JPH11248600A - プッシュスイッチの検査装置及び検査方法 - Google Patents

プッシュスイッチの検査装置及び検査方法

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JPH11248600A
JPH11248600A JP4695198A JP4695198A JPH11248600A JP H11248600 A JPH11248600 A JP H11248600A JP 4695198 A JP4695198 A JP 4695198A JP 4695198 A JP4695198 A JP 4695198A JP H11248600 A JPH11248600 A JP H11248600A
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JP
Japan
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push switch
push
movable body
sensor
switch
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Application number
JP4695198A
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English (en)
Inventor
Eiichi Aso
栄一 阿曽
Kunihiko Sugiyama
邦彦 杉山
Yoshiharu Abe
芳晴 阿部
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2229/00Manufacturing
    • H01H2229/018Testing

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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種電子機器に使用されるプッシュスイッチ
の検査装置及び検査方法に関し、操作ストロークに対す
る操作力及び電気的接離の関係を確実に検出し、誤判定
のないものを提供することを目的とする。 【解決手段】 センサ24を介して押圧体23を保持し
た可動体22を上下動させて、押圧体23によってプッ
シュスイッチ9を押圧操作し、可動体22の上下動を検
知するエンコーダ25及びセンサ24とプッシュスイッ
チ9に接続された検査回路によって、この往復操作間の
可動体22の上下動する移動量及び押圧体23を介して
センサ24に加えられた荷重とプッシュスイッチ9の電
気的接離を同時に連続して検出すると共に、これを基準
値と照合してプッシュスイッチ9の操作ストロークに対
する操作力及び電気的接離の関係を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子機器に使
用されるプッシュスイッチの検査装置及び検査方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】はじめに、一般的なプッシュスイッチの
技術について、図4〜図6を用いて説明する。
【0003】図4は一般的なプッシュスイッチの断面図
であり、同図において、1は上面開放の箱形の絶縁樹脂
製のケースで、その内底面には接続端子2と連結した外
側固定接点3A,3B及び接続端子4と連結した中央固
定接点5がインサート成形によって植設され、外側固定
接点3A,3B上には弾性金属薄板製のドーム状可動接
点6が載せられている。
【0004】そして、7はドーム状可動接点6の上方に
配置された絶縁樹脂製の操作体で、下面中央の押圧部7
Aがドーム状可動接点6の中央頂点部に当接すると共
に、上面の操作部7Bがケース1の開口部を覆うカバー
8の中央孔8Aから上部に突出して、プッシュスイッチ
9が構成されている。
【0005】以上の構成において、電子機器の操作ボタ
ン等を介して操作体7の操作部7Bを下方へプッシュ操
作すると、図5に示すように、押圧部7Aに押圧された
ドーム状可動接点6が節度感を伴って反転動作を行い、
内面中央部が中央固定接点5に接することによって、外
側固定接点3A,3Bと中央固定接点5との間すなわち
接続端子2と4との間の電気的接続が行われ、操作体7
への押圧力を除去すると、ドーム状可動接点6の弾性復
帰力によって内面中央部が中央固定接点5から離れ、図
4のOFF状態に復帰するものである。
【0006】また、このようなプッシュスイッチの操作
フィーリングは、操作体7の下方への移動量である操作
ストロークを横軸に、その際の操作力を縦軸にした図6
に示す特性図により一般的に表わされ、同図において、
Aはドーム状可動接点6が反転するときの反転動作力、
Bはドーム状可動接点6が反転した後に最も低い値とな
る操作力すなわち戻り力を示しており、通常、反転動作
力Aに対する戻り力Bの比B/Aが40%〜60%の範
囲のものが節度間があり操作フィーリングの良いものと
して好まれている。
【0007】次に、以上のようなプッシュスイッチの従
来の検査装置及び検査方法について図7を用いて説明す
る。
【0008】図7は従来のプッシュスイッチの検査装置
の概要を示す正面図であり、同図において、11は保持
台、12は押圧体で、保持台11の上には上記のような
構成のプッシュスイッチ9が載置され、押圧体12を装
着したセンサ13が可動体14に取付けられている。
【0009】そして、可動体14はモータ15によって
上下動可能なように支持軸16に装着され、プッシュス
イッチ9の接続端子2,4と電気的に接続した保持台1
1の接続部11Aとセンサ13は、リード線等によって
検査装置の検査回路(図示せず)に接続されている。
【0010】以上の構成において、モータ15を駆動し
て可動体14を下降させ、押圧体12によってプッシュ
スイッチ9の操作部7Bを押圧操作すると、この押圧体
12に加わったプッシュスイッチ9の操作力をセンサ1
3が検知し、図6に示した反転動作力Aと戻り力Bの信
号を検査回路に送信すると共に、保持台11の接続部1
1Aからはプッシュスイッチ9のON/OFF状態を示
す電気的接離の信号が検査回路に送信され、これらの信
号から検査回路はプッシュスイッチ9の操作力及び電気
的接離を検出し良否の判定を行うものであった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のプッシュスイッチの検査装置及び検査方法において
は、プッシュスイッチ9の操作力と電気的接離のみを個
別に判定しており、一定の操作ストロークでドーム状可
動接点6が反転動作しスイッチが電気的接離を行うとい
う、プッシュスイッチの主要な特性である操作ストロー
クに対する操作力や電気的接離の関係が検査できていな
いため、構成部品の寸法バラツキや組立ミス等によって
操作ストロークが本来の基準値を満足していない場合で
も、操作力と電気的接離が基準値を満足していれば良品
と誤判定してしまうという課題があった。
【0012】また、近年、各種電子機器の操作パネルの
多様化が進むに伴い、これに使用されるスイッチにも様
々な操作形態や操作感触のものが求められる中、ドーム
状可動接点6と操作体7の間にゴムやばねを装着するこ
とによって、ドーム状可動接点6の反転動作後のいわゆ
るオーバーストロークを長くしたプッシュスイッチ等も
多く使用されているようになっているが、このような操
作ストロークの長いプッシュスイッチにおいては、特に
操作ストロークに対する操作力や電気的接離の関係を確
実に検査することが必要となっている。
【0013】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、操作ストロークに対する操作力及び電気
的接離の関係を確実に検査し、誤判定のないプッシュス
イッチの検査装置及び検査方法を提供することを目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のプッシュスイッチの検査装置及び検査方法
は、センサを介して押圧体を保持した可動体を上下動さ
せて、押圧体によってプッシュスイッチを押圧操作し、
可動体の上下動を検知する検出部及びセンサとプッシュ
スイッチに接続された検査回路によって、この往復操作
間の可動体の上下動する移動量及び押圧体を介してセン
サに加えられた荷重とプッシュスイッチの電気的接離を
同時に連続して検出すると共に、これを基準値と照合し
てプッシュスイッチの操作ストロークに対する操作力及
び電気的接離の関係を判定するものである。
【0015】これにより、操作ストロークに対する操作
力及び電気的接離の関係を確実に検査し、誤判定のない
プッシュスイッチの検査装置及び検査方法を得ることが
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、プッシュスイッチを載置する保持台と、保持台の上
方に配置されプッシュスイッチを押圧する押圧体と、セ
ンサを介して押圧体を保持した上下動可能な可動体と、
可動体の上下動を検知する検出部と、この検出部及びセ
ンサとプッシュスイッチに接続された検査回路からな
り、可動体を上下動させて押圧体によってプッシュスイ
ッチを押圧操作し、この往復操作間の可動体の上下動す
る移動量及び押圧体を介してセンサに加えられた荷重と
プッシュスイッチの電気的接離を同時に連続して検出
し、これを基準値と照合してプッシュスイッチの操作ス
トロークに対する操作力及び電気的接離の関係を判定す
る手段を備えた検査装置としたものであり、センサを介
して押圧体を保持した可動体を上下動させて押圧体によ
ってプッシュスイッチを押圧操作し、この往復操作間の
可動体の上下動する移動量及び押圧体を介してセンサに
加えられた荷重とプッシュスイッチの電気的接離を同時
に連続して検出し、これを基準値と照合してプッシュス
イッチの操作ストロークに対する操作力及び電気的接離
の関係を判定しているため、操作ストロークに対する操
作力及び電気的接離の関係を確実に検査し、誤判定のな
いプッシュスイッチの検査装置を得ることができるとい
う作用を有する。
【0017】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、センサを、撓みによって抵抗値が変化す
る歪ゲージとし、これをやや撓ませた状態で可動体に装
着したものであり、安価で簡易な構造の歪ゲージをセン
サとして使用することによって、検査装置を安価に製作
できると共に、歪ゲージをあらかじめやや撓ませ抵抗値
を若干変化させた状態で可動体に装着することによっ
て、検査装置及びその周囲の設備等の振動による抵抗値
の変動を防ぐことができるため、誤差の少ない操作力の
検査を行うことができるという作用を有する。
【0018】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載の発明において、センサを、固有振動数が500
Hz以上の歪ゲージとしたものであり、歪ゲージの固有
振動数を、通常300Hz程度であるエアープレス等の
検査装置周囲の設備の固有振動数よりも大きなものとす
ることによって、歪ゲージがこれら周囲の設備の振動に
共振することを防止できるため、精度の高い検査を行う
ことができるという作用を有する。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか一つに記載の発明において、可動体の上昇時の
移動速度を、スイッチの動作速度よりもやや遅い速度と
したものであり、内部にゴムやばねを装着しオーバース
トロークを長くしたプッシュスイッチの場合、押圧時は
可動体の下降する速度に比例してスイッチの電気的接離
が行われるのに対し、戻り時には内部に装着したゴムや
ばねにより、可動体の上昇とスイッチの動作にズレの生
じる場合があるが、このような様々なスイッチの動作特
性に合わせ、可動体の上昇時の移動速度をこれよりもや
や遅い速度とし、スイッチの動作に可動体の移動を追従
させることによって、誤差のない確実な検査を行うこと
ができるという作用を有する。
【0020】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれか一つに記載の発明において、保持台に複数のプ
ッシュスイッチを載置すると共に、これに対応する複数
個の押圧体とセンサを設けたものであり、複数のプッシ
ュスイッチを同時に検査できるため、検査時間の短縮を
図ることができるという作用を有する。
【0021】請求項6に記載の発明は、センサを介して
押圧体を保持した可動体を上下動させて、押圧体によっ
てプッシュスイッチを押圧操作し、この往復操作間の可
動体の上下動する移動量及び押圧体を介してセンサに加
えられた荷重とプッシュスイッチの電気的接離を同時に
連続して検出し、これを基準値と照合してプッシュスイ
ッチの操作ストロークに対する操作力及び電気的接離の
関係を判定する検査方法としたものであり、プッシュス
イッチの往復操作間の操作ストロークと操作力及び電気
的接離を同時に連続して検出することによって、操作ス
トロークに対する操作力及び電気的接離の関係を確実に
検査し、誤判定のないプッシュスイッチの検査方法を得
ることができるという作用を有する。
【0022】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図3を用いて説明する。なお、従来の技術の項で説明
した構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細
な説明を省略する。
【0023】(実施の形態1)図1は本発明の第1の実
施の形態によるプッシュスイッチの検査装置の概要を示
す正面図であり、同図において、保持台21の上にプッ
シュスイッチ9が載置され、可動体22がモータ15に
よって上下動可能に支持軸16に装着されていることは
従来の技術の場合と同様であるが、プッシュスイッチ9
を押圧する押圧体23は、固有振動数が800Hz〜1
kHzの撓みによって抵抗値が変化する歪ゲージのセン
サ24を介して可動体22に保持されている。
【0024】そして、支持軸16には可動体22の上下
動する移動量を検知するためのエンコーダ25が取付け
られると共に、歪ゲージのセンサ24はねじ26によっ
てやや撓んだ状態で可動体22に装着され、このセンサ
24とエンコーダ25、及びプッシュスイッチ9の接続
端子2,4と電気的に接続した保持台21の接続部21
Aは、リード線等によって検査装置の検査回路(図示せ
ず)に接続されている。
【0025】以上の構成において、モータ15を駆動し
て可動体22を下降させ、押圧体23によってプッシュ
スイッチ9の操作部7Bを押圧操作すると、図2に示す
ように、エンコーダ25から可動体22の下降した移動
量の信号が、プッシュスイッチ9の操作ストロークとし
て検査回路に送信されると同時に、センサ24からは押
圧体23に加わったプッシュスイッチ9の操作力、保持
台21の接続部21Aからはプッシュスイッチ9のON
/OFF状態を示す電気的接離の、操作ストローク毎の
信号が連続して検査回路に送信される。
【0026】そして、プッシュスイッチ9を押圧し終わ
り可動体22が上昇する際にも同様に各々の信号が検査
回路に送信され、プッシュスイッチ9の往復操作間の操
作ストロークに伴う操作力及び電気的接離を同時に連続
して検出した、これらの信号から検査回路が、押圧時の
反転動作力Aや戻り力B、スイッチを押圧しきったフル
ストローク時の操作力C、或いは戻り時の戻り力Dや反
転動作力E等の、複数の箇所の操作ストロークと操作力
及び電気的接離を、あらかじめ設定された各々の基準値
と照合して、操作ストロークに対する操作力及び電気的
接離の関係が基準値の上限と下限の間にあるか否かの判
定を行う。
【0027】このように本実施の形態によれば、センサ
24を介して可動体22に押圧体23を保持し、エンコ
ーダ25によって可動体22の上下動する移動量を検出
すると同時に、センサ24からは押圧体23を介して加
わったプッシュスイッチ9の操作力、保持台21の接続
部21Aからはプッシュスイッチ9の電気的接離を検出
し、各々の往復操作間の連続した信号を基準値と照合し
て検査回路が良否の判定を行っているため、操作ストロ
ークに対する操作力及び電気的接離の関係を確実に検査
し、誤判定のないプッシュスイッチの検査装置及び検査
方法を得ることができるものである。
【0028】また、センサ24に安価で簡易な構造の歪
ゲージを使用することによって、検査装置を安価に製作
できると共に、歪ゲージをあらかじめやや撓ませ抵抗値
を若干変化させた状態で可動体22に装着することによ
って、検査装置及びその周囲の設備等の振動による抵抗
値の変動を防ぐことができるため、誤差の少ない操作力
の検査を行うことができる。
【0029】さらに、歪ゲージの固有振動数を、通常3
00Hz程度であるエアープレス等の検査装置周囲の設
備の固有振動数よりも大きな500Hz以上のものとす
ることによって、歪ゲージがこれら周囲の設備の振動に
共振することを防止できるため、精度の高い検査を行う
ことができる。
【0030】(実施の形態2)図3は本発明の第2の実
施の形態によるプッシュスイッチの検査装置の概要を示
す正面図であり、同図において、可動体31がモータ1
5によって上下動可能に支持軸16に装着されているこ
とは実施の形態1の場合と同様であるが、保持台32の
上には複数のプッシュスイッチ9A,9B,…が載置さ
れると共に、これに対応して複数の押圧体33A,33
B,…が、歪ゲージのセンサ34A,34B,…を介し
て可動体31に装着されている。
【0031】そして、支持軸16に取付けられたエンコ
ーダ25やセンサ34A,34B,…、及び各々のプッ
シュスイッチ9A,9B,…と電気的に接続した保持台
32の接続部32A,32B,…が、リード線等によっ
て検査装置の検査回路(図示せず)に接続されている。
【0032】以上の構成において、モータ15を駆動し
て可動体31を下降させると、エンコーダ25から可動
体31の上下動した移動量の信号が検査回路に送信され
ることは実施の形態1の場合と同様であるが、複数の押
圧体33A,33B,…が複数のプッシュスイッチ9
A,9B,…を押圧操作し、この押圧体33A,33
B,…に加わったプッシュスイッチ9A,9B,…の操
作力の信号が、センサ34A,34B,…から検査回路
に送信されると同時に、保持台32の接続部32A,3
2B,…からは、複数のプッシュスイッチ9A,9B,
…のON/OFF状態を示す電気的接離の信号が検査回
路に同時に連続して送信され、この各々の信号によって
検査回路が、複数のプッシュスイッチ9A,9B,…の
操作ストロークに対する操作力及び電気的接離の関係の
判定を同時に行う。
【0033】このように本実施の形態によれば、保持台
32に複数のプッシュスイッチ9A,9B,…を載置す
ると共に、これに対応する複数個の押圧体33A,33
B,…とセンサ34A,34B,…を設けることによっ
て、複数のプッシュスイッチを同時に検査できるため、
検査時間の短縮を図ることができるものである。
【0034】また、内部にゴムやばねを装着してオーバ
ーストロークを長くしたプッシュスイッチの場合、押圧
時は可動体の下降する速度に比例してスイッチの電気的
接離が行われるのに対し、戻り時には内部に装着したゴ
ムやばねにより、可動体の上昇とスイッチの動作にズレ
の生じる場合があるが、このような様々なスイッチの動
作特性に合わせ、可動体の上昇時の移動速度をこれより
もやや遅い速度とし、スイッチの動作に可動体の移動を
追従させることによって、操作ストロークの長いプッシ
ュスイッチについても検査時間を長くすることなく、誤
差のない確実な検査を行うことができる。
【0035】なお、以上の説明では、可動体22や31
の上下動の移動量を検知する検出部として、支持軸16
にエンコーダ25を取付けた構成について説明したが、
これに代えて可変抵抗器等の他のセンサを用いて検知す
る構成としても、本発明の実施が可能なことは勿論であ
る。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、操作スト
ロークに対する操作力及び電気的接離の関係を確実に検
出し、誤判定のないプッシュスイッチの検査装置及び検
査方法を得ることができるという有利な効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるプッシュスイ
ッチの検査装置の概要を示す正面図
【図2】同プッシュスイッチの特性図
【図3】本発明の第2の実施の形態によるプッシュスイ
ッチの検査装置の概要を示す正面図
【図4】一般的なプッシュスイッチの断面図
【図5】同断面図
【図6】同特性図
【図7】従来のプッシュスイッチの検査装置の概要を示
す正面図
【符号の説明】
2,4 接続端子 7B 操作部 9,9A,9B,… プッシュスイッチ 15 モータ 16 支持軸 21,32 保持台 21A,32A,32B,… 接続部 22,31 可動体 23,33A,33B,… 押圧体 24,34A,34B,… センサ 25 エンコーダ 26 ねじ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プッシュスイッチを載置する保持台と、
    保持台の上方に配置されプッシュスイッチを押圧する押
    圧体と、センサを介して押圧体を保持した上下動可能な
    可動体と、可動体の上下動を検知する検出部と、この検
    出部及びセンサとプッシュスイッチに接続された検査回
    路からなり、可動体を上下動させて押圧体によってプッ
    シュスイッチを押圧操作し、この往復操作間の可動体の
    上下動する移動量及び押圧体を介してセンサに加えられ
    た荷重とプッシュスイッチの電気的接離を同時に連続し
    て検出し、これを基準値と照合してプッシュスイッチの
    操作ストロークに対する操作力及び電気的接離の関係を
    判定する手段を備えたプッシュスイッチの検査装置。
  2. 【請求項2】 センサを、撓みによって抵抗値が変化す
    る歪ゲージとし、これをやや撓ませた状態で可動体に装
    着した請求項1記載のプッシュスイッチの検査装置。
  3. 【請求項3】 センサを、固有振動数が500Hz以上
    の歪ゲージとした請求項1または2記載のプッシュスイ
    ッチの検査装置。
  4. 【請求項4】 可動体の上昇時の移動速度を、スイッチ
    の動作速度よりもやや遅い速度とした請求項1〜3のい
    ずれか一つに記載のプッシュスイッチの検査装置。
  5. 【請求項5】 保持台に複数のプッシュスイッチを載置
    すると共に、これに対応する複数個の押圧体とセンサを
    設けた請求項1〜4のいずれか一つに記載のプッシュス
    イッチの検査装置。
  6. 【請求項6】 センサを介して押圧体を保持した可動体
    を上下動させて、押圧体によってプッシュスイッチを押
    圧操作し、この往復操作間の可動体の上下動する移動量
    及び押圧体を介してセンサに加えられた荷重とプッシュ
    スイッチの電気的接離を同時に連続して検出し、これを
    基準値と照合してプッシュスイッチの操作ストロークに
    対する操作力及び電気的接離の関係を判定するプッシュ
    スイッチの検査方法。
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