JPH0822325B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH0822325B2
JPH0822325B2 JP8744987A JP8744987A JPH0822325B2 JP H0822325 B2 JPH0822325 B2 JP H0822325B2 JP 8744987 A JP8744987 A JP 8744987A JP 8744987 A JP8744987 A JP 8744987A JP H0822325 B2 JPH0822325 B2 JP H0822325B2
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吉平 新山
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、権利発生に伴ない遊技者に与える利益を段
階的に拡大するようにした遊技機、主としてパチンコ球
を用いた遊技機に関する。
(従来の技術) 従来、パチンコ球を用いた遊技機、例えば、パチンコ
遊技機等にあっては、その遊技領域に配設されるチュー
リップやチャッカ等の入賞装置は略一定個数の打球を受
け入れるだけであり、一つの入賞装置から他の入賞装置
への連動に関しては、相互に全く無関係であった。
例えば、チャッカに連続して複数個の入賞が発生して
も、他方のチューリップの状態は開状態に一度変換され
るだけであり、チャッカへの入賞個数については記憶さ
れていない。
他方、大当りと呼ばれる権利発生時に開放されるアタ
ッカ式入賞装置や大型変動入賞装置等では、その開閉扉
等が開放状態になっている期間長さやその期間内の入賞
個数につき予め制限が課され、開放時間や入賞個数の制
約を受けていた。
(発明が解決しようとする問題点) このため、これらの入賞装置にあっては、権利発生時
に開放される入賞装置への入賞によって獲得できる賞球
数が予めほぼ決定されており、遊技者の遊技技量の優劣
と獲得できる賞球数との関係がなくなるばかりか、獲得
賞球数がほぼ均一化してしまって、遊技に対する興趣が
失われるという問題点があった。
この発明は、上記問題の解決を目的とするものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明の遊技機は、一定の条件が成立したときに特別
遊技状態を発生可能な遊技装置と、該遊技装置からの特
別遊技発生信号を受けて、遊技者にとって不利な第1状
態から遊技者にとって有利な第2状態に変換する第1入
賞装置と、該第1入賞装置に入賞した遊技球を検出する
入賞球検出手段と、該入賞球検出手段により検出された
入賞球数を記憶する入賞球数記憶手段と、該入賞球数記
憶手段の記憶球数に応じた回数分、遊技者にとって不利
な第1状態から遊技者にとって有利な第2状態に変換さ
れる第2入賞装置とを備えた構成とした。
(作用) 本発明によれば、特別遊技状態の発生に基づいて、第
1入賞装置を遊技者に有利な第2状態に変換させ、この
第1入賞装置への入賞球数を検出器により検出して記憶
させておき、記憶した検出個数分だけ、第2入賞装置が
遊技者にとって有利な第2状態へと変換する。
第1入賞装置に入賞しないと第2入賞装置が第2状態
に変換しないから、特別遊技状態が発生したとしても、
それだけでは遊技者の獲得できる商品球数は決定されな
い。
(実施例) 以下、本発明の遊技機を、図示のパチンコ遊技機の実
施例に基づいて説明する。
第1図に於て、遊技盤1のガイドレール2により区画
された遊技領域1Aのほぼ中央には、一定の条件が成立し
たときに特別遊技状態を発生可能な遊技装置としての可
変表示装置3を配置してある。
この可変表示装置3は、一定のゲーム結果、即ち、特
別遊技状態を発生させる一定の条件成立により、特別遊
技発生信号を出力する。
そして、この可変表示装置3の下方には変動入賞装置
ユニット4が配置されている。
又、可変表示装置3の上部には特定入賞口7が設けら
れ、変動入賞装置ユニット4の左右には特定入賞口8、
9が配置されている。
特定入賞口7には作動検出機(第1作動スイッチ)SW
1が、特定入賞口8、9には作動検出器(作動スイッ
チ)SW2、SW3が所属している。
更に、遊技領域1A内には、一般入賞装置5、6、風
車、誘導釘、アウト穴等を設けてある。
可変表示装置 第1図〜第3図に於て、実施例の遊技装置としての可
変表示装置3は、取付基板10のほぼ中央に、横に3桁に
並べた7セグメントLEDデジタル表示器11を有し、その
上部には回転円板12Bにピン12Aを植設して成る流路変更
部材12を、下部には通常入賞口13及び特別入賞口14を有
する。
デジタル表示器11は、表示器本体11Aを担持したプリ
ント基板15を取付基板10の裏面に取付け、取付基板10の
表面より多少奥に設けた透明窓部16より視認し得るよう
になっている。
又、表示器流路変更部材12の回転円板12Bは、取付基
板10の裏面に設けたモータMにより常時回転される。
可変表示装置3の特別入賞口14には特別入賞検出器SW
4(第3図)を所属させてある。
この特別入賞検出器SW4は、特別入賞口14への入賞を
「中当り」として処理するためであって、中当りとして
の処理が電気的ではなく入賞球の重量による機械的構造
によるときは、省くことができる。
これらの要素、即ちデジタル表示器11、流路変更部材
12、入賞口13、14は、上部の鎧部17Aを含む周枠17によ
り囲れている。
周枠17に囲れた内部領域の、流路変更部材12の左右に
は権利発生表示部18が設けてあり、デジタル表示器11と
入賞口13、14との間には、6個のLED19A及び透過部材19
Bから成る入賞記憶表示部19が設けてある。
入賞装置ユニット 入賞装置ユニット4は、共通の取付基板20に上下に3
つ設けられた第1、第2、第3の入賞装置から成る。
実施例の第1入賞装置は、上記遊技装置としての可変
表示装置3からの特別遊技発生信号を受けて、遊技者に
とって不利な第1状態から遊技者にとって有利な第2状
態へと変換するもので、3つの入賞装置の下位に位置す
るアタッカ形式の変動入賞装置21(第1変動入賞装置)
である。
次に、第2入賞装置は、後述する入賞球数記憶手段
(SW5カウンタ)の記憶球数に応じた回数分、遊技者に
とって不利な第1状態から遊技者にとって有利な第2状
態に変換するもので、3つの入賞装置のうち上位に位置
する電動によるチューリップ形式の変動入賞装置22(第
2変動入賞装置)である。
最後に、第3入賞装置は、上下の入賞装置の中間に位
置されたアタッカ形式の変動入賞装置23(第3変動入賞
装置)である。
(イ)第1入賞装置 第4図及び第5図に於て、第1入賞装置としての第1
変動入賞装置21は、取付基板20の開口20Aから後方にか
けて形成した凹室24と、その開口を開閉し、遊技者にと
って不利な打球の入らない第1状態から遊技者に有利な
打球の入り易い第2状態に変換する可動部材としての開
閉扉25とを有する。
第1変動入賞装置21の凹室24を形づくるため、取付基
板20の裏面には包囲枠26が設けてある。
第5図及び第6図に於て、包囲枠26内の片側には、開
閉扉25を開閉動作させるための操作爪27が設けてあり、
該操作爪27の先端は開閉扉25の片側に設けた係合突起25
A上に乗った状態で係合している。
開閉扉25は軸25Bを中心として回動可能に支持されて
おり、その前面に設けたストッパ部25Cが、第6図に示
すように取付基板20の前面に当接するまで開くことがで
きる。
開閉扉25のストッパ部25Cにはウエイト25DBが設けて
あり、開閉扉25に開成方向の回動習性を与えている。
遊技盤1の裏面には駆動装置枠50が設けてあり、該駆
動装置枠50には開閉扉25の駆動源たる第1ソレノイドSO
L1が設けてある。
第1ソレノイドSOL1のプランジャ51の下端に取付けた
操作レバー52は、第6図に点線で示すように上記操作爪
27上方に位置し、自重によって操作爪27を上方から押え
ている。
このため、開閉扉25の係合突起25Aが操作爪27により
下方から押えつけられるので、開閉扉25は、通常は閉じ
た状態にある。
しかし、第1ソレノイドSOL1を付勢してそのプランジ
ャ51を吸引すると、操作レバー52が第6図に実線で示す
ように操作爪27上から去り、開閉扉25はその自重によっ
て開く。
凹室24に入賞した打球は、その内部底面、即ち包囲枠
26の斜面を流下し、包囲枠26に設けたカウント検出器SW
5を通過した後、下方に流下する。
従って、この入賞球検出手段としてのカウント検出器SW
5は第1入賞装置に入賞した全ての遊技球を検出する入
賞球検出器として機能する。
(ロ)第3入賞装置 第3入賞装置23についても、第1入賞装置21とほぼ同
様の構成である。ただし、この実施例の場合、第3入賞
装置23は権利発生後の入賞装置ユニット4の連動動作の
最後に当るもので、次に連動させるべき入賞装置が存在
しないので、カウント検出器は備えていない。
詳述すれば、第3入賞装置23も、第1入賞装置21と同
様に、基板裏面の包囲枠28により凹室29が形成され、該
凹室29の開口を開閉する開閉扉30を有する。
又、駆動装置枠50には開閉扉30の駆動源たる第3ソレ
ノイドSOL3が設けてあり、そのプランジャ53の下端に取
付けた操作レバー54は、開閉扉30の操作爪31の上方に位
置し、自重によって操作爪31を上方から押えている。
このため、開閉扉30は、通常は閉じた状態にあり、第
3ソレノイドSOL3を付勢することにより開かれる。
包囲枠26、28の背面には第1入賞装置21及び第3入賞
装置23に共通の流下樋枠32が設けてあり、この流下樋枠
32には、第3入賞装置23の凹室29に入賞した打球を流下
させるための流下樋33が設けてある。
第3入賞装置23の凹室29に入賞した打球は、この流下
樋33に流出し、更に駆動装置枠50の裏面に設けた流下樋
34を通って下方に流下する。
(ハ)第2入賞装置 チューリップ形式の第2入賞装置としての第2変動入
賞装置22は、取付基板20の開口20Bの両側に配置させた
可動部材としての2つの開閉翼35を有する。
開閉翼35の回動軸36は取付基板20を貫通して延在して
おり、その後端には、開閉翼35を左右に開閉動作させる
ためのピン37Aを植設した操作レバー37が固定してあ
る。
取付基板20の開口20Bには球受け38が設けてある。
取付基板20の後方、正確には流下樋枠30の背後には、
ボス39によって駆動装置枠40が配置されている。
この駆動装置枠40には、開閉翼35を作動させるための
第2ソレノイドSOL2が取付けられており、そのプランジ
ャ41先端には二又状に分れた操作部材42が固定されてい
る。
この操作部材42には係合孔42Aが設けであり、該係合
孔42Aには、上記開閉翼35の操作レバー37に設けたピン3
7Aが緩く嵌入している。
この結果、左右の開閉翼35は、プランジャ41の復帰バ
ネ41Aの作用により、通常は第5図に示すように閉じて
おり、打球を受け入れない第1状態を維持している。
第2ソレノイドSOL2を付勢することにより、操作部材
42を、プランジャ41の復帰バネ41AB及び開閉翼35の外開
き方向の回動習性に抗して引き下げると、第5図の操作
レバー37が回動軸36を中心として内側から外側に回動
し、開閉翼35が第1状態から第2状態に変換する。前者
は遊技者にとって不利な打球を受け入れ難い状態であ
り、後者は遊技者にとって有利な打球の受け入れ易い状
態である。
第1状態下にある開閉翼35に打球が入賞した場合、そ
の打球は取付基板20の開口20Bから続く球受け38に入
り、流下樋枠32の裏面に設けた流下樋43に流下する。
そして、駆動装置枠50の裏面に設けた案内路44を通っ
て、下方の流下樋34上に導かれる。
案内路44にはカウント検出器SW6が設けてあり、該カ
ウント検出器SW6により、第2入賞装置22への入賞球数
が計数される。
符号45は第1入賞装置21によって定まる第2入賞装置
22の開くべき回数を表示する記憶球表示器である。
実施例の記憶球表示器45は、第1入賞装置21への入賞
個数から第2入賞装置22の開閉翼35の開成回数を引いた
数を、「記憶球数」として表示する。
この記憶球表示器45は5個のLEDより成り、記憶球数
が1〜5個までは点灯状態で個数表示し、記憶球の数が
6個以上となったときは、点滅状態で個数表示する。
符号46は同様に第2入賞装置22によって定まる第3入
賞装置23の開くべき回数を表示する記憶球表示器であ
る。
実施例の記憶球表示器46は、第2入賞装置22への入賞
個数から第3入賞装置23の開閉扉30の開成回数を引いた
数を、「記憶球数」として表示する。
この記憶球表示器46も5個のLEDより成り、記憶球数
が1〜5個までは点灯状態で個数表示し、記憶球の数が
6個以上となったときは、点滅状態で個数表示する。
尚、カウント検出器SW6並びに上記検出器SW4、SW5
は、この実施例ではフラットパッケージセンサ(近接ス
イッチ)から成る。
動作の概要 以下、この実施例のパチンコ遊技機についての動作を
第7図に従って説明する。
(イ)通常遊技状態の動作 通常、入賞装置ユニット4に於る開閉扉25、開閉扉3
0、開閉翼35は打球を受入れないか受け入れ難い第1状
態に在り、遊技球に対し閉じている。
しかし、特定入賞口7、8、9のいずれかに打球が入
賞し検出器SW1〜SW3で検出されると(第7図のa点)、
遊技装置としての可変表示装置3が始動する。
即ち、3桁のデジタル表示器11の表示が一斉に回転
(1コマ40msec)し、図示してないストップスイッチが
押されるか又は一定時間(5秒)が経過したら、これに
或るランダムな付加時間(+α)を付加して、それぞれ
停止する。
このランダムな付加期間αは、デジタル表示器11がス
タートしてから停止するまでの時間の変動要素として加
えられるものである。
例えば第8図に示すように、5コマ進めて停止すると
きは、1コマ40msecとして、200msecが付加されるとい
うものであり、付加期間αの意味としては、進めるべき
コマ数を0とする場合も含まれる。
上記3桁のデジタル表示器11の表示が全て停止した時
点(第7図のb点)に於て、3桁のデジタル表示器11の
表示内容が、所定の組合せ(ここでは奇数数字のゾロ
目)に一致しているかどうか、即ち一定の条件が成立し
ているかどうか、が判断される。
若し、所定の組合せに一致して条件が成立したときに
は、次に述べる大当りとしての特別遊技状態の「権利発
生」となり、権利発生表示部18が点灯と下記の動作がな
されるが、 若し、一致していなければ所定球数(例えば13個)の
賞球排出しか行なわない。
但し、遊技装置(可変表示装置3)に設けてある特定
入賞口7に打球が入った場合には、この実施例では「中
当り」となることがある。
即ち、特定入賞口7に入った打球が、遊技装置(可変
表示装置3)内の流路変更部材12によりその流路を変更
されつつも、下方の3つの入賞口13、14、13のうちの中
央の特別入賞口14に入賞した場合である。
「中当り」の場合には、第3入賞装置23の開閉扉30が
1回だけ開かれる。左右の通常入賞口13に入賞した場合
には、所定球数の賞球排出のみしか行なわない。
(ロ)特別遊技状態での動作 第入賞装置の開成 第7図には、デジタル表示が777と揃ったことによ
り、特別遊技状態の権利が発生した例を示してある。
特別遊技状態の権利発生後、初期ウエイトタイム(こ
の例では1.8秒)が経過すると、第1入賞装置21のソレ
ノイドSOL1が作動され、その開閉扉25が一定時間(この
例では5.8秒)だけ第4図に示すように開かれる(第7
図のc点)。この初期ウエイトタイムは2.0秒の範囲内
で、また開閉扉25の開成時間は6.0秒の範囲内で、任意
の時間長さに定めることができる。
第1入賞装置21の開閉扉25が開かれると、第1入賞装
置21に打球が入賞し易くなる。
第2入賞装置の開成 幸にして第1入賞装置21に打球が入賞すると、その入
賞球が第1入賞装置への入賞球検出手段としてのカウン
ト検出器SW5によって検出され、第2入賞装置22の開成
動作が約束される。
第1入賞装置21への最初の入賞球が入賞球検出手段
(カウント検出器SW5)で検出されると、1.8秒の初期ウ
エイトタイムを置いて、第2入賞装置22のソレノイドSO
L2が作動され、その開閉扉30が5.8秒だけ開かれる(第
7図のd点)。
この第2入賞装置22の開閉扉30が開かれると、第1入
賞装置21に加えて第2入賞装置22にも打球が入賞し易く
なる。
第3入賞装置の開成 幸にして第2入賞装置22に打球が入賞すると、その入
賞球がカウント検出器SW6によって検出され、第3変動
入賞装置23の開成動作が約束される。
第2変動入賞装置22への最初の入賞球がカウント検出
器SW6で検出されると、1.8秒の初期ウエイトタイムを置
いて、第3入賞装置23のソレノイドSOL3が作動され、そ
の開閉翼35が5.8秒だけ開かれる(第7図のe点)。
この第3入賞装置22の開閉翼35が開かれると、第2入
賞装置22に加えて第3入賞装置23にも打球が入賞し易く
なる。
上記のように、第2入賞装置22は第1入賞装置21への
入賞球の検出に関連して、また第3入賞装置23は第2入
賞装置22への入賞球の検出に関連して、所定時間開放と
なる1回の開成動作を行なう。
従って、最も遊技者に不利益な状態は、権利発生後、
第1入賞装置21の開成動作しても、その開成動作中に打
球が1個も第1入賞装置21に入賞しなかった場合であ
る。
この場合には、特別遊技状態は、第1入賞装置21の開
閉扉25の1回の開成動作のみで終了となる。
しかし、第1入賞装置21を1回の開成動作中に打球が
入賞すれば、第2入賞装置22の開閉翼35の開成動作が約
束され、その第2入賞装置22へ打球が入賞すれば第3入
賞装置23の開成動作が約束される。
これらの第1入賞装置21、第2入賞装置22及び第3入
賞装置23は、入賞装置ユニット4の下、上、中と場所的
に異なって配置されているので、従来のように権利発生
後同じ場所に打球を落すように打球発射装置を調整して
いたのでは、多くの賞球の獲得を望めないことになる。
ここに、権利発生後、遊技者が技術介入する余地が生
れ、遊技者の個人的な遊技の面白さをあじわうことが可
能となる。
各入賞装置の開成回数 上記のように、第2入賞装置22は第1入賞装置21に関
連して、また第3入賞装置23は第2入賞装置22に関連し
て開かれるが、この実施例ではそれだけではなく、その
第2入賞装置22及び第3入賞装置23の開成動作回数は、
関連する1つ前の第1入賞装置21又は第2入賞装置22が
開成動作している間に入賞した入賞個数により決定され
ている。
つまり、その開成動作回数は、遊技者が異なるたびに
或いは遊技の都度相違し、開成動作回数の増減変動が生
れる。
ここにも、遊技者が技術介入する価値が大幅に高揚さ
れる。
第7図の例に基づいて詳述すれば、第1入賞装置21が
開成動作している間に入賞した場合には、その入賞球が
検出され積算される。
そして、その総入賞個数よりも4個少ない数、即ち当
該第1入賞装置21の開成動作回数である“1"を減算した
値が、次の第2入賞装置22を作動させる回数として記憶
されて行く。
第7図の例では、第1入賞装置21に対し3個の入賞球
があるので、その第1番目の入賞球の発生により次の第
2入賞装置22が作動することが約束され、第2番目以降
の入賞球の数“2"が、継続的な開成動作回数として記憶
される。
そして、第1入賞装置21が第1回目の開成動作を終了
すると(第7図のf点)、一定の継続ウエイトタイム
(この例では0.4秒)を置いて、5.8秒間の開成動作が継
続的に2回繰返される。
第2入賞装置22と第3入賞装置23との関連についても
同様であって、第2入賞装置22が計3回の開成動作して
いる間に入賞した入賞球が検出され積算される。
第7図では、第2入賞装置22の第1回目の開成動作中
に2個、第2回目の開成動作中に2個、第3回目の開成
動作中に4個、計8個が入賞した場合を示してある。
従って、入賞記憶個数は、まず第2入賞装置22が第1
回目の開成動作を終了した時点で“1"、第2目の開成動
作が開始された時点で“0"、第2回目の開成動作を終了
した時点で“2"、第3回目の開成動作が開始された時点
で“1"、第3回目の開成動作を終了した時点で“5"とな
る。
従って、第3入賞装置23については、第1回目の開成
動作を終了すると(第7図のg点)、一定の継続ウエイ
トタイム(この例では0.4秒)を置いて、5.8秒間の開成
動作が、継続的に計7回追加的に繰返される。
尚、入賞記憶個数の減算の仕方は、1回の開成動作の
終了時点即ちソレノイドがOFFされる時点で行ってもよ
い。
可変表示装置の作動回数 第7図に於て、第1入賞装置21の開閉扉25が閉じた時
点に於て、若し、それまでに特定入賞口7、8、9のい
ずれかへの入賞があった場合、即ち入賞記憶表示部19
(第2図)にその動作記憶数が示されている場合には、
0.5秒の間隔を置いて、直ちに可変表示装置3のデジタ
ル表示器11がスタートする。これは、或る意味では、権
利発生がこの時点で消失すると考えるこのもできる。
第7図には点線でこの関係を示してある。
尚、入賞記憶表示部19のLEDは6個しか設けてない
が、7個以上入賞した場合は、点滅状態で記憶数が表示
される。
第1入賞装置21の開閉扉25が閉じた時点でスタートし
たデジタル表示器11は、第8図で説明したようにして、
順次に停止し、そのデジタル表示器11の表示内容が大当
りの奇数のゾロ目に一致したかどうかが、再度判断され
る。
第7図に示すタイミングから分るように、第2入賞装
置22や第3入賞装置23の開成動作が繰返されている間に
於て、そのデジタル表示器11の表示内容が大当りとなる
ことも生じ得る。
かかる場合には、再び第1入賞装置21を作動させても
よいし、第2入賞装置22や第3入賞装置23の開成動作回
数に関する記憶球の数を増加させてもよい。第7図では
ハズレであった場合として示してある。
制御装置 第9図はマイクロコンピュータを使用した上記実施例
の制御装置のブロック図である。マイクロコンピュータ
は基本的にはCPU80、ROM81及びRAM82で構成されてい
る。
ROM81にはCPUを制御するプログラムが書込まれてお
り、CPU80はこのプログラムに従ってI/Oポート83より必
要とされる外部データを取込んだり、あるいは又RAM82
との間でデータの授受を行なったりしながら演算処理
し、必要に応じて処理したデータをI/Oポート83やアウ
トプットポート84へ出力する。
発振子85はCPUの動作の基準となるCPUサイクルのクロ
ックを与えるものであり、CPU80は発振子85からのクロ
ックの所定周期ごとにRAMの所定エリアに累積的に記憶
されたカウント値を更新するいわゆるソフトタイマを構
成して、任意の設定時間計測、その他を行なうことがで
きる。
第10図はROM81に書込まれているプログラムのメイン
ルーチンであり、“権利発生”の処理が定義されてい
る。この権利発生処理のサブルーチンは、第11図(A)
及び第11図(B)について示されている。
次に動作について説明する。
(イ)デジタル表示器の作動停止 第10図に於て、プログラムがスタートすると、CPUは
可変表示装置3を作動させるべき記憶回数に関する「記
憶カウンタ」を“0"に初期化し(0.10)、特定入賞口
7、8、9のいずれかへの入賞があったかどうか、即ち
作動検出器SW1、SW2、SW3が作動したかをチェックする
(0.11)。
特定入賞口7、8、9への入賞がなければ、記憶球が
あるかどうか、即ち記憶カウンタの内容が1以上である
かどうかをチェックし(0.12)、記憶球がなければステ
ップ0.10に戻る。こうして、特定入賞口7、8、9への
入賞を待つ。
特定入賞口7、8、9へ入賞し、ステップ0.2の判断
がYESとなったときは、記憶カウンタを+1して(0.1
3)、3桁のデジタル表示器11(A、B、C)の一定時
間(約5秒)の作動を開始させる(0.14)。
そして、一定時間が経過するか、ストップスイッチが
押されるまで待つ(0.15、0.16)。
デジタル表示器11(A、B、C)の始動後、一定時間
が経過するかストップスイッチが押されたら(0.15、0.
16)、上位桁からデジタル表示器11をA、B、Cの順に
停止させて行く。
即ち、デジタル表示器Aについては、付加時間+αと
して40msecのx倍を指定して作動を停止させる(0.17、
0.18)。
次いで、1秒の区間期間たるウエイトタイムを置き
(0.19)、付加時間+αとして40msecのx′倍を指定し
てデジル表示器11Bを停止させる(0.20、0.21)。
次いで、1秒の区間期間たるウエイトタイムを置き
(0.22)、付加時間+αとして40msecのx″倍を指定し
てデジル表示器11Cを停止させる(0.23、0.24)。
デジタル表示器A、B、Cが全て停止したならば、そ
のデジタル表示器A、B、Cの内容が所定の組合せと一
致するかどうか、ここでは奇数のゾロ目に一致するかど
うか判断する(0.25)。
一致していなければ、記憶カウンタの内容を−1し
て、ステップ0.11に戻る(0.26)。若しも、デジタル表
示器A、B、Cの表示が奇数のゾロ目であったならば、
大当りとして、「権利発生」の処理にジャンプする(1.
00)。
(ロ)権利発生 第1入賞装置の作動 第11図(A)の権利発生処理に於て、CPUはまず特別
遊技状態表示をする(1.10)。即ち、可変表示装置3の
権利発生表示部18や、遊技盤1の表示器56、57を点灯さ
せる。
そして、第7図のb点からc点の区間に対応する1.8
秒の初期ウエイトタイムをとり(1.11)、第1変動入賞
装置21のソレノイドSOL1の開成時間5.8秒を定める「SOL
1オンタイマ」をスタートさせる(1.12)。
次に、「SOL1オンタイマ」によるソレノイドSOL1の開
成時間5.8秒が経過したかどうか判断し(1.13)、5.8秒
が経過するまではソレノイドSOL1をONして(1.14)、第
1入賞装置21の開閉扉25を開く(第7図のc点)。
第1入賞装置21の開閉扉25が開かれたので、入賞球検
出手段としてのカウント検出器SW5により第1入賞装置2
1への入賞球が検出されるのを待つ(1.15、1.20、1.2
6、1.30、1.35、1.41、1.13〜1.15)。
開閉扉25が開成されている5.8秒間に入賞球が全く検
出されなければ、ソレノイドSOL1をOFFして、第1入賞
装置21の開閉扉25を閉じ(1.45)、特別遊技状態発生の
権利は消滅する。
しかし、入賞球検出手段(カウント検出器SW5)によ
り第1入賞装置21への入賞球が検出されたときは、第2
入賞装置22を作動させる準備をする。
第2入賞装置の作動 まず、第1入賞装置21への入賞球が第1個目の入賞球
であるかどうかチェックし(1.16)、 第1個目の入賞球であれば、その第1個目の入賞球が
検出された時点(第7図のd点)から、第2入賞装置22
の継続ウエイトタイム1.8秒を定めるための「SOL2オフ
タイマ」をスタートさせ(1.17)、ソレノイドSOL1はOF
Fとして第1入賞装置21の開閉扉25は閉じておく(1.1
8)。
そして、入賞球検出手段としてのカウント検出器SW5
が検出した入賞球数を記憶するための入賞球数記憶手段
「SW5カウンタ」を+1する(1.19)。
そして、更に、「SOL2オフタイマ」による1.8秒が経
過するのを待つ(1.20、1.26、1.30、1.35、1.41、1.1
3、1.15)。
「SOL2オフタイマ」による1.8秒の初期ウエイトタイ
ムが終了したら、「SOL2オフタイマ」をストップする
(1.21)。
そして、上記入賞球数記憶手段たる「SW5カウンタ」
の記憶値が1より大きい値であることを確認して(1.2
2)、第2入賞装置22のソレノイドSOL2の開成時間5.8秒
を定める「SOL2オンタイマ」をスタートさせ(1.23)、
ソレノイドSOL2をONして(1.24)、第2入賞装置22の開
閉翼35を開く。
そして、第1入賞装置への入賞球を検出する入賞球検
出手段としてのカウント検出器SW5で検出された入賞個
数と開閉翼35が開閉された回数との対応関係を保つた
め、入賞球記憶手段たる「SW5カウンタ」から−1して
(1.25)、「SOL2オンタイマ」の5.8秒がタイムアップ
するのを待つ(1.26、1.30、1.35、1.41、1.13、1.15、
1.20、1.26)。その間に通常ならば、多くの打球が第2
入賞装置22に入賞することになる。「SOL2オンタイマ」
の5.8秒が経過したら(第7図のf点)、第2入賞装置2
2のソレノイドSOL2をOFFし(1.27)、入賞球数記憶手段
「SW5カウンタ」の内容たる記憶値が1以上であるかを
見る(1.28)。
若し、1以上であれば、記憶球が存在していることに
なる。
そこで、継続的に第2入賞装置22を作動させるため、
その継続ウエイトタイム0.4秒を「SOL2オフタイマ」に
セットしスタートさせる(1.29)。
従って、この0.4秒に「SOL2オフタイマ」がセットと
された以降については、ステップ1.20の判断は、当該継
続ウエイトタイム0.4秒についての判断になる。
第3入賞装置の作動 第2入賞装置22の開閉翼35が開かれたので、カウント
検出器SW6により第2入賞装置22への入賞球が検出され
るのを待つ(1.30、1.35、1.41、1.15、1.20、1.26)カ
ウント検出器SW6により第2入賞装置22への入賞球が検
出されたときは、第3入賞装置23を作動させる準備をす
る。
先ず、第2入賞装置22への入賞球が第1個目の入賞球
であるかどうかチェックし(1.30)、第1個目の入賞球
であれば、その第1個目の入賞球が検出された時点(第
7図のe点)から、第3入賞装置23の継続ウエイトタイ
ム1.8秒を定めるための「SOL3オフタイマ」をスタート
させ(1.32)、ソレノイドSOL3はOFFとして第3入賞装
置23の開閉扉30は閉じたままとする(1.33)。
カウント検出器SW6に関する入賞記憶個数のための「S
W6カウンタ」を+1する(1.34)。
そして、「SOL3オフタイマ」による1.8秒が経過する
のを待つ(1.35、1.41、1.13、1.15、1.20、1.26、1.3
0、1.35)。
「SOL3オフタイマ」による1.8秒の初期ウエイトタイ
ムが終了したら、「SOL3オフタイマ」をストップする
(1.36)。
そして、「SW6カウンタ」が1より大きい値であるこ
とを確認して(1.37)、第3入賞装置23のソレノイドSO
L3の開成時間5.8秒を定める「SOL3オンタイマ」をスタ
ートさせ(1.38)、ソレノイドSOL3をONして(1.39)、
第3入賞装置23の開閉扉30を開く。そして、カウント検
出器SW6に検出された入賞個数と開閉扉30が開閉された
回数との対応関係を保つため、「SW6カウンタ」から−
1して(1.40)、「SOL3オンタイマ」の5.8秒がタイム
アップするのを待つ(1.41、1.13、1.15、1.20、1.26、
1.26、1.30、1.35、1.41)。
その間に通常ならば、多くの打球が第3変動入賞装置
23に入賞することになる。
「SOL3オンタイマ」の5.8秒が経過したら(第7図の
g点)、第3入賞装置23のソレノイドSOL3をOFFし(1.4
2)、「SW6カウンタ」の内容が1以上であるかを見る
(1.28)。
若し、1以上であれば、記憶球が存在していることに
なる。
そこで、ステップ1.12に戻り、継続的に第3変動入賞
装置23を作動させる。
この継続ウエイトタイム0.4秒を「SOL2オフタイマ」
にセットしスタートさせる(1.29)。
従って、この第3入賞装置23の開成動作が記憶回数分
だけ繰返され、「SW6カウンタ」の内容が“0"に戻る
と、全ての動作が終了となる。
従って、第11図(B)のステップ1.43から第10図のス
テップ1.00にリターンする。(ハ)中当りの動作 「中当り」の場合の制御フローについては特に図示は
しなかったが、第3入賞装置23の開閉扉30を1回だけ開
かせるようにすればよい。
変形実施例 第12図は、他の実施例を示す。
第1図の実施例と大きく異なる点は、第1入賞装置2
1、第2入賞装置22、第3入賞装置23がそれぞれ独特の
電気的、即ち電動式入賞装置で構成されていることであ
る。第1入賞装置21、第2入賞装置22、第3入賞装置23
の連動関係は、第7図で示したのと同じである。
第1入賞装置21、第2入賞装置22、第3入賞装置23が
遊技盤1の左右に散在して設けられている結果、権利発
生後に於る上述の技術介入の余地、即ち第1入賞装置21
や第2入賞装置22や第3入賞装置23が開成状態となる度
に、そこへ打球を落とすように打球発射装置の弾発力を
調整する必要があり、遊技の興趣をより良く高めるもの
である。
更に、この実施例では、可変表示装置3の下方に、中
当り時に機械的連動によって開かれるチューリップ入賞
具58が設けてあり、第3図で指摘した検出器SW4は省か
れている。
中当り発生時、即ちデジタル表示器11による権利発生
ではないが、特別入賞口14へ入賞した場合には、その入
賞球が遊技盤1の裏面より連動樋59を介してチューリッ
プ入賞具58に導かれ、チューリップ入賞具58の開閉翼が
開かれる。
これにより、付加的な賞球数の増大が図られる。
第13図及び第14図には、第12図の第1入賞装置21、第
2入賞装置22、第3入賞装置23の構成を示す。各入賞装
置21、22、23は、取付基板60の前面側に開閉翼61を備
え、その回動軸62は取付基板60を貫通し、取付基板60の
裏面側の後端には操作レバー63が設けてある。
そして、この操作レバー63のピン63Aは、ソレノイド7
1のプランジャ71A下端に設けた操作部材72の係合孔72A
内に緩く挿入されている。
ソレノイド71は駆動装置基板70に取付けられ、該駆動
装置基板70は取付基板60に裏面に突設したボス64に取付
けられているが、操作部材72及びその係合孔72Aが左右
2つの操作レバー63のピン63Aに対し共通に形成され、
全体として小型化が図られている。
このソレノイド71を付勢することにより、操作部材72
及びピン63Aが上方向に移動し、操作レバー63が回動軸6
2を中心として外開きに回動し、開閉翼61が開く。73は
この開閉翼61の開閉状態を遊技者に知らせるランプであ
り、閉状態のときは点灯状態、開成状態のときは点滅状
態となる。
符号65は5個のLEDより成る記憶球表示器である。
記憶表示器65を構成する5個のLEDは、開閉翼61の開
閉動作を妨げないように、取付基板60の表面より若干奥
側に位置している。
符号66は記憶表示器65のLEDを取付けたプリント基板
を示す。連動させる入賞装置の最後のものにつき記憶表
示器65が不必要であることからすれば、このように全て
の入賞装置に個別に記憶表示器65を設けることは不利益
であるが、一種類の入賞装置を用意すれば足り、量産に
よるコストの低減を図ることができる利益がある。
第15図は、可変表示装置3の他の具体例を示す。この
可変表示装置3に於ては、デジタル表示器11を作動させ
る特定入賞口7を有さず、従ってデジタル表示器11は遊
技盤1に別途に配設された特定入賞口8、9により始動
される。
又、周枠17及び取付基板10から後方に凹室74が形成さ
れ、その凹室内部の空間を上下に分ける分流棚75が配置
されている。
周枠17の上部に設けた入賞口76から入賞した打球は、
この分流棚75上に必ず拾われて分流棚75を奥方向に流下
し、凹室74の底面を構成する流下底面77上に落ち、流下
底面77上を前側に流下して、通常入賞口13か特別入賞口
14に入る。
従って、遊技者は入賞口76に入った打球が中当りとな
るかどうかを、十分に長い時間をかけて楽しむことがで
きる。
尚、分流棚75の表面に設けた小突起75Aは、分流棚75
上を流下する入賞球の流下方向を変更する作用をなし、
入賞口76に入った打球が中当りとなる楽しみを増加させ
ている。
上述した実施例では、可変表示装置を特別遊技状態を
発生させ得る権利発生手段とした例で説明したが、この
よな特別遊技状態を発生させ得る権利発生手段として
は、一定の条件の成立によって、特別遊技状態発生信号
を出力するものであればよく、公知の任意の装置を使用
することができるものである。
例えば、模様の組合せや回転ドラムによる可変表示装
置や、上記実施例に於て中当りの発生に利用している特
別入賞口14とか、単なるチャッカ等のように、特別遊技
状態の発生を電気的信号の形で出力する装置は勿論、通
常の入賞装置であって特別遊技状態発生信号を機械的な
電力伝達の形で出力するものであってもよい。
又、入賞装置も任意のものを利用することができる。
例えば、開閉翼やスライド体を有する変動入賞装置で
あって、その開閉翼やスライド体が複数回の開閉動作或
いは突出後退動作することを以って、第7図の開閉扉等
の1回の開成動作として扱うものであってもよい。
(発明の効果) 以上述べたように、本発明に於いては、特別遊技状態
の発生に基づいて、第1入賞装置を遊技者に有利な第2
状態に変換させ、この第1入賞装置への入賞球数を検出
器により検出して記憶させておき、記憶した検出器の検
出個数分だけ、第2入賞装置が遊技者にとって有利な第
2状態へと変換して行くため、特別遊技状態の発生に伴
なって、遊技者に与えられる利益が、一つの入賞装置か
ら他の入賞装置へと連動して行き、遊技者の利益が段階
的に拡大して行くという、従来の賞態様の展開手法には
見られない、特異な内容となり、遊技の興趣がすこぶる
高められる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の遊技機の実施例としてのパチンコ遊技
機の正面図、 第2図はその可変表示装置の概観を示す斜視図、 第3図はその縦断面図、 第4図は入賞装置ユニットを示す斜視図、 第5図は入賞装置ユニットを一部切欠いて後側から示し
た斜視図、 第6図は開閉扉の開閉機構部分を示す断面図、 第7図は第1図のパチンコ遊技機の動作例を示す図、 第8図はデジタル表示器の停止動作の説明に供する図、 第9図は制御装置のプロック図、 第10図は制御装置のメインプログラムを示す流れ図、 第11図(A)及び第11図(B)はそのサブルーチンを示
す流れ図、 第12図は本発明の他の実施例を示すパチンコ遊技機の正
面図、 第13図は入賞装置を示す斜視図、 第14図は入賞装置を一部を切欠いて後側から示した分解
斜視図、 第15図は可変表示装置の別の具体例を示す斜視図であ
る。 3……可変表示装置(遊技装置)、4……入賞装置ユニ
ット 7……特定入賞口、8、9……特定入賞口 21……第1入賞装置(第1変動入賞装置) 22……第2入賞装置(第2変動入賞装置) 23……第3入賞装置(第3変動入賞装置) 30……開閉扉、35……開閉翼 45……記憶球表示器、46……記憶球表示器 SW1……作動検出器、SW2……作動検出器 SW3……作動検出器、SW4……特別入賞検出器 SW5……カウント検出器(入賞球検出手段) SW5カウンタ……入賞球数記憶手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定の条件が成立したときに特別遊技状態
    を発生可能な遊技装置と、 該遊技装置からの特別遊技発生信号を受けて、遊技者に
    とって不利な第1状態から遊技者にとって有利な第2状
    態に変換する第1入賞装置と、 該第1入賞装置に入賞した遊技球を検出する入賞球検出
    手段と、 該入賞球検出手段により検出された入賞球数を記憶する
    入賞球記憶手段と、 該入賞球数記憶手段の記憶球数に応じた回数分、遊技者
    にとって不利な第1状態から遊技者にとって有利な第2
    状態に変換される第2入賞装置とを備えたことを特徴と
    する遊技機。
  2. 【請求項2】前記特別遊技状態を発生可能な遊技装置
    は、電気的な特別遊技発生信号を出力する可変表示装置
    で構成したことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
    載の遊技機。
  3. 【請求項3】前記特別遊技状態を発生可能な遊技装置
    は、特別遊技発生信号を電気的に出力する入賞装置で構
    成したことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    遊技機。
  4. 【請求項4】前記特別遊技状態を発生可能な遊技装置
    は、特別遊技発生信号を機械的に出力する入賞装置で構
    成したことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    遊技機。
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