JPH08216864A - 流体式リターダ装置 - Google Patents

流体式リターダ装置

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JPH08216864A
JPH08216864A JP5204995A JP5204995A JPH08216864A JP H08216864 A JPH08216864 A JP H08216864A JP 5204995 A JP5204995 A JP 5204995A JP 5204995 A JP5204995 A JP 5204995A JP H08216864 A JPH08216864 A JP H08216864A
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JP
Japan
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movable member
case
movable
pressure plate
rotor
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Application number
JP5204995A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Fujinami
秀之 藤波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akebono Brake Industry Co Ltd
Original Assignee
Akebono Brake Industry Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP5204995A priority Critical patent/JPH08216864A/ja
Publication of JPH08216864A publication Critical patent/JPH08216864A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/14Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2125/00Components of actuators
    • F16D2125/18Mechanical mechanisms
    • F16D2125/20Mechanical mechanisms converting rotation to linear movement or vice versa
    • F16D2125/34Mechanical mechanisms converting rotation to linear movement or vice versa acting in the direction of the axis of rotation
    • F16D2125/36Helical cams, Ball-rotating ramps

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 第2軸受が固着して可動部材が回転軸と共回
りをする場合であつても、クラッチ装置が切断されて流
体式リターダの作動が停止するのみであり、流体式リタ
ーダの耐久性が著しく向上する流体式リターダ装置の提
供。 【構成】 駆動装置122によつてカム部材121を回
動させ、係合部120bに係合するカム部材121のカ
ム部121bによつて可動部材120を回動させること
により、各ボール129を各くさび状空間128の断面
積が小さくなる方向に相対移動させ、可動部材120を
中心軸線方向に押出してクラッチ装置13を接続させる
際、可動部材120の回動方向が、回転軸10の常態で
の回転方向Bと反対方向に設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体式リターダ装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】トラック、バス等の大型車
両において、常時、流体を充満させる流体式リターダ装
置を装着するものが知られている。流体式リターダ装置
は、降坂時、高速からの減速時等に制動トルクを発生さ
せ、ブレーキの温度上昇によるフェードを防止し、車両
の安全性及び摩擦材の耐久性を向上させる。
【0003】従来の流体式リターダ装置として、例えば
特開平4−293659号に開示されるものがある。こ
の流体式リターダ装置は、車輪と共に回転する回転軸に
相対回転不可能に固定可能なロータと、ロータに対向し
て設けられ、車体側部材に実質的に固定されるステータ
と、回転軸とロータとを断接可能なクラッチ装置とを備
え、クラッチ装置が、ロータに固設され、プレッシャプ
レート及び複数枚のセパレータを回転軸の中心軸線方向
に移動自在に支持すると共にケース側に回転自在に支持
されるセパレータケースと、前記プレッシャプレート及
びセパレータの間に配置され、回転軸側部材に中心軸線
方向の移動自在に支持されるクラッチプレートとを有
し、ロータ、ステータ及びクラッチ装置が、作動液体を
充填し、車体側部材に固定するケースに収容される流体
式リターダ装置であつて、周方向に間隔を置いてケース
を液密かつ摺動自在に挿通して設けられ、セパレータケ
ースの端部に位置するプレッシャプレートを押圧するプ
ランジャ部材と、ケースの外部に配置され、プランジャ
部材をケース内に向けて押圧駆動し、クラッチ装置を接
続させる駆動装置とを備える。
【0004】このような流体式リターダ装置は、ロータ
をクラッチ装置によつて回転軸側に接続固定して、ステ
ータとロータとの間の作動液体の速度エネルギによつて
制動トルクを発生させる。このステータ及びロータを収
容するケース内には、常時流体が充填されている。
【0005】しかしながら、このような従来の流体式リ
ターダ装置にあつては、駆動装置によつてプランジャ部
材をケース内に向けて押圧駆動し、クラッチ装置を接続
させる構造であるため、駆動装置は、空圧又は油圧によ
る比較的大きな駆動力にて駆動しなければならず、駆動
出力が比較的小さなエンジン負圧等の圧力空気源を動力
源として駆動することができない。このため、例えば負
圧源のみを備える小型のトラック、乗用車等に流体式リ
ターダ装置を装備することが実質的にできないという技
術的課題があつた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来の技術的課題に鑑みてなされたものであり、その構成
は、次の通りである。請求項1の発明は、車輪と共に回
転する回転軸10に設けられ、常時作動液体が充填され
る流体式リターダ11と、該流体式リターダ11の作動
液体入口11aと作動液体出口11bとの間を接続する
作動液体流路21とを備え、該流体式リターダ11が、
回転軸10に相対回転不可能に固定可能なロータ16
と、ロータ16に対向して設けられ、車体側部材に実質
的に固定されるステータ15と、回転軸10とロータ1
6とを断接可能なクラッチ装置13とをケース103内
に備え、クラッチ装置13は、ケース103側に第2軸
受111を介して回転自在に支持される可動のプレッシ
ャプレート114aと、ロータ16と共に回転するよう
にケース103に第1軸受112を介して回転自在に支
持される複数のセパレータ114b及びプレッシャプレ
ート115と、回転軸10と共に回転する複数のクラッ
チプレート116とを有し、ボールランプ機構により、
回転力を推力に変換して該可動のプレッシャプレート1
14aを移動させ、可動のプレッシャプレート114
a、複数のセパレータ114b及びプレッシャプレート
115と複数のクラッチプレート116とを摩擦係合さ
せる流体式リターダ装置であつて、前記ボールランプ機
構が、ケース103に回動自在かつ中心軸線方向の移動
自在に支持され、前記第2軸受111を介して可動のプ
レッシャプレート114aを回転自在に支持する可動部
材120と、ケース103又は可動部材120の一方に
形成され、周方向に次第に断面積が変化する複数個のく
さび状空間128と、ケース103又は可動部材120
の他方に形成され、各くさび状空間128との間に介在
するボール129を保持する凹所102dと、前記ケー
ス103を貫通して配置され、カム部121bが可動部
材120の係合部120bに係合するカム部材121と
を有すると共に、駆動装置122によつてカム部材12
1を回動させ、係合部120bに係合するカム部材12
1のカム部121bによつて可動部材120を回動させ
ることにより、各ボール129を各くさび状空間128
の断面積が小さくなる方向に相対移動させ、可動部材1
20を中心軸線方向に押出してクラッチ装置13を接続
させる際、可動部材120の回動方向が、回転軸10の
常態での回転方向Bと反対方向になるように設定されて
いることを特徴とする流体式リターダ装置である。請求
項2の発明は、駆動装置122が、ケース103の外部
に配置されるバキュームチャンバ136と、バキューム
チャンバ136に接続される負圧源145とを有するこ
とを特徴とする請求項1の流体式リターダ装置である。
【作用】
【0007】請求項1の発明によれば、流体式リターダ
装置は、車両の走行中において、駆動装置122を作動
させてボールランプ機構を介してクラッチ装置13を接
続作動させて制動トルクを得る。すなわち、駆動装置1
22によつてカム部材121を回動させ、係合部120
bに係合するカム部材121のカム部121bによつて
可動部材120を回動させることにより、各ボール12
9を各くさび状空間128の断面積が小さくなる方向に
相対移動させ、可動部材120を中心軸線方向に押出し
てクラッチ装置13を接続させる。具体的には、ボール
ランプ機構を作動させれば、可動部材120を介して可
動のプレッシャプレート114aが押し出され、可動の
プレッシャプレート114a、各セパレータ114b及
びプレッシャプレート115の間に各クラッチプレート
16が挟圧され、クラッチ装置13が接続する。これに
より、ロータ16が回転を開始し、リターダ装置の機能
が発揮され、ロータ16による攪拌によつて生ずる作動
液体の速度エネルギがステータ15に吸収される。
【0008】このようにして、カム部材121の回動に
伴つて、係合部120bに係合するカム部121bを介
して可動部材120が所定の方向に若干回動するが、こ
の可動部材120の回動方向は、回転軸10の常態であ
る車両前進時の回転方向Bと反対方向である。しかし
て、万一第2軸受111が固着して可動部材120が回
転軸10と共回りを生ずる場合には、回転軸10が可動
部材120を逆向きに回動させるようになるので、クラ
ッチ装置13が切断されて流体式リターダ11の作動が
得られなくなる。
【0009】一方、流体式リターダ11の駆動停止は、
駆動装置122を逆作動させてクラッチ装置13を切断
し、ロータ16の回転を停止させてなされる。これによ
り、作動液体の速度エネルギがステータ15に作用しな
くなり、流体式リターダ11の作動が停止する。
【0010】請求項2の発明によれば、駆動装置122
によつてカム部材121を回動させる動作が、ケース1
03の外部に配置されるバキュームチャンバ136を負
圧源145によつて作動させて得られる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1〜図9は、本発明の1実施例を示す。
流体式リターダ装置は、図1に示すように流体式リター
ダ11、クラッチ装置13及びクラッチ装置13の駆動
装置122を含む流体式リターダユニット1、クーラ・
ポンプユニット2及び負圧源145を主構成要素として
いる。
【0012】流体式リターダ装置11は、図2に示すよ
うにロータ側ケース101とステータ側ケース102と
を、シールリング137を介在させて図3に示すボルト
140によつて一体的に結合したケース103を有す
る。ケース103は、図外のトランスミッションリヤカ
バー等の車体側部材に固着されて非回転である。そし
て、ケース103の中心部には、トランスミッション出
力軸等の回転軸10が2組のシール部材131,132
及び軸受133,134を介在させて回転自在かつ液密
に貫通している。この回転軸10は、図外のプロペラシ
ャフト等を介して車輪に接続され、車輪と共に回転する
ものであり、第1回転軸10aと第2回転軸10bと
を、筒状部材10fの内周にスプライン結合させると共
にシールリング10eを介在させて突き合わせ配置さ
せ、ボルト・ナツト10c,10dにて固定してある。
【0013】このようにして回転軸10の周囲に、シー
ル部材131,132を介在するケース103にて区画
され、常時作動液体(油又は水)が充填充満されたリタ
ーダ室104を画成している。このリターダ室104内
には、ステータ側ケース102側に位置させて、回転軸
10を中心とする放射状の羽根が形成されたステータ1
5が設けられると共に、ロータ側ケース101の内側に
位置させて、回転軸10を中心とする放射状の羽根を有
し、ステータ15と対向して回転軸10側の部材に相対
回転不可能に固定可能なロータ16が設けられる。この
ステータ15は、ケース103ひいては車体側部材に実
質的に回転不可能に固定されている。また、このケース
103の適当箇所には、作動液体入口11a及び作動液
体出口11bが設けられ、リターダ室104内の作動液
体が後記する作動液体流路21を通じて循環するように
なつている。
【0014】更に、ロータ16の内周部には、円環状を
なす可動のプレッシャプレート114a及び複数枚のセ
パレータ114bをスプライン結合させて中心軸線方向
の摺動自在に支持する筒状のセパレータケース107が
備えられ、このセパレータケース107はラジアル玉軸
受からなる第1軸受112及び第2軸受111を介して
ケース103に回転自在に支承される。すなわち、第1
軸受112は、外輪112aをロータ側ケース101の
環状段面101aに圧入固定して設けられ、内輪112
bとの間に転動体112cを保持し、第2軸受111
は、内輪111aを端部に位置する可動のプレッシャプ
レート114aの環状段面114dに圧入固定して設け
られ、外輪111bとの間に転動体111cを保持して
いる。
【0015】そして、セパレータケース107の中心軸
線方向の一端部は、中心軸線方向の移動不可能なプレッ
シャプレート115のフランジ部115bにボルト13
8にて固着され、プレッシャプレート115の筒状部1
15aには第1軸受112の内輪112bが圧入固定さ
れている。しかして、ロータ16を支持するセパレータ
ケース107は、その一端部がプレッシャプレート11
5及び第1軸受112を介してロータ側ケース101に
回転自在に積極的に支持され、その他端部が可動のプレ
ッシャプレート114a、第2軸受111及び後記する
可動部材120を介してステータ側ケース102に回転
自在に支持される。
【0016】一方、複数枚のクラッチプレート116
は、回転軸10にセレーション結合させた筒状部材10
fの外周面にスプライン結合にて中心軸線方向の移動自
在に配置され、可動のプレッシャプレート114a、各
セパレータ114b及びプレッシャプレート115の間
に挟装されている。セパレータケース107の通孔10
7aは、作動液体を流通させて、可動のプレッシャプレ
ート114a、各セパレータ114b、プレッシャプレ
ート115及び各クラッチプレート116を冷却するた
めのものである。このセパレータケース107、可動の
プレッシャプレート114a、各セパレータ114b、
プレッシャプレート115、各クラッチプレート116
等によつて、回転軸10側部材とロータ16とを断接可
能なクラッチ装置13を構成している。
【0017】しかして、回転軸10と一体に回転する各
クラッチプレート116に対し、可動のプレッシャプレ
ート114a、各セパレータ114b及びプレッシャプ
レート115を押し付けることにより、クラッチ装置1
3が接続され、非回転部であるケース103に第1軸受
112及び第2軸受111を介して回転自在に支持され
た筒状のセパレータケース107が回転するので、セパ
レータケース107と一体のロータ16が回転軸10と
一体回転する。かくして、ロータ16とステータ15と
の間に充填した液体の運動エネルギーが熱エネルギーに
変換されて制動トルクを発生する。
【0018】また、第2軸受111の外輪111bは、
円環状をなす可動部材120の短筒部120aの内周面
に圧入固定され、可動部材120は、短筒部120aの
外周面がステータ側ケース102の突出部102aの内
周面が形成する案内面102cに摺接して、回動自在か
つ中心軸線方向の摺動自在である。この突出部102a
は、後記するボール129に対応させて、周方向に複数
個(図示の実施例にあつては3個)形成されている。ま
た、可動部材120とステータ側ケース102の各突出
部102aとの間には、周方向に延びるくさび状空間1
28がそれぞれ形成されている。
【0019】くさび状空間128は、図6に示すように
周方向に所定間隔にて可動部材120に複数個(図示の
実施例にあつては3個)形成され、周方向に次第に断面
積が変化する各くさび状空間128に、ステータ側ケー
ス102の各突出部102aに形成した半球状の凹所1
02dに回転自在に受け入れたボール129が介装さ
れ、ボールランプ機構を構成している。ここで、くさび
状空間128の断面積が変化する傾斜方向は、後記する
カム部材121(図3に示す)の回転方向及び車両前進
時の回転軸10の回転方向と、所定の関係を与えてあ
る。すなわち、各くさび状空間128の断面積が次第に
減少する方向は、回転軸10の常態である車両前進時の
回転方向B(図5に示す)と一致し、かつ、クラッチ装
置13の接続に際し、カム部材121のカム部121b
によつて回動駆動される可動部材120の回動方向Cと
反対方向である。
【0020】しかして、可動部材120に形成したくさ
び状空間128は、図8に示すように回転軸10の常態
での回転方向Bの前方に向けて次第に断面積が減少して
いる。また、可動部材120の外周部とステータ側ケー
ス102の内面外周部に固着したブラケット102bと
の間には、戻しスプリング123が張設され、クラッチ
装置13の切断方向(図5上にて回転軸10の回転方向
Bと同一方向)に可動部材120の回動復帰を付勢して
いる。戻しスプリング123は、各くさび状空間128
及びボール129に対応させて、周方向に所定間隔にて
複数個配置されている。
【0021】かくして、第2軸受111、くさび状空間
128及びボール129並びに戻しスプリング123
は、回転軸10を中心とする半径方向に位置をずらせて
配置し、回転軸10の中心軸線方向の収容スペースを削
減させてある。また、クラッチ装置13の接続状態にて
生ずる第2軸受111の圧力角方向(図4に矢印Aにて
示す)に、可動部材120の短筒部120aとステータ
側ケース102の突出部102aの案内面102cとが
摺動するストロークガイドを配置すると共に、各ボール
129の中心の径方向外側に戻しスプリング123をそ
れぞれ配置し、可動部材120の復帰運動を円滑にさせ
てある。
【0022】ここで、クラッチ装置13の接続状態にて
生ずる第2軸受111の圧力角方向Aは、可動部材12
0に図4上にて右方向の復帰移動を開始させる際、第2
軸受111の転動体111cが内輪111a及び外輪1
11bに接して最大圧力値を示している箇所を結ぶ方向
であり、この方向にクラッチ装置13の接続圧力の反力
が強く作用している。従つて、短筒部120aと案内面
102cとの摺接箇所が圧力角方向Aと交差せず、この
反力が作用する箇所を支持しない場合には、こじりを生
じ易くなる。更に、戻しスプリング123を、各ボール
129の中心の径方向外側にそれぞれ配置したことによ
り、可動部材120の短筒部120aがステータ側ケー
ス102の案内面102cを円滑に摺動しながら復帰す
ることができる。
【0023】次に、クラッチ装置13を接続駆動するカ
ム部材121及び駆動装置122について説明する。図
3に示すカム部材121は、図5に示すように隣接する
一対のくさび状空間128及びボール129の間であつ
て、戻しスプリング123とほぼ同一円周上に配置さ
れ、カム部材本体121aがシール部材139を介して
ステータ側ケース102の貫通孔102eを液密かつ回
動のみ自在に貫通し、外端部にレバー127が固着され
ている。そして、カム部材本体121aの内端部に偏心
させて設けたカム部121bが、カム部材121の回動
運動を伝達するように可動部材120の径方向の切欠き
からなる係合部120bに係合している。このレバー1
27の外端部には、図7に示すようにレバー127を回
動駆動し、クラッチ装置13を接続させる駆動装置12
2を備える。
【0024】駆動装置122は、ステータ側ケース10
2の外部に配置され、図7に示すようにレバー127の
先端部に揺動自在にピン141にて結合し、他端部がバ
キュームチャンバ136に接続されるリンク142を備
えている。バキュームチャンバ136は、車体側、具体
的にはステータ側ケース102にブラケット143を介
して固着され、図外の切換バルブを介して車両の空気圧
源である負圧源145に接続され、切換バルブの切り換
え操作によつて負圧を供給し、又は外気を導入すること
ができ、これによつてリンク142に実質的な往復直線
運動を与え、レバー127に往復揺動運動を与えること
ができるようになつている。
【0025】車両の負圧源145としては、例えば、小
型トラックに装備されるバキュームサーボブレーキのバ
キュームポンプ、エンジンの吸入負圧がある。なお、バ
キュームチャンバ136内の図示を省略した戻しスプリ
ングの作用により、内部に外気を導入した常態におい
て、レバー127は、図7に実線にて示す非作動位置を
採つている。上記の可動部材120、くさび状空間12
8、ボール129、戻しスプリング123、カム部材1
21等により、クラッチ装置13を摩擦係合させる押圧
手段を構成している。
【0026】次に、クーラ・ポンプユニット2について
説明する。ケース103に設けた作動液体入口11a
は、作動液体流路21及びクーラ・ポンプユニット2を
介してケース103に設けた作動液体出口11bに接続
されている。すなわち、作動液体流路21には、作動液
体入口11a側から順次に作動液体を循環させるポンプ
22及び作動液体用クーラ23が接続されている。ポン
プ22は、電気モータ22aによつて回転駆動され、作
動液体用クーラ23はファン23aによつて空冷され
る。
【0027】また、作動液体流路21の適当箇所(図示
の実施例にあつては、作動液体用クーラ23の一端部)
に、配管28を介して機械式リザーバ装置26が接続さ
れる。機械式リザーバ装置26は、作動液体流路21ひ
いては流体式リターダ11の作動液体量を調節すると共
に作動液体に所定圧を付与する機能を有する。機械式リ
ザーバ装置26は、可撓性を備える区画部材26bによ
つて上部に液室26cを区画し、この液室26cに配管
28が接続されている。液室26cは、スプリング26
aによつて上方に付勢される区画部材26bによつて区
画されているので、作動液体流路21ひいては流体式リ
ターダ11の作動液体に所定の圧力を付与させながら、
作動液体を貯溜させることができる。26dは、空気抜
き孔である。
【0028】なお、図1に示す41は第1液温検出手段
であり、第1液温検出手段41は、作動液体出口11b
付近の作動液体流路21に備えられ、作動液体の比較的
高い第1所定温度(例えば150℃)を検出する。この
第1液温検出手段41は、作動液体が前記第1所定温度
にまで上昇したことを検出した際、駆動装置122を復
帰駆動させ、クラッチ装置13を切断するように機能す
る。なお、上記の第1所定温度(例えば150℃)は、
瞬間的な温度上昇をも検出可能なようにオーバヒートを
生ずる実際の温度よりも少し低めに設定してある。
【0029】また、46は第2液温検出手段であり、第
2液温検出手段46は、作動液体の比較的低い第2所定
温度(例えば85℃)を検出する。第2液温検出手段4
6による検出信号により、電気モータ22a及びファン
23aを駆動させ、ポンプ22によつて作動液体流路2
1、流体式リターダ11等の作動液体を循環させると共
に、作動液体用クーラ23を作動させるようになつてい
る。
【0030】次に、上記実施例の作用について説明す
る。車両の走行中において、図外のリターダスイッチを
切り換えることにより、クラッチ装置13を接続させ
る。リターダスイッチの操作によつて、駆動装置122
を駆動すれば、回転軸10と一体に回転する各クラッチ
プレート116に対し、第2軸受111にて支持される
可動のプレッシャプレート114a、各セパレータ11
4b、プレッシャプレート115が押し付けられ、クラ
ッチ装置13が接続される。すなわち、図外の切換バル
ブの切換え操作によつてバキュームチャンバ136に負
圧源145からの負圧を供給し、リンク142を介して
レバー127に揺動運動を与えれば、カム部材121が
回動し、係合部120bに係合するカム部121bを介
して可動部材120が図5,図9に示す回動方向Cに向
けて若干回動する。この回動方向Cは、回転軸10の常
態である車両前進時の回転方向Bと反対方向である。
【0031】これにより、図9に示すようにボール12
9箇所のくさび状空間128の断面積が減少し、可動部
材120がボール129を介して中心軸線方向の内側に
押し出される。くさび状空間128のリフト角θは、比
較的小角度(45度よりも小)に設定されているので、
可動部材120は倍力された状態で押し出される。その
際、可動部材120は、ステータ側ケース102の案内
面102cに摺接しながら回動かつ中心軸線方向に移動
し、また、戻しスプリング123が弾性的に伸長する。
【0032】この可動部材120の移動により、第2軸
受111を介して可動のプレッシャプレート114aが
セパレータケース107内に押し込まれ、可動のプレッ
シャプレート114a、各セパレータ114b及びプレ
ッシャプレート115の間に各クラッチプレート116
が挟圧され、クラッチ装置13が接続してクラッチプレ
ート116、可動のプレッシャプレート114a、セパ
レータ114b、プレッシャプレート115及びセパレ
ータケース107を介してロータ16が回転を開始す
る。これにより、リターダ装置の機能が発揮され、ロー
タ16による攪拌によつて生ずる作動液体の速度エネル
ギがステータ15に吸収される。
【0033】すなわち、ロータ16の自己ポンプ作用又
はポンプ22によつてリターダ室104内に冷却を兼ね
た作動液体が循環する状態において、ロータ16の回転
エネルギーがステータ15に良好に吸収され、作動液体
に熱として伝えられて減速作用が発生する。その際、作
動液体によつてクラッチ装置13の冷却も図られる。か
くして、この流体式リターダ装置の作動は、カム部材1
21が回動するのみで得られる。
【0034】しかして、クラッチ装置13の接続に際
し、万一、クラッチ装置13の接続圧力の反力が第2軸
受111の圧力角方向Aに強く作用することに起因して
第2軸受111の転動体111c、内輪111a及び外
輪111bが固着し、可動部材120が回転軸10と共
回りを生ずる場合には、回転軸10が可動部材120を
接続時の回動方向Cと逆向きに回動させるようになるの
で、クラッチ装置13が切断されて流体式リターダ11
の作動が得られなくなる。この可動部材120の逆向き
の回動は、負圧源145による作動力が弾性的に作用す
るバキュームチャンバ136によつて吸収される。
【0035】リターダスイッチをOFF作動し、バキュ
ームチャンバ136に外気を導入すれば、バキュームチ
ャンバ136内の戻しスプリング及び戻しスプリング1
23の作用により、リターダ装置の駆動が停止する。す
なわち、リンク142、レバー127及びカム部材12
1が主としてバキュームチャンバ136内の戻しスプリ
ングの作用にて回動復帰し、図8に示すようにボール1
29箇所のくさび状空間128の断面積が増大する。こ
の状態で、可動部材120、第2軸受111及び可動の
プレッシャプレート114aが戻しスプリング123の
作用にて中心軸線方向の外側に復帰し、クラッチ装置1
3が切断されるので、ロータ16の回転が停止する。こ
れにより、作動液体の速度エネルギがステータ15に作
用しなくなり、リターダ装置の作動が停止する。
【0036】ところで、第1軸受112は、セパレータ
ケース107を回転自在にケース103に支持すればよ
く、第1軸受112の外輪112aを中心軸線方向の移
動不可能にプレッシャプレート115に固着すると共
に、内輪112bをロータ側ケース101に固着するこ
ともできる。また、負圧源145は、圧力空気を供給す
るものに置換でき、切換バルブの切り換え操作によつて
圧力空気を供給し、又は外気を選択的に導入し、これに
よつてリンク142に往復直線運動を与え、レバー12
7に往復揺動運動を与えることもできる。
【0037】更に、ケース103の複数の突出部102
aにくさび状空間128を形成し、可動部材120にボ
ール129を保持する半球状の凹所102dを形成する
こともできる。その場合にも、各ボール129を各くさ
び状空間128の断面積が小さくなる方向に相対移動さ
せ、可動部材120を中心軸線方向に押出してクラッチ
装置13を接続させる際、可動部材120の回動方向C
が、回転軸10の常態での回転方向Bと反対方向になる
ように設定する。
【0038】
【発明の効果】以上の説明によつて理解されるように、
本発明に係る流体式リターダ装置によれば、次の効果が
得られる。クラッチ装置を摩擦係合させるためにボール
ランプ機構を使用し、ボールランプ機構を介して倍力さ
せて摩擦係合させ得るので、ボールランプ機構を駆動す
る駆動源として、負圧源を使用することが可能になつ
た。その結果、小型トラック、乗用車等の比較的小型の
車両に流体式リターダ装置を搭載することが可能になつ
た。加えて、第2軸受が固着して可動部材が回転軸と共
回りをする場合であつても、クラッチ装置が切断されて
流体式リターダの作動が停止するのみである。その結
果、流体式リターダの耐久性が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施例に係る流体式リターダ装置
を示す概略図。
【図2】 同じく流体式リターダを示す半部断面図。
【図3】 同じく流体式リターダの要部を示す断面図。
【図4】 同じく流体式リターダの要部を示す断面図。
【図5】 同じくステータ側ケースを示す図。
【図6】 同じく可動部材を示す図。
【図7】 同じく流体式リターダを示す側面図。
【図8】 同じくボールの取付け状態を示す図。
【図9】 同じくボールの作用説明図。
【符号の説明】
1:流体式リターダユニット、2:クーラ・ポンプユニ
ット、10:回転軸、11:流体式リターダ、11a:
作動液体入口、11b:作動液体出口、13:クラッチ
装置、15:ステータ、16:ロータ、21:作動液体
流路、102d:凹所、103:ケース、104:リタ
ーダ室、107:セパレータケース、111:第2軸
受、112:第1軸受、114a:可動のプレッシャプ
レート、114b:セパレータ、115:プレッシャプ
レート、116:クラッチプレート、120:可動部
材、120b:係合部、121:カム部材、121a:
カム部材本体、121b:カム部、122:駆動装置、
123:戻しスプリング、127:レバー、128:く
さび状空間、129:ボール、131,132,13
9:シール部材、133,134:軸受、136:バキ
ュームチャンバ、145:負圧源。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪と共に回転する回転軸(10)に設
    けられ、常時作動液体が充填される流体式リターダ(1
    1)と、該流体式リターダ(11)の作動液体入口(1
    1a)と作動液体出口(11b)との間を接続する作動
    液体流路(21)とを備え、該流体式リターダ(11)
    が、回転軸(10)に相対回転不可能に固定可能なロー
    タ(16)と、ロータ(16)に対向して設けられ、車
    体側部材に実質的に固定されるステータ(15)と、回
    転軸(10)とロータ(16)とを断接可能なクラッチ
    装置(13)とをケース(103)内に備え、クラッチ
    装置(13)は、ケース(103)側に第2軸受(11
    1)を介して回転自在に支持される可動のプレッシャプ
    レート(114a)と、ロータ(16)と共に回転する
    ようにケース(103)に第1軸受(112)を介して
    回転自在に支持される複数のセパレータ(114b)及
    びプレッシャプレート(115)と、回転軸(10)と
    共に回転する複数のクラッチプレート(116)とを有
    し、ボールランプ機構により、回転力を推力に変換して
    該可動のプレッシャプレート(114a)を移動させ、
    可動のプレッシャプレート(114a)、複数のセパレ
    ータ(114b)及びプレッシャプレート(115)と
    複数のクラッチプレート(116)とを摩擦係合させる
    流体式リターダ装置であつて、前記ボールランプ機構
    が、ケース(103)に回動自在かつ中心軸線方向の移
    動自在に支持され、前記第2軸受(111)を介して可
    動のプレッシャプレート(114a)を回転自在に支持
    する可動部材(120)と、ケース(103)又は可動
    部材(120)の一方に形成され、周方向に次第に断面
    積が変化する複数個のくさび状空間(128)と、ケー
    ス(103)又は可動部材(120)の他方に形成さ
    れ、各くさび状空間(128)との間に介在するボール
    (129)を保持する凹所(102d)と、前記ケース
    (103)を貫通して配置され、カム部(121b)が
    可動部材(120)の係合部(120b)に係合するカ
    ム部材(121)とを有すると共に、駆動装置(12
    2)によつてカム部材(121)を回動させ、係合部
    (120b)に係合するカム部材(121)のカム部
    (121b)によつて可動部材(120)を回動させる
    ことにより、各ボール(129)を各くさび状空間(1
    28)の断面積が小さくなる方向に相対移動させ、可動
    部材(120)を中心軸線方向に押出してクラッチ装置
    (13)を接続させる際、可動部材(120)の回動方
    向が、回転軸(10)の常態での回転方向(B)と反対
    方向になるように設定されていることを特徴とする流体
    式リターダ装置。
  2. 【請求項2】 駆動装置(122)が、ケース(10
    3)の外部に配置されるバキュームチャンバ(136)
    と、バキュームチャンバ(136)に接続される負圧源
    (145)とを有することを特徴とする請求項1の流体
    式リターダ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006516508A (ja) * 2003-02-08 2006-07-06 ツェットエフ、フリードリッヒスハーフェン、アクチエンゲゼルシャフト 接続可能なリターダを有するドライブトレイン
JP2013177131A (ja) * 2006-01-09 2013-09-09 General Electric Co <Ge> ハイブリッド車両およびその組み立て方法
CN112406831A (zh) * 2019-08-23 2021-02-26 采埃孚股份公司 操作用于使车辆的减速器联接及断开联接的分离离合器

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