JPH08217626A - ゲル状化粧料 - Google Patents

ゲル状化粧料

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JPH08217626A
JPH08217626A JP2213195A JP2213195A JPH08217626A JP H08217626 A JPH08217626 A JP H08217626A JP 2213195 A JP2213195 A JP 2213195A JP 2213195 A JP2213195 A JP 2213195A JP H08217626 A JPH08217626 A JP H08217626A
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Teruhiko Hineno
照彦 日根野
Tomiyuki Nanba
富幸 難波
Keiichi Uehara
計一 植原
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 のびが軽く、しっとりとした独特の感触を有
し、かつ密閉系ではもちろん開放系においても経時安定
性に優れたシリコーン油含有ゲル状化粧料を得ることを
目的とする。 【構成】 (1)シリコーン油の1種または2種以上
と、(2)下記一般式(A)で示されるポリエーテル変
性シリコーンの1種または2種以上と、(3)水と、
(4)多価アルコール系化合物の1種または2種以上
と、を構成成分とし、前記多価アルコール系化合物を5
〜30重量%(但し、5重量%を除く)を配合すること
を特徴とするゲル状化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゲル状化粧料に関し、
詳しくは、のびが軽く、しっとりとした独特の感触を有
し、密閉系においてはもちろん、開放系においても経時
安定性が優れたゲル状化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコーンオイルは、のびが軽くさっぱ
りとした感触を有することから、メイクアップ化粧料、
頭髪化粧料をはじめとするさまざまな化粧料および医薬
部外品に配合されている。特に、ゲル状化粧料として
は、液状ファンデーション、サンスクリーンジェル、モ
イスチャークリーム、ヘアジェル、制汗クリーム等に使
用されている。シリコーン油を含有するゲル状組成物と
しては、シリコーンオイル100重量部にデキストリン
脂肪酸エステル2〜30重量部を含有するゲル状組成物
(特公平3−6179号公報)、オルガノハイドロジェ
ンポリシロキサン架橋重合物と低粘度シリコーン油から
なるゲル状組成物およびこれを含有する化粧料(特開昭
63−152308号公報)等が提案されている。
【0003】ところが、これら従来のシリコーン油含有
ゲル状化粧料は経時での安定性が悪く、シリコーン油が
分離するという問題があった。この問題を解決するため
に、本発明者らは、特定のシリコーン化合物および低級
アルコールを含有するゲル状化粧料を提案しているが、
このゲル状化粧料は、しっとりとした感触に欠け、チュ
ーブ等の密閉性の悪い容器中では、粘度低下が生じると
いう問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは上記事情
に鑑み、のびが軽く、しっとりとした独特の感触を有
し、かつ密閉系ではもちろん開放系においても経時安定
性に優れたシリコーン油含有ゲル状化粧料を得るべく鋭
意研究を重ねた結果、特定のシリコーン化合物および多
価アルコール系化合物を配合することによりこの課題を
解決し得ることを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、
(1)シリコーン油の1種または2種以上と、(2)下
記一般式(A)で示されるポリエーテル変性シリコーン
の一種または二種以上と、(3)水と、(4)多価アル
コール系化合物の1種または2種以上と、を構成成分と
し、前記多価アルコール系化合物を5〜30重量%(但
し、5重量%を除く)を配合するを構成成分とすること
を特徴とするゲル状化粧料である。
【0006】一般式(A)
【化2】 〔ただし、式中Aはメチル基、フェニル基及び一般式:
−C36O(C24O)a(C36O)b'(式中、R'
は水素原子、アシル基、および炭素数1〜4のアルキル
基からなる群から選択される基であり、またaは5〜5
0の整数であり、bは5〜50の整数である。)で示さ
れるポリオキシアルキレン基からなる群から選択される
基であり、3つのAのうちすくなくとも1つはポリオキ
シアルキレン基である。Rはメチル基またはフェニル基
であり、またmは50〜1000の整数であり、nは1
〜40の整数である。〕
【0007】また、本発明に用いられるシリコーン油
は、特に限定されるものではないが、具体的には、ジメ
チルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、
ジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合
体等の低粘度から高粘度までのジオルガノポリシロキサ
ン;オクタメチルシクロテトラシロキサン,デカメチル
シクロペンタシロキサン,テトラメチルテトラフェニル
テトラシクロシロキサン等の環状シロキサン;高重合度
のガム状ジメチルポリシロキサン,ガム状のジメチルシ
ロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体,ガム状
ジメチルポリシロキサンの環状シロキサン溶液;トリメ
チルシロキシケイ酸等,トリメチルシロキシケイ酸の環
状シロキサン溶液等が例示され、さらに炭素原子数6〜
50のアルキル基を有するジオルガノポリシロキサン,
アミノ変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、フッ
素変性シリコーン等が例示される。
【0008】また、上記シリコーン油の内、のびの軽さ
の点で特に優れた使用性が得られるため、環状ジメチル
ポリシロキサンが好ましい。
【0009】さらに、本発明のゲル状化粧料において、
シリコーン油の配合量は特に限定されないが、30〜8
0重量%が好ましい。
【0010】上述の範囲とすることにより、ゲル状化粧
料の安定性を良好に保つことができるという効果が得ら
れる。
【0011】また、本発明に用いられるポリエーテル変
性シリコーンは一般式:
【化3】 で示される、ポリオキシアルキレン基を有するオルガノ
ポリシロキサンである。〔ただし、式中Aはメチル基、
フェニル基及び一般式:−C36O(C24O)a(C3
6O)b'(式中、R'は水素原子、アシル基、および
炭素数1〜4のアルキル基からなる群から選択される基
であり、またaは5〜50の整数であり、bは5〜50
の整数である。)で示されるポリオキシアルキレン基か
らなる群から選択される基であり、3つのAのうち少な
くとも1つはポリオキシアルキレン基である。Rはメチ
ル基またはフェニル基であり、またmは50〜1000
の整数であり、nは1〜40の整数である。〕
【0012】R' のアシル基として、具体的には、ホル
ミル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチロイル基、
アクリロイル基、ベンゾイル基、トルオイル基等が例示
され、炭素数1〜4のアルキル基として、具体的には、
メチル基、エチル基、i−プロピル基、n−プロピル
基、t−ブチル基、n−ブチル基が例示される。なお、
ポリオキシアルキレン基において、aまたはbが5未満
である場合には、ポリエーテル変性シリコーンが十分な
増粘効果を示さなくなり、またaまたはbが50を超え
る場合には、得られたゲル状化粧料がべとつき感を有す
るようになる。また、ポリオキシアルキレン基の含有量
は特に限定されないが、ポリオキシアルキレン基の含有
量が20〜70重量%であることが望ましい。これは、
ポリオキシアルキレン基の含有量が20重量%未満の場
合には、ポリエーテル変性シリコーンの増粘効果が著し
く低下するためであり、また70重量%を超える場合に
は、シリコーン油との相溶性が低下するためである。
【0013】また、mは50〜1000の整数であり、
nは1〜40の整数である。これは、mが50未満であ
り、nが1未満である場合には、増粘効果が不十分であ
り、またmが1000を超え、かつnが40を超える場
合には、得られたゲル状化粧料がべとつき感を有するよ
うになるからである。
【0014】また、本発明に用いられるポリエーテル変
性シリコーンの分子量は特に限定されず、またその25
℃における粘度は特に限定されないが、特に安定性のあ
るゲルを形成し、さらさら感を有することから、本発明
に用いられるポリエーテル変性シリコーンをオクタメチ
ルテトラシロキサンの50重量%溶液とした時の粘度が
1000〜100000cpsの範囲であることが好ま
しい。
【0015】また、本発明に用いられるポリエーテル変
性シリコーンの配合量は特に限定されず、好ましくは2
〜30重量%で、より好ましくは5〜15重量%の範囲
である。これは、本発明のゲル状化粧料において、ポリ
エーテル変性シリコーンの配合量が2重量%未満である
と、安定なゲル状化粧料を得ることができないためであ
り、また30重量%を超えるとゲル状化粧料がべたつき
感を有するようになるためである。
【0016】また、本発明に用いられる水の配合料は
0.2〜80重量%の範囲であることが好ましく、最も
好ましくは2〜6重量%の範囲である。これは、水の配
合量が0.2重量%以下であると安定なゲル状化粧料が
得られず、また80重量%を超えると、ゲル状化粧料か
ら水が分離し、安定なゲル状化粧料が得られないためで
ある。
【0017】本発明に用いられる多価アルコール系化合
物は特に限定されないが、エチレングリコール、プロピ
レングリコール、トリメチレングリコール、1,2−ブ
チレングリコール、1,3−ブチレングリコール、テト
ラメチレングリコール、2,3−ブチレングリコール、
ペンタメチレングリコール、2−ブテン−1,4−ジオ
ール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール等
の2価アルコール、グリセリン、トリメチロールプロパ
ン、1,2,6−ヘキサントリオール等の3価のアルコ
ール、ペンタエリスリトール、キシリトール等の4価以
上の多価アルコール、ソルビトール、マンニトール、マ
ルチトール、マルトトリオース、ショ糖、エリトリトー
ル、グルコース、フルクトース、デンプン分解物、マル
トース、キシリトース、デンプン分解糖還元アルコール
等の糖アルコールがあげられる。さらに、これら低分子
多価アルコールのほかに、ジエチレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ジグ
リセリン、ポリエチレングリコール、トリグリセリン、
テトラグリセリン、ポリグリセリン等の多価アルコール
重合体、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチ
レングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコー
ルモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニ
ルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテ
ル、エチレングリコールモノ2−メチルヘキシルエーテ
ル、エチレングリコールイソアミルエーテル、エチレン
グリコールベンジルエーテル、エチレングリコールイソ
プロピルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテ
ル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレング
リコールジブチルエーテル等の2価のアルコールアルキ
ルエーテル類、ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコ
ールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチル
エーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエ
チレングリコールメチルエチルエーテル、トリエチレン
グリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコー
ルモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチ
ルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピ
レングリコールイソプロピルエーテル、ジプロピレング
リコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチ
ルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル等
の2価アルコールアルキルエーテル類、エチレングリコ
ールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコー
ルモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコール
モノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモ
ノフェニルエーテルアセテート、エチレングリコールジ
サクシネート、ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテ
ルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテ
ルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエー
テルアセテート、プロピレングリコールモノフェニルエ
ーテルアセテート等の2価アルコールエーテルエステル
類、キミルアルコール、セラキルアルコール、バチルア
ルコール等のグリセリンモノアルキルエーテル類、テト
ラハイドロフルフリルアルコール、POEテトラハイド
ロフルフリルアルコール、POPブチルエーテル、PO
P POEブチルエーテル、トリポリオキシプロピレン
グリセリンエーテル、POPグリセリンエーテル、PO
Pグリセリンエーテルリン酸、POP POEペンタエ
リスリトールエーテル等があげられる。
【0018】また、本発明に用いられる多価アルコール
系化合物の配合量は、5〜30重量%(5重量%を除
く)の範囲とし、5〜15重量%が好ましい。
【0019】これは、多価アルコールの配合量が5重量
%以下の場合は、ゲル状化粧料の安定化効果が減少する
ためであり、又、30重量%を超える場合は得られたゲ
ル状化粧料がべたつきを有するようになるためである。
【0020】尚、上記多価アルコール系化合物の内、特
にしっとりとした良好な使用感が得られるため、保湿剤
として用いられているものが好ましい。例えば、1,3
−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ソル
ビトール、プロピレングリコール、グリセリン等が使用
性の点から特に好ましい。
【0021】本発明のゲル状化粧料には上記した必須成
分に加えて、必要により適宜、保湿剤、紫外線吸収剤、
香料、酸化防止剤、防腐防黴剤、体質顔料、着色顔料
等、通常化粧料に用いられる成分を発明の効果を損なわ
ない範囲で配合することができる。
【0022】
【実施例】次に実施例および比較例をあげて、本発明の
ゲル状化粧料を具体的に明らかにする。本発明はこれに
より限定されるものではない。配合量は重量%である。
【0023】 (実施例1) ゲル状化粧料 (1) デカメチルシクロペンタシロキサン 70 (2) ジメチルポリシロキサン(6CS) 8 (3) ジプロピレングリコール 10 (4) ポリエーテル変性シリコーン(一般式B) 10 (5) イオン交換水 2 (6) パラベン 適量 (7) 酸化防止剤 適量 (8) 香料 適量
【0024】(一般式B)
【化4】
【0025】(製法)まず、(1)〜(4)および
(6)〜(8)を室温で混合溶解した後、ホモミキサー
で撹拌を続けながら(5)を添加しゲル化させ、ゲル状
化粧料を得た。
【0026】 (実施例2) ゲル状化粧料 (1) デカメチルシクロペンタシロキサン 70 (2) ジメチルポリシロキサン(6CS) 8 (3) 1,3ブチレングリコール 10 (4) ポリエーテル変性シリコーン(一般式B) 10 (5) イオン交換水 2 (6) パラベン 適量 (7) 酸化防止剤 適量 (8) 香料 適量
【0027】(一般式B)
【化5】
【0028】(製法)実施例1と同様にして、実施例2
を得た。
【0029】 (実施例3) ゲル状化粧料 (1) デカメチルシクロペンタシロキサン 70 (2) ジメチルポリシロキサン(6CS) 8 (3) プロピレングリコール 10 (4) ポリエーテル変性シリコーン(一般式B) 10 (5) イオン交換水 2 (6) パラベン 適量 (7) 酸化防止剤 適量 (8) 香料 適量
【0030】(一般式B)
【化6】
【0031】(製法)実施例1と同様にして、実施例3
を得た。
【0032】 (実施例4) ゲル状化粧料 (1) デカメチルシクロペンタシロキサン 69 (2) ジメチルポリシロキサン(6CS) 8 (3) ジプロピレングリコール 6 (4) エタノール 5 (5) ポリエーテル変性シリコーン(一般式B) 10 (6) イオン交換水 2 (7) パラベン 適量 (8) 酸化防止剤 適量 (9) 香料 適量
【0033】(一般式B)
【化7】
【0034】(製法)(1)〜(5)および(7)〜
(9)を室温で混合溶解した後、ホモミキサーで撹拌を
続けながら(6)を添加しゲル化させ、ゲル状化粧料を
得た。
【0035】 (比較例1) ゲル状化粧料 (1) デカメチルシクロペンタシロキサン 70 (2) ジメチルポリシロキサン(6CS) 8 (3) エタノール 10 (4) ポリエーテル変性シリコーン(一般式B) 10 (5) イオン交換水 2 (6) パラベン 適量 (7) 酸化防止剤 適量 (8) 香料 適量
【0036】(一般式B)
【化8】 (製法)実施例1と同様にして比較例1を得た。
【0037】(評価)実施例1〜4および比較例1をそ
れぞれ50mlスクリュー管2本に同量ずつ入れ、密閉
状態で1週間室温放置したのち、一方のスクリュー管の
ふたを開放し、他の1本は密閉状態を保ったまま、室温
に放置した。粘度及び外観の変化を観察した。表1に外
観安定性を表2に粘度安定性の結果を示す。なお、粘度
はB型粘度計で測定し、表2中の数字の単位は(CP
S)である。また、図1〜5は表2をグラフ化したもの
である。さらに、開放系における総合的な安定性の結果
を表3に示す。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【表3】 ○ 安定 △ やや不安定 × 不安定
【0041】表1〜3より明らかなように本発明のゲル
状化粧料は、開放系においても安定性に優れたものであ
った。
【0042】実施例1,2と比較例1とを専門パネル2
0名により官能評価したところ表4のような結果となっ
た。
【0043】なお表中の記号は ◎ 15〜20名が使用性良好と判定。 ○ 10〜14名が使用性良好と判定。 △ 5〜 9名が使用性良好と判定。 × 0〜 4名が使用性良好と判定。
【0044】
【表4】
【0045】表4より明らかな様に、本発明のゲル状化
粧料はのびの軽さおよびしっとりさの点で優れたもので
あった。
【0046】 (実施例5) ゲル状ファンデーション (1) デカメチルシクロペンタシロキサン 49 (2) ジメチルポリシロキサン(6CS) 2 (3) プロピレングリコール 10 (4) ポリエーテル変性シリコーン(一般式C) 10 (5) イオン交換水 2 (6) パルミチン酸デキストリン処理二酸化チタン 10 (7) パルミチン酸デキストリン処理マイカ 12 (8) パルミチン酸デキストリン処理タルク 2 (9) パルミチン酸デキストリン処理酸化鉄 1 (10)パラメトキシケイ皮酸 2−エチルヘキシル 2 (11)パラベン 適量 (12)酸化防止剤 適量 (13)香料 適量
【0047】(一般式C)
【化9】
【0048】(製法)(1)、(2)および(10)〜
(13)を室温で混合溶解した後、ホモミキサーで撹拌
しながら(3)および(4)を加えて完全に混合した。
その後、ホモミキサーで撹拌を続けながら(5)を添加
しゲル化させた。これに(6)〜(9)を加え、ホモミ
キサーで混合分散後、脱気、充填しゲル状ファンデーシ
ョンを得た。
【0049】 (比較例2) ゲル状ファンデーション (1) デカメチルシクロペンタシロキサン 55 (2) ジメチルポリシロキサン(6CS) 2 (3) ポリエーテル変性シリコーン(一般式C) 12 (4) イオン交換水 2 (5) パルミチン酸デキストリン処理二酸化チタン 11 (6) パルミチン酸デキストリン処理マイカ 13 (7) パルミチン酸デキストリン処理タルク 2 (8) パルミチン酸デキストリン処理酸化鉄 1 (9) パラメトキシケイ皮酸 2−エチルヘキシル 2 (10)パラベン 適量 (11)酸化防止剤 適量 (12)香料 適量
【0050】(一般式C)
【化10】
【0051】(製法)(1)、(2)および(9)〜
(12)を室温で混合溶解した後、ホモミキサーで撹拌
しながら(3)を加えて完全に混合した。その後、ホモ
ミキサーで撹拌を続けながら(4)を添加しゲル化させ
た。これに(5)〜(8)を加え、ホモミキサーで混合
分散後、脱気、充填し比較例2を得た。
【0052】 (比較例3) ゲル状ファンデーション (1) デカメチルシクロペンタシロキサン 49 (2) ジメチルポリシロキサン(6CS) 2 (3) エタノール 10 (4) ポリエーテル変性シリコーン(一般式C) 10 (5) イオン交換水 2 (6) パルミチン酸デキストリン処理二酸化チタン 10 (7) パルミチン酸デキストリン処理マイカ 12 (8) パルミチン酸デキストリン処理タルク 2 (9) パルミチン酸デキストリン処理酸化鉄 1 (10)パラメトキシケイ皮酸 2−エチルヘキシル 2 (11)パラベン 適量 (12)酸化防止剤 適量 (13)香料 適量
【0053】(一般式C)
【化11】
【0054】(製法)実施例5と同様に比較例3を得
た。
【0055】(評価)実施例5と比較例2および3を専
門パネル20名により官能評価したところ、表5のよう
な結果となった。
【0056】なお表中の記号は ◎ ─────15〜20名が使用性良好と判定。 ○ ─────10〜14名が使用性良好と判定。 △ ───── 5〜 9名が使用性良好と判定。 × ───── 0〜 4名が使用性良好と判定。
【0057】
【表5】 また、表中、安定性の項の記号は、 ◎ ─────非常に安定 ○ ─────安定 △ ─────やや不安定 × ─────不安定 表5より明らかの様に、本発明のゲル状ファンデーショ
ンはのびの軽さおよびしっとりさの点で優れたものであ
った。
【0058】(実施例6〜12及び比較例4、5) 実施例6 実施例7 実施例8 (1) デカメチルシクロペンタシロキサン 78 59 74 (2) 1,3−ブチレングリコール 6 25 10 (3) ポリエーテル変性シリコーン(一般式B)14 14 14 (4) イオン交換水 2 2 2 (5) パラベン 適量 適量 適量 (6) 酸化防止剤 適量 適量 適量 (7) 香料 適量 適量 適量
【0059】 実施例9 実施例10 (1) デカメチルシクロペンタシロキサン 78 58 (2) 1,3−ブチレングリコール 18 10 (3) ポリエーテル変性シリコーン(一般式B) 2 30 (4) イオン交換水 2 2 (5) パラベン 適量 適量 (6) 酸化防止剤 適量 適量 (7) 香料 適量 適量
【0060】 実施例11 実施例12 (1) デカメチルシクロペンタシロキサン 25 79.8 (2) 1,3−ブチレングリコール 25 10 (3) ポリエーテル変性シリコーン(一般式B) 15 10 (4) イオン交換水 35 0.2 (5) パラベン 適量 適量 (6) 酸化防止剤 適量 適量 (7) 香料 適量 適量
【0061】 比較例4 比較例5 (1) デカメチルシクロペンタシロキサン 80 52 (2) 1,3−ブチレングリコール 3 32 (3) ポリエーテル変性シリコーン(一般式B) 15 14 (4) イオン交換水 2 2 (5) パラベン 適量 適量 (6) 酸化防止剤 適量 適量 (7) 香料 適量 適量
【0062】(一般式B)
【化12】 実施例6〜12および比較例4、5の製法は下記の通り
である。
【0063】まず、(1)〜(3)および(5)〜
(7)を室温で混合溶解した後、ホモミキサーで撹拌し
ながら(4)を添加しゲル化させ、ゲル状化粧料を得
た。
【0064】(評価)表6に実施例6〜12および比較
例4、5の開放系及び密閉系におけるゲルの安定性およ
び使用性(べたつきのなさ)を示す。
【0065】なお安定性については外観により観察した
ものであり、 ○ 安定 △ やや不安定 × 不安定 を示す。また、べたつきのなさについては専門パネル2
0名により官能評価したものであり、 ◎ 15〜20名が使用性良好と判定。 ○ 10〜14名が使用性良好と判定。 △ 5〜 9名が使用性良好と判定。 × 0〜 4名が使用性良好と判定。 を示す。
【0066】
【表6】
【0067】 (実施例13) ヘアジェル (1) デカメチルシクロペンタシロキサン 74 (2) ジメチルポリシロキサン(6CS) 2 (3) エチレングリコール 10 (4) ポリエーテル変性シリコーン(一般式D) 10 (5) イオン交換水 2 (6) ポリビニルピロリドン 2 (7) グリセリン 適量 (8) パラベン 適量 (9) 酸化防止剤 適量 (10)香料 適量
【0068】(一般式D)
【化13】
【0069】(製法)(1)〜(3)および(6)〜
(10)を80℃で加熱混合後、室温に戻し、(4)を
加えてホモミキサーで撹拌混合した。これをホモミキサ
ーで撹拌しながら、(5)を加えてゲル化させ、ヘアジ
ェルを得た。本ヘアジェルは、のびが軽くしっとりとし
た感触を有し、かつ経時安定性が極めて優れたものであ
った。
【0070】 (実施例14) モイスチャージェル (1) デカメチルシクロペンタシロキサン 63 (2) ジメチルポリシロキサン(6CS) 2 (3) ソルビトール 5 (4) ポリエーテル変性シリコーン(一般式E) 10 (5) イオン交換水 2 (6) 1,3−ブチレングリコール 10 (7) ポリエチレングリコール 1500 8 (8) パラベン 適量 (9))酸化防止剤 適量 (10)香料 適量
【0071】(一般式E)
【化14】
【0072】(製法)実施例13と同様にして実施例1
4を得た。本モイスチャージェルは、肌へののびが軽く
しっとりとした感触を有し、かつ経時安定性が極めて優
れたものであった。
【0073】
【発明の効果】本発明のゲル状化粧料は、のびが軽くし
っとりとした感触を有し、また、経時安定性について
は、密閉系はもちろん、従来困難であった開放系におい
ても極めて優れたものであった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の粘度安定性試験の結果を示すグラフ
である。
【図2】実施例2の粘度安定性試験の結果を示すグラフ
である。
【図3】実施例3の粘度安定性試験の結果を示すグラフ
である。
【図4】実施例4の粘度安定性試験の結果を示すグラフ
である。
【図5】比較例1の粘度安定性試験の結果を示すグラフ
である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)シリコーン油の1種または2種以上
    と、 (2)下記一般式(A)で示されるポリエーテル変性シ
    リコーンの1種または2種以上と、 (3)水と、 (4)多価アルコール系化合物の1種または2種以上
    と、 を構成成分とし、 前記多価アルコール系化合物を5〜30重量%(但し、
    5重量%を除く)を配合することを特徴とするゲル状化
    粧料。 一般式(A) 【化1】 〔ただし、式中Aはメチル基、フェニル基及び一般式:
    −C36O(C24O)a(C36O)b'(式中、R'
    は水素原子、アシル基、および炭素数1〜4のアルキル
    基からなる群から選択される基であり、またaは5〜5
    0の整数であり、bは5〜50の整数である。)で示さ
    れるポリオキシアルキレン基からなる群から選択される
    基であり、3つのAのうち少なくとも1つはポリオキシ
    アルキレン基である。Rはメチル基またはフェニル基で
    あり、またmは50〜1000の整数であり、nは1〜
    40の整数である。〕
  2. 【請求項2】前記シリコーン油が環状ジメチルポリシロ
    キサンであることを特徴とする請求項1に記載のゲル状
    化粧料。
  3. 【請求項3】前記多価アルコール系化合物が保湿剤であ
    ることを特徴とする請求項1または2に記載のゲル状化
    粧料。
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