JPH082203A - 田植機用タイヤのホイール構造体 - Google Patents
田植機用タイヤのホイール構造体Info
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- JPH082203A JPH082203A JP13755594A JP13755594A JPH082203A JP H082203 A JPH082203 A JP H082203A JP 13755594 A JP13755594 A JP 13755594A JP 13755594 A JP13755594 A JP 13755594A JP H082203 A JPH082203 A JP H082203A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】安価で且つ横力に対する強度を向上する。
【構成】田植機用タイヤ組立体10の取付用ボス12に
はディスク部18が接合されており、ディスク部18は
円盤状とされている、ディスク部18には延在部21を
介してタイヤ取付部20が設けられており、延在部21
は半径方向外側へ延びるに従って田植機側に偏向してい
る。ディスク部18には補助板15が配設されており、
ディスク部18には少なくとも3ヵ所の型付部23が施
こされている。タイヤ取付部20は折曲部22、24を
有しており、これらの折曲部22、24を介してタイヤ
26がタイヤ取付部20に一体的に組合わされている。
はディスク部18が接合されており、ディスク部18は
円盤状とされている、ディスク部18には延在部21を
介してタイヤ取付部20が設けられており、延在部21
は半径方向外側へ延びるに従って田植機側に偏向してい
る。ディスク部18には補助板15が配設されており、
ディスク部18には少なくとも3ヵ所の型付部23が施
こされている。タイヤ取付部20は折曲部22、24を
有しており、これらの折曲部22、24を介してタイヤ
26がタイヤ取付部20に一体的に組合わされている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は田植機用タイヤのホイー
ル構造体において、水田走行時に要求される性能を確保
しかつ安価な田植機用タイヤのホイール構造体に関す
る。
ル構造体において、水田走行時に要求される性能を確保
しかつ安価な田植機用タイヤのホイール構造体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、田植機用タイヤにおいては、空気
入りタイヤの他に中空タイプのタイヤや、全てがゴムか
ら成る総ゴムタイプのタイヤなど、所謂メンテナンスフ
リーといわれる、様々なタイプのタイヤが現在使われて
おり、これらのタイヤの水田での要求走行性能は、泥が
付かない、泥を持ち上げない、泥を寄せないこと等であ
る。また、これらのタイヤを支持する田植機用タイヤの
ホイール構造体としては、スポークタイプ、即ち、ホイ
ール構造体が複数本のスポークで構成されているものが
知られている。
入りタイヤの他に中空タイプのタイヤや、全てがゴムか
ら成る総ゴムタイプのタイヤなど、所謂メンテナンスフ
リーといわれる、様々なタイプのタイヤが現在使われて
おり、これらのタイヤの水田での要求走行性能は、泥が
付かない、泥を持ち上げない、泥を寄せないこと等であ
る。また、これらのタイヤを支持する田植機用タイヤの
ホイール構造体としては、スポークタイプ、即ち、ホイ
ール構造体が複数本のスポークで構成されているものが
知られている。
【0003】しかしながら、このスポークタイプの田植
機用タイヤのホイール構造体にあっては、旋回時、スポ
ーク部分に泥をのせて持ち上げ、塊となった泥を落とす
という不具合が有る。その改良として、特開平4−31
0402号公報の如く、ホイール構造体をディスクとし
た田植機用タイヤのホイール構造体が有るが、このホイ
ール構造体は、円盤状ディスクのホイール構造体の外周
部を折曲したリムに中空タイヤのゴム部を固着した構成
となっている。このため、円盤状のディスクは垂直荷重
に対しては大きな強度を持つが、走行中に発生する横力
に対しては貧弱であり、横力に対して十分な強度を確保
するためには、円盤状ディスクの板厚を上げる、材質を
変えるなどで高価になってしまうという不具合がある。
機用タイヤのホイール構造体にあっては、旋回時、スポ
ーク部分に泥をのせて持ち上げ、塊となった泥を落とす
という不具合が有る。その改良として、特開平4−31
0402号公報の如く、ホイール構造体をディスクとし
た田植機用タイヤのホイール構造体が有るが、このホイ
ール構造体は、円盤状ディスクのホイール構造体の外周
部を折曲したリムに中空タイヤのゴム部を固着した構成
となっている。このため、円盤状のディスクは垂直荷重
に対しては大きな強度を持つが、走行中に発生する横力
に対しては貧弱であり、横力に対して十分な強度を確保
するためには、円盤状ディスクの板厚を上げる、材質を
変えるなどで高価になってしまうという不具合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、安価で且つ横力に対する強度を十分に向上するこ
とができる田植機用タイヤのホイール構造体を得ること
が目的である。
慮し、安価で且つ横力に対する強度を十分に向上するこ
とができる田植機用タイヤのホイール構造体を得ること
が目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
田植機用タイヤのホイール構造体は、車軸への取付ボス
と、該組付ボスに接合されて半径方向外側へ延びる円盤
状のディスク部と、該ディスク部の半径方向外側に設け
られたタイヤ取付部と、からなり、前記タイヤ取付部が
少なくとも1つの折曲部を有し、この折曲部を介してタ
イヤが前記タイヤ取付部に一体的に組合わされてなるこ
とを特徴としている。
田植機用タイヤのホイール構造体は、車軸への取付ボス
と、該組付ボスに接合されて半径方向外側へ延びる円盤
状のディスク部と、該ディスク部の半径方向外側に設け
られたタイヤ取付部と、からなり、前記タイヤ取付部が
少なくとも1つの折曲部を有し、この折曲部を介してタ
イヤが前記タイヤ取付部に一体的に組合わされてなるこ
とを特徴としている。
【0006】請求項2記載の本発明の田植機用タイヤの
ホイール構造体は、請求項1記載の本発明の田植機用タ
イヤのホイール構造体において、田植機取付状態で前記
ディスク部が田植機と反対側の最外部を形成すると共に
前記取付部をタイヤ中央区域でタイヤと実質的に一体化
し、且つ前記タイヤ取付部が前記ディスク部の半径方向
外端部から田植機側に偏向する延在部を介して設けられ
ることを特徴としている。
ホイール構造体は、請求項1記載の本発明の田植機用タ
イヤのホイール構造体において、田植機取付状態で前記
ディスク部が田植機と反対側の最外部を形成すると共に
前記取付部をタイヤ中央区域でタイヤと実質的に一体化
し、且つ前記タイヤ取付部が前記ディスク部の半径方向
外端部から田植機側に偏向する延在部を介して設けられ
ることを特徴としている。
【0007】請求項3記載の本発明の田植機用タイヤの
ホイール構造体は、請求項1及び請求項2記載の田植機
用タイヤのホイール構造体において、前記ディスク部に
少なくとも3ヵ所の型付部が施こされたことを特徴とし
ている。
ホイール構造体は、請求項1及び請求項2記載の田植機
用タイヤのホイール構造体において、前記ディスク部に
少なくとも3ヵ所の型付部が施こされたことを特徴とし
ている。
【0008】請求項4記載の本発明の田植機用タイヤの
ホイール構造体は、請求項1、2及び請求項3記載の田
植機用タイヤのホイール構造体において、前記ディスク
部が補助板によりボスと追加接合されたことを特徴とし
ている。
ホイール構造体は、請求項1、2及び請求項3記載の田
植機用タイヤのホイール構造体において、前記ディスク
部が補助板によりボスと追加接合されたことを特徴とし
ている。
【0009】
【作用】請求項1記載の本発明の田植機用タイヤのホイ
ール構造体では、円盤状ホイールの半径方向外径側部を
折り曲げたものをさらに一回以上折り返すことで横力に
対する強度を上げることができる。また、円盤状ホイー
ルの板厚を厚くしたり、高硬度の材質を使用しないで済
むため安価である。なお、折り返しは、多いほど良いが
折り返しの工数によるコストアップもあるので、2回が
好ましい。
ール構造体では、円盤状ホイールの半径方向外径側部を
折り曲げたものをさらに一回以上折り返すことで横力に
対する強度を上げることができる。また、円盤状ホイー
ルの板厚を厚くしたり、高硬度の材質を使用しないで済
むため安価である。なお、折り返しは、多いほど良いが
折り返しの工数によるコストアップもあるので、2回が
好ましい。
【0010】請求項2記載の本発明の田植機用タイヤの
ホイール構造体では、請求項1記載の本発明において、
田植機取付状態でディスク部が田植機と反対側の最外部
を形成すると共に取付部をタイヤ中央区域でタイヤと実
質的に一体化し、且つタイヤ取付部がディスク部の半径
方向外端部から田植機側に偏向する延在部を介して設け
られているため、走行による回転により自分で泥をこの
延在部に沿って吐き出す。
ホイール構造体では、請求項1記載の本発明において、
田植機取付状態でディスク部が田植機と反対側の最外部
を形成すると共に取付部をタイヤ中央区域でタイヤと実
質的に一体化し、且つタイヤ取付部がディスク部の半径
方向外端部から田植機側に偏向する延在部を介して設け
られているため、走行による回転により自分で泥をこの
延在部に沿って吐き出す。
【0011】請求項3記載の本発明の田植機用タイヤの
ホイール構造体では、請求項1及び請求項2記載の本発
明において、ディスク部に少なくとも3ヵ所の型付部が
施こされているため、これらの型付部によりディスク部
の剛性がアップし、横力に対する強度をさらに上げるこ
とができる。また、円盤状ホイールの板厚を厚くした
り、高硬度の材質を使用しないで済む。さらに、板厚を
薄くすることもできるため安価である。なお、型付部の
数は2個では周上にアンバランスが起きて好ましくな
く、少なくとも周方向に等間隔で3個必要である。
ホイール構造体では、請求項1及び請求項2記載の本発
明において、ディスク部に少なくとも3ヵ所の型付部が
施こされているため、これらの型付部によりディスク部
の剛性がアップし、横力に対する強度をさらに上げるこ
とができる。また、円盤状ホイールの板厚を厚くした
り、高硬度の材質を使用しないで済む。さらに、板厚を
薄くすることもできるため安価である。なお、型付部の
数は2個では周上にアンバランスが起きて好ましくな
く、少なくとも周方向に等間隔で3個必要である。
【0012】請求項4記載の本発明の田植機用タイヤの
ホイール構造体では、請求項1、2及び請求項3記載の
本発明において、ディスク部が補助板によりボスと追加
接合されているため、補助板によりディスク部の剛性が
アップし、横力に対する強度をさらに上げることができ
る。また、円盤状ホイールの板厚を厚くしたり、高硬度
の材質を使用しないで済済む。さらに、板厚を薄くする
こともできるため安価である。
ホイール構造体では、請求項1、2及び請求項3記載の
本発明において、ディスク部が補助板によりボスと追加
接合されているため、補助板によりディスク部の剛性が
アップし、横力に対する強度をさらに上げることができ
る。また、円盤状ホイールの板厚を厚くしたり、高硬度
の材質を使用しないで済済む。さらに、板厚を薄くする
こともできるため安価である。
【0013】
【実施例】本発明の田植機用タイヤのホイール構造体の
第1実施例を図1〜図3に従って説明する。
第1実施例を図1〜図3に従って説明する。
【0014】図2に示される如く、田植機用タイヤ組立
体10の軸心部には、取付用ボス12が配設されてい
る。この取付用ボス12は円管状とされており、田植機
14の車軸14Aに装着されている。
体10の軸心部には、取付用ボス12が配設されてい
る。この取付用ボス12は円管状とされており、田植機
14の車軸14Aに装着されている。
【0015】図1に示される如く、車軸14Aは4角軸
に形成されており、取付用ボス12の嵌合孔16は、車
軸14Aに外嵌している。
に形成されており、取付用ボス12の嵌合孔16は、車
軸14Aに外嵌している。
【0016】図2に示される如く、取付用ボス12の外
周部にはホイール構造体としてのディスク部18が溶接
により接合されている。このディスク部18は半径方向
外側へ延びる円盤状とされており、ディスク部18の半
径方向外側部には、延在部21を介してタイヤ取付部2
0が設けられている。
周部にはホイール構造体としてのディスク部18が溶接
により接合されている。このディスク部18は半径方向
外側へ延びる円盤状とされており、ディスク部18の半
径方向外側部には、延在部21を介してタイヤ取付部2
0が設けられている。
【0017】また、ディスク部18の半径方向内側部の
田植機14側には、補助板15が配設されている。この
補助板15は半径方向内側部が取付用ボス12の外周部
に溶接により接合されており、半径方向外側部がディス
ク部18の半径方向内側部の田植機14側面に溶接によ
り接合されている。
田植機14側には、補助板15が配設されている。この
補助板15は半径方向内側部が取付用ボス12の外周部
に溶接により接合されており、半径方向外側部がディス
ク部18の半径方向内側部の田植機14側面に溶接によ
り接合されている。
【0018】ディスク部18には、補助板15取付部の
半径方向外側部に、少なくとも3ヵ所、本実施例では4
ヶ所の型付部23が施こされている。
半径方向外側部に、少なくとも3ヵ所、本実施例では4
ヶ所の型付部23が施こされている。
【0019】図1に示される如く、これらの型付部23
は、底部が田植機14側へ突出した半径方向に延びる矩
形皿状とされており、車軸回り方向(周方向)に90°
間隔で形成されている。
は、底部が田植機14側へ突出した半径方向に延びる矩
形皿状とされており、車軸回り方向(周方向)に90°
間隔で形成されている。
【0020】図3に示される如く、延在部21は半径方
向外側へ延びるに従って、田植機14側(図3の左側)
に偏向した構造になっており、ディスク部18が田植機
14と反対側の最外部を形成すると共に取付部20をタ
イヤ中央区域でタイヤ26と実質的に一体化している。
また、タイヤ取付部20は少なくとも1つの折曲部、図
3では2つの折曲部22、24を有しており、これらの
折曲部22、24を介してタイヤ26がタイヤ取付部2
0に一体的に組合わされている。なお、本第1実施例で
はタイヤ26は総ゴムタイヤとされているが、タイヤ2
6は中空タイヤ等の他のタイヤでも良い。
向外側へ延びるに従って、田植機14側(図3の左側)
に偏向した構造になっており、ディスク部18が田植機
14と反対側の最外部を形成すると共に取付部20をタ
イヤ中央区域でタイヤ26と実質的に一体化している。
また、タイヤ取付部20は少なくとも1つの折曲部、図
3では2つの折曲部22、24を有しており、これらの
折曲部22、24を介してタイヤ26がタイヤ取付部2
0に一体的に組合わされている。なお、本第1実施例で
はタイヤ26は総ゴムタイヤとされているが、タイヤ2
6は中空タイヤ等の他のタイヤでも良い。
【0021】また、タイヤ26のディスク部18への取
付部30は、全体としてディスク部18から田植機側
(図3の左側)に向けて拡径されて傾斜している。
付部30は、全体としてディスク部18から田植機側
(図3の左側)に向けて拡径されて傾斜している。
【0022】上記ホイール構造体に総ゴムタイヤや中空
タイヤ等を一体的に組み合わせる際、様々の形態が可能
であり、タイヤとの組立体として下記に述べるような利
点を提供することができる。
タイヤ等を一体的に組み合わせる際、様々の形態が可能
であり、タイヤとの組立体として下記に述べるような利
点を提供することができる。
【0023】図2に示す例では、タイヤ26は田植機1
4へ取付けた状態での最外側端部から車軸14Aに下し
た垂直面S1が、ディスク部18の田植機取付状態での
最外側を形成する平面18Aとほぼ平滑に連なる位置に
配置されている。
4へ取付けた状態での最外側端部から車軸14Aに下し
た垂直面S1が、ディスク部18の田植機取付状態での
最外側を形成する平面18Aとほぼ平滑に連なる位置に
配置されている。
【0024】次に、本第1実施例の田植機用タイヤのホ
イール構造体の作用を説明する。本第1実施例のディス
ク部18では、円盤状ホイールの半径方向外径側部を折
り曲げた二つの折曲部22、24によって横力に対する
強度を、例えば、外径600mmのタイヤにおいて約2倍
以上に上げることができる。また、ディスク部18の板
厚を厚くしたり、高硬度の材質を使用しないで済む。さ
らに、板厚を薄くすることもできるため安価である。な
お、折曲部22、24は、多いほど良いが折り返しの工
数によるコストアップもあるので、2回が好ましい。
イール構造体の作用を説明する。本第1実施例のディス
ク部18では、円盤状ホイールの半径方向外径側部を折
り曲げた二つの折曲部22、24によって横力に対する
強度を、例えば、外径600mmのタイヤにおいて約2倍
以上に上げることができる。また、ディスク部18の板
厚を厚くしたり、高硬度の材質を使用しないで済む。さ
らに、板厚を薄くすることもできるため安価である。な
お、折曲部22、24は、多いほど良いが折り返しの工
数によるコストアップもあるので、2回が好ましい。
【0025】また、本第1実施例のディスク部18で
は、タイヤ取付部20がディスク部18の半径方向外端
部から田植機側に偏向する延在部21を介して設けられ
ているため、走行による回転により自分で泥をこの延在
部21に沿って吐き出すことができ、泥が中に溜まるの
を防止できる。
は、タイヤ取付部20がディスク部18の半径方向外端
部から田植機側に偏向する延在部21を介して設けられ
ているため、走行による回転により自分で泥をこの延在
部21に沿って吐き出すことができ、泥が中に溜まるの
を防止できる。
【0026】また、本第1実施例のディスク部18で
は、ディスク部18に4ヵ所の型付部23が施こされて
いるため、これらの型付部23によりディスク部18の
剛性がアップし、横力に対する強度をさらに上げること
ができる。
は、ディスク部18に4ヵ所の型付部23が施こされて
いるため、これらの型付部23によりディスク部18の
剛性がアップし、横力に対する強度をさらに上げること
ができる。
【0027】なお、型付部23の深さは、深すぎると泥
が溜まる核となるため最大で10mmが妥当である。ま
た、浅過ぎても強度アップの効果が小さくなることから
7mmが最適である。これにより型付部の無いものに比べ
強度を、例えば、外径600mmのタイヤにおいて約3倍
に上げることが可能である。
が溜まる核となるため最大で10mmが妥当である。ま
た、浅過ぎても強度アップの効果が小さくなることから
7mmが最適である。これにより型付部の無いものに比べ
強度を、例えば、外径600mmのタイヤにおいて約3倍
に上げることが可能である。
【0028】また、本第1実施例のディスク部18は補
助板15により取付用ボス12と追加接合されているた
め、この補助板15によりディスク部18の剛性がアッ
プし、横力に対する強度をさらに上げることができる。
助板15により取付用ボス12と追加接合されているた
め、この補助板15によりディスク部18の剛性がアッ
プし、横力に対する強度をさらに上げることができる。
【0029】また、本第1実施例の田植機用タイヤ組立
体10では、タイヤ26の田植機取付状態での最外側端
部から車軸14Aに下した垂直面S1が、ディスク部1
8の田植機取付状態での最外側を形成する平面18Aと
ほぼ平滑に連なる位置に配置されているため、走行時に
ゴム部で田植機体の外側と内側とに切り分けられた泥
が、ゴム部の最大幅部を過ぎるとディスク部に付着する
現象の発生が押さえられれ泥の付着が起きない。
体10では、タイヤ26の田植機取付状態での最外側端
部から車軸14Aに下した垂直面S1が、ディスク部1
8の田植機取付状態での最外側を形成する平面18Aと
ほぼ平滑に連なる位置に配置されているため、走行時に
ゴム部で田植機体の外側と内側とに切り分けられた泥
が、ゴム部の最大幅部を過ぎるとディスク部に付着する
現象の発生が押さえられれ泥の付着が起きない。
【0030】なお、本第1実施例では、図2に示される
如く、タイヤ26は田植機取付状態での最外側端部から
車軸14Aに下した垂直面S1がディスク部18の田植
機取付状態での最外側を形成する平面18Aとほぼ平滑
に連なる位置に配置されている構成としたが、これに代
えて、図4及び図5に示される如く、タイヤ26は田植
機取付状態での最外側端部から車軸に下した垂直面S1
が、ディスク部18の田植機取付状態での最外側を形成
する平面18Aより田植機側(図4及び図5の左側)に
配置しても良い。
如く、タイヤ26は田植機取付状態での最外側端部から
車軸14Aに下した垂直面S1がディスク部18の田植
機取付状態での最外側を形成する平面18Aとほぼ平滑
に連なる位置に配置されている構成としたが、これに代
えて、図4及び図5に示される如く、タイヤ26は田植
機取付状態での最外側端部から車軸に下した垂直面S1
が、ディスク部18の田植機取付状態での最外側を形成
する平面18Aより田植機側(図4及び図5の左側)に
配置しても良い。
【0031】また、本第1実施例では、図1に示される
如く、ディスク部18に4ヶ所の型付部23を形成した
が、これに代えて図6に示される如く、型付部23は、
周方向に120°間隔で3ヶ所設けても良い。また5ヵ
所以上に設けても良く、この場合にも、各型付部23は
周方向に等角度毎に設けることが好ましい。
如く、ディスク部18に4ヶ所の型付部23を形成した
が、これに代えて図6に示される如く、型付部23は、
周方向に120°間隔で3ヶ所設けても良い。また5ヵ
所以上に設けても良く、この場合にも、各型付部23は
周方向に等角度毎に設けることが好ましい。
【0032】次に、本発明の田植機用タイヤのホイール
構造体の第2実施例を図7及び図8に従って説明する。
構造体の第2実施例を図7及び図8に従って説明する。
【0033】なお、第1実施例と同一部材については、
同一符号を付してその説明を省略する。
同一符号を付してその説明を省略する。
【0034】図7及び図8に示されるディスク部18で
は、タイヤ取付部20の折曲部が折曲部22の1ヶ所と
されている。また、タイヤ26の田植機取付状態で外側
の壁26Aにえぐり部28を形成しても良い。このえぐ
り部28は、外側の壁26Aに沿ってリング状に形成さ
れており、タイヤ径方向に沿った断面形状は、タイヤ径
方向を長軸とする半長円状とされている。
は、タイヤ取付部20の折曲部が折曲部22の1ヶ所と
されている。また、タイヤ26の田植機取付状態で外側
の壁26Aにえぐり部28を形成しても良い。このえぐ
り部28は、外側の壁26Aに沿ってリング状に形成さ
れており、タイヤ径方向に沿った断面形状は、タイヤ径
方向を長軸とする半長円状とされている。
【0035】従って、本第2実施例においては、第1実
施例と同様の効果が得られるとともに、えぐり部28を
設けたので、ゴム部分の重量を下げ、コストを押さえる
ことができる。なお、えぐり部28は、ディスク18の
外面18Aにつながるゴム部の外面、即ち、タイヤ26
の壁26Aに一定巾でもって形成することが効果的であ
る。さらに、タイヤ26で受ける負荷がゴムと円盤状の
ディスク18との間に剪断力を発生し、該部の剥離を起
こさせるが、このえぐり部28によりゴム部の負荷を緩
和し、剥離故障を防ぐ効果がある。
施例と同様の効果が得られるとともに、えぐり部28を
設けたので、ゴム部分の重量を下げ、コストを押さえる
ことができる。なお、えぐり部28は、ディスク18の
外面18Aにつながるゴム部の外面、即ち、タイヤ26
の壁26Aに一定巾でもって形成することが効果的であ
る。さらに、タイヤ26で受ける負荷がゴムと円盤状の
ディスク18との間に剪断力を発生し、該部の剥離を起
こさせるが、このえぐり部28によりゴム部の負荷を緩
和し、剥離故障を防ぐ効果がある。
【0036】なお、えぐり部28のえぐり量はタイヤの
強度、剛性が確保できるレベルであれば良い。
強度、剛性が確保できるレベルであれば良い。
【0037】〔試験例〕本発明の効果を確認するために
本発明品の田植機用タイヤのホイール構造体が適用され
た田植機用タイヤ組立体1、2と、比較品の田植機用タ
イヤのホイール構造体が適用された田植機用タイヤ組立
体1〜3とを表1の仕様で製造し、それぞれにディスク
の横力に対する強度、泥付着の有無、泥落しの有無の試
験を行ない、その結果を表1に示す。
本発明品の田植機用タイヤのホイール構造体が適用され
た田植機用タイヤ組立体1、2と、比較品の田植機用タ
イヤのホイール構造体が適用された田植機用タイヤ組立
体1〜3とを表1の仕様で製造し、それぞれにディスク
の横力に対する強度、泥付着の有無、泥落しの有無の試
験を行ない、その結果を表1に示す。
【0038】なお、図9に比較例2、3の田植機用タイ
ヤのホイール構造体が適用された田植機用タイヤ組立体
40を示す。また、泥付着の有無、泥落しの有無の試験
は、代掻き後5日経った水田にて実施し、耕盤までの深
さは150mm〜200mmで、土質はやや粘土分が多く、
くっつき易い状態で行なった。
ヤのホイール構造体が適用された田植機用タイヤ組立体
40を示す。また、泥付着の有無、泥落しの有無の試験
は、代掻き後5日経った水田にて実施し、耕盤までの深
さは150mm〜200mmで、土質はやや粘土分が多く、
くっつき易い状態で行なった。
【0039】
【表1】
【0040】表1の結果から本発明品の田植機用タイヤ
のホイール構造体が適用された田植機用タイヤ組立体
1、2がリムディスクの強度、泥の付着、付着による泥
落とし、全ての走行性能において比較品の田植機用タイ
ヤのホイール構造体が適用された田植機用タイヤ組立体
1〜3より良好であることが明らかである。
のホイール構造体が適用された田植機用タイヤ組立体
1、2がリムディスクの強度、泥の付着、付着による泥
落とし、全ての走行性能において比較品の田植機用タイ
ヤのホイール構造体が適用された田植機用タイヤ組立体
1〜3より良好であることが明らかである。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の田植機用タイヤ
のホイール構造体は、上記構成としたので、安価で且つ
横力に対する強度を向上することができるという優れた
効果を有する。
のホイール構造体は、上記構成としたので、安価で且つ
横力に対する強度を向上することができるという優れた
効果を有する。
【0042】請求項2記載の本発明の田植機用タイヤの
ホイール構造体は、上記構成としたので、上記効果に加
えて、走行による回転により自分で泥を延在部に沿って
吐き出すことができ、泥が中に溜まるのを防止できると
いう優れた効果を有する。
ホイール構造体は、上記構成としたので、上記効果に加
えて、走行による回転により自分で泥を延在部に沿って
吐き出すことができ、泥が中に溜まるのを防止できると
いう優れた効果を有する。
【0043】請求項3記載の本発明の田植機用タイヤの
ホイール構造体は、上記構成としたので、安価で且つ横
力に対する強度をさらに向上することができるという優
れた効果を有する。
ホイール構造体は、上記構成としたので、安価で且つ横
力に対する強度をさらに向上することができるという優
れた効果を有する。
【0044】請求項4記載の本発明の田植機用タイヤの
ホイール構造体は、上記構成としたので、安価で且つ横
力に対する強度をさらに向上することができるという優
れた効果を有する。
ホイール構造体は、上記構成としたので、安価で且つ横
力に対する強度をさらに向上することができるという優
れた効果を有する。
【図1】本発明の第1実施例の田植機用タイヤのホイー
ル構造体が適用された田植機用タイヤ組立体の田植機取
付状態で田植機側から見た側面図である。
ル構造体が適用された田植機用タイヤ組立体の田植機取
付状態で田植機側から見た側面図である。
【図2】図1の2−2線に沿った一部ハッチングを省略
した断面図である。
した断面図である。
【図3】図2の一部拡大断面図である。
【図4】本発明の第1実施例の田植機用タイヤのホイー
ル構造体が適用された田植機用タイヤ組立体の変形例を
示す図2に対応する断面図である。
ル構造体が適用された田植機用タイヤ組立体の変形例を
示す図2に対応する断面図である。
【図5】図4の一部拡大断面図である。
【図6】本発明の第1実施例の田植機用タイヤのホイー
ル構造体が適用された田植機用タイヤ組立体の変形例を
示す図1に対応する側面図である。
ル構造体が適用された田植機用タイヤ組立体の変形例を
示す図1に対応する側面図である。
【図7】本発明の第2実施例の田植機用タイヤのホイー
ル構造体が適用された田植機用タイヤ組立体を示す図2
に対応する断面図である。
ル構造体が適用された田植機用タイヤ組立体を示す図2
に対応する断面図である。
【図8】図7の一部拡大断面図である。
【図9】比較例の田植機用タイヤのホイール構造体が適
用された田植機用タイヤ組立体の一部を示す図2に対応
する断面図である。
用された田植機用タイヤ組立体の一部を示す図2に対応
する断面図である。
10 田植機用タイヤ組立体 12 取付用ボス 14 田植機 14A 車軸 15 補助板 18 ディスク部 20 タイヤ取付部 21 延在部 22 折曲部 23 型付部 24 折曲部 26 タイヤ 28 えぐり部 30 取付部
Claims (4)
- 【請求項1】車軸への取付ボスと、該組付ボスに接合さ
れて半径方向外側へ延びる円盤状のディスク部と、該デ
ィスク部の半径方向外側に設けられたタイヤ取付部と、
からなり、前記タイヤ取付部が少なくとも1つの折曲部
を有し、この折曲部を介してタイヤが前記タイヤ取付部
に一体的に組合わされてなることを特徴とする田植機用
タイヤのホイール構造体。 - 【請求項2】田植機取付状態で前記ディスク部が田植機
と反対側の最外部を形成すると共に前記取付部をタイヤ
中央区域でタイヤと実質的に一体化し、且つ前記タイヤ
取付部が前記ディスク部の半径方向外端部から田植機側
に偏向する延在部を介して設けられることを特徴とする
請求項1記載の田植機用タイヤのホイール構造体。 - 【請求項3】前記ディスク部に少なくとも3ヵ所の型付
部が施こされたことを特徴とする請求項1及び請求項2
記載の田植機用タイヤのホイール構造体。 - 【請求項4】前記ディスク部が補助板によりボスと追加
接合されたことを特徴とする請求項1、2及び請求項3
記載の田植機用タイヤのホイール構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13755594A JPH082203A (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | 田植機用タイヤのホイール構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13755594A JPH082203A (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | 田植機用タイヤのホイール構造体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH082203A true JPH082203A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15201460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13755594A Pending JPH082203A (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | 田植機用タイヤのホイール構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH082203A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005022442A (ja) * | 2003-06-30 | 2005-01-27 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 農用車輪 |
-
1994
- 1994-06-20 JP JP13755594A patent/JPH082203A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005022442A (ja) * | 2003-06-30 | 2005-01-27 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 農用車輪 |
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