JPH08219811A - 光学式ロータリーエンコーダ - Google Patents

光学式ロータリーエンコーダ

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Publication number
JPH08219811A
JPH08219811A JP2020095A JP2020095A JPH08219811A JP H08219811 A JPH08219811 A JP H08219811A JP 2020095 A JP2020095 A JP 2020095A JP 2020095 A JP2020095 A JP 2020095A JP H08219811 A JPH08219811 A JP H08219811A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slit
light
opening
mask
rotary encoder
Prior art date
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Pending
Application number
JP2020095A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Nakayama
博史 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】スリットミスを起こさない範囲で光源の開口部
数を増やして光量振幅を増大させることができ、高分解
能で高精度の測定が行える光学式ロータリーエンコーダ
を実現することにある。 【構成】発光源と、発光源の出力光を拡散させる拡散板
と、拡散板の出力光を通過させる窓部として輪郭が正弦
波または正弦波に近似した波形(またはそれらの波形の
半周期)を上下に折り返した形状の開口が等しいピッチ
で複数個配列されたマスクと、マスクの窓部を通過した
光を通過させるスリット部と遮光部とが円周上に交互に
配列されたコード板と、コード板を通過した光を受光す
る受光アレイとで構成された光学式ロータリーエンコー
ダにおいて、前記コード板のスリットの中心位置までの
半径をr、スリットの長さをaとしたとき、前記マスク
の開口部の数Nを、次式で規定することを特徴とするも
の。 N≦(2r/a)−1

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学式ロータリーエンコ
ーダに関し、詳しくは、高分解能化に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】拡散光学系を用いた光学式ロータリーエ
ンコーダにおいて、分解能を高くするためにスリットピ
ッチを微細にすると、相対的にスリットを通過する光源
の開口部の幅が狭くなって光量が減少し、S/N比が低
下して分解能が上がらなくなるという問題がある。
【0003】そこで、このようにスリットピッチを微細
にした場合の光量不足対策として、本発明の出願人は、
特願平2-190951号(特開平3-128418号)や特願平3-248083
号(特開平5-87593号)で、光源の開口部を複数個等しい
ピッチで並べることを提案している。図1はこのような
光学式ロータリーエンコーダの構成概念図である。図1
において、1は発光源であり、例えば発光ダイオードが
用いられる。この発光源1の出力光はある光束を持って
いる。2は拡散板であり、発光源1の出力光を拡散する
ためのものである。一般に発光ダイオードを発光源1と
して用いた場合には点光源として扱われるが、拡散板2
との距離を調節することによってマスク3の開口部31
の範囲を一様に照射する光束にすることができる。マス
ク3には正弦波(余弦波と見ることもできる)の半周期
を上下に折り返した形状の輪郭を有する複数個(図1で
は5個)の開口部31が等しいピッチPLで配列されて
いる。なお、図ではマスク3と拡散板2は離れた状態で
配置されるかのように描いているが、通常は拡散板2と
密着するように配置される。マスク3の開口部31を通
過した光はコード板4に照射される。コード板4には、
光を遮蔽する遮蔽部4aと光を通過させるスリット4b
とが交互に配置されている。5は受光アレイであって、
コード板4の裏側に生じる正弦波照度分布の1周期を4
等分するように4つの光電変換素子がピッチPPで配列
されている。
【0004】このような構成において、マスク3の各開
口部31からの光は、それぞれコード板4の別のスリッ
ト4bを通って受光アレイ5に入射する。ここで、受光
アレイ5に入射する光の分布はスリット4bの角度に対
応し、方向性の異なる多数の光の明暗縞が受光アレイ5
上に重なることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
スリットピッチを微細にした場合の光量不足対策として
光源のマスクの開口部を複数個等しいピッチで並べる
と、次のような問題が出てくる。すなわち、受光アレイ
5の方向性に合うのはマスク3の中心の開口部31から
の光のみで、両側の開口部31からの光分布の方向性は
端に行くほど受光アレイ5の方向性に対してねじれてし
まう。光がねじれる結果、受光アレイ5で検出される光
電流の直流分は増えるものの、交流成分である光量振幅
の増大が得られなくなる。
【0006】このように光量振幅を増大させるためにマ
スク3の開口部31の数を増やしても、開口部31の数
に見合った光電流振幅の増大が得られず、光電流の直流
分が増えて後段の電子回路の負担を増大させたり、初期
位相の乱れを生じてスリットミスを起こす恐れなどがあ
り、マスク3の開口部31の数の取り方によっては高分
解能のエンコーダが実現できない場合がある。
【0007】本発明はこのような従来の問題点を解決す
るものであって、その目的は、スリットミスを起こさな
い範囲で光源の開口部数を増やして光量振幅を増大させ
ることができ、高分解能で高精度の測定が行える光学式
ロータリーエンコーダを実現することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の光学式ロータリ
ーエンコーダは、発光源と、発光源の出力光を拡散させ
る拡散板と、拡散板の出力光を通過させる窓部として輪
郭が正弦波または正弦波に近似した波形(またはそれら
の波形の半周期)を上下に折り返した形状の開口が等し
いピッチで複数個配列されたマスクと、マスクの窓部を
通過した光を通過させるスリット部と遮光部とが円周上
に交互に配列されたコード板と、コード板を通過した光
を受光する受光アレイとで構成された光学式ロータリー
エンコーダにおいて、前記コード板のスリットの中心位
置までの半径をr、スリットの長さをaとしたとき、前
記マスクの開口部の数Nを、次式で規定することを特徴
とする。
【0009】N≦(2r/a)−1
【0010】
【作用】本発明におけるマスクの開口部の数は、光量振
幅を減少させない最大数に制限される。これにより、ス
リットミスを起こさない範囲で光源の開口部数を増やし
て光量振幅を増大させることができ、高分解能で高精度
の測定が行える光学式ロータリーエンコーダを実現でき
る。
【0011】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。基本的な構成は図1と同様なので、図1を用いて本
発明を説明する。本発明におけるマスク3の開口部31
の数Nは次式によって規定される。 N≦(2r/a)−1 ここで、rはコード板4のスリット4bの中心位置まで
の半径、aはスリットの長さとする。
【0012】コード板4のスリットピッチPは、スリッ
ト数をSとして直線にみなすことにより、 P=2πr/S になる。また、光源部とコード板4と受光アレイ5の位
置関係は互いに平行であり、開口部31のピッチをP
L、光電変換素子のピッチをPP、コード板4と光源部
との距離をDL、コード板4と受光アレイ5の距離をD
Pとすると、 PL=P*(DL+DP)/DP PP=P*(DL+DP)/DL になる。
【0013】このような構成の動作を説明する。各開口
部31の出力光は、それぞれ別のスリットを通って1つ
の光電変換素子に入射する。例えば中心の開口部からM
番目の開口部の出力光は中心のスリットからM番目のス
リットを通って中心の光電変換素子に入射し、この光分
布のねじれは360°*M/Sになる。
【0014】受光アレイ5の光電変換素子に入射される
光に着目すると、光電変換素子はコード板4のスリット
4bの出力光を最大限に受けるため、縦横比がスリット
4bのピッチPと長さaの比と同じで光学倍率分拡大さ
れている。図2は受光アレイ5に対する矩形のスリット
4bを通った光の分布と受光アレイ5の各光電変換素子
の出力の関係を示す説明図である。受光アレイ5の検出
振幅は、図2から明らかなように、光分布と受光アレイ
5の光電変換素子が平行な(1)の状態で最大になって
光分布のねじれが受光アレイ5の対角線の角度相当にな
る(5)の状態で0になる。すなわち、受光アレイ5の
検出振幅は、(5)の状態を最悪としてねじれに比例し
て減少する。
【0015】受光アレイ5の対角線相当の角度は、スリ
ットのピッチPがスリットの長さaに比べて十分小さい
とすると、360°*r/aSになる。この状態になる
マスク3の開口部31は、M=r/a番目である。そし
て、このときの開口部31の数Nは、 N=2M−1 =(2r/a)−1 になる。これよりも開口部31の数を増やすと振幅は減
少することになり、開口部31の数を上記のN以下に制
限しておくことにより効率よく最大振幅が得られること
になる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スリットミスを起こさない範囲で光源の開口部数を増や
して光量振幅を増大させることができ、高分解能で高精
度の測定が行える光学式ロータリーエンコーダを実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の装置および本発明の装置に共通する構成
概念図である。
【図2】図1の装置における受光アレイに対する光分布
と光電変換素子の出力の関係説明図である。
【符号の説明】
1 拡散光源 2 拡散板 3 マスク 4 コード板 5 受光アレイ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光源と、発光源の出力光を拡散させる拡
    散板と、拡散板の出力光を通過させる窓部として輪郭が
    正弦波または正弦波に近似した波形(またはそれらの波
    形の半周期)を上下に折り返した形状の開口が等しいピ
    ッチで複数個配列されたマスクと、マスクの窓部を通過
    した光を通過させるスリット部と遮光部とが円周上に交
    互に配列されたコード板と、コード板を通過した光を受
    光する受光アレイとで構成された光学式ロータリーエン
    コーダにおいて、 前記コード板のスリットの中心位置までの半径をr、ス
    リットの長さをaとしたとき、 前記マスクの開口部の数Nを、次式で規定することを特
    徴とする光学式ロータリーエンコーダ。 N≦(2r/a)−1
JP2020095A 1995-02-08 1995-02-08 光学式ロータリーエンコーダ Pending JPH08219811A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020095A JPH08219811A (ja) 1995-02-08 1995-02-08 光学式ロータリーエンコーダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020095A JPH08219811A (ja) 1995-02-08 1995-02-08 光学式ロータリーエンコーダ

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Publication Number Publication Date
JPH08219811A true JPH08219811A (ja) 1996-08-30

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ID=12020531

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JP2020095A Pending JPH08219811A (ja) 1995-02-08 1995-02-08 光学式ロータリーエンコーダ

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