JPH08219070A - 冷媒圧縮機 - Google Patents

冷媒圧縮機

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JPH08219070A
JPH08219070A JP2200795A JP2200795A JPH08219070A JP H08219070 A JPH08219070 A JP H08219070A JP 2200795 A JP2200795 A JP 2200795A JP 2200795 A JP2200795 A JP 2200795A JP H08219070 A JPH08219070 A JP H08219070A
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JP
Japan
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oil
refrigerant
refrigerant compressor
passage
compression element
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2200795A
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English (en)
Inventor
Takekazu Obitani
武和 帯谷
Masanori Masuda
正典 増田
Takahiro Uematsu
孝洋 植松
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08219070A publication Critical patent/JPH08219070A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 代替フロン用の冷媒(R407等)に対し非
相溶の油(アルキルベンゼン系のもの等)を使用して
も、この油を各摺動部位に確実に給油して、信頼性を向
上させ得る冷媒圧縮機を提供する。 【構成】 圧縮要素1を内装するケーシング2の底部に
油溜め3を備え、この油溜め3に内部に給油通路をもつ
駆動軸4の軸端部を臨ませた冷媒圧縮機において、ケー
シング2に冷媒に対し非相溶な油を封入すると共に、駆
動軸4に油溜め3の下層部と上層部とを撹拌する撹拌手
段5を設けた。また、油溜め3の下層部に溜る液冷媒を
冷媒ガスの流通経路に抜き取って油層域を下げる液抜通
路6を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、従来のフロンに代わる
冷媒を用い、かつ、この冷媒と非相溶の油を使用すると
きに好適な冷媒圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷媒圧縮機は、例えば特開平1ー
262397号公報に示され、かつ、図8で示すよう
に、圧縮要素1を内装したケーシング2の下方底部に油
溜め3を設け、また、前記圧縮要素1を駆動する駆動軸
4の下端部に前記油溜め3に臨むオイルチューブOを取
付け、駆動時、該オイルチューブOを介して前記油溜め
3の潤滑油を駆動軸4内の給油通路へと汲上げることに
より、この駆動軸4周りの各潤滑部位に給油するように
している。
【0003】ところで、近年代替フロン化のため、例え
ばHFC134a(52重量%)、R32(23重量
%)、R125(25重量%)から成る冷媒R407等
が使用されており、そして、斯かる冷媒を用いるとき潤
滑油としては、主に前記冷媒よりも比重が小で互いに非
相溶なもの(例えばアルキルベンゼン等)が使用され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】所が、以上のR407
とアルキルベンゼン系の潤滑油とを用いる場合、これら
両者は互いに非相溶であるため、同図で示すように、運
転停止時などには前記油溜め3において油層Aと冷媒液
層Bとに上下二層分離を起こす。従って、圧縮機の駆動
時、前記油溜め3の上層側に位置される油層Aの油は汲
上げられることなく、下層側冷媒層Bの液冷媒が前記オ
イルチューブOにより汲上げられ、この液冷媒が各潤滑
部位に供給される事態が発生して、該各摺動部位の摺動
不良を招き、信頼性を確保できない問題があった。
【0005】本発明の目的は、冷媒に対し非相溶の油を
使用しても、この油を各摺動部位に確実に給油できて、
信頼性を向上させることができる冷媒圧縮機を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の第1発明では、圧縮要素1を内装す
るケーシング2の底部に油溜め3を備え、この油溜め3
に内部に給油通路をもつ駆動軸4の軸端部を臨ませた冷
媒圧縮機において、前記ケーシング2に冷媒に対し非相
溶な油を封入していると共に、前記駆動軸4に油溜め3
の下層部と上層部とを撹拌する撹拌手段5を設けた。
【0007】請求項2記載のものでは、前記撹拌手段5
を前記駆動軸4の軸端部偏心位置に突設するオイルチュ
ーブ51で構成している。
【0008】請求項3記載のものでは、前記撹拌手段5
を前記駆動軸4の径方向外方に張り出す回転体52で構
成している。
【0009】請求項4記載の第2発明では、第1発明と
同様な前提条件において、ケーシング2に冷媒に対し非
相溶な油を封入していると共に、油溜め3の下層部に溜
る液冷媒を冷媒ガスの流通経路に抜き取って油層域を下
げる液抜通路6を設けている。
【0010】請求項5記載のものでは、前記液抜通路6
を、低粘度側の流体である液冷媒の流通は許容し、高粘
度側の流体である油の流通は阻止する寸法とされたキャ
ピラリーチューブ60で構成している。
【0011】請求項6記載のものでは、ケーシング2の
内部上方位置に圧縮要素1を駆動するモータ7を配設
し、かつ、このモータ7の上部空間に外部吐出管8を開
口した冷媒圧縮機において、前記液抜通路6の出口部を
前記モータ7の上部空間に開口させている。
【0012】請求項7記載のものでは、前記液抜通路6
の出口部を前記外部吐出管8に開口させている。
【0013】請求項8記載のものでは、前記液抜通路6
の出口部を前記圧縮要素1に形成する吐出ガス通路11
に開口させている。
【0014】請求項9記載のものでは、前記液抜通路6
の出口部を前記圧縮要素1に備えるマフラー12の開放
口12aに開口させている。
【0015】請求項10記載のものでは、前記液抜通路
6の出口部を前記圧縮要素1の圧縮室に接続する吸入ガ
ス通路13に開口させている。
【0016】
【作用】請求項1記載の第1発明によれば、冷媒に対し
非相溶の油を使用しても、圧縮機の駆動時、前記撹拌手
段5により油溜め3の下層部及び上層部が強制的に撹拌
される。従って、前記液溜め3内で液冷媒と油とを混合
し、この混合物を前記駆動軸4の軸端部から給油通路に
汲上げて各摺動部位に給油し、該各摺動部位を確実に潤
滑できて信頼性を向上させることができる。
【0017】請求項2記載のものによれば、前記撹拌手
段5が前記駆動軸4の軸端部偏心位置に突設するオイル
チューブ51で構成されているため、既存の部品を有効
利用しながら、所期の目的を容易に達成できる。
【0018】請求項3記載のものによれば、前記撹拌手
段5が前記駆動軸4の径方向外方に張り出す回転体52
で構成されているため、簡単な部品を追加するだけでも
って、所期の目的を容易に達成できる。
【0019】請求項4記載の第2発明によれば、圧縮機
の駆動時、前記液抜通路6を介して前記油溜め3の下層
部に溜る液冷媒が冷媒ガスの流通経路へと抜き取られ、
これに伴い油層域が下げられるため、この油層域の油を
駆動軸4の軸端部から給油通路に汲上げて各摺動部位に
確実に給油することができ、信頼性を一層向上させるこ
とができる。
【0020】請求項5記載のものによれば、前記液抜通
路6がキャピラリーチューブ60で構成され、該チュー
ブ60を介して前記油溜め3の下層部に溜る液冷媒のみ
を冷媒ガスの流通経路へと抜き取り、これに伴い油層域
を下げて、該油層域の油を前記各摺動部位に確実に給油
できるため、前記キャピラリーチューブ60を追加する
極めて簡単な構成でもって、所期の目的を容易に達成で
きる。
【0021】請求項6記載のものによれば、前記液抜通
路6の出口部がモータ7の上部空間に開口され、この上
部空間は前記油溜め3側に対し圧力が低いことから、そ
の差圧を利用しながら、前記油溜め3の下層部に溜る液
冷媒をモータ7の上部側に強制的に抜き取って油層域を
確実に下げることができる。
【0022】請求項7〜9記載のものによれば、前記液
抜通路6の出口部が、外部吐出管8、圧縮要素1に設け
る吐出ガス通路11、圧縮要素1に備えるマフラー12
の開放口12aの何れかに開口され、これら各部におい
ては高速流体が通過されるため、この高速流体によるエ
ゼクター効果を利用して、前記油溜め3の下層部に溜る
液冷媒を強制的に抜き取って油層域を確実に下げること
ができる。
【0023】請求項10記載のものによれば、前記液抜
通路6の出口部が前記圧縮要素1の圧縮室に接続する吸
入ガス通路13に開口され、このガス通路13は前記油
溜め3側に対し圧力が低いことから、この差圧を利用し
ながら、前記油溜め3の下層部に溜る液冷媒を吸入ガス
通路13側へと強制的に抜き取って油層域を確実に下げ
ることができる。
【0024】
【実施例】各図に示す冷媒圧縮機は、前述した従来のも
のと基本的には同一であるため、同一部品は同一符号を
付し、その重複した詳細な説明については省略する。各
図においては、圧縮要素1として、内部にシリンダ室1
aをもつシリンダ1Aと、該シリンダ1Aの上下部位に
配設されるフロント及びリヤヘッド1B,1Cとを備
え、前記シリンダ室1a内に設けたローラ(図示せず)
をモータ7から延びる駆動軸4で偏心回転させることに
より、前記シリンダ室1aに接続する吸入ガス通路13
からシリンダ室1a内に吸入された冷媒ガスを圧縮し、
この圧縮ガスをシリンダ室1aから前記フロントヘッド
1Bに設けた吐出ガス通路11を経てケーシング2内に
吐出させるようにしている。
【0025】また、前記フロントヘッド1B側にはマフ
ラー12を取付け、このマフラー12の開放口12aを
介して前記吐出ガス通路12からの吐出ガスを前記ケー
シング2内に吐出させ、この吐出ガスを前記モータ7の
上部空間Sに導き、該空間Sに開口させた外部吐出管8
から外部吐出させるようにしている。尚各図中、14は
前記モータ7におけるロータの上部側に取付けた油分離
板である。
【0026】そして、第1発明では、前記ケーシング2
の内部に、例えば冷媒としてR407が、また、該冷媒
よりも比重小で互いに非相溶なアルキルベンゼン系の潤
滑油がそれぞれ封入された冷媒圧縮機において、前記駆
動軸4に油溜め3の下層部と上層部とを撹拌する撹拌手
段5を設ける。
【0027】前記撹拌手段5として、図1の実施例で
は、前記駆動軸4内に設ける給油通路に連通し、該給油
通路に前記油溜め3の油を汲上げるオイルチューブ51
を利用して、該チューブ51を前記駆動軸4の下端部に
その軸心中心位置に対し偏心させて取付けている。
【0028】また、図2の実施例では、前記撹拌手段5
として、前記オイルチューブ51の外周部位に、その径
方向外方に張り出して一体回転する円板状の回転体52
を設けている。尚、この回転体52は、円板状とする
他、羽根をもつ構造としてもよい。
【0029】以上の構成によれば、圧縮機の駆動時、前
記駆動軸4の回転に伴う前記オイルチューブ51の偏心
回転、又は、前記回転体52の追従回転により、前記油
溜め3の下層部及び上層部が強制的に撹拌されることか
ら、この液溜め3の下層部に溜る液冷媒と上層部に溜る
油層とが混合され、この冷媒及び油の混合物Cが前記オ
イルチューブ51から駆動軸4の給油通路へと汲上げら
れて、該駆動軸4周りの各摺動部位に給油される。従っ
て、これら各摺動部位を前記混合物Cで確実に潤滑でき
て信頼性を向上させることができる。
【0030】また、前記撹拌手段5として、前記オイル
チューブ51を用いるときには、既存の部品を有効利用
しながら、所期の目的を容易に達成できる。さらに、前
記撹拌手段5を前記回転体52で形成するときには、簡
単な部品を追加するだけでもって初期の目的を容易に達
成できる。
【0031】さらに第2発明では、第1発明と同様な圧
縮機において、前記油溜め3の下層部に溜る液冷媒を冷
媒ガスの流通経路に抜き取って、前記油溜め3の油層域
を下げる液抜通路6を設ける。
【0032】そして、図3の実施例では、前記液抜通路
6として、低粘度側の流体である液冷媒の流通は許容
し、高粘度側の流体である油の流通は阻止する寸法とさ
れたキャピラリーチューブ60を用い、例えば直径0.
8〜2φで長さ5〜20cmとされたものを使用し、斯
かるキャピラリーチューブ60をモータ7に上下貫通状
に取付けて、その下端側を前記油溜め3のオイルチュー
ブ51よりも下方側に突出位置させ、かつ、上端側を前
記油溜め3側よりも圧力が低い前記モータ7の上部空間
Sに位置させる。
【0033】以上の構成によれば、圧縮機の駆動時、前
記モータ上部空間Sと油溜め3との圧力差を利用しなが
ら、この高圧側の油溜め3の下層部に溜る液冷媒だけを
前記キャピラリーチューブ60を介して低圧側の上部空
間Sに強制的に抜き取って、前記油溜め3の油層域を確
実に下げることができる。従って、前記オイルチューブ
51により前記油層域の油Aのみを駆動軸4の給油通路
に汲上げ、各摺動部位を油Aで確実に潤滑することがで
きて信頼性を一層向上させることができる。しかも、以
上の構成では、前記キャピラリーチューブ60を追加す
る極めて簡単な構成でもって、所期の目的を容易に達成
できる。
【0034】また、前記キャピラリーチューブ60は、
図4で示すように、その上方出口部を前記外部吐出管8
に開口させてもよい。
【0035】さらに、前記キャピラリーチューブ60
は、図5で示すように、その上方出口部を前記圧縮要素
1のフロントヘッド1Bに形成した吐出ガス通路11に
開口させてもよい。
【0036】また、前記キャピラリーチューブ60は、
図6で示すように、その上方出口部を前記圧縮要素1の
フロントヘッド1Bに備えるマフラー12の開放口12
aに開口させてもよい。
【0037】以上の各構成とするときには、前記キャピ
ラリーチューブ60の出口部が、外部吐出管8と吐出ガ
ス通路11及びマフラー開放口12aの何れかに開口さ
れ、これら各部においては高速のガス流体が通過するた
め、この高速ガス流体によるエゼクター効果を利用し
て、前記油溜め3の下層部に溜る液冷媒を強制的に抜き
取って油層域を一層確実に下げることができる。従っ
て、前記オイルチューブ51により前記油層域の油Aの
みを駆動軸4の給油通路に汲上げ、各摺動部位に確実に
給油することができる。
【0038】また、前記キャピラリーチューブ60は、
図7で示すように、前記油溜め3におけるオイルチュー
ブ51の下方位置と、前記シリンダ1Aのシリンダ室1
aに接続される冷媒ガス通路13との間に介装させても
よい。
【0039】以上の構成とするとき、前記吸入ガス通路
13は前記油溜め3側に対し圧力が低いことから、この
差圧を利用しながら、前記油溜め3の下層部に溜る液冷
媒を吸入ガス通路13側へと強制的に抜き取って油層域
を確実に下げ、その油Aのみを前記オイルチューブ51
で汲上げて各摺動部位を潤滑することができる。尚、以
上の第2発明にかかる実施例では、前記液抜通路6とし
てキャピラリーチューブ60を用いたが、この液抜通路
6としてはキャピラリーチューブ60以外の例えば配管
などを使用することもできる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の第
1発明によれば、冷媒に対し非相溶の油を使用しても、
圧縮機の駆動時、前記撹拌手段5で油溜め3の下層部及
び上層部を強制的に撹拌できるため、前記液溜め3内で
液冷媒と油とを混合し、この混合物を前記駆動軸4の軸
端部から給油通路に汲上げて各摺動部位に給油し、該各
摺動部位を確実に潤滑できて信頼性を向上させることが
できる。
【0041】請求項2記載のものによれば、前記撹拌手
段5が前記駆動軸4の軸端部偏心位置に突設するオイル
チューブ51で構成されているため、既存の部品を有効
利用しながら、所期の目的を容易に達成できる。
【0042】請求項3記載のものによれば、前記撹拌手
段5が前記駆動軸4の径方向外方に張り出す回転体52
で構成されているため、簡単な部品を追加するだけでも
って、所期の目的を容易に達成できる。
【0043】請求項4記載の第2発明によれば、圧縮機
の駆動時、前記液抜通路6を介して前記油溜め3の下層
部に溜る液冷媒を冷媒ガスの流通経路へと抜き取り、こ
れに伴い油層域を下げることができるため、この油層域
の油を駆動軸4の軸端部から給油通路に汲上げて各摺動
部位に確実に給油することができ、信頼性を一層向上さ
せることができる。
【0044】請求項5記載のものによれば、前記液抜通
路6がキャピラリーチューブ60で構成され、該チュー
ブ60を介して前記油溜め3の下層部に溜る液冷媒のみ
を冷媒ガスの流通経路へと抜き取り、これに伴い油層域
を下げて、該油層域の油を前記各摺動部位に確実に給油
できるため、前記キャピラリーチューブ60を追加する
極めて簡単な構成でもって、所期の目的を容易に達成で
きる。
【0045】請求項6記載のものによれば、前記液抜通
路6の出口部がモータ7の上部空間に開口されており、
この上部空間は前記油溜め3側に対し圧力が低いことか
ら、その差圧を利用しながら、前記油溜め3の下層部に
溜る液冷媒をモータ7の上部側に強制的に抜き取って油
層域を確実に下げることができる。
【0046】請求項7〜9記載のものによれば、前記液
抜通路6の出口部が、外部吐出管8、圧縮要素1に設け
る吐出ガス通路11、圧縮要素1に備えるマフラー12
の開放口12aの何れかに開口され、これら各部におい
ては高速流体が通過されるため、この高速流体によるエ
ゼクター効果を利用して、前記油溜め3の下層部に溜る
液冷媒を強制的に抜き取って油層域を確実に下げること
ができる。
【0047】請求項10記載のものによれば、前記液抜
通路6の出口部が前記圧縮要素1の圧縮室に接続する吸
入ガス通路13に開口されており、このガス通路13は
前記油溜め3側に対し圧力が低いことから、この差圧を
利用しながら、前記油溜め3の下層部に溜る液冷媒を吸
入ガス通路13側へと強制的に抜き取って油層域を確実
に下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の冷媒圧縮機を示す縦断面図。
【図2】他の実施例を示す縦断面図。
【図3】第2発明の冷媒圧縮機を示す縦断面図。
【図4】他の実施例を示す縦断面図。
【図5】同じく他の実施例を示す要部のみの縦断面図。
【図6】同じく他の実施例を示す要部のみの縦断面図。
【図7】同じく他の実施例を示す縦断面図。
【図8】従来例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1………圧縮要素 11……吐出ガス通路 12……マフラー 12a…開放口 13……吸入ガス通路 2………ケーシング 3………油溜め 4………駆動軸 5………撹拌手段 51……オイルチューブ 52……回転板 6………液抜通路 60……キャピラリーチューブ 7………モータ 8………外部吐出管

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮要素(1)を内装するケーシング
    (2)の底部に、油溜め(3)を備え、この油溜め
    (3)に内部に給油通路をもつ駆動軸(4)の軸端部を
    臨ませた冷媒圧縮機において、前記ケーシング(2)に
    冷媒に対し非相溶な油を封入していると共に、前記駆動
    軸(4)に油溜め(3)の下層部と上層部とを撹拌する
    撹拌手段(5)を設けていることを特徴とする冷媒圧縮
    機。
  2. 【請求項2】 撹拌手段(5)が、駆動軸(4)の軸端
    部偏心位置に突設するオイルチューブ(51)である請
    求項1記載の冷媒圧縮機。
  3. 【請求項3】 撹拌手段(5)が、駆動軸(4)の径方
    向外方に張り出す回転体(52)である請求項1記載の
    冷媒圧縮機。
  4. 【請求項4】 圧縮要素(1)を内装するケーシング
    (2)の底部に、油溜め(3)を備え、この油溜め
    (3)に内部に給油通路をもつ駆動軸(4)の軸端部を
    臨ませた冷媒圧縮機において、前記ケーシング(2)に
    冷媒に対し非相溶な油を封入していると共に、前記油溜
    め(3)の下層部に溜る液冷媒を冷媒ガスの流通経路に
    抜き取って油層域を下げる液抜通路(6)を設けている
    ことを特徴とする冷媒圧縮機。
  5. 【請求項5】 液抜通路(6)が、低粘度側の流体であ
    る液冷媒の流通を許容し、高粘度側の流体である油の流
    通を阻止する寸法にしたキャピラリーチューブ(60)
    から成る請求項4記載の冷媒圧縮機。
  6. 【請求項6】 ケーシング(2)の内部上方位置に圧縮
    要素(1)を駆動するモータ(7)を配設していると共
    に、このモータ(7)の上部空間に外部吐出管(8)を
    開口しており、液抜通路(6)の出口部を、前記モータ
    (7)の上部空間に開口している請求項4又は5記載の
    冷媒圧縮機。
  7. 【請求項7】 液抜通路(6)の出口部を、外部吐出管
    (8)に開口している請求項4又は5記載の冷媒圧縮
    機。
  8. 【請求項8】 液抜通路(6)の出口部を、圧縮要素
    (1)に形成する吐出ガス通路(11)に開口している
    請求項4又は5記載の冷媒圧縮機。
  9. 【請求項9】 液抜通路(6)の出口部を、圧縮要素
    (1)に備えるマフラー(12)の開放口(12a)に
    開口している請求項4又は5記載の冷媒圧縮機。
  10. 【請求項10】 液抜通路(6)の出口部を、圧縮要素
    (1)の圧縮室に接続する吸入ガス通路(13)に開口
    している請求項4又は5記載の冷媒圧縮機。
JP2200795A 1995-02-09 1995-02-09 冷媒圧縮機 Withdrawn JPH08219070A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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