=12201232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2672295A Pending JPH08223330A (ja) | 1995-02-15 | 1995-02-15 | フイルム画像プリント装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08223330A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000032198A (ja) * | 1998-07-09 | 2000-01-28 | Fuji Photo Film Co Ltd | 画像読取装置 |
WO2013056634A1 (zh) * | 2011-10-17 | 2013-04-25 | 山东新北洋信息技术股份有限公司 | 图像缩放打印控制方法及装置和打印系统 |
-
1995
- 1995-02-15 JP JP2672295A patent/JPH08223330A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000032198A (ja) * | 1998-07-09 | 2000-01-28 | Fuji Photo Film Co Ltd | 画像読取装置 |
WO2013056634A1 (zh) * | 2011-10-17 | 2013-04-25 | 山东新北洋信息技术股份有限公司 | 图像缩放打印控制方法及装置和打印系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040426 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |