JPH05203512A - 面圧分布センサ - Google Patents

面圧分布センサ

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JPH05203512A
JPH05203512A JP4038755A JP3875592A JPH05203512A JP H05203512 A JPH05203512 A JP H05203512A JP 4038755 A JP4038755 A JP 4038755A JP 3875592 A JP3875592 A JP 3875592A JP H05203512 A JPH05203512 A JP H05203512A
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JP
Japan
Prior art keywords
pressure
resonance
sensitive element
circuit
pressure sensitive
Prior art date
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Pending
Application number
JP4038755A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Tanaka
章雄 田中
Tetsuya Nagata
哲也 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
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Publication of JPH05203512A publication Critical patent/JPH05203512A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スイッチを全廃して、より簡易な構成を実現
するとともに高い信頼性で面圧を測定する。 【構成】 受圧面に沿う複数位置に受圧力に応じて抵抗
値が変化する感圧素子1を設け、各感圧素子1は異なる
共振周波数の共振回路2を内蔵している。これら感圧素
子を並列に交流出力回路3に接続し、共振周波数を含む
周波数範囲で交流出力の周波数を掃引する。共振強度検
出回路4は共振時の回路電流を検出し、演算回路5は、
共振周波数より感圧素子を特定するとともに共振電流値
より当該感圧素子1における受圧力を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は面圧分布センサに関し、
特に簡素な構成で信頼性の高い面圧測定が可能な面圧分
布センサに関する。
【0002】
【従来の技術】面圧分布センサは、例えば車両シート面
の圧力分布を測定して乗員の座面圧を適正に制御する等
の用途に使用される。従来この種のセンサとしては、例
えば特開平1−288234号公報に示される如く、受
圧力に応じて静電容量が変化する弾性誘電体片よりなる
感圧素子を受圧面に沿って多数配設し、これら感圧素子
を縦横の電極帯板によりマトリクス状に接続したものが
知られている。これによれば、電極帯板の一対をスイッ
チで選択することにより、これらの交点に位置する感圧
素子の静電容量を順次知ることができ、スイッチの設置
数を減らすことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構造では、スイッチ設置数を低減してセンサ構造の
ある程度の簡素化を実現できるものの、感圧素子に共通
に使用される電極帯板が途中で断線するとこれ以降の感
圧素子の出力信号を得ることが不可能であり、また、ス
イッチは故障の蓋然性が比較的高いことから、センサの
信頼性に劣るという問題がある。
【0004】本発明はかかる課題を解決するもので、ス
イッチを全廃して、より簡易な構成を実現するとともに
高い信頼性で面圧を測定することが可能な面圧分布セン
サを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の構成を説明する
と、面圧分布センサは、受圧面6aに沿う複数位置に設
けられ受圧力に応じて抵抗値が変化する感圧素子1と、
各感圧素子1にそれぞれ接続され、互いに異なる共振周
波数を有する共振回路2と、各共振回路2および感圧素
子1の対が並列に接続され、少なくとも各共振回路2の
共振周波数を含む周波数範囲で交流出力の周波数を掃引
する交流出力回路3と、各共振周波数における上記交流
出力回路3の共振強度を検出する共振強度検出回路4
と、共振時の共振周波数により感圧素子を特定するとと
もに共振強度より当該感圧素子1における受圧力を算出
する演算手段5とを具備している。
【0006】
【作用】上記構成において、交流出力回路3はその出力
周波数がいずれかの共振回路2の共振周波数に一致した
時に共振状態となる。各共振周波数を充分な間隔で設定
しておけば、ある共振周波数下での共振強度は当該共振
回路2に対応する感圧素子1の抵抗値、すなわち、感圧
素子1が受ける圧力によってのみ変化する。したがっ
て、共振時の共振周波数により感圧素子1が特定され、
共振時の共振強度より当該感圧素子1の受圧力が算出さ
れる。
【0007】かくして、感圧素子1の選択に全くスイッ
チを使用しないから、センサ構成が簡素化されるととも
に信頼性が向上する。また、感圧素子1は交流出力回路
3に並列に接続されているから、ある感圧素子1内で断
線等を生じても他の感圧素子1の機能が損なわれること
はない。
【0008】
【実施例1】図1において、受圧面たる車両シート6の
着座面6aには、構造を後述する多数の感圧素子1が面
に沿って埋設してあり、これら感圧素子1は、交流出力
回路3より発して共振強度検出回路4を経て戻る給電線
7中に互いに並列に接続されている。交流出力回路3は
PLL(フェース ロックト ループ)回路等を内蔵
し、演算回路4より入力する指令信号5aに応じた周波
数の交流出力を発する。
【0009】その電気結線図を図2に示し、各感圧素子
1は共振回路2を内蔵し、可変抵抗部11を有してい
る。共振回路2は例えばコイルとコンデンサを直列接続
して構成され、その共振周波数f1 ,f2 ,…,fn は
互いに所定周波数だけ異ならしめてある。
【0010】感圧素子1の可変抵抗部11の構造を図3
に示し、円形偏平の素子容器ケース12内には底面全面
に電極板13が設けられ、該電極板13上に一定厚の感
圧導電ゴム15が接合してある。この感圧導電ゴム15
は一定以上圧縮変形せしめられると抵抗値がステップ状
に急減するものである。上記導電ゴム15の上方には、
ケース12開口を閉鎖しケース内壁に案内されて上下動
自在に可動電極板14が設けてあり、その中心には空気
抜き孔141が形成されるとともに下面は外周より中心
へ段付きに凹状となっている。可動電極板14の外周縁
はケース12外壁の上端部に止着したキャップ16によ
り覆ってあり、また、ケース12外へ上記各電極板1
3,14のリード線17が延びている。
【0011】しかして、感圧素子1の受圧力が零である
図示の状態では、感圧導電ゴム15の上面には可動電極
板14の外周部のみが接し、導電ゴム15は殆ど圧縮変
形していないから、可変抵抗部11の電極板13,14
間の抵抗値は大きい。感圧素子1の受圧力が大きくなる
と、可動電極板14は受圧力に応じて下方へ移動し導電
ゴム15を圧縮する。しかして、この圧縮変形は、可動
電極板14が近接する外周部より段階的になされ、この
結果、可変抵抗部11の抵抗値は、図4に示す如く、受
圧力の増大に応じて段階的に小さくなる。可動電極板1
4の上下移動はケース内壁に案内されるから、横方向の
力を受けて可動電極板14が誤変位することはない。
【0012】交流出力回路3の出力周波数を変化せしめ
ると、共振回路2の共振周波数と一致した時に出力電流
は極大値を示す。例えば共振回路2の共振周波数f1 に
一致した場合には、交流出力回路3の出力電流は実質的
に上記共振回路2に直列接続された可変抵抗部11の抵
抗値で決まる。共振強度検出回路4は、図5に示す如
く、交流出力回路中に設けた抵抗41により出力電流を
電圧に変換する。共振強度検出回路4に得られる電圧を
図6に示す。
【0013】検出電圧は各共振回路2の共振周波数f1
,f2 ,…,fn でピーク値を示すとともに、そのピ
ーク値は感圧素子1の可変抵抗部11の抵抗値変化に応
じてV1 〜V2 の間で変化する。
【0014】演算回路5は、その指令信号5aにより交
流出力回路3の出力周波数を各共振周波数f1 ,f2 ,
…,fn に合致するようにステップ的あるいは連続的に
変更し、各共振周波数f1 ,f2 ,…,fn に基づいて
感圧素子を特定するとともに、共振強度検出回路4に得
られる電圧値に基づいて当該感圧素子1における受圧力
を演算する。
【0015】かくして、スイッチを全く使用することな
く周波数走査で感圧素子を切り換えて、高い信頼性で面
圧分布の測定をなすことができる。また、感圧素子1の
一つで断線等を生じても、残る感圧素子1における受圧
力検出には支障がない。
【0016】
【実施例2】感圧素子1の可変抵抗部11の他の例を図
7に示す。図において、可動電極板14の下面は平面と
してあり、その最外周をバネ19により支持せしめてあ
る。最外周に位置するバネ19の内側には、互いに隣接
して高さが順次低くなるバネ19が内方へ設けてあり、
これらバネ19の先端には電気接点18が設けてある。
各電気接点18には図8に示す如く、それぞれ抵抗18
1が接続してあり、これらは互いに並列に設けられて、
共振回路2(図5参照)に接続されている。
【0017】感圧素子1に圧力が印加されると可動電極
板14が下方へ移動し、下方移動に伴って外方の電気接
点18より順次内方のものが可動電極板14に接触導通
する。しかして、受圧力に応じて抵抗181が順次並列
に投入接続され、可変抵抗部11の抵抗値が変化する。
これを図9に示す。
【0018】かかる構造によっても、上記実施例1と同
様の効果がある。
【0019】なお、本発明は車両シートの座面圧分布の
測定に限らず、シート背面圧その他の面圧分布測定に広
く適用することができる。
【0020】
【発明の効果】以上の如く、本発明の面圧分布センサに
よれば、各感圧素子の切換接続にスイッチを使用しない
から、センサの小型化が可能となり、配線接続も簡素な
ものとなる上に、信頼性も向上する。また、感圧素子が
互いに並列に接続されているから、感圧素子の一つが断
線等を生じても他の感圧素子の検出機能が損なわれるこ
とはなく、高い信頼性が維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】面圧分布センサを設けた車両シートの斜視図で
ある。
【図2】面圧分布センサの電気結線図である。
【図3】感圧素子の可変抵抗部の断面図である。
【図4】感圧素子の可変抵抗部の出力特性図である。
【図5】面圧分布センサの一系統の電気結線図である。
【図6】共振検出回路の出力特性図である。
【図7】本発明の他の実施例における感圧素子の可変抵
抗部の断面図である。
【図8】感圧素子の可変抵抗部の電気結線図である。
【図9】感圧素子の可変抵抗部の出力特性図である。
【符号の説明】
1 感圧素子 11 可変抵抗部 2 共振回路 3 交流出力回路 4 共振強度検出回路 5 演算回路 6 車両シート 6a 受圧面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受圧面に沿う複数位置に設けられ、受圧
    力に応じて抵抗値が変化する感圧素子と、各感圧素子に
    それぞれ接続され、互いに異なる共振周波数を有する共
    振回路と、各共振回路および感圧素子の対が並列に接続
    され、少なくとも各共振回路の共振周波数を含む周波数
    範囲で交流出力の周波数を掃引する交流出力回路と、各
    共振周波数における上記交流出力回路の共振強度を検出
    する共振強度検出回路と、共振時の共振周波数により感
    圧素子を特定するとともに共振強度より当該感圧素子に
    おける受圧力を算出する演算手段とを具備する面圧分布
    センサ。
JP4038755A 1992-01-29 1992-01-29 面圧分布センサ Pending JPH05203512A (ja)

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