JPH08221124A - 軌道式自動走行車装置 - Google Patents

軌道式自動走行車装置

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JPH08221124A
JPH08221124A JP7021578A JP2157895A JPH08221124A JP H08221124 A JPH08221124 A JP H08221124A JP 7021578 A JP7021578 A JP 7021578A JP 2157895 A JP2157895 A JP 2157895A JP H08221124 A JPH08221124 A JP H08221124A
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JP
Japan
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fixed point
vehicle
point number
automatic
track
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JP7021578A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Takeshita
博志 竹下
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 軌道上を走行する自動走行車を目的の位置に
容易かつすみやかに移動させることができる軌道式自動
走行車装置を得る。 【構成】 自動走行車の運転モードとして、操作員が操
作装置の距離表示器に表示された自動走行車の待機位置
からの走行距離を見ながら、レバー操作により自動走行
車を任意の位置に移動させるマニュアル操作モードと、
操作員が操作装置から目的定点番号を指定することによ
り、自動走行車が検出した停止マークに設定された定点
番号を確認しながら、自動的に指定された定点番号の停
止マークの位置まで移動する定点番号指示モードとを有
するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば変電所・発電
所等の構内点検などに使用される軌道式自動走行車装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15は実公平5−14164号公報に
示された従来の移動体の位置検出装置であり、図におい
て、50は移動体、51はどの位置にある検出器が動作
したか検出する判別装置、52は検出器への電源供給用
電線、53は電線52と電気接続する分岐コネクタとリ
ード線から成る引き出し部、54は移動体50の接近に
感応して作動するスイッチ、55はスイッチ54の一端
と引き出し部53を選択的に電気接続するセレクタ回
路、56は引き出し部53とスイッチ54とセレクタ回
路55より成る検出ユニット、57は電源装置、58は
抵抗器、59は接地線である。
【0003】次に動作について説明する。移動体50が
検出ユニット56に接近すると、検出器56内のスイッ
チ54が動作(ON)する。各検出ユニット56はセレ
クタ回路55により異なった設定とされているので、検
出位置(動作した検出ユニット56)により接地線59
に接続される電線52が異なり判別装置51への入力電
圧が変化する。判別装置51では入力電圧をもとに、ど
の位置に設置した検出ユニット56が動作したか(移動
体50位置)を検出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の位置検出装置は
以上のように構成され、移動体の位置を区間でしか把握
できず正確な走行距離がつかめなかった。また、移動距
離が長い場合、電線布設が大変である上、検出信号を確
認後移動体を停止させたのでは目的位置に精度よく停止
させることができない上、移動体の正確な位置(距離)
が把握できないなどの課題があった。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、移動体を精度よく目的位置に
停止させるとともに、移動体の正確な位置を把握するこ
とができる軌道式自動走行車装置を得ることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係る軌道式自動走行車装置は、定められた軌道上を走行
する自動走行車と、該自動走行車と通信により接続され
自動走行車への指令及び自動走行車の位置情報を表示す
る操作装置と、上記軌道上の任意の停止位置に設けられ
た停止マークと、上記自動走行車の車輪の回転から走行
距離を求める走行距離演算装置と、上記自動走行車が停
止又は通過した停止マークを検出し該停止マークの定点
番号を求める定点番号演算装置と、上記操作装置からの
指令に基づき上記自動走行車の走行停止を制御する制御
装置とを備え、該制御装置は操作装置からの前進あるい
は後進指令信号により自動走行車を任意の位置に移動さ
せるマニュアル操作モードと、操作装置から指令された
定点番号の位置に自動走行車を移動させる定点番号指示
モードとを有するものである。
【0007】この発明の第2の発明に係る軌道式自動走
行車装置は、走行距離演算装置で求めた距離データの値
をあらかじめ保有している各定点位置での距離データに
より停止マーク検出時に補正するものである。
【0008】この発明の第3の発明に係る軌道式自動走
行車装置は、定点番号指示モードにおいて、目標定点位
置の所定距離手前で自動走行車を減速させ目標定点位置
まで低速で移動させるものである。
【0009】この発明の第4の発明に係る軌道式自動走
行車装置は、走行距離演算装置で求めた距離データの値
があらかじめ保有している各定点位置での距離データの
値よりも所定距離超過しても停止マークを検出できなか
った場合、マーク検出失敗として自動走行車を停止させ
ると共に、操作装置にて警報を発する等のエラー処理を
するものである。
【0010】この発明の第5の発明に係る軌道式自動走
行車装置は、定点番号指示モードにおいて、自動走行車
が停止した時定点番号演算装置で求めた定点番号と操作
装置で指令した定点番号とを照合し、不一致であれば操
作装置にて警報を発する等のエラー処理をするものであ
る。
【0011】この発明の第6の発明に係る軌道式自動走
行車装置は、定点番号指示モードにおいて、自動走行車
が停止した時マーク検出センサが停止マークを検出し続
けていなければ操作装置にて警報を発する等のエラー処
理をするものである。
【0012】この発明の第7の発明に係る軌道式自動走
行車装置は、走行距離演算装置で求めた距離データの値
が停止マーク検出時にあらかじめ保有している各定点位
置での距離データの値よりも所定距離以上短い場合、マ
ーク誤検出として自動走行車を停止させると共に、操作
装置にて警報を発する等のエラー処理をするものであ
る。
【0013】
【作用】この発明の第1の発明における軌道式自動走行
車装置は、待機位置からの走行距離と停止又は通過定点
番号の両方を求めるようにしているので、使用する運転
モードにより使い分けが可能となり多様化が図れると共
に、位置確認精度を向上することができる。
【0014】この発明の第2の発明においては、走行距
離演算装置で求めた距離データの値をあらかじめ保有し
ている各定点位置での距離データにより、停止マーク検
出時に補正して誤差の集積を防止する。
【0015】この発明の第3の発明においては、定点番
号指示モードにおいて、目標定点位置の所定距離手前で
自動走行車を減速させ目標定点位置まで低速で移動さ
せ、停止マーク位置で精度よく自動走行車を停止させ
る。
【0016】この発明の第4の発明においては、走行距
離演算装置で求めた距離データの値があらかじめ保有し
ている各定点位置での距離データの値よりも所定距離超
過しても停止マークを検出できなかった場合、マーク検
出失敗として自動走行車を停止させると共に、操作装置
にて警報を発する等のエラー処理をすることで、自動走
行車の確実な運行がおこなえる。
【0017】この発明の第5の発明においては、定点番
号指示モードにおいて、自動走行車が停止した時定点番
号演算装置で求めた定点番号と操作装置で指令した定点
番号とを照合し、不一致であれば操作装置にて警報を発
する等のエラー処理をするため、指令した定点位置以外
での自動走行車の停止がすぐにわかる。
【0018】この発明の第6の発明においては、定点番
号指示モードにおいて、自動走行車が停止した時マーク
検出センサが停止マークを検出し続けていなければ操作
装置にて警報を発する等のエラー処理をすることで、自
動走行車が精度よく停止していない場合にはすぐにわか
る。
【0019】この発明の第7の発明においては、走行距
離演算装置で求めた距離データの値が停止マーク検出時
にあらかじめ保有している各定点位置での距離データの
値よりも所定距離以上短い場合、マーク誤検出として自
動走行車を停止させるとともに、操作装置にて警報を発
する等のエラー処理をするので、マーク検出センサが軌
道上の異物等を停止マークと誤って検出した場合にはす
ぐにわかる。
【0020】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例を図にもとづいて説
明する。図1はこの発明の概略システム構成を示す構成
図、図2はこの発明の自動走行車の制御方法に関する構
造説明図である。図1及び図2において、1は自動走行
車、2は自動走行車1が走行するために地上に設置され
た軌道、3は軌道2と平行に設置された通信を行うため
の通信ケーブル、4は自動走行車1の停止位置(定点)
として軌道側の任意の位置に設置された鉄などの金属片
による停止マーク、6は遠隔場所に設置され通信信号に
より自動走行車1の操作を行う操作装置、7は自動走行
車1の位置により通信ルートを選択するルート切換器
(増幅器含む)である。
【0021】10は自動走行車1を軌道2に沿って走行
移動させるための駆動輪、11は駆動輪10を回転駆動
する駆動モータ、12は駆動モータ11の回転軸に接続
され駆動モータ11の回転に応じたパルス信号を発生す
るパルス発信器、13はパルス発信器12からの信号に
より待機位置(後述する)からの自動走行車1の走行距
離を求める走行距離演算装置、14は停止マーク4を検
出する磁気式近接スイッチであるマーク検出センサ、1
5はマーク検出センサ14からの信号で自動走行車1が
停止又は通過した定点番号を求める定点番号演算装置、
16は操作装置6からの指令信号に基づき駆動モータ1
1の回転や停止など自動走行車1の動作を制御する走行
車制御装置、17は自動走行車1に搭載された各種装置
と操作装置6との通信を行う通信装置、18は通信ケー
ブル3と近接するよう自動走行車1に取り付けられた通
信用アンテナである。
【0022】次に、停止マーク4の設置状況と定点番号
について、図3および図4に基づき説明する。停止マー
ク4は同一形状の金具を使用しており、定点番号により
取り付ける停止マーク4を配慮する必要はない。また、
軌道側に設置される停止マーク4と自動走行車1に設け
るマーク検出センサ14間は図3に示すようにA(通常
10mm程度)のギャップを設け、施工時の誤差又は駆
動輪10の摩耗時等においても問題が生じないよう配慮
している。さらに、停止マーク4は点検対象の設備対応
で点検に必要な位置にのみ設置されており、等間隔で設
けたり、曲線部の出入口に設ける必要はない。定点番号
の付け方についての制約はなく、停止マーク4を検出す
るごとに定点番号演算装置15内の処理プログラムで登
録している順番に認識して行くので、処理プログラム作
成時に定点番号を任意に決めれば良い。
【0023】これを図4で説明すると、例えば待機位置
の停止マーク4を0として、前進方向に順番に1,2,
3,・・・と定点番号を登録し、後進方向に順番に10
1,102,103,・・・と登録しているとすると、
自動走行車1が定点番号の1と2の間(図4のB位置)
を走行している場合、前進動作している時には自動走行
車1の定点番号演算装置15は定点番号を1と認識し、
後進動作している時には定点番号を2と認識している。
これは、停止マーク4をマーク検出センサ14が検出し
たとき、および自動走行車が停止して前進・後進が変わ
ったときに定点番号演算装置15が定点番号を更新する
ことにより行う。なお、停止マーク4の上で自動走行車
1が停止した場合には、前進・後進に関係なく定点番号
演算装置15は定点番号の更新は行わない。
【0024】図5は遠隔場所に設置される操作装置6を
示す斜視図であり、20はシステム状態や点検表等を表
示するCRT、21は自動走行車1に搭載したITV等
の画像を表示するモニタテレビ、22は自動走行車1を
含むシステム全体の状態を表示する状態表示器、23は
自動走行車1を含むシステム全体の故障及び警報を表示
する故障・警報表示器、24は自動走行車1を操作する
ための操作スイッチ、25はキーボード、26は自動走
行車1の待機位置からの走行距離を表示する距離表示器
である。
【0025】図6は操作装置6に設けられたCRT20
の表示画面の構成例を示す説明図である。図6におい
て、61は自動走行車1の選択された制御内容を表示す
る運転モード選択枠、62は故障・警報及び運転内容等
を表示するメッセージ表示枠、63は点検項目又は点検
結果を表示する点検表表示枠、64は自動走行車1の位
置や運転状態及び環境データ等を表示するシステム状態
表示枠であり、このシステム状態表示枠64には、例え
ば図4の一部分のような表示により、自動走行車1の現
在位置周辺の停止又は通過した定点番号等が設備構成と
対応して表示される。
【0026】次に動作について説明する。自動走行車1
は点検等に使用されないときは通常図4に示す待機位置
に停止されている。このとき、走行距離演算装置13の
距離データの値および定点番号演算装置15の定点番号
は共に0に設定されている。操作装置6の操作スイッチ
24を操作員が操作すると操作装置6からの指令がルー
ト切換器7、通信ケーブル3、通信アンテナ18および
通信装置17を介して走行車制御装置16に与えられ、
走行車制御装置16はブレーキ(図示せず)を開放し、
指令に基づき駆動モータ11を前進方向あるいは後進方
向に回転起動する。駆動モータ11が回転すると駆動輪
10が回転し、自動走行車1は指令された方向に走行す
る。このとき、駆動モータ11の回転にともなうパルス
信号がパルス発信器12から出力され、走行距離演算装
置13に入力される。走行距離演算装置13は1パルス
あたりの自動走行車1の移動距離を保有しており、下記
演算式により待機位置からの自動走行車1の走行距離を
求める。なお、下記式において、+は前進方向、−は後
進方向である。 走行距離=0±1パルス当たりの移動距離(固定)×入
力パルス数 このようにして求められた走行距離は、通信装置17か
ら通信ケーブル3を介して操作装置6に送られ、距離表
示器26に表示される。
【0027】自動走行車1のマーク検出センサ14が停
止マーク4を検出するとマーク検出センサ14からの検
出信号は定点番号演算装置15に入力され、定点番号演
算装置15では検出された停止マーク4に設定登録され
た定点番号が求められ、通信装置17から通信ケーブル
3を介して操作装置6に送られ、CRT20のシステム
状態表示枠の定点番号等の表示が変更される。このよう
な走行距離と定点番号等の表示により操作員は自動走行
車1の正確な走行位置を知ることができる。
【0028】本装置の制御方法としては、操作員が距離
表示器26を見ながら操作スイッチ24のレバースイッ
チ(図示せず)を操作して自動走行車1を任意の位置に
移動させるマニュアル操作モードと、操作員が操作装置
6から目的定点番号を指定することにより自動走行車1
側で自動的にその位置まで移動する定点番号指示モード
とを有しており、操作員はこの2つの運転モードを使い
分けることにより自動走行車1を目的の位置にすみやか
に移動させることができる。以下この2つの運転モード
について図7のフロー図を参照して説明する。
【0029】(1)マニュアル操作モード 操作員が操作装置6にある操作スイッチ24のレバース
イッチ(図示せず)を前進あるいは後進方向に倒すと、
この指令信号は通信ケーブル3を介して自動走行車1の
走行車制御装置16に与えられる(ステップ111)。
この指令信号を受けて走行車制御装置16は自動走行車
1のブレーキ(図示せず)を開放すると共に駆動モータ
11を指令された方向に回転駆動する。駆動モータ11
の回転により駆動輪10が回転して自動走行車1は軌道
2上を指令された方向に移動する(ステップ112)。
このとき前述の走行距離表示および定点番号表示が操作
装置6にて行われており、操作員はこれらの表示を見て
自動走行車1が目的の位置まで移動したとき操作スイッ
チ24のレバースイッチを停止位置に戻す(ステップ1
17)。このことにより走行車制御装置16には指令信
号が与えられなくなり、走行車制御装置16は駆動モー
タ11の回転を停止させブレーキを閉じて自動走行車1
を停止させる(ステップ119)。なお、上記実施例で
はレバースイッチを使用した場合について説明したが、
前進あるいは後進の指令入力(ステップ111)を押ボ
タンスイッチで行っても同様に実施できる。
【0030】(2)定点番号指示モード 自動走行車1が停止している状態で操作員が操作装置6
の操作スイッチ24から自動走行車1を移動させたい位
置の定点番号を入力すると、この指令信号は通信ケーブ
ル3を介して自動走行車1の走行車制御装置16に与え
られる(ステップ121)。走行車制御装置16では与
えられた指令信号が定点番号であることにより、運転モ
ードは定点指示モードであることを認識し(ステップ1
00)、指令された定点番号を定点番号演算装置15に
記憶させるとともに、自動走行車1のブレーキを開放し
駆動モータ11を回転駆動することにより、自動走行車
1を指令された定点位置方向に向けて移動させる(ステ
ップ122)。一方、定点番号演算装置15では、次の
停止マーク4が指定された定点番号であるか判定し(ス
テップ124)、指定位置でなければ停止マーク4を検
出した時点(ステップ134)で定点番号データの更新
のみを行う(ステップ136)が、指定位置で有れば停
止マーク4を検出する(ステップ127)と走行車制御
装置16に停止信号を与えるとともに、定点番号の更新
を行う(ステップ130)。走行車制御装置16は定点
番号演算装置15からの停止信号を受けて、駆動モータ
11の回転を停止させるとともにブレーキを閉じて自動
走行車1を停止させる(ステップ129)。なお、定点
番号および走行距離の更新ならびに表示は運転モードに
関係なく常時行われていることはもちろんである。
【0031】実施例2.自動走行車1の走行距離は車輪
の摩耗や曲線走行時のスリップ等により実際の走行距離
と誤差が生じる。この誤差の補正方法について、図8の
制御フロー図により説明する。自動走行車1が移動中
(ステップ101)には走行距離演算装置13では常に
走行距離データの更新が行われている(ステップ10
2)。一方、走行距離演算装置13には各定点位置での
距離データが定点番号に対応した値であらかじめ登録さ
れており(ステップ200)、定点番号演算装置15か
らの停止マーク4を検出した信号(ステップ134)及
び定点番号を更新した信号(ステップ136)により、
走行距離演算装置13で求めている距離データを登録し
ている距離データに更新し(ステップ137)、走行距
離の誤差が累積しないようにしている。
【0032】実施例3.自動走行車1の走行距離が長く
なった場合、通常走行時の走行速度を早くすることは作
業効率の面からも重要であるが、走行速度を早くすると
停止精度が悪くなってしまう。この問題を解決するため
になされたのが図9の制御フロー図に示す発明であり、
本発明は定点番号指示モードにおいて、指定された定点
番号の登録距離データと走行距離演算装置13で求めた
自動走行車1の走行距離とを比較し、指定位置の一定距
離手前まで(ステップ125)は高速で自動走行車1を
移動させ(ステップ123)、指定位置までの走行距離
が一定値(減速に要する距離を考慮し1m程度で設定)
以内になると(ステップ125)、走行車制御装置16
の指示により自動的に自動走行車1を減速させ低速で移
動させる(ステップ126)ことにより、指定位置の停
止マーク4の位置で精度よく自動走行車1を停止させる
(ステップ129)ようにしている。
【0033】実施例4.上記実施例1から3において、
停止マーク4が検出できなければ自動走行車1は正確な
運行ができなくなり、特に定点番号指示モードにおいて
はいつまでも走行し続けることになる。そこで、本実施
例4では図10の制御フロー図に示すように、走行距離
演算装置13に登録された各定点位置での距離データと
走行距離演算装置13で求めた自動走行車1の走行距離
とを比較し、自動走行車1の走行距離が登録された各定
点位置での距離データより一定距離(誤差を考慮して5
0cm程度に設定)超過(ステップ139)しても停止
マーク4が検出できなければ(ステップ134)、自動
走行車1を停止させる(ステップ140)と共に、操作
装置6にて故障・警報表示器23等により操作員に知ら
せるエラー処理を行って運用の安全を図っている。な
お、本実施例においては一定距離超過した場合(ステッ
プ139)を異常としたが、自動走行車1の速度との関
係で、例えば実施例3の低速移行後一定時間経過しても
停止マーク4が検出できない場合を異常とする等、経過
時間により本発明を実施することも可能である。
【0034】実施例5.定点番号指示モードでは、遠隔
場所に設置された操作装置6から通信装置17経由で指
定された定点番号をもとに、自動走行車1は自動にて走
行車制御装置16で制御されながら目的定点番号位置ま
で移動するが、自動走行車1側で何らかの故障が発生し
て目的定点番号位置以外で自動走行車1が停止してしま
った場合には、図11の制御フロー図に示すように、操
作装置6でも指定した定点番号と自動走行車6からの停
止定点番号を照合し(ステップ131)、一致していな
ければ、その場に自動走行車1を停止させておき操作装
置6にて故障・警報表示器23等にて操作員に知らせる
エラー処理を行って運用の安全を図っている。
【0035】実施例6.この発明の第6の発明の一実施
例を図12の制御フロー図に示す。定点番号指示モード
においては、マーク検出センサ14が停止マーク4を検
出し自動走行車1を停止させるが、ブレーキを掛け自動
走行車1が完全に停止した時、再度マーク検出センサ1
4が停止マーク4を検出し続けているか(確実に目標定
点番号位置に停止していること)を確認する(ステップ
133)。これはブレーキの動作不良、停止マーク4の
取り付け状態不良等により自動走行車1が停止マーク4
から外れて停止している場合、その場に自動走行車1を
停止させておき、操作装置6にて故障・警報表示器23
等にて操作員に知らせるエラー処理を行って運用の安全
を図るものである。
【0036】実施例7.上記実施例1から6において、
軌道2内に金属製の異物等があるとマーク検出センサ1
4が停止マーク4と誤って検出してしまう恐れがある。
この対策を実施したのが図13に示す第7の発明であ
り、マーク検出センサ14からのマーク検出信号があっ
たとき(ステップ134)、走行距離演算装置13に登
録された各定点位置での距離データと走行距離演算装置
13で求めた自動走行車1の走行距離とを比較し、自動
走行車1の走行距離が登録された各定点位置での距離デ
ータより一定距離(誤差を考慮して1m程度に設定)以
上短い所定距離範囲内でない場合(ステップ135)、
自動走行車1を停止させる(ステップ140)ととも
に、操作装置6にて故障・警報表示器23等により操作
員に知らせるエラー処理を行って運用の安全を図ってい
る。
【0037】実施例8.上記実施例2から7に示す発明
を全てまとめて定点番号指示モードの場合について表現
したものを図14の制御フロー図に示す。図14に示す
ように、実施例4で説明した停止マーク検出漏れ監視機
能(ステップ138,139)、実施例7で説明した停
止マーク誤検出監視機能(ステップ128,135)、
実施例5で説明した定点番号照合機能(ステップ13
1)、及び実施例6で説明した停止マーク検出中確認機
能(ステップ133)の各種安全運行確認機能が働き自
動走行車1の運行を安全で確実なものにする。又、実施
例2で説明した走行距離補正機能(ステップ132,1
37)および実施例3で説明した減速機能(ステップ1
23,125,126)により、自動走行車1の目的位
置までのすみやかな移動と精度の良い運行が可能とな
る。
【0038】
【発明の効果】この発明の請求項1に係わる軌道式自動
走行車装置は、操作装置からの前進あるいは後進指令信
号により自動走行車を任意の位置に移動させるマニュア
ル操作モードと、操作装置から指令された定点番号の位
置に自動走行車を移動させる定点番号指示モードとを有
しており、これらの運転モードを使い分けることで自動
走行車を目的の位置まで容易に移動させることができ
る。
【0039】この発明の請求項2に係わる軌道式自動走
行車装置は、走行距離演算装置で求めた距離データの値
をあらかじめ保有している各定点位置での距離データに
より停止マーク検出時に補正するので、自動走行車の走
行距離を精度よく求めることができる。
【0040】この発明の請求項3に係わる軌道式自動走
行車装置は、定点番号指示モードにおいて、目標定点位
置の所定距離手前で自動走行車を減速させ目標定点位置
まで低速で移動させるため、自動走行車を目標定点位置
にすみやかに移動させるとともに精度よく停止させるこ
とができる。
【0041】この発明の請求項4に係わる軌道式自動走
行車装置は、走行距離演算装置で求めた距離データの値
があらかじめ保有している各定点位置での距離データの
値よりも所定距離超過しても停止マークを検出できなか
った場合、マーク検出失敗として自動走行車を停止させ
ると共に、操作装置にて警報を発する等のエラー処理を
するため、自動走行車の運行を安全にかつ確実なものと
することができる。
【0042】この発明の請求項5に係わる軌道式自動走
行車装置は、定点番号指示モードにおいて、自動走行車
が停止した時定点番号演算装置で求めた定点番号と操作
装置で指令した定点番号とを照合し、不一致であれば操
作装置にて警報を発する等のエラー処理をするため、自
動走行車が指令された位置以外で停止した場合にはすぐ
に分かるものが得られる効果がある。
【0043】この発明の請求項6に係わる軌道式自動走
行車装置は、定点番号指示モードにおいて、自動走行車
が停止した時マーク検出センサが停止マークを検出し続
けていなければ操作装置にて警報を発する等のエラー処
理をするため、自動走行車が精度よく停止していない場
合にはすぐにわかるものが得られる効果がある。
【0044】この発明の請求項7に係わる軌道式自動走
行車装置は、走行距離演算装置で求めた距離データの値
が停止マーク検出時にあらかじめ保有している各定点位
置での距離データの値よりも所定距離以上短い場合、マ
ーク誤検出として自動走行車を停止させるとともに、操
作装置にて警報を発する等のエラー処理をするため、マ
ーク検出センサが軌道上の異物等を停止マークと誤って
検出した場合にはすぐにわかるものが得られ、自動走行
車の運行がより確実なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の軌道式自動走行車装置の概略シス
テム構成を示す構成図である。
【図2】 この発明の自動走行車の詳細構成を示す説明
図である。
【図3】 この発明のマーク検出センサ部の構成を示す
説明図である。
【図4】 この発明の自動走行車の走行ルートを示す説
明図である。
【図5】 この発明の操作装置の外観を示す斜視図であ
る。
【図6】 この発明の操作装置に組み込まれたCRTの
画面構成を示す説明図である。
【図7】 この発明の実施例1の自動走行車の制御方法
を説明するフロー図である。
【図8】 この発明の実施例2の自動走行車の制御方法
を説明するフロー図である。
【図9】 この発明の実施例3の自動走行車の制御方法
を説明するフロー図である。
【図10】 この発明の実施例4の自動走行車の制御方
法を説明するフロー図である。
【図11】 この発明の実施例5の自動走行車の制御方
法を説明するフロー図である。
【図12】 この発明の実施例6の自動走行車の制御方
法を説明するフロー図である。
【図13】 この発明の実施例7の自動走行車の制御方
法を説明するフロー図である。
【図14】 この発明の実施例8の自動走行車の制御方
法を説明するフロー図である。
【図15】従来の移動体の位置検出装置を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 自動走行車 2 軌道 3 通信ケーブル 4 停止マーク 6 操作装置 10 駆動輪 11 駆動モータ 12 パルス発
信器 13 走行距離演算装置 14 マーク検
出センサ 15 定点番号演算装置 16 走行車制
御装置 17 通信装置 18 通信アン
テナ 20 CRT 23 故障・警
報表示器 24 操作スイッチ 26 距離表示

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定められた軌道上を走行する自動走行車
    と、該自動走行車と通信により接続され自動走行車への
    指令及び自動走行車の位置情報を表示する操作装置と、
    上記軌道上の任意の停止位置に設けられた停止マーク
    と、上記自動走行車の車輪の回転から走行距離を求める
    走行距離演算装置と、上記自動走行車が停止又は通過し
    た停止マークを検出し該停止マークの定点番号を求める
    定点番号演算装置と、上記操作装置からの指令に基づき
    上記自動走行車の走行停止を制御する制御装置とを備
    え、該制御装置は操作装置からの前進あるいは後進指令
    信号により自動走行車を任意の位置に移動させるマニュ
    アル操作モードと、操作装置から指令された定点番号の
    位置に自動走行車を移動させる定点番号指示モードとを
    有することを特徴とする軌道式自動走行車装置。
  2. 【請求項2】 定められた軌道上を走行する自動走行車
    と、該自動走行車と通信により接続され自動走行車への
    指令及び自動走行車の位置情報を表示する操作装置と、
    上記軌道上の任意の停止位置に設けられた停止マーク
    と、上記自動走行車の車輪の回転から走行距離を求める
    走行距離演算装置と、上記自動走行車が停止又は通過し
    た停止マークを検出し該停止マークの定点番号を求める
    定点番号演算装置と、上記操作装置からの指令に基づき
    上記自動走行車の走行停止を制御する制御装置とを備
    え、上記走行距離演算装置で求めた距離データの値をあ
    らかじめ保有している各定点位置での距離データによ
    り、上記停止マーク検出時に補正することを特徴とする
    軌道式自動走行車装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に示す定点番号指示モードにお
    いて、目標定点位置の所定距離手前で自動走行車を減速
    させ目標定点位置まで低速で移動させることを特徴とす
    る請求項1に記載の軌道式自動走行車装置。
  4. 【請求項4】 走行距離演算装置で求めた距離データの
    値があらかじめ保有している各定点位置での距離データ
    の値よりも所定距離超過しても停止マークを検出できな
    かった場合、マーク検出失敗として自動走行車を停止さ
    せると共に、操作装置にて警報を発する等のエラー処理
    をすることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記
    載の軌道式自動走行車装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に示す定点番号指示モードにお
    いて、自動走行車が停止した時定点番号演算装置で求め
    た定点番号と操作装置で指令した定点番号とを照合し、
    不一致であれば操作装置にて警報を発する等のエラー処
    理をすることを特徴とする請求項1又は3又は4のいず
    れかに記載の軌道式自動走行車装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に示す定点番号指示モードにお
    いて、自動走行車が停止した時マーク検出センサが停止
    マークを検出し続けていなければ操作装置にて警報を発
    する等のエラー処理をすることを特徴とする請求項1又
    は3から5のいずれかに記載の軌道式自動走行車装置。
  7. 【請求項7】 走行距離演算装置で求めた距離データの
    値が停止マーク検出時にあらかじめ保有している各定点
    位置での距離データの値よりも所定距離以上短い場合、
    マーク誤検出として自動走行車を停止させると共に、操
    作装置にて警報を発する等のエラー処理をすることを特
    徴とする請求項1から6のいずれかに記載の軌道式自動
    走行車装置。
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