JPH08222307A

JPH08222307A - 保護された接触子を有する電気接続のためのソケット装置

Info

Publication number: JPH08222307A
Application number: JP7303935A
Authority: JP
Inventors: Gilles Marechal; マレシャルジル
Original assignee: SOC EXPLOIT PROCEDES MARECHAL <SEPM>; Societe dExploitation des Procedes Marechal SEPM SA
Current assignee: SOC EXPLOIT PROCEDES MARECHAL <SEPM>; Societe dExploitation des Procedes Marechal SEPM SA
Priority date: 1994-12-02
Filing date: 1995-10-27
Publication date: 1996-08-30
Also published as: AU702571B2; DE69504282D1; AU3916095A; ES2120150T3; US5697798A; FR2727799B1; CA2161931A1; EP0715372B1; DE69504282T2; EP0715372A1; FR2727799A1

Abstract

(57)【要約】【課題】保護された接触子を有する電気接続のための
ソケット装置【解決手段】本発明は、ケーブルカップラーまたは装
置カップアラーのコネクターあるいはプラグ−ソケット
のソケットを構成する、プラグなどとの電気接続のため
のソケット装置であって、サポート（１）に円周状に配
置されたハウジング（４ａ〜４ｅ）内に設けられた接触
子を有し、ハウジングのうちの１つ（４ｅ）は中央ハウ
ジングであり、絶縁材料からなる少なくとも１つの安全
ディスク（５）がプラグの回転により回転するように構
成されている。本発明のソケット装置では、中央ハウジ
ング（４ｅ）の閉塞部材（９）が、接触子サポート
（１）に移動自在に取り付けられ、閉塞部材（９）と安
全ディスク（５）との間には組み合わせ駆動手段が設け
られ、安全ディスクの初期位置では中央接触子のハウジ
ング（４ｅ）が閉塞部材によって閉塞され、組み合わせ
駆動手段との協働作用によって安全ディスクの回転中に
中央ハウジングを開放することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブルカップラ
ーまたは装置カップラーのコネクターあるいはプラグ−
ソケットのソケット（ソケットアウトレットまたはレセ
プタクル）を構成する、プラグなどとの電気接続のため
のソケット装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】サポートに形成され且つ周方向に配列さ
れた複数のハウジング内に複数の接触子を備えたソケッ
ト装置が知られている。このソケット装置では、その複
数のハウジングのうちの１つは中央ハウジングであり、
接触子サポートに対して接触子の円周と同軸に旋回自在
に取り付けられた絶縁材料からなる少なくとも１つの安
全ディスクには、プラグの接触子が横断するための開口
部が形成されている。そして、プラグの回転につれて、
円周状接触子のハウジングの少なくとも大部分が閉塞さ
れた初期位置から、回転の最後には上記接触子ハウジン
グの少なくとも幾つかを開放する接続位置へ移動するよ
うに構成されている。

【０００３】上述のソケット装置は、たとえばフランス
国特許第２，６８０，６０７号および第２，６８０，６
０８号に開示されたソケット装置と類似している。第
２，６８０，６０８号に開示のソケット装置には、様々
な電流供給に割り当てられた接触子の位置決め可能性を
高めるための補助ディスクが付設されている。

【０００４】上述のソケット装置は、特にソケット（ソ
ケットアウトレットまたはレセプタクル）に関する。し
かしながら、上述のソケット装置は、装置カップラーの
コネクター（プラグの接触子構造と類似した接触子構造
を有する装置入口に接続される）あるいはケーブルカッ
プラーのコネクター（プラグに接続される）のような他
の電気接続装置にも関する。このように、本発明のソケ
ット装置は、ソケットの一般的な広い表現である。した
がって、本発明は、ピン形態を有する接触子を備えたプ
ラグなどに接続されるように構成された多接触子ソケッ
ト装置に関する。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】これらすべての公知装
置では、中央にアース接触子が配置されている。しかし
ながら、このアース接触子は、他の接触子がディスクに
よって保護されているのに対し、保護されていない。ア
ース接触子には電圧がかからないので、アース接触子の
保護は本質的でないように思われる。さらに、アース接
触子の位置が中央であるために、他の接触子に対するよ
うなディスクの回転による解除可能な閉塞手段を想到す
ることが困難であるように思われる。

【０００６】これらの装置にはカバー部材が付設されて
いるのが通常であるが、場合によっては中央ハウジング
をそのまま放置することは不都合である。なぜなら、特
に建造または改造における設備工事の際に中央ハウジン
グが汚れたり部分的に詰まったりして、装置は完全に機
能してもアース接触子が機能を発揮しなくなるからであ
る。

【０００７】

【課題を解決するための手段】したがって、本発明で
は、上述のタイプのソケット装置ではあるが、中央ハウ
ジングの閉塞部材が接触子サポートに移動自在に取り付
けられ、閉塞部材と安全ディスクとの間には組み合わせ
駆動手段が設けられ、安全ディスクの初期位置では中央
接触子のハウジングが閉塞部材によって閉塞され、組み
合わせ駆動手段との協働作用によって安全ディスクの回
転中に中央ハウジングを開放することを特徴とするソケ
ット装置を提案している。

【０００８】本発明の好ましい実施態様によれば、閉塞
部材は、サポートにおいて径方向運動自在に取り付けら
れ、組み合わせ駆動手段は、安全ディスクの下部に設け
られた駆動ラグと閉塞部材に設けられた斜め溝とからな
る形態を有し、ディスクの回転により閉塞部材に径方向
並進運動を起こさせ、中央ハウジングの閉塞位置から中
央ハウジングの開放位置へあるいは開放位置から閉塞位
置へ閉塞部材を通過させる。

【０００９】この場合、さらに好ましい態様によれば、
斜め溝の少なくとも一端には、閉塞部材の並進運動に影
響を及ぼすことなく安全ディスクの回転に対して少しの
遊びを提供するために、回転運動方向に沿った小さな延
長部が形成されている。また、閉塞部材は、中央接触子
ハウジングの上方または上部に開口した接触子サポート
の径方向溝内に移動可能に取り付けられていることが好
ましい。

【００１０】本発明のもう１つの実施態様によれば、閉
塞部材は、接触子サポートの外周近傍においてその一端
を中心として回転自在に取り付けられた棒状部材の形態
を有し、その他端には安全ディスクの下部に設けられた
ラグと協働するように構成された溝が形成され、ラグと
溝とは閉塞部材の操作手段を構成し、安全ディスクの回
転により、棒状部材の形態を有する閉塞部材を回転さ
せ、棒状部材の中間部分による中央ハウジングの閉塞位
置から開放位置へあるいは開放位置から閉塞位置へ閉塞
部材を移動させる。

【００１１】この場合、棒状部材の形態を有する閉塞部
材の中間部分は、突起部を有することが好ましい。本発
明は、添付図面を参照した以下の説明によってより明ら
かになるであろう。

【００１２】

【発明の実施の形態】図示のソケット（ソケットアウト
レットまたはレセプタクル）は、押出し係止リング３に
作用するように構成された押出しばねのためのハウジン
グ２が設けられた絶縁サポート１を周知の態様で備えて
いる。そして、穴の形態をした複数の（実施例では４
つ）ハウジング４ａ乃至４ｄがほぼ円周状に配列され、
その中心にはもう１つのハウジング４ｅが形成されてい
る。

【００１３】周辺ハウジングに設けられた接触子はたと
えば位相無極接触子であり、中央ハウジングはアース接
触子を受け入れるように構成されている。図示のソケッ
トは、安全ディスク５および補助コーディングディスク
６を備えている。そして、安全ディスク５と補助ディス
ク６との間には、コーディング爪７が設けられている。

【００１４】ディスク５および６は、たとえばフェルー
ル（口輪）８によってサポート１に取り付けられてい
る。さらに、サポート１と安全ディスク５との間には、
閉塞部材９が設けられている。

【００１５】ディスク５および６には、サポート１のハ
ウジング４ａ乃至４ｄの位置に対応して、それぞれ開口
部１０ａ乃至１０ｄおよび１１ａ乃至１１ｄが設けられ
ている。その結果、ディスクを回転させることにより、
ハウジング４ａ乃至４ｄと開口部１０ａ乃至１０ｄおよ
び１１ａ乃至１１ｄとを位置合わせすることができる。

【００１６】一方、図２に示すように、ディスク５およ
び６は、所定の停止状態において、ハウジング４ａ乃至
４ｄをひいてはハウジングが有する接触子を遮蔽および
保護する。補助コーディングディスク６は必須ではない
が、爪７による安全ディスク５に対する様々な相対位置
に応じた係止機構によって、前述のフランス国特許第
２，６８０，６０８号に提案されているのと同じタイプ
のソケット装置の使用を可能にする実施態様に対応して
いる。

【００１７】さらに、ディスク５および６が、プラグの
アース接触子の通路のための中央開口部１０ｅおよび１
１ｅをそれぞれ有することに注目すべきである。図１に
明瞭に示すように、閉塞部材９は、サポート１の対応す
る溝１２内において径方向に沿って滑動自在に取り付け
られている。溝１２は、ハウジング４ｅの上方に開口し
ている。

【００１８】さらに良好な案内および支持のために、閉
塞部材９は、サポート１の対応する溝１４内で滑動自在
な突起部１３を有する。また、閉塞部材９には、丸みの
ある突起部１５および斜め溝１６が形成されている。閉
塞部材９は、溝１２内を滑動し、ハウジングを完全に開
口する位置からハウジングを閉塞する位置へ移動する。

【００１９】このため、図１および図２には不図示であ
るが図３乃至図５に示すように、ディスク５は、閉塞部
材の溝１６に入るようになったラグ１７を有する。こう
して、ディスク５および６が回転するにつれて、ディス
ク５のラグ１７と閉塞部材の斜め溝１６との組み合わせ
効果が、ディスクの回転運動を閉塞部材の並進運動に変
換するカムの効果に対応する。

【００２０】本発明の図示の態様によれば、閉塞部材９
を並進運動させることなく安全ディスク５の回転に対し
て小さい遊び（遊隙）を提供し且つディスクの小さな運
動に対する閉塞部材の時機を得ない運動を回避するため
に、閉塞部材９の溝１６の一端には回転運動方向に沿っ
た延長部１８が設けられている。なお、閉塞部材９の溝
１６の他端にも、対称的に延長部を設けてもよい。

【００２１】図３および図４に示す図３の部分拡大図
は、閉塞部材９がサポート１のハウジング４ｅの入口を
閉塞する停止位置を明瞭に示している。これとは反対
に、図５に示す位置では、閉塞部材９はハウジング４ｅ
を開口状態にしている。

【００２２】したがって、停止位置ではすべてのハウジ
ング４ａ乃至４ｅがディスク５、６および閉塞部材９に
よって遮蔽または閉塞されているが、差し込んでプラグ
を回転させた後アースハウジングを含むすべての接触子
ハウジングが開放され、プラグを少し押し込むだけでプ
ラグの接触子とソケットとの接続が可能となる。もちろ
ん、反対方向の回転による接続解除により、閉塞部材９
の戻り運動によって接触子ハウジングを再び閉塞するこ
とができる。

【００２３】図６および図７は本発明のもう１つの実施
例を示している。そして、上述した要素と同じ種類の要
素には、同じ参照符号に加えてプライムを付している。
図において、サポート１’が概略的に平面状に示され、
それとは別に、接触子が遮蔽された停止位置（図６）お
よび反対の係止解除位置（図７）にあるディスク５’お
よび６’が平面状に示されている。

【００２４】本発明のこの態様によれば、閉塞部材９’
はその一端１９を中心として回転自在な回転棒状部材で
ある。閉塞部材９’の他端には、棒状部材の軸線方向に
沿った細長い溝１６’が形成されている。溝１６’は、
ディスク５’のラグ１７’と協働するように構成されて
いる。ラグ１７’の位置は、閉塞部材の溝１６’内に概
略的に示されている。しかしながら、細長い溝１６’
は、回転端１９に形成されていてもよい。

【００２５】図６に示すように、閉塞部材９’の中央部
分には、サポート１’の中央ハウジング４ｅを閉塞する
ように構成された丸みのある突起部１５’が形成されて
いる。ここで、ディスク５’および６’の開口部１０ａ
乃至１０ｅおよび１１ａ乃至１１ｅは、サポート１’の
ハウジング４ａ乃至４ｄとの整合位置にはない。

【００２６】ディスク５’および６’の回転により、デ
ィスク５’のラグ１７’と閉塞部材９’の溝１６’との
協働作用を介して、図６の位置から図７の位置への移動
（および図７の位置から図６の位置への移動）が起こ
る。そして、図７では、開口部１０ａ乃至１０ｄおよび
１１ａ乃至１１ｄは、サポート１’のハウジング４ａ乃
至４ｅに重なる。

【００２７】上述したように、サポート１または１’
は、ソケット（ソケットアウトレットまたはレセプタク
ル）のサポートであってもよいし、装置入口またはケー
ブルカップラーのプラグに対する接続のために設けられ
たコネクターのためのサポートであってもよい。前述し
たように、ソケット装置の一般的表現は、装置カップラ
ーの装置入口を構成するプラグをも含んでいる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のソケット装置の分解斜視図である。

【図２】組み立てられた図１の装置の上面図である。

【図３】接触子ハウジングが安全ディスクおよび閉塞部
材によって閉塞された状態における図２の線III ─ III
に沿った断面図である。

【図４】図３において円で囲んだ部分の拡大詳細図であ
る。

【図５】図４に対応する図であって、閉塞部材が開放位
置にある状態を示す図である。

【図６】本発明のもう１つの実施例における閉塞位置で
の様々な中央要素を示す図である。

【図７】本発明のもう１つの実施例における開放位置で
の様々な中央要素を示す図である。

【符号の説明】

１；１’ サポート３リング４ａ〜４ｅ接触子ハウジング４ｅ中央ハウジング５；５’ 安全ディスク９；９’ 閉塞部材１０ａ〜１０ｅ開口部１１ａ〜１１ｅ開口部１４径方向溝１６斜め溝１７駆動ラグ１５’ 突起部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ケーブルカップラーまたは装置カップラ
ーのコネクターあるいはプラグ−ソケットのソケットを
構成する、プラグなどとの電気接続のためのソケット装
置であって、サポート（１；１’）に円周状に配置されたハウジング
（４ａ〜４ｅ）内に設けられた接触子を有し、上記ハウ
ジングのうちの１つ（４ｅ）は中央ハウジングであり、上記接触子サポート（１；１’）に対して接触子の円周
と同軸に旋回自在に取り付けられた絶縁材料からなる少
なくとも１つの安全ディスク（５；５’）には、上記プ
ラグの接触子が横断するための開口部（１０ａ〜１０
ｅ）が形成され、上記プラグの回転につれて、円周状接触子のハウジング
の少なくとも大部分が閉塞された初期位置から、回転の
最後には上記接触子ハウジングの少なくとも幾つかを開
放する接続位置へ移動するように構成されたソケット装
置において、上記中央ハウジング（４ｅ）の閉塞部材（９；９’）
が、上記接触子サポート（１；１’）に移動自在に取り
付けられ、上記閉塞部材（９；９’）と上記安全ディスク（５；
５’）との間には組み合わせ駆動手段が設けられ、上記安全ディスクの初期位置では中央接触子のハウジン
グ（４ｅ）が上記閉塞部材によって閉塞され、上記組み
合わせ駆動手段との協働作用によって上記安全ディスク
の回転中に上記中央ハウジングを開放することを特徴と
するソケット装置。
【請求項２】上記閉塞部材（９）は、上記サポート
（１）において径方向運動自在に取り付けられ、上記組
み合わせ駆動手段は、上記安全ディスク（５）の下部に
設けられた駆動ラグ（１７）と上記閉塞部材（９）に設
けられた斜め溝（１６）とからなる形態を有し、上記デ
ィスクの回転により上記閉塞部材に径方向並進運動を起
こさせ、上記中央ハウジング（４ｅ）の閉塞位置から上
記中央ハウジング（４ｅ）の開放位置へあるいは開放位
置から閉塞位置へ上記閉塞部材を通過させることを特徴
とする請求項１に記載のソケット装置。
【請求項３】上記斜め溝（１６）の少なくとも一端に
は、上記閉塞部材（９）の並進運動に影響を及ぼすこと
なく上記安全ディスク（５）の回転に対して少しの遊び
を提供するために、回転運動方向に沿った小さな延長部
（１８）が形成されていることを特徴とする請求項２に
記載のソケット装置。
【請求項４】上記閉塞部材（９）は、上記中央接触子
ハウジング（４ｅ）の上方または上部に開口した上記接
触子サポート（１）の径方向溝（１４）内に移動可能に
取り付けられていることを特徴とする請求項２または３
に記載のソケット装置。
【請求項５】上記閉塞部材（９’）は、上記接触子サ
ポート（１’）の外周近傍においてその一端（１９）を
中心として回転自在に取り付けられた棒状部材の形態を
有し、その他端には上記安全ディスク（５’）の下部に
設けられたラグ（１７’）と協働するように構成された
溝（１６’）が形成され、上記ラグ（１７’）と上記溝
（１６’）とは上記閉塞部材（９’）の操作手段を構成
し、上記安全ディスクの回転により、棒状部材の形態を
有する上記閉塞部材を回転させ、上記棒状部材の中間部
分による上記中央ハウジング（４ｅ）の閉塞位置から開
放位置へあるいは開放位置から閉塞位置へ上記閉塞部材
を移動させることを特徴とする請求項１に記載のソケッ
ト装置。
【請求項６】棒状部材の形態を有する上記閉塞部材の
中間部分は、突起部（１５’）を有することを特徴とす
る請求項５に記載のソケット装置。