JPH08218889A - エンジンの騒音防止カバー - Google Patents

エンジンの騒音防止カバー

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Publication number
JPH08218889A
JPH08218889A JP2153095A JP2153095A JPH08218889A JP H08218889 A JPH08218889 A JP H08218889A JP 2153095 A JP2153095 A JP 2153095A JP 2153095 A JP2153095 A JP 2153095A JP H08218889 A JPH08218889 A JP H08218889A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
sound
cover
air passage
noise prevention
Prior art date
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Pending
Application number
JP2153095A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuhiro Matsuda
敦裕 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2153095A priority Critical patent/JPH08218889A/ja
Publication of JPH08218889A publication Critical patent/JPH08218889A/ja
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン駆動音が車室内や外部に洩れること
を防止すると共に、エンジンの冷却性能を向上するエン
ジンの騒音防止カバーを提供することにある。 【構成】 ラジエータ3からエンジン1の後部までを覆
うように該エンジン1に並設された遮音板5と、遮音板
5のエンジン1側の面にエンジン1の前後方向に延びる
空気通路7を介して設けられ、ラジエータ3を冷却する
ファン4からの空気流を空気通路7に導入する導入口8
とこの導入口8から流入した空気をエンジン1の後方に
排出する排出口9とを有する吸音材6とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラック等のエンジン
駆動音が大きい車両に適したエンジンの騒音防止カバー
に関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンを搭載したトラック
等のキャブオーバ型車両のように、エンジン音が大きい
車両においては、エンジンから発生する音が車室内や外
部に放出されることを防止するために、実開昭62−1
08025号に記載されたエンジンの騒音防止カバー
や、図5にその断面を示すエンジンの騒音防止カバーが
採用されている。
【0003】実開昭62−108025号に記載された
騒音防止カバーは、図4に示すように、エンジン30の
下方に配設されたカバー31と吸音材32との間に車体
前後方向に延びる外気導入通路33が形成されると共
に、吸音材32にエンジン30を冷却する外気吹出部3
4が形成されて構成されている。
【0004】また、図5に示す騒音防止カバーは、エン
ジンを覆う鉄板40の内側にグラスウール41を積層
し、このグラスウール41を表皮材(AlGL)42で
覆い、鉄板40、グラスウール41及び表皮材42をリ
ベット43で締結して構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開昭
62−108025号に記載された騒音防止カバーに
は、エンジン駆動音が外気導入通路から外部に洩れると
いう問題点や、図4中に矢印で示すように、車両の停車
時にエンジンにより熱せられた空気が外気導入通路から
外部に排出されて、ラジエータを介してエンジンルーム
に戻ってしまい、エンジンの冷却性能が低下するという
問題点がある。また、図5に示す騒音防止カバーには、
吸音効果を上げるために吸音材を厚くすると、エンジン
との間隙が狭くなって空気の流れが悪くなり、エンジン
の冷却性能が低下するという問題点や、エンジンの駆動
音、特に高周波域の騒音が表皮材によって反射されてし
まい、グラスウールによる吸音効果が低減するという問
題点がある。
【0006】よって、本発明は、前述の問題点に鑑みて
なされたものであり、エンジン駆動音が車室内や外部に
洩れることを防止すると共に、エンジンの冷却性能を向
上するエンジンの騒音防止カバーを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ラジ
エータからエンジンの後部までを覆うように該エンジン
に並設された遮音板と、遮音板のエンジン側の面にエン
ジンの前後方向に延びる空気通路を介して設けられ、ラ
ジエータを冷却するファンからの空気流を空気通路に導
入する導入口とこの導入口から流入した空気をエンジン
の後方に排出する排出口とを有する吸音材とを具備する
構成である。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載のエンジ
ンの騒音防止カバーにおいて、エンジンの少なくとも下
方に並設される吸音材が、連続気泡発泡樹脂からなる構
成である。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
記載のエンジンの騒音防止カバーにおいて、遮音板及び
吸音材が、熱可塑性樹脂の同一素材からなり、かつ、空
気通路を除いて互いに融着され一体的に形成されている
構成である。
【0010】
【作用】請求項1の発明によれば、エンジンから発生す
る駆動音が、吸音材、空気通路及び遮音板によって低減
されると共に、エンジンの回りを流れる空気流量が、空
気通路によって増加する。
【0011】請求項3の発明によれば、遮音板及び吸音
材が、熱可塑性樹脂の同一素材からなり、かつ、空気通
路を除いて互いに融着され一体的に形成されているの
で、遮音板と吸音材との分別作業が不要となり、リサイ
クル使用が容易になる。
【0012】
【実施例】図1において、符号1はエンジンを示す。エ
ンジン1の下部には、オイルパン2が一体的に設けら
れ、エンジン1の前方には、エンジン1を冷却するため
のラジエータ3が配置されている。エンジン1とラジエ
ータ3との間には、ラジエータ3を冷却する冷却ファン
4が配設されている。冷却ファン4は、エンジン1の駆
動力により回転される。
【0013】エンジン1の下方及び両側には、エンジン
駆動音が外部にもれることを防止する騒音防止カバーが
配設されている。なお、図1において、便宜上、騒音防
止カバーは、オイルパン2の下方にのみ図示されている
が、騒音防止カバーは、図2に示すように、複数のカバ
ーから構成されている。
【0014】図2において、符号20はフロントロワカ
バーを、符号21はセンターロワLHカバーを、符号2
2はセンターロワRHカバーを、符号23はサイドLH
カバーを、符号24はサイドRHカバーを、符号25は
アンダリアカバーをそれぞれ示す。
【0015】これらは、図中、二点鎖線で示すように、
センターロワLHカバー21の上端にサイドLHカバー
23が、同様にセンターロワRHカバー22の上端にサ
イドRHカバー24がそれぞれ接続され、さらに、セン
ターロワLHカバー21とセンターロワRHカバー22
とが互いに接続されて、騒音防止カバーの中央部分が構
成される。この中央部分の前端にフロントロワカバー2
0が、後端にアンダリアカバー25がそれぞれ接続され
て、騒音防止カバーが構成される。また、各騒音防止カ
バーのエンジン側の面には、図中、一点鎖線で示すよう
に、後述する吸音材6が設けられている。
【0016】各騒音防止カバーは何れも略同様の構成な
ので、ここでは、図1に示す騒音防止カバーについて説
明する。オイルパン2の下方には、金属、例えば鉄材か
らなる遮音板5が、ラジエータ3下端からエンジン1後
部までを覆うと共に、オイルパン2の形状に沿って配設
されている。遮音板5は、図示しないシャーシに取付け
られている。遮音板5のオイルパン2側の面には、連続
気泡発泡樹脂、例えば発泡ウレタンからなる吸音材6
が、遮音板5との間にエンジン1の前後方向に延びる空
気通路7を形成するように設けられている。吸音材6の
厚さは、5mm〜10mmに設定されており、吸音材6自身
で所定の強度を有している。吸音材6の周縁は、図示し
ないネジにより遮音板5に固着されている。吸音材6
は、圧縮成形したグラスウールや、圧縮成形した樹脂繊
維構造体等で形成しても良い。
【0017】吸音材6における、オイルパン2の前端斜
め下方、すなわち、冷却ファン4からの空気流が強い部
位には、冷却ファン4からの空気流を空気通路7に導入
する導入口8が設けられている。また、吸音材6におけ
る、オイルパン2の後方の部位には、空気通路7内の空
気をエンジン1後方に排出する排出口9が設けられてい
る。
【0018】エンジン1が駆動されると、エンジン1の
回りにはエンジン駆動音が放出される。このエンジン駆
動音は、まず、吸音材6によって所定量吸収され、空気
通路7によって緩和され、さらに遮音板5によって遮蔽
される。
【0019】エンジン1が連続駆動すると、エンジン1
の温度が上昇してラジエータ3内の冷却水の温度も上昇
する。これに伴い、冷却水を冷却するために冷却ファン
4がラジエータ3側の空気を引き込むように回転を開始
する。この回転による空気流は、図中、矢印で示すよう
に、エンジン1の回りをエンジン1の前方から後方に流
れると共に、導入口8から空気通路7内に流入して排出
口9からエンジン1の後方に排出される。空気がエンジ
ン1の回りを流れることにより、エンジン1は冷却され
る。さらに、空気通路7内にも空気が流れるので、空気
流量が増大してエンジン1の冷却性能が向上する。
【0020】次に、図3に本発明の変形例を示す。同図
において、第1実施例と相違する騒音防止カバーのみを
図示してその他の部材は省略し、相違する点についての
み説明する。図3において、吸音材10及び遮音板11
は、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂の同一素材からな
る。吸音材10は、空気通路7を除いてその周縁を遮音
板11に融着され、遮音板11と一体形成されている。
吸音材10及び遮音板11は、一体形成されているの
で、リサイクル使用に際しての分別作業が不要になり、
そのままリサイクル材として使用できる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、エンジン駆動音が、吸音材、空気通路及び遮音
板によって低減されるので、車室内や外部へのエンジン
駆動音の放出を防止できる。また、エンジンの回りを流
れる空気流量が、空気通路によって増加するので、エン
ジンの冷却性能が向上する。さらに、空気通路が騒音低
減効果を奏するので、吸音材の厚さを薄くすることがで
き、騒音防止カバーの軽量化も図ることができる。
【0022】請求項3の発明によれば、遮音板及び吸音
材が、熱可塑性樹脂の同一素材からなり、かつ、空気通
路を除いて互いに融着され一体的に形成されているの
で、遮音板と吸音材との分別作業が不要となり、リサイ
クル使用が容易になり、リサイクル性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の騒音防止カバーを備える車両の縦断面
図である。
【図2】騒音防止カバーの全体構成図である。
【図3】図1の変形例を示す騒音防止カバーの断面図で
ある。
【図4】従来の騒音防止カバーを備える車両の縦断面図
である。
【図5】従来の騒音防止カバーの拡大断面図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 オイルパン 3 ラジエータ 4 冷却ファン 5 遮音板 6 吸音材 7 空気通路 8 導入口 9 排出口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラジエータからエンジンの後部までを覆う
    ように該エンジンに並設された遮音板と、 上記遮音板の上記エンジン側の面に上記エンジンの前後
    方向に延びる空気通路を介して設けられ、上記ラジエー
    タを冷却するファンからの空気流を上記空気通路に導入
    する導入口とこの導入口から流入した空気を上記エンジ
    ンの後方に排出する排出口とを有する吸音材と、 を具備することを特徴とするエンジンの騒音防止カバ
    ー。
  2. 【請求項2】上記エンジンの少なくとも下方に並設され
    る上記吸音材は、連続気泡発泡樹脂からなることを特徴
    とする請求項1記載のエンジンの騒音防止カバー。
  3. 【請求項3】上記遮音板及び上記吸音材が、熱可塑性樹
    脂の同一素材からなり、かつ、上記空気通路を除いて互
    いに融着され一体的に形成されていることを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載のエンジンの騒音防止カバ
    ー。
JP2153095A 1995-02-09 1995-02-09 エンジンの騒音防止カバー Pending JPH08218889A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3085642A1 (fr) * 2018-09-11 2020-03-13 Renault S.A.S. Dispositif de protection acoustique pour moteur de vehicule automobile

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3085642A1 (fr) * 2018-09-11 2020-03-13 Renault S.A.S. Dispositif de protection acoustique pour moteur de vehicule automobile
EP3623599A1 (fr) * 2018-09-11 2020-03-18 RENAULT s.a.s. Dispositif de protection acoustique pour moteur de vehicule automobile

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19991207