JPH08220586A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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JPH08220586A
JPH08220586A JP7024253A JP2425395A JPH08220586A JP H08220586 A JPH08220586 A JP H08220586A JP 7024253 A JP7024253 A JP 7024253A JP 2425395 A JP2425395 A JP 2425395A JP H08220586 A JPH08220586 A JP H08220586A
Authority
JP
Japan
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exposure
value
lens
electronic camera
unit
Prior art date
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Application number
JP7024253A
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English (en)
Inventor
Koichiro Kawamura
晃一郎 川村
Makoto Uehara
良 上原
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Publication of JPH08220586A publication Critical patent/JPH08220586A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、撮影レンズの光学像を縮小して光
電変換する電子カメラに関し、レンズ情報の伝達機構が
ない撮影レンズが使用されたときに、撮影不能になら
ず、かつ露出モードの切り換え操作の手間を省くことを
目的とする。 【構成】 撮影レンズの光学像を縮小する縮小光学系1
と、縮小光学系1による光学像を撮像する撮像手段2
と、縮小光学系1に配置されて開口部の面積が変化する
内部絞り手段3と、撮影レンズに内蔵された絞りを開放
し被写体光を測光する測光手段4と、撮影レンズから開
放絞り値の情報を取り込む通信手段5と、測光値と開放
絞り値とから適正露出値を算出し、その適正露出値に合
せて内部絞り手段3を調節する露出手段6とを備えた電
子カメラにおいて、露出手段6は、開放絞り値の情報が
取り込まれないとき、外部から与えられる手動操作に応
じて内部絞り手段3の開口部の面積を調節することを特
徴として構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銀塩カメラ用の撮影レ
ンズを装着して撮像を行う電子カメラに関し、特に、特
殊な撮影レンズを効率的に使用する電子カメラに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子カメラには、専用の撮影レ
ンズを装着するものと、銀塩カメラ用の撮影レンズを装
着するものがある。銀塩カメラ用の撮影レンズを装着し
てフィルム面に撮像素子を配置した場合、フィルムのサ
イズが24×36mmなのに対し、撮像素子の受光面は
一般に小さいので、光学像の一部分しか撮像されない。
【0003】これに対し、撮像素子の受光面に合わせた
電子カメラ専用のレンズを使用した場合は、専用レンズ
の開発期間や開発コストがかかる上に、操作者が従来か
ら所有していた撮影レンズをそのまま使えなくなるとい
う問題点があった。そこで、撮影レンズと撮像素子との
間に縮小光学系を配置し、撮影レンズの光学像を撮像素
子の受光面の大きさまで縮小することにより、銀塩カメ
ラ用の撮影レンズを使用する電子カメラが知られている
(特開平6−169428号公報)。
【0004】図5は、この種の電子カメラを示す説明図
である。図において、電子カメラ本体50には、銀塩カ
メラ用の撮影レンズ51が装着され、撮影レンズ51の
内側にはレンズ絞り52が配置される。撮影レンズ51
の光軸上にはクイックリターンミラー53が斜めに配置
され、クイックリターンミラー53の反射方向にはハー
フミラー54が斜めに配置される。このハーフミラー5
4の透過方向には測光部55が配置され、反射方向には
ファインダ56が配置される。
【0005】一方、クイックリターンミラー53の後方
には、撮影レンズ51の光軸に沿って、縮小光学系5
7,内部絞り58およびCCD素子59が配置される。
このような構成の電子カメラでは、撮影レンズ51の装
着に伴って、撮影レンズ51内部のレンズ絞り52が開
放状態に保持される。
【0006】この状態で、図示されないレリーズが半押
しされると、測光部55は、レンズ絞り52から入射し
た被写体光を測光する。ここで、被写体輝度のアぺック
ス値を「BV」とし、レンズ絞り52の開放絞り値のア
ぺックス値を「AV0」とすると、測光部55による測
光値のアぺックス値LVは、 LV=BV−AV0 ・・・(式1) となる。
【0007】一方、適正な絞り値およびシャッター速度
のアぺックス値を「AV」および「TV」とし、CCD
素子59のフィルム感度換算値のアぺックス値を「S
V」とすると、適正露出の一般式は、 AV=BV+SV−TV ・・・(式2) と表される。上式に(式1)を代入することにより、 (AV−AV0)=LV+SV−TV ・・・(式3) が得られる。
【0008】一般的な銀塩カメラの自動露出モードで
は、(式3)に基づいて、相対的な絞り値(AV−AV
0)を算出し、開放絞り値AV0のレンズ絞り52を
(AV−AV0)段だけ相対的に絞ることにより、適正
な絞り値AVに調節する。したがって、仮にカメラ本体
がレンズ絞り52の開放絞り値AV0の情報を得られな
い場合にも、露出の調整を相対的に行うことができる。
【0009】しかしながら、図5に示された電子カメラ
の自動露出モードでは、撮影レンズ51の入射光束が開
放状態のレンズ絞り52を通過した後、縮小光学系57
側の内部絞り58で光量を制限され、CCD素子59に
到達する。そこで、内部絞り52の絞り値のアぺックス
値を「AV′」とすると、適正露出の一般式は、 AV′=BV+SV−TV ・・・(式4) と表される。上式に(式1)を代入することにより、 AV′=(LV+AV0)+SV−TV ・・・(式5) が得られる。
【0010】電子カメラ本体50は、測光部55の測光
値LVや撮影レンズ51から取り込まれた開放絞り値A
V0などのレンズ情報を用いて(式5)の右辺を計算
し、内部絞り52の絞り値AV′を求める。この状態
で、図示されないレリーズが全押しされると、内部絞り
52が上述の絞り値AV′に合わせて調整され、クイッ
クリターンミラー53が跳ね上げられ、被写体の撮影が
行われる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の電子カメラでは、特殊レンズや旧型の交換レンズ
が装着されると、開放絞り値AV0のレンズ情報が電子
カメラ本体50に伝達されなかった。そのために(式
5)に基づいて適正な絞り値AV′を算出することがで
きず、内部絞り52の自動調整を行うことができなかっ
た。
【0012】このように、自動露出モードに設定された
電子カメラに、レンズ情報を伝達する機構がない撮影レ
ンズ51が装着されると、電子カメラは内部絞り52の
自動調整を行うことができないので、撮影不能の状態に
陥るか、あるいは不正確な露出状態のまま撮影を行うと
いう問題点があった。そのため、電子カメラが故障した
と操作者に勘違いされてしまうという問題点があった。
【0013】また、操作者は、上述のような特殊な撮影
レンズを装着するたびに、電子カメラの露出設定を手動
露出モードに切り換えて撮影しなければならず、切り換
え操作の手間がかかる上に、操作者の操作ミスを誘発し
やすいという問題点があった。本発明は、このような問
題点を解決するために、レンズ情報の伝達機構を備えな
い撮影レンズが装着されたときに、撮影不能などに陥る
ことがなく、かつ露出モードの切り換え操作などの手間
を省くことができる電子カメラを提供することを目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1,2に
対応する原理ブロック図である。請求項1に記載の発明
は、撮影レンズの光学像を縮小する縮小光学系1と、縮
小光学系1により縮小された光学像を撮像信号に変換す
る撮像手段2と、縮小光学系1に配置され、開口部の面
積が変化する内部絞り手段3と、撮影レンズに内蔵され
た絞りを開放状態に保持して、撮影レンズを透過した被
写体光の測光値を計測する測光手段4と、撮影レンズか
ら開放絞り値の情報を取り込む通信手段5と、測光手段
4によリ計測された測光値と通信手段5により取り込ま
れた開放絞り値とに基づいて適正露出値を算出し、その
適正露出値に合せて内部絞り手段3の開口部の面積を調
節する露出手段6とを備えた電子カメラにおいて、露出
手段6は、通信手段5から開放絞り値の情報が取り込ま
れないときは、外部から与えられる手動操作に応じて内
部絞り手段3の開口部の面積を調節することを特徴とす
る。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の電子カメラにおいて、露出手段6により調節される露
出値と、適正露出値との露出差を表示する露出差表示手
段7と、通信手段5から開放絞り値の情報が取り込まれ
ないときに、露出差表示手段7による露出差の表示が正
常に動作しないことを警報する警報手段8とを備えたこ
とを特徴とする。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2の電子カメラにおいて、外部から設定される露
出モードを記憶する記憶手段を有し、露出手段6は、通
信手段5から開放絞り値の情報が取り込まれる状態で
は、記憶手段により記憶された露出モードに従って露出
の調節を行うことを特徴とする。
【0017】
【作用】請求項1の電子カメラでは、測光手段4が、撮
影レンズに内蔵された絞りを開放状態に保持して、撮影
レンズから入射する被写体光を測光する。一方、通信手
段5は、撮影レンズから開放絞り値の情報を取り込む。
【0018】これらの測光値と開放絞り値とに基づい
て、露出手段6は適正な露出値を算出する。この露出値
に合わせて、縮小光学系1に配置された内部絞り手段3
の開口部の面積が調節され、撮像手段2に投影される被
写体像の露光量が制限される。また、通信手段5により
開放絞り値の情報が取り込まれないときは、露出手段6
を介して、内部絞り手段3の開口部の面積が手動により
設定される。
【0019】以上のように、撮影レンズが開放絞り値の
情報を伝達する機能を備えている場合には、測光手段4
による測光値に基づいて露出の自動調整が行われる。一
方、撮影レンズが開放絞り値の情報を伝達する機能を備
えていない場合には、露出手段6を介して露出の手動設
定が行われる。請求項2の電子カメラでは、露出手段6
を介して調整される露出値と、適正露出値との露出差
が、露出差表示手段7に表示される。
【0020】この露出差表示手段7に表示される露出差
は、適正露出値の演算が正常に行われたときに、露出の
手動設定の目安となるが、開放絞り値の状態が得られな
い状態では、適正露出値の演算を正常に行うことができ
ず、露出差は正常に表示されない。そこで、通信手段5
により開放絞り値の情報が得られないときには、警報手
段8が、露出差表示手段7による表示が、露出の手動設
定の目安にできないことを操作者に警報する。
【0021】請求項3の電子カメラでは、外部から設定
された露出モードが記憶手段に記憶され、露出手段6
は、開放絞り値の情報が得られると、記憶された露出モ
ードに従って露出の調整動作を行う。
【0022】したがって、開放絞り値の情報が得られな
い状態では、一時的に手動露出モードに設定されるが、
開放絞り値の情報が再び得られると、記憶された元の露
出モードに戻る。
【0023】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0024】図2は、請求項1〜3の実施例を示す図で
ある。図3は、本実施例の電子カメラの上面図である。
これらの図において、撮影レンズ21の内部にはレンズ
絞り21aが配置され、撮影レンズ21の光軸上にはク
イックリターンミラー22が斜めに配置される。 この
クイックリターンミラー22の反射方向には、焦点板2
3を介してハーフミラー24が配置される。ハーフミラ
ー24の透過方向には測光部25が配置され、反射方向
にはファインダ光学系が配置される。
【0025】また、クイックリターンミラー22の背面
には測距部26が配置され、クイックリターンミラー2
2の後方には、撮影レンズ21の光軸に沿って、レンズ
27a,ミラー27b,27cおよびコンデンサレンズ
28が配置される。このコンデンサレンズ28の内側に
は内部絞り29が配置され、コンデンサレンズ28の光
軸上には、シャッター30およびCCD素子31が配置
される。
【0026】このCCD素子31の画像出力は、画像信
号処理回路32およびA/D変換部33を介して、フレ
ームメモリ34に接続される。フレームメモリ34の出
力は、圧縮処理回路35および記録回路36を介して、
メモリカード37に接続される。また、CCD素子31
の制御端子にはマイクロプロセッサ38が接続され、マ
イクロプロセッサ38の入力端子には、測光部25,絞
りダイヤル41,露出モードスイッチ42,レリーズ4
3および通信インターフェース44が個別に接続され
る。
【0027】この通信インターフェース44は、レンズ
マウント部分のレンズ識別ピン45aを介して、撮影レ
ンズ21に内蔵されたレンズ情報記憶部45に接続され
る。また、マイクロプロセッサ38の出力端子には、レ
ンズ絞り21aを駆動するレンズ絞り駆動機構46a
と、内部絞り29を駆動する内部絞り駆動機構46bが
個別に接続される。
【0028】さらに、マイクロプロセッサ38の出力端
子には、本体表示部47aおよびファインダ内表示部4
7bが個別に接続される。なお、本実施例と請求項1に
記載された発明との対応関係については、レンズ27
a,ミラー27b,27cおよびコンデンサレンズ28
は縮小光学系1に対応し、CCD素子31は撮像手段2
に対応し、内部絞り29は内部絞り手段3に対応し、測
光部25は測光手段4に対応し、通信インターフェース
44は通信手段5に対応し、マイクロプロセッサ38,
内部絞り駆動機構46bおよび絞りダイヤル41は露出
手段6に対応する。
【0029】また、本実施例と請求項2に記載された発
明との対応関係については、ファインダ内表示部47b
は露出差表示手段7に対応し、マイクロプロセッサ38
は警報手段8に対応する。さらに、本実施例と請求項3
に記載された発明との対応関係については、露出モード
スイッチ42およびマイクロプロセッサ38は、記憶手
段に対応する。
【0030】図4は、本実施例の動作を示す流れ図であ
る。これらの図を用いて、本実施例の動作を説明する。
まず、操作者は露出モードスイッチ42を操作して、露
出モードの設定を行う。この露出モードは、マイクロプ
ロセッサ38に記憶される。また、操作者が撮影レンズ
21をカメラ本体に装着すると、撮影レンズ21内部の
レンズ絞り21aは、レンズマウント部のレンズ絞り駆
動機構46aを介して、開放状態に保持される。このレ
ンズ絞り21aを通過する被写体光は、クイックリター
ンミラー22,焦点板23およびハーフミラー24を介
して、測光部25に入射する。
【0031】この状態で、レリーズ43が半押しされる
と(ステップS1)、測光部25はレンズ絞りが開放さ
れた状態で被写体光の測光を行う(ステップS2)。ま
た、マイクロプロセッサ38は、通信インターフェース
44を介して、レンズ情報記憶部45から撮影レンズ2
1の開放絞り値の情報を取り込む。ここで、開放絞り値
の情報が正常に取り込まれたときは(ステップS4)、
マイクロプロセッサ38に記憶された露出モードに従っ
て、露出の設定がおこなわれる。例えば、電子カメラが
自動露出モードに設定されている場合は、マイクロプロ
セッサ38が、測光値と開放絞り値とに基づいて、被写
体輝度を算出し(ステップS5)、適正な絞り値の設定
が行われる(ステップS6)。
【0032】一方、開放絞り値の情報が正常に取り込ま
れないときは、従来の電子カメラの動作とは異なり、マ
イクロプロセッサ38が、本体表示部47aの露出モー
ドの表示部分に「M」を表示し、電子カメラを強制的に
手動露出モードに一時変更する(ステップS7)。さら
に、ファインダ内表示部47bの露出差表示を点滅させ
(ステップS8)、露出を手動設定する際に、露出差表
示が目安とならないことを警告する。
【0033】この状態において、操作者は、絞りダイヤ
ル41を操作して、内部絞り29の絞リ値を設定する
(ステップS9)。電子カメラは、レリーズ43が全押
しされるまで、ステップS2の動作に戻って測光演算を
繰り返す。次に、レリーズ43が全押しされると(ステ
ップS10)、上述のように設定された絞り値まで内部
絞り29が絞られた後に、撮影が行われる(ステップS
11)。
【0034】以上のように、本実施例の電子カメラは、
開放絞り値が正常に取り込まれないときに、手動露出モ
ードに強制的に設定されるので、適正露出を求められず
に、撮影不能、あるいは不正確な露出状態のまま撮影さ
れる事態を回避することができる。また、このように撮
影不能などの事態が回避されることにより、電子カメラ
が故障したと操作者に勘違いされることがなく、操作者
に不安感を与えることがなくなる。
【0035】さらに、特殊レンズや旧型の交換レンズの
ように、レンズ情報を伝達するための機構を有しない撮
影レンズを、露出モードの設定状態を気にせずに、容易
に使用することができる。また、これらの特殊な撮影レ
ンズを使用するたびに、操作者が露出設定を手動露出モ
ードに逐一切り換える必要がないので、切り換え操作の
手間が省かれ、電子カメラの操作性を向上させることが
できる。
【0036】さらに、繁雑な露出モードの切り換え操作
が省かれるので、操作のミスを防止することができる。
また、開放絞り値の情報が正常に取り込まれない場合
は、マイクロプロセッサ38が露出差表示を点滅させる
ので、露出差表示が露出の手動設定の目安としてに使用
できないことを操作者に的確に警告することができる。
【0037】さらに、本実施例の電子カメラでは、マイ
クロプロセッサ38が露出モードの設定状態を記憶する
ので、開放絞り値の情報が再び得られるようになると、
元の露出モードに戻って撮影が継続される。なお、本実
施例では、撮像手段としてCCD素子31を使用してい
るが、それに限定されるものではなく、MOS撮像素子
や撮像管その他の撮像デバイスを使用してもよい。
【0038】また、本実施例では、開放絞り値の情報を
直接取り込んでいるが、それに限定されるものではな
く、焦点距離および絞り径の情報を撮影レンズ21側か
ら取り込み、これらの値から開放絞り値を算出してもよ
い。
【0039】さらに、本実施例では、レリーズ43が半
押しされた後に、開放絞り値の情報が正常に取り込まれ
たか否かを判定しているが、撮影レンズ21が電子カメ
ラに装着された状態で判定すればよく、例えば、撮影レ
ンズ21が電子カメラに装着された時点で判定したり、
電子カメラの電源スイッチが入った時点で判定してもよ
い。
【0040】また、本実施例では、二次結像面であるC
CD素子31の近傍にシャッター30を配置している
が、この構成に限定されるものではなく、撮影レンズ2
1による一次結像面であるレンズ27aの近傍にシャッ
ター30を配置してもよい。さらに、本実施例では、露
出差表示を点滅させて警報を発しているが、その構成に
限定されるものではなく、警報を発すればよいので、例
えば、音,光,メッセージなどにより警報を発してもよ
い。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明では、レンズ情報を伝達する機構がない撮影レンズ
が装着されると、露出手段を介して露出が手動設定され
るので、従来のような撮影不能あるいは不正確な露出状
態のまま撮影される事態を回避することができる。
【0042】また、このように撮影不能の状態が回避さ
れることにより、電子カメラが故障したと操作者に勘違
いされることがなく、操作者に安心感を与えることがで
きる。さらに、特殊レンズや旧型の交換レンズなどが使
用されるたびに、操作者が露出設定を手動露出モードに
逐一切り換える必要がないので、切り換え操作の手間を
省くことができ、電子カメラの操作性を向上させること
ができる。
【0043】また、露出モードの繁雑な切り換え操作が
省かれるので、切り換え操作に伴うミスを防止すること
ができ、撮影をより確実に行うことができる。請求項2
に記載の発明では、開放絞り値の情報が得られないとき
は、警報手段が、露出差表示手段の表示を露出の手動設
定の目安にできないことを操作者に的確に報せることが
できる。
【0044】請求項3に記載の発明では、開放絞り値の
情報が再び得られたときには、外部から設定された元の
露出モードに戻るので、露出モードを再設定する必要が
なく、操作性を大幅に向上させることができる。以上の
ように、本発明を適用した電子カメラは、レンズ情報の
伝達機構を備えない撮影レンズが使用されたときに、撮
影不能あるいは不正確な露出のまま撮影される事態に陥
ることがなく、かつ露出モードの切り換え操作などの繁
雑な手間を省くことができるので、電子カメラの操作性
の向上を図りつつ、開放絞り値の情報の得られない特殊
なレンズによる撮影を確実かつ容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜3に対応する原理ブロック図であ
る。
【図2】請求項1〜3の実施例を示す図である。
【図3】本実施例の電子カメラの上面図である。
【図4】本実施例の動作を示す流れ図である。
【図5】従来の電子カメラを示す説明図である。
【符号の説明】
1 縮小光学系 2 撮像手段 3 内部絞り手段 4 測光手段 5 通信手段 6 露出手段 7 露出差表示手段 8 警報手段 21 撮影レンズ 21a レンズ絞り 22 クイックリターンミラー 25 測光部 27a レンズ 28 コンデンサレンズ 29 内部絞り 30 シャッター 31 CCD素子 38 マイクロプロセッサ 41 絞りダイヤル 42 露出モードスイッチ 43 レリーズ 44 通信インターフェース 45 レンズ情報記憶部 45a レンズ識別ピン 46a レンズ絞り駆動機構 46b 内部絞り駆動機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズの光学像を縮小する縮小光学
    系と、 前記縮小光学系により縮小された光学像を撮像信号に変
    換する撮像手段と、 前記縮小光学系に配置され、開口部の面積が変化する内
    部絞り手段と、 前記撮影レンズに内蔵された絞りを開放状態に保持し
    て、撮影レンズを透過した被写体光の測光値を計測する
    測光手段と、 前記撮影レンズから開放絞り値の情報を取り込む通信手
    段と、 前記測光手段によリ計測された測光値と前記通信手段に
    より取り込まれた開放絞り値とに基づいて適正露出値を
    算出し、その適正露出値に合せて前記内部絞り手段の開
    口部の面積を調節する露出手段とを備えた電子カメラに
    おいて、 前記露出手段は、 前記通信手段から開放絞り値の情報が取り込まれないと
    きは、外部から与えられる手動操作に応じて内部絞り手
    段の開口部の面積を調節することを特徴とする電子カメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子カメラにおいて、 前記露出手段により調節される露出値と、前記適正露出
    値との露出差を表示する露出差表示手段と、 前記通信手段から開放絞り値の情報が取り込まれないと
    きに、前記露出差表示手段による露出差の表示が正常に
    動作しないことを警報する警報手段と、 を備えたことを特徴とする電子カメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の電子カ
    メラにおいて、 外部から設定される露出モードを記憶する記憶手段を有
    し、 前記露出手段は、前記通信手段から開放絞り値の情報が
    取り込まれる状態では、前記記憶手段により記憶された
    露出モードに従って露出の調節を行うことを特徴とする
    電子カメラ。
JP7024253A 1995-02-13 1995-02-13 電子カメラ Pending JPH08220586A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005292784A (ja) * 2004-03-09 2005-10-20 Nikon Corp 測色機能を備えた測光装置およびその測光装置を備えたカメラ

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JP2005292784A (ja) * 2004-03-09 2005-10-20 Nikon Corp 測色機能を備えた測光装置およびその測光装置を備えたカメラ

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