JPH08216917A - 衝撃吸収性能に優れた構造部材 - Google Patents

衝撃吸収性能に優れた構造部材

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JPH08216917A
JPH08216917A JP5057695A JP5057695A JPH08216917A JP H08216917 A JPH08216917 A JP H08216917A JP 5057695 A JP5057695 A JP 5057695A JP 5057695 A JP5057695 A JP 5057695A JP H08216917 A JPH08216917 A JP H08216917A
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JP
Japan
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structural member
buckling
section
buckling start
start portion
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JP5057695A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Tsuge
光雄 柘植
Takashi Sasamoto
隆 佐々本
Harumichi Hino
治道 樋野
Keiichi Sugiyama
敬一 杉山
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Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 衝撃エネルギー吸収性能に優れた構造部材を
得る。 【構成】 この構造部材は、偶数の面L1 〜L4 で構成
され、内部が空洞となった多角形断面をもつ。多角形断
面を周回する幅方向に、座屈開始部が設けられている。
座屈開始部は、相対向する側面L1 ,L3 に形成された
凸部n1 ,n3 と他の側面L2 ,L4 に形成された凹部
2 ,n4 で構成される。凸部n1 ,n3又は凹部n
2 ,n4 は、何れか一方を省略できる。 【効果】 側面L1 ,L3 と側面L2 ,L4 とで半周期
ずれた張出し変形及び引き込み変形が繰返されるため、
構造部材の長手方向に沿って規則的な座屈変形が連続化
し、衝撃エネルギーを効率よく吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種車両のフロントサ
イドフレーム,リアサイドフレーム等のフレーム材とし
て使用され、軸線方向の塑性変形で衝突時等の衝撃を効
率よく吸収し、運転手や同乗者を保護するアルミニウム
押出し形材製の衝撃吸収フレームに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車には、他の自動車や物体に衝突又
は接触した際の衝撃を緩和させる各種の衝撃吸収部材が
組み込まれている。衝撃の吸収形態には、バンパー等の
構造材に液体ダンパー等を組み込む方式,構造材自体を
エネルギー吸収体として使用する方式,構造体と車体と
の間にバネを介在させる方式等がある。なかでも、構造
材の塑性変形によって衝突エネルギーを吸収する方式
は、多量のエネルギーを吸収できることから、衝撃吸収
部材としての展開が期待されている。たとえば、特開平
6−247337号公報では、この種の衝撃吸収部材と
して、衝突時のエネルギーで圧潰が生じる起点となるよ
うに、圧縮加工又は張り出し加工によって脆弱部を設け
ることが開示されている。衝撃吸収性能を向上させた構
造材は、たとえば図1にペリメタフレームの概略図で示
すように、フロントサイドフレーム3又はリアサイドフ
レーム3’として使用される。フロントサイドフレーム
3又はリアサイドフレーム3’には座屈変形の起点とな
る変形開始部4,4’が設けられており、連結部材2,
2’には衝撃分散部5,5’が設けられている。車両の
衝突等によりバンパー1に前方から衝撃が加わったと
き、或いはリアバンパー1’に後方から衝撃が加わった
とき、衝撃吸収フレーム3,3’は、図2で模式的に示
すように、折り畳まれるように連続的に座屈変形し、加
えられた衝撃を吸収する。その結果、中間部フレームM
に伝えられる衝撃が少なくなり、乗員の保護が図られ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】塑性変形により衝撃エ
ネルギーを吸収する構造材では、加えられた衝撃が構造
材を座屈変形させる。この座屈が連続的に進行すると、
大きな衝撃エネルギーが個々の座屈変形に分散されて吸
収されるため、乗員に対する衝撃が少なくなる。衝撃エ
ネルギーを塑性変形で吸収させる場合、塑性変形が一旦
開始されると衝撃エネルギーの吸収が進行するが、塑性
変形を開始させるには大きな荷重が必要になる。そのた
め、塑性変形の開始までに加えられる衝撃が乗員に伝え
られる。そこで、塑性変形を開始するまでの衝撃を小さ
くするため、また折り畳まれるように連続的な座屈変形
を生じさせるために、構造材の塑性変形し易い形状につ
いて種々の改良が必要とされる。しかし、特開平6−2
47337号公報に記載されているように、塑性変形の
開始点となる脆弱部を設けても、依然として初期加重が
高いレベルにある。また、一様な脆弱部を断面に設けた
場合、規則的な座屈変形が生じない虞れがある。本発明
は、このような問題を解消すべく案出されたものであ
り、構造部材につける座屈開始部の凹凸を規則化させる
ことにより衝突初期に受ける衝撃を少なくし、且つ規則
的及び連続的な座屈変形によって衝撃エネルギーを効率
よく吸収する構造部材を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の構造部材は、そ
の目的を達成するため、偶数の面で構成され内部が空洞
となった多角形断面をもち、該多角形断面を周回する幅
方向に座屈開始部が設けられており、前記座屈開始部
は、隣り合う側面ごとに繰り返される凹部及び凸部とし
て形成されていることを特徴とする。また、座屈開始部
は、凹部及び凸部の双方を設けることなく、一つおきの
側面ごとに凹部又は凸部として形成してもよい。多角形
断面の代表的なものに矩形断面があり、矩形断面の相対
向する辺の内側表面に延びるリブによって矩形の内部空
間を複数に分割することもできる。リブが設けられる場
合、リブで区画された側面部分及びリブが設けられてい
ない側面ごとに繰り返される凹凸、或いは側面部分及び
側面の一つおきに設けた凹部又は凸部で座屈開始部が形
成される。
【0005】
【作用】衝撃エネルギーは、座屈変形を規則的に且つ連
続的に行わせることによって効率よく吸収される。本発
明者等は、座屈変形の規則化及び連続化に与える座屈開
始部の影響を調査した。その結果、構造部材の一つの断
面で凹凸のつじつまを合わせるとき、座屈変形が規則化
及び連続化することを見い出した。凹凸のつじつまが座
屈変形に与える影響は、次のように推察される。たとえ
ば、矩形断面をもつ構造部材においては、図3(a)に
示すように側面L1 に凸部n1 を、側面L2 に凹部n2
を、側面L3 に凸部n3 を、側面L4 に凹部n4 を形成
し、凸部n1 ,n3 及び凹部n2 ,n4 で矩形断面を周
回する座屈開始部を形成する。このように座屈開始部を
設けた構造部材に矢印方向の衝撃Fが加わると、側面L
1 ,L3 は外側に変形し、側面L2 ,L4 は内側に変形
する。側面L1 〜L4 の変形は、図3(a)の奥行方向
に沿った波形状変形として構造部材の内部に伝播され
る。
【0006】側面L1 ,L3 を伝播する波形状変形は、
側面L2 ,L4 を伝播する波形状変形に対し半周期ずれ
ている。その結果、座屈変形によって側面L1 ,L3
外側に張り出した部分では側面L2 ,L4 が内側に折れ
込み、側面L2 ,L4 が外側に張り出した部分では側面
1 ,L3 が内側に折れ込み、メタルフローが全体とし
てバランスされ、加えられた衝撃の大きさに応じて図3
(a)の奥行方向に座屈変形が繰り返される。凹部及び
凸部は、その何れか一方を側面の一つおきに形成しても
よい。図3(b)は、その一例を示すものであり、相対
向する側面L2 ,L4 に凹部n2 ,n4 を形成し、残り
二つの側面L1 ,L3 を平坦面としている。この形状を
もつ構造部材に衝撃が加わると、側面L2 ,L4 は、座
屈開始部で凹部n2 ,n4 に誘導されて優先的に内側に
折れ込む。この反動で、側面L1 ,L3 が外側に張り出
す。そして、同様に半周期ずれた波形状変形が側面L
1 ,L3 及び側面L2 ,L4 に沿って奥行方向に伝播さ
れ、規則的な座屈変形が連続する。
【0007】構造部材には、内部空間を分割するリブを
備えたものもある。この場合、図3(c)に示すよう
に、座屈開始点で側面L1 が外側に張り出すような凸部
をつけるとき、リブL5 で区画された側面部分L21には
内側に折れ込む凹部をつけ、他の側面部分L22には外側
に張り出す凸部をつける。また、側面L3 を内側に、側
面部分L41を外側に、側面部分L42を内側に、リブL5
を左方向に変形させる座屈開始部とする。これによっ
て、一つの断面内で張出し及び折れ込みのバランスがと
れ、座屈変形を規則化及び連続化させる。内部空間を複
数のリブL5 ,L6 で分割した構造部材でも、図3
(d)に示すように一つおきの側面部L1 ,L22,L
3 ,L42に凹部n1 〜n4 を形成し、残りの側面部
21,L23,L41,L43を平坦にする。側面部L21,L
23,L41,L43には、凸部を形成しても良い。また、リ
ブL5 には側面部L1 側に向かった凹部を、リブL6
は側面部L3 側に向かった凹部を形成することもでき
る。これら凹部n1 〜n4 が座屈開始部となり、規則的
な座屈変形を連続化させる。
【0008】規則的な座屈変形が連続化するためには、
隣り合う側面で張出し及び折れ込みが交互に生じること
が必要である。たとえば、三角形断面をもつ構造部材で
は、一つの断面に関して張出し及び折れ込みを繰り返す
ことができず、図4に示すように側面L1 とL3 との変
形が相互に干渉する。その結果、構造部材は、座屈変形
が不規則化し、全体座屈となる場合もある。本発明の構
造部材として使用される材料には、JIS 5000
系,6000系,7000系等のアルミニウム押出し形
材がある。座屈開始部は、構造部材のサイズや肉厚等に
もよるが、車体の構造を考慮して、規則的な座屈変形を
生じて衝撃エネルギーを吸収し易く、他の部品に重大な
損傷を与えないような位置及び形状に設けることが好ま
しい。また、凸部の高さや凹部の深さは、構造部材のサ
イズや肉厚等によって異なるが、構造部材としての強度
を損なうことなく乗員に与える衝撃を軽減するために、
3〜15mmの範囲に設定することが好ましい。
【0009】凹部又は凸部の形成手段は、特に本発明を
拘束するものではないが、たとえば図5に示す方法が採
用される。図5(a)に示すように構造部材10の中空
部に中子11を挿入し、凹部を形成しようとする面側か
らポンチ12,13によって加圧力Pを加える。ポンチ
12,13は、図5(a)のI−I線断面を示した図5
(b)にみられるように、形成しようとする凹部の形状
に対応する突起14,15を備えている。中子11は、
可撓性のある下型部16をプラグ部17で装着してい
る。中子11と構造部材10の内面との間に、成形空間
18,19が形成される。構造部材10の側壁を挟んで
成形空間18,19にポンチ12,13の突起14,1
5を押し込むとき、突起14,15の形状に対応した凹
部が構造部材10の幅方向に形成される。成形後、プラ
グ部17を図5(b)の右側に一旦移動させると、可撓
性のある下型部16が縮径する。この状態でプラグ部1
7を左側に移動させることにより、中子11は、構造部
材10の中空部から引き出される。
【0010】
【実施例】
実施例1:アルミニウム合金JIS A6063を使用
して、図3(a)に示すように凸部n1 ,n3 及び凹部
2 ,n4 を相対向する側面L1 ,L3 及びL2 ,L4
につけた構造部材を作製した。側面L1 ,L3 は幅50
mm及び板厚3mmに、側面L2 ,L4 は幅50mm及
び板厚1.5mmに設計した。また、凸部n1 ,n3
び凹部n2 ,n4 からなる座屈開始部は、構造部材の端
面から25mmの位置に設定した。そして、高さ3mm
及び幅50mmの凸部n1 ,n3 及び深さ5mm及び幅
50mmの凹部n2 ,n4 を、治具を使用したプレスに
よって成形加工した。座屈開始部が付けられた構造部材
各押出し形材から長さ400mmの試験片を切り出し、
4.8KNの錘りを落下させる落槌試験により軸方向圧
縮荷重を加え、荷重と変位量との関係を調査した。ま
た、比較のため、全周にわたり同じサイズの凸部をつけ
た構造部材(比較例1)及び全周にわたり同じサイズの
凹部を付けた構造部材(比較例2)についても、同様に
荷重と変位量との関係を調査した。
【0011】調査結果を示す図6にみられるように、本
発明に従った実施例1では、変位量−荷重の関係が周期
的なサイクルで変化している。また、初期荷重も、約2
6KNと低い値を示した。座屈変形後の構造部材では、
図7に示すように、長手方向に関して張出し及び折れ込
みが周期的に繰り返され、張出し及び折れ込みの周期は
側面L1 ,L3 と側面L2 ,L4 とで半周期ずれてい
た。これに対し、比較例1では初期荷重が32KN,比
較例2では初期荷重が34KNと大きな値を示した。何
れの比較例でも、規則的座屈を生じることなく、全体座
屈が発生した。しかも、ピーク値以降は極めて低い加重
で全体座屈が瞬時に発生した。比較例1及び2の総吸収
エネルギー量は、図6において比較例1又は2の点線よ
り下の累積面積で表されるが、実施例1の総吸収エネル
ギー量に比較して極めて小さいなものであった。この対
比から明らかなように、凹部及び凸部を側面ごとに繰り
返した本実施例の座屈開始部は、座屈変形を規則化及び
連続化させる上で有効なことが判る。しかも、初期荷重
が低いことから、変形開始もスムーズに行われ、車両等
の衝撃吸収部材として有用なものである。
【0012】実施例2:実施例1と同じアルミニウム合
金JIS A6063を使用し、図3(b)に示すよう
に凹部n2 ,n4 を相対向する側面L2 ,L4 につけた
構造部材を作製した。側面L1 ,L3 は幅50mm及び
板厚1.5mmに、側面L2 ,L4 は幅50mm及び板
厚3mmに設計した。座屈開始部として、深さ5mm及
び幅50mmの凹部n2 ,n4 を構造部材の端面から2
5mmの位置に設定した。なお、は、凹部n2 ,n4
は、治具を使用したプレスによって成形加工した。座屈
開始部が付けられた構造部材各押出し形材から長さ40
0mmの試験片を切り出し、4.8KNの錘りを落下さ
せる落槌試験により軸方向圧縮荷重を加え、荷重と変位
量との関係を調査した。調査結果を示す図8にみられる
ように、本発明に従った実施例2では、変位量−荷重の
関係が周期的なサイクルで変化している。また、初期荷
重も、約29KNと低い値を示した。座屈変形後の構造
部材では、図7と同様に、長手方向に関して張出し及び
折れ込みが周期的に繰り返され、張出し及び折れ込みの
周期は側面L1 ,L3 と側面L2 ,L4 とで半周期ずれ
ていた。このことから、凹部n2 ,n4 を形成したL
2 ,L4 と凹部を形成しない側面L1 ,L3 を交互に繰
り返した座屈開始部をつけた場合でも、構造部材は、実
施例1と同様に規則的で連続的に座屈変形し、優れた衝
撃吸収能を呈することが判った。
【0013】実施例3:アルミニウム合金JIS A6
061を使用し、図3(d)に示すように凹部n1 〜n
4 を相対向する側面L1 ,L3 及びL22,L42につけた
構造部材を作製した。側面L1 ,L3 は幅70mm及び
板厚1.8mmに、側面L21〜L23及びL41〜L43は幅
33mm及び板厚2.1mmに、中壁L5 ,L6 は板厚
1.5mmに設計した。座屈開始部として、深さ5m
m,幅70mmの凹部n1 ,n3 及び深さ5mm,幅3
3mmの凹部n2 ,n4 を構造部材の端面から20mm
の位置に設定した。なお、凹部n1 〜n4 は、治具を使
用したプレスによって成形加工した。座屈開始部が付け
られた構造部材各押出し形材から長さ500mmの試験
片を切り出し、4.8KNの錘りを落下させる落槌試験
により軸方向圧縮荷重を加え、荷重と変位量との関係を
調査した。調査結果を示す図9にみられるように、本発
明に従った実施例3では、変位量−荷重の関係が周期的
なサイクルで変化している。また、初期荷重も、約90
KNと低い値を示した。座屈変形後の構造部材では、図
10に示すように、長手方向に関して張出し及び折れ込
みが周期的に繰り返され、張出し及び折れ込みの周期は
側面L1 ,L22,L3 ,L42と側面L21,L23,L41
43とで半周期ずれていた。このことから、中壁L5
6 で内部が区切られた構造部材にあっても、凹部を形
成した側面部と凹部を形成しない側面部を交互に繰り返
した座屈開始部を設けることにより、構造部材が規則的
で連続的に座屈変形し、優れた衝撃吸収能を呈すること
が判った。
【0014】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の構造部
材は、隣り合う側面或いは側面部分ごとに逆向きの変形
ぐせをつける座屈開始部を設けることによって、構造部
材の長手方向に関する座屈変形を規則化及び連続化させ
ている。この構造部材を衝撃吸収用の構造体として車両
に組み込んだ場合、衝突,接触等の際に加えられる衝撃
が座屈変形として効率よく吸収される。また、変形初期
の衝撃も小さくなる。そのため、衝撃が緩和され、乗員
の保護が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 衝撃吸収フレームをフロントサイドフレーム
又はリアサイドフレームに取り付けた衝撃吸収フレーム
をペリメタフレームに利用した概略斜視図バンパーをシ
ャーシ側の連結部材に連結する衝撃吸収フレーム
【図2】 衝撃によって座屈変形した衝撃吸収フレーム
【図3】 本発明に従って座屈開始部を付けた構造部材
の数例
【図4】 奇数辺の断面をもつ構造部材では規則的且つ
連続的な座屈変形が生じないことを説明するための図
【図5】 座屈開始部となる凹部を形成する装置の正面
図(a)及びI−I断面図(b)
【図6】 本発明の実施例1で使用した構造部材の変位
量−加重曲線を比較例と対比したグラフ
【図7】 実施例1で使用した構造部材が座屈変形した
状態を示す斜視図
【図8】 実施例2で使用した構造部材の変位量−加重
曲線を示すグラフ
【図9】 実施例3で使用した構造部材の変位量−加重
曲線を示すグラフ
【図10】 実施例3で使用した構造部材が座屈変形し
た状態を示す斜視図
【符号の説明】
1:バンパー 1’:リアダンパー 2,2’:連
結部材 3:フロントサイドフレーム 3’:リア
サイドフレーム 4,4’:変形開始部 5,
5’:衝撃分散部 10:構造部材 11:中子
12,13:ポンチ 14,15:突起 16:下型部 17:プラグ部
18,19:成形空間 L1 ,L21〜L23,L3 ,L41〜L43:側面部 L
5 ,L6 :中壁 n1 〜n4 :座屈開始部となる凹部や凸部 F:衝撃
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年4月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 衝撃吸収フレームをフロントサイドフレーム
又はリアサイドフレームに取り付けた衝撃吸収フレーム
をペリメタフレームに利用した概略斜視図
【図2】 衝撃によって座屈変形した衝撃吸収フレーム
【図3】 本発明に従って座屈開始部を付けた構造部材
の数例
【図4】 奇数辺の断面をもつ構造部材では規則的且つ
連続的な座屈変形が生じないことを説明するための図
【図5】 座屈開始部となる凹部を形成する装置の正面
図(a)及びI−I断面図(b)
【図6】 本発明の実施例1で使用した構造部材の変位
量−加重曲線を比較例と対比したグラフ
【図7】 実施例1で使用した構造部材が座屈変形した
状態を示す斜視図
【図8】 実施例2で使用した構造部材の変位量−加重
曲線を示すグラフ
【図9】 実施例3で使用した構造部材の変位量−加重
曲線を示すグラフ
【図10】 実施例3で使用した構造部材が座屈変形し
た状態を示す斜視図
【符号の説明】 1:バンパー 1’:リアダンパー 2,2’:連
結部材 3:フロントサイドフレーム 3’:リア
サイドフレーム 4,4’:変形開始部 5,
5’:衝撃分散部 10:構造部材 11:中子
12,13;ポンチ 14,15:突起 16:下型部 17:プラグ部
18,19:成形空間 L,L21〜L23,L,L41〜L43:側面部
,L:中壁 n〜n:座屈開始部となる凹部や凸部 F:衝撃
フロントページの続き (72)発明者 杉山 敬一 東京都港区三田3丁目13番12号 日本軽金 属株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偶数の面で構成され内部が空洞となった
    多角形断面をもち、該多角形断面を周回する幅方向に座
    屈開始部が設けられており、前記座屈開始部は、隣り合
    う側面ごとに繰り返される凹部及び凸部として形成され
    ている衝撃吸収性能に優れた構造部材。
  2. 【請求項2】 偶数の面で構成され内部が空洞となった
    多角形断面をもち、該多角形断面を周回する幅方向に座
    屈開始部が設けられており、前記座屈開始部は、一つお
    きの側面ごとに凹部又は凸部として形成されている衝撃
    吸収性能に優れた構造部材。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の多角形断面が矩形
    断面である衝撃吸収性能に優れた構造部材。
  4. 【請求項4】 内部が空洞となった矩形断面をもち、内
    部空洞を複数に分割するリブが相対向する辺の内側表面
    に延び、前記矩形断面を周回する幅方向に座屈開始部が
    設けられ、前記リブで区画された側面部分及びリブが設
    けられていない側面ごとに繰り返される凹凸で前記座屈
    開始部が形成されている衝撃吸収性能に優れた構造部
    材。
  5. 【請求項5】 内部が空洞となった矩形断面をもち、内
    部空洞を複数に分割するリブが相対向する辺の内側表面
    に延び、前記矩形断面を周回する幅方向に座屈開始部が
    設けられ、前記座屈開始部は、前記リブで区画された側
    面部分及びリブが設けられていない側面の一つおきに凹
    部又は凸部として形成されている衝撃吸収性能に優れた
    構造部材。
JP5057695A 1995-02-15 1995-02-15 衝撃吸収性能に優れた構造部材 Pending JPH08216917A (ja)

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Cited By (8)

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