JPH08218346A - 除塵機用貝付着防止方法および装置 - Google Patents

除塵機用貝付着防止方法および装置

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JPH08218346A
JPH08218346A JP7043616A JP4361695A JPH08218346A JP H08218346 A JPH08218346 A JP H08218346A JP 7043616 A JP7043616 A JP 7043616A JP 4361695 A JP4361695 A JP 4361695A JP H08218346 A JPH08218346 A JP H08218346A
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JP
Japan
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water
shellfish
steam
screen
dust
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JP7043616A
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Akira Kusunoki
章 楠
Motohiko Nakatsuka
元彦 中司
Masaru Marumi
勝 丸見
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Ube Techno Eng Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スクリーンに付着する貝や貝の胞子が付着成
長しないようにして、発電プラント等にスクリーンを経
て清浄な海水を供給する海水除塵機用貝付着防止方法お
よび装置する。 【構成】 発電プラント等に取水する取水路を横断する
ように配置されて流水中の塵芥を捕集するスクリーンを
取水路の水底部と水上部で反転させつつ周回移動させる
途中で、前記スクリーンおよびこの取付部材に温水もし
くは蒸気を吹き付けて貝、貝の胞子等を死滅あるいは成
育を防止する。スクリーンの周回経路の途中に前記スク
リーンおよびこの取付部材に吹き付け方向が設定された
ノズルを配置し、このノズルには温水もしくは蒸気を供
給するボイラーを接続し、前記ノズルによる温水もしく
は蒸気の吹き付けるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は除塵機用貝付着防止方法
および装置に係り、特に、発電プラントにおける冷却水
の取水路に設置され、取水海水に浸漬されるスクリーン
枠に貝が付着して通水障害や運転不能状態となることを
防止することができるようにした除塵機用貝付着防止方
法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、工業用水の用水路や発電所等の冷
却水を取水するための水路には、一般に除塵装置が広く
使用されている。この種の除塵装置として最も良く知ら
れているものは、水路の両側にリンクチェーンを設け、
このリンクチェーンの各リンク毎にバースクリーンある
いは金網よりなるスクリーンを水流方向に対し垂直ある
いは所定の傾斜角をもって立設し、スクリーンを周回駆
動することにより当該スクリーンに付着した塵芥を水路
外に除去する構造のものとなっている。
【0003】図6(1)〜(3)は従来の除塵装置の例
を示し、図6(1)は全体概要図、同図(2)はバケッ
ト部を有するスクリーン枠の詳細断面図、同図(3)は
正面図である。
【0004】図示のように、この除塵装置60は取水路
90の上部90aに設置される上部スプロケットホイル
61と、水底部90bに設置される下部スプロケットホ
イル62を有し、これらには無端状にリンクチェーン6
3が装架されている。リンクチェーン63には捕捉した
塵芥を収容するバケット部を下部に形成したスクリーン
枠64が設けられている。リンクチェーン駆動モータ6
5は伝動チェーン66と鎖車67を介して動力を伝達す
る。このスクリーン枠64を周回移動させるために上部
スプロケットホイル61が回転されるようになってい
る。なお、図6(1)において、上部スプロケットホイ
ル61の軸68と、トラフ70に塵芥を誘導する案内板
69と、除塵装置のハウジング71と、取水路90とが
ある。また、矢印Fは流水の方向を示す。
【0005】また、前記スクリーン枠64は図6
(2)、(3)に示すように、リンクチェーン63の1
ピッチ毎に取り付けられ、これには金網74が取り付け
られている。金網74は流水に対面して流水中の塵芥等
の通流を阻止して捕集し、これをリンクチェーン63の
駆動によって上方にすくい上げる部材である。金網74
は上端部の上部ビーム75と、下端部の下部ビーム77
とからなる補強部材に固定され、スクリーン枠64とし
て一体化されている。
【0006】また、金網74の側縁部には側縁部を保持
する側板79が設けられており、この側板79は図6
(2)に示すようにリンクチェーン63のリンク幅より
も広い幅を有し、かつ上部ビーム75と下部ビーム77
の左右端面にそれぞれ一体的に固定されている。換言す
れば、この側板79と前記上部ビーム75および下部ビ
ーム77とにより、金網74を保持する枠体(スクリー
ン枠64)を形成しているのである。また側板79は後
述するバケット81側へ張出してバケット81に両端面
と接合される。そして、このスクリーン枠64はその側
板79をボルト80によりリンク63aの側面に固定す
ることによりリンクチェーン63に取り付けられる。ま
た、前記下部ビーム77には塵芥バケット81が設けら
れ、金網74の下部前方を斜めに覆うように設けられて
おり、その左右端部は側板79の張出部に一体的に固着
されている。
【0007】なお、図6(1)において、逆洗用のスプ
レーパイプ33は上部スプロケットホイル61を経由し
て反転下降に転じたスクリーン枠64の背面に配置さ
れ、スプレー水をスクリーン枠64の背面に噴射するこ
とにより、金網74に付着した塵芥を離脱除去させるた
めのものである。
【0008】このような除塵装置60によれば、流れ中
に浮遊する塵芥等は、まず金網74によって通流を阻止
され、リンクチェーン63の上昇に伴い塵芥バケット8
1によりすくい上げられ、塵芥バケット81はさらに上
昇し、上部スプロケットホイル61に反転下降に転じ
る。これにより、塵芥バケット81内に残存する塵芥は
落下し、塵芥バケット81の傾斜面と案内板69を介し
てトラフ70に排出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成によれば、流れ中に浮遊する塵芥等は捕集して
排出されるが、スクリーン枠の上部ビーム、下部ビーム
あるいは塵芥バケットに貝あるいは貝の胞子が付着する
とともに、その貝の胞子が強固に、かつ、お互いに密着
し成長するので逆洗用のスプレーパイプからの水では吹
き飛ばされずに残り、これが成長して密集してしまう。
これを放置すれば、海水の流通を阻害し、発電プラント
等の運転不能状態に陥ってしまうため、適宜除塵装置か
ら付着した貝等の除去作業を行わなければならなくなる
問題があった。また、スクリーン本体部に貝付着防止塗
料を塗布することも行われているが、その効果は万全で
はなく、塗装に時間を要する割には効果が発揮されてい
ない。また、防汚塗料が高価であるとともに定期的に塗
布しなければならず維持費用も高くなるという問題があ
る。さらに、スクリーン枠や金網に貝あるいは貝の胞子
が付着成長し海水の流通を阻害すると、除塵装置のスク
リーン枠の上流と下流に水位差が生じて、水位差の力に
より除塵装置が破壊するという問題が生ずる。
【0010】本発明は、上記従来の問題点に着目し、取
水路の設置された除塵装置への貝や貝の胞子等の付着に
よりこれらが成長して通水障害などを発生することを未
然に防止できるようにした除塵機用貝付着防止方法およ
び装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る除塵機用貝付着防止方法は、発電プラ
ント等に取水する取水路を横断するように配置されて流
水中の塵芥を捕集するスクリーンを取水路の水底部と水
上部で反転させつつ周回移動させる途中で、前記スクリ
ーンおよびこの取付部材に温水もしくは蒸気を吹き付け
て貝、貝の胞子等を死滅あるいは成育防止可能としたも
のである。
【0012】また、本発明に係る除塵機用貝付着防止装
置は、発電プラント等に取水する取水路を横断するよう
に配置されて流水中の塵芥を捕集するスクリーンと、こ
のスクリーンを取水路の水底部と水上部で反転させつつ
周回移動させる駆動手段とを備えた除塵機に対し、前記
スクリーンの周回経路の途中に前記スクリーンおよびこ
の取付部材に吹き付け方向が設定されたノズルを配置
し、このノズルには温水もしくは蒸気を供給するボイラ
ーを接続し、前記ノズルによる温水もしくは蒸気の吹き
付けにより貝、貝の胞子等を死滅あるいは成育防止可能
とした。
【0013】
【作用】上記構成によれば、ボイラーで発生する温水あ
るいは蒸気をスクリーン枠の上部ビーム、下部ビーム、
あるいは塵芥バケットに付着した貝あるいは貝の胞子に
吹き付けて、貝あるいは貝の胞子を死滅させあるいは成
育を防止することができる。この状態では、付着した貝
や胞子の付着力が低下しているため、スクリーンととも
にリンクチェーン等により回動させ、取水路の地上の所
定位置で逆洗水によるスプレイで吹き飛ばす。このと
き、従来に比して付着力は低下しているので、剥離が容
易になり水によるスプレイで十分に吹き飛ばすことがで
き、排出される水により吹き飛ばされた貝あるいは貝の
胞子はトラフにより容易に回収される。また、この回収
作業は定期的に記憶された制御装置からの指令により自
動的に行われるとともに、除塵機を停止することなく行
われるので発電プラント等の機械を停止する必要もなく
なる。このとき、特にボイラーには電気ボイラーを用い
ることにより、運転制御が容易になる。
【0014】
【実施例】以下に、本発明に係わる海水除塵機用貝付着
防止方法および装置につき、図面を参照して詳細に説明
する。以下において、従来技術と同一部品には同一符号
を付して説明は省略する。図1は本発明の海水除塵機用
貝付着防止装置の一実施例の全体構成図を示す。図1に
おいて、温水あるいは蒸気を生ずる電気ボイラー11に
は、図示しない水槽あるいは水道管に接続された給水管
12が、また、生じた温水あるいは蒸気を排出する排出
管13が接続されている。排出管13には温水あるいは
蒸気用供給ポンプ14(以下、供給ポンプ14とい
う。)が、また、供給ポンプ14には温水あるいは蒸気
を除塵装置60の後述するスクリーン枠40に吹き付け
るノズル15に供給する供給管16が接続されている。
供給ポンプ14には温水あるいは蒸気用モータ17が連
結され、制御装置20からの指令により駆動する。
【0015】また、電気ボイラー11には、供給された
水を温水あるいは蒸気にするヒータ18が、また、この
ヒータ18の電源回路にはヒータ用スイッチ19が配設
されている。このヒータ用スイッチ19は制御装置20
に接続されている。また、電気ボイラー11には、温水
あるいは蒸気の発生を検出する温度センサ21が配設さ
れ、温度センサ21は制御装置20に接続されている。
【0016】なお、上記実施例では、供給ポンプ14を
用いたが、電気ボイラー11が高い位置にあり、温水あ
るいは蒸気圧が高い場合には、開閉バルブを用いても良
く、この供給ポンプ14あるいは開閉バルブは制御装置
20からの指令により駆動し蒸気供給手段として、温水
あるいは蒸気圧を除塵装置60の後述するスクリーン枠
40に吹き付けるノズル15に供給する。
【0017】水ポンプ30を駆動する水ポンプ用モータ
31の電気回路には図示しない水ポンプ用スイッチが配
設され、この水ポンプ用スイッチは制御装置20に接続
されている。除塵機を通過したきれいな海水を水ポンプ
30により吐出し、スプレーパイプ33により除塵装置
60の後述するスクリーン枠40に吹き付ける。制御装
置20は、供給ポンプ14を駆動する駆動モータ17を
起動停止できるようにしている。さらに、制御装置20
には、除塵装置60を駆動するときに、自動、あるい
は、手動で運転するかの選択スイッチ100が付設され
ている。自動的に除塵装置60を運転するときには、選
択スイッチ100を自動の位置を選択することにより行
える。
【0018】図2から図4は本発明の除塵装置の除塵す
るスクリーン枠40の例を示し、図2はリンクチェーン
63とスクリーン枠40の正面図、図3はスクリーン枠
40の詳細断面図であり貝Mの付着状況および付着した
貝Mへの温水あるいは蒸気を吹き付けている状況を説明
する図である。また、図4は温水あるいは蒸気を除塵装
置60に吹き付けるノズル15の正面図である。図2、
図3において、スクリーン枠40は、上端ビーム41、
下部ビーム42、および中間板43を平行に配置し、こ
れらの側端部を連結する側板44とによってフレームを
形成しており、この矩形フレーム面を遮蔽するように金
網45を張り付けし押さえ板46、47によって固定し
ている。金網45は取水路を横断するように配置されて
流水中の塵芥を捕集する。上記構成品のスクリーン枠4
0は、塵芥をすくいあげる上端部、および下端部には断
面コ字状の上端ビーム41、および下部ビーム42が、
また、その中間部には中間板43が配設されている。こ
のスクリーン枠40は、リンク63aの側面に側板44
を介してリンクチェーン63に斜めに固定することによ
り取り付けられる。下部ビーム42はその下部に隣接す
るスクリーン枠40の上部ビーム41の上部に突設され
たシールゴム49により隣接するスクリーン枠40間の
隙間をシールしている。
【0019】スクリーン枠40の側縁部には側縁部を保
持する側板44が設けられており、この側板44は図2
に示すようにリンクチェーン63のリンク幅よりも広い
幅を有し、かつ上部ビーム41と下部ビーム42の左右
端面にそれぞれ一体的に固定されている。換言すれば、
この側板44と前記上部ビーム41および下部ビーム4
2とにより、金網45を保持する枠体(スクリーン枠4
0a)を形成しているのである。そして、このスクリー
ン枠40はその側板44をボルト44aによりリンク6
3aの側面に固定することによりリンクチェーン63に
取り付けられる。
【0020】なお、図1において、スクリーン枠40に
付着した貝あるいは貝の胞子をノズル15からの温水あ
るいは蒸気により貝Mあるいは蒸気により死滅させられ
ている。その後に、スクリーン枠40は上部スプロケッ
トホイル61を経由して反転下降に転じたスクリーン枠
40の背面に配置され、スプレー水をスクリーン枠40
の背面に噴射することにより、逆洗用のスプレーパイプ
33は付着する貝Mあるいは貝の胞子を離脱除去させ
る。取水路の上部90aに設けられた開口90cには、
図4に示しているようなノズル15が設置されている。
このノズル15は、図3(2)に示す如く、上部スプロ
ケットホイル61を経由して反転下降に転じたスクリー
ン枠40の正面に配置され、温水あるいは蒸気をスクリ
ーン枠40の正面に噴射することにより、貝Mあるいは
貝の胞子を死滅させ、成育と付着を防止させるためのも
のである。
【0021】次に上記構成における作動について図5の
フローチャート図で説明する。除塵装置60を自動的に
運転するとき、選択スイッチ100は自動の位置に入っ
ている。除塵装置60は自動運転の方法として、通常8
時間毎のタイマー運転を実施しており、タイマーの設定
時間の除塵装置起動の指令となっている。ステップ1で
は、タイマー運転の設定時間になったことで、水ポンプ
30用のモータ31に起動指令を出力する。ステップ2
では、温水または上記供給ポンプ14用のモータ17に
起動指令を出力する。供給ポンプ用モータ17は温度セ
ンサにより自動起動となるように設定しておく。ステッ
プ3では、除塵装置60を駆動するモータ65の起動指
令を出力する。ステップ4では、供給管16に取付けら
れた電動弁22用モータ23の起動指令を出力すると弁
を開にする。ステップ5ではタイマー運転終了の指令出
力をする。ステップ6では供給ポンプ用モータ17の停
止指令を出力する。ステップ7では、電動弁閉の起動指
令を出力する。ステップ8では除塵装置駆動用モータ6
5の停止指令を出力する。ステップ9では、水ポンプ3
0を停止するため、モータ31に停止指令を出力する。
【0022】上記のフローに基づき作動を説明する。除
塵装置60のタイマー運転時間が到来すると制御装置2
0は、電気ボイラー11に指令を出力し、電気ボイラー
11に温水あるいは蒸気を発生させ、電気ボイラー11
に所定の温水あるいは蒸気が発生すると、リンクチェー
ン63を回動させる。この回動が始まったことを確認
し、電気ボイラー11より所定の温水あるいは蒸気を放
出するように供給ポンプ14を駆動し、電気ボイラー1
1で発生した温水あるいは蒸気をノズル15よりスクリ
ーン枠40に吹き付けて、貝あるいは貝の胞子を殺して
付着力を弱める。このとき、水ポンプ用モータ31を駆
動してスプレーパイプ33より水を放出し、金網45が
所定の位置に来たときに貝あるいは貝の胞子をスプレー
パイプ33から排出される水によりトラフ70に吹き飛
ばす。このとき、貝あるいは貝の胞子を殺して付着力が
低下しているので容易に剥離することができる。
【0023】なお、上記実施例では、電機ボイラー11
に水温あるいは蒸気の発生の有無の確認を行ったが、所
定時間経過後に次のステップに移行しても良い。
【0024】上記構成において、ノズル15より吹き出
された温度50℃から130℃の温水あるいは蒸気が、
図3に示す貝Mおよびその胞子に吹き付けられ貝Mや胞
子を死滅させる。これにより貝Mの付着力は減少する。
この除塵装置60に付いた貝Mはリンクチェーン駆動モ
ータ61により回動し、取水路90の上に出て所定の位
置に来たとき、両リンクチェーン63の間に配置された
スプレーパイプ33からの水を受けて、剥離しトラフ7
0に吹き飛ばされて回収される。また、このとき、普通
の塵等もスプレーパイプ33からの水を受けて、剥離し
トラフ70に吹き飛ばされて回収される。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
流水中の塵芥を捕集するスクリーンを取水路の水底部と
水上部で反転させつつ周回移動させる途中で、前記スク
リーンおよびこの取付部材にボイラーで発生した温水も
しくは蒸気を吹き付けて貝、貝の胞子等を死滅あるいは
成育を防止し、スプレーパイプからの水で容易に剥離し
排水溝に吹き飛ばし回収することができ、高価な防汚塗
料も必要がなく、安価に清浄な海水を供給することがで
きる。また、除塵機が絶えず清浄に維持されるため、上
流と下流との水差を無くなり除塵機の破損を防止するこ
とができる。また、この回収作業は定期的に記憶された
制御装置からの指令により自動的に行われるので保全作
業が容易になる。さらに、除塵機を停止することなく行
えるので発電プラント等の機械を停止する必要もなくな
り、発電プラント等の稼働率を低下することがなくな
る。さらにボイラーには電気ボイラーを用いることによ
り、運転制御が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の海水除塵機用貝付着防止装置の実施例
の全体構成図を示す。
【図2】本発明のリンクチェーンと金網部の正面図であ
る。
【図3】本発明の金網部の詳細断面図であり貝の付着状
況および除去状態を説明する図である。
【図4】本発明の温水あるいは蒸気を除塵装置に吹き付
けるノズルの正面図である。
【図5】本発明の海水除塵機用貝付着防止装置の作動に
ついてのフローチャート図を示す。
【図6】従来の海水除塵機用貝付着防止装置の全体概要
図、従来のバケット部を有するスクリーン枠の詳細断面
図、およびその正面図である。
【符号の説明】
1 海水除塵機用貝付着防止装置 11 電気ボイラー 14 蒸気用供給ポンプ 15 ノズル 17 蒸気用駆動モータ 18 ヒーター 19 ヒータ用スイッチ 20 制御装置 21 温度センサ 22 電動弁 23 電動弁用モータ 30 水ポンプ 31 水ポンプ用モータ 33 スプレーパイプ 40 スクリーン枠 45 金網 60 除塵装置 61 リンクチェーン駆動モータ 63 リンクチェーン 90 取水路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電プラント等に取水する取水路を横断
    するように配置されて流水中の塵芥を捕集するスクリー
    ンを取水路の水底部と水上部で反転させつつ周回移動さ
    せる途中で、前記スクリーンおよびこの取付部材に温水
    もしくは蒸気を吹き付けて貝、貝の胞子等を死滅あるい
    は成育防止させることを特徴とする除塵機用貝付着防止
    方法。
  2. 【請求項2】 発電プラント等に取水する取水路を横断
    するように配置されて流水中の塵芥を捕集するスクリー
    ンと、このスクリーンを取水路の水底部と水上部で反転
    させつつ周回移動させる駆動手段とを備えた除塵機に対
    し、前記スクリーンの周回経路の途中に前記スクリーン
    およびこの取付部材に吹き付け方向が設定されたノズル
    を配置し、このノズルには温水もしくは蒸気を供給する
    ボイラーを接続し、前記ノズルによる温水もしくは蒸気
    の吹き付けにより貝、貝の胞子等を死滅あるいは成育防
    止可能としたことを特徴とする除塵機用貝付着防止装
    置。
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