JPH08218868A - 空冷内燃エンジン及びそれを備えた作業機 - Google Patents

空冷内燃エンジン及びそれを備えた作業機

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JPH08218868A
JPH08218868A JP7026851A JP2685195A JPH08218868A JP H08218868 A JPH08218868 A JP H08218868A JP 7026851 A JP7026851 A JP 7026851A JP 2685195 A JP2685195 A JP 2685195A JP H08218868 A JPH08218868 A JP H08218868A
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combustion engine
fan
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JP7026851A
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Isao Masuda
功 増田
Masao Iwata
雅夫 岩田
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Kioritz Corp
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Kioritz Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B1/00Engines characterised by fuel-air mixture compression
    • F02B1/02Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition
    • F02B1/04Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition with fuel-air mixture admission into cylinder

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 内燃エンジンが急速に減速停止された場合で
も、ファンによる冷却風が得られるようにされて、内燃
エンジンの摺動部分や気化器等に高温による不具合が生
じ難くされた空冷内燃エンジンを備えた作業機を提供す
ること。 【構成】 動力源として空冷内燃エンジン10を備え、
このエンジン10のクランクシャフト16の一端部16
bに送風作業用とエンジン冷却用とを兼ねるファン20
がワンウエイクラッチ30を介して取り付けられてな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、落ち葉や塵埃等を吹き
集める清掃作業用の可搬式パワーブロワーや薬剤を散布
するための動力散布機等の動力源として好適な空冷内燃
エンジン、及び該エンジンが動力源として用いられたパ
ワーブロワーや散布機等の作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】可搬式パワーブロワーや動力散布機等の
動力源としては、比較的小型軽量化を図りやすい空冷二
サイクルガソリンエンジンが使用されることが多い。こ
のような空冷内燃エンジンにあっては、通常、例えば実
開昭63−25166号公報等にも見られるように、ク
ランクシャフトの一端部に送風作業用とエンジン冷却用
とを兼ねる送風/冷却ファンが該クランクシャフトと一
体に回転するように取り付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した如くの空冷内
燃エンジンにおいては、クランクシャフトとファンとは
常時一体に回転するため、例えばエンジンを長時間、高
負荷高回転状態で連続運転した後、急停止させると、フ
ァンもクランクシャフトと同時に停止し、従って、ファ
ンによる冷却風が得られなくなる結果、シリンダ等が以
後冷却されなくなり、エンジンが高温のままで放置され
てしまい、エンジンの摺動部分やその近傍に備えられる
気化器等に高温による不具合が生じやすくなり、再始動
等に支障を来すおそれが多々あった。
【0004】特に、送風作業用とエンジン冷却用とを兼
ねるようにされているファン(このようなファンは、さ
らにフライホイールや発電用マグネトロータとしても働
くようにされていることが多い)は、その慣性質量が大
きいので、燃料切れ等によりエンジンが減速停止しよう
としていても、該ファンの慣性により強制的にクランク
シャフトが回転せしめ続けられる結果、例えばピストン
とシリンダに軽い焼き付き現象が生じているような場合
等において、そのダメージを増幅させてしまうといった
問題もあった。
【0005】かかる点に鑑み本発明は、エンジンが急速
に減速停止された場合でも、しばらくの間はファンによ
る冷却風が得られるようにされて、エンジンの摺動部分
や気化器等に高温による不具合が生じ難くされた空冷内
燃エンジン、及びそのような空冷内燃エンジンを備えた
可搬式パワーブロワーや動力散布機等を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべ
く、本発明に係る空冷内燃エンジンは、クランクシャフ
トの一端部に冷却ファンがワンウエイクラッチを介して
取り付けられて構成される。また、本発明に係る作業機
は、動力源として空冷内燃エンジンを備え、このエンジ
ンのクランクシャフトの一端部に送風作業用とエンジン
冷却用とを兼ねるファンがワンウエイクラッチを介して
取り付けられて構成される。
【0007】
【作 用】前述の如くの構成とされた本発明に係る空冷
内燃エンジンにおいては、ワンウェイクラッチを介して
冷却ファンがクランクシャフトに取り付けられているの
で、エンジンのクランクシャフトが急速に停止した場合
でも、冷却ファンはその慣性によりある程度の時間は回
転し続け、その回転中は冷却風がエンジンに吹き付けら
れ、それによってエンジンが効果的に冷却され、その結
果、エンジンの摺動部分や気化器等に高温による不具合
が生じ難くされる。
【0008】また、本発明に係る作業機においては、送
風作業用とエンジン冷却用とを兼ねるファンがワンウエ
イクラッチを介してクランクシャフトに取り付けられて
いる空冷内燃エンジンを備えているので、前記した空冷
内燃エンジンについての作用効果が得られることに加え
て、燃料切れ等によりエンジンが減速停止する際、慣性
質量の大きい送風/冷却兼用ファンによってクランクシ
ャフトが強制的に回転せしめ続けられることがなくな
り、その結果、例えばピストンとシリンダに軽い焼き付
き現象が生じているような場合等において、そのダメー
ジを増幅させてしまうといった事態を回避できる。
【0009】
【実施例】図1は本発明に係る空冷内燃エンジンの一実
施例を備えた作業機としての動力散布機を示している。
図示例の動力散布機1は、肩掛けバンド4付きの背負架
台2にインシュレータ6,6を介して動力源としての空
冷二サイクルガソリンエンジン10が搭載されている。
該エンジン10は、従来のものと同様に、ピストン13
が嵌挿されたシリンダ12、このシリンダ12の下部に
連設されたクランクケース17、このクランクケース1
7にベアリング28,28を介して回転自在に支持され
たクランクシャフト16、前記ピストン13の往復運動
を前記クランクシャフト16の回転運動に変換するため
のコンロッド14、前記シリンダ12の頭部に配設され
た点火プラグ15、等からなっており、前記クランクシ
ャフト16の一端部16aには、後述するようにワンウ
ェイクラッチ30を介して送風/冷却兼用ファン20が
取り付けられ、前記クランクシャフト16の他端部16
b側にはリコイル式手動スタータ装置19が取り付けら
れている。
【0010】前記送風/冷却兼用ファン20の外周に
は、渦形室22及びその上方に連なる攪拌室24が設け
られ、それらの上部に薬剤タンク8が装着されており、
前記エンジン10の作動時には、前記ファン20により
外気を吸入口26を通じて前記渦形室22に吸い込み、
前記攪拌室24内でその吸い込まれた空気に薬剤タンク
内の薬剤を混入攪拌し、それを図外の散布管を通じて散
布するようになっている。また、前記渦形室22の前記
エンジン10側の壁部には吹出口25が開穿されてい
て、前記送風/冷却兼用ファン20により前記渦形室2
2に吸い込まれた空気の一部が冷却風として前記エンジ
ン10の前記シリンダ12外周に吹き付けられるように
なっている。
【0011】このような基本構成を有する本実施例の動
力散布機1においては、前述した如くに、前記クランク
シャフト16の一端部16aに、ワンウェイクラッチ3
0を介して送風/冷却兼用ファン20が取り付けられて
いる。このファン20は、図2をも参照すればよくわか
るように、基体ボス部20aの内周と前記クランクシャ
フト16の一端部16a外周に圧入されたカラー51と
の間に前記ワンウェイクラッチ30が圧入保持され、ま
た、前記基体ボス部20aよりわずかに長い前記カラー
51の両側には一対のスラストワッシャ33,33が前
記クランクシャフト16の軸端ネジ部16a1 に螺着さ
れたナット27と前記クランクシャフト16の段部16
2 に当接してキー止めしたフライホイール50との間
に挟まれるようにして配されている。なお、前記フライ
ホイール50には、磁石50aが埋め込まれていて、エ
ンジン点火装置用発電マグネットロータを兼ねており、
その近傍には発電コイル41が配置されている(図1参
照)。
【0012】前記ワンウェイクラッチ30は、それ自体
は公知のもので、中央部にクラッチ31が配され、その
両側にラジアルベアリング32,32が配されているタ
イプのもので、前記クラッチ31は、図3(A),
(B)に示される如くに、内面にカム面36が形成され
ている外輪34と、ころ35と、保持器37と、前記こ
ろ35を前記カム面36側に付勢するスプリング38
と、からなっている。
【0013】このワンウェイクラッチ30においては、
図3(A)のように、前記クランクシャフト16が反時
計回りの方向に回転(正転)すると、前記スプリング3
8の作用により押されている前記ころ35が前記カム面
36との噛合位置に進み、前記ファン20と共に全体が
前記クランクシャフト16と一体に回転する。それに対
し、前記クランクシャフト16の回転速度が前記ファン
20より遅くなると、前記クランクシャフト16は相対
的に時計回りの方向の回転(逆転)することになり、こ
のときには、前記ころ35がカム面36から僅かに離れ
て自由に転動して前記クランクシャフト16と前記ファ
ン20との連結を断ち、前記ファン20が慣性によりそ
のまま空転することになる。
【0014】本実施例の動力散布機1においては、前記
したように送風/冷却兼用ファン20がワンウエイクラ
ッチ30を介してクランクシャフト16の一端部16b
に取り付けられているので、前記エンジン10が急速に
停止した場合でも、前記ファン20はその慣性によりあ
る程度の時間は回転し続け、その回転中は冷却風が前記
吹出口25から前記エンジン10のシリンダ12外周に
吹き付けられ、それによって前記エンジン10が効果的
に冷却され、その結果、前記エンジン10の摺動部分や
気化器等に高温による不具合が生じ難くされる。
【0015】それに加えて、燃料切れ等により前記エン
ジン10が減速停止する際、慣性質量の大きい送風/冷
却兼用ファン20は、クランクシャフト16との関係を
断たれて空転するので、前記クランクシャフト16が強
制的に回転せしめ続けられることがなくなり、その結
果、例えばピストン13とシリンダ12との間に軽い焼
き付き現象が生じているような場合等においても、ダメ
ージを増幅させてしまうといった事態を回避できる。
【0016】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明に係る空冷内燃エンジン及びそれを備えた作業機は、
ワンウェイクラッチを介して送風/冷却ファンがクラン
クシャフトに取り付けられているので、エンジンが急速
に停止した場合でも、冷却ファンは慣性によりある程度
の時間は回転し続け、その回転中は冷却風がエンジンに
吹き付けられ、それによってエンジンが効果的に冷却さ
れ、その結果、エンジンの摺動部分や気化器等に高温に
よる不具合が生じ難くされ、さらに、燃料切れ等により
エンジンが減速停止する際、慣性質量の大きいファンに
よってクランクシャフトが強制的に回転せしめ続けられ
ることがなくなり、その結果、例えばピストンとシリン
ダとの間に軽い焼き付き現象が生じているような場合等
においても、ダメージを増幅させてしまうといった事態
を回避できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空冷内燃エンジンの一実施例を備
えた作業機としての動力散布機を示す図。
【図2】図1に示される空冷内燃エンジンのクランクシ
ャフトの一端部回りを示す拡大断面図。
【図3】図1に示されるワンウェイクラッチの動作説明
に供される図。
【符号の説明】
1…動力散布機 10…空冷内燃エンジン 16…クランクシャフト 20…送風/冷却兼用ファン 30…ワンウェイクラッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクシャフト16の一端部16aに
    冷却ファン20がワンウエイクラッチ30を介して取り
    付けられてなる空冷内燃エンジン。
  2. 【請求項2】 動力源として空冷内燃エンジン10を備
    え、該空冷内燃エンジン10のクランクシャフト16の
    一端部16aに送風作業用とエンジン冷却用とを兼ねる
    ファン20がワンウエイクラッチ30を介して取り付け
    られてなる作業機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008038798A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Husqvarna Zenoah Co Ltd エンジンブロワ
WO2010035395A1 (ja) * 2008-09-25 2010-04-01 株式会社 マキタ 吸塵機能付電動工具及び電動工具用吸塵装置

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WO2010035395A1 (ja) * 2008-09-25 2010-04-01 株式会社 マキタ 吸塵機能付電動工具及び電動工具用吸塵装置

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