JPH08222864A - 電気装置 - Google Patents
電気装置Info
- Publication number
- JPH08222864A JPH08222864A JP7029399A JP2939995A JPH08222864A JP H08222864 A JPH08222864 A JP H08222864A JP 7029399 A JP7029399 A JP 7029399A JP 2939995 A JP2939995 A JP 2939995A JP H08222864 A JPH08222864 A JP H08222864A
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- Japan
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- breathing hole
- breathing
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Abstract
を提供する。 【構成】発熱の大きい電子部品1aを有する回路部品1
と、この回路部品1を内装するとともに発熱の大きい電
子部品1aの近傍に設けられた呼吸孔5を有する密閉型
のケース2と、呼吸孔5を閉塞して水分を遮へいし空気
を通過可能な膜3とを備えている。
Description
能を有する電気装置に関するものである。
気装置は、電子部品54を実装した回路基板50と、呼
吸孔51を有して回路基板50を収納する密閉型のケー
ス52と、呼吸孔51を閉塞して水分を遮へいし空気を
通過する防水透湿膜53とを備えている。55は蓋体、
56は入出力導出部、57はその穴である。
膜53で閉塞する呼吸孔51を形成する場合、防水透湿
膜53の性質上、ケース52の天面に配設すると、防水
透湿膜53上に水等がたまりやすくなり、本来の呼吸機
能を失うことから、ケース52の側面もしくは下面に配
設するのが一般的である。
は、回路基板50に実装されている電子部品54のそれ
ぞれの発熱量の大小と、呼吸孔51の位置関係において
十分な配慮がなされていなく、電子部品54の発熱量の
大小で見ると、発熱の大きい部品と呼吸孔51の距離が
遠く、また発熱量のごく小さい部品と呼吸孔51の距離
も遠い位置関係にあった。このため、回路基板50上の
部品配置との関係でケース52の呼吸孔51が決まると
いうよりも、ケース52の形状の都合等で呼吸孔51の
位置を決めていた。したがって、呼吸孔51からの湿気
排出性がよくなく、呼吸作用の効率がよくなかった。
の効率を高めることができる電気装置を提供することで
ある。
発熱の大きい電子部品を有する回路部品と、この回路部
品を内装するとともに前記発熱の大きい電子部品の近傍
に設けられた呼吸孔を有する密閉型のケースと、前記呼
吸孔を閉塞して水分を遮へいし空気を通過可能な膜とを
備えたものである。
て、前記呼吸孔は側壁の上部に配置したものである。請
求項3の電気装置は、請求項1において、前記回路部品
はボリュームを有し、前記呼吸孔は前記ボリュームに対
向して前記ボリュームの調整のための孔を兼ねているも
のである。
子部品の近傍に呼吸孔を設け、水分を遮へいし空気を通
過する膜で呼吸孔を閉塞したため、発熱の大きい電子部
品のオンオフに伴う温度変化により、その近傍の呼吸孔
の内外の温度差が大きくなるので呼吸作用が効率的に行
なえ、ケースの内外圧力差を小さくすることにより防水
が確実にでき、耐結露性能を向上できるとともに、防水
構造を簡略化でき、ケースの薄肉化等が可能となる。
おいて、前記呼吸孔を側壁の上部に配置したため、請求
項1の作用のほか、電子部品の発熱量および電流量から
くる配線パターンの発熱による温度が高い空気は上方に
溜まるので、呼吸作用の効率がさらに高められる。請求
項3の電気装置によれば、請求項1において、前記回路
部品はボリュームを有し、前記呼吸孔は前記ボリューム
に対向して前記ボリュームの調整のための孔を兼ねてい
るため、請求項1の作用のほか、ボリューム調整用孔を
別に設ける必要がないので構造が簡単になる。
より説明する。すなわち、この電気装置は、回路部品1
と、ケース2と、膜3とを有する。回路部品1は、発熱
の大きい電子部品1aを有する。実施例の回路部品1は
車両用の前照灯用の回路部品であり、回路基板4に実装
されている。発熱の大きい電子部品1aとしてはトラン
ス等がある。19は回路基板4の4隅に形成した取付孔
である。
内装するとともに発熱の大きい電子部品1aの近傍に設
けられた呼吸孔5を有する。実施例のケース2はケース
本体14と蓋体15からなり、呼吸孔5はケース本体1
4の電子部品1aの近傍の側壁の下部寄りの位置に形成
している。この呼吸孔5は図2に示すように、ケース本
体14の外壁面側に収納凹部7を形成し、その近傍にね
じ孔8を形成している。17は回路基板4に接続した電
線、18は蓋体15に電線17を貫通させる貫通部、2
0は回路基板4をねじ止めするねじ孔、21はケース本
体14の開口縁の4隅に形成したねじ孔、22は蓋体1
5に形成した取付孔、23は開口縁に設けられた防水パ
ッキンである。取付孔22をねじ孔21に整合してねじ
(図示せず)により蓋体15をケース本体1に取付け
る。
し空気を通過する。実施例では防水透湿膜(ミクロテッ
クス:日東電工製)を使用している。この膜3を支持部
材9を介して収納凹部7に納め、Oリング10を介して
孔13付固定板11により押さえ固定し、固定板11は
ねじ12をねじ孔8に螺合してケース本体14に固定し
ている。
子部品1aに近接する位置に防水透湿膜で閉塞した呼吸
孔5を配置したことにより、電気装置がスイッチオンし
たときにはその発熱の大きい電子部品1aの発熱による
ケース2内の圧力上昇を緩和させる空気の排出(湿気
含)がスムースである。またスイッチオフ時には温度変
化が大であるため、空気の吸込もスムースであり、効率
のよい呼吸作用が行なわれる。また雨水等によりケース
2が急激に冷却されたときには温度差が大きいことを利
用し、通気量が多くなるため、ケース2の内外圧力差を
小さくでき、水を吸い込むとき不具合も回避できる。
品1aの近傍に呼吸孔5を設け、水分を遮へいし空気を
通過する膜で呼吸孔5を閉塞したため、発熱の大きい電
子部品1aのオンオフに伴う温度変化により、その近傍
の呼吸孔5の内外の温度差が大きくなるので呼吸作用が
効率的に行なえ、ケース2の内外圧力差を小さくするこ
とにより防水が確実にでき、耐結露性能を向上できると
ともに、防水構造を簡略化でき、ケース2の薄肉化等が
可能となる。
保護したため、防水透湿膜(3)が機械的強度に弱くて
も、防水透湿膜(3)の破損を防止することができると
ともに、目づまり等の劣化を引き起こす塵埃や泥水等が
直接かかるのを防止できる。この発明の第2の実施例を
図4に示す。すなわち、この電気装置は、第1の実施例
において、ケース本体14の側壁14aの上部に呼吸孔
5を形成したものである。この実施例によれば、電子部
品1aの発熱量および電流量からくる配線パターンの発
熱による温度が高い空気は上方に溜まるので、呼吸作用
の効率がさらに高められる。その他は第1の実施例と同
様である。
なわち、この電気装置は、第1の実施例において、回路
部品1はボリューム25を有し、呼吸孔5はボリューム
25に対向してボリューム25の調整のための孔を兼ね
ている。この実施例によれば、呼吸孔5を通してボリュ
ーム調整した後防水透湿膜(3)で呼吸孔5を閉じるこ
とにより、ボリューム調整用孔を別に設ける必要がない
ので構造が簡単になる。その他は第1の実施例と同様で
ある。
きい電子部品の近傍に呼吸孔を設け、水分を遮へいし空
気を通過する膜で呼吸孔を閉塞したため、発熱の大きい
電子部品のオンオフに伴う温度変化により、その近傍の
呼吸孔の内外の温度差が大きくなるので呼吸作用が効率
的に行なえ、ケースの内外圧力差を小さくすることによ
り防水が確実にでき、耐結露性能を向上できるととも
に、防水構造を簡略化でき、ケースの薄肉化等が可能と
なるという効果がある。
おいて、前記呼吸孔を側壁の上部に配置したため、請求
項1の効果のほか、電子部品の発熱量および電流量から
くる配線パターンの発熱による温度が高い空気は上方に
溜まるので、呼吸作用の効率がさらに高められる。請求
項3の電気装置によれば、請求項1において、前記回路
部品はボリュームを有し、前記呼吸孔は前記ボリューム
に対向して前記ボリュームの調整のための孔を兼ねてい
るため、請求項1の効果のほか、ボリューム調整用孔を
別に設ける必要がないので構造が簡単になる。
Claims (3)
- 【請求項1】 発熱の大きい電子部品を有する回路部品
と、この回路部品を内装するとともに前記発熱の大きい
電子部品の近傍に設けられた呼吸孔を有する密閉型のケ
ースと、前記呼吸孔を閉塞して水分を遮へいし空気を通
過可能な膜とを備えた電気装置。 - 【請求項2】 前記呼吸孔は側壁の上部に配置した請求
項1記載の電気装置。 - 【請求項3】 前記回路部品はボリュームを有し、前記
呼吸孔は前記ボリュームに対向して前記ボリュームの調
整のための孔を兼ねている請求項1記載の電気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7029399A JPH08222864A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 電気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7029399A JPH08222864A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 電気装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08222864A true JPH08222864A (ja) | 1996-08-30 |
Family
ID=12275071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7029399A Pending JPH08222864A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 電気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08222864A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014199325A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | 日本信号株式会社 | 光学機器の筐体構造 |
JP2016174488A (ja) * | 2015-03-17 | 2016-09-29 | 富士電機株式会社 | 電力変換装置 |
US10149404B2 (en) | 2013-04-04 | 2018-12-04 | Denso Corporation | Opening and closing control system and opening and closing control apparatus |
-
1995
- 1995-02-17 JP JP7029399A patent/JPH08222864A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014199325A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | 日本信号株式会社 | 光学機器の筐体構造 |
US10149404B2 (en) | 2013-04-04 | 2018-12-04 | Denso Corporation | Opening and closing control system and opening and closing control apparatus |
JP2016174488A (ja) * | 2015-03-17 | 2016-09-29 | 富士電機株式会社 | 電力変換装置 |
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Effective date: 20050614 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
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