JPH08220443A - 顕微鏡のレボルバ装置 - Google Patents

顕微鏡のレボルバ装置

Info

Publication number
JPH08220443A
JPH08220443A JP7024247A JP2424795A JPH08220443A JP H08220443 A JPH08220443 A JP H08220443A JP 7024247 A JP7024247 A JP 7024247A JP 2424795 A JP2424795 A JP 2424795A JP H08220443 A JPH08220443 A JP H08220443A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
revolver
rotating
microscope
shaft
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7024247A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Hasegawa
尚志 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP7024247A priority Critical patent/JPH08220443A/ja
Priority to US08/599,306 priority patent/US5867310A/en
Publication of JPH08220443A publication Critical patent/JPH08220443A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/24Base structure
    • G02B21/248Base structure objective (or ocular) turrets

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はレボルバ操作による使用者の疲労を
軽減できるとともに、作業の効率化を実現でき、価格的
にも安価な顕微鏡のレボルバ装置を提供する。 【構成】レボルバ本体211に回転自在に複数の対物レ
ンズ6を取付けたレボルバ回転部212を設けるととも
に、レボルバ本体211より離れる方向に延出される固
定板15を設け、この固定板15の延出側端部に回転軸
216を回転可能に支持し、この回転軸216に設けら
れ摘み部217を回転操作することで、プーリー21
4、218およびベルト219で構成される伝達手段を
介して回転軸216の回転をレボルバ回転部212に伝
達するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転操作により複数の
対物レンズを切換え倍率変換を行なう顕微鏡のレボルバ
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、倍率変換を回転操作で行なうレボ
ルバ装置を有する顕微鏡として、図14に示すように構
成したものがある。図において、1は顕微鏡のステージ
で、このステージ1上に観察を行う標本が載せられる。
そして、このような顕微鏡では、特に臨床検査等で多量
の標本を観察する場合、ステージ1上に一枚ずつ標本を
載せながら、それぞれの標本の観察を行う間に、ピント
合せハンドル2、標本を動かすステージハンドル3、調
光ノブ4およびレボルバ5を頻繁に操作するようにして
いる。
【0003】この場合、レボルバ5の取付け位置につい
ては、ステージ1の位置を基準とすると、この他のピン
ト合せハンドル2、標本を動かすステージハンドル3、
調光ノブ4などと比べ、かなり上方に位置している。つ
まり、図面からも明らかなように、標本観察のための操
作の中でレボルバ5だけが異なる方向で、しかも離れた
場所に設けられている。このため、観察者は、レボルバ
5の操作時のみ、手を上方に延ばして操作する必要があ
り、多量の標本を観察するような場合は、観察者にとっ
て疲労の原因となり、また、作業効率も悪い。
【0004】また、レボルバ5は、図に示すように対物
レンズ6の真上で、接眼レンズ7を有する鏡筒8の下側
に位置しており、レボルバ5を回転操作するには、手を
上方に延ばし、さらに顕微鏡フレーム9のアーム部91
の下へもぐり込ませるような面倒な操作をしなければな
らない。
【0005】一方、レボルバの回転を容易に、且つ効率
的に行なうことができるものとして、図14と同一部分
には同符号を付した図15に示すような電動式のレボル
バ10が知られている。このようなレボルバ10は、内
蔵されたモータにより回転操作される。ところが、この
ようなモータにより回転操作させるためには、モータ駆
動のための電源部11および操作部121を有するコン
トローラ12などが必要となり(これら電源部11およ
びコントローラ部12は、フレーム9に内蔵していても
よい。)、このような電動式のレボルバでは、その分高
価なものになってしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のレ
ボルバ装置では、手動により回転操作するものについて
は、他の操作部の配置に比べて上方に位置していること
から、観察者は、レボルバ操作時のみ、特別に手を延ば
して操作する必要があり、このような操作を繰り返すこ
とで、観察者にとって疲労の原因となり易く、また、作
業効率も悪いという問題点があり、また、電動式により
回転操作するものについては、電源部やコントローラ部
を必要とするため、価格的に高価なものになるという問
題点があった。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、レボルバ操作による使用者の疲労を軽減できるとと
もに、作業の効率化を実現でき、価格的にも安価な顕微
鏡のレボルバ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
回転操作により複数の対物レンズを切換え倍率変換を行
なう顕微鏡のレボルバ装置において、レボルバ本体と、
このレボルバ本体に回転自在に設けられ且つ複数の対物
レンズを取付けたレボルバ回転部と、このレボルバ回転
部より離れて配置され前記レボルバ回転部を回転操作す
る操作手段と、この回転操作手段と前記レボルバ回転部
の間に介在され前記回転操作手段での操作により前記レ
ボルバ回転部に回転力を伝達する伝達手段とにより構成
している。
【0009】請求項2記載の発明は、回転操作により複
数の対物レンズを切換え倍率変換を行なう顕微鏡のレボ
ルバ装置において、レボルバ本体と、このレボルバ本体
に回転自在に設けられ且つ複数の対物レンズを取付けた
レボルバ回転部と、前記レボルバ本体より離れる方向に
延出される固定部材と、この固定部材の延出側端部に回
転可能に支持された回転軸と、この回転軸に設けられ該
回転軸を回転操作する操作手段と、前記回転軸と前記レ
ボルバ回転部の間に介在され操作手段での操作により前
記回転軸の回転力を前記レボルバ回転部に伝達する伝達
手段とにより構成している。
【0010】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
レボルバ装置において、伝達手段は、前記レボルバ回転
部および回転軸にそれぞれ設けられたプーリーとこれら
プーリーの間に懸けられるベルトにより構成している。
【0011】
【作用】この結果、請求項1記載の発明によれば、レボ
ルバ回転部の回転操作をレボルバ回転部より離れて配置
される操作手段により行うようにできるので、レボルバ
回転部を回転操作するため、従来のように手を延ばし、
さらに顕微鏡フレームのアーム部の下へ手をもぐり込ま
せるような面倒な操作を一掃できる。
【0012】請求項2記載の発明によれば、レボルバ本
体より離れる方向に延出される固定部材の先端部に回転
軸を支持し、この回転軸を操作手段により回転操作する
ことで、レボルバ回転部を回転操作できるので、操作手
段は、従来よりも低い位置でレボルバ操作を行うように
でき、長時間にわたり操作を行う場合も、特別に手を延
ばして操作する必要がなく、疲労の原因を解消できると
ともに、作業効率も高めることができ、さらに、これら
の効果を従来の電動レボルバを用いることなく実現で
き、価格的にも安価にできる。
【0013】請求項3記載の発明によれば、レボルバ回
転部に回転を伝達する伝達手段としてプーリーとこれら
プーリーの間に懸けられるベルトが用いられることで、
操作手段での操作に応じた回転を確実にレボルバ回転部
に伝達することができる。
【0014】
【実施例】
(第1実施例)図1は、本発明のレボルバ装置が適用さ
れる顕微鏡の概略構成を示し、上述した図14と同一部
部分には、同符号を付している。
【0015】この場合、接眼レンズ7を有する鏡筒8の
下側に配置されるレボルバ装置21は、その詳細を図2
および図3に示すように構成している。図において、2
11はレボルバ本体で、このレボルバ本体211には、
レボルバ回転部212を回転自在に設けている。このレ
ボルバ回転部212は、椀状をなしていて、その表面に
複数の対物レンズ取付ネジ213を形成し、これら取付
ネジ213に倍率の異なる複数の対物レンズ6を取付け
るようにしている。また、レボルバ回転部212は、そ
の周囲に、後述するベルト219が懸けられるプーリー
214を形成している。なお、このようなレボルバ回転
部212は、図示しないクリック係止機構を有してい
て、その回転の際に対物レンズ取付ネジ213を決まっ
た位置に停止できるようになっている。
【0016】レボルバ本体211には、水平方向に延出
される固定板215の基端部を固定している。そして、
この固定板215の先端部に、固定板215に対して垂
直方向に回転軸216を回転自在に取付け、この回転軸
216の先端に摘み部217を取付け、この摘み部21
7の回転操作により回転軸216を回転できるようにし
ている。
【0017】また、回転軸216には、プーリー218
を設け、このプーリー218と前記レボルバ回転部21
2のプーリー214との間にベルト219を懸けて、摘
み部217の回転操作により回転軸216の回転力をベ
ルト219を介してレボルバ回転部212に伝え、該レ
ボルバ回転部212を回転させるようにしている。
【0018】しかして、このように構成したレボルバ装
置21を搭載した顕微鏡では、臨床検査等で多量の標本
を観察するような場合、観察者は、ステージ1上に一枚
ずつ標本を載せながら、それぞれの標本の観察を行う間
に、ピント合せハンドル2、標本を動かすステージハン
ドル3、調光ノブ4およびレボルバ装置21を頻繁に操
作するようになるが、このうち観察者が対物レンズ6の
倍率を変えようとする時、ピント合せハンドル2の比較
的近くに位置されるレボルバ装置21の摘み部217を
所定量回転操作すると、この回転操作により回転軸21
6の回転力がベルト219を介してレボルバ回転部21
2に伝えられ、レボルバ回転部212が回転することに
より、対物レンズ6が変換され、倍率を所望するものに
変えることができる。
【0019】従って、このようにすれば、倍率変換操作
をピント合せハンドルの近くの低い位置で行なうことが
できるようになり、多量の標本の観察を長時間行なう場
合も、特別に手を延ばして操作する必要がないため、疲
労の原因を解消できるとともに、作業効率も高めること
ができる。また、これらの効果を従来の電動レボルバを
用いることなく実現できることから、価格的にも安価な
ものを得られることになる。さらに、従来の顕微鏡およ
びレボルバをそのまま用いて、レボルバ回転部212の
周囲にベルト用のプーリー214を追加すれば、本発明
に適用できる構成の一部を得られるので、経済的にも有
利である。
【0020】なお、上述の構成では、固定板215をレ
ボルバ本体部211に直接固定したが、図2と同一部分
には同符号を付して示す図4のように固定板215はフ
レーム9に固定するようにしてもよい。 (第2実施例)図5は、第2実施例の概略構成を示すも
ので、図2と同一部分には同符号を付している。
【0021】この場合、レボルバ本体211は、周面に
沿って凹部211aを有している。また、固定板215
は、レボルバ本体211が挿通する透孔215aを形成
するとともに、この透孔215aの開口部に前記凹部2
11aに嵌合するスラスト受部215bを形成してい
て、このスラスト受部215bを凹部211aに嵌合し
た状態で、レボルバ本体211に対して回転可能に保持
されるようにしている。また、固定板215には、レボ
ルバ本体部211に対して回転を固定するための固定用
ネジ220を設けている。
【0022】その他の部分の構成は、第1実施例と同様
である。しかして、観察者は、固定板215の固定用ネ
ジ220を緩めた状態で、固定板215を適宜回転して
固定板215先端部の摘み部217でのレボルバ操作が
最も行い易い位置に調節し、その後、固定用ネジ220
により、固定板215を固定するようになる。これ以降
の作用は第1実施例と同じである。
【0023】このようにすれば、倍率変換操作を従来よ
り低い位置で行なえることに加えて、固定板215の引
き出し方向、つまり摘み部217の位置をレボルバ操作
が最も行い易い位置に設定するようなことができる。例
えば、例えば、摘み部217の位置を顕微鏡の右側また
は左側に配置することもできるし、同じ右側であって
も、使う人により使用し易い位置を選ぶことができる。 (第3実施例)図6は第3実施例の概略構成の一部を示
すもので、図2と同一部分には同符号を付している。
【0024】この場合、固定板215に設けられた回転
軸216に対し、摘み部217を該回転軸216に沿っ
て、上下方向へ移動可能にしていて、所望する位置に設
定した状態で、固定用ネジ222により固定するように
している。
【0025】その他の部分の構成は、第1実施例と同様
である。しかして、観察者は、摘み部217の固定用ネ
ジ222を緩めた状態で、摘み部217の高さを調節
し、その後、固定用ネジ222により、摘み部217を
固定するようになる。これ以降の作用は第1実施例と同
じである。
【0026】このようにすれば、倍率変換操作を従来よ
り低い位置で行なえることに加えて、摘み部217の位
置を上下方向に調節できるので、摘み部217の高さを
レボルバ操作が最も行い易い位置に設定するようなこと
ができる。 (第4実施例)図7は第4実施例の概略構成の一部を示
すもので、図2と同一部分には同符号を付している。
【0027】この場合、固定板215に設けられる回転
軸216の摘み部217として、予め径の異なる複数の
摘み部217a、217b、217cを用意して、これ
らのうち一つを選択して回転軸216の先端に固定する
ようにしている。この場合、回転軸216は、先端部に
鍔部216aを形成するとともに、先端面にネジ部22
3を突設していて、図示のように摘み部217aを鍔部
216aに当てがうように取付けてナット224をネジ
込み固定するようにしている。
【0028】その他の部分の構成は、第1実施例と同様
である。このようにすれば、倍率変換操作を従来より低
い位置で行なえることに加えて、操作用摘み部の径を任
意に選択できるので、観察者の一番使用し易い摘み径を
選ぶことができる。 (第5実施例)図8は第5実施例の概略構成の一部を示
すもので、図2と同一部分には同符号を付している。
【0029】この場合、レボルバ回転部212とプーリ
ー214、回転軸216とプーリー218は、それぞれ
取り外し可能になっており、プーリー214、218と
してそれぞれ任意の径のものを選択できるようにしてい
る。この際、プーリー214、218は、固定用ネジ2
25、226により固定するようにしている。
【0030】その他の部分の構成は、第1実施例と同様
である。このようにすれば、レボルバ回転部212と回
転軸216との加減速比を任意に選択することができ、
また、倍率変換操作を従来より低い位置で行なえること
に加えて、操作ハンドルの回転角及び重さを選択できる
ようになる。例えば、図9(a)のようにプーリー21
4、218として同径のものを選択すれば、摘み部21
7の回転角はレボルバの回転角と同じになる。また、図
9(b)のようにプーリー218の径をプーリー214
の径より大きくすれば、摘み部217の少ない回転角
で、レボルバの回転を行なうことができる。逆に、図9
(b)のようにプーリー214の径をプーリー218の
径より大きくすれば、摘み部217の軽い力量の操作で
レボルバの回転を行なうことができる。 (第6実施例)図10は第6実施例の概略構成の一部を
示すもので、図2と同一部分には同符号を付している。
【0031】この場合、固定板215に設けられる回転
軸216にユニバーサルジョイント227によりハンド
ル部228を取付けている。その他の部分の構成は、第
1実施例と同様である。
【0032】このようにすれば、倍率変換操作を従来よ
り低い位置で行なえることに加えて、ハンドル部228
がフレキシブルになるので、観察者の使い易い位置でハ
ンドル操作ができる。
【0033】以上述べた第1乃至第6実施例では、すべ
てレボルバ回転部214と回転軸216との間の伝達手
段としてベルト219を使用した場合であるが、図2と
同一部分には同符号を付した図11(a)および(b)
に示すように、ベルト219に代えてワイヤー229や
ギヤ230を用いて構成することもできる。なお、伝達
手段としてギヤ230を用いるような場合は、レボルバ
回転部212および回転軸216にそれぞれギヤ230
に噛み合うギヤ231、232を設けるようになる。な
お、ギヤ230は、1枚または複数枚構成であってもよ
い。 (第7実施例)図12は第7実施例の概略構成の一部を
示すもので、図2と同一部分には同符号を付している。
【0034】この場合、レボルバ回転部212の外周に
沿って第1のカサ歯車233を設けていて、この第1の
カサ歯車233に、噛み合い角度が90°で噛み合うよ
うに第2のカサ歯車235を配置し、この第2のカサ歯
車235に取付けた歯車軸234を水平方向に延出する
ようにしている。この歯車軸234は、レボルバ本体部
211に固定された固定板236により回転可能に支持
されている。また、歯車軸234の先端には、摘み部2
37を取付けている。
【0035】その他の部分の構成は、第1実施例と同様
である。しかして、観察者は、摘み部237を回転操作
することにより第2のカサ歯車235、第1のカサ歯車
233を介してレボルバ回転部212を回転させ、対物
レンズ6の倍率変換を行うことができる。
【0036】このようにすれば、従来のレボルバ回転操
作のような手を延ばし、さらに顕微鏡フレームのアーム
部の下へもぐり込ませるような面倒な操作が必要でなく
なり、簡単にレボルバの回転操作を行うことができる。 (第8実施例)図13はに第8実施例の概略構成の一部
を示すもので、図12と同一部分には同符号を付してい
る。
【0037】この場合、第1および第2のカサ歯車23
3、235の噛み合い角度(θ)、つまりレボルバ回転
部212の回転軸と、第2のカサ歯車252の歯車軸2
34との角度を90°以下の鋭角とし、歯車軸234が
斜め下を向くようにする。更に、歯車軸234を長くす
れば摘み部237がステージ30よりも下に位置する。
【0038】このようにすれば、第7実施例の効果に加
えて倍率変換操作を従来より低い位置で行なうようにで
きる。以上、実施例に基づいて説明したが、本発明中に
は以下の発明が含まれる。
【0039】(1)回転操作により複数の対物レンズを
切換え倍率変換を行なう顕微鏡のレボルバ装置におい
て、レボルバ本体と、このレボルバ本体に回転自在に設
けられ且つ複数の対物レンズを取付けたレボルバ回転部
と、このレボルバ回転部より離れて配置され前記レボル
バ回転部を回転操作する操作手段と、この回転操作手段
と前記レボルバ回転部の間に介在され前記回転操作手段
での操作により前記レボルバ回転部に回転力を伝達する
伝達手段とを具備したことを特徴とする顕微鏡のレボル
バ装置。
【0040】このようにすれば、レボルバ回転部の回転
操作をレボルバ回転部より離れて配置される操作手段に
より行うようにできるので、レボルバ回転部を回転操作
するため、従来のように手を延ばし、さらに顕微鏡フレ
ームのアーム部の下へ手をもぐり込ませるような面倒な
操作を一掃でき、レボルバ回転操作を簡単なものにでき
る。
【0041】(2)回転操作により複数の対物レンズを
切換え倍率変換を行なう顕微鏡のレボルバ装置におい
て、レボルバ本体と、このレボルバ本体に回転自在に設
けられ且つ複数の対物レンズを取付けたレボルバ回転部
と、前記レボルバ本体より離れる方向に延出される固定
部材と、この固定部材の延出側端部に回転可能に支持さ
れた回転軸と、この回転軸に設けられ該回転軸を回転操
作する操作手段と、前記回転軸と前記レボルバ回転部の
間に介在され操作手段での操作により前記回転軸の回転
力を前記レボルバ回転部に伝達する伝達手段とを具備し
たことを特徴とする顕微鏡のレボルバ装置。
【0042】このようにすれば、レボルバ本体より離れ
る方向に延出される固定部材の先端部に回転軸を支持
し、この回転軸を操作手段により回転操作することで、
レボルバ回転部を回転操作できるので、回転軸の操作手
段では、従来よりも低い位置でレボルバ操作を行うよう
にでき、長時間にわたり操作を行う場合も、特別に手を
延ばして操作する必要がなく、疲労の原因を解消できる
とともに、作業効率も高めることができ、さらに、これ
らの効果を従来の電動レボルバを用いることなく実現で
きることから、価格的にも安価にできる。
【0043】(3)(2)記載の顕微鏡のレボルバ装置
において、伝達手段は、前記レボルバ回転部および回転
軸にそれぞれ設けられたプーリーと、これらプーリーの
間に懸けられるベルトからなっている。
【0044】このようにすれば、操作手段での操作に応
じた回転を確実にレボルバ回転部に伝達することができ
る。 (4)(2)記載の顕微鏡のレボルバ装置において、伝
達手段は、前記レボルバ回転部および回転軸にそれぞれ
設けられたプーリーと、これらプーリーの間に懸けられ
るワイヤからなっている。
【0045】このようにしても、操作手段での操作に応
じた回転を確実にレボルバ回転部に伝達することができ
る。 (5)(2)記載の顕微鏡のレボルバ装置において、伝
達手段は、前記レボルバ回転部および回転軸にそれぞれ
設けられたギヤと、これらギヤ間に噛合される1枚また
は複数のギヤからなっている。
【0046】このようにしても、操作手段での操作に応
じた回転を確実にレボルバ回転部に伝達することができ
る。 (6)(2)記載の顕微鏡のレボルバ装置において、操
作手段は、回転軸に沿って移動可能にしている。
【0047】このようにすれば、操作手段の位置を回転
軸に沿って調節できるので、操作手段の高さをレボルバ
操作が最も行い易い位置に設定するようにできる。 (7)(2)記載の顕微鏡のレボルバ装置において、操
作手段は、回転軸に対して径の異なる複数の摘み部を選
択的に取付け可能にしている。
【0048】このようにすれば、操作用摘み部の径を任
意に選択できるので、観察者の一番使用し易い径のもの
を選ぶことができる。 (8)(2)記載の顕微鏡のレボルバ装置において、レ
ボルバ回転部と回転軸との加減速比を選択的に変換可能
にしている。
【0049】このようにすれば、操作ハンドルの回転角
及び重さを選択できる (9)(2)記載の顕微鏡のレボルバ装置において、操
作手段は、回転軸にユニバーサルジョイントによりハン
ドル部を取付けている。
【0050】このようにすれば、ハンドル部がフレキシ
ブルになるので、観察者の使い易い位置でハンドル操作
ができる。 (10)回転操作により複数の対物レンズを切換え倍率
変換を行なう顕微鏡のレボルバ装置において、レボルバ
本体と、このレボルバ本体に回転自在に設けられ且つ複
数の対物レンズを取付けたレボルバ回転部と、このレボ
ルバ回転部に外周に形成された第1のカサ歯車と、この
第1のカサ歯車と噛み合う第2のカサ歯車と、この第2
のカサ歯車の歯車軸と、この歯車軸に設けられた操作手
段とを具備したことを特徴とする顕微鏡のレボルバ装
置。
【0051】このようにすれば、従来のレボルバ回転操
作のような手を延ばし、さらに顕微鏡フレームのアーム
部の下へもぐり込ませるような面倒な操作が必要でなく
なり、簡単にレボルバの回転操作を行うことができる。
【0052】(11)(10)記載の顕微鏡のレボルバ
装置において、レボルバ回転部の回転軸と、第2のカサ
歯車の歯車軸とのなす角度が鋭角である。このようにす
れば、倍率変換操作を従来より低い位置で行なうように
できる。その他、本発明は上記実施例にのみ限定され
ず、要旨を変更しない範囲で、適宜変形して実施でき
る。
【0053】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、レボ
ルバ回転部の倍率変換操作をレボルバ回転部より離れて
配置される操作手段により行うようにできるので、レボ
ルバ回転部を回転操作するため、従来のように手を延ば
し、さらに顕微鏡フレームのアーム部の下へ手をもぐり
込ませるような面倒な操作を一掃できる。
【0054】また、操作手段は、従来よりも低い位置で
レボルバ操作を行うようにできるので、長時間にわたり
操作を行う場合も、特別に手を延ばして操作する必要が
なく、疲労の原因を解消できるとともに、作業効率も高
めることができ、さらに、これらの効果を従来の電動レ
ボルバを用いることなく実現でき、価格的にも安価にで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレボルバ装置が適用される顕微鏡の概
略構成を示す図。
【図2】本発明の第1実施例の概略構成を示す図。
【図3】第1実施例の概略構成を示す図。
【図4】第1実施例の一部を変形した例の概略構成を示
す図。
【図5】本発明の第2実施例の概略構成を示す図。
【図6】本発明の第3実施例の概略構成を示す図。
【図7】本発明の第4実施例の概略構成を示す図。
【図8】本発明の第5実施例の概略構成を示す図。
【図9】第5実施例を説明するための図。
【図10】本発明の第6実施例の概略構成を示す図。
【図11】本発明の第1乃至第6実施例の一部を変形し
た例の概略構成を示す図。
【図12】本発明の第7実施例の概略構成を示す図。
【図13】本発明の第8実施例の概略構成を示す図。
【図14】従来のレボルバ装置を有する顕微鏡の概略構
成を示す図。
【図15】従来のレボルバ装置を有する他の顕微鏡の概
略構成を示す図。
【符号の説明】
1…ステージ、2…ピント合せハンドル、3…ステージ
ハンドル、4…調光ノブ、5…レボルバ、6…対物レン
ズ、7…接眼レンズ、8…鏡筒、9…フレーム、9a…
アーム部、21…レボルバ装置、211…レボルバ本
体、211a…凹部、212…レボルバ回転部、213
…対物レンズ取付ネジ、214…プーリー、215…固
定板、215a…透孔、215b…スラスト受部、21
6…回転軸、217…摘み部、218…プーリー、21
9…ベルト、220…固定用ネジ、222…固定用ネ
ジ、223…ネジ部、224…ナット、225、226
…固定用ネジ、227…ユニバーサルジョイント、22
8…ハンドル部、229…ワイヤー、230…ギヤ、2
31、232…ギヤ、233…第1のカサ歯車、234
…歯車軸、235…第2のカサ歯車、236…固定板、
237…摘み部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転操作により複数の対物レンズを切換
    え倍率変換を行なう顕微鏡のレボルバ装置において、 レボルバ本体と、 このレボルバ本体に回転自在に設けられ且つ複数の対物
    レンズを取付けたレボルバ回転部と、 このレボルバ回転部より離れて配置され前記レボルバ回
    転部を回転操作する操作手段と、 この回転操作手段と前記レボルバ回転部の間に介在され
    前記回転操作手段での操作により前記レボルバ回転部に
    回転力を伝達する伝達手段とを具備したことを特徴とす
    る顕微鏡のレボルバ装置。
  2. 【請求項2】 回転操作により複数の対物レンズを切換
    え倍率変換を行なう顕微鏡のレボルバ装置において、 レボルバ本体と、 このレボルバ本体に回転自在に設けられ且つ複数の対物
    レンズを取付けたレボルバ回転部と、 前記レボルバ本体より離れる方向に延出される固定部材
    と、 この固定部材の延出側端部に回転可能に支持された回転
    軸と、 この回転軸に設けられ該回転軸を回転操作する操作手段
    と、 前記回転軸と前記レボルバ回転部の間に介在され操作手
    段での操作により前記回転軸の回転力を前記レボルバ回
    転部に伝達する伝達手段とを具備したことを特徴とする
    顕微鏡のレボルバ装置。
  3. 【請求項3】 伝達手段は、前記レボルバ回転部および
    回転軸にそれぞれ設けられたプーリーと、これらプーリ
    ーの間に懸けられるベルトからなることを特徴とする請
    求項2記載の顕微鏡のレボルバ装置。
JP7024247A 1995-02-13 1995-02-13 顕微鏡のレボルバ装置 Withdrawn JPH08220443A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7024247A JPH08220443A (ja) 1995-02-13 1995-02-13 顕微鏡のレボルバ装置
US08/599,306 US5867310A (en) 1995-02-13 1996-02-09 Revolver assembly of a microscope

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7024247A JPH08220443A (ja) 1995-02-13 1995-02-13 顕微鏡のレボルバ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08220443A true JPH08220443A (ja) 1996-08-30

Family

ID=12132928

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7024247A Withdrawn JPH08220443A (ja) 1995-02-13 1995-02-13 顕微鏡のレボルバ装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5867310A (ja)
JP (1) JPH08220443A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009525499A (ja) * 2006-02-02 2009-07-09 スマートドライブ テクノロジー リミテッド 顕微鏡用の制御装置
US8223428B2 (en) 2008-07-04 2012-07-17 Olympus Corporation Microscope
US8270072B2 (en) 2008-07-04 2012-09-18 Olympus Corporation Microscope having an optical-element switching operation unit configured to rotate a movable element equipped with a plurality of optical elements by a single translatory operation

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE50011807D1 (de) * 1999-10-04 2006-01-12 Leica Microsystems Mikroskop und Verfahren zum Wechseln von Objektiven in einem Mikroskop
JP3270439B2 (ja) * 1999-12-28 2002-04-02 株式会社東芝 ディスク記憶装置
US6317279B1 (en) * 2000-10-26 2001-11-13 Chin-Hsi Chiang Revolving optical eyepiece and the adjusting method thereof
DE10209283A1 (de) * 2002-03-01 2003-09-18 Zeiss Carl Jena Gmbh Vorrichtung zum Umschalten eines schwenkbaren Halters
DE10225194B4 (de) * 2002-06-06 2004-08-05 Leica Microsystems (Schweiz) Ag Objektivwechsler und Stereomikroskop
DE102006058943B4 (de) * 2006-12-14 2014-08-28 Leica Instruments (Singapore) Pte. Ltd. Rein mechanisch einstellbares Mikroskop mit einem berührungslos arbeitenden Sensor
JP5119013B2 (ja) * 2008-03-12 2013-01-16 オリンパス株式会社 観察システム、その観察装置
DE102009035365B3 (de) * 2009-07-30 2011-03-17 Leica Microsystems Cms Gmbh Einrichtung zum Positionieren von optischen Komponenten in einem optischen Gerät
DE102012213606B3 (de) * 2012-08-01 2013-11-14 Leica Microsystems (Schweiz) Ag Mikroskoptubus mit Drehgelenken mit Übertragung der Bremswirkung einer Bremse an einem Drehgelenk auf weitere Drehgelenke mittels eines Winkelgetriebes
JP6391328B2 (ja) * 2014-07-03 2018-09-19 オリンパス株式会社 顕微鏡システムおよび補正環操作装置
CN108469672A (zh) * 2017-11-13 2018-08-31 惠安集睿信息科技有限公司 一种显微观察用旋转台座

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1884374U (de) * 1962-11-07 1963-12-12 Yashica Co Ltd Drucktastenschalter zur umsteuerung eines gummilinsenantriebs in kinekameras.
JPS58157304U (ja) * 1982-04-16 1983-10-20 株式会社ニコン 対物レボルバ−の電動回転装置
DE3410201A1 (de) * 1983-03-22 1984-10-04 Olympus Optical Co., Ltd., Tokio/Tokyo Mikroskop
DE3711843A1 (de) * 1987-03-09 1988-09-22 Leitz Ernst Gmbh Revolver-dreheinrichtung fuer optische bauelemente sowie verfahren zur regelung der drehzahl derselben
JP2855271B2 (ja) * 1987-06-30 1999-02-10 株式会社トプコン 照明・観察光学装置
JPH0816736B2 (ja) * 1989-07-05 1996-02-21 株式会社ミツトヨ 顕微鏡及びその操作方法
JPH0358611A (ja) * 1989-07-27 1991-03-13 Nec Corp パルス幅調節回路
JP3377543B2 (ja) * 1992-02-07 2003-02-17 オリンパス光学工業株式会社 ターゲット電動切り換え装置
US5517353A (en) * 1993-05-28 1996-05-14 Nikon Corporation Illuminating apparatus for a microscope

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009525499A (ja) * 2006-02-02 2009-07-09 スマートドライブ テクノロジー リミテッド 顕微鏡用の制御装置
US8223428B2 (en) 2008-07-04 2012-07-17 Olympus Corporation Microscope
US8270072B2 (en) 2008-07-04 2012-09-18 Olympus Corporation Microscope having an optical-element switching operation unit configured to rotate a movable element equipped with a plurality of optical elements by a single translatory operation

Also Published As

Publication number Publication date
US5867310A (en) 1999-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08220443A (ja) 顕微鏡のレボルバ装置
US6793622B2 (en) Electric bending endoscope
JPH09182759A (ja) 医療用スタンド装置のオートバランス構造
JPH08271793A (ja) 特に光学機器の運動制御のための片手制御要素及びそれを使用した顕微鏡
JP2004267774A (ja) 医療光学機器のためのスタンド装置
US5074651A (en) Operation microscope including eyepiece tube rotary angle drive means and angle detecting means
US2135870A (en) Microscope
JP2005084680A (ja) 顕微鏡
JPH07227398A (ja) 手術器具保持装置
JP2002523174A (ja) 変速伝動装置を有する回転式医用および/または歯科用器械
US7136223B2 (en) Erogonomically arranged object adjustment controls
CN113974529A (zh) 一种用于内窥镜的操控部及其内窥镜
US5694815A (en) Optical therapeutic and/or diagnostic instrument which can be positioned about at least one spatial axis utilizing a handle assembly
JP2006106566A (ja) 顕微鏡装置
JP4806526B2 (ja) 交換可能顕微鏡ステージ駆動アセンブリ
JP2001166195A (ja) 焦準装置の粗微動駆動装置
JP4047563B2 (ja) 内視鏡
JPH06222276A (ja) 顕微鏡焦準装置
CN1665448A (zh) 移动型x射线装置
JPH03224553A (ja) 医療用ドリルと内視鏡付きドリル装置
JPH0347602Y2 (ja)
JP2001075016A (ja) 観察光学機器の合焦装置
JP4812334B2 (ja) 正立型顕微鏡
JPH02285311A (ja) テレビカメラのレンズ装置
CN220872342U (en) Wire surface observation support

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020507