JPH08219032A - ベーンポンプ、ベーンモータ及び流量計 - Google Patents

ベーンポンプ、ベーンモータ及び流量計

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JPH08219032A
JPH08219032A JP2045495A JP2045495A JPH08219032A JP H08219032 A JPH08219032 A JP H08219032A JP 2045495 A JP2045495 A JP 2045495A JP 2045495 A JP2045495 A JP 2045495A JP H08219032 A JPH08219032 A JP H08219032A
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JP
Japan
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cam member
rotor
outer peripheral
inner peripheral
vane
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Application number
JP2045495A
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English (en)
Inventor
Sadatomo Kuribayashi
定友 栗林
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K Seven Co Ltd
Original Assignee
K Seven Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロータ回転を停止させるか又はロータ回転速
度を低下させた時にも流体漏れが少なく確実な動作を行
うことのできるベーンポンプを提供する。 【構成】 駆動回転軸6に中空円筒形状部8Bを有する
ロータ8が取付けられており、中空円筒形状部8Bには
周方向に沿って配列された複数の径方向スリット10が
形成されており、スリット10にはベーン12が径方向
に摺動可能な様に介入されており、ロータ中空円筒形状
部8Bの径方向内方には外周カム面をもつ第1カム部材
が径方向外方には内周カム面16Aをもつ第2カム部材
16が配置されており、ベーン12のそれぞれは内側端
縁が第1カム部材の外周カム面と当接可能であり外側端
縁が第2カム部材の内周カム面16Aと当接可能であ
り、外周カム面14Aと内周カム面16Aとは対応する
形状を有し、ロータの外周面と第2カム部材の内周カム
面16Aとの間に流体流路が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベーンポンプ、ベーン
モータ及び流量計に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
ベーンポンプとしては、2つの側板の間にこれらと直交
する回転軸の周りに回転可能にロータを取付け、該ロー
タの外周面にロータ回転方向(周方向)に沿って配列さ
れた複数の放射方向の溝を形成し、各溝内にベーンを収
容し、上記ロータに対しその径方向外方においてベーン
の外側端縁と接触する様にカムリングを設け、上記ロー
タを回転させることにより、隣接する2つのベーンとロ
ータ外面及びカムリング内面(内周カム面)と2つの側
板との間で形成される室の大きさを、ロータ回転に伴っ
て変化させ、吸入口から流体を吸入し吐出口から流体を
吐出させる様にしてなるものが用いられている。
【0003】この様なベーンポンプにおいては、ベーン
はロータ回転に伴う遠心力により内周カム面に対し付勢
される。しかし、ロータ回転が停止した状態では、ベー
ンを内周カム面に対し付勢する力は作用しないので、ベ
ーンの外側端縁は内周カム面から離れる。このため、ロ
ータ回転を開始した直後においては流体の漏れが生じ、
良好なポンプ作用ができる様になるまでに時間がかかる
という問題点があった。これは、ロータ回転を完全に停
止した場合のみでなく、ロータ回転速度が低い場合にも
生ずる問題である。
【0004】同様な問題は、同様な構造を有するベーン
モータや流量計においても存在する。
【0005】そこで、本発明は、カム面に対するベーン
の当接を良好に行うことができ、ロータ回転を停止させ
るか又はロータ回転速度を低下させた時にも流体漏れが
少なく確実な動作を行うことのできる新規な構成のベー
ンポンプ、ベーンモータまたは流量計を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的を達成するものとして、ケーシング内に駆動回転軸が
挿入されており、上記ケーシング内において上記駆動回
転軸に該駆動回転軸の方向の中空筒状部を有するロータ
が取付けられており、該ロータの中空筒状部には上記駆
動回転軸の周方向に沿って配列された複数の径方向スリ
ットが形成されており、該スリットのそれぞれにはベー
ンが径方向に摺動可能な様に介入されており、上記ケー
シングには上記駆動回転軸の方向を横切る方向に関し一
方の側に流体吸入口が形成されており他方の側に流体吐
出口が形成されており、上記ロータ中空筒状部の径方向
内方には外周カム面をもつ第1カム部材が配置されてお
り、上記ロータ中空筒状部の径方向外方には内周カム面
をもつ第2カム部材が配置されており、上記ベーンのそ
れぞれは内側端縁が上記第1カム部材の外周カム面と当
接可能であり外側端縁が上記第2カム部材の内周カム面
と当接可能であり、上記ロータの外周面と上記第2カム
部材の内周面とは上記回転軸の周方向に関し特定の位置
で接触しており、この特定の周方向位置と反対側の周方
向位置を通って流体流路が形成されており、該流体流路
は上記ロータの外周面と上記第2カム部材の内周面と上
記ケーシングの側面とにより形成されており、上記第1
カム部材の外周カム面と上記第2カム部材の内周カム面
とは対応する形状を有することを特徴とする、ベーンポ
ンプ、が提供される。
【0007】また、本発明によれば、上記目的を達成す
るものとして、ケーシング内に出力回転軸が挿入されて
おり、上記ケーシング内において上記出力回転軸に該出
力回転軸の方向の中空筒状部を有するロータが取付けら
れており、該ロータの中空筒状部には上記出力回転軸の
周方向に沿って配列された複数の径方向スリットが形成
されており、該スリットのそれぞれにはベーンが径方向
に摺動可能な様に介入されており、上記ケーシングには
上記出力回転軸の方向を横切る方向に関し一方の側に流
体供給口が形成されており他方の側に流体排出口が形成
されており、上記ロータ中空筒状部の径方向内方には外
周カム面をもつ第1カム部材が配置されており、上記ロ
ータ中空筒状部の径方向外方には内周カム面をもつ第2
カム部材が配置されており、上記ベーンのそれぞれは内
側端縁が上記第1カム部材の外周カム面と当接可能であ
り外側端縁が上記第2カム部材の内周カム面と当接可能
であり、上記ロータの外周面と上記第2カム部材の内周
面とは上記回転軸の周方向に関し特定の位置で接触して
おり、この特定の周方向位置と反対側の周方向位置を通
って流体流路が形成されており、該流体流路は上記ロー
タの外周面と上記第2カム部材の内周面と上記ケーシン
グの側面とにより形成されており、上記第1カム部材の
外周カム面と上記第2カム部材の内周カム面とは対応す
る形状を有することを特徴とする、ベーンモータ、が提
供される。
【0008】更に、本発明によれば、上記目的を達成す
るものとして、ケーシング内に回転軸が配置されてお
り、上記ケーシング内において上記回転軸に該回転軸の
方向の中空筒状部を有するロータが取付けられており、
該ロータの中空筒状部には上記回転軸の周方向に沿って
配列された複数の径方向スリットが形成されており、該
スリットのそれぞれにはベーンが径方向に摺動可能な様
に介入されており、上記ケーシングには上記回転軸の方
向を横切る方向に関し一方の側に流体供給口が形成され
ており他方の側に流体排出口が形成されており、上記ロ
ータ中空筒状部の径方向内方には外周カム面をもつ第1
カム部材が配置されており、上記ロータ中空筒状部の径
方向外方には内周カム面をもつ第2カム部材が配置され
ており、上記ベーンのそれぞれは内側端縁が上記第1カ
ム部材の外周カム面と当接可能であり外側端縁が上記第
2カム部材の内周カム面と当接可能であり、上記ロータ
の外周面と上記第2カム部材の内周面とは上記回転軸の
周方向に関し特定の位置で接触しており、この特定の周
方向位置と反対側の周方向位置を通って流体流路が形成
されており、該流体流路は上記ロータの外周面と上記第
2カム部材の内周面と上記ケーシングの側面とにより形
成されており、上記第1カム部材の外周カム面と上記第
2カム部材の内周カム面とは対応する形状を有してお
り、上記回転軸の回転数または回転速度を検出する検出
手段を備えている、ことを特徴とする、流量計、が提供
される。
【0009】以上の本発明のベーンポンプ、ベーンモー
タまたは流量計においては、上記第1カム部材の外周カ
ム面と上記第2カム部材の内周カム面との間隔は、例え
ば上記回転軸の全周において略一定であり、例えば上記
ベーンの径方向長さと略同一である。また、上記ロータ
の中空筒状部は中空円筒形状をなしているのが好まし
い。
【0010】また、以上の本発明の流量計においては、
上記検出手段は、例えば上記第2カム部材に取付けられ
ベーン通過を検出するものである。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の具体的実
施例を説明する。
【0012】図1は本発明によるベーンポンプの一実施
例を示す分解斜視図であり、図2はその部分斜視図であ
り、図3及び図4はいずれもこのベーンポンプの組立て
状態を示す断面図である。
【0013】これらの図において、2は第1ケーシング
部材であり、4は第2ケーシング部材であり、これらは
ボルトにより結合され一体化されてケーシングを構成し
ている。該ケーシングには、A方向端部に流体吸入口3
が付設されており、B方向端部に流体吐出口5が付設さ
れている。尚、流体は例えば油である。
【0014】ケーシング内には第1ケーシング部材2を
貫通してX−Y方向の駆動回転軸6が挿入されている。
該回転軸6はベアリングを介して第1ケーシング部材2
に回転可能に支持されている。回転軸6には、ケーシン
グ内において、ロータ8が取付けられている。該ロータ
8は、回転軸6に対し取付けられている円板形状の取付
部8Aと、該取付部8AのX方向側の端面に設けられた
XY方向の中空円筒形状部8Bとからなっている。ロー
タ8の中空円筒形状部8Bには、回転軸6の回転方向
(周方向)に沿って規則的に配列された複数(図では8
個)の径方向のスリット10が形成されている。そし
て、各スリット10内にはベーン12が摺動可能に介入
されている。ベーン12は、矩形状であるが、内側端縁
の中央には切欠13が設けられている。
【0015】尚、本明細書では、周方向、径方向及び軸
方向は、特に指示しない限り、いずれも回転軸6に関す
る方向を指すものである。
【0016】一方、第2ケーシング部材4には、第1カ
ム部材14が取付けられており、該第1カム部材14は
上記ロータ8の中空円筒形状部8Bの内方まで延出して
おり、そのY方向端面部に上記回転軸6のX方向端部が
ベアリングを介して回転可能に支持されている。第1カ
ム部材14の外周には外周カム面14Aが形成されてい
る。
【0017】また、ケーシング内には、ロータ8の中空
円筒形状部8Bの外方且つベーン12の外方に第2カム
部材16が配置されている。該第2カム部材16は、X
Y方向に関し中央に配置された中央リング状カム18と
その両側に配置された右側上下分割カム20及び左側上
下分割カム22Aとからなる。これらカムを構成する部
材は、ボルトにより第2ケーシング部材4に対し取付け
られている。カム部材16の内周面には内周カム面16
Aが形成されている。
【0018】図3に示されている様に、第1カム部材1
4の外周カム面14Aは、周方向の略半周(図3では下
側の部分)において一定の最大半径(RIN)を有し、そ
の他の周方向の略半周部分において最小半径(rIN )を
挟んで両端において上記最大半径に滑らかに連なる様な
形状を有する。そして、上記第2カム部材16の内周カ
ム面16Aも、上記第1カム部材14の内周カム面14
Aと同様に、周方向の略半周(図3では下側の部分)に
おいて一定の最大半径(ROUT )を有し、その他の周方
向の略半周部分において最小半径(rOUT )を挟んで両
端において上記最大半径に滑らかに連なる様な形状を有
する。本実施例では、(ROUT −RIN)=(rOUT −r
IN)=Lであり、しかも、全ての周方向位置において、
第1カム部材14の外周カム面14Aと第2カム部材1
6の内周カム面16Aとの間の径方向距離がほぼLとな
る様に、各カム面14A,16Aの形状が設定されてい
る。そして、この距離Lは、上記ベーン12の径方向長
さとほぼ同じである(但し、ベーン12には厚みがある
ので、動作に支障がないように、距離Lはベーン12の
径方向長さよりわずかに大きく設定されている)。
【0019】上記ロータ8の外周面は、上記第2カム部
材16の内周カム面16Aと、回転軸6の周方向に関し
特定の位置(即ち、第2カム部材16の内周カム面16
Aの最小半径の周方向位置)で接触している。そして、
この特定の周方向位置と反対側の周方向位置を通って流
体吸入口3から流体吐出口5へと至る流体流路(図3に
白抜き矢印で示されている)が形成されており、該流体
流路は上記ロータ8の中空円筒形状部8Bの外周面と上
記第2カム部材16の内周カム面16Aと上記ケーシン
グの2つの側面(XY方向と垂直な側面)とにより形成
されている。
【0020】本実施例においては、図4に示されている
様に、駆動回転軸6はクラッチ32を介してモータ34
に連結されている。
【0021】従って、モータ34により駆動回転軸6を
図3中反時計回りに回転させると、流体流路を通って、
隣接する2つのベーン12により区画された室ごとに流
体吸入口3から流体吐出口5へと流体が移送せしめら
れ、吸入及び吐出のポンプ動作がなされる。
【0022】本実施例においては、動作中において、各
ベーン12は遠心力により径方向外方へと付勢力を受け
外側端縁が第2カム部材16の内周カム面16Aに当接
され、更に、各ベーン12は第1カム部材14の外周カ
ム面14A及び第2カム部材16の内周カム面16Aの
最小半径周方向位置から最大半径周方向位置へと進行す
る際に内側端縁は第1カム部材14の外周カム面14A
により強制的に径方向外方への押圧力を受け(もちろん
最大半径周方向位置から最小半径周方向位置へと進行す
る際には外側端縁は第2カム部材16の外周カム面16
Aにより強制的に径方向内方への押圧力を受ける)、ま
た、ベーン12の径方向長さは外周カム面14Aと内周
カム面16Aとの間の径方向距離Lと略等しいので、回
転停止の状態及び回転数が小さい状態においてもベーン
12の外側端縁が内周カム面16Aにほぼ当接する位置
に存在する。このため、停止時からポンプ動作を開始す
る時や回転数が小さい時においても、流体漏れは少な
く、良好な効率にてポンプ動作を行うことができる。
【0023】また、本実施例においては、第1カム部材
14とロータ8との間にも流体が存在し、ロータ回転に
伴いベーン12の内側部分は第1カム面14Aの最大半
径と最小半径との差(RIN−rIN )に相当する距離だけ
ロータの中空円筒形状部8Bの内方へと進出するので、
ロータのスリット10とのベーンとの間の摺動のための
潤滑を十分に行うことができる。尚、第1カム部材14
とロータ8との間の空間(図3では上側半分)において
は、隣接する2つのベーン12により区分された室が形
成されるが、これら室間はベーン切欠13により連通し
ているので、流体流通は自由に行われ、ロータ回転に対
する抵抗は極めて小さい。
【0024】以上、ベーンポンプの実施例を説明した
が、この様に回転軸の径方向内方及び外方の双方におい
てベーンのためのカム部材を配置した構造を用いて、ベ
ーンモータを作製することができる。即ち、上記実施例
における駆動回転軸6を出力回転軸となし、モータ34
に代えて適宜の被回転駆動機器を接続する様にし、流体
吸入口3を流体供給口となし、流体吐出口5を流体排出
口となして、流体供給口から高圧流体を供給して流体流
路を通して流体排出口から排出させると、ベーン12付
きのロータ8が回転せしめられ、かくして出力回転軸が
回転せしめられ、被回転駆動機器が駆動される。
【0025】同様に回転軸の径方向内方及び外方の双方
においてベーンのためのカム部材を配置した構造を用い
て、流量計を作製することができる。即ち、上記実施例
における駆動回転軸6を回転軸となし、モータに代えて
回転軸の回転数または回転速度を検出する検出手段を接
続し、流体吸入口3を流体供給口となし、流体吐出口5
を流体排出口となして、流体供給口から流体を供給して
流体流路を通して流体排出口から排出させると、ベーン
12付きのロータ8が回転せしめられ、かくして回転軸
が回転せしめられ、検出手段により回転軸の回転数また
は回転速度が検出され、これにより流体の流量が検出さ
れる。
【0026】尚、上記回転軸の回転数または回転速度を
検出する検出手段としては、回転軸に接続されたもので
はなしに、第2カム部材に取付けられたベーン通過検知
センサを用いてもよい。その実施例を図5及び図6に示
す。これらの図において、上記図1〜図4におけると同
様の機能を有する部材には同一の符号が付されている。
図5は上記図4に対応する断面図であり、図6は上記図
1に対応する部分斜視図である。図示されている様に、
回転軸6はケーシング外へ延出してはおらず、これによ
り流体シール箇所が少なくなるという利点がある。第2
カム部材16の内周カム面最小半径周方向位置(この位
置では流体供給口側と流体排出口側との間の流体の流通
はない)において、第2カム部材16にベーン通過検知
センサ40を取付けておき、該センサ位置をロータ回転
に伴い単位時間に通過するベーンの数を検知する。ベー
ン通過検知センサ40としては、たとえば、電磁的に検
知するものや機械的に接触検知するもの等を用いること
ができる。
【0027】以上の様な、ベーンモータや流量計におい
ても、上記ポンプに関し述べたと同様な効果を得ること
ができる。
【0028】
【発明の効果】以上の様に、本発明によれば、第1カム
部材の外周カム面と第2カム部材の内周カム面とは対応
する形状を有し、各ベーンは第1カム部材の外周カム面
により強制的に径方向外方への押圧力を受けるので、回
転停止の状態及び回転数が小さい状態においても流体漏
れが少なく、確実な動作を行うことが可能となる。更
に、ベーンの径方向長さを第1カム部材の外周カム面と
第2カム部材の内周カム面との間の径方向距離と略等し
くしておくことにより、一層高い効率を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるベーンポンプの一実施例を示す分
解斜視図である。
【図2】本発明によるベーンポンプの一実施例の部分斜
視図である。
【図3】本発明によるベーンポンプの一実施例の組立て
状態を示す断面図である。
【図4】本発明によるベーンポンプの一実施例の組立て
状態を示す断面図である。
【図5】本発明による流量計の一実施例の組立て状態を
示す断面図である。
【図6】本発明による流量計一実施例を示す部分分解斜
視図である。
【符号の説明】
2 第1ケーシング部材 3 流体吸入口 4 第2ケーシング部材 5 流体吐出口 6 駆動回転軸 8 ロータ 8A 取付部 8B 中空円筒形状部 10 スリット 12 ベーン 13 切欠 14 第1カム部材 14A 外周カム面 16 第2カム部材 16A 内周カム面 18 リング状カム 20,22 上下分割カム 32 クラッチ 34 モータ 40 ベーン通過検知センサ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内に駆動回転軸が挿入されて
    おり、上記ケーシング内において上記駆動回転軸に該駆
    動回転軸の方向の中空筒状部を有するロータが取付けら
    れており、該ロータの中空筒状部には上記駆動回転軸の
    周方向に沿って配列された複数の径方向スリットが形成
    されており、該スリットのそれぞれにはベーンが径方向
    に摺動可能な様に介入されており、 上記ケーシングには上記駆動回転軸の方向を横切る方向
    に関し一方の側に流体吸入口が形成されており他方の側
    に流体吐出口が形成されており、 上記ロータ中空筒状部の径方向内方には外周カム面をも
    つ第1カム部材が配置されており、上記ロータ中空筒状
    部の径方向外方には内周カム面をもつ第2カム部材が配
    置されており、上記ベーンのそれぞれは内側端縁が上記
    第1カム部材の外周カム面と当接可能であり外側端縁が
    上記第2カム部材の内周カム面と当接可能であり、 上記ロータの外周面と上記第2カム部材の内周面とは上
    記回転軸の周方向に関し特定の位置で接触しており、こ
    の特定の周方向位置と反対側の周方向位置を通って流体
    流路が形成されており、該流体流路は上記ロータの外周
    面と上記第2カム部材の内周面と上記ケーシングの側面
    とにより形成されており、 上記第1カム部材の外周カム面と上記第2カム部材の内
    周カム面とは対応する形状を有することを特徴とする、
    ベーンポンプ。
  2. 【請求項2】 上記第1カム部材の外周カム面と上記第
    2カム部材の内周カム面との間隔は、上記回転軸の全周
    において略一定であることを特徴とする、請求項1に記
    載のベーンポンプ。
  3. 【請求項3】 上記第1カム部材の外周カム面と上記第
    2カム部材の内周カム面との間隔は、上記ベーンの径方
    向長さと略同一であることを特徴とする、請求項2に記
    載のベーンポンプ。
  4. 【請求項4】 上記ロータの中空筒状部は中空円筒形状
    をなしていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれ
    かに記載のベーンポンプ。
  5. 【請求項5】 ケーシング内に出力回転軸が挿入されて
    おり、上記ケーシング内において上記出力回転軸に該出
    力回転軸の方向の中空筒状部を有するロータが取付けら
    れており、該ロータの中空筒状部には上記出力回転軸の
    周方向に沿って配列された複数の径方向スリットが形成
    されており、該スリットのそれぞれにはベーンが径方向
    に摺動可能な様に介入されており、 上記ケーシングには上記出力回転軸の方向を横切る方向
    に関し一方の側に流体供給口が形成されており他方の側
    に流体排出口が形成されており、 上記ロータ中空筒状部の径方向内方には外周カム面をも
    つ第1カム部材が配置されており、上記ロータ中空筒状
    部の径方向外方には内周カム面をもつ第2カム部材が配
    置されており、上記ベーンのそれぞれは内側端縁が上記
    第1カム部材の外周カム面と当接可能であり外側端縁が
    上記第2カム部材の内周カム面と当接可能であり、 上記ロータの外周面と上記第2カム部材の内周面とは上
    記回転軸の周方向に関し特定の位置で接触しており、こ
    の特定の周方向位置と反対側の周方向位置を通って流体
    流路が形成されており、該流体流路は上記ロータの外周
    面と上記第2カム部材の内周面と上記ケーシングの側面
    とにより形成されており、 上記第1カム部材の外周カム面と上記第2カム部材の内
    周カム面とは対応する形状を有することを特徴とする、
    ベーンモータ。
  6. 【請求項6】 上記第1カム部材の外周カム面と上記第
    2カム部材の内周カム面との間隔は、上記回転軸の全周
    において略一定であることを特徴とする、請求項5に記
    載のベーンモータ。
  7. 【請求項7】 上記第1カム部材の外周カム面と上記第
    2カム部材の内周カム面との間隔は、上記ベーンの径方
    向長さと略同一であることを特徴とする、請求項6に記
    載のベーンモータ。
  8. 【請求項8】 上記ロータの中空筒状部は中空円筒形状
    をなしていることを特徴とする、請求項5〜7のいずれ
    かに記載のベーンモータ。
  9. 【請求項9】 ケーシング内に回転軸が配置されてお
    り、上記ケーシング内において上記回転軸に該回転軸の
    方向の中空筒状部を有するロータが取付けられており、
    該ロータの中空筒状部には上記回転軸の周方向に沿って
    配列された複数の径方向スリットが形成されており、該
    スリットのそれぞれにはベーンが径方向に摺動可能な様
    に介入されており、 上記ケーシングには上記回転軸の方向を横切る方向に関
    し一方の側に流体供給口が形成されており他方の側に流
    体排出口が形成されており、 上記ロータ中空筒状部の径方向内方には外周カム面をも
    つ第1カム部材が配置されており、上記ロータ中空筒状
    部の径方向外方には内周カム面をもつ第2カム部材が配
    置されており、上記ベーンのそれぞれは内側端縁が上記
    第1カム部材の外周カム面と当接可能であり外側端縁が
    上記第2カム部材の内周カム面と当接可能であり、 上記ロータの外周面と上記第2カム部材の内周面とは上
    記回転軸の周方向に関し特定の位置で接触しており、こ
    の特定の周方向位置と反対側の周方向位置を通って流体
    流路が形成されており、該流体流路は上記ロータの外周
    面と上記第2カム部材の内周面と上記ケーシングの側面
    とにより形成されており、 上記第1カム部材の外周カム面と上記第2カム部材の内
    周カム面とは対応する形状を有しており、 上記回転軸の回転数または回転速度を検出する検出手段
    を備えている、ことを特徴とする、流量計。
  10. 【請求項10】 上記第1カム部材の外周カム面と上記
    第2カム部材の内周カム面との間隔は、上記回転軸の全
    周において略一定であることを特徴とする、請求項9に
    記載の流量計。
  11. 【請求項11】 上記第1カム部材の外周カム面と上記
    第2カム部材の内周カム面との間隔は、上記ベーンの径
    方向長さと略同一であることを特徴とする、請求項10
    に記載の流量計。
  12. 【請求項12】 上記ロータの中空筒状部は中空円筒形
    状をなしていることを特徴とする、請求項9〜11のい
    ずれかに記載の流量計。
  13. 【請求項13】 上記検出手段は、上記第2カム部材に
    取付けられベーン通過を検出するものであることを特徴
    とする、請求項9〜12のいずれかに記載の流量計。
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