JPH08218941A - 吸気マニホルド一体型ロッカカバー付内燃機関 - Google Patents

吸気マニホルド一体型ロッカカバー付内燃機関

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JPH08218941A
JPH08218941A JP7021396A JP2139695A JPH08218941A JP H08218941 A JPH08218941 A JP H08218941A JP 7021396 A JP7021396 A JP 7021396A JP 2139695 A JP2139695 A JP 2139695A JP H08218941 A JPH08218941 A JP H08218941A
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    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F7/00Casings, e.g. crankcases or frames
    • F02F7/006Camshaft or pushrod housings
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロッカカバー16と一体に形成したコレクタ
部20の振動を抑制する。 【構成】 ロッカカバー16は、動弁室を隔成するカバ
ー部17と、複数のブランチ部19と、コレクタ部20
とが一体となった形に鋳造されている。ブランチ部19
の先端は、シリンダヘッド1の吸気ポート3に接続され
ている。コレクタ部20は、カバー部17側面から側方
へオーバハングした状態に配置されている。シリンダヘ
ッド1の前端部側面に、EGRバルブ支持部が一体に形
成されており、このEGRバルブ支持部とコレクタ部2
0との双方に亙って、EGRバルブ28のバルブハウジ
ング29がボルト結合され、バルブハウジング29を介
してコレクタ部20がシリンダヘッド1に支持されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シリンダヘッド上面
を覆うロッカカバーに吸気マニホルドが一体に形成され
てなる吸気マニホルド一体型ロッカカバーを備えた内燃
機関の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関のシリンダヘッド上面を覆うロ
ッカカバーに、吸気マニホルドの一部もしくは全体を一
体に形成してなる吸気マニホルド一体型ロッカカバーが
従来から知られている。図7は、一例として特開平1−
211657号公報に記載された吸気マニホルド一体型
ロッカカバーを備えた内燃機関の要部を示している。
【0003】この例では、図示せぬシリンダブロックの
上面に載置固定されるシリンダヘッド51は、一対のカ
ムシャフト53の中心を通る分割平面52に沿って、下
部51Aと上部51Bとに分割されている。シリンダヘ
ッド51の主要部をなす下部51Aには、吸気ポート5
4と排気ポート55とがクロスフロー形式に形成されて
いる。そして、この下部51Aの上面に上部51Bが複
数本のボルト59にて固定され、両者間でカムシャフト
53を支持している。
【0004】上記シリンダヘッド51の上面を覆うロッ
カカバー56には、吸気マニホルドとなる複数本のブラ
ンチ部57とコレクタ部58とが一体に形成されてい
る。上記ブランチ部57は、シリンダヘッド51の吸気
側から排気側へ横断するようにロッカカバー56の幅方
向に沿って形成されている。シリンダヘッド51の吸気
側へ延びたブランチ部57の一端は、側方へ突出し、か
つ下方へ向かって湾曲している。このブランチ部57の
先端は、吸気管61を介してシリンダヘッド51の吸気
ポート54に接続されている。また、ブランチ部57の
他端は、上記コレクタ部58にそれぞれ接続されてい
る。上記コレクタ部58は、シリンダヘッド51の側面
から側方へオーバハングした状態に形成されており、図
示せぬ排気マニホルドの上方に位置している。このよう
にブランチ部57とコレクタ部58とを一体に備えたロ
ッカカバー56は、複数本のボルト60を介してシリン
ダヘッド51に固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにロッカカ
バー56に吸気マニホルドを一体化する場合には、内燃
機関の全高が高くなることを回避するため、比較的大き
な通路断面積が必要なコレクタ部58を、シリンダヘッ
ド51の側方へオーバハングした状態に配置した構成が
一般的である。
【0006】しかしながら、上記のように質量の大きな
コレクタ部58がシリンダヘッド51の側方へオーバハ
ングした状態に支持されていると、内燃機関の振動や車
両走行時の振動によってコレクタ部58が大きく振動し
易く、ロッカカバー56とシリンダヘッド21との間の
オイルシール性能が低下してしまう。
【0007】また、コレクタ部58の支持剛性を高める
ために単純に別部材からなる補強ステイを設けることも
考えられるが、部品点数や組付工数の増加を伴い、好ま
しくない。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る吸気マニ
ホルド一体型ロッカカバー付内燃機関は、クロスフロー
形式に吸気ポートと排気ポートとが形成されたシリンダ
ヘッドと、このシリンダヘッドの上面に取り付けられる
とともに、上記シリンダヘッドの吸気側から排気側へ横
断する複数本のブランチ部が上部に一体に形成され、か
つ該ブランチ部の一端部に、シリンダヘッド側方へオー
バハングした状態にコレクタ部が一体に形成されてなる
ロッカカバーと、を備えてなる内燃機関において、上記
シリンダヘッドの排気側の側面に、EGRバルブ支持部
が一体に形成されているとともに、このEGRバルブ支
持部と上記コレクタ部との双方にまたがって、EGRバ
ルブのバルブハウジングが結合されていることを特徴と
している。
【0009】また請求項2の発明では、上記コレクタ部
の端部および上記EGRバルブ支持部のそれぞれに、E
GRガス通路を有する座面が形成されており、上記EG
Rバルブのバルブハウジングがそれぞれの座面にボルト
結合されている。
【0010】また請求項3の発明では、上記EGRバル
ブ支持部の座面に開口するEGRガス通路が、シリンダ
ヘッド内部を通して排気ポートに連通している。
【0011】更に、請求項4の発明では、上記シリンダ
ヘッド内部を通るEGRガス通路の近傍に、冷却水が通
流するウォータジャケットが形成されている。
【0012】
【作用】上記構成においては、シリンダヘッド側方へオ
ーバハングした状態となるコレクタ部が、EGRバルブ
のバルブハウジングを介してシリンダヘッドに結合され
る。これにより、上記バルブハウジングを介してコレク
タ部が堅固に支持され、コレクタ部の振動が抑制され
る。
【0013】また請求項2の構成では、EGRバルブの
バルブハウジングをコレクタ部側の座面およびシリンダ
ヘッド側の座面にそれぞれ結合することにより、それぞ
れのEGRガス通路がEGRバルブ側のEGRガス通路
に接続される。
【0014】また請求項3の構成では、排気ポートから
シリンダヘッド内部を通るEGRガス通路を介してEG
Rバルブへ排気ガスが導入される。つまり、外部配管を
用いずに、EGRガスの流路全体が構成される。
【0015】請求項4の構成では、ウォータジャケット
によってシリンダヘッド内部のEGRガス通路が冷却さ
れる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明する。
【0017】図1は、この発明に係る吸気マニホルド一
体型ロッカカバー付内燃機関を一部切り欠いて示す平面
図である。また図2は、後述するEGRバルブ28を取
り外した状態での同様の平面図、図3は図2のA−A線
に沿った断面を示している。図において、1はシリンダ
ブロック2(図3参照)の上面に載置固定されたシリン
ダヘッドを示している。このシリンダヘッド1は、例え
ばアルミニウム合金等により一体に鋳造されているもの
であって、吸気弁(図示せず)により開閉される吸気ポ
ート3と、排気弁(図示せず)により開閉される排気ポ
ート4とが、クロスフロー形式に形成されている。尚、
吸気弁および排気弁は、それぞれ1気筒当たり2個づつ
設けられており、これに対応して吸気ポート3および排
気ポート4はそれぞれ先端部が二股状に分岐した形状に
形成されている。また、各気筒の中心部には、点火栓取
付部5が設けられている。
【0018】吸気ポート3の上流側部分は、上方へ湾曲
しつつ立ち上がった形状をなしており、その先端が、シ
リンダヘッド1上端のフランジ面6と同一平面に開口し
ている。尚、図3に示すように、上記フランジ面6は、
吸気側カムシャフト8,排気側カムシャフト9の中心を
通り、かつシリンダヘッド1の下面1bと平行に形成さ
れている。また上方に湾曲した吸気ポート3の外側に、
燃料噴射弁7がそれぞれ配設されている。
【0019】シリンダヘッド1上面の気筒間部分には、
シリンダヘッド1幅方向に沿った隔壁状のカム軸受部1
0がそれぞれ形成されており、各カムシャフト8,9を
支持する一対の軸受面10a(図3参照)が各カム軸受
部10にそれぞれ形成されている。
【0020】上記吸気側カムシャフト8の前端にはチェ
ーンスプロケット13,14が取り付けられており、排
気側カムシャフト9にはチェーンスプロケット15が取
り付けられている。これらのチェーンスプロケット1
3,14,15は、チェーンカバーリヤ11aおよびチ
ェーンカバーフロント11bからなるチェーンカバー1
1によって形成されたチェーン室12内に収容されてい
る。
【0021】尚、図3において26はシリンダヘッド1
内部に形成されたウォータジャケット、27はシリンダ
ブロック2内部に形成されたウォータジャケットをそれ
ぞれ示している。
【0022】上記シリンダヘッド1の上面に取り付けら
れるロッカカバー16は、シリンダヘッド1の上面開口
を覆って動弁室18(図3参照)を隔成するカバー部1
7と、吸気マニホルドを構成する複数本のブランチ部1
9と、同じく吸気マニホルドの一部となるコレクタ部2
0とが互いに一体に形成されている。例えばアルミニウ
ム合金等を用いて、全体が一体に鋳造されている。上記
カバー部17は、四辺に側壁17a(図3参照)を有す
る浅い箱型をなしており、その側壁17a先端のフラン
ジ面21が上記シリンダヘッド1外周のフランジ面6と
図示せぬガスケットを介して密接するようになってい
る。このカバー部17の内側には、シリンダヘッド1側
のカム軸受部10に対応するカム軸受部22が隔壁状に
形成されており、このカム軸受部22に形成された半円
形の軸受面22aとシリンダヘッド1側の軸受面10a
との間で、吸気側,排気側カムシャフト8,9が支持さ
れている。
【0023】上記ロッカカバー16は、その外周部にお
いて複数本のボルト23によってシリンダヘッド1に固
定されている。更に、上記カム軸受部22を貫通するよ
うに、カムシャフト8,9の両側に各一対のボルト24
が設けられており、カム軸受部22,10同士を互いに
堅固に結合している。尚、カム軸受部22をロッカカバ
ー16に一体に形成せずに、別部材からなるカムブラケ
ットを用いてカムシャフト8,9を支持するように構成
することもできる。
【0024】また複数のブランチ部19は、ロッカカバ
ー16の幅方向(クランクシャフト軸方向と直交する方
向)にほぼ沿ってシリンダヘッド1の吸気側から排気側
へと横断するように形成されている。このブランチ部1
9は、その下面側の一部が、カバー部17の壁部を共用
した形となっている。また隣接する各気筒のブランチ部
19同士は図1に示すように分離した形に鋳造されてお
り、外側から見た場合に、各ブランチ部19の間には凹
部が形成されている。各ブランチ部19の吸気側の先端
は、カバー部17の吸気側の側壁17aに沿った形で下
方へ向けてほぼ90°湾曲しており、カバー部17周縁
と同一のフランジ面21に開口している。そして、この
各ブランチ部の吸気側先端の開口部がシリンダヘッド1
側の吸気ポート3先端にそれぞれ接続されている。尚、
この接続部の周囲は、カバー部17側と連続したガスケ
ット(図示せず)によって同様にシールされている。
【0025】またコレクタ部20は、カバー部17の前
後方向(クランクシャフト軸方向)に沿って細長い通路
状をなしており、カバー部17のほぼ全長に亙って形成
されている。このコレクタ部20は、カバー部17の排
気側の側壁17aと壁部を一部共用した形で構成されて
いる。そして、このコレクタ部20の側面に、各ブラン
チ部19の排気側の先端がそれぞれ接続されている。ま
た上記コレクタ部20は、カバー部17の排気側の側壁
17aよりも外側に形成されており、従って、シリンダ
ヘッド1の排気側の側面から側方へ突出してオーバハン
グした状態となっている。尚、上記コレクタ部20の通
路断面の中心は、ブランチ部19の通路中心線よりも下
方に設定されており、コレクタ部20の上面とブランチ
部19の上面とが、ほぼ同一の高さに位置している。ま
た、図1に示すように、コレクタ部20の後端部に、図
示せぬスロットルチャンバが取り付けられる吸気入口部
25が設けられている。
【0026】上記のように、コレクタ部20はカバー部
17の側方にオーバハングした状態となっているが、こ
のコレクタ部20の前端部が、EGRバルブ(排気還流
制御バルブ)28を介してシリンダヘッド1に支持され
ている。
【0027】すなわち、上記EGRバルブ28は、図
4,図5に示すように、鋳鉄により一体のブロック状に
形成されたバルブハウジング29と、ダイヤフラム弁部
30とから構成されており、そのバルブハウジング29
には、互いに90°の角度をなすように、二つのフラン
ジ部31,32が形成されている。各フランジ部31,
32は、それぞれ取付用の一対の貫通孔33,34を有
している。また、両フランジ部31,32に亙って、弁
体35によって開閉されるEGRガス通路36が形成さ
れている。
【0028】図2,図3に示すように、コレクタ部20
の前端部には、コレクタ部20の下部に沿った位置に、
機関前方を向いた座面38が設けられている。この座面
38は、コレクタ部20内部に貫通したEGRガス通路
となる連通孔40が中央部に設けられており、その両側
に一対のねじ孔39が形成されている。またシリンダヘ
ッド1の前端部には、該シリンダヘッド1の一部として
EGRバルブ支持部41が一体に鋳造されている。この
EGRバルブ支持部41は、シリンダヘッド1の排気側
の側面から上端のフランジ面6に沿って側方へ突出して
形成されている。そして、このEGRバルブ支持部41
の上端に、一対のねじ孔43を有する座面42が形成さ
れている。尚、この実施例では、上記座面42が、シリ
ンダヘッド1上端のフランジ面6と同一平面をなし、一
体に機械加工されている。更に、上記EGRバルブ支持
部41を上下方向に貫通するようにEGRガス通路44
がシリンダヘッド1内部に形成されている。このEGR
ガス通路44の上端は、一対のねじ孔43に挟まれた形
で上記座面42に開口し、かつ下端は#1気筒の排気ポ
ート4上壁面に開口している。上記EGRバルブ支持部
41内を通るEGRガス通路44の近傍には、冷却水が
通流するウォータジャケット46が形成されている。こ
のウォータジャケット46は、シリンダヘッド1各部の
ウォータジャケット26と連通している。
【0029】上記EGRバルブ28のバルブハウジング
29は、各一対のボルト45によってコレクタ部20側
の座面38とシリンダヘッド1側の座面42とに結合さ
れている。具体的には、ダイヤフラム弁部30の軸方向
へ向かって形成された一方のフランジ部31がEGRバ
ルブ支持部41上面の座面42に固定され、かつ側方へ
延びた他方のフランジ部32がコレクタ部20前端の座
面38に固定されている。
【0030】上記実施例の構成においては、ロッカカバ
ー16に一体に形成されたコレクタ部20が、カバー部
17から側方へオーバハングした状態に位置している
が、EGRバルブ28のバルブハウジング29がコレク
タ部20前端部とシリンダヘッド1とを互いに堅固に連
結することになり、コレクタ部20がシリンダヘッド1
によって下方から支持される。そのため、コレクタ部2
0の支持剛性が向上し、内燃機関自体の振動あるいは走
行振動が加わった際のコレクタ部20の振動が抑制され
る。特に、上記実施例では、コレクタ部20側の座面3
8とシリンダヘッド1側の座面42とが近接して形成さ
れており、両者を金属ブロック状のバルブハウジング2
9が連結する形となるため、コレクタ部20をシリンダ
ヘッド1に堅固に支持することができる。
【0031】また、上記構成では、シリンダヘッド1と
一体のEGRバルブ支持部41内部を通るEGRガス通
路44を介して排気ポート4とEGRバルブ28とが直
接に接続される。すなわち、外部配管を用いずに、排気
の一部が排気ポート4からEGRバルブ28を介してコ
レクタ部20へ導入される。従って、EGRバルブ28
周辺の構成が非常に簡素化される。
【0032】また、上記のようにEGRバルブ支持部4
1内にEGRガス通路44を形成することにより、その
近傍に十分な容積のウォータジャケット46を形成する
ことができ、還流排気を積極的に冷却することができ
る。特に、上記ウォータジャケット46は、シリンダヘ
ッド1内部に形成されるため、格別なシール等が不要と
なる。従って、高負荷時に多量の排気ガスを還流させる
場合にも、排気を十分に冷却しつつコレクタ部20へ導
入することができる。また、排気還流装置としての耐久
性および信頼性も向上する。
【0033】次に、図6は、EGRバルブ支持部41の
EGRガス通路44を排気ポート4に直接に連通させず
に、金属管からなるEGRガスチューブ47を介して排
気マニホルド48に接続するようにした実施例を示して
いる。この実施例の構成によれば、シリンダヘッド1上
部に形成されるEGRバルブ支持部41を、排気ポート
4から独立した構成とすることができる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
に係る吸気マニホルド一体型ロッカカバー付内燃機関に
おいては、ロッカカバーと一体となったコレクタ部をE
GRバルブのバルブハウジングを介してシリンダヘッド
に支持させるようにしたので、部品点数や組付工数の増
加を伴うことなくコレクタ部の支持剛性を高めることが
でき、内燃機関の振動や走行振動に伴うコレクタ部の大
きな振動を抑制できる。従って、ロッカカバーとシリン
ダヘッドとの間のオイルシール性能の低下を抑制でき
る。
【0035】また、請求項2の構成によれば、コレクタ
部の支持のための結合とEGRガス通路の接続とが同時
に為されることになり、組付工数を最小限にできる。
【0036】また請求項3の構成によれば、EGRガス
通路となる外部配管が不要であり、EGRバルブ周辺の
構成が一層簡素化されるとともに、振動等に対する耐久
性および信頼性が向上する。
【0037】さらに、請求項4の構成によれば、冷却水
のシール構造を複雑化することなく、還流排気を積極的
に冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る内燃機関を示す一部切欠の平面
図。
【図2】EGRバルブを取り外した状態を示す図1と同
様の平面図。
【図3】図2のA−A線に沿った内燃機関要部の断面
図。
【図4】EGRバルブの下面図。
【図5】EGRバルブの断面図。
【図6】この発明の異なる実施例を示す内燃機関要部の
断面図。
【図7】従来の吸気マニホルド一体型ロッカカバー付内
燃機関の一例を示す断面図。
【符号の説明】
1…シリンダヘッド 16…ロッカカバー 17…カバー部 19…ブランチ部 20…コレクタ部 28…EGRバルブ 29…バルブハウジング 41…EGRバルブ支持部 44…EGRガス通路 46…ウォータジャケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02M 25/07 580 F02M 25/07 580E 580B 35/10 35/10 311E 311 301P

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロスフロー形式に吸気ポートと排気ポ
    ートとが形成されたシリンダヘッドと、 このシリンダヘッドの上面に取り付けられるとともに、
    上記シリンダヘッドの吸気側から排気側へ横断する複数
    本のブランチ部が上部に一体に形成され、かつ該ブラン
    チ部の一端部に、シリンダヘッド側方へオーバハングし
    た状態にコレクタ部が一体に形成されてなるロッカカバ
    ーと、 を備えてなる内燃機関において、 上記シリンダヘッドの排気側の側面に、EGRバルブ支
    持部が一体に形成されているとともに、このEGRバル
    ブ支持部と上記コレクタ部との双方にまたがって、EG
    Rバルブのバルブハウジングが結合されていることを特
    徴とする吸気マニホルド一体型ロッカカバー付内燃機
    関。
  2. 【請求項2】 上記コレクタ部の端部および上記EGR
    バルブ支持部のそれぞれに、EGRガス通路を有する座
    面が形成されており、上記EGRバルブのバルブハウジ
    ングがそれぞれの座面にボルト結合されていることを特
    徴とする請求項1記載の吸気マニホルド一体型ロッカカ
    バー付内燃機関。
  3. 【請求項3】 上記EGRバルブ支持部の座面に開口す
    るEGRガス通路が、シリンダヘッド内部を通して排気
    ポートに連通していることを特徴とする請求項2記載の
    吸気マニホルド一体型ロッカカバー付内燃機関。
  4. 【請求項4】 上記シリンダヘッド内部を通るEGRガ
    ス通路の近傍に、冷却水が通流するウォータジャケット
    が形成されていることを特徴とする請求項3記載の吸気
    マニホルド一体型ロッカカバー付内燃機関。
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