JPH08222202A - 端子付電池および接続端子 - Google Patents

端子付電池および接続端子

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JPH08222202A
JPH08222202A JP7024129A JP2412995A JPH08222202A JP H08222202 A JPH08222202 A JP H08222202A JP 7024129 A JP7024129 A JP 7024129A JP 2412995 A JP2412995 A JP 2412995A JP H08222202 A JPH08222202 A JP H08222202A
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JP
Japan
Prior art keywords
terminal
resin
connection terminal
battery
ultraviolet curable
Prior art date
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Pending
Application number
JP7024129A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Oo
文夫 大尾
Yasushi Kigoshi
康司 木越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP7024129A priority Critical patent/JPH08222202A/ja
Publication of JPH08222202A publication Critical patent/JPH08222202A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、紫外線硬化型の樹脂を用いて絶縁
層を形成した接続端子および端子付電池に関するもので
あり、接続端子とこの接続端子の他極の端子部もしくは
接続端子との短絡の無い、信頼性、安全性の高い接続端
子および端子付電池を提供するものである。 【構成】 電池1は、紫外線硬化型樹脂からなる絶縁層
2によって部分的に覆われている接続端子3が取り付け
られている。紫外線硬化型樹脂は、プレポリマーとして
ウレタンアクリレート樹脂が20〜40重量部、モノマ
ーとしてアクリル樹脂が50〜80重量部含まれてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紫外線硬化型樹脂を用
いて絶縁層を形成した接続端子とそれを用いた端子付電
池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の進歩により各種メモリ
ー装置のバックアップ用電源として一次、二次のリチウ
ム電池、アルカリ電池が多用されつつある。この種の電
池をバックアップ電源として使用する場合、電子機器の
プリント基板に直接装填して使用するため、電池の端子
部に接続端子をレーザー溶接、抵抗溶接等で溶接固定し
たものが多く用いられている。
【0003】上記のような端子付電池には、コイン型、
ボタン型等の小形電池が多く用いられているが、コイン
型電池のような扁平した電池では、電池容器の正極・負
極の端子部が近接しているため、この端子部に接続した
接続端子が、他方極の端子部あるいは接続端子に接触し
て短絡することがあった。そこで、このような短絡を防
止するために、接続端子の少なくとも他極の端子部また
は接続端子と近接する部分に、紫外線硬化型樹脂を用い
て短絡防止用の絶縁層を設けていた。
【0004】また、上記した形状の電池に限らずコンデ
ンサー、キャパシター等の各種電子部品においても、端
子部が近接しているため、この端子部に接続した接続端
子が、他方極の端子部あるいは接続端子に接触して短絡
することがあった。そこで、このような短絡を防止する
ために、接続端子の少なくとも他極の端子部または接続
端子と近接する部分に、紫外線硬化型樹脂を用いて短絡
防止用の絶縁層を設けていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような紫外線硬化
型樹脂は、主成分として分子中に二重結合などの反応基
を有した光重合性プレポリマー、希釈剤としての光重合
性モノマー、ならびに光反応開始剤からなる無溶剤型接
着組成物であり、紫外線を照射することにより瞬時に接
着硬化するため作業性がよく、多用されている。
【0006】紫外線硬化型樹脂の接着硬化反応は、上述
したように紫外線が照射されることによって光重合性プ
レポリマーと光重合性モノマーの重合反応が起こり接着
硬化される。この光重合反応は樹脂の表面層から開始さ
れるため、樹脂の表面層と内部層において樹脂の硬化速
度、重合度が異なり、硬化後の樹脂の内部に歪を内包し
た状態で接着硬化反応が行われていた。
【0007】このように、樹脂の内部に歪を内包したま
ま樹脂が絶縁層として接続端子の端子露出面に接着硬化
した場合、製造時、保存時あるいは使用時における自然
環境に起因する長期的な環境ストレス、あるいは短期的
な熱衝撃、例えば端子付電池を配線基板上にフェイスボ
ンディングによって直接ハンダ付け処理を行う場合、あ
るいは赤外線リフロー処理によって配線基板上に装着す
る場合など、常温から250〜300℃程度の高温に数
秒〜数分間さらされるため、絶縁層の表面に亀裂が発生
し、その結果絶縁層が脱落してしまい、上述したような
短絡が起きてしまう場合が多くあった。
【0008】本発明は上記課題を解決するものであり、
短絡の無い、信頼性、安全性の高い接続端子および端子
付電池を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、接続端子と端子部あるいは接続端子どうし
が近接する部分には紫外線硬化型樹脂からなる絶縁層を
設けており、紫外線硬化型樹脂の光重合性プレポリマー
がウレタンアクリレート樹脂、光重合性モノマーがアク
リル樹脂からなる構成である。
【0010】また、上記紫外線硬化樹脂は光重合性プレ
ポリマーとしてウレタンアクリレート樹脂が20〜40
重量部、光重合性モノマーとしてアクリル樹脂が50〜
80重量部である構成とする。
【0011】
【作用】本発明は上記した構成により、他の凡用的な紫
外線硬化型樹脂と違いポリウレタン構造を形成するた
め、比較的粘稠な弾力性のある硬化物を生成する。これ
は、接着反応時に生成した樹脂内部の歪を吸収する作用
を有するものと考えられる。よって、接着硬化反応後の
内部歪が小さく、熱衝撃などによる耐クラック性に優れ
る絶縁層を形成することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1は、本実施例の紫外線硬化樹脂
からなる絶縁層を形成した接続端子を取り付けた端子付
電池の側面図である。電池1は、紫外線硬化樹脂からな
る絶縁層2によって部分的に覆われている接続端子3が
設けられている。ここで、電池1は外径12.5mm、
高さ2.0mmのコイン型リチウム電池であり、接続端
子3はステンレス鋼にニッケルメッキを施したものであ
る。この接続端子3は、接続部Aにおいてレーザー溶接
で電池1の端子部に取り付けられる。
【0013】上記紫外線硬化型樹脂としてはプレポリマ
ーとしてウレタンアクリレート樹脂が20〜40重量
部、モノマーとしてアクリル樹脂が50〜80重量部、
光重合開始剤として通常用いられるベンゾフェノン、ベ
ンゾインイソブチルエーテルなどのカルボニル化合物が
0.5〜1.0重量部で構成される。なお紫外線硬化型
樹脂のプレポリマー、希釈剤としてのモノマー素材の配
合量を前述のような配合にしたのは、端子表面に作業性
良く樹脂を均一に流し込むために必要な粘度を得るのに
最適な配合だからである。
【0014】なお希釈剤のモノマーとしてのアクリル樹
脂としては、分子量が100〜300程度、粘度が1〜
60cps程度のものであり、具体的な物質としては、
2−エチルヘキシルアクリレート、2−ヒドロキプロピ
ルアクリレート、1,6−ヘキサンジアクリレート、
1,3−ブタンジオールジアクリレートなどである。
【0015】また、ウレタンアクリレート樹脂としては
−OH基をもつアクリレートとジイソシアネートを等モ
ル反応させて得られる末端−NCO基をもつアクリレー
トに対し、ポリエステルポリオールを反応させて得られ
るもので、分子量が1000〜8000程度の樹脂であ
る。
【0016】上記した構成の紫外線硬化型樹脂と、他の
プレポリマー樹脂を用いた紫外線硬化型樹脂との比較実
験を行った結果を(表1)に示す。
【0017】(表1)に示す数字は紫外線硬化型樹脂を
端子表面に塗布し、硬化させたものを−40℃と、85
℃の温度条件に2時間ずつ交互に変換する熱衝撃試験機
に1サイクル4時間として、10サイクル、30サイク
ル、100サイクル熱衝撃を負荷した時の樹脂の割れに
ついて各々100個のサンプルについて調査比較した結
果である。
【0018】
【表1】
【0019】なお実験に際してはモノマー樹脂、重合開
始剤等はすべて同一配合条件、つまりプレポリマー樹脂
20〜40重量部、モノマー樹脂50〜80重量部、光
重合開始剤0.5〜1.0重量部の範囲内とした。紫外
線は高圧水銀灯を光源として1500mJ/cm2の光
量で30秒間照射し、樹脂を硬化させた。
【0020】(表2)は端子付電池をフェイスボンディ
ングによって、配線基板(プリント基板)に直接ハンダ
付け処理を行った時の樹脂の端子表面からの脱落数を示
す。
【0021】
【表2】
【0022】(表1)(表2)の結果から明らかなよう
に、本実施例の絶縁層は熱衝撃テストサイクルにおいて
も割れることがなく、フェイスボンディングによって配
線基板に直接ハンダ付け処理を行った場合でも樹脂が端
子表面から脱落することがないことがわかる。
【0023】なお本実施例として端子付電池について述
べたが、接続端子を取り付けて使用される電子部品、例
えばコンデンサー、キャパシター等に装着される接続端
子についても上述の紫外線硬化型樹脂を施すことによっ
て同様の効果が得られた。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によればウレタンアクリレート樹脂をプレポリマーとし
て配合した紫外線硬化型樹脂は、熱衝撃等の環境ストレ
スに対し極めて強く、有効なものであり、長期信頼性に
優れる接続端子および端子付電池を提供するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による端子付電池の側面図
【符号の説明】
1 電池 2 絶縁層 3 接続端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正極・負極の端子部はそれぞれ接続端子を
    備えており、この接続端子の少なくとも他極の端子部ま
    たは接続端子と近接する部分に紫外線硬化型樹脂からな
    る絶縁層を設けた端子付電池であって、紫外線硬化型樹
    脂の光重合性プレポリマーがウレタンアクリレート樹
    脂、光重合性モノマーがアクリル樹脂からなることを特
    徴とする端子付電池。
  2. 【請求項2】紫外線硬化型樹脂は、光重合性プレポリマ
    ーが20〜40重量部、光重合性モノマーが50〜80
    重量部配合された請求項1記載の端子付電池。
  3. 【請求項3】少なくとも他極の端子部または接続端子と
    近接する部分に紫外線硬化型樹脂からなる絶縁層を設け
    た接続端子であって、紫外線硬化型樹脂の光重合性プレ
    ポリマーがウレタンアクリレート樹脂、光重合性モノマ
    ーがアクリル樹脂からなることを特徴とする接続端子。
  4. 【請求項4】紫外線硬化型樹脂は、光重合性プレポリマ
    ーが20〜40重量部、光重合性モノマーが50〜80
    重量部配合された請求項3記載の接続端子。
JP7024129A 1995-02-13 1995-02-13 端子付電池および接続端子 Pending JPH08222202A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008120455A1 (ja) * 2007-03-14 2008-10-09 Panasonic Corporation 端子付き電気化学素子およびこれを含む実装構造体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008120455A1 (ja) * 2007-03-14 2008-10-09 Panasonic Corporation 端子付き電気化学素子およびこれを含む実装構造体
JP5422378B2 (ja) * 2007-03-14 2014-02-19 パナソニック株式会社 端子付き電気化学素子およびこれを含む実装構造体

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