JPH08222069A - 押しボタンスイッチ - Google Patents

押しボタンスイッチ

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JPH08222069A
JPH08222069A JP2308695A JP2308695A JPH08222069A JP H08222069 A JPH08222069 A JP H08222069A JP 2308695 A JP2308695 A JP 2308695A JP 2308695 A JP2308695 A JP 2308695A JP H08222069 A JPH08222069 A JP H08222069A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrodes
elastic body
change
conductive elastic
electrostatic capacity
Prior art date
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Pending
Application number
JP2308695A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Miyamoto
博史 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
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Publication of JPH08222069A publication Critical patent/JPH08222069A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 静電容量の変化を利用した高信頼性の押しボ
タンスイッチを得る。 【構成】 距離を隔てて配設された2個の電極61、6
2と、2個の電極61、62に同時に接近可能な導電性
弾性体5と、導電性弾性体5を2個の電極61、62に
同時に接近させるキートップ2と、導電性弾性体5が2
個の電極61、62に同時に接近時の、2個の電極6
1、62間の静電容量変化を検出する検出部9とを備
え、さらに2個の電極61、62の、導電性弾性体5側
の面を所定の厚さの絶縁層6で覆う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は押しボタンスイッチに関
し、特に、自動車等に実装する静電容量の変化を利用し
た押しボタンスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車等の電装系に実装さ
れて電流を断続するスイッチに有接点(コンタクト)の
構成が多用されてきた。しかしながら、このような有接
点型スイッチは、コンタクト部分の磨耗や表面汚染によ
る接触不良をはじめ、コンタクト部分の破損による故障
発生といった欠点がある。そのため、無接点型の非接触
スイッチが採用されるに至っている。このような無接点
型の非接触スイッチの代表的な例として、特開昭58―
80229号公報で開示されている、磁気素子を用いた
ものがある。この構成を図4および図5に基づき説明す
ると、操作者の操作によって、図中で時計方向あるいは
反時計方向に揺動するキートップ51の垂下する脚部先
端に設けられた磁石52が、図中で左右方向に揺動す
る。
【0003】磁石52が左に揺動した際には、左側に固
設された磁気ホール素子53Aに磁力線φが入射して、
磁気ホール素子53Aに起電圧が生じる。一方、右側に
固設された磁気ホール素子53Bには磁力線φが入射し
ないので、磁気ホール素子53Bには起電圧が生じな
い。また逆に、磁石52が右に揺動した際には、右側に
固設された磁気ホール素子53Bに磁力線φが入射し
て、磁気ホール素子53Bに起電圧が生じるが、左側に
固設された磁気ホール素子53Aには磁力線φが入射し
ないので、起電圧が生じない。この結果、両磁気ホール
素子53A、53Bからの発生電圧によって、キートッ
プ101の押圧状態を特定し、対応するスイッチングが
なされるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、磁気素
子を用いた従来の非接触型スイッチは、それまでの有接
点の接触型スイッチの有する欠点を解決するものであっ
た。しかしながら、このような従来の非接触型スイッチ
は、外部の磁気の影響を受けやすく、信頼性において問
題があった。さらに1ポイント毎に1個の磁気素子を配
設する構成であるので、とりわけ多ポイントのスイッチ
では磁気素子数をはじめ、各磁気素子の出力を増幅処理
するアンプ等の部品点数が増加し、コストが増大すると
いう問題があった。本発明はこのような課題や欠点を解
決するためなされたもので、その目的は静電容量の変化
を利用した高信頼性の押しボタンスイッチを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を実現するため
本発明に係る押しボタンスイッチは、距離を隔てて配設
された2個の電極と、前記2個の電極に同時に接近可能
な導電性弾性体と、前記導電性弾性体を前記2個の電極
に同時に接近させるキートップと、前記導電性弾性体が
前記2個の電極に同時に接近時の、前記2個の電極間の
静電容量変化を検出する検出部とを備える押しボタンス
イッチにおいて、前記2個の電極の、前記導電性弾性体
側の面を所定の厚さの絶縁層で覆って構成したことを特
徴とする。
【0006】
【作用】本発明に係る押しボタンスイッチは、電極が絶
縁層で覆われている。したがって、導電性弾性体が電極
と短絡することなく、しかも常に一定の距離まで電極に
近接できるから、静電容量の変化が常に一定になり、動
作信頼性を向上できる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の好ましい実施例を添付図面
に基づいて説明する。図1は本発明に係る押しボタンス
イッチの構成図を示す。同図で、本発明に係る押しボタ
ンスイッチ1は、キートップ2、キートップ2裏側に連
設されて図中下方に伸びる押圧部2A、キートップ2を
支えるスプリング3、キートップ2の裏側下方に展開さ
れたアンダーカバー4、アンダーカバー4を支える基板
7、アンダーカバー4内部に配設された導電性弾性体
5、導電性弾性体5の下方に位置して基板7に埋め込ま
れた、互いに距離を隔てた2個の電極61と62、電極
61と62を覆った絶縁層6、2個の電極61と62が
それぞれ接続された検出部9を備えて構成される。
【0008】キートップ2はアンダーカバー4上に被嵌
され、押圧部2Aはアンダーカバー4を貫通して下端が
該アンダーカバー4内に位置している。スプリング3は
キートップ2とアンダーカバー4との間において押圧部
2Aに巻装され、キートップ2を上方へ付勢している。
アンダーカバー4内の押圧部2A下方には、導電性弾性
体5が配置され、該導電性弾性体5の上端は押圧部2A
の下端により下方へ押圧されるようになっている。
【0009】さらに導電性弾性体5は、チャタリング現
象やバンジング現象等を防止するため、また、操作時に
良好なクリック感を得るために、ゴムのような弾性材料
を用いてドーム型に形成される。このドーム型の導電性
弾性体5の外周は弾性脚部5Aを形成し、さらに、ドー
ム内部には弾性突出部5Bが設けられている。すなわち
この弾性脚部5Aは、導電性弾性体5の上端を上方に弾
性支持している。したがってキートップ2が押圧操作さ
れない時には、弾性突出部5Bの下端と絶縁層6間には
距離aの空隙が形成される。
【0010】さらに導電性弾性体5の下端は、基板7に
埋め込まれたアース片8を介しアースへと通じている。
この導電性弾性体5の製造方法は、従来のラバー接点の
スイッチとほぼ同様の設備を使用することができる。ま
た電極61、62と絶縁層6との間には、空気の層が入
り込まないよう接着材等で完全に密着する構造となって
いる。
【0011】電極61、62と導電性弾性体6は、図2
のような等価回路で示すことができる。以下、図1とと
もに、この図2を参照して本発明に係る押しボタンスイ
ッチの動作を説明する。図2から明らかなように、両電
極61、62は2つのコンデンサーC1、C2を直列に
並べたものに相当する。同回路における両コンデンサー
C1、C2の総容量は、電極61、62と導電性弾性体
6の距離a、および電極61、62と導電性弾性体6の
間に存在する誘電体の種類によって決まる。すなわち、
誘電率の高い弾性突出部5Bを両電極61、62に接近
させると、2つのコンデンサーC1、C2の容量は著し
く変化する。この容量変化は、弾性突出部5Bと両電極
61、62間の距離が小さい程著しく、検出感度を向上
できるものの、短絡しやすいという問題が起こる。
【0012】そこで、本発明では電極61、62を絶縁
層6で覆うことにより、弾性突出部5Bを電極61、6
2に接近させても短絡を生じさせることなく、さらに、
最終的な接近距離を一定化させることで静電容量変化を
一定にして、スイッチ作動を安定させるものである。す
なわち、キートップ2を押して導電性弾性体6の弾性突
出部5Bを絶縁層6を介して両電極61、62に接触さ
せると、両電極61、62と弾性突出部5Bの間に存在
している空気の層がなくなり、絶縁層6のみとなるた
め、両電極間の静電容量が図5に示すように急激に増加
する。この静電容量の変化を検出部9で検出処理し、ス
イッチングを行う。
【0013】前記のように、本発明に係る押しボタンス
イッチは、2つの電極間の静電容量の変化を利用するス
イッチにおいて、電極と誘電体である弾性突出部との間
の距離を至近距離とし、しかも一定に保つために絶縁性
の層で電極を覆うことで、静電容量の変化を大とし、し
かも一定として、信頼性を向上させる。しかも従来の製
造設備で安価に製造供給することができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明に係る押しボ
タンスイッチは、2個の電極を所定の厚さの絶縁層で覆
って構成したものであるから、導電性弾性体が電極と短
絡することなく常に一定の距離まで近接できて、静電容
量の変化が常に一定になり、従って動作信頼性が向上す
る。また従来の製造設備で高性能なスイッチを安価に供
給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る押しボタンスイッチの構成を説明
する模式図である。
【図2】本発明に係る押しボタンスイッチの等価回路図
である。
【図3】本発明に係る押しボタンスイッチの静電容量変
化の特性図である。
【図4】従来のスイッチの断面図である。
【図5】図5のスイッチの動作原理の説明図である。
【符号の説明】
1 押しボタンスイッチ 2 キートップ 3 スプリング 4 アンダーカバー 5 導電性弾性体 5A 弾性脚部 5B 弾性突出部 6 絶縁層 7 基板 8 アース片 9 検出部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 距離を隔てて配設された2個の電極と、
    前記2個の電極に同時に接近可能な導電性弾性体と、前
    記導電性弾性体を前記2個の電極に同時に接近させるキ
    ートップと、前記導電性弾性体が前記2個の電極に同時
    に接近時の、前記2個の電極間の静電容量変化を検出す
    る検出部とを備える押しボタンスイッチにおいて、前記
    2個の電極の、前記導電性弾性体側の面を所定の厚さの
    絶縁層で覆って構成したことを特徴とする押しボタンス
    イッチ。
JP2308695A 1995-02-10 1995-02-10 押しボタンスイッチ Pending JPH08222069A (ja)

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JP2308695A JPH08222069A (ja) 1995-02-10 1995-02-10 押しボタンスイッチ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007335374A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Tokai Rika Co Ltd スイッチ装置
JP2011143842A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Toyota Industries Corp 搬送車両用荷検知装置
WO2018207486A1 (ja) * 2017-05-08 2018-11-15 アルプス電気株式会社 シフト装置

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