JPH08219730A - 紙葉類良否判別装置 - Google Patents

紙葉類良否判別装置

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JPH08219730A
JPH08219730A JP7021996A JP2199695A JPH08219730A JP H08219730 A JPH08219730 A JP H08219730A JP 7021996 A JP7021996 A JP 7021996A JP 2199695 A JP2199695 A JP 2199695A JP H08219730 A JPH08219730 A JP H08219730A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、感度高く容易にかつ搬送時の振動の
影響を受けずに感度高く容易に良否判別する紙葉類良否
判別装置である。 【構成】光源10からの任意の波長の光を偏光子12に
よりその振動面を所定方向に揃えて紙葉1に照射し、そ
の反射光のうち入射光と異なる方向の振動面を持つ光の
みを第1〜第6ラインの各検光子15a〜15eで透過
して各光センサ16a〜16eに入射し、これらの受光
強度に応じた各測定データと各参照データとの各相互相
関係数を求め、これら相互相関係数と各しきい値とを比
較して紙葉1の透かし部分の良否を判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透かしの形成された紙
葉類に対する良否判別を行う紙葉類良否判別装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】かかる透かしの形成された紙葉に対する
良否判別は、透かし部分の厚み変化といった特徴をとら
えるために、紙葉の透過光量や反射光量をモニターして
判別する方法が行われている。
【0003】このうち紙葉の透過光量をモニターする方
法は、図8に示すように紙葉1に対して赤外線の光を照
射してその透過光量をモニターするもので、このときの
透かし部分の各透過光a、b、cの透過強度はa>b>
cとなり、透かし部分の厚みの最も薄い部分の透過強度
が高くなる。
【0004】又、紙葉の反射光量をモニターする方法
は、図9に示すように紙葉1に赤外線の光を入射したと
きの反射光をモニターするもので、このときの反射光は
透かし部分におけるエッジ部分で散乱光となり、その偏
光状態はランダムに近いものとなる。
【0005】一方、紙葉の透過光量や反射光量をモニタ
ーし、さらに紙葉1に対する可視光線の反射・透過光量
を加えた情報を比較することによって透かしのある紙葉
1に対する良否を判別することが行われている。
【0006】しかしながら、これら方法では、赤外線を
紙葉1に照射するものであり、赤外線を使用する光学系
は、使用できる光学素子、センサー等が非常に限られて
しまい、例えば所望する使用を満たす光学素子等が存在
しなかったり、或いは価格が非常に高価となる。
【0007】又、多くの赤外線センサでは、感度、S/
N比を向上させるために液体窒素等による素子の冷却が
必要であり、このためにメンテナンスを行う際にも問題
がある。
【0008】しかしながら、紙葉1の透過光量から透か
し部分の凹凸を判断する方法では、紙葉1の折り目、紙
葉1の搬送時における振動によるバタツキといったこと
に影響されやすく、そのうえ透かし部分の表面に描かれ
た落書き、汚れといった外乱に影響されやすい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように紙葉1の
透過光量から透かし部分の凹凸を判断するので、紙葉1
の折り目や紙葉を搬送するときのバタツキの影響を受け
やすく、かつ落書きや汚れに影響されやすい。そこで本
発明は、感度高く容易にかつ搬送時の振動の影響を受け
ずに感度高く容易に良否判別ができる紙葉類良否判別装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、透か
しの形成された紙葉類の良否を判別する紙葉類良否判別
装置において、光を投光する光源と、この光源から投光
された光の振動面を所定方向に揃えて紙葉類に照射する
第1の光学系と、紙葉類からの反射光のうち投光された
光と異なる方向の振動面を持つ光のみを透過する第2の
光学系と、この第2の光学系を透過した光を受光して受
光強度に応じた検出信号を出力する光センサと、この光
センサから出力される検出信号と予め保持している真の
紙葉類に対する信号とに基づいて良否判別を行う判定手
段とを備えて上記目的を達成しようとする紙葉類良否判
別装置である。
【0011】請求項2によれば、第1の光学系は、少な
くとも偏光子を用いている。請求項3によれば、第2の
光学系は、少なくとも検光子を用いている。請求項4に
よれば、偏光ビームスプリッタにより光源から投光され
た光の振動面を所定方向に揃えて紙葉類に照射し、かつ
この紙葉類からの反射光のうち散乱光のみを検出して光
センサに伝送する。
【0012】請求項5によれば、複数の光センサを羅列
したセンサ群からの各検出信号を得る。請求項6によれ
ば、判定手段は、光センサから出力される検出信号と真
の紙葉類に対する信号との相互相関係数を求め、この相
互相関係数の大きさから紙葉類の良否を判別する。
【0013】請求項7によれば、判定手段は、光センサ
から出力される検出信号に対して少なくとも標準偏差に
関する統計処理を行い、多変量解析を行って紙葉類の良
否を判別する。
【0014】
【作用】請求項1によれば、光源から光が投光される
と、この光は第1の光学系によりその振動面を所定方向
に揃えられて紙葉類に照射され、この紙葉類からの反射
光のうち投光された光と異なる方向の振動面を持つ光の
みが第2の光学系で透過して光センサに入射する。この
光センサは、受光した受光強度に応じた検出信号を出力
し、この検出信号は判定手段に送られ、ここで、光セン
サから出力される検出信号と予め保持している真の紙葉
類に対する信号とに基づいて良否判別が行われる。
【0015】請求項2によれば、光源から投光された光
を、偏光子によりその振動面を所定方向に揃えて紙葉類
に照射する。請求項3によれば、紙葉類にその振動面を
所定方向に揃えた光を照射したときの紙葉類からの反射
光のうち投光された光と異なる方向の振動面を持つ光の
みを検光子により透過して光センサに入射する。
【0016】請求項4によれば、光源から投光された光
を、偏光ビームスプリッタによりその振動面を所定方向
に揃えて紙葉類に照射し、このときの紙葉類からの反射
光のうち散乱光のみを偏光ビームスプリッタにより透過
して光センサに入射する。
【0017】請求項5によれば、複数の光センサを紙葉
類の例えば幅方向に羅列してセンサ群を形成し、このセ
ンサ群からの各検出信号と予め保持している真の紙葉類
に対する各信号とに基づいて良否判別を行う。
【0018】請求項6によれば、光源から投光された光
をその振動面を所定方向に揃えて紙葉類に照射し、この
ときの紙葉類からの反射光のうち投光された光と異なる
方向の振動面を持つ光のみを透過して光センサに入射し
たときの検出信号と真の紙葉類に対する信号との相互相
関係数を求め、この相互相関係数の大きさから紙葉類の
良否を判別する。
【0019】請求項7によれば、光源から投光された光
をその振動面を所定方向に揃えて紙葉類に照射し、この
ときの紙葉類からの反射光のうち投光された光と異なる
方向の振動面を持つ光のみを透過して光センサに入射し
たときの検出信号に対し、少なくとも標準偏差の統計処
理を行い、多変量解析を行って紙葉類の良否を判別す
る。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は紙葉に対する紙葉類良否判別装置
の構成図であり、図2は同装置を上方から見た構成図で
ある。
【0021】紙葉1は、搬送機構により矢印(イ)方向
に所定の移動速度で搬送される。この紙葉1の搬送され
る上方には、光源10が配置されている。この光源10
は、任意の波長の光を投光するもので、例えば蛍光灯、
LED(発光ダイオード)、赤外レーザや赤外ランプ、
さらには可視光源としてのランプやフラッシュランプが
用いられる。
【0022】この光源10の光投光方向には、第1の光
学系としてのコンデンサレンズ11及び偏光子12が配
置されている。このうちコンデンサレンズ11は、光源
10から投光された光を紙葉1の透かし部分よりも大き
な直径をもった平行光に変換する機能を有している。
【0023】偏光子12は、コンデンサレンズ11を透
過した光を直線偏光して光の振動面を所定方向に揃えて
紙葉1に照射する機能を有している。又、偏光子12の
光進行側には、ハーフミラー13が配置され、このハー
フミラー13の一分岐方向には、第2の光学系であるレ
ンズ群14及び検光子群15が配置されている。
【0024】これらレンズ群14及び検光子群15は、
それぞれ複数のレンズ14a〜14e、複数の検光子1
5a〜15eを紙葉1の幅方向に互いに対応させて羅列
配置されている。
【0025】このうち複数の検光子15a〜15eは、
紙葉1からの反射光のうち散乱光のみを透過する機能を
有している。なお、偏光子12及び検光子群15は、光
源10から投光される光の波長に対応する特性を持って
いる。
【0026】センサ群16は、複数の検光子15a〜1
5eを透過した光を受光してその受光強度に応じた各検
出信号を出力するもので、複数の光センサ16a〜16
eを各検光子15a〜15eに対応させて羅列配置した
ものとなっている。
【0027】このセンサ群16の各光センサ16a〜1
6eの出力端子には、A/D変換器17を介してコンピ
ュータ18が接続されている。このコンピュータ18
は、予め各光センサ16a〜16eの配置位置に対応す
る各ライン毎にこれら光センサ16a〜16eにより得
られる真の紙葉に対する信号を参照データとして保持
し、かつ予め設定された比較アルゴリズムに従って処理
を実行することにより、各参照データと各光センサ16
a〜16eから出力される各検出信号をディジタル化し
た各測定データとの各相互相関係数R1 〜R6 を求め、
これら相互相関係数R1 〜R6 と各しきい値T1 〜T6
とを比較して紙葉1の良否を判別する判定手段としての
機能を有している。ここで、相互相関係数R(x) x=1
〜6は、参照データをf(x) 、測定データをg(x) とす
ると、
【0028】
【数1】 により表される。ここで、aは定数で、ここではa=0
である。
【0029】この相互相関係数R(x) は、参照データf
(x) と測定データg(x) とが相似している程その値が大
きくなる。従って、コンピュータ18は、相互相関係数
R1 〜R6 と各しきい値T1 〜T6 とをそれぞれ比較
し、各相互相関係数R1 〜R6 が各しきい値T1 〜T6
よりも大きい場合に良の透かし部分の紙葉1と判別し、
各相互相関係数R1 〜R6 のうち1つでも各しきい値T
1 〜T6 よりも小さい場合に不良の透かし部分の紙葉1
と判別する機能を有している。
【0030】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。紙葉1は、搬送機構により矢印(イ)方
向に所定の移動速度で搬送されている。
【0031】この状態に、光源10から任意の波長の光
が投光されると、この光は、コンデンサレンズ11によ
り紙葉1の透かし部分よりも大きな直径をもった平行光
に変換され、次の偏光子12により直線偏光にされてそ
の振動面を所定方向に揃えられて紙葉1に対して垂直落
射照明される。
【0032】すなわち、光源10の投光光は、直線偏光
されて紙葉1に対して走査されて照射される。このとき
の紙葉1からの反射光は、ハーフミラー13で反射し、
紙葉1の幅方向に所定間隔毎に羅列された各レンズ14
a〜14eにより集光されて各検光子15a〜15eに
入射する。
【0033】これら検光子15a〜15eは、紙葉1か
らの反射光のうち入射光と異なる方向の振動面を持つ光
のみを透過し、それぞれ対応する各光センサ16a〜1
6eに伝送する。
【0034】ここで、偏向子12と検光子15a〜15
eとは、互いに垂直な偏光方向を生じるように、すなわ
ちクロスニコルの位置に配置されている。これら光セン
サ16a〜16eは、各検光子15a〜15eを透過し
た光を受光してその受光強度に応じた各ライン、つまり
第1〜第6ラインの各検出信号を出力する。そして、こ
れら第1〜第6ラインの検出信号は、それぞれA/D変
換器17によりディジタル変換されてコンピュータ18
に送られる。
【0035】このコンピュータ18は、ディジタル化さ
れた第1〜第6ラインの検出信号を各測定データとして
取り込み、図3に示すように第1〜第6ラインの各測定
データと予め保持している第1〜第6ラインの各参照デ
ータとの各相互相関係数R1〜R6 を上記式(1) を演算
して求める。
【0036】次にコンピュータ18は、図4に示す判別
フローチャートに従って第1〜第6ラインの相互相関係
数R1 〜R6 と第1〜第6ラインのしきい値T1 〜T6
とをそれぞれ順次比較し、これら相互相関係数R1 〜R
6 が各しきい値T1 〜T6 よりも大きい場合に良の透か
し部分の紙葉1と判別する。
【0037】ところが、各相互相関係数R1 〜R6 のう
ち1つでも各しきい値T1 〜T6 よりも小さい相互相関
係数R1 〜R6 があると、コンピュータ18は、不良の
透かし部分の紙葉1と判別する。
【0038】このように上記一実施例においては、光源
10からの任意の波長の光を偏光子12によりその振動
面を所定方向に揃えて紙葉1に照射し、その反射光のう
ち入射光と異なる方向の振動面を持つ光のみを第1〜第
6ラインの各検光子15a〜15eで透過して各光セン
サ16a〜16eに入射し、これらの受光強度に応じた
各測定データと各参照データとの各相互相関係数R1 〜
R6 を求め、これら相互相関係数R1 〜R6 と各しきい
値T1 〜T6 とを比較して紙葉1の透かし部分の良否を
判別するようにしたので、紙葉類の鑑査において頻繁に
使用される赤外線の光学系を必要とせずに、透かし部分
のある紙葉1に対する良否判別を感度高く容易にでき
る。
【0039】すなわち、赤外線の光学系を必要としない
ので、赤外線光学系における困難な光軸調整を行わなく
てよく、そのうえ取扱いが容易で安価、かつ感度の高い
可視光線の光源10及び光センサ16a〜16eを用い
ることができる。
【0040】光源10としては特別なものを必要とせず
に、例えば蛍光灯、LED、赤外レーザや赤外ランプ、
さらには可視光源としてのランプやフラッシュランプを
用いることができる。
【0041】さらに、赤外線センサでは、感度、S/N
比を向上させるために液体窒素等による素子の冷却が必
要であるが、このような赤外線センサを用いないので、
メンテナンスを問題なくできる。
【0042】又、紙葉1からの反射強度から透かし部分
の凹凸を見て良否判別するので、紙葉1を搬送するとき
の振動によるバタツキの影響を受けずに感度高く容易に
良否判別ができる。
【0043】なお、本発明は、上記一実施例に限定され
るものでなく次の通り変形してもよい。例えば、光源1
0から投光された光を、偏光子12によりその振動面を
所定方向に揃えて紙葉1に照射し、このときの紙葉1か
らの反射光のうち入射光と異なる方向の振動面を持つ光
のみを検光子15により透過して各光センサ16a〜1
6eに入射しているが、これら偏光子12及び検光子1
5の作用を、ハーフミラー13に代わって偏光ビームス
プリッタを用いて行ってもよい。
【0044】又、紙葉1に対して垂直方向に落射照明さ
れているが、この光の照射を紙葉1に対して斜め方向か
ら行うようにしてもよい。この場合、検光子15及び光
センサ群16は紙葉1からの反射光の光路上に配置する
ことになる。
【0045】又、コンピュータ18は、光センサ群16
から出力される各検出信号による各測定データに対し、
平均値、標準偏差といった統計処理を行い、多変量解析
を行って紙葉1の良否を判別する機能としてもよい。
【0046】すなわち、統計的に意味のある数量の良紙
葉と不良紙葉について、基礎となるデ−タ(透過光強度
分布)取りを行う。つまり、良紙葉及び不良紙葉を搬送
しながらこの良紙葉及び不良紙葉に光を走査し、そのと
きの反射光を光センサ群16により受光する。コンピュ
ータ18は、多数の良紙葉及び不良紙葉毎の個々の透過
光強度分布のデータの平均値と標準偏差とを演算する。
【0047】例えば、平均値の座標軸と標準偏差の座標
軸とによって張られる空間上に演算結果を点として表示
すると、良紙葉と不良紙葉のデータは或る程度の大きさ
の領域にまとまる。このため、これらのうちの良紙葉の
データを囲う領域は、誤判別率を考慮して、図5に示す
ようにしきい値Taを設定して利用する。
【0048】このしきい値Taの設定の後、良否の分か
っていない任意の紙葉1に光を走査し、その反射光を光
センサ群16に入射する。コンピュータ18は、光セン
サ群16の測定データについて平均値及び標準偏差を演
算し、良紙葉及び不良紙葉との演算結果を求める。そし
て、光センサ群16の測定データについての演算結果が
しきい値Taに収まった場合、紙葉1が良と判断され、
収まらない場合に否と判断される。
【0049】なお、図6の例においては、しきい値Ta
の定め方が問題となるので、これを解消するために図7
のようなしきい値Tbの定め方をする。そのために、多
変量解析における一手法として、例えばマハラノビスの
距離の演算を適用してもよい。このマハラノビスの距離
とは、1変量のxの場合は式(2) により定められるもの
である。ここで、マハラノビスの距離をDとおくと、m
はxの平均値、sはxの分散である。
【0050】
【数2】 このマハラノビスの距離を、p変量xp (p:自然数)
に拡張(即ち一般化)すると共役共分散行列を考えて式
(3) のようになる。
【0051】
【数3】
【0052】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、感
度高く容易にかつ搬送時の振動の影響を受けずに感度高
く容易に良否判別ができる紙葉類良否判別装置を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる紙葉類良否判別装置の一実施例
を示す構成図。
【図2】同装置を上方から見た構成図。
【図3】測定データと参照データとの相互相関係数を求
める作用を示す図。
【図4】相互相関係数としきい値との比較による良否判
別のフローチャート。
【図5】良紙葉と不良紙葉のデータの各集合のしきい値
を示す図。
【図6】良紙葉と不良紙葉のデータの各集合のしきい値
を示す図。
【図7】マハラノビスの距離を用いた良紙葉と不良紙葉
のデ−タの各集合のしきい値を示す図。
【図8】紙葉の透過光量をモニターして良否の判別する
方法を示す模式図。
【図9】紙葉の反射光量をモニターして良否の判別する
方法を示す模式図。
【符号の説明】
1…紙葉、10…光源、11…コンデンサレンズ、12
…偏光子、13…ハーフミラー、14…レンズ群、15
…検光子群、16…センサ群、17…A/D変換器、1
8…コンピュータ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透かしの形成された紙葉類の良否を判別
    する紙葉類良否判別装置において、 光を投光する光源と、 この光源から投光された光の振動面を所定方向に揃えて
    前記紙葉類に照射する第1の光学系と、 前記紙葉類からの反射光のうち前記投光された光と異な
    る方向の振動面を持つ光のみを透過する第2の光学系
    と、 この第2の光学系を透過した光を受光して受光強度に応
    じた検出信号を出力する光センサと、 この光センサから出力される検出信号と予め保持してい
    る真の紙葉類に対する信号とに基づいて良否判別を行う
    判定手段と、を具備したことを特徴とする紙葉類良否判
    別装置。
  2. 【請求項2】 第1の光学系は、少なくとも偏光子であ
    ることを特徴とする請求項1記載の紙葉類良否判別装
    置。
  3. 【請求項3】 第2の光学系は、少なくとも検光子であ
    ることを特徴とする請求項1記載の紙葉類良否判別装
    置。
  4. 【請求項4】 偏光ビームスプリッタにより光源から投
    光された光の振動面を所定方向に揃えて紙葉類に照射
    し、かつこの紙葉類からの反射光のうち散乱光のみを検
    出して光センサに伝送することを特徴とする請求項1記
    載の紙葉類良否判別装置。
  5. 【請求項5】 複数の光センサを羅列したセンサ群から
    の各検出信号を得ることを特徴とする請求項1記載の紙
    葉類良否判別装置。
  6. 【請求項6】 判定手段は、光センサから出力される検
    出信号と真の紙葉類に対する信号との相互相関係数を求
    め、この相互相関係数の大きさから前記紙葉類の良否を
    判別することを特徴とする請求項1記載の紙葉類良否判
    別装置。
  7. 【請求項7】 判定手段は、光センサから出力される検
    出信号に対して少なくとも標準偏差に関する統計処理を
    行い、多変量解析を行って紙葉類の良否を判別すること
    を特徴とする請求項1記載の紙葉類良否判別装置。
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JP2000067298A (ja) * 1998-08-17 2000-03-03 World Techno:Kk 紙葉類の真贋判定装置
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