JPH08221533A - 2次元図形コードカード - Google Patents

2次元図形コードカード

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JPH08221533A
JPH08221533A JP7050531A JP5053195A JPH08221533A JP H08221533 A JPH08221533 A JP H08221533A JP 7050531 A JP7050531 A JP 7050531A JP 5053195 A JP5053195 A JP 5053195A JP H08221533 A JPH08221533 A JP H08221533A
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JP
Japan
Prior art keywords
card
pattern
dimensional graphic
graphic code
capacity
Prior art date
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Pending
Application number
JP7050531A
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English (en)
Inventor
Yasuo Ishikawa
川 保 男 石
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APO SYST KK
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APO SYST KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セキュリティを高めコピーや初期コードエリ
アを使った貼り合わせ不正カード等の被害を防止できる
2次元図形コードカード。 【構成】 2次元図形コードによって表される所定の数
字、文字等をカード書込手段により書込んだ該カードを
カード読取手段で読取り使用者が入力する指示内容を判
断して処理を実行するための2次元図形コードカードで
あって、誘電率の高い物質の微粒粉末を含むインクでラ
ンダムなパターンを印刷したカード基材と該カード基材
の上に記録層とを少くとも備え、前記カードの所定位置
の検知ラインが示す各カード毎に特有の容量パターンを
パスワードとし2次元図形コードで情報を記録し、前記
カード読取り時に前記所定位置の検知ラインよりパスワ
ードを読み出し照合して一致した場合は記録情報を解読
して前記処理を実行し、一致しない場合は不正カードと
判断して前記処理を中止する制御ができることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2次元図形コードによ
り情報を書込んだカード、特にプリペイドカード等を介
して、各種の商行為が行われる2次元図形コードカード
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカード例えばプリペイドカード等
では、図6に示す従来のカード例のような2次元図形コ
ードカード40が使用されている。ここで40aは初期
コードエリアであり、店名、発行年月日と共に最初の発
行時の金額などのコード情報が記録され、40bは残金
コードエリアであり、店名、使用年月日と共に、使用経
過の残金などのコード情報が記録される。また40cは
それらの金額の文字表示エリアである。図6(A)に示
す2次元図形コードカード40の初期コードエリア40
a等の情報は、4セグメントのカルラコード(アレック
ジャパンの登録商標)と呼ばれる2次元図形コードによ
って書込まれている。カルラコードは例えば図6(C)
のように、4角形を4分割した4セグメントを1基本コ
ードとして、塗潰してマークした黒のセグメントとマー
クしない白のセグメントを夫々情報“1”、“0”に対
応させ、これらの組合わせによって各種情報を表示する
ものであり、バーコード等に比較すると情報量も大きく
なり、直接コンピュータ処理も可能である等の利点を有
するものである。
【0003】図7は従来のプリペイドカードを使用した
ときのシステム発券機の概略ブロック図である。図7の
ような発券機に客側から紙幣が投入されると発券機は先
ず、発行するプリペイドカードの透明インク印刷部分の
キーコード41を、光学的読取センサ50によって読取
った後、ローラーBにより送られるカード40上の初期
コードエリア40aに、感熱型7針ヘッド等で構成する
書込ヘッド51が、カードの進行方向に対して直交する
向きに所定の速度で往復スキャンする形で感熱記録によ
り、カルラコードの数値情報等を書込んで行く。例えば
1万円の紙幣が投入され1万円のボタンが押された場合
は、図6に示したようにプリペイドカード40の初期コ
ードエリア40aには、1万円の数値情報その他が書込
まれることになる。
【0004】書込みを終了したプリペイドカード40
は、ベリファイ(追認)用の光学的読取ヘッド52によ
り、カルラコードによる黒白セグメントの書込内容を確
認して誤りが無ければ、ローラーAによりカード40を
客に渡すべく送出する。
【0005】図8は従来のプリペイドカードを使用した
ときのシステムのカード読取機の概略ブロック図であ
る。発行されたプリペイドカード40を使用する場合
は、カード読取機にカード40を挿入して料金入力部6
0より金額を入力すると、CPU61は挿入されたプリ
ペイドカード40のコードエリアの残金を読取ヘッド6
3により読取り、キーコードを確認し残高が十分あるこ
とを確認したら、相当商品(遊戯物、券または品物等)
の放出を指令すると同時に、新たな残額(例えば8千
円)を感熱型書込ヘッド62によりプリペイドカード4
0の残金コードエリア40bに書込んで、客側へ送出返
還する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のカードでは、2次元図形コードカード40の残金の
確認や書換処理については比較的確実に処理が行われ、
不正カードの被害も従来の磁気カードに比べれば少ない
が、情報のスクランブル(暗号化)を含めたカードのセ
キュリティ対策が十分ではなかったために、コピーやあ
るいは付随的な不正カード被害として、図6に示すよう
に数回使用して残額の無くなったカードの初期コードエ
リア部分(金額1万円)と、小額の安い他の未使用カー
ドの残金コードエリアを貼り合わせることによって、小
額カードをあたかも高額カードとしてカード読取機が認
識してしまうことを利用した、簡単な偽造手法の不正カ
ードによる被害が発生しているという問題がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、2次元図形コー
ドカードのコピーや2次元図形コードカードの初期コー
ドエリア(カード金額の記載エリア)を使用する不正カ
ード等は容易に防止できるようにカードのセキュリティ
を高めた2次元図形コードカードを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、2次元図形コードによって表される所定
の数字、文字等をカード書込手段により書込んだ該カー
ドをカード読取手段で読取り使用者が入力する指示内容
を判断して処理を実行するための2次元図形コードカー
ドであって、誘電率の高い物質の微粒粉末を含むインク
でランダムなパターンを印刷したカード基材と該カード
基材の上に記録層とを少くとも備え、前記カードの所定
位置の検知ラインが示す各カード毎に特有の容量パター
ンをパスワードとし2次元図形コードで情報を記録し、
前記カード読取り時に前記所定位置の検知ラインよりパ
スワードを読み出し照合して一致した場合は記録情報を
解読して前記処理を実行し、一致しない場合は不正カー
ドと判断して前記処理を中止する制御ができることを特
徴とする。
【0009】
【作用】上記構成によれば、2次元図形コードカードは
誘電率の高い物質の微粒粉末を含むインクでランダムな
パターンを印刷したカード基材と、その上に例えば感熱
層などの記録層を備えたものとし、該カード基材上の予
め決められた所定位置の検知ライン上で検出される該カ
ード特有の容量パターンをパスワードとして情報をカー
ドに記録し、カード読取手段は決められた所定位置の検
知ラインよりパスワードを読出し照合して、不正カード
か否かを判定するので、実際に情報をスクランブルする
パスワードと該パスワードを収納する検知ラインの位置
を示すキーとのいわば2重キーを設けることによってカ
ードのセキュリティを高めて前記の不正を防止すること
ができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例に係る2次元図形コード
カードを示す図である。図2は図1に示すカードの断面
図である。
【0011】図1に示す本実施例の2次元図形コードカ
ード1は、図2の断面図にも示すように感熱紙と共にガ
ラスやセラミック等の紙に比較して(ガラス、セラミッ
クは誘電率6〜7に対して紙はポーラスなので2以下で
ある)誘電率の高い誘電体部材の微粒粉末を含んだイン
クを用いてランダムなパターン2を印刷し、カード基材
である基紙のポーラスな部分にインクを染み込ませた基
紙を、それぞれカードの大きさに切断して作成されてい
る。従って、各カードの誘電体部材を含むインクによる
印刷パターン2はカード毎に異なるものとなっている。
尚、前記インクで印刷したカード基紙は図2のように感
熱紙と共にその表面を保護膜で保護する。また、カード
基材は基紙でなく、プラスチック等でもよい。
【0012】また、図1に示すようにカード1には予め
決められた所定位置P点が容量パターンの検知ライン3
Pの位置キーとして設定されている。検知ライン3Pは
カード1の左下部のP点よりX方向に水平なラインとし
てシステム上で決められているラインであるが、特にこ
の位置、方向に限定するものではなく別に決めることも
自由である。
【0013】図3は図1に示すカードの発券機の概略構
成図である。カード1の書込手段としての発券機は、表
面に金属蒸着したローラー又は導電性ゴムローラーで構
成しカード1を挟持して移動させる容量変化検出用ロー
ラー3と、LC回路で決まる周波数で発振する発振器4
と、発振器4の出力を周波数/電圧返還するF/V変換
回路5と、F/V変換回路の出力信号をデジタル化する
A/D変換回路6と、A/D変換回路6からの入力信号
をパスワードとして2次元図形コードデータ8にスクラ
ンブルをかける符号発生回路7と、スクランブルをかけ
暗号化した2次元図形コード情報をカード1に書込む感
熱記録ヘッド9とで構成されている。
【0014】つぎに動作について説明する。カードの発
行は、先ず、図1に示すようなカード1上でシステムで
決めた検知ライン位置を示す所定位置よりカード進行方
向に向かって検知ライン上の容量パターンのチェックを
行う。尚、図1に示す検知ライン例とは異る方向の例で
ある。この容量パターンは発振器4の発振周波数の変化
より検出するものであり、印刷誘電体2と容量検出用ロ
ーラー3で構成される容量が、LC回路の容量Cに並列
加算されて発振器4の発振周波数が低下する周波数変化
より容量変化を検出するものである。
【0015】具体的には図2において誘電体印刷パター
ン2が検知ライン上に存在する位置では、2個のローラ
ー3により構成される容量が増加し、誘電体印刷パター
ン2が存在しない区間は容量は小となり、よって発振回
路4の発振周波数は誘電体印刷パターンの存在する位置
のみ低下するという、このカード1に特有の容量パター
ン(発振周波数の変化パターン)が検出される。検出し
た容量パターンつまり発振周波数の周期変化をF/V変
換回路5で対応する電圧に変換して、図4に示すように
容量パターンを電圧信号とした後、A/D変換回路6に
おいてデジタル化信号とする。
【0016】図1に示すカード1の容量パターンとし
て、図4のように3回の出力変化があったとすると、例
えば、簡単にパスワードを3に設定し、符号発生回路7
において、記録する2次元図形コードデータ8の全てに
+3又は−3等の演算処理を加えることでスクランブル
をかけて(例えば2次元データ=”2,4,7”なら、
スクランブルデータ=”2±3,4±3,7±3”
等)、2次元図形コードデータ8をカード1に特有のキ
ーにより暗号化した後、初期コードエリアに金額情報等
を従来例と同様に感熱記録ヘッド9により書込んで2次
元図形コードカード1を発行する。
【0017】このように、スクランブル用のパスワード
は最も簡単な形式のものとして、容量パターンの出力変
化の回数を基に、回数が3回なら±3を、回数が5回の
カードならなら±5を、回数が2回のカードなら±2と
いうように演算する例を示したが、これに限定するもの
ではなく、この他シーザー暗号の変形等も含めた各種の
暗号方式から、処理するデータ量や経済性を考慮してシ
ステムで適宜選択すればよい。
【0018】こうして発行されたカード1を使用する場
合、図5に示すカード読取機にカード1が挿入され料金
入力部60のボタンが操作されると、CPU61は発券
機と同様な容量検出用ローラー3、LC発振器4、F/
V変換回路5、A/D変換器6で構成する発振周波数変
化方式の容量パターン検出手段を介して、検知ラインの
位置を示すカード1の前記所定位置の検知ライン上の容
量パターンを検出しパスワード±3を求める。求めたパ
スワードを用いて光学的読取ヘッド63で読取ったカー
ド情報のデコード(解読)が可能か否かのパスワード・
チェックを行い、デコード可能ならカード情報を読出し
て指定された処理を実行する。若し、最初から誘電体印
刷パターン2が検出されなかったり、検出されても求め
たパスワードでカード情報のデコードが不能の場合は、
そのカードは偽造等による不正カードと判定して処理を
中止する。
【0019】このように、本実施例では、各カードの容
量パターンをカード毎に異なるように構成して、容量パ
ターンに応じて各カード毎にスクランブルのパスワード
が異なるようにシステムで設定するので、カードのセキ
ュリティが高くなり不正カード等による被害を大幅に減
少させることができる。また、仮にパスワードが見破ら
れ偽造の危険かある場合等も、検出ラインの所定位置を
変えるだけでパスワードを変更できるので、パスワード
が見破られてもカードを破棄する必要は無くパスワード
を変更してそのまま使用できるという利点もある。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の2次元図
形コードカードによれば、誘電率の高い物質の微粒粉末
を含むインクでランダムなパターンを印刷したカード基
材の上に記録層を備えているので、そのカードの所定位
置の検知ラインが示すカード毎に特有な容量パターンを
パスワードとして2次元図形コードで情報を記録し、カ
ード読取り時に前記所定位置の検知ラインよりパスワー
ドを読出し照合して一致した場合は記録情報を解読して
処理を実行し、一致しない場合は不正カードと判定して
処理を中止する制御ができる。よって、従来の磁気カー
ド等に比較すればカードのセキュリティが高められコピ
ーや貼り合わせ偽造等も含めた不正カードを確実に防止
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る2次元図形コードカー
ドを示す図である。
【図2】図1に示すカードの断面図である。
【図3】図1に示すカードの発券機の概略ブロック図で
ある。
【図4】図1に示すカードのパスワードの説明図であ
る。
【図5】図1に示すカードの読取機の概略ブロック図あ
る。
【図6】従来の2次元図形コードカードの例を示す図で
ある。
【図7】従来のカード発券機の概略ブロック図である。
【図8】従来のカード読取機の概略ブロック図である。
【符号の説明】
1 2次元図形コードカード 2 誘電体印刷パターン 3 容量変化検知用ローラー 3P 検知ライン 4 発振器 5 F/V変換回路 6 A/D変換回路 7 符号発生回路 8 2次元図形コードデータ 9 感熱記録ヘッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元図形コードによって表される所定
    の数字、文字等をカード書込手段により書込んだ該カー
    ドをカード読取手段で読取り使用者が入力する指示内容
    を判断して処理を実行するための2次元図形コードカー
    ドであって、 誘電率の高い物質の微粒粉末を含むインクでランダムな
    パターンを印刷したカード基材と該カード基材の上に記
    録層とを少くとも備え、前記カードの所定位置の検知ラ
    インが示す各カード毎に特有の容量パターンをパスワー
    ドとし2次元図形コードで情報を記録し、前記カード読
    取り時に前記所定位置の検知ラインよりパスワードを読
    み出し照合して一致した場合は記録情報を解読して前記
    処理を実行し、一致しない場合は不正カードと判断して
    前記処理を中止する制御ができることを特徴とする2次
    元図形コードカード。
JP7050531A 1995-02-15 1995-02-15 2次元図形コードカード Pending JPH08221533A (ja)

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