JP2508977B2 - 丸形コネクタ - Google Patents

丸形コネクタ

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JP2508977B2
JP2508977B2 JP5201003A JP20100393A JP2508977B2 JP 2508977 B2 JP2508977 B2 JP 2508977B2 JP 5201003 A JP5201003 A JP 5201003A JP 20100393 A JP20100393 A JP 20100393A JP 2508977 B2 JP2508977 B2 JP 2508977B2
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shield plate
connector
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emi shield
jack
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基充 清水
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は丸形コネクタに関し、特
に丸形コネクタの分離時におけるEMI遮蔽に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コネクタ分離時におけるEMI遮
蔽においては、図6(a),(b)に示すように、装置
筐体20に取付けられた雄側コネクタ21に嵌挿されて
いる雌側コネクタ30を引き抜いたときに、雄側コネク
タ21の固定部23のカバー24a,24bをトーショ
ンバネ25a,25bで元の位置に戻すことで開口部を
遮蔽している。
【0003】雌側コネクタ30が雄側コネクタ21に嵌
挿されているとき、雌側コネクタ30はバネ31a,3
1bによって雄側コネクタ21内に固定されるととも
に、電気的に接地状態となっている。
【0004】また、雌側コネクタ30のジャック32に
は雄側コネクタ21のプラグ22が差し込まれている。
上記のコネクタ分離時のEMI遮蔽技術については、実
開平1−127182号公報に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のコネク
タ分離時におけるEMI遮蔽では、雌側コネクタを引き
抜いたときに雄側コネクタのカバーをトーションバネで
元の位置に戻して開口部を遮蔽しているので、コネクタ
が角形コネクタであれば、この方式を無理なく適用する
ことができる。
【0006】しかしながら、コネクタが丸形コネクタの
場合、雌側コネクタ内の形状をカバーの収納が可能なよ
うに加工する必要があるなど、この方式を適用するのは
難しいという問題がある。
【0007】そこで、本発明の目的は上記問題点を解消
し、分離時のEMI遮蔽を容易に行うことができる丸形
コネクタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による丸形コネク
タは、ジャックを有する雌コネクタと前記ジャックに嵌
着されるピンを有する雄コネクタとからなる丸形コネク
タであって、前記雌コネクタの中心軸と同軸上にかつそ
の前面に回動自在に配設され、前記ジャックからの電磁
波放射を遮蔽する遮蔽板と、前記遮蔽板に設けられかつ
前記ピンが挿通可能な貫通穴と、前記遮蔽板外周に前記
中心軸と平行な方向に移動自在に支持されかつ前記遮蔽
板を回動させるための突起部材と、前記雄コネクタに配
設されかつ前記遮蔽板及び前記突起部材に嵌合する嵌合
部と、前記雌コネクタに設けられ、前記遮蔽板及び前記
突起部材に前記嵌合部が嵌合されかつ前記貫通穴に前記
ピンが挿通された状態で前記雄コネクタが回動された時
に所定位置で押出された前記突起部材を格納する格納溝
と、前記格納溝に設けられかつ前記格納溝に格納された
前記突起部材を当該突起部材の押出方向とは逆方向に付
勢する付勢部材とを備えている。
【0009】
【実施例】次に、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例の断面図である。
図において、本発明の一実施例による丸形コネクタは、
ジャック5a,5bを有する雌形コネクタ4と、ジャッ
ク5a,5bに嵌挿されるピン10a,10b(ピン1
0aは図示せず)を有する雄形コネクタ9とから構成さ
れている。
【0011】雌形コネクタ4にはその前面に、雌形コネ
クタ4の中心軸と同軸上に、回動自在にEMIシールド
板1が取付けられており、このEMIシールド板1によ
ってジャック5a,5bからの電磁波放射が遮蔽されて
いる。
【0012】また、雌形コネクタ4にはEMIシールド
板1外周に取付けられた突起部材2の雌形コネクタ4側
への移動を抑止するストッパ6と、この突起部材2を格
納する突起格納溝7とが設けられている。尚、突起格納
溝7内には突起部材2を雄形コネクタ9側に付勢するス
プリング8が取付けられている。
【0013】一方、雄形コネクタ9には雌形コネクタ4
及びEMIシールド板1に嵌合する嵌合部11が設けら
れており、嵌合部11内には突起部材2に嵌合する嵌合
溝12とストッパ6に嵌合する嵌合溝13(図示せず)
とが設けられている。尚、雄形コネクタ9のピン10
a,10bはEMIシールド板1に設けられた貫通穴3
a,3b(貫通穴3aは図示せず)を通ってジャック5
a,5bに嵌挿される。
【0014】図2は図1の雌形コネクタ4及びEMIシ
ールド板1の位置関係を示す図である。図2(a)はコ
ネクタ分離時の雌形コネクタ4及びEMIシールド板1
の位置関係を示しており、図2(b)はコネクタ接続時
の雌形コネクタ4及びEMIシールド板1の位置関係を
示している。
【0015】コネクタ分離時には雌形コネクタ4のスト
ッパ6とEMIシールド板1の突起部材2とが同じ位置
となるようになっている。このとき、雌形コネクタ4の
ジャック5a,5bとEMIシールド板1の貫通穴3
a,3bとは互いに90°傾いた位置にある。よって、
ジャック5a,5bはEMIシールド板1によって遮蔽
されているので、ジャック5a,5bからの電磁波放射
が遮蔽される。
【0016】一方、コネクタ接続時には雌形コネクタ4
のストッパ6とEMIシールド板1の突起部材2とは互
いに90°傾いた位置にあり、突起部材2は突起格納溝
7に格納可能な位置となる。
【0017】このとき、雌形コネクタ4のジャック5
a,5bとEMIシールド板1の貫通穴3a,3bとは
互いに重なる位置となっているので、雄形コネクタ9の
ピン10a,10bは貫通穴3a,3bを通ってジャッ
ク5a,5bに嵌挿可能となっている。
【0018】図3は図1の雄形コネクタ9の正面図であ
る。図において、雄形コネクタ9には雌形コネクタ4及
びEMIシールド板1に嵌合する嵌合部11が設けられ
ており、嵌合部11内には突起部材2に嵌合する嵌合溝
12とストッパ6に嵌合する嵌合溝13とが設けられて
いる。
【0019】この場合、嵌合溝12はピン10a,10
bに対して90°回動した位置に設けられ、嵌合溝13
はピン10a,10bを結ぶ線上に設けられている。こ
れはEMIシールド板1を回動させたときに、突起部材
2を突起格納溝7に格納可能とするためである。
【0020】図4は図1のEMIシールド板1の断面図
である。図において、EMIシールド板1には突起部材
2の嵌合部2aを嵌合するための嵌合溝と雄形コネクタ
9のピン10a,10bを挿通するための貫通穴3a,
3bとが設けられている。
【0021】また、EMIシールド板1は中心軸1aに
よって回動自在に軸支されている。突起部材2はEMI
シールド板1の嵌合溝に嵌合部2aを嵌合することで、
中心軸1aに対して平行な方向に移動自在に支持され
る。
【0022】図5は本発明の一実施例による丸形コネク
タの接続状態を示す図である。これら図1〜図5を用い
て本発明の一実施例による丸形コネクタの接続及び分離
動作について説明する。尚、本発明の一実施例では図示
していないが、EMIシールド板1には突起部材2を用
いて回動したときにその回動方向とは逆方向に付勢する
バネが取付けられているものとする。
【0023】まず、コネクタ接続時には雄形コネクタ9
のピン10a,10bを貫通穴3a,3bに挿通し、嵌
合溝12を突起部材2に嵌合させる。このとき、雄形コ
ネクタ9を雌形コネクタ4に押付けても、ストッパ6に
よって突起部材2がその押付け方向に移動しないように
なっている。
【0024】雄形コネクタ9の嵌合溝12が突起部材2
に嵌合した状態で、雄形コネクタ9を予め設定された位
置まで時計回り方向に回動させると、EMIシールド板
1も突起部材2によって時計回り方向に回動する。
【0025】このとき、EMIシールド板1は突起部材
2によって回動されるので、貫通穴3a,3bに挿通さ
れたピン10a,10bに力が加わることはない。ま
た、図示していないが、上記予め設定された位置にはマ
ーク等が付されているものとする。
【0026】これによって、突起部材2は突起格納溝7
に対して格納可能な位置となり、嵌合溝13はストッパ
6と嵌合可能な位置となる。この状態で雄形コネクタ9
を雌形コネクタ4側に押し込むと、突起部材2が突起格
納溝7に格納されるとともに、嵌合溝13とストッパ6
とが嵌合する。
【0027】同時に、貫通穴3a,3bに挿通されたピ
ン10a,10bは雌形コネクタ4のジャック5a,5
bに嵌挿される。この時点で、EMIシールド板1はバ
ネによって時計回りとは反対の方向に回動しようとする
が、嵌合溝13がストッパ6と嵌合しているので、EM
Iシールド板1が時計回りとは反対の方向に回動するこ
とはない。
【0028】一方、コネクタ分離時には雄形コネクタ9
を雌形コネクタ4から引き出すと、ピン10a,10b
がジャック5a,5bから引き出されるとともに、嵌合
溝13とストッパ6との嵌合が解除される。
【0029】このとき、突起部材2は突起格納溝7内の
スプリング8によって雄形コネクタ9側に押し出され
る。突起部材2が突起格納溝7から完全に押し出される
と、EMIシールド板1はバネによって時計回りとは反
対の方向に回動される。
【0030】これによって、ジャック5a,5bに対し
て重なる位置となっていた貫通穴3a,3bがジャック
5a,5bに対して90°傾いた位置となる。よって、
ジャック5a,5bはEMIシールド板1によって遮蔽
されるので、ジャック5a,5bからの電磁波放射は自
動的に遮蔽される。
【0031】この場合、突起部材2をストッパ6の位置
で停止させるにはバネの付勢力を予め調整しておけばよ
い。また、突起部材2でEMIシールド板1が時計回り
とは反対の方向に回動するのを抑止するようにすれば、
ストッパ6は不要となる。さらに、EMIシールド板1
にバネを取付けない場合にはEMIシールド板1を手動
で時計回りとは反対の方向に回動させればよい。
【0032】このように、雌コネクタ4のジャック5
a,5bからの電磁波放射を遮蔽するEMIシールド板
1を雌コネクタ4の前面に回動自在に配設し、コネクタ
接続時にEMIシールド板1を回動させてその貫通穴3
a,3bを通して雄コネクタ9のピン10a,10bを
雌コネクタ4のジャック5a,5bに嵌着可能にすると
ともに、コネクタ分離時にEMIシールド板1を回動さ
せて雌コネクタ4のジャック5a,5bをEMIシール
ド板1で遮蔽することによって、コネクタ分離時のEM
I遮蔽を容易に行うことができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、雌
コネクタのジャックからの電磁波放射を遮蔽する遮蔽板
を雌コネクタの前面に回動自在に配設し、コネクタ接続
時には遮蔽板を回動させてその貫通穴を通して雄コネク
タのピンを雌コネクタのジャックに嵌着可能にするとと
もに、コネクタ分離時には遮蔽板を回動させて雌コネク
タのジャックを遮蔽板で遮蔽することによって、コネク
タ分離時のEMI遮蔽を容易に行うことができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】(a)はコネクタ分離時の雌形コネクタ及びE
MIシールド板の位置関係を示す図、(b)はコネクタ
接続時の雌形コネクタ及びEMIシールド板の位置関係
を示す図である。
【図3】図1の雄形コネクタの正面図である。
【図4】図1のEMIシールド板の断面図である。
【図5】本発明の一実施例による丸形コネクタの接続状
態を示す図である。
【図6】(a)は従来のコネクタ接続状態を示す図、
(b)は従来のコネクタ分離状態を示す図である。
【符号の説明】
1 EMIシールド板 2 突起部材 3a,3b 貫通穴 4 雌形コネクタ 5a,5b ジャック 6 ストッパ 7 突起格納溝 8 スプリング 9 雄形コネクタ 10a,10b ピン 11 嵌合部 12,13 嵌合溝

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジャックを有する雌コネクタと前記ジャ
    ックに嵌着されるピンを有する雄コネクタとからなる丸
    形コネクタであって、前記雌コネクタの中心軸と同軸上
    にかつその前面に回動自在に配設され、前記ジャックか
    らの電磁波放射を遮蔽する遮蔽板と、前記遮蔽板に設け
    られかつ前記ピンが挿通可能な貫通穴と、前記遮蔽板外
    周に前記中心軸と平行な方向に移動自在に支持されかつ
    前記遮蔽板を回動させるための突起部材と、前記雄コネ
    クタに配設されかつ前記遮蔽板及び前記突起部材に嵌合
    する嵌合部と、前記雌コネクタに設けられ、前記遮蔽板
    及び前記突起部材に前記嵌合部が嵌合されかつ前記貫通
    穴に前記ピンが挿通された状態で前記雄コネクタが回動
    された時に所定位置で押出された前記突起部材を格納す
    る格納溝と、前記格納溝に設けられかつ前記格納溝に格
    納された前記突起部材を当該突起部材の押出方向とは逆
    方向に付勢する付勢部材とを有することを特徴とする丸
    形コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記遮蔽板をその回動方向とは逆方向に
    付勢する遮蔽板付勢部材を有することを特徴とする請求
    項1記載の丸形コネクタ。
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KR20030092395A (ko) * 2002-05-29 2003-12-06 현대자동차주식회사 전기 차량의 전력용 커넥터
KR100568073B1 (ko) * 2004-08-17 2006-04-05 현대모비스 주식회사 차량용 다기능 컨넥터
US10756471B1 (en) * 2019-06-04 2020-08-25 Te Connectivity Corporation Shield grounding electrical connectors

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JPH0737645A (ja) 1995-02-07

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