JP2002013123A - スクリ−ン洗浄用スプレイノズルヘッダ−管 - Google Patents
スクリ−ン洗浄用スプレイノズルヘッダ−管Info
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- JP2002013123A JP2002013123A JP2000194482A JP2000194482A JP2002013123A JP 2002013123 A JP2002013123 A JP 2002013123A JP 2000194482 A JP2000194482 A JP 2000194482A JP 2000194482 A JP2000194482 A JP 2000194482A JP 2002013123 A JP2002013123 A JP 2002013123A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/20—Hydro energy
Abstract
(57)【要約】
【課題】 トラベリングスクリ−ンのバスケットで捕捉
した塵芥を水路外に排出するための洗浄水の圧力低下を
防ぐ。 【解決手段】 海水取水路に設けたトラベリングスクリ
−ンのバスケットに洗浄水を噴射して、その捕捉した塵
芥を排出する。そのため、水路上部で水平に設けたノズ
ルヘッダ−管13Aに多数の洗浄水ノズル4を設けて洗
浄水を噴射する。この管底に水抜き孔23を常時開口し
て、残留海水をなくしたので、ノズルヘッダ−管13A
の孔あきを防止し、洗浄水の圧力低下を防ぐ。
した塵芥を水路外に排出するための洗浄水の圧力低下を
防ぐ。 【解決手段】 海水取水路に設けたトラベリングスクリ
−ンのバスケットに洗浄水を噴射して、その捕捉した塵
芥を排出する。そのため、水路上部で水平に設けたノズ
ルヘッダ−管13Aに多数の洗浄水ノズル4を設けて洗
浄水を噴射する。この管底に水抜き孔23を常時開口し
て、残留海水をなくしたので、ノズルヘッダ−管13A
の孔あきを防止し、洗浄水の圧力低下を防ぐ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラベリングスク
リ−ンの洗浄用スプレイノズルヘッダ−管に関するもの
である。
リ−ンの洗浄用スプレイノズルヘッダ−管に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、水路に設置されて、海水または
河川水中に浮遊する藻、クラゲ、貝類等の海生物や塵芥
(以下、塵芥という)を水中より集め、除去するための
除塵装置は、その代表例としてはトラベリングスクリ−
ンが挙げられ、これはバ−スクリ−ンやレ−キ付バ−ス
クリ−ンやネットスクリ−ン等と組合されて設置されて
いる。
河川水中に浮遊する藻、クラゲ、貝類等の海生物や塵芥
(以下、塵芥という)を水中より集め、除去するための
除塵装置は、その代表例としてはトラベリングスクリ−
ンが挙げられ、これはバ−スクリ−ンやレ−キ付バ−ス
クリ−ンやネットスクリ−ン等と組合されて設置されて
いる。
【0003】すなわち、このトラベリングスクリ−ン
は、バ−スクリ−ンやレ−キ付スクリ−ンまたはバ−回
転式スクリ−ンを通過した塵芥をバスケットのネット等
の濾過体で捕捉し、該バスケットにより掻き上げ水路上
部において洗浄圧力水(ジェット洗浄水)を濾過体後方
より噴射することにより、バスケットで掻き上げられた
塵芥を除去すると共に、シュ−トを介して排水溝、ある
いは排出装置へ導いている。
は、バ−スクリ−ンやレ−キ付スクリ−ンまたはバ−回
転式スクリ−ンを通過した塵芥をバスケットのネット等
の濾過体で捕捉し、該バスケットにより掻き上げ水路上
部において洗浄圧力水(ジェット洗浄水)を濾過体後方
より噴射することにより、バスケットで掻き上げられた
塵芥を除去すると共に、シュ−トを介して排水溝、ある
いは排出装置へ導いている。
【0004】かかるトラベリングスクリ−ン1を図4に
示す模式図で述べる。この図は、太矢印のように海水が
流れる水路2の上流側Aで、間断なく設けたバスケット
3で捕捉した水中の塵芥を掻き上げ、水路上部で、洗浄
水ノズル4からの洗浄圧力水5によりこの塵芥を水路外
に排出し、その後、洗浄ずみのバスケット3が下流側B
を通って、下部スプロケット6で反転し、再び上流側A
に現れる様子を示している。
示す模式図で述べる。この図は、太矢印のように海水が
流れる水路2の上流側Aで、間断なく設けたバスケット
3で捕捉した水中の塵芥を掻き上げ、水路上部で、洗浄
水ノズル4からの洗浄圧力水5によりこの塵芥を水路外
に排出し、その後、洗浄ずみのバスケット3が下流側B
を通って、下部スプロケット6で反転し、再び上流側A
に現れる様子を示している。
【0005】かかるトラベリングスクリ−ン1は、上、
下部スプロケット7,6と、この間を連結する本体フレ
−ム8と、洗浄圧力水5用の飛散防止カバ−(スクリ−
ンハウジング)9と、バスケット用チェ−ン10と、バ
スケット3と、駆動装置(不図示)等とから構成してい
る。
下部スプロケット7,6と、この間を連結する本体フレ
−ム8と、洗浄圧力水5用の飛散防止カバ−(スクリ−
ンハウジング)9と、バスケット用チェ−ン10と、バ
スケット3と、駆動装置(不図示)等とから構成してい
る。
【0006】そして、前記のように洗浄水ノズル4から
の洗浄圧力水5によって、バスケット3で捕捉した塵芥
は、シュ−ト11にて排水溝12へ導かれて排出され
る。
の洗浄圧力水5によって、バスケット3で捕捉した塵芥
は、シュ−ト11にて排水溝12へ導かれて排出され
る。
【0007】かかるトラベリングスクリ−ン1では、上
部スプロケット7を反転する直前のバスケット3が洗浄
されるが、図5に示すトラベリングスクリ−ン1Aで
は、上部スプロケット7を反転した直後のバスケット3
が洗浄される。
部スプロケット7を反転する直前のバスケット3が洗浄
されるが、図5に示すトラベリングスクリ−ン1Aで
は、上部スプロケット7を反転した直後のバスケット3
が洗浄される。
【0008】なお、図5で示すものは図4と均等ないし
同一部分に同一符号を付し、その説明を省略する。
同一部分に同一符号を付し、その説明を省略する。
【0009】以上のようなトラベリングスクリ−ン1,
1Aでは、スクリ−ンハウジング9内にその左右壁にわ
たり、水平の洗浄用の配管4Aを設け、その配管4A
に、バスケット3に取付けたネットあるいはバ−等の濾
過体に洗浄圧力水5を噴射するための多数の洗浄水ノズ
ル4を取付けて、いわゆるスプレイノズルヘッダ−管
(スプレ−管またはノズルヘッダ−管ともいう)(1
3)を構成している。
1Aでは、スクリ−ンハウジング9内にその左右壁にわ
たり、水平の洗浄用の配管4Aを設け、その配管4A
に、バスケット3に取付けたネットあるいはバ−等の濾
過体に洗浄圧力水5を噴射するための多数の洗浄水ノズ
ル4を取付けて、いわゆるスプレイノズルヘッダ−管
(スプレ−管またはノズルヘッダ−管ともいう)(1
3)を構成している。
【0010】かかるノズルヘッダ−管(13)を図3に
示す設計図により述べる。図3は図5の水路2の上流側
Aから見た要部図で、図5で示したトラベリングスクリ
−ン1Aにおけるノズルヘッダ−管13は、上部スプロ
ケット7を反転した直後のバスケット3を洗浄するた
め、上部スプロケット7の外径下端と略一致した高さ、
またはそれより若干下方の高さの位置でスクリ−ンハウ
ジング9の左右壁14,14により支持されて、水平に
横設されている。
示す設計図により述べる。図3は図5の水路2の上流側
Aから見た要部図で、図5で示したトラベリングスクリ
−ン1Aにおけるノズルヘッダ−管13は、上部スプロ
ケット7を反転した直後のバスケット3を洗浄するた
め、上部スプロケット7の外径下端と略一致した高さ、
またはそれより若干下方の高さの位置でスクリ−ンハウ
ジング9の左右壁14,14により支持されて、水平に
横設されている。
【0011】すなわち、この左右壁14,14によりノ
ズル管ブラケット15,15が支持されているが、この
ノズル管ブラケット15は短管16と該短管16の外周
に溶着された支持角板17とから構成し、この支持角板
17を壁14にボルト縫着している。
ズル管ブラケット15,15が支持されているが、この
ノズル管ブラケット15は短管16と該短管16の外周
に溶着された支持角板17とから構成し、この支持角板
17を壁14にボルト縫着している。
【0012】これらの1対のノズル管ブラケット15,
15間に、ノズルヘッダ−管13がフランジ結合されて
いる。このノズルヘッダ−管13の突き当たり側(一方
の管端)のノズル管ブラケット15には蓋フランジ18
が取付けられて閉塞しており、他の(他方の管端)ノズ
ル管ブラケット15にはエルボ19を介してポンプライ
ン(不図示)に接続している。
15間に、ノズルヘッダ−管13がフランジ結合されて
いる。このノズルヘッダ−管13の突き当たり側(一方
の管端)のノズル管ブラケット15には蓋フランジ18
が取付けられて閉塞しており、他の(他方の管端)ノズ
ル管ブラケット15にはエルボ19を介してポンプライ
ン(不図示)に接続している。
【0013】このノズルヘッダ−管13には、その略管
軸より上方の管側面に洗浄水ノズル4を多数螺着して設
けており、この取付位置は、バスケット3とシュ−ト1
1との位置関係で決められ、例えばシュ−ト11を通過
した位置で降下中のバスケット3に、洗浄水ノズル4か
ら洗浄圧力水5を噴射しても、塵芥は水路2外に排出さ
れないことから、洗浄水ノズル4はノズルヘッダ−管1
3の管断面の第1象限の管側面に設けることになる。
軸より上方の管側面に洗浄水ノズル4を多数螺着して設
けており、この取付位置は、バスケット3とシュ−ト1
1との位置関係で決められ、例えばシュ−ト11を通過
した位置で降下中のバスケット3に、洗浄水ノズル4か
ら洗浄圧力水5を噴射しても、塵芥は水路2外に排出さ
れないことから、洗浄水ノズル4はノズルヘッダ−管1
3の管断面の第1象限の管側面に設けることになる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかるノズ
ルヘッダ−管13では洗浄圧力水5の圧力低下が生じ、
バスケット3のネット等の濾過体の捕捉塵芥が充分洗浄
されない現象が発生した。かかる現象を分析してみる
と、次のような問題であることが判明した。
ルヘッダ−管13では洗浄圧力水5の圧力低下が生じ、
バスケット3のネット等の濾過体の捕捉塵芥が充分洗浄
されない現象が発生した。かかる現象を分析してみる
と、次のような問題であることが判明した。
【0015】管内に海水等が洗浄水ノズル4の取付位
置迄残留すると、管内に貝等が付着し、これが脱落する
と洗浄水ノズル4を詰まらせ、洗浄機能を充分発揮しな
い。
置迄残留すると、管内に貝等が付着し、これが脱落する
と洗浄水ノズル4を詰まらせ、洗浄機能を充分発揮しな
い。
【0016】管内に海水等が残留すると、ノズルヘッ
ダ−管13は通常、ステンレス鋼で構成しているので、
ステンレス鋼特有の孔食あるいは隙間腐食を起こす。
ダ−管13は通常、ステンレス鋼で構成しているので、
ステンレス鋼特有の孔食あるいは隙間腐食を起こす。
【0017】すなわち、ステンレス製ノズルヘッダ−管
13では、溶接や歪み取りの加熱でクロム不足をきっか
けとする孔食を起したり、あるいは、貝類の付着部や洗
浄水ノズル4のねじ込み部で酸素供給不足となり、ひい
ては隙間腐食を起こす原因となる。
13では、溶接や歪み取りの加熱でクロム不足をきっか
けとする孔食を起したり、あるいは、貝類の付着部や洗
浄水ノズル4のねじ込み部で酸素供給不足となり、ひい
ては隙間腐食を起こす原因となる。
【0018】前記により管に孔があくと、この孔か
ら水が噴出するため、洗浄圧力水5の圧力低下を来た
し、本来の洗浄機能を低下させ、ひいては、ノズルヘッ
ダ−管13として致命的な損傷となる。
ら水が噴出するため、洗浄圧力水5の圧力低下を来た
し、本来の洗浄機能を低下させ、ひいては、ノズルヘッ
ダ−管13として致命的な損傷となる。
【0019】特に、このノズルヘッダ−管13を使用す
るトラベリングスクリ−ン1,1Aが火力・原子力発電
所に設置される場合、約2年毎の定期補修以外は、当該
トラベリングスクリ−ン1,1Aの停止は許されず、か
かる孔あき現象は、ノズルヘッダ−管13として致命的
な損傷となる。
るトラベリングスクリ−ン1,1Aが火力・原子力発電
所に設置される場合、約2年毎の定期補修以外は、当該
トラベリングスクリ−ン1,1Aの停止は許されず、か
かる孔あき現象は、ノズルヘッダ−管13として致命的
な損傷となる。
【0020】海水取水用のトラベリングスクリ−ン
1,1Aの運転頻度は1日1時間(20分×3)のタイ
マ−運転と、前記図4および図5に示す水位差ΔHの検
知運転と、からなる自動運転になっており、したがっ
て、トラベリングスクリ−ン1,1Aは停止時間が長い
ことから、以上の〜の問題を起し易い。
1,1Aの運転頻度は1日1時間(20分×3)のタイ
マ−運転と、前記図4および図5に示す水位差ΔHの検
知運転と、からなる自動運転になっており、したがっ
て、トラベリングスクリ−ン1,1Aは停止時間が長い
ことから、以上の〜の問題を起し易い。
【0021】そこで本発明は、かかる判明した問題を解
決することを主たる目的とすると共に、既存のノズルヘ
ッダ−管にも適用できること副たる目的とするものであ
る。
決することを主たる目的とすると共に、既存のノズルヘ
ッダ−管にも適用できること副たる目的とするものであ
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明は、1)水路の全横断面を、ネットまたはバ
−からなるスクリ−ンエレメントで構成するトラベリン
グスクリ−ンで、前記ネットまたはバ−を、該水路上部
で水平に横設したスプレイノズルヘッダ−管に設けた多
数の洗浄水ノズルからの洗浄用圧力水により洗浄すると
共に、該スプレイノズルヘッダ−管の管底に1個ないし
数個の、該洗浄時の洗浄用圧力水の圧力に影響しない大
きさのドレン孔を常時開口して、該洗浄後のポンプ停止
時に管内残留水を流出させることにより、該管の腐食防
止したことを特徴とするスクリ−ン洗浄用スプレイノズ
ルヘッダ−管にあり、また、2)発電所における海水取
水路に設けた、バスケットを間断なく有するトラベリン
グスクリ−ンで、該バスケットに設けたネットまたはバ
−を、前記水路上部で水平に横設したSUS製スプレイ
ノズルヘッダ−管に設けた多数の洗浄水ノズルからの洗
浄用圧力海水により洗浄することにより、前記バスケッ
トで捕捉した塵芥をシュ−トを介して排出するトラベリ
ングスクリ−ンのスクリ−ン洗浄用スプレイノズルヘッ
ダ−管において、前記スプレイノズルヘッダ−管の一方
の管端を閉塞し、他方の管端にポンプラインを接続し、
該管断面における略第1または略第3象限の管側面に洗
浄水ノズルを設けてその噴射方向を、水平から上下に約
30度から約45度範囲の方向に拡がるようにすると共
に、該スプレイノズルヘッダ−管の管底に極少数個のド
レン孔を常時開口して、前記洗浄時の洗浄用圧力海水の
圧力に影響しないようにしながら、該洗浄後のポンプ停
止時に管内残留水を流出させることにより、該管の腐食
および/または海生物付着を防止したことを特徴とする
スクリ−ン洗浄用スプレイノズルヘッダ−管を要旨とす
るものである。
め、本発明は、1)水路の全横断面を、ネットまたはバ
−からなるスクリ−ンエレメントで構成するトラベリン
グスクリ−ンで、前記ネットまたはバ−を、該水路上部
で水平に横設したスプレイノズルヘッダ−管に設けた多
数の洗浄水ノズルからの洗浄用圧力水により洗浄すると
共に、該スプレイノズルヘッダ−管の管底に1個ないし
数個の、該洗浄時の洗浄用圧力水の圧力に影響しない大
きさのドレン孔を常時開口して、該洗浄後のポンプ停止
時に管内残留水を流出させることにより、該管の腐食防
止したことを特徴とするスクリ−ン洗浄用スプレイノズ
ルヘッダ−管にあり、また、2)発電所における海水取
水路に設けた、バスケットを間断なく有するトラベリン
グスクリ−ンで、該バスケットに設けたネットまたはバ
−を、前記水路上部で水平に横設したSUS製スプレイ
ノズルヘッダ−管に設けた多数の洗浄水ノズルからの洗
浄用圧力海水により洗浄することにより、前記バスケッ
トで捕捉した塵芥をシュ−トを介して排出するトラベリ
ングスクリ−ンのスクリ−ン洗浄用スプレイノズルヘッ
ダ−管において、前記スプレイノズルヘッダ−管の一方
の管端を閉塞し、他方の管端にポンプラインを接続し、
該管断面における略第1または略第3象限の管側面に洗
浄水ノズルを設けてその噴射方向を、水平から上下に約
30度から約45度範囲の方向に拡がるようにすると共
に、該スプレイノズルヘッダ−管の管底に極少数個のド
レン孔を常時開口して、前記洗浄時の洗浄用圧力海水の
圧力に影響しないようにしながら、該洗浄後のポンプ停
止時に管内残留水を流出させることにより、該管の腐食
および/または海生物付着を防止したことを特徴とする
スクリ−ン洗浄用スプレイノズルヘッダ−管を要旨とす
るものである。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明を添付図面に示す実施の形
態例により詳細に述べる。
態例により詳細に述べる。
【0024】図1は本発明の実施の形態例の一部切断側
面図、図2は図1のA矢視断面図およびその詳細図であ
って、従来例を示す図3、図4および図5と共通する部
分は図示および説明を省略しているので、用語にカッコ
付図面符号を付しており、また適宜、補充する必要があ
る。
面図、図2は図1のA矢視断面図およびその詳細図であ
って、従来例を示す図3、図4および図5と共通する部
分は図示および説明を省略しているので、用語にカッコ
付図面符号を付しており、また適宜、補充する必要があ
る。
【0025】本発明の実施の形態例のノズルヘッダ−管
13Aは、特に火力・原子力発電所における復水器冷却
用の海水取水路(2)に設置されたトラベリングスクリ
−ン(1),(1A)におけるスクリ−ンハウジング
(9)の左右壁(14),(14)を貫通して水平に取
付けられ、バスケット(3)のネット等濾過体を、海水
を用いた洗浄圧力水(5)を使用して洗浄するものであ
る。
13Aは、特に火力・原子力発電所における復水器冷却
用の海水取水路(2)に設置されたトラベリングスクリ
−ン(1),(1A)におけるスクリ−ンハウジング
(9)の左右壁(14),(14)を貫通して水平に取
付けられ、バスケット(3)のネット等濾過体を、海水
を用いた洗浄圧力水(5)を使用して洗浄するものであ
る。
【0026】このノズルヘッダ−管13Aはステンレス
鋼(SUS)製パイプで、管径140mmφ、管長40
30mmで、巾4500mmの水路(2)に用いられ
る。
鋼(SUS)製パイプで、管径140mmφ、管長40
30mmで、巾4500mmの水路(2)に用いられ
る。
【0027】このノズルヘッダ−管13Aには、上、下
段になって、開口径8、4mmφの洗浄水ノズル4が螺
着や溶接により多数(例えば25個)取付けられてい
る。すなわち、上段ノズルピッチ300mmで12個の
洗浄水ノズル4が管頂より若干下方の管側面(水平より
約60上向きの位置)に取付けられ、下段のノズルピッ
チも同様で13個の洗浄ノズル4が管軸と略同一平面の
管側面に取付けられている。すなわち、管断面の第1象
限に取付けられている。
段になって、開口径8、4mmφの洗浄水ノズル4が螺
着や溶接により多数(例えば25個)取付けられてい
る。すなわち、上段ノズルピッチ300mmで12個の
洗浄水ノズル4が管頂より若干下方の管側面(水平より
約60上向きの位置)に取付けられ、下段のノズルピッ
チも同様で13個の洗浄ノズル4が管軸と略同一平面の
管側面に取付けられている。すなわち、管断面の第1象
限に取付けられている。
【0028】この洗浄ノズル4はSUS製で、図2に示
すように(図2(A)は図1のA矢視断面図、(B)は
洗浄水ノズル4の平面図、(C)は洗浄水ノズル4の側
面図)、フラットノズルと呼ばれ、突設したスプレ−当
面20と、スプレ−孔21を貫通して設けた取付螺部2
2と、から構成されており、これらの上、下段の洗浄水
ノズル4はいずれも、このスプレ−当面20を下向きに
して取付けられているので、噴射の方向は、水平から上
下に約30度ないし45度の範囲で拡がるようになって
いる。
すように(図2(A)は図1のA矢視断面図、(B)は
洗浄水ノズル4の平面図、(C)は洗浄水ノズル4の側
面図)、フラットノズルと呼ばれ、突設したスプレ−当
面20と、スプレ−孔21を貫通して設けた取付螺部2
2と、から構成されており、これらの上、下段の洗浄水
ノズル4はいずれも、このスプレ−当面20を下向きに
して取付けられているので、噴射の方向は、水平から上
下に約30度ないし45度の範囲で拡がるようになって
いる。
【0029】ここにおいて、本実施の形態例のノズルヘ
ッダ−管13Aでは、その管底に管軸長さの中心部(左
右方向中心部)から左右に600mm離れて2個のドレ
ン孔(水抜孔)23,23をドリルにより常時開口して
いる。このドレン孔23の開口径を約6mmφとすれ
ば、実験によると、ポンプ駆動時には洗浄圧力水(5)
の圧力には影響なく昇圧できる大きさとなる。
ッダ−管13Aでは、その管底に管軸長さの中心部(左
右方向中心部)から左右に600mm離れて2個のドレ
ン孔(水抜孔)23,23をドリルにより常時開口して
いる。このドレン孔23の開口径を約6mmφとすれ
ば、実験によると、ポンプ駆動時には洗浄圧力水(5)
の圧力には影響なく昇圧できる大きさとなる。
【0030】したがって、バスケット(3)を洗浄した
後、ポンプ(不図示)が停止すると、下段の洗浄水ノズ
ル4およびドレン孔23によってノズルヘッダ−管13
A内の海水は完全に流出して、前記各種の問題を解消す
ることができる。
後、ポンプ(不図示)が停止すると、下段の洗浄水ノズ
ル4およびドレン孔23によってノズルヘッダ−管13
A内の海水は完全に流出して、前記各種の問題を解消す
ることができる。
【0031】なお、図1中、24は洗浄水ノズル4の取
付用螺孔、25,25はノズル管ブラケット(15),
(15)とフランジ結合するためのフランジを示す。
付用螺孔、25,25はノズル管ブラケット(15),
(15)とフランジ結合するためのフランジを示す。
【0032】
【発明の効果】本発明によると、次のような特段の効果
を奏している。すなわち、水平のスプレイノズルヘッダ
−管の管断面における略第1または第3象限の管側面
に、洗浄水ノズルを設け、しかも、管底に実験による寸
法の1個または若干個のドレン孔を設けたので、昇降運
動するネットまたはバ−に対し、所定の圧力をもった洗
浄用圧力水をシュ−トに向け左右均等に噴射することが
でき、肝心の塵芥の排出を良好にしながら、洗浄後海水
等が管内に残留しないので、管腐食および/または海生
物付着を防止することができる。
を奏している。すなわち、水平のスプレイノズルヘッダ
−管の管断面における略第1または第3象限の管側面
に、洗浄水ノズルを設け、しかも、管底に実験による寸
法の1個または若干個のドレン孔を設けたので、昇降運
動するネットまたはバ−に対し、所定の圧力をもった洗
浄用圧力水をシュ−トに向け左右均等に噴射することが
でき、肝心の塵芥の排出を良好にしながら、洗浄後海水
等が管内に残留しないので、管腐食および/または海生
物付着を防止することができる。
【0033】殊に、ドレン孔の開口のみの加工であるか
ら、コストアップは全く生じないばかりか、既存のスプ
レイノズルヘッダ−管にもポンプ圧力をそのままで昇圧
変更せずに適用することができ、スプレイノズルヘッダ
−管の取換え期間を特段に延長することができる。
ら、コストアップは全く生じないばかりか、既存のスプ
レイノズルヘッダ−管にもポンプ圧力をそのままで昇圧
変更せずに適用することができ、スプレイノズルヘッダ
−管の取換え期間を特段に延長することができる。
【0034】したがって、火力・原子力発電所における
海水取水のトラベリングスクリ−ンの所定の除塵能力を
長期間に亘り維持し、安心して放置することができ、ひ
いては、取水設備の信頼性を高めることができる。
海水取水のトラベリングスクリ−ンの所定の除塵能力を
長期間に亘り維持し、安心して放置することができ、ひ
いては、取水設備の信頼性を高めることができる。
【図1】本発明の実施の形態例の一部切断側面図であ
る。
る。
【図2】図1のA矢視断面図およびその詳細図である。
【図3】従来例の要部図である。
【図4】従来例である。
【図5】他の従来例である。
1,1A…トラベリングスクリ−ン、2…水路、4…洗
浄水ノズル、13…ノズルヘッダ−管、23…ドレン孔
浄水ノズル、13…ノズルヘッダ−管、23…ドレン孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E02B 5/00 B01D 29/38 510A 9/04 520A 33/34
Claims (2)
- 【請求項1】 水路の全横断面を、ネットまたはバ−か
らなるスクリ−ンエレメントで構成するトラベリングス
クリ−ンで、前記ネットまたはバ−を、該水路上部で水
平に横設したスプレイノズルヘッダ−管に設けた多数の
洗浄水ノズルからの洗浄用圧力水により洗浄すると共
に、該スプレイノズルヘッダ−管の管底に1個ないし数
個の、該洗浄時の洗浄用圧力水の圧力に影響しない大き
さのドレン孔を常時開口して、該洗浄後のポンプ停止時
に管内残留水を流出させることにより、該管の腐食防止
したことを特徴とするスクリ−ン洗浄用スプレイノズル
ヘッダ−管。 - 【請求項2】 発電所における海水取水路に設けた、バ
スケットを間断なく有するトラベリングスクリ−ンで、
該バスケットに設けたネットまたはバ−を、前記水路上
部で水平に横設したSUS製スプレイノズルヘッダ−管
に設けた多数の洗浄水ノズルからの洗浄用圧力海水によ
り洗浄することにより、前記バスケットで捕捉した塵芥
をシュ−トを介して排出するトラベリングスクリ−ンの
スクリ−ン洗浄用スプレイノズルヘッダ−管において、 前記スプレイノズルヘッダ−管の一方の管端を閉塞し、
他方の管端にポンプラインを接続し、該管断面における
略第1または略第3象限の管側面に洗浄水ノズルを設け
てその噴射方向を、水平から上下に約30度から約45
度範囲の方向に拡がるようにすると共に、該スプレイノ
ズルヘッダ−管の管底に極少数個のドレン孔を常時開口
して、前記洗浄時の洗浄用圧力海水の圧力に影響しない
ようにしながら、該洗浄後のポンプ停止時に管内残留水
を流出させることにより、該管の腐食および/または海
生物付着を防止したことを特徴とするスクリ−ン洗浄用
スプレイノズルヘッダ−管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000194482A JP2002013123A (ja) | 2000-06-28 | 2000-06-28 | スクリ−ン洗浄用スプレイノズルヘッダ−管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000194482A JP2002013123A (ja) | 2000-06-28 | 2000-06-28 | スクリ−ン洗浄用スプレイノズルヘッダ−管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002013123A true JP2002013123A (ja) | 2002-01-18 |
Family
ID=18693303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000194482A Pending JP2002013123A (ja) | 2000-06-28 | 2000-06-28 | スクリ−ン洗浄用スプレイノズルヘッダ−管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002013123A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101075281B1 (ko) | 2011-03-22 | 2011-10-19 | 주식회사 우승산업 | 스크래이퍼 세척부가 구비된 제진기 |
KR101325819B1 (ko) * | 2012-01-10 | 2013-11-05 | 재단법인한국조선해양기자재연구원 | 선박용 해수 스트레이너 |
JP2016003479A (ja) * | 2014-06-17 | 2016-01-12 | 宇部興産機械株式会社 | 除塵設備の運転方法 |
JP2016030927A (ja) * | 2014-07-28 | 2016-03-07 | 宇部興産機械株式会社 | 除塵設備および除塵設備の運転方法 |
KR101645201B1 (ko) * | 2016-02-17 | 2016-08-03 | 주식회사 한하산업 | 미세협잡물 제거 로타리 제진장치 |
-
2000
- 2000-06-28 JP JP2000194482A patent/JP2002013123A/ja active Pending
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KR101645201B1 (ko) * | 2016-02-17 | 2016-08-03 | 주식회사 한하산업 | 미세협잡물 제거 로타리 제진장치 |
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