JPH08218035A - シリコーン樹脂含有の硬化性シリコーン塗料 - Google Patents

シリコーン樹脂含有の硬化性シリコーン塗料

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JPH08218035A
JPH08218035A JP7301255A JP30125595A JPH08218035A JP H08218035 A JPH08218035 A JP H08218035A JP 7301255 A JP7301255 A JP 7301255A JP 30125595 A JP30125595 A JP 30125595A JP H08218035 A JPH08218035 A JP H08218035A
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silicone resin
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Leslie E Carpenter
エール カーペンター レスリー
Robert Alan Ekeland
アラン エクランド ロバート
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた剥離性を有するシリコーン樹脂を含有
する硬化性シリコーン塗料の提供。 【解決手段】 該硬化性シリコーン塗料組成物は、オレ
フィン系オルガノポリシロキサン、オルガノ水素シロキ
サン、白金触媒、および反応物質の割合を一定に保って
製造される最終シリコーン樹脂の変動を少なくする連続
法によって製造されるシリコーン樹脂からなる。該シリ
コーン樹脂は硬化性シリコーン塗料組成物に添加したと
きに有利な剥離性を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコーン樹脂を
含有する硬化性シリコーン塗料に関する。これらの樹脂
は、反応物質の比率を一定に保って生成する最終シリコ
ーン樹脂の変動を少なくする連続法によって製造され
る。我々の方法によって製造されるシリコーン樹脂は、
硬化性シリコーン塗料に添加したときに有益な性質を与
える。
【0002】
【従来の技術】シリコーン剥離塗料にシリコーン樹脂を
使用することは、これまでに技術的に記載されている。
例えば、米国特許第3,527,659号は、R3 Si
/2単位と、Siに結合したヒドロキシ基を0.6
重量%以下有するSiO2 単位との共重合体の使用を教
示している(式中のRは炭素原子数が2以下の一価の炭
化水素基を示す)。米国特許第4,123,604号も
Siに結合したビニル基メチル水素ポリシロキサンを添
加することによって硬化するシリコーン剥離組成物にR
3 SiO1/2単位、SiO単位および(CH2 =C
H)R2 SiO1/2の類似共重合体の使用を記載して
いる。これらの組成物は中間領域の剥離特性を与える。
【0003】EP−A(ヨーロッパ特許公開)第010
8208号は、無溶媒のシリコーン剥離組成物にR3
iO1/2単位およびSiO2 単位を有する高水準のビ
ニル樹脂を導入するためにキヤリヤー希釈剤として、不
飽和有機単量体(α−オレフイン)の使用を開示してい
る。これらのシリコーン樹脂は、シリコーン剥離組成物
の剥離を調節させる被制御剥離添加剤(すなわち、被覆
基材から接着剤を分離するのに必要な力(g)として作
用する。
【0004】米国特許第4,322,518号は、液体
の共重合体オルガノポリシロキサンとビニルまたはヒド
ロキシル含有ポリジオルガノシロキサンから成る同様の
組成物を特許請求しているが、その液体共重合有機シロ
キサンはSiに結合したヒドロキシ基を含有する樹脂質
共重合体シロキサンの有機溶媒溶液の均一混合体を生成
することにより調製し、R3 SiO1/2単位とSiO
2 単位から成り(式中のRはヒドロカルビル基であっ
て、R3 SiO1/2単位SiO2 単位の比は0.6〜
0.9/1である)、その均一混合体を加熱させ乍ら液
体有機水素ポリシロキサンによって硬化させる。得られ
た組成物は紙のコーティング使用して接着剤の制御自在
剥離を提供している。
【0005】米国特許第4,533,575号は、エチ
レン不飽和ポリシロキサン、ポリシロキサン、金属含有
のビドロシリル化触媒、抑制剤として1,4−ジカルボ
ン酸化合物および任意成分としてMQ樹脂剥離調節剤を
混合することによって硬化性有機ケイ素組成物を生成す
る工程から成る方法に関する。
【0006】米国特許第4,611,042号は、Si
2 単位、トリメチルシロキサン単位および5−ヘキセ
ニルジメチルシロキサン単位のようなアルケニルジメチ
ルシロキサン単位を含有するキシレン可溶性の樹脂質共
重合体を扱っている。その樹脂質共重合体は、シリコー
ン剥離塗料において接着剤に対して中間領域の力を提供
する成分として有用である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これに対して、本発明
は独特に調製したシリコーン樹脂を含有する硬化性シリ
コーン塗料組成物に関する。上記資料はいずれも、ここ
に開示する方法によって調製したシリコーン樹脂を含有
する硬化性シリコーン塗料を開示していない。本発明
は、化合物に少なくとも2個のオレフイン系炭化水素基
を有する有機ケイ素化合物、少なくとも1つの有機水素
ケイ素化合物、白金族金属含有触媒および連続法によっ
て製造したシリコーン樹脂から成る硬化性シリコーン塗
料組成物を提供する。
【0008】本発明の目的は、硬化性シリコーン塗料に
おける高剥離添加物として作用するシリコーン樹脂を提
供することにある。
【0009】さらに本発明の目的は、硬化性シリコーン
塗料に添加する剥離調節剤の提供にある。
【0010】また、本発明の目的は、種々の剥離速度に
おいて有益な剥離性を特徴とするシリコーン樹脂を含有
する硬化性シリコーン塗料の提供にある。
【0011】さらに本発明の目的は、感圧接着剤積層組
成物における剥離力を制御するのに有効なシリコーン樹
脂の提供にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)化合物
当たり少なくとも2つのオレフイン系炭化水素基を有す
る有機ケイ素化合物;(B)少なくとも1つの有機水素
ケイ素化合物;(C)白金族金属含有の触媒;および
(D)(1)(a)式SiX4 〔式中のXはハロゲン原
子または式OR(Rは炭素原子数が1〜6のアルキル
基、アリール基およびアリールアルキル基から選んだ基
である)を有する基である〕を有するシラン;(b)ア
ルコール処理のハロゲン化シラン;および(c)一般式
【化1】 (式中R1 は炭素原子数が1〜6のアルキル基、アリ−
ル基およびアリールアルキル基から選び、dは1〜3の
値を有する)を有するアルキル・シリケートまたはその
部分加水分解縮合物から選んだシランを縮合触媒と連続
法で混合し;(2)該工程(1)の反応混合物に制御剤
を添加して水性層または縮合触媒層および有機シリコー
ン樹脂含有層を生成し;(3)その有機シリコーン樹脂
含有層から水性層または縮合触媒層を分離し;そしてそ
の有機シリコーン樹脂含有量をストリッピングするプロ
セスによって調製したシリコーン樹脂(前記シラン/前
記縮合触媒の重量比は該プロセス中一定である)から成
る硬化性シリコーン塗料組成物を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】成分(A)は、化合物につき少な
くとも2つのオレフイン系炭化水素基を有する有機ケイ
素化合物である。この成分(A)は固体または全ての粘
度を有する液体、例えば自由流動性、ガム状物質または
炭化水素に可溶性の樹脂にすることができる。
【0014】成分(A)における多ケイ素原子は、シロ
キサン結合を提供する酸素原子または脂肪族系飽和炭化
水素、炭化水素エーテル、ハロ炭化水素エーテルおよび
シルカルバン結合を提供するハロ炭化水素基を含む二価
の基によって結合される。成分(A)における二価の基
は必要に応じて同一または異種にすることができる。望
ましい二価の炭化水素基は炭素原子数が1〜20のアル
キレン基である。成分(A)として適当なオルガノポリ
シロキサン化合物は線状、分枝、環状およびそれらの混
合体にすることができる。
【0015】成分(A)のオレフイン系炭化水素基は2
〜20個の炭素原子を有する。これらの基は、ビニル基
および式−R(CH2 CH=CH2 〔式中Rは−
(CH2 −または−(CH2 CH=CH−を示
し、mは1、2または3の値を有し、nは3または6の
値を有しpは3、4または5の値を有する〕で表わされ
る高級アルケニル基から選択するのが望ましい。式−R
(CH2 CH=CH2 で表わされる高級アルケニル
基は少なくとも6個の炭素原子を含有する。例えば、R
が−(CH2 −を示すとき、高級アルケニル基は5
−ヘキセニル、6−ヘプテニル、7−オクテニル、8−
ノネニル、9−デセニルおよび10−ウンデセニルを含
む。Rが−(CH2 CH=CH−を示すとき、高級
アルケニル基は4,7−オクタジエニル、5,8−ノナ
ジエニル、5,9−デカジエニル、6,11−ドデカジ
エニルおよび4,8−ノナジエニルを含む。5−ヘキセ
ニル、7−オクテニル、9−デセニルおよび5,9−デ
カジエニルから選んだアルケニル基が望ましい。それら
の基が末端不飽和のみを含有するようにRが−(C
2 −を示すことがさらに望ましく;そして最適の
基はビニル基と5−ヘキセニル基である。
【0016】成分(A)の望ましいポリジオルガノシロ
キサンの特定例は、
【0017】
【式1】 および を含む〔式中Me、Vi、HexおよびPhは以後それ
ぞれメチル、ビニル、5−ヘキセニルおよびフエニルを
示し、aは0〜1000、そしてbは0〜100の範囲
である。下付き記号のaおよびbの値は、成分(A)の
シロキサン重合体が25℃で少なくとも25ミリパスカ
ル−秒(mPa・s)の粘度を有する値である。aは1
0〜200の値を有し、bは1〜10の値を有すること
が望ましい。 成分(A)の量は有機ケイ素化合物
(B)、白金金属含有触媒(C)、シリコーン樹脂
(D)および任意成分の有無に依存して変わる。組成物
の全重量を基準にして、0〜95重量%のA成分の使用
が望ましい、そして90〜99重量%のAを使用するこ
とがさらに望ましい。
【0018】成分(B)は少なくとも1つの有機水素ケ
イ素化合物から成る。成分(B)は、脂肪族の不飽和を
含まず、二価の基と結合したケイ素原子2個以上を含有
する有機水素ケイ素化合物が望ましい。成分(B)は、
Si原子当り平均1〜2個のSiに結合した一価の基、
および化合物当り平均して少なくとも1個、望ましくは
2、3個またはまたはそ以上のSiに結合した水素原子
を有する。有機水素化合物(B)は、平均3個以上、例
えば5、10、20、40、70、100またはそれ以
上のSiに結合した水素原子を含むことが望ましい。成
分(B)として適当な有機水素シロキサン化合物は線
状、分枝、環状化合物およびそれらの混合体にすること
ができる。
【0019】望ましい一価の炭化水素基に関して、適当
な有機水素ケイ素化合物の例は、
【0020】
【式2】 および を含む〔式中Cは0〜1000の値を有する〕。
【0021】極めて望ましい線状有機水素ケイ素化合物
は式YMe2 SiO(Me2 SiO)(MeYSi
O)SiMe2 Y〔式中Yは水素原子またはメチル基
を示す〕を有する。化合物当り平均して少なくとも2個
のY基は水素原子でなければならない。下付き記号pお
よびqは0以上、1またはそれ以上の平均値を有するこ
とができる。そしてpとqの和は前記のようにCと等し
い値を有する。米国特許第4,154,714号は極め
て望ましい有機水素ケイ素化合物を示している。
【0022】(B)成分として特に望ましいものは、ビ
ス(トリメチルシロキシ)−ジメチルジハイドロジエン
ジシロキサン、ヘプタメチル水素トリシロキサン、ヘキ
サメチル二水素トリシロキサン、メチル水素シクロシロ
キサン、ペンタメチルペンタハイドロジエンシクロペン
タシロキサン、ペンタメチル水素ジシロキサン、ポリメ
チル水素シロキサン、テトラメチルテトラハイドロジエ
ンシクロテトラシロキサン、テトラメチルジハイドロジ
エンシロキサンおよびメチル水素シロキサン−ジメチル
シロキサン共重合体である。
【0023】使用する成分(B)の量は、オレフイン系
有機ケイ素化合物(A)、白金族金属含有触媒(C)、
シリコーン樹脂(D)の量、および任意成分の有無によ
って変わる。組成物の全重量を基準にして、0.5〜9
0重量%、最適には1〜10重量%の成分(B)の使用
が望ましい。
【0024】成分(C)は、成分(B)のSiに結合し
た水素原子と成分(A)のSiに結合したオレフイン系
炭化水素基との反応を促進する白金族金属含有触媒にす
ることができる。白金族とはルテニウム、ロジウム、パ
ラジウム、オスミウム、イリジウムおよび白金を意味す
る。
【0025】成分(C)は、広く使用されている入手可
能という点で白金含有触媒が望ましい。それらは、優れ
た剥離力の点から見て本発明の組成物に望ましい効果を
与える。白金含有触媒は白金族の金属の化合物または錯
体にすることができる。望ましい白金触媒はクロロ白金
酸の形態、または米国特許第2,823,218号の教
示している一般に利用される六水和物または無水物の形
態である。特に有効に触媒は、有機ケイ素系における分
散性の容易な観点から、米国特許第3,419,593
号に開示されているような、クロロ白金酸が脂肪族系不
飽和有機ケイ素化合物と反応するときに得られる組成物
である。
【0026】使用する白金族の金属含有触媒の量は、成
分(B)のSiに結合した水素原子と成分(A)のオレ
フイン系炭化水素基との間の室温反応を促進させるのに
十分な量存在し、かつ抑制剤の使用によってその反応を
調節不能にさせる程多くない限り、狭く限定されない。
触媒の正確な量は使用する特定の触媒に依存し、容易に
予測できない。しかしながら、白金含有触媒の量は、成
分(A)の100万重量部当り1重量部の白金金属と低
くすることができる。成分(C)は、成分(A)の10
0万部当り10〜10,000重量部の量で添加するこ
とが望ましく、50〜250重量部の白金がさらに望ま
しい。
【0027】シリコーン樹脂(D)は前記の方法によっ
て製造される。の方法の工程(1)は、連続法で前記シ
ランの1つ(a、bまたはc)を縮合触媒と混合するこ
とから成る。用語「連続法」は、一般に新しい出発材料
を静的混合機や混合ループのような適当な混合装置に連
続的に供給することを意味する。シラン(a)は、式S
iX4 〔Xはハロゲンまたは式OR(Rは炭素原子数が
1〜6のアルキル基、アリール基およびアリールアルキ
ル基から選んだ基である。)〕を有するシランである。
Xとして適当なハロゲンはフッ素、塩素、臭素およびヨ
ウ素を含む。Xは塩素が望ましい、従って望ましいシラ
ン(a)はテトラクロロシラン(SiCl4 )である。
工程(1)のシラン(a)のXは、式OR(Rは炭素原
子数が1〜6のアルキル基、アリール基およびアリール
アルキル基から選んだ基である)を有する基にすること
もできる。Rとして適当なアルキル基はメチル、エチ
ル、プロピル、ブチルおよびヘキシルを含む;アリール
基はフエニルおよびナフチルによって例示される;そし
てアリールアルキル基はフエニルメチル、フエニルエチ
ル、フエニルプロピル、フエニルヘキシルおよびフエニ
ルオクチルのような基によって例示される。従って、シ
ラン(a)はテトラメトキシシラン、テトラエトキシシ
ラン、またはテトラプロポキシシランのようなテトラア
ルコキシシランにすることができる。望ましいアルコキ
シシランはテトラメトキシシランおよびテトラメトキシ
シランである。
【0028】工程(1)のシランはアルコール処理した
ハロゲン化シランにすることもできる。ハロゲン化シラ
ンはブロモシラン、クロロシランおよびフルオロシラン
によって例示される。望ましいシランは式R2 3 4
SiY〔式中R2 、R3 およびR4 は水素原子、炭素原
子数が1〜12のアルキル基、炭素原子数が2〜12の
アルケニル基、アリール基、アリールアルキル基および
式C2n+1CH2 CH2 〔式中nは1〜6であ
り、Yはハロゲン原子である〕を有するペルフルオロア
ルキルエチル基から選ぶ。基R2 、R3 およびR4 は必
要に応じて同一または異なるものにできる。R2 、R3
またはR4 として適当なアルキル基はメチル、エチル、
プロピル、ブチル、ヘキシルおよびオクチルを含む;ア
リル基はフエニルおよびナフチルによって例示される;
アリルアルキル基はフエニルメチル、フエニルエチル、
フエニルプロピル、フエニルヘキシルおよびフエニルオ
クチルのような基によって例示される。ペルフルオロア
ルキルエチル基はペルフルオロメチルエチル、ペルフル
オロジエチル、ペルフルオロブチルエチルおよびペルフ
ルオロオクチルエチルを含む。R2 、R3 またはR4
して適当なアルケニル基はビニルおよび5−ヘキセニル
を含む。シラン(b)のYとして適当なハロゲンはフッ
素、塩素、臭素およびヨウ素を含む。Yは塩素が望まし
い。望ましいシランはトリメチルクロロシラン、トリエ
チルクロロシラン、トリメチルブロモシラン、トリエチ
ルブロモシラン、トリメチルフルオロシラン、トリエチ
ルフルオロシラン、ジメチルビニルクロロシランおよび
ジメチル−5−ヘキセニルクロロシランを含む。これら
のシランは、それらの使用前のアルコールで処理する。
それらの使用前にシランを処理するのに適当なアルコー
ルはメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノー
ル、ヘキサノール、オクタノール、イソプロパノール、
イソブタノール、アリルアルコール、シクロヘキサノー
ルおよびベンジルアルコールを含む。シランの処理に望
ましいアルコールはエタノール、メタノールおよびイソ
プロパノールである。シランは、シランがシラン(b)
として使用する前にアルコールと接触する限り、へらや
機械的かくはん機のような適当な手段が使用してアルコ
ールで処理する。アルコールは、その使用前に単にシラ
ンと混合することが望ましい。シランとアルコールとの
比は、シランとアルコールの全重量を基準にして少なく
とも1重量%のアルコールを使用してシランを処理する
限り重量ではない。
【0029】工程(1)のシランは、一般式
【化2】 〔式中R1 は炭素原子数が1〜6のアルキル基、アリ−
ル基およびアリールアルキル基から選ぶ基であり、dは
1〜3の値を有する〕の単位を有する(C)アルキル・
シリケートまたはその部分加水分解縮合物にすることも
できる。R1 はメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペ
ンチルおよびヘキシルのようなアルキル基;フエニルお
よびナフチルのようなモノ環状アリール基の如きアリー
ル基;およびフエニルメチル、フエニルエチル、フエニ
ルプロピル、フエニルヘキシルおよびフエニルオクチル
のようなアリールアルキル基によって例示される。シラ
ン(C)として使用するアルキル・シリケートまたはそ
の部分加水分解縮合物の例は、テトラエチルシリケー
ト、テトラメチルシリケート、テトラプロピルシリケー
ト、エチルポリシリケート、メチルポリシリケートおよ
びプロピルポリシリケートを含む。アルキル・シリケー
トとして望ましいのはエチルポリシリケートである。
使用するシランの量は、使用する縮合触媒および抑制剤
の量に依存して変わる。反応物質(すなわち、シラン、
触媒、抑制剤および任意成分)の全重量を基準にして、
5〜75重量%のシラン、さらに望ましくは30〜40
重量%のシランを用いることが望ましい。
【0030】シランの1つ(a、bまたはc)は、次に
工程(1)で縮合触媒と混合される。縮合触媒は、二重
の機能、すなわち、アルコキシシランのシラノール(S
iOH)への加水分解の促進機能;および2つのシラノ
ール基の縮合を触媒してSiOSi結合と水の生成を触
媒する機能をする。縮合触媒は、アルコキシシランとシ
ラノール間の反応を促進してSiOSi結合とアルコー
ルを生成する。縮合触媒は有機または無機プロトン酸が
望ましい。その縮合触媒は、例えば、塩酸(HCL)、
臭化水素酸(HBr)、ヨウ化水素(HI)、硝酸(H
NO3 )、硫酸(H2 SO4 )、リン酸(H3
4 )、スルホン酸(例えば、トリフルオロメタン・ス
ルホン酸)および炭酸のような無機酸、酢酸(例えば、
トリフルオロ酢酸)、プロピオン酸、ギ酸、安息香酸お
よびサリチル酸のような有機酸;シュウ酸、フタル酸セ
バシン酸およびアジピン酸のようなジカルボン酸;オレ
イン酸、パルミチン酸、ステアリン酸およびフエニルス
テアリン酸のような脂肪酸である。塩酸、硫酸およびス
ルホン酸から選んだ縮合触媒を用いることが望ましい。
【0031】また、縮合触媒の水溶液を使用することが
望ましい。触媒の水溶液はこれら触媒の1つを少なくと
も5重量%含有しなければならない、そして、特に、少
なくとも10重量%の触媒を含有する触媒の水溶液の使
用が望ましい。
【0032】使用する縮合触媒の量は用いるシランおよ
び抑制剤の量に依存して変わる。反応物質の全重量を基
準にして、1〜40重量%の縮合触媒の使用が望ましい
が、5〜15重量%の縮合触媒の使用がさらに望まし
い。
【0033】シランに縮合触媒の添加は、工程(1)の
混合物を重合して反応混合体を生成する。その用語「重
合」は、一般にアルコキシ基を含有するシランから得た
ケイ酸の酸触媒縮合を意味する。工程(1)の混合物の
重合は時効脚において生じることが望ましい。時効脚
は、反応に用いる流量で必要な重合時間を逐行するのに
十分な容積をもった一定長さのパイプから成る。
【0034】工程(2)は、工程(1)の反応混合物に
抑制剤(quenching agent)を添加する
ことから成り、それによって水性層または縮合触媒層お
よび有機シリコーン樹脂含有層が生成する。用語「抑制
(quenching)(またはキヤッピング)」は、
反応部位を1種以上の化合物で封鎖することによってケ
イ酸の縮合がさらに進行するのを抑制するプロセスを意
味する。その抑制剤は式R5 6 7 SiZを有するシ
ランが望ましい〔式中R5 、R6 およびR7 は水素原
子;炭素原子数が1〜12のアルキル基;炭素原子数が
2〜12のアルケニル基;アリール基;アリールアルキ
ル基;および式C2n+1CH2 CH2 (式中に1
〜6である)を有するペルフルオロアルキルエチルから
選ぶ;Zはハロゲン原子または式OR8 (式中R8 は炭
素原子数が1〜6のアルキル基;アリール基;およびア
リールアルキル基から選ぶ基である)を有する基であ
る〕。基R5 、R6 およびR7 は必要に応じて同一また
は異なるものにできる。R5 、R6 またはR7 として適
当なアルキル基はメチル、エチル、プロピル、ブチル、
ヘキシルおよびオクチルを含む;アリール基は、例えば
フエニルまたはナフチルである。アリールアルキル基
は、例えばフエニルメチル、フエニルエチル、フエニル
プロピル、フエニルヘキシルおよびフエニルオクチルの
ような基である;ペルフルオロアルキルエチル基はペル
フルオロメチルエチル、ペルフルオロジエチル、ペルフ
ルオロブチルエチルおよびペルフルオロオクチルエチル
を含む。R5、R6 またはR7 として適当なアルケニル
基はビニルおよび5−ヘキセニルを含む。Zとして適当
なハロゲンはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素およびアスタ
チンを含む。Zは塩素が望ましい。R8 用のアルキル
基、アリール基およびアリールアルキル基は、それらの
望ましい実施例を含み前述した通りである。その抑制剤
は、式(R5 6 7 Si)2 O〔式中R5 、R6 およ
びR7 は前記定義の通り〕を有するジシロキサンにする
こともできる。基R5 、R6 およびR7 は必要に応じて
同一または異なるものにできる。ジシロキサンのR5
6 またはR7 として適当なアルキル基は、例えばメチ
ル、エチル、プロピル、ブチル、ヘキシルおよびオクチ
ルである;アリール基としては、例えばフエニルまたは
ナフチルである;アリールアルキル基としては、例えば
フエニルメチル、フエルエチル、フエニルプロピル、フ
エニルヘキシルおよびフエニルオクチルのような基であ
る。ペルフルオロアルキルエチル基はペルフルオロメチ
ルエチル、ペルフルオロジエチル、ペルフルオロブチル
エチルおよびペルフルオロオクチルエチルを含む。ジシ
ロキサンのR5 、R6 またはR7 として適当なアルケニ
ル基はビニルおよび5−ヘキセニルを含む。シリコーン
樹脂(D)の製造に適当なジシロキサンの例は、テトラ
メチルジシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、テト
ラメチルジビニルシロキサン、テトラメチルジー5−ヘ
キセニルシロキサン、テトラメチル−3,3,3−トリ
フルオロプロピルジシロキサン、テトラメチルジエチル
シロキサン、テトラメチルジフエニルジシロキサンおよ
びジエチルジフエルジビニルジシロキサンを含む。ジシ
ロキサンの2種以上の混合体も使用される。望ましいジ
シロキサンはヘキサアルキルジシロキサン、特にヘキサ
メチルジシロキサンである。
【0035】反応に直接関与しない有機溶媒は、任意に
抑制剤に添加または抑制剤と混合して該抑制剤を希釈ま
たは水性層と有機層との十分な混合をさせることができ
る。有機溶媒と例としては、メタノール、エタノール、
イソプロパノール、アセトン、テトラヒドロフラン(T
HF)、塩化メチレン、アセトニトリル、メチルエチル
ケトン、ホワイトスピリット、塩素化炭化水素、ベンゼ
ン、トルエンおよびキシレンを含む。望ましい有機溶媒
はヘプタンおよびキシレンを含む。工程(1)の混合体
への抑制剤の添加は、溶液を水相と有機シリコーン樹脂
含有層との2相に分離させる。
【0036】使用する抑制剤の量はシラン、縮合触媒の
量および必要な場合の有機溶媒の量に依存して変わる。
抑制剤の量は、反応物質の全重量を基準にして5〜75
重量%使用することが望ましく、20〜40重量%が最
適である。
【0037】工程(3)は水性層または縮合触媒層を有
機シリコーン樹脂含有層から分離することから成る。樹
脂層および水性層/縮合触媒層の分離は、非混和性層を
相分離させ、低密度層を分離容器の上部から取り出し次
に高密度層を分離容器の底部から取り出すことから成
る。2相を機械的に分離する方法は、2相が単離される
限り重要ではない。分離は当業者が周知の分離方法、例
えば蒸発、蒸留、乾燥、ガス吸収、沈降、溶媒抽出、プ
レス抽出、吸着および濾過によって達成される。有機シ
リコーン樹脂含有層から水性層/縮合触媒層の分離は沈
降によって行なうことが望ましい。
【0038】工程(4)は、有機シリコーン樹脂含有層
のストリッピングから成る。この層混合物から余分の抑
制剤を除去するためにストリッピングされる。揮発性成
分のストリッピング法は周知であって、ここでさらに説
明する必要はない。蒸留、蒸発、液体混合体および分子
蒸留器に水蒸気、空気または他のガスの通過、ロートエ
バポレータまたはワイプ・フイルム・エバポレータを含
む揮発性成分の除去法はいずれも使用できる。有機シリ
コーン樹脂層をストリッピングする望ましい方法は真空
蒸留によるものである。シランと縮合触媒の重量比は、
シリコーン樹脂(D)の製造中一定であることが重要で
ある。この重量比の維持によってシリコーン樹脂を連続
的に製造できる。
【0039】我々の方法によってシリコーン樹脂が製造
されたら、次にそれを成分(A)、(B)および(C)
に添加して硬化性塗料組成物を生成する。使用する成分
(D)の量は、オレフイン系シロキサン(A)、有機水
素ケイ素化合物(B)、白金族金属含有触媒(C)の量
および任意成分の有無に依存して変わる。組成物の全重
量を基準にして、1〜90重量%の(D)成分の使用が
望ましいが、10〜60重量%のD成分の使用がさらに
望ましい。
【0040】本発明の組成物は、さらに抑制剤から成
る。該抑制剤は既知の物質または白金族金属含有触媒の
触媒活性の抑制に使用できる物質にすることができる。
用語「抑制剤」は、組成物の、例えば10重量%以下を
添加したときに、混合物の高温硬化を妨げることなく成
分(A)、(B)および(C)の硬化性混合物の室温硬
化を抑制する物質を意味する。適当な抑制剤の例はエチ
レン性または芳香族性不飽和アミド、アセチレン化合
物、エチレン性不飽和イソシアナート、オレフィン系シ
ロキサン、不飽和炭化水素ジエステル、共役エン−イエ
ン、ヒドロペルオキシド、ニトリルおよびジアジリジン
を含む。
【0041】好適な抑制剤は、米国特許第3,445,
420号に開示されているようなエテニルシクロヘキサ
ノールおよびメチルブチノールを含むアセチレンアルコ
ール;マレイン酸ジアリルおよびマレイン酸ジメチルの
ような不飽和カルボン酸エステル;米国特許第4,56
2,096号および第4,774,111号に開示され
ているようなフマル酸ジエチル、フマル酸ジアリルおよ
びマレイン酸ビス−(メトキシイソプロピル)を含むマ
レエートおよびフマレート;および米国特許第4,46
5,818号、第4,472,563号および第4,5
59,396号に開示さているような共役エン−イエン
を含む。上記特許は本発明の組成物に抑制剤として使用
するのに適当な化合物の製造法を教示している。マレエ
ートおよびフマレートは本発明に望ましい抑制剤であ
る。
【0042】好適なマレエートおよびフマレートは式R
3 (OQ)2 CCH=CHCO2 (QO)
3 〔式中R3 は炭素原子数が1〜10の一価の炭化水素
基を表わし、各Qは独立に炭素原子数が2〜4のアルキ
レン基を表わす〕を有する。R3はメチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、ペンチルまたはヘキシ
ルのようなアルキル基;フエニルまたはベンジルのよう
なアリール基;ビニルまたはアリルのようなアルケニル
基;アルキニル基;またはシクロヘキシルのような環状
炭化水素基にすることができる。Qは−CH2 CH
2 −、−CH2 (CH3)CH−、−CH2 CH2 CH
2 −、−CH2 CH2 CH2 CH2 −、−CH2(CH
3 CH2 )CH−および−CH3 CH2 (CH3 )CH
−、にすることができる。マレエートおよびフマレート
の個々のR3 基およびQ基は必要に応じて同一または異
なるものにすることができる。下付き記号tの値は0ま
たは1の値を有する。tの個々の値は必要に応じて同一
または異なるものにすることができる。マレイン酸ビス
−メトキシイソプロピルおよびフマル酸ジエチルは本発
明に好適な抑制剤である。
【0043】使用する抑制剤の量は重要ではなく、高温
での触媒反応を妨げることなく前記室温での触媒反応を
抑制する量にすることができる。特定抑制剤の必要量は
白金族金属含有触媒の濃度および種類;成分(A)、
(B)、(C)および(D)の性質および量;および任
意成分の有無に依存するから、室温における特定の浴寿
命を得るために抑制剤の特定量を示唆することはできな
い。組成物の全重量を基準にして0〜10重量%の抑制
剤の使用が望ましい。マレエート抑制剤を用いる場合に
は0.5〜1.5重量%の抑制剤を全組成物に添加し、
フマレート抑制剤を使用する場合には0.8〜2.0重
量%を添加することが望ましい。
【0044】本発明の組成物は、さらに米国特許第5,
036,117号に記載されているような室温の硬化反
応をさらに抑制するのに十分な全量における浴寿命延長
剤化合物から成りうる。例えば、1つ以上の第一級また
は第二級アルコール・グループ、カルボン酸(室温で水
にさらしたときにカルボン酸を生じる化合物を含む)、
環状エーテルおよび水を含む化合物である。第一級およ
び第二級アルコール;エチレングリコール、プロピレン
グリコールおよびグリセリンのようなジオールおよびト
リオール;2−メトキシエタノール、2−メトキシプロ
パノールおよび2−メトキシイソプロパノールのような
ジオールおよびトリオールの部分エーテル;テトラヒド
ロフラン;または水および鉱酸、アルカリ類および塩類
の水性溶液が含まれる。炭素原子数が10以下の第一級
および第二級アルコールが最適である。それらは、例え
ばメタノール、1−ブタノール、2−ブタノール、テト
ラデカノールおよび他のアルカノール、例えば、エタノ
ール、正およびイソ−プロパノール、イソブタノール、
正、第二級−およびイソ−ペンタノール、−ヘキサノー
ル、−ヘプタノールおよび−オクタノール;ベンジルア
ルコール、フエノールおよび他の芳香族アルコール、例
えばメチルフエニルカルビノールおよびZ−フエルエチ
ルアルコール;アリルアルコールおよびシクロヘキサノ
ールを含む。浴寿命延長剤はベンジルアルコールまたは
水が極めて望ましい。
【0045】浴寿命延長剤の使用量は重要ではなくて、
延長剤を含有しない同一組成物の浴寿命より長い組成物
の浴寿命を与える量に過ぎない。浴寿命延長剤の量は成
分(A)の重量を基準にして10重量と高くすることが
できる。浴寿命延長剤の量は、成分(A)の重量を基準
にして0.1〜5%の範囲内が望ましく、1〜3%が最
適である。
【0046】本発明の組成物は、さらに希釈剤から成る
ことができる。希釈剤としては、例えばヘプタン、ヘキ
サン、ヘプタン、オクタンおよびノナンのような脂肪族
炭化水素;ベンゼン、トルエンおよびキシレンのような
芳香族炭化水素;アセトン、メチルエチルケトンおよび
メチルイソブチルケトンのようなケトン類;およびトリ
クロロエタン、ペルクロロエチレン、ブロモベンゼンの
ようなフッ素−、塩素−、および臭素−置換脂肪族また
は芳香族炭化水素の如きハロゲン化希釈剤を含む。2種
以上の希釈剤も一緒に使用できる。
【0047】希釈剤の量は重要でなく、当業者によって
容易に決定できる。我々の組成物は0〜90重量%の希
釈剤を含有するが、70〜90重量%の使用が望まし
い。
【0048】本発明は、さらに(A)化合物当り少なく
とも2個のオレフイン系炭化水素基を有する有機ケイ素
化合物;(B)少なくとも1つの有機水素ケイ素化合
物;(C)白金族の金属含有触媒;および(D)(1)
(i)アルコキシシラン、(ii)ハロゲン化シランお
よび(iii)アルキルシリケートから選んだシランを
(iv)トリアルキルハロシランまたは(v)ジシロキ
サンから選んだケイ素化合物と混合する工程;(2)工
程(1)の混合物にアルコールを添加する工程;(3)
工程(2)の混合物へ水、水の混合体および縮合触媒を
添加することによって水性層と有機−シリコ−ン樹脂含
有層を生成させる工程;(4)その有機シリコーン樹脂
含有層から水性層を分離する工程;および(5)有機−
シリコーン樹脂含有層をストリッピングする工程のプロ
セス(前記シランと触媒または水および縮合触媒の混合
体との重量比は該プロセスを通して一定である)によっ
て調製したシリコーン樹脂から成る第2の硬化性シリコ
ーン塗料組成物を提供する。
【0049】成分(A)、(B)および(C)は、それ
らの望ましい実施例および量を含んで既に記載した通り
である。シラン樹脂(D)を調製する工程(1)は、
(i)アルコキシシラン、(ii)ハロゲン化シランお
よび(iii)アルキル・シリケートから選んだシラン
を(iv)トリアルキルハロシランまたは(v)ジシロ
キサンから選んだケイ素化合物と連続的に混合すること
から成る。アルコキシシラン(i)は式SiOR4 〔式
中Rは炭素原子数が1〜6のアルキル基、アリール基お
よびアリールアルキル基から選んだ基である〕を有する
シランである。Rとして適当なアルキル基は前記の通り
である。従って、アルコキシシラン(i)はテトラメト
キシシラン、テトラエトキシシランまたはテトラプロポ
キシシランのようなテトラアルコキシシランにすること
ができる。好適なアルコキシシランはテトラメトキシラ
ンおよびテトラエトキシシランである。ハロゲン化シラ
ン(ii)の例としてはブロモシラン、クロロシランお
よびフルオロシランのようなシランである。かかるシラ
ンは式SiX4 〔Xはハロゲンである〕を有する化合物
によって例示される。Xとして適当なハロゲンはフッ
素、塩素、臭素およびヨウ素を含む。Xが塩素であっ
て、従ってシラン(ii)としてはテトラクロロシラン
(SiCl4 )が望ましい。
【0050】工程(1)のシランはアルキル・シリケー
ト(iii)にすることもできる。(iii)として望
ましいアルキル・シリケートは、一般式
【化3】 〔式中R1 は炭素原子数が1〜6のアルキル基、アリー
ル基およびアリールアルキル基から選ぶ基であり、dは
1〜3の値を有する〕の単位を有するアルキル・シリケ
ートまたはその部分加水分解縮合物にすることもでき
る。従って、R1 はメチル、エチル、プロピル、ブチ
ル、ペンチルおよびヘキシルのようなアルキル基;フエ
ニルおよびナフチルのようなモノ環状アリール基の如き
アリール基;およびフエニルメチル、フエニルエチル、
フエニルプロピル、フエニルヘキシルおよびフエニルオ
クチルのようなアリールアルキル基によって例示され
る。シラン(iii)として使用するアルキル・シリケ
ートまたはその部分加水分解縮合物の例は、テトラエチ
ルシリケート、テトラメチルシリケート、テトラプロピ
ルシリケート、エチルポリシリケート、メチルポリシリ
ケートおよびプロピルポリシリケートを含む。アルキル
・シリケートとして望ましいのはエチルポリシリケート
である。
【0051】使用するシランの量は、使用するケイ素化
合物、アルコール、水および任意の縮合触媒(それらは
全て以下に記載する)に依存して変わる。反応物質の全
重量を基準にして5〜75重量%のシランを使用するこ
とが望ましいが、30〜40重量%のシランを使用する
ことが最適である。
【0052】工程(1)のシランは次に(iv)トリア
ルキルハロシランまたは(v)ジシロキサンから選んだ
ケイ素化合物と混合される。望ましいトリアルキルハロ
シランは式R2 3 4 SiY〔式中R2 、R3 および
4 およびそれらの好適実施態様は前に定義した通りで
ある〕を有する。基R2 、R3 およびR4 は必要に応じ
て同一または異なるものにすることができる。望ましい
トリアルキルハロシランはトリメチルクロロシラン、ト
リエチルクロロシラン、トリメチルブロモシラン、トリ
エチルブロモシラン、トリメチルフルオロシラン、トリ
エチルフルオロシラン、ジメチルビニルクロロシランお
よびジメチル−5−ヘキセニルクロロシランを含む。
【0053】ケイ素化合物はジシロキサン(v)にする
こともできる。望ましいジシロキサンは式(R5 6
7 Si)2 O〔式中R5 、R6 およびR7 およびそれら
の好適実施態様は前に定義した通りである〕を有する。
基R5 、R6 およびR7 は必要に応じて同一または異な
るものにすることができる。使用できるジシロキサンの
例およびその好適実施態様も前に定義した通りである。
【0054】使用するケイ素化合物の量は用いるシラ
ン、アルコール、水および任意の縮合触媒の量に依存し
て変わる。そのケイ素化合物の望ましい使用量は、全反
応物質を基準にして5〜75重量%、最適には20〜4
0重量%である。
【0055】工程(2)は工程(1)の混合物へアルコ
ールを添加することから成る。適当なアルコールはメタ
ノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ヘキ
サノール、オクタノール、イソプロパノール、イソブタ
ノール、アリルアルコール、シクロヘキサノールおよび
ベンジルアルコールを含む。望ましいアルコールはエタ
ノール、メタノールおよびイソプロパノールである。そ
のアルコールは、へらや機械的混合機での混合のような
適当な手段を使用して工程(1)の混合物に添加する。
アルコールは工程(1)で生成した混合物と単に混合す
るのが望ましい。 使用するアルコールの量は用いるシ
ラン、ケイ素化合物、水および任意の縮合触媒の量に依
存して変わる。使用するアルコールの望ましい量は、反
応物質の全重量を基準にして0〜50重量%、最適には
5〜20重量%である。
【0056】工程(3)は、工程(2)の混合物に水ま
たは水と縮合触媒混合体を添加し、それによって水性層
と有機−シリコン−樹脂含有層を生成することから成
る。従って、工程(2)で生成した混合物に水、または
水と縮合触媒の混合体を添加する。縮合触媒は、アルコ
キシシランのシラノール(SiOH)とアルコールへの
加水分解を促進すること;および2つのシラノール基の
縮合を触媒してSiOSi結合と水を生成するという二
重の機能を果たす。その縮合触媒はアルコキシシランと
シラノール間の反応を促進してSiOSi結合とアルコ
ールを生成することもできる。この反応は、シリコーン
樹脂の製造中に存在する酸性条件のために生じにくい。
この縮合触媒は前に定義した通りである。塩酸、硫酸お
よびスルホン酸から選んだ縮合触媒を使用することが望
ましい。
【0057】縮合触媒の水溶液を使用することが望まし
い。該触媒水溶液は少なくとも5重量%の触媒を含有し
なければならない。少なくとも10重量%の触媒を含有
する水溶液の使用が望ましい。工程(2)の混合物に水
または水と縮合触媒の混合体の添加によって水性層と有
機−シリコーン樹脂含有層を生成する。
【0058】水の量は使用するシラン、ケイ素化合物、
アルコールおよび任意の縮合触媒の量に依存して変わ
る。工程(3)で水だけを使用する場合には、反応物質
の全重量を基準にして5〜50重量%水を使用すること
が望ましいが、20〜30重量%が最適である。しか
し、水と縮合触媒の混合体を使用する場合には、水と縮
合触媒を99重量%水/1重量%触媒の割合で添加する
ことが望ましく、90重量%水/10重量%触媒の割合
で添加するのが最適である。
【0059】工程(4)は有機−シリコーン樹脂含有層
から水性層を分離することからなる。2相の分離はその
好適実施態様を含む前記のように達成される。
【0060】工程(5)は有機−シリコーン樹脂含有層
のストリッピングからなる。このストリッピングはその
好適実施態様を含む前記のように達成される。
【0061】シリコーン樹脂の分離は、さらに工程
(3)の後で混合物を加熱することからなる。その混合
物は20℃〜100℃の温度での加熱が望ましく、40
〜70℃の温度での加熱がさらに望ましい。
【0062】シリコーン樹脂(D)の調製中は、シラン
と縮合触媒、水またはその混合体との重量比は一定であ
ることが重要である。この重量比の維持によって、シリ
コーン樹脂を連続的に調製することができる。
【0063】使用する成分(D)の量はオレフイン系シ
ロキサン(A)、有機水素ケイ素化合物(B)、白金族
金属含有触媒(C)および任意成分の有無によって変わ
る。組成物の全重量を基準にして1〜90重量%の
(D)を使用することが望ましく、10〜60重量%の
(D)の使用が最適である。
【0064】硬化性塗料組成物は、さらに抑制剤、浴寿
命延長剤および/または希釈剤から成りうる。その抑制
剤、浴寿命延長剤および/または希釈剤は、それらの量
および望ましい実施態様と共に前に記載した通りであ
る。
【0065】我々の組成物は、白金属の金属触媒化有機
ケイ素組成物に一般に使用される任意成分、例えば、補
強および増量用充てん剤、脂肪族不飽和を含まない炭化
水素およびハロ炭化水素、着色剤、安定剤、接着調節
剤、接着剤−剥離調節剤、等を含むことができる。特
に、接着剤剥離剤を有する塗料組成物は、さらに周知の
高剥離添加剤から成る。
【0066】本発明の組成物は、成分(A)、(B)、
(C)、(D)および任意の成分を適当な混合手段、例
えば、へら、ドラム・ローラ、機械的かくはん機、三本
ロール練り機、シグマ・ブレード・ミキサー、パン・ド
ウ・ミキサーまたは二本ロール練り機を使用して均一に
混合することによって調製することができる。成分
(A)〜(D)および任意成分を混合する順序は重要で
はないが、成分(A)、(C)および(D)を成分
(B)および任意に抑制剤の存在下で一緒にすることが
極めて望ましい、そして最終の混合工程で行なうのが最
適である。抑制剤(使用する場合)を成分(C)、続い
て成分(A)および(D)、次に浴寿命延長剤(使用の
場合)そして最後に成分(B)を混合することが極めて
望ましい。
【0067】本発明は、さらに基材と接着剤(該接着剤
は基材から剥離する)から成る積層品の製造法に関す
る。この方法は(1)基材の表面に硬化性シリコーン塗
料組成物をコーテイングする工程(該組成物は前記硬化
性塗料組成物のいずれかからなる)、(2)その被膜を
(i)熱または(ii)化学線から選んだエネルギー源
に被膜を硬化させるの十分な量さらす工程、および
(3)その被膜の上に感圧接着剤を付加する工程からな
る。
【0068】本発明の組成物は二次成形性組成物として
の用途を有して有機ケイ素品、例えばO−リング、管、
電線(針金)被覆、ガスケット、封入剤、シーラントお
よび塗料組成物を提供する。
【0069】我々の硬化性塗料組成物において調製され
るシリコーン樹脂はMQ樹脂(M(R3 SiO1/2
/Q(SiO2 )の種々の比率を有する。)を含む。前
記の方法によって広範囲のシリコーン樹脂を製造するこ
とができる、そしてそれらの構造は反応物質の添加およ
び選択の独創性に左右される。
【0070】シリコーン樹脂(D)は出発のシランの選
択によってそれらの樹脂構造に組み込んだオルガノ官能
価も有する。上記出発材料の組合せ添加を通して、種々
のシリコーン樹脂を製造することができる。
【0071】シリコーン樹脂(D)は所定含量のSiH
基を有するMQを有するシロキサン樹脂であることが望
ましい。10%以下の一価の基がSiH官能価を有する
MQシロキサン樹脂も製造することができる。本発明の
組成物に適当なMQ樹脂は5重量%までのOHおよびO
R基を有しうる。それぞれの反応物質は順次または同時
に添加して必要な物理、化学的性質をもった新規樹脂を
得ることができる。シリーン樹脂(D)は全てそれらの
製造方法のために高純度を有する。存在する酸または塩
基不純物は極めて低い。
【0072】シリコーン樹脂(D)の製造中の反応温度
は20℃〜100℃の範囲内、または40〜70℃の範
囲内に維持することが望ましい。
【0073】シリコーン樹脂(D)の製造用加熱装置の
特定例を図1に示す。図1は、我々のシリコーン剥離塗
料に塗加するシリコーン樹脂の製造用加熱装置の略図で
ある。図1は加熱マット(12)に配置された20Lの
5首丸底フラスコ(10)を示す。1つのネックは還流
冷却器(14)を備え、別のネックは熱伝対(16)を
備え、中心のネックはかくはん装置(18)を備えた。
不活性窒素雰囲気を有する第1タンク(20)は供給ラ
インで第1ぜん動ポンプ(22)へ接続され;不活性窒
素雰囲気を有する第2タンク(24)は供給ラインで第
2ゼン動ポンプ(26)へ接続され、そしてそれらはポ
ンプ(22)、(26)の排出物が第1静ミキサー(2
8)で混合されるように作られた。不活性窒素雰囲気
(30)を有する第3タンクは供給ラインによって第3
ぜん動ポンプ(32)へ接続され、第3ポンプ(32)
の排出物が第2静ミキサー(34)へ向けられるように
作られた。第1静ミキサー(28)の排出物は、次に第
3静ミキサー(36)において第3タンク(30)の排
出物と混合された。第3静ミキサー(36)からの排出
物は供給ラインを介して適当な長さのテフロン・チュー
ブのコイルから成る。エージ・レグ(age leg)
38内に供給された。エージ・レグ38は、反応温度を
制御する恒温槽(40)に浸漬された。エージ・レグ
(38)の排出物は、フラスコ(10)の熱伝対(1
6)に接続されたネック(42)へ送られた。不活性窒
素雰囲気を有する第4タンク(44)は供給ラインによ
って第4ぜん動ポンプ(46)へ接続され、第4タンク
(44)からの材料をフラスコ(10)の還流冷却器
(14)へ接続されたネック(48)へ直接送るように
作られた。不活性窒素雰囲気を有する第5タンク(5
0)は供給ラインによって第5ぜん動ポンプ(52)へ
接続され、三方弁でその排出物がネック(48)を介し
て直接フラスコ(10)へ向けられるか、または供給ラ
インを通して第2静ミキサー(34)へ向けられて、そ
の排出物がタンク(30)の排出物と混合されるように
作られた。本発明のシリコーン樹脂の製造には他の装置
も使用できることは当業者には明らかである。
【0074】以下の試料の数平均分子量(Mn)および
重量平均分子量(Mw)はゲル浸透クロマトグラフィー
によって決定した。分子量分布は、移動相としてクロロ
ホルムを使用したサイズ排除クロマトグラフィ−および
9.1μmにおける赤外検出によって測定した。較正規
準はガス浸透圧法によって評価した類似材料の狭い分子
量画分であった。
【0075】多分散性は、重量平均分子量を以下の試料
の数平均分子量(Mw)によって割ることにより決定し
た。
【0076】H(水素)として測定したSiHの濃度は
重量%として測定し、かつ塩化水銀をシランの水素で還
元することによっても測定した。シランの水素は塩化水
銀を還元してシラン(R3 SiH)の1モル当り2モル
の塩酸を遊離する。その遊離酸はアルコールカリで定量
的に滴定して、その結果を水素%として計算した。M
(R3 SiO1/2)単位とQ(SiO2 )単位との比
はケイ素(29)NMR(29Si)で測定した。NM
Rスペクトル上のM領域おびQ領域の積分比を比較して
M単位/Q単位の比を決定した。
【0077】
【実施例1】本発明の方法によってビニル官能シリコン
樹脂を製造した。第1タンク(20)に1000gのテ
トラエチルオルトシリケート、50.8gのテトラメチ
ルジビニルジシロキサンおよび309.6gのヘキサメ
チルジシロキサンを充てんした。第2タンク(24)に
884gの無水エタノール、257gの濃塩酸(HC
l)および689gの水を充てんした。タンク(20)
および(24)の内容物は一緒に静ミキサーを通って、
それぞれ37.1g/分および52.1g/分の流量で
500gのヘプタンを含有するかくはん反応器(10)
にポンプで送られる。この実験のエージ・レグ(38)
は外径が6.4mmで長さが3.7mのテフロン・チュ
ーブからなった。添加が完了したとき、温度を60℃に
上げて2時間保った。かくはんを停止し、水性層を排出
除去して、有機層を蒸留水250mlの3アリコートで
洗浄して残留酸のないようにした。その有機層を乾燥
し、ヘプタン溶媒を除去して650gの粘性樹脂が後に
残った。そのシリコ−ン樹脂のMnは1485、Mwは
2062そして多分散性は1.38であった。樹脂のビ
ニル含量は2.5重量%と測定された。
【0078】
【実施例2】上記の方法によって別のビニル官能シリコ
ーン樹脂を製造した。タンク(20)に1000gのテ
トラエチルオルトシリケートおよび885gの無水エタ
ノールを充てんした。タンク(24)に144.2gの
蒸留水と42.2gの濃HClを充てんした。タンク
(30)に576.6gの蒸留水と168.7gの濃H
Clを充てんした。タンク(44)に56.1gのビニ
ルジメチルクロロシランと586.6gのトリメチルク
ロロシランを充てんした。次に71.4gのジビニルテ
トラメチルジシロキサンと715gのヘキサメチルジシ
ロキサンをフラスコ(10)に添加した。この反応に対
して、静ミキサー(28)と(36)間の距離は外径が
6.4mmのテフロン・チューブで45.8mそしてエ
ージ・レグ(38)の距離は外径が6.4mmのテフロ
ン・チューブで1.9mであった。タンク(20)、
(24)および(30)からの内容物は一緒にそれぞれ
78.8、7.9および31.6g/分の流量でポンプ
で送られた。タンク(44)の内容物は、シリケートの
混合物がフラスコ(10)に流入し始めたら28.1g
/分の流量でフラスコ(10)にポンプで送った。タン
クの内容物が排出された後、フラスコ(10)の温度を
60℃に上げて、かくはんしながら、2時間保持した。
次にかくはんを停止して水性層を排出させた。過剰溶媒
中の樹脂を洗浄して無酸状態にして乾燥した。次にその
溶媒を真空下で除去することにより、後に610gの粘
性油が残った。シリコーン樹脂のMnは1496、Mw
は2099そして多分散性は1.4であった。シリコー
ン樹脂のビニル含量は1.22重量%であった。
【0079】
【実施例3】我々の方法によって別のビニル官能シリコ
ーン樹脂を製造した。タンク(20)に207.6gの
ビニルジメチルクロロシラン、435.4gのトリメチ
ルクロロシランおよび1000gのテトラエチルオルト
シリケートを充てんした。タンク(24)に884.7
gの無水エタノール、689.0gの蒸留水および25
7.3gの濃HClを充てんした。フラスコ(10)に
500gのヘプタンを充てんした。タンク(20)と
(24)の内容物は、一緒に静ミキサーを利用してそれ
ぞれ77.3と99.9g/分の流量でエージ・レグに
静ミキサーを利用してそれぞれ77.3と99.9g/
分の流量でエージ・レグ38(この実験では外径が6.
4mmのテフロン・チューブで長さが3.7mであっ
た)を通してフラスコ(10)にポンプで送った。タン
ク(20)と(24)の内容物が排出された後、フラス
コ(10)の温度を60℃に上げて2時間維持した。次
に、かくはんを止めて、水性層を排出させた。溶媒中の
樹脂を250mlの蒸留水の3アリコートで洗浄して無
酸状態にさせた。樹脂を乾燥し、真空下でヘプタンを除
去して、後に640gの粘性油が残った。その樹脂をG
PCで分析した結果、Mnが1495、Mwが190
8、そして多分散性が1.27であった。ビニル含量は
3.77重量%であった。
【0080】
【比較実施例1】ケイ酸ナトリウムから合成された市販
のMQ樹脂は、通過のビニルジメチルクロロシラン(こ
のシリコーン樹脂は本質的に米国特許第2,676,1
82号によって製造した)で処理することによって完全
な機能化を受けた。機能化された樹脂は、次に真空スト
リッピングにより過剰クロロシランの95%を除去し、
中性になるまで水で洗浄し、乾燥して、GPCおよびビ
ニル含量分析をした。その結果、Mnが4352、Mw
が16490そして多分散性が3.78であった。ビニ
ル含量は2.2重量%であった。
【0081】
【実施例4−7】実施例1、2、3および比較例1のシ
リコーン樹脂をシリコーン剥離塗料に添加し、基材上に
コーティングし、硬化して、次に剥離力を試験した。次
に、一般式ViMe2 SiO(Me2 SiO)SiM
eViと重合度30を有するオルガノポリシロキサンに
前記シリコーン樹脂の各々を別々に、得られる混合物が
公称粘度1000センチストークス(mm2 /S)に達
するまで添加した。4つの混合物の各々において目標粘
度に達するのに必要な樹脂固体分の量を表1(重量%樹
脂で示す)に示す。次に4つの混合物の各々に1.85
gの白金触媒(クロロ白金酸とジビニルテトラメチルジ
シロキサンから生成させた0.67%の白金1.85g
を含有する可溶性白金錯体)およびビス(2−メトキシ
−1−メチルエチル)マレエイト1.05gを添加し
て、かくはんした。
【0082】その後、シリコーン樹脂を含有する4つの
混合物の各々40gまたは80gを、一般式ViMe2
SiO(Me2 SiO)SiMe2 Vi、150の重
合度を有し連鎖当り約2単位のメチルビニルシロキシを
含有するオルガノポリシロキサン100g、白金触媒
1.85g(クロロ白金酸とジビニルテトラメチルジシ
ロキサンから生成させた0.67%の白金を含有する可
溶性白金錯体)、およびビス(2−メトキシ−1−メチ
ルエチル)マレエイト1.05gの混合物の100g
(表1に40%溶液または80%溶液として示す)に別
々に添加した。次に、その4つの混合物の各々に、シロ
キサン連鎖に70モル%のメチル水素部分と全重合度4
0を有するトリメチルシロキシ末端封鎖ポリジメチルシ
ロキサン−メチル水素シロキサン共重合体を1.1:1
のSiH/ビニル比(4g)で添加した。次に得られた
4つの硬化性塗料組成物を24.5kgのSCK紙の上
にロールコータ−上のブレードにおける連コート重量当
り454g塗工した。その塗膜は、そのペーパーシート
を150℃の炉に30秒間通過させることによって直ち
に硬化させた。そのコーテッドシートを一晩エージング
させて紙を再水和させた後、市販のホットメルト接着剤
裏付紙を積層させた。この積層品を1晩貯蔵して、剥離
力試験装置において2.54cm×30.5cm長さの
ストリップを異なる3つの速度で引っ張ることによって
剥離力を測定した。表1に示した数値はそれぞれのスト
リップの4回の引張試験の平均である。引張速度は3
0.5cm/分、1016cm/分および10,160
cm/分の平均であった。各試料を試験した速度は表1
に示す。剥離力は表1にグラムで示す。剥離塗料1は実
施例1で製造したシリコーン樹脂を含有し、剥離塗料2
は実施例2で製造したシリコーン樹脂を含有し、剥離塗
料3は実施例3のシリコーン樹脂を含有し、剥離塗料4
は比較例1で製造したシリコーン樹脂を含有した。
【0083】 表 1 樹脂 剥離速度 剥離力剥離塗料 重量% 溶液% (cm/分) (g) 1 70.9 40 30.5 26.5 2 83.5 40 30.5 12.2 3 83.9 40 30.5 27.7 4 40 40 30.5 17.7 1 70.9 40 1016 29.6 2 83.5 40 1016 28.7 3 83.9 40 1016 41 4 40 40 1016 22.8 1 70.9 40 10,160 53.9 2 83.5 40 10,160 61 3 83.9 40 10,160 68.3 4 40 40 10,160 47.6 1 70.9 80 30.5 370 2 83.5 80 30.5 127.5 3 83.9 80 30.5 410 4 40 80 30.5 56.3 1 70.9 80 1016 96.3 2 83.5 80 1016 86.3 3 83.9 80 1016 219.8 4 40 80 1016 37.2 1 70.9 80 10,160 60.1 2 83.5 80 10,160 114.2 3 83.9 80 10,160 73.4 4 40 80 10,160 46.7
【0084】
【発明の効果】表1から、前記独特に製造したシリコー
ン樹脂を含有する我々の硬化性組成物(剥離塗料1〜
3)は、高剥離速度において比較塗料(剥離塗料4)よ
りも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 シリコーン樹脂(D)の製造用反応装置であ
る。
【符号の説明】
10 フラスコ 12 加熱マント 14 還流冷却器 16 熱伝対 18 機械的かくはん機 20 第1タンク 22 第1ぜん動ポンプ 24 第2タンク 26 第2ぜん動ポンプ 28 第1静ミキサー 30 第3タンク 32 第3ぜん動ポンプ 34 第2静ミキサー 36 第3静ミキサー 38 エージ・レグ 40 恒温槽 42,48 ネック 44 第4タンク 46 第4ぜん動ポンプ 50 第5タンク 52 第3ぜん動ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 183/08 C09D 183/08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)化合物当たり少なくとも2個のオ
    レフイン系炭化水素基を有する有機ケイ素化合物; (B)少なくとも1つの有機水素ケイ素化合物; (C)白金族の金属を含有する触媒;および (D)(1)(a)式SiX4 〔式中のXはハロゲン原
    子または式OR(式中のRは炭素原子数が1〜6のアル
    キル基、アリール基およびアリールアルキル基から選ん
    だ基である)を有する基である〕を有するシラン;
    (b)アルコール処理したハロゲン化シラン;および
    (c)一般式 〔式中R1 は炭素原子数が1〜6のアルキル基、アリー
    ル基およびアリールアルキル基から選び;dは1〜3の
    値を有する〕を有するアルキルシリケートまたはその部
    分加水分解縮合物から選んだシランを縮合触媒と連続的
    に混合する工程; (2)該工程(1)の反応混合物に抑制剤を添加するこ
    とによって、水性層または縮合触媒層および有機−シリ
    コ−ン樹脂含有層を形成させる工程;(3)有機−シリ
    コーン樹脂含有層から水性層または縮合層を分離する工
    程;および(4)有機−シリコーン樹脂含有層をストリ
    ッピングする工程のプロセス(前記シラン/前記縮合触
    媒の重量比は該プロセスを通して一定である)によって
    製造されたシリコーン樹脂からなることを特徴とする硬
    化性シリコーン塗料組成物。
  2. 【請求項2】 (A)化合物当たり少なくとも2個のオ
    レフイン系炭化水素基を有する有機ケイ素化合物; (B)少なくとも1つの有機水素ケイ素化合物; (C)白金族の金属を含有する触媒;および (D)(1)(i)アルコキシシラン、(ii)ハロゲ
    ン化シランおよび(iii)アルキルシリケートから選
    んだシランと、(iv)トリアルキルハロシランおよび
    (v)ジシロキサンから選んだケイ素化合物とを連続的
    に混合する工程;(2)前記工程(1)の混合物にアル
    コールを添加する工程;(3)前記工程(2)の混合物
    に水、または水と縮合触媒の混合体を添加することによ
    って、水性層と有機−シリコーン樹脂含有層を形成させ
    る工程;(4)該有機−シリコーン樹脂含有層から水性
    層を分離する工程;および(5)前記有機−シリコーン
    含有層をストリッピングする工程のプロセス(前記シラ
    ン/前記水または該シラン/水と縮合触媒との前記混合
    体の重量比は該プロセスを通して一定である)によって
    製造されたシリコーン樹脂からなることを特徴とする硬
    化性シリコーン塗料組成物。
  3. 【請求項3】 さらに、前記工程(3)の後の混合物を
    加熱する工程よりなる請求項2の組成物。
  4. 【請求項4】 (1)請求項1または請求項2の組成物
    からなる硬化性シリコーン塗料組成物を基材の表面にコ
    ーテイングする工程; (2)得られた被膜および基材を(i)熱または(i
    i)化学線から選んだエネルギー源に被膜が硬化するの
    に十分な量さらす工程;および (3)前記被膜に感圧接着剤を塗布する工程からなるこ
    とを特徴とする基材および接着剤が基材から剥離する構
    成の接着剤の積層品の製造法。
JP7301255A 1994-12-20 1995-11-20 シリコーン樹脂含有の硬化性シリコーン塗料 Withdrawn JPH08218035A (ja)

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