JPH08222331A - カム機構を有する電気コネクタ - Google Patents
カム機構を有する電気コネクタInfo
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- JPH08222331A JPH08222331A JP7051951A JP5195195A JPH08222331A JP H08222331 A JPH08222331 A JP H08222331A JP 7051951 A JP7051951 A JP 7051951A JP 5195195 A JP5195195 A JP 5195195A JP H08222331 A JPH08222331 A JP H08222331A
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- electrical connector
- receptacle
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- cam mechanism
- connector
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/62—Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
- H01R13/629—Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
- H01R13/62905—Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances comprising a camming member
- H01R13/62911—U-shaped sliding element
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/62—Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
- H01R13/629—Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】電気機器間の電気的接続を行い、ヘッダ側とリ
セプタクル側の嵌合を低挿入力で行うことができ、低コ
ストで小型化の容易なコネクタを提供する。 【構成】ヘッダ側とリセプタクル側の嵌合を低挿入力で
行うことができるカム機構3を有する電気コネクタに於
て、カム機構はガイドピン5とガイドピンが係合するカ
ム溝6によって構成され、挿入方向に対して直交する方
向に変位するカム機構部4を有して成り、ガイドピンあ
るいはカム溝のいずれか一方をヘッダ側の電気コネクタ
1のハウジング11に形成されたリセプタクル側の電気
コネクタ2の挿入空間内に形成すると共に、その他方を
カム機構部に形成し、ガイド溝あるいはガイドピンを有
するカム機構部をリセプタクル側の電気コネクタのハウ
ジングに摺動可能に取り付ける保護カバー26に対して
一体的に形成する。
セプタクル側の嵌合を低挿入力で行うことができ、低コ
ストで小型化の容易なコネクタを提供する。 【構成】ヘッダ側とリセプタクル側の嵌合を低挿入力で
行うことができるカム機構3を有する電気コネクタに於
て、カム機構はガイドピン5とガイドピンが係合するカ
ム溝6によって構成され、挿入方向に対して直交する方
向に変位するカム機構部4を有して成り、ガイドピンあ
るいはカム溝のいずれか一方をヘッダ側の電気コネクタ
1のハウジング11に形成されたリセプタクル側の電気
コネクタ2の挿入空間内に形成すると共に、その他方を
カム機構部に形成し、ガイド溝あるいはガイドピンを有
するカム機構部をリセプタクル側の電気コネクタのハウ
ジングに摺動可能に取り付ける保護カバー26に対して
一体的に形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気機器間の電気的接
続を行うために用いられる電気コネクタに係り、さらに
詳しくは、互いに嵌合するヘッダ側の電気コネクタとリ
セプタクル側の電気コネクタを備え、互いの嵌合を低挿
入力で行うことができるカム機構を有する電気コネクタ
に関する。
続を行うために用いられる電気コネクタに係り、さらに
詳しくは、互いに嵌合するヘッダ側の電気コネクタとリ
セプタクル側の電気コネクタを備え、互いの嵌合を低挿
入力で行うことができるカム機構を有する電気コネクタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、電気機器間の電気的接続を
行うために電気コネクタが用いられており、上記電気コ
ネクタは、その使用目的や使用場所に応じて様々な形状
や機構を有しているものであるが、一般的には、互いに
嵌合するヘッダ側の電気コネクタとリセプタクル側の電
気コネクタを備えてなるものである。
行うために電気コネクタが用いられており、上記電気コ
ネクタは、その使用目的や使用場所に応じて様々な形状
や機構を有しているものであるが、一般的には、互いに
嵌合するヘッダ側の電気コネクタとリセプタクル側の電
気コネクタを備えてなるものである。
【0003】そして、上記電気コネクタは、近来の電気
機器の高機能化・高密度化に伴って電気コネクタが多極
化する傾向にあり、この電気コネクタの多極化によっ
て、電気コネクタを構成するヘッダ側の電気コネクタと
リセプタクル側の電気コネクタを互いに嵌合させる際の
挿入力が増大しているものであり、この電気コネクタの
嵌合時の挿入力を低減するためにカム機構有する電気コ
ネクタが提案され、使用されているものである。
機器の高機能化・高密度化に伴って電気コネクタが多極
化する傾向にあり、この電気コネクタの多極化によっ
て、電気コネクタを構成するヘッダ側の電気コネクタと
リセプタクル側の電気コネクタを互いに嵌合させる際の
挿入力が増大しているものであり、この電気コネクタの
嵌合時の挿入力を低減するためにカム機構有する電気コ
ネクタが提案され、使用されているものである。
【0004】そして、上記カム機構を有する電気コネク
タの具体的な例としては、実開平6−2577号公報に
示されている様に、雌雄の電気コネクタに於ける互いの
嵌合をカム部材を介して行うことによって、電気コネク
タの嵌合時の低挿入力を実現しているものであり、雌側
の電気コネクタにカム部材を摺動可能に配設すると共
に、雄側の電気コネクタあるいはカム部材の一方にカム
溝を形成し、その他方にカム溝が係合するカム突起を形
成し、上記カム溝あるいはカム突起が形成されたカム部
材を摺動させることにより、上記電気コネクタの嵌合を
低挿入力で行うことができるものであった。
タの具体的な例としては、実開平6−2577号公報に
示されている様に、雌雄の電気コネクタに於ける互いの
嵌合をカム部材を介して行うことによって、電気コネク
タの嵌合時の低挿入力を実現しているものであり、雌側
の電気コネクタにカム部材を摺動可能に配設すると共
に、雄側の電気コネクタあるいはカム部材の一方にカム
溝を形成し、その他方にカム溝が係合するカム突起を形
成し、上記カム溝あるいはカム突起が形成されたカム部
材を摺動させることにより、上記電気コネクタの嵌合を
低挿入力で行うことができるものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術による
と、互いに嵌合する電気コネクタの嵌合をカム部材を介
して行うことにより、電気コネクタの嵌合を低挿入力で
行うことができるものであるが、電気コネクタを構成す
る雌雄の電気コネクタ(ヘッダ側の電気コネクタとリセ
プタクル側の電気コネクタ)に加えてカム部材が必要と
なり、互いに嵌合する電気コネクタの形成の際の部品点
数が多くなるので、部品の管理上の手間や組み付け工数
が増加し、その結果、電気コネクタの低コスト化に限界
が生じており、さらに、上記カム部材が雌雄の電気コネ
クタの間に介在することにより互いに嵌合する電気コネ
クタの小型化にも限界が生じているものであった。
と、互いに嵌合する電気コネクタの嵌合をカム部材を介
して行うことにより、電気コネクタの嵌合を低挿入力で
行うことができるものであるが、電気コネクタを構成す
る雌雄の電気コネクタ(ヘッダ側の電気コネクタとリセ
プタクル側の電気コネクタ)に加えてカム部材が必要と
なり、互いに嵌合する電気コネクタの形成の際の部品点
数が多くなるので、部品の管理上の手間や組み付け工数
が増加し、その結果、電気コネクタの低コスト化に限界
が生じており、さらに、上記カム部材が雌雄の電気コネ
クタの間に介在することにより互いに嵌合する電気コネ
クタの小型化にも限界が生じているものであった。
【0006】
【発明の目的】よって、本発明の目的とする所は、上述
の如き従来の技術の有する問題点を解決するものであっ
て、互いに嵌合する電気コネクタの嵌合を低挿入力で行
えると共に、電気コネクタの形成を低コストで行え、し
かも、その小型化を容易に行うことのできるカム機構を
有する電気コネクタを提供することにある。
の如き従来の技術の有する問題点を解決するものであっ
て、互いに嵌合する電気コネクタの嵌合を低挿入力で行
えると共に、電気コネクタの形成を低コストで行え、し
かも、その小型化を容易に行うことのできるカム機構を
有する電気コネクタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成する為に本
発明は次の技術的手段を有する。即ち、実施例に対応す
る添付図面に使用した符号を用いて説明すると、互いに
嵌合するヘッダ側の電気コネクタ1とリセプタクル側の
電気コネクタ2を備え、互いの嵌合を低挿入力で行うこ
とができるカム機構3を有する電気コネクタに於て、上
記カム機構3は、ヘッダ側の電気コネクタ1とリセプタ
クル側の電気コネクタ2の挿入方向Fの力を上記挿入方
向Fに対して直交する方向Mの変位を変換して得るもの
であって、ガイドピン5とガイドピン5が係合するカム
溝6によって構成されると共に、上記挿入方向Fに対し
て直交する方向Mに変位するカム機構部4を有して成
り、しかも、上記ガイドピン5あるいはカム溝6のいず
れか一方をヘッダ側の電気コネクタ1のハウジング11
に形成されたリセプタクル側の電気コネクタ2が嵌合す
る嵌合空間13内に形成すると共に、その他方を上記カ
ム機構部4に形成し、さらに、上記カム溝6あるいはガ
イドピン5を有するカム機構部4がリセプタクル側の電
気コネクタ2のハウジング21に摺動可能に取り付けら
れる保護カバー26に対して一体的に形成されているこ
とを特徴とするカム機構を有する電気コネクタである。
発明は次の技術的手段を有する。即ち、実施例に対応す
る添付図面に使用した符号を用いて説明すると、互いに
嵌合するヘッダ側の電気コネクタ1とリセプタクル側の
電気コネクタ2を備え、互いの嵌合を低挿入力で行うこ
とができるカム機構3を有する電気コネクタに於て、上
記カム機構3は、ヘッダ側の電気コネクタ1とリセプタ
クル側の電気コネクタ2の挿入方向Fの力を上記挿入方
向Fに対して直交する方向Mの変位を変換して得るもの
であって、ガイドピン5とガイドピン5が係合するカム
溝6によって構成されると共に、上記挿入方向Fに対し
て直交する方向Mに変位するカム機構部4を有して成
り、しかも、上記ガイドピン5あるいはカム溝6のいず
れか一方をヘッダ側の電気コネクタ1のハウジング11
に形成されたリセプタクル側の電気コネクタ2が嵌合す
る嵌合空間13内に形成すると共に、その他方を上記カ
ム機構部4に形成し、さらに、上記カム溝6あるいはガ
イドピン5を有するカム機構部4がリセプタクル側の電
気コネクタ2のハウジング21に摺動可能に取り付けら
れる保護カバー26に対して一体的に形成されているこ
とを特徴とするカム機構を有する電気コネクタである。
【0008】
【作用】本発明は、上記技術的手段より成り、互いに嵌
合するヘッダ側の電気コネクタ1とリセプタクル側の電
気コネクタ2が、その挿入方向Fの力を得るために上記
挿入方向Fに対して直交する方向Mの変位を挿入方向F
に変換するガイドピン5とカム溝6によって構成される
カム機構3を有すると共に、挿入方向Fに対して直交す
る方向Mの変位を得るカム機構部4を有して成り、しか
も、上記ガイドピン5あるいはカム溝6のいずれか一方
をヘッダ側の電気コネクタ1のハウジング11に形成さ
れた嵌合空間13内に形成すると共に、その他方を上記
カム機構部4に形成して成るものであるので、ヘッダ側
の電気コネクタ1とリセプタクル側の電気コネクタ2の
互いの嵌合を低挿入力で行え、さらに、上記カム溝6あ
るいはガイドピン5を有するカム機構部4がリセプタク
ル側の電気コネクタ2のハウジング21に摺動可能に取
り付けられる保護カバー26に対して一体的に形成され
ているものであるので、ヘッダ側の電気コネクタ1とリ
セプタクル側の電気コネクタ2以外に従来の様にカム部
材を形成する必要がなくなり、互いに嵌合する電気コネ
クタの部品点数の低減、即ち、低コスト化を実現できる
と共に、その小型化を容易に実現できるものである。
合するヘッダ側の電気コネクタ1とリセプタクル側の電
気コネクタ2が、その挿入方向Fの力を得るために上記
挿入方向Fに対して直交する方向Mの変位を挿入方向F
に変換するガイドピン5とカム溝6によって構成される
カム機構3を有すると共に、挿入方向Fに対して直交す
る方向Mの変位を得るカム機構部4を有して成り、しか
も、上記ガイドピン5あるいはカム溝6のいずれか一方
をヘッダ側の電気コネクタ1のハウジング11に形成さ
れた嵌合空間13内に形成すると共に、その他方を上記
カム機構部4に形成して成るものであるので、ヘッダ側
の電気コネクタ1とリセプタクル側の電気コネクタ2の
互いの嵌合を低挿入力で行え、さらに、上記カム溝6あ
るいはガイドピン5を有するカム機構部4がリセプタク
ル側の電気コネクタ2のハウジング21に摺動可能に取
り付けられる保護カバー26に対して一体的に形成され
ているものであるので、ヘッダ側の電気コネクタ1とリ
セプタクル側の電気コネクタ2以外に従来の様にカム部
材を形成する必要がなくなり、互いに嵌合する電気コネ
クタの部品点数の低減、即ち、低コスト化を実現できる
と共に、その小型化を容易に実現できるものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づき詳
細に説明する。図1,図2に示した様に、本発明のカム
機構を有する電気コネクタは、互いに嵌合するヘッダ側
の電気コネクタ1とリセプタクル側の電気コネクタ2を
備えて成るものであって、上記ヘッダ側の電気コネクタ
1は、電気機器に於けるプリント回路基板等に実装され
て用いられ、上記リセプタクル側の電気コネクタ2は、
電気機器より延出する複数の電線の端部に接続されて用
いられるものであり、このヘッダ側の電気コネクタ1と
リセプタクル側の電気コネクタ2を嵌合・接続すること
によって電気機器間の電気的接続を行うものである。
細に説明する。図1,図2に示した様に、本発明のカム
機構を有する電気コネクタは、互いに嵌合するヘッダ側
の電気コネクタ1とリセプタクル側の電気コネクタ2を
備えて成るものであって、上記ヘッダ側の電気コネクタ
1は、電気機器に於けるプリント回路基板等に実装され
て用いられ、上記リセプタクル側の電気コネクタ2は、
電気機器より延出する複数の電線の端部に接続されて用
いられるものであり、このヘッダ側の電気コネクタ1と
リセプタクル側の電気コネクタ2を嵌合・接続すること
によって電気機器間の電気的接続を行うものである。
【0010】そして、上記ヘッダ側の電気コネクタ1と
リセプタクル側の電気コネクタ2には互いの嵌合を低挿
入力で行うためのカム機構3が形成されているものであ
り、上記カム機構3は、ヘッダ側の電気コネクタ1とリ
セプタクル側の電気コネクタ2の嵌合時の挿入方向Fの
力を、上記挿入方向Fに対して直交する方向Mの変位及
び力を変換することによって得るものであって、ガイド
ピン5とガイドピン5が係合するカム溝6によって構成
され、上記挿入方向Fに対して直交する方向Mの変位及
び力を得るためのカム機構部4を有して成るものであ
る。
リセプタクル側の電気コネクタ2には互いの嵌合を低挿
入力で行うためのカム機構3が形成されているものであ
り、上記カム機構3は、ヘッダ側の電気コネクタ1とリ
セプタクル側の電気コネクタ2の嵌合時の挿入方向Fの
力を、上記挿入方向Fに対して直交する方向Mの変位及
び力を変換することによって得るものであって、ガイド
ピン5とガイドピン5が係合するカム溝6によって構成
され、上記挿入方向Fに対して直交する方向Mの変位及
び力を得るためのカム機構部4を有して成るものであ
る。
【0011】そして、上記ヘッダ側の電気コネクタ1
は、図3,図4,図5に示した様に、ハウジング11と
ハウジング11に支持された複数のヘッダ側の端子12
より成るものであって、上記ハウジング11には、リセ
プタクル側の電気コネクタ2のハウジング22が嵌合す
る嵌合空間13が形成され、この嵌合空間13内には上
記複数のヘッダ側の端子12が配設されていると共に、
カム機構3を構成するガイドピン5が形成されているも
のであり、さらに、上記ヘッダ側の電気コネクタ1の後
方には、ヘッダ側の端子12に連接するテール部14が
形成され、ヘッダ側の電気コネクタ1が実装されるプリ
ント回路基板等の導体への接続が行われるものである。
は、図3,図4,図5に示した様に、ハウジング11と
ハウジング11に支持された複数のヘッダ側の端子12
より成るものであって、上記ハウジング11には、リセ
プタクル側の電気コネクタ2のハウジング22が嵌合す
る嵌合空間13が形成され、この嵌合空間13内には上
記複数のヘッダ側の端子12が配設されていると共に、
カム機構3を構成するガイドピン5が形成されているも
のであり、さらに、上記ヘッダ側の電気コネクタ1の後
方には、ヘッダ側の端子12に連接するテール部14が
形成され、ヘッダ側の電気コネクタ1が実装されるプリ
ント回路基板等の導体への接続が行われるものである。
【0012】そして、上記リセプタクル側の電気コネク
タ2は、図6,図7,図8,図17,図18,図19に
示した様に、ハウジング21とハウジング21に支持さ
れた複数のリセプタクル側の端子22より成るものであ
り、上記ハウジング21は、その先端部分がヘッダ側の
電気コネクタ1の嵌合空間13に嵌合する嵌合部23と
して構成されていると共に、その後端部分にリセプタク
ル側の電気コネクタ2のリセプタクル側の端子22に接
続される複数の電線24を覆う保護カバー26を有して
成り、しかも、上記保護カバー26は、上記ハウジング
21に対して摺動可能に形成されていると共に、上記ハ
ウジング21に対する保護カバー26の摺動部分27に
カム機構3を構成するカム溝6が形成され、カム機構部
4として機能を合わせ持つものである。
タ2は、図6,図7,図8,図17,図18,図19に
示した様に、ハウジング21とハウジング21に支持さ
れた複数のリセプタクル側の端子22より成るものであ
り、上記ハウジング21は、その先端部分がヘッダ側の
電気コネクタ1の嵌合空間13に嵌合する嵌合部23と
して構成されていると共に、その後端部分にリセプタク
ル側の電気コネクタ2のリセプタクル側の端子22に接
続される複数の電線24を覆う保護カバー26を有して
成り、しかも、上記保護カバー26は、上記ハウジング
21に対して摺動可能に形成されていると共に、上記ハ
ウジング21に対する保護カバー26の摺動部分27に
カム機構3を構成するカム溝6が形成され、カム機構部
4として機能を合わせ持つものである。
【0013】さらに、上記保護カバー26の摺動部分2
7に形成されるカム溝6は、上記ヘッダ側の電気コネク
タ1のハウジング11の嵌合空間13に上記リセプタク
ル側の電気コネクタ2のハウジング21の嵌合部23を
挿入した際のヘッダ側の端子12とリセプタクル側の端
子22の嵌合が開始される前と、ヘッダ側の端子12と
リセプタクル側の端子22の嵌合が開始された後とでそ
のカム比、即ち、カム溝6の挿入方向Fに対する角度が
異なる様に形成されており(互いの端子12,22の嵌
合が開始される前では小さく、嵌合が開始された後では
大きい)、ヘッダ側の端子12とリセプタクル側の端子
22の嵌合が開始される前後での挿入力の変化がカム機
構部4の操作力に影響しない様に構成されていると共
に、上記ヘッダ側の電気コネクタ1とリセプタクル側の
電気コネクタ2が完全に嵌合した後に、嵌合状態を確実
とし、良好な嵌合状態を維持するために挿入方向Fと直
交する方向Mにカム溝6の終端部7が形成されているも
のである。
7に形成されるカム溝6は、上記ヘッダ側の電気コネク
タ1のハウジング11の嵌合空間13に上記リセプタク
ル側の電気コネクタ2のハウジング21の嵌合部23を
挿入した際のヘッダ側の端子12とリセプタクル側の端
子22の嵌合が開始される前と、ヘッダ側の端子12と
リセプタクル側の端子22の嵌合が開始された後とでそ
のカム比、即ち、カム溝6の挿入方向Fに対する角度が
異なる様に形成されており(互いの端子12,22の嵌
合が開始される前では小さく、嵌合が開始された後では
大きい)、ヘッダ側の端子12とリセプタクル側の端子
22の嵌合が開始される前後での挿入力の変化がカム機
構部4の操作力に影響しない様に構成されていると共
に、上記ヘッダ側の電気コネクタ1とリセプタクル側の
電気コネクタ2が完全に嵌合した後に、嵌合状態を確実
とし、良好な嵌合状態を維持するために挿入方向Fと直
交する方向Mにカム溝6の終端部7が形成されているも
のである。
【0014】そして、上記カム機構部4が形成された保
護カバー26には、ヘッダ側の電気コネクタ1とリセプ
タクル側の電気コネクタ2の嵌合を行う際に、その嵌合
開始時と嵌合終了時に於ける保護カバー26の位置決め
を行うロック突起9a,9bを有するロックアーム8
a,8bが形成されており、嵌合開始時には、摺動可能
な保護カバー26を有するリセプタクル側の電気コネク
タ2のハウジング21に形成されたロック溝25に上記
ロックアーム8aのロック突起9aが係合しており、嵌
合開始と同時に上記ロック突起9aとロック溝25の係
合が外れ、また、嵌合終了時には、ヘッダ側の電気コネ
クタ1のハウジング11に形成されたロック片15に上
記ロックアーム8bのロック突起9bが係合し、ヘッダ
側の電気コネクタ1とリセプタクル側の電気コネクタ2
の嵌合が保持されるものである。
護カバー26には、ヘッダ側の電気コネクタ1とリセプ
タクル側の電気コネクタ2の嵌合を行う際に、その嵌合
開始時と嵌合終了時に於ける保護カバー26の位置決め
を行うロック突起9a,9bを有するロックアーム8
a,8bが形成されており、嵌合開始時には、摺動可能
な保護カバー26を有するリセプタクル側の電気コネク
タ2のハウジング21に形成されたロック溝25に上記
ロックアーム8aのロック突起9aが係合しており、嵌
合開始と同時に上記ロック突起9aとロック溝25の係
合が外れ、また、嵌合終了時には、ヘッダ側の電気コネ
クタ1のハウジング11に形成されたロック片15に上
記ロックアーム8bのロック突起9bが係合し、ヘッダ
側の電気コネクタ1とリセプタクル側の電気コネクタ2
の嵌合が保持されるものである。
【0015】さらに、上記リセプタクル側の電気コネク
タ2のハウジング21には、ハウジング21に支持され
た複数のリセプタクル側の端子22に接続される複数の
電線24を一つにまとめる電線結束用のビニールタイ2
9を引っ掛ける突起28が形成されているものであり、
一つに結束された電線24がハウジング21側に引き寄
せられることになるので、ヘッダ側の電気コネクタ1と
リセプタクル側の電気コネクタ2との嵌合を行う際に摺
動させられる保護カバー26が電線24に接触すること
が防止され、より容易に保護カバー26の摺動を行うこ
とができるものである。
タ2のハウジング21には、ハウジング21に支持され
た複数のリセプタクル側の端子22に接続される複数の
電線24を一つにまとめる電線結束用のビニールタイ2
9を引っ掛ける突起28が形成されているものであり、
一つに結束された電線24がハウジング21側に引き寄
せられることになるので、ヘッダ側の電気コネクタ1と
リセプタクル側の電気コネクタ2との嵌合を行う際に摺
動させられる保護カバー26が電線24に接触すること
が防止され、より容易に保護カバー26の摺動を行うこ
とができるものである。
【0016】また、上記リセプタクル側の電気コネクタ
2のハウジング21に摺動可能に配設される保護カバー
26は、その摺動方向を左右何れかの方向に選択するこ
とができるものであり(本実施例では左方向、矢印
M)、この保護カバー26の摺動方向は、電気コネクタ
が形成される場所、あるいは、複数の電線24の延出方
向に応じて選択されるものであり、複数の電線24を一
つに結束するビニールタイ29を引っ掛ける突起28も
ハウジング21の左右両端に形成されているものであ
る。
2のハウジング21に摺動可能に配設される保護カバー
26は、その摺動方向を左右何れかの方向に選択するこ
とができるものであり(本実施例では左方向、矢印
M)、この保護カバー26の摺動方向は、電気コネクタ
が形成される場所、あるいは、複数の電線24の延出方
向に応じて選択されるものであり、複数の電線24を一
つに結束するビニールタイ29を引っ掛ける突起28も
ハウジング21の左右両端に形成されているものであ
る。
【0017】次に、上記構成に基づき本発明のカム機構
を有する電気コネクタの使用例を説明する。ヘッダ側の
電気コネクタ1とリセプタクル側の電気コネクタ2の嵌
合は、図9に示した様に、先ず、互いの電気コネクタ
1,2を向かい合わせた後、リセプタクル側の電気コネ
クタ2を挿入方向Fに移動させ、ヘッダ側の電気コネク
タ1の嵌合空間13にリセプタクル側の電気コネクタ2
の嵌合部23を嵌合させる(図11)と共に、嵌合空間
13内に形成されたガイドピン5とリセプタクル側の電
気コネクタ2の保護カバー26の摺動部分27であるカ
ム機構部4に形成されたカム溝6を係合させるものであ
る。
を有する電気コネクタの使用例を説明する。ヘッダ側の
電気コネクタ1とリセプタクル側の電気コネクタ2の嵌
合は、図9に示した様に、先ず、互いの電気コネクタ
1,2を向かい合わせた後、リセプタクル側の電気コネ
クタ2を挿入方向Fに移動させ、ヘッダ側の電気コネク
タ1の嵌合空間13にリセプタクル側の電気コネクタ2
の嵌合部23を嵌合させる(図11)と共に、嵌合空間
13内に形成されたガイドピン5とリセプタクル側の電
気コネクタ2の保護カバー26の摺動部分27であるカ
ム機構部4に形成されたカム溝6を係合させるものであ
る。
【0018】そして、この最初の嵌合(仮嵌合)を確実
に行うために、上記リセプタクル側の電気コネクタ2に
形成された摺動可能な保護カバー26に形成されたロッ
クアーム8aのロック突起9aが、図10に示した様
に、リセプタクル側の電気コネクタ2のハウジング21
に形成されたロック溝25に係合しており、リセプタク
ル側の電気コネクタ2に形成された保護カバー26及び
保護カバー26と一体的に成されたカム機構部4である
カム溝6が所定の位置に存している様に構成されている
ものである。
に行うために、上記リセプタクル側の電気コネクタ2に
形成された摺動可能な保護カバー26に形成されたロッ
クアーム8aのロック突起9aが、図10に示した様
に、リセプタクル側の電気コネクタ2のハウジング21
に形成されたロック溝25に係合しており、リセプタク
ル側の電気コネクタ2に形成された保護カバー26及び
保護カバー26と一体的に成されたカム機構部4である
カム溝6が所定の位置に存している様に構成されている
ものである。
【0019】次いで、上記ヘッダ側の電気コネクタ1と
リセプタクル側の電気コネクタ2の仮嵌合を行った後、
カム機構部4であるリセプタクル側の電気コネクタ2の
保護カバー26及びその摺動部分27を挿入方向Fと直
交する方向Mに摺動(変位)させることにより、上記カ
ム機構部4のカム溝6がガイドピン5にガイドされ、カ
ム機構部4を有するリセプタクル側の電気コネクタ2が
挿入方向Fに変位し、ヘッダ側の電気コネクタ1の嵌合
空間13にリセプタクル側の電気コネクタ2の嵌合部2
3が挿入されるものであり、この時、上記保護カバー2
6に形成されたロックアーム8aのロック突起9aとリ
セプタクル側の電気コネクタ2のハウジング21に形成
されたロック溝25の係合は、保護カバー26及びカム
機構部4の摺動と共に解除され、さらに、リセプタクル
側の電気コネクタ2の保護カバー26及びその摺動部分
27を挿入方向Fと直交する方向Mに摺動させることに
より、ヘッダ側の電気コネクタ1とリセプタクル側の電
気コネクタ2の嵌合が終了するものである。
リセプタクル側の電気コネクタ2の仮嵌合を行った後、
カム機構部4であるリセプタクル側の電気コネクタ2の
保護カバー26及びその摺動部分27を挿入方向Fと直
交する方向Mに摺動(変位)させることにより、上記カ
ム機構部4のカム溝6がガイドピン5にガイドされ、カ
ム機構部4を有するリセプタクル側の電気コネクタ2が
挿入方向Fに変位し、ヘッダ側の電気コネクタ1の嵌合
空間13にリセプタクル側の電気コネクタ2の嵌合部2
3が挿入されるものであり、この時、上記保護カバー2
6に形成されたロックアーム8aのロック突起9aとリ
セプタクル側の電気コネクタ2のハウジング21に形成
されたロック溝25の係合は、保護カバー26及びカム
機構部4の摺動と共に解除され、さらに、リセプタクル
側の電気コネクタ2の保護カバー26及びその摺動部分
27を挿入方向Fと直交する方向Mに摺動させることに
より、ヘッダ側の電気コネクタ1とリセプタクル側の電
気コネクタ2の嵌合が終了するものである。
【0020】そして、上記ヘッダ側の電気コネクタ1と
リセプタクル側の電気コネクタ2の嵌合を、より詳しく
見てみると、上記嵌合動作は3段階に分けることがで
き、その第1段階は、図12に示した様に、ヘッダ側の
電気コネクタ1の嵌合空間13にリセプタクル側の電気
コネクタ2の嵌合部23が挿入されているものの、ヘッ
ダ側の電気コネクタ1のヘッダ側の端子12とリセプタ
クル側の電気コネクタ2のリセプタクル側の端子22の
嵌合が開始される前の状態であり、第2段階は、図13
に示した様に、上記ヘッダ側の電気コネクタ1のヘッダ
側の端子12とリセプタクル側の電気コネクタ2のリセ
プタクル側の端子22の嵌合が開始された後の状態を示
しているものであり、さらに、第3段階は、図14に示
した様に、ヘッダ側の電気コネクタ1とリセプタクル側
の電気コネクタ2が完全に嵌合した状態を示している。
リセプタクル側の電気コネクタ2の嵌合を、より詳しく
見てみると、上記嵌合動作は3段階に分けることがで
き、その第1段階は、図12に示した様に、ヘッダ側の
電気コネクタ1の嵌合空間13にリセプタクル側の電気
コネクタ2の嵌合部23が挿入されているものの、ヘッ
ダ側の電気コネクタ1のヘッダ側の端子12とリセプタ
クル側の電気コネクタ2のリセプタクル側の端子22の
嵌合が開始される前の状態であり、第2段階は、図13
に示した様に、上記ヘッダ側の電気コネクタ1のヘッダ
側の端子12とリセプタクル側の電気コネクタ2のリセ
プタクル側の端子22の嵌合が開始された後の状態を示
しているものであり、さらに、第3段階は、図14に示
した様に、ヘッダ側の電気コネクタ1とリセプタクル側
の電気コネクタ2が完全に嵌合した状態を示している。
【0021】そして、上記ヘッダ側の電気コネクタ1と
リセプタクル側の電気コネクタ2の嵌合は、その各段階
ごとに異なるカム比を有するカム溝6によって行われ、
しかも、上記カム溝6は、ヘッダ側の端子12とリセプ
タクル側の端子22の嵌合が開始される前後での挿入力
の変化がカム機構部4の操作力に影響しない様に構成さ
れていると共に、上記ヘッダ側の電気コネクタ1とリセ
プタクル側の電気コネクタ2が完全に嵌合した後に、確
実で良好な嵌合状態を維持できる様に構成されているの
で、ヘッダ側の端子12とリセプタクル側の端子22の
嵌合が行われる前後での挿入力の変化に関係なく均一な
操作力、即ち、保護カバー26の摺動方向(挿入方向F
と直交する方向M)への操作を均一な力で行うことがで
きると共に、確実で良好な嵌合状態を維持でき、その結
果、ヘッダ側の電気コネクタ1とリセプタクル側の電気
コネクタ2の嵌合を低挿入力で行えるのに加え、互いの
嵌合をより容易に行うことができるものである。
リセプタクル側の電気コネクタ2の嵌合は、その各段階
ごとに異なるカム比を有するカム溝6によって行われ、
しかも、上記カム溝6は、ヘッダ側の端子12とリセプ
タクル側の端子22の嵌合が開始される前後での挿入力
の変化がカム機構部4の操作力に影響しない様に構成さ
れていると共に、上記ヘッダ側の電気コネクタ1とリセ
プタクル側の電気コネクタ2が完全に嵌合した後に、確
実で良好な嵌合状態を維持できる様に構成されているの
で、ヘッダ側の端子12とリセプタクル側の端子22の
嵌合が行われる前後での挿入力の変化に関係なく均一な
操作力、即ち、保護カバー26の摺動方向(挿入方向F
と直交する方向M)への操作を均一な力で行うことがで
きると共に、確実で良好な嵌合状態を維持でき、その結
果、ヘッダ側の電気コネクタ1とリセプタクル側の電気
コネクタ2の嵌合を低挿入力で行えるのに加え、互いの
嵌合をより容易に行うことができるものである。
【0022】そして、上記ヘッダ側の電気コネクタ1と
リセプタクル側の電気コネクタ2の嵌合終了時には、図
15,図16に示した様に、ヘッダ側の電気コネクタ1
のハウジング11に形成されたロック片15に保護カバ
ー26に形成されたロックアーム8bのロック突起9b
が係合しており、ヘッダ側の電気コネクタ1とリセプタ
クル側の電気コネクタ2の嵌合が保持され、確実で良好
な嵌合状態が維持されるものであり、また、上記ロック
片15と上記ロックアーム8bのロック突起9bの係合
の解除は、ロックアーム8bを押圧することによって行
うことができ、上記と逆の手順を行うことにより、上記
ヘッダ側の電気コネクタ1とリセプタクル側の電気コネ
クタ2の嵌合を解除することができるものである。
リセプタクル側の電気コネクタ2の嵌合終了時には、図
15,図16に示した様に、ヘッダ側の電気コネクタ1
のハウジング11に形成されたロック片15に保護カバ
ー26に形成されたロックアーム8bのロック突起9b
が係合しており、ヘッダ側の電気コネクタ1とリセプタ
クル側の電気コネクタ2の嵌合が保持され、確実で良好
な嵌合状態が維持されるものであり、また、上記ロック
片15と上記ロックアーム8bのロック突起9bの係合
の解除は、ロックアーム8bを押圧することによって行
うことができ、上記と逆の手順を行うことにより、上記
ヘッダ側の電気コネクタ1とリセプタクル側の電気コネ
クタ2の嵌合を解除することができるものである。
【0023】さらに、上記ヘッダ側の電気コネクタ1と
リセプタクル側の電気コネクタ2の嵌合を低挿入力で行
うためのカム機構3を構成するカム溝6がカム機構部4
としてリセプタクル側の電気コネクタ2に形成された保
護カバー26と一体的に形成されているものであるの
で、従来の様に、ヘッダ側の電気コネクタ1とリセプタ
クル側の電気コネクタ2以外にカム部材を形成する必要
がなくなり、互いに嵌合する電気コネクタの部品点数の
低減、即ち、低コスト化を実現できると共に、その小型
化・コンパクト化を容易に実現できるものである。
リセプタクル側の電気コネクタ2の嵌合を低挿入力で行
うためのカム機構3を構成するカム溝6がカム機構部4
としてリセプタクル側の電気コネクタ2に形成された保
護カバー26と一体的に形成されているものであるの
で、従来の様に、ヘッダ側の電気コネクタ1とリセプタ
クル側の電気コネクタ2以外にカム部材を形成する必要
がなくなり、互いに嵌合する電気コネクタの部品点数の
低減、即ち、低コスト化を実現できると共に、その小型
化・コンパクト化を容易に実現できるものである。
【0024】尚、本実施例に於ては、ヘッダ側の電気コ
ネクタ1のハウジング11に形成されたリセプタクル側
の電気コネクタ2が嵌合する嵌合空間13内にガイドピ
ン5を形成し、カム機構部4にカム溝6を形成した場合
について説明したが、この逆の場合、即ち、ヘッダ側の
電気コネクタ1のハウジング1の嵌合空間13内にカム
溝6を形成し、カム機構部4にガイドピン5を形成した
場合についても同様である。
ネクタ1のハウジング11に形成されたリセプタクル側
の電気コネクタ2が嵌合する嵌合空間13内にガイドピ
ン5を形成し、カム機構部4にカム溝6を形成した場合
について説明したが、この逆の場合、即ち、ヘッダ側の
電気コネクタ1のハウジング1の嵌合空間13内にカム
溝6を形成し、カム機構部4にガイドピン5を形成した
場合についても同様である。
【0025】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によると次の
様な効果を奏する。即ち、請求項1によると、互いに嵌
合するヘッダ側とリセプタクル側の電気コネクタが、そ
の挿入方向の力を得るために上記挿入方向に対して直交
する方向の変位を挿入方向に変換するガイドピンとカム
溝によって構成されるカム機構を有すると共に、挿入方
向に対して直交する方向の変位を得るカム機構部を有し
て成り、しかも、上記ガイドピンあるいはカム溝のいず
れか一方をヘッダ側の電気コネクタのハウジングに形成
された嵌合空間内に形成すると共に、その他方を上記カ
ム機構部に形成して成るものであるので、ヘッダ側とリ
セプタクル側の電気コネクタの互いの嵌合を低挿入力で
行え、さらに、上記カム溝あるいはガイドピンを有する
カム機構部がリセプタクル側の電気コネクタのハウジン
グに摺動可能に取り付けられる保護カバーに対して一体
的に形成されているものであるので、ヘッダ側とリセプ
タクル側の電気コネクタ以外に従来の様にカム部材を形
成する必要がなくなり、互いに嵌合する電気コネクタの
部品点数の低減、即ち、低コスト化を実現できると共
に、その小型化を容易に実現できるものである。
様な効果を奏する。即ち、請求項1によると、互いに嵌
合するヘッダ側とリセプタクル側の電気コネクタが、そ
の挿入方向の力を得るために上記挿入方向に対して直交
する方向の変位を挿入方向に変換するガイドピンとカム
溝によって構成されるカム機構を有すると共に、挿入方
向に対して直交する方向の変位を得るカム機構部を有し
て成り、しかも、上記ガイドピンあるいはカム溝のいず
れか一方をヘッダ側の電気コネクタのハウジングに形成
された嵌合空間内に形成すると共に、その他方を上記カ
ム機構部に形成して成るものであるので、ヘッダ側とリ
セプタクル側の電気コネクタの互いの嵌合を低挿入力で
行え、さらに、上記カム溝あるいはガイドピンを有する
カム機構部がリセプタクル側の電気コネクタのハウジン
グに摺動可能に取り付けられる保護カバーに対して一体
的に形成されているものであるので、ヘッダ側とリセプ
タクル側の電気コネクタ以外に従来の様にカム部材を形
成する必要がなくなり、互いに嵌合する電気コネクタの
部品点数の低減、即ち、低コスト化を実現できると共
に、その小型化を容易に実現できるものである。
【0026】さらに、請求項2によると、上記カム機構
を構成するカム溝が、ヘッダ側とリセプタクル側の電気
コネクタを互いに嵌合させた際に、ヘッダ側の端子とリ
セプタクル側の端子の嵌合が開始される前と、ヘッダ側
の端子とリセプタクル側の端子の嵌合が開始された後と
でそのカム比を異ならせることにより、ヘッダ側の端子
とリセプタクル側の端子の嵌合が行われる前後での挿入
力の変化に関係なく均一な操作力、即ち、保護カバーの
摺動方向への操作を均一な力で行うことができる様に構
成されているものであるので、ヘッダ側の電気コネクタ
とリセプタクル側の電気コネクタの嵌合を低挿入力で行
えるのに加え、均一な力で行うことができ、ヘッダ側と
リセプタクル側の電気コネクタの嵌合をより容易に行う
ことができるものである。
を構成するカム溝が、ヘッダ側とリセプタクル側の電気
コネクタを互いに嵌合させた際に、ヘッダ側の端子とリ
セプタクル側の端子の嵌合が開始される前と、ヘッダ側
の端子とリセプタクル側の端子の嵌合が開始された後と
でそのカム比を異ならせることにより、ヘッダ側の端子
とリセプタクル側の端子の嵌合が行われる前後での挿入
力の変化に関係なく均一な操作力、即ち、保護カバーの
摺動方向への操作を均一な力で行うことができる様に構
成されているものであるので、ヘッダ側の電気コネクタ
とリセプタクル側の電気コネクタの嵌合を低挿入力で行
えるのに加え、均一な力で行うことができ、ヘッダ側と
リセプタクル側の電気コネクタの嵌合をより容易に行う
ことができるものである。
【図1】本発明のカム機構を有する電気コネクタを示す
平面図である。
平面図である。
【図2】図1に於けるX−X’線に沿う断面図である。
【図3】ヘッダ側の電気コネクタの平面図である。
【図4】ヘッダ側の電気コネクタの正面図である。
【図5】ヘッダ側の電気コネクタを示す側面図(P矢
視)である。
視)である。
【図6】リセプタクル側の電気コネクタの平面図であ
る。
る。
【図7】リセプタクル側の電気コネクタの正面図であ
る。
る。
【図8】リセプタクル側の電気コネクタの側面図(図7
における左側面)である。
における左側面)である。
【図9】電気コネクタの嵌合を開始する前の状態を示す
平面図である。
平面図である。
【図10】図9に於けるY−Y’線に沿う断面図であ
る。
る。
【図11】嵌合が開始された状態(仮嵌合状態)を示す
一部断面を含む平面図である。
一部断面を含む平面図である。
【図12】電気コネクタに於ける端子が嵌合を開始する
前の状態を示す一部断面を含む平面図である。
前の状態を示す一部断面を含む平面図である。
【図13】電気コネクタに於ける端子が嵌合を開始した
後の状態を示す一部断面を含む平面図である。
後の状態を示す一部断面を含む平面図である。
【図14】電気コネクタの嵌合が終了した状態を示す一
部断面を含む平面図である。
部断面を含む平面図である。
【図15】電気コネクタの嵌合が終了した状態を示す平
面図である。
面図である。
【図16】図15に於けるZ−Z’線に沿う断面図であ
る。
る。
【図17】リセプタクル側の電気コネクタの裏面図であ
る。
る。
【図18】リセプタクル側の電気コネクタの背面図(図
6における上面)である。
6における上面)である。
【図19】リセプタクル側の電気コネクタの側面図(図
7における右側面)である。
7における右側面)である。
1 ヘッダ側の電気コネクタ 2 リセプタクル側の電気コネクタ 3 カム機構 4 カム機構部 5 ガイドピン 6 カム溝 11 ヘッダ側の電気コネクタのハウジング 12 ヘッダ側の端子 13 嵌合空間 21 リセプタクル側の電気コネクタのハウジング 22 リセプタクル側の端子 23 嵌合部 24 複数の電線 26 保護カバー
Claims (2)
- 【請求項1】 互いに嵌合するヘッダ側の電気コネクタ
とリセプタクル側の電気コネクタを備え、互いの嵌合を
低挿入力で行うことのできるカム機構を有する電気コネ
クタに於て、 上記カム機構3は、ヘッダ側の電気コネクタ1とリセプ
タクル側の電気コネクタ2の挿入方向Fの力を上記挿入
方向Fに対して直交する方向Mの変位を変換して得るも
のであって、ガイドピン5とガイドピン5が係合するカ
ム溝6によって構成されると共に、上記挿入方向Fに対
して直交する方向Mに変位するカム機構部4を有して成
り、しかも、上記ガイドピン5あるいはカム溝6のいず
れか一方をヘッダ側の電気コネクタ1のハウジング11
に形成されたリセプタクル側の電気コネクタ2が嵌合す
る嵌合空間13内に形成すると共に、その他方を上記カ
ム機構部4に形成し、さらに、上記カム溝6あるいはガ
イドピン5を有するカム機構部4がリセプタクル側の電
気コネクタ2のハウジング21に摺動可能に取り付けら
れる保護カバー26に対して一体的に形成されているこ
とを特徴とするカム機構を有する電気コネクタ。 - 【請求項2】 上記カム機構3を構成するカム溝6は、
ヘッダ側の電気コネクタ1のハウジング11の嵌合空間
13にリセプタクル側の電気コネクタ2のハウジングを
21挿入した際のヘッダ側の端子12とリセプタクル側
の端子22の嵌合が開始される前と、ヘッダ側の端子1
2とリセプタクル側の端子22の嵌合が開始された後と
でそのカム比を異ならせ、ヘッダ側の端子12とリセプ
タクル側の端子22の嵌合が行われる前後での挿入力の
変化に関係なく一定した操作力でヘッダ側の電気コネク
タ1とリセプタクル側の電気コネクタ2を嵌合させるこ
とができる様に構成されていることを特徴とする請求項
1記載のカム機構を有する電気コネクタ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7051951A JP2799490B2 (ja) | 1995-02-16 | 1995-02-16 | カム機構を有する電気コネクタ |
KR1019960003716A KR100216001B1 (ko) | 1995-02-16 | 1996-02-15 | 캠 기구가 장착된 전기 커넥터 |
EP96102264A EP0731535A3 (en) | 1995-02-16 | 1996-02-15 | Electric connector equipped with a cam mechanism |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7051951A JP2799490B2 (ja) | 1995-02-16 | 1995-02-16 | カム機構を有する電気コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08222331A true JPH08222331A (ja) | 1996-08-30 |
JP2799490B2 JP2799490B2 (ja) | 1998-09-17 |
Family
ID=12901193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7051951A Expired - Lifetime JP2799490B2 (ja) | 1995-02-16 | 1995-02-16 | カム機構を有する電気コネクタ |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0731535A3 (ja) |
JP (1) | JP2799490B2 (ja) |
KR (1) | KR100216001B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6183276B1 (en) | 1998-03-25 | 2001-02-06 | Yazaki Corporation | Connector structure and assembling method for connectors |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1140258A (ja) * | 1997-07-18 | 1999-02-12 | Molex Inc | 電気コネクタの嵌合装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0660933A (ja) * | 1992-08-06 | 1994-03-04 | Yazaki Corp | 低挿抜力多極コネクタ |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4586771A (en) * | 1985-03-04 | 1986-05-06 | Amp Incorporated | Connector assembly having camming system for mating and unmating |
DE3812097A1 (de) * | 1988-04-12 | 1989-10-26 | Kostal Leopold Gmbh & Co Kg | Elektrische steckverbinderkupplung |
JP2595101Y2 (ja) * | 1992-06-10 | 1999-05-24 | 日本エー・エム・ピー株式会社 | 低挿入力型電気コネクタ |
FR2705170B1 (fr) * | 1993-05-10 | 1995-08-04 | Framatome Connectors France | Connecteur électrique à étrier d'insertion et d'extraction. |
FR2717319B1 (fr) * | 1994-03-11 | 1996-05-31 | Cinch Connecteurs Sa | Boîtier de connecteur électrique. |
-
1995
- 1995-02-16 JP JP7051951A patent/JP2799490B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1996
- 1996-02-15 EP EP96102264A patent/EP0731535A3/en not_active Withdrawn
- 1996-02-15 KR KR1019960003716A patent/KR100216001B1/ko not_active IP Right Cessation
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0660933A (ja) * | 1992-08-06 | 1994-03-04 | Yazaki Corp | 低挿抜力多極コネクタ |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6183276B1 (en) | 1998-03-25 | 2001-02-06 | Yazaki Corporation | Connector structure and assembling method for connectors |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR100216001B1 (ko) | 1999-08-16 |
EP0731535A2 (en) | 1996-09-11 |
EP0731535A3 (en) | 1999-05-06 |
KR960032807A (ko) | 1996-09-17 |
JP2799490B2 (ja) | 1998-09-17 |
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