JPH08216696A - 車両用窓ガラスシール部材およびその製造方法 - Google Patents

車両用窓ガラスシール部材およびその製造方法

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JPH08216696A
JPH08216696A JP7049020A JP4902095A JPH08216696A JP H08216696 A JPH08216696 A JP H08216696A JP 7049020 A JP7049020 A JP 7049020A JP 4902095 A JP4902095 A JP 4902095A JP H08216696 A JPH08216696 A JP H08216696A
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浩司 坂木
Koichi Muraguchi
幸一 村口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コーナー部においても窓ガラスの摺動抵抗が
低い車両用窓ガラスシール部材およびその窓ガラスシー
ル部材を簡単に製造できる方法を提供する。 【構成】 摺動する車両用窓ガラスの周縁挿入用の凹溝
12を有する基材13の一部から前記凹溝内に向けて、
車両用窓ガラスとの摺接面15が摺動抵抗の低い材質で
構成されたシール用リップ14を突設した所定長の複数
本の本体部材11と、該本体部材の端末間にあって該端
末と接合した屈曲形状のコーナー部材21とからなる車
両用窓ガラスシール部材において、前記コーナー部材で
接合される本体部材の端末同士のシール用リップ14a
を前記コーナー部材のコーナー部付近まで延設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、摺動する車両用窓ガ
ラスの周縁をシールするための車両用窓ガラスシール部
材およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両においては、図7に示す
ように、側面の窓ガラスGが上下摺動により開閉可能に
されている。図8はその8−8断面図である。この窓ガ
ラスの窓枠41には、窓ガラス周縁をシールするための
シール部材(グラスチャンネルとも称される)42が取
付けられている。図9は、そのシール部材42の概略正
面図、図10はそのコーナー部付近の斜視図である。
【0003】前記シール部材42は、窓ガラスGの周縁
が挿入される凹溝43を有する基材44の一部から前記
凹溝43内へ向けてシール用リップ45,45が突設さ
れた所定長の本体部材46と、その本体部材46の端末
間にあってその端末と接合した屈曲形状のコーナー部材
47とからなる。
【0004】ところで、前記シール部材42は、窓枠お
よび窓ガラス周縁との密着性を良好とするため、適当な
柔軟性が求められ、さらに、前記シール用リップ45部
分については、窓ガラスの上下摺動時に窓ガラス周縁と
摺接する部分であるため滑りが求められる。しかし、通
常、柔軟性が好ましい材質は滑りが悪く、また滑りの良
好な材質は柔軟性に欠けるものが多い。そこで従来にお
いては、前記シール用リップ45および基材44を、E
PDM等の合成ゴム、軟質塩化ビニル樹脂あるいは軟質
オレフィン樹脂等からなる柔軟な材質で構成するととも
に、前記シール用リップ45の窓ガラスとの摺接面48
を、摺動抵抗の低い材質、たとえばウレタン樹脂塗膜、
シリコン樹脂塗膜あるいは高摺動オレフィン樹脂で構成
することがなされている。
【0005】また、一定断面を有する長尺品の成形は、
ゴムあるいはプラスチックの成形に多用されている押し
出し成形によって行なうのが合理的である。そのため、
前記シール部材42においても、押し出し成形品が好ま
しい。しかし、前記シール部材は、窓ガラス周縁に沿う
形状とされるため、窓ガラスのコーナー部に対応する部
分には、断面形状が除々に変化して屈曲するコーナー部
が存在する。そのため、押し出し成形品をそのまま使用
することができなかった。
【0006】そこで、従来にあっては、押し出し成形品
を切断して図11に示すような所定長の本体部材46を
複数本形成し、その本体部材46の端末49を、図12
に示すようにコーナー部材成形金型50内に所定角度
で、かつ端末49,49間にコーナー部材成形空間51
を残して配置し、そのコーナー部材成形空間51に、前
記基材44と同様の柔軟な合成ゴムあるいは樹脂を射出
して本体部材46の端末と接合したコーナー部材(図9
および図10に示す47)を成形している。符号Nは射
出装置の先端部分である。
【0007】その際、前記コーナー部材成形空間51
は、コーナー部材47の形状に合わせて徐変形状となっ
ている。そのため、コーナー部材成形空間51の奥深く
まで本体部材端末49を配置して、本体部材端末49,
49間の間隔を小にしようとしても、本体部材端末49
がコーナー部材成形空間51の型内面と衝突して奥深く
まで配置できなかった。したがって、コーナー部材成形
金型50内における本体部材端末49の位置は、前記徐
変形状部の手前位置とされ、本体部材端末49,49間
に徐変形状からなるコーナー部材成形空間51が残され
る。
【0008】しかし、このように本体部材の端末49,
49間を離してコーナー部材47を射出成形したシール
部材42にあっては、前記摺動抵抗の低いシール用リッ
プ45が、シール部材42の徐変形状部手前で途切れて
コーナー部材47には存在しない。そのため、その後、
摺動抵抗の低いウレタン樹脂あるいはシリコン樹脂等を
コーナー部材47にコーティングする必要があった。し
たがって、そのコーティング作業が面倒なばかりか、コ
ーテング材料費が余分に必要となる問題があった。さら
に、屈曲したコーナー部材47へのコーティングは、平
面へのコーティングと異なり、不均一になりやすく、塗
膜厚等の品質が一定しない問題もある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、前記の点
に鑑みなされたもので、コーナー部においても窓ガラス
の摺動抵抗が低い車両用窓ガラスシール部材およびその
窓ガラスシール部材を簡単に製造できる方法を提供しよ
うとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】車両用窓ガラスシール部
材の発明は、摺動する車両用窓ガラスの周縁挿入用の凹
溝を有する基材の一部から前記凹溝内に向けて、前記車
両用窓ガラスとの摺接面が摺動抵抗の低い材質で構成さ
れたシール用リップを突設した所定長の複数本の本体部
材と、該本体部材の端末間にあって該端末と接合した屈
曲形状のコーナー部材とからなる車両用窓ガラスシール
部材において、前記コーナー部材で接合される本体部材
の端末同士のシール用リップを前記コーナー部材のコー
ナー部付近まで延設したことを特徴とする。
【0011】また、車両用窓ガラスシール部材の製造方
法の発明は、摺動する車両用窓ガラスの周縁挿入用凹溝
を有する基材の一部から前記凹溝内に向けて、前記車両
用窓ガラスとの摺接面が摺動抵抗の低い材質で構成され
たシール用リップを突設した所定長の本体部材同士を、
その端末間にコーナー部材成形空間を残してコーナー部
材成形金型内に配置し、前記コーナー部材成形空間で屈
曲形状のコーナー部材を射出成形して、前記本体部材と
コーナー部材とを接合する車両用窓ガラスシール部材の
製造方法において、前記本体部材は、その端末から所定
長の範囲を、前記シール用リップを残して切除し、該切
除後の本体部材同士の端末を、前記シール用リップの先
端が互いに近接するようにコーナー部材成形金型内に配
置して、前記コーナー部材の射出成形を行なうことを特
徴とする。
【0012】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説
明する。図1はこの発明の一実施例の車両用窓ガラスシ
ール部材の正面図、図2はそのコーナー部付近を示す拡
大斜視図、図3はその本体部材の端末付近を示す斜視
図、図4はこの発明による車両用窓ガラスシール部材製
造時のコーナー部材成形金型の斜視図、図5はその5−
5断面図、図6は6−6断面図である。
【0013】図1および図2に示すこの発明の一実施例
の車両用窓ガラスシール部材10は、図7に示した車両
の窓ガラスG周縁のシールのためのもので、その窓枠4
1に取り付けられるものである。このシール部材10
は、略直線状あるいは緩やかな曲線状をした複数本の本
体部材11と、その本体部材11の端末間に形成された
屈曲形状のコーナー部材21とよりなる。前記本体部材
11は一定の断面形状からなり、また前記コーナー部材
21は、その断面形状が除々に変化している。
【0014】前記本体部材11は、図2および図3から
よりよく理解できるように、凹溝12を有する基材13
の一部、この実施例では前記基材13の縁から、凹溝1
2内に向けてシール用リップ14が突設されたもので、
押し出し成形品を所定長に切断したものからなる。前記
凹溝12は摺動する車両用窓ガラスの周縁が挿入される
部分で、窓ガラスの上端が挿入される側の凹溝12aの
内底面には小さな圧着用リップ17が形成されている。
前記シール用リップ14は、その表面が車両用窓ガラス
周縁との摺接面15となって窓ガラス周縁をシールする
部分である。なお、基材13の車室内側には窓枠嵌着用
の溝16が形成されている。
【0015】前記基材13の材質は、EPDM等の合成
ゴム、軟質塩化ビニル樹脂あるいは軟質オレフィン樹脂
等の柔軟な材質から構成されて、前記窓枠への取付けお
よび窓ガラス周縁への密着が良好となるようにされてい
る。
【0016】前記シール用リップ14表面の摺接面15
については、窓ガラスとの摺動抵抗を小さくするため、
摺動抵抗の低い樹脂で構成される。この摺動抵抗の低い
樹脂は、前記基材13に用いられるEPDM等と比べ一
般的に硬いため、窓ガラスの周縁が接する部分、すなわ
ちシール用リップ14の摺接面15に設け、基材13全
体が硬くなるのを防止している。なお、前記凹溝12の
側壁内面および内底面についても摺動抵抗の低い材質で
構成して、窓ガラスの摺動をより良好にすることも適宜
なされる。この実施例の摺接面15は、シール用リップ
14表面にコーティングしたウレタン樹脂、シリコン樹
脂等の塗膜で構成されているが、前記基材13の材質を
軟質オレフィン樹脂で構成する場合には、その基材13
と相溶性のよい高摺動オレフィン樹脂で前記摺接面15
を構成するのが好ましい。
【0017】また、前記本体部材11は、図3に示すよ
うにその端末から所定長の範囲dが、シール用リップ1
4を残して切除され、その残存シール用リップ14aが
本体部材11の端末から突出している。そのシール用リ
ップ14aは、本体部材11の端末からコーナー部材2
1のコーナー部22付近まで延び、シール用リップ14
a,14aの先端同士が互いに近接している。そのた
め、このシール部材10はコーナー部22付近において
も窓ガラスの摺動抵抗が小さくなり、窓ガラスの昇降を
軽く行なうことができる。前記本体部材11端末の切除
長さdは、コーナー部材21の屈曲形状等により異なる
が、シール部材10の断面形状が一定な部分から徐変形
状に変わる部分の境界位置に、切除後の本体部材11端
面(シール用リップ14a以外の端末端面)が位置する
ように設定される。
【0018】一方、前記コーナー部材21は、シール部
材10のコーナー部において、本体部材11同士を連結
するために本体部材11の端末間で射出成形されたもの
で、本体部材11の端末と接合している。このコーナー
部材21は、断面形状が除々に変化する屈曲形状からな
り、窓ガラスとの摺接面については前記本体部材11端
末のシール用リップ14aで構成されている。
【0019】次に、前記車両用窓ガラスシール部材の製
造方法の一例について説明する。まず、前記本体部材1
1と同一断面形状および材質からなる長尺品を押し出し
成形し、所定長さに切断して所定本数の本体部材11を
形成する。前記押し出し成形時、シール用リップ14の
窓ガラスとの摺接面15は、摺動抵抗の低い材質で被覆
されたり、あるいは押し出し成形後に摺動抵抗の低い樹
脂がコーティングされる。そして、図3に示すように、
その本体部材11の端末から所定長の範囲dの部分につ
いて、シール用リップ14aを残して切除する。なお、
そのシール用リップ14aを残して切除する作業は、前
記押し出し成形品を切断して所定長の本体部材11を形
成する作業と同時に行なってもよい。また、シール用リ
ップ14aの厚みが薄すぎたり幅が小さすぎたりして、
後記するコーナー部材成形用金型31内で、シール用リ
ップ14aの自己形状保持性が不足する場合には、図4
に示すように、シール用リップ14aと連接する凹溝1
2の側壁12bについてもシール用リップ14aととも
に残してもよい。
【0020】次いで、前記本体部材11,11の端末同
士を、図4に示すようにコーナー部材成形用金型31内
に配置する。図5はその5−5断面、図6は6−6断面
を示す。前記金型31は、複数に分割された分割型から
なり、その本体部材挿入孔32,32に続いてコーナー
部材成形空間33が内部に形成されている。このコーナ
ー部材成形空間33は、前記シール部材10のコーナー
部材21形状からなり、断面形状が徐変した屈曲形状を
している。図6の符号34はコーナー部材成形のための
ランナ部、また図4の符号Nは射出装置の先端部分であ
る。
【0021】前記金型31内への本体部材11,11端
末の配置は、本体部材11,11の端末から突出するシ
ール用リップ14a,14aの先端が互いに近接するよ
うにされ、またシール用リップ14以外の端末部分につ
いては、コーナー部材成形空間33の手前、すなわち金
型31内面の徐変部手前位置とされる。なお、前記シー
ル用リップ14a,14aの先端は重なり合ってもよ
い。
【0022】前記金型31内に本体部材11,11端末
を配置する際、前記本体部材11端末から突出するシー
ル用リップ14aは、コーナー部材成形空間33の徐変
形状により金型31内面に一部が衝突したり押圧された
りする。しかし、シール用リップ14a部分を除いて本
体部材11端末が切除されているため、シール用リップ
14a部分は変形し易く、金型31内面と衝突しても、
図6のようにコーナー部材成形空間33内で容易に変形
する。したがって、シール用リップ14a,14aをコ
ーナー部材成形空間33の奥まで挿入して、シール用リ
ップ14a,14aの先端を近接配置させることができ
る。
【0023】次いで、前記コーナー部材成形空間33内
に、軟質塩化ビニル樹脂等の柔軟な樹脂材料を射出し
て、前記本体部材11の端末と接合したコーナー部材2
1を成形する。成形されたコーナー部材21は、そのコ
ーナー部まで前記本体部材11のシール用リップ14a
が存在する。その後、シール部材10の他のコーナー部
についても別のコーナー部材成形金型を用いて同様に成
形すれば、所望のシール部材10が得られる。
【0024】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
車両用窓ガラスシール部材によれば、そのコーナー部の
窓ガラスとの摺接面も摺動抵抗の低い材質で構成されて
いるため、窓ガラス昇降の際の負荷が一層小さくなる。
したがって、手動で窓ガラスを昇降させる際には軽い力
で行なえ、また、モータで行なう場合にはモータを小さ
くしたり、その使用電力を減らすことができる。
【0025】一方、この発明の車両用窓ガラスシール部
材の製造方法によれば、本体部材を、その端末の所定長
さについてシール用リップを残して切除して用いるた
め、本体部材端末のシール用リップは変形し易く、コー
ナー部材成形用金型内面にシール用リップが接触して押
圧されても、容易に変形し、金型内への本体部材の配置
を妨げるおそれがない。したがって、コーナー部材を射
出成形する際に、シール用リップを、コーナー部材成形
用金型内のコーナー部材成形空間の奥まで延ばしてシー
ル用リップの先端同士を互いに近接配置することがで
き、コーナー部の窓ガラスとの摺接面まで摺動抵抗を低
くした車両用窓ガラスシール部材を容易に得ることがで
きる。しかも、コーナー部材に対して後工程で摺動抵抗
の低い樹脂等をコーティングする必要がなくなり、極め
て製造作業が簡単となるばかりか、コーティング材料の
節約も実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の車両用窓ガラスシール部
材の正面図である。
【図2】そのコーナー部付近の拡大斜視図である。
【図3】その本体部材の端末付近を示す斜視図である。
【図4】この発明による車両用窓ガラスシール部材製造
時の一例を示すコーナー部材成形金型の斜視図である。
【図5】その5−5断面図である。
【図6】6−6断面図である。
【図7】窓ガラス用シール部材を有する自動車の側面図
である。
【図8】その8−8断面図である。
【図9】従来の窓ガラス用シール部材の平面図である。
【図10】そのコーナー部付近の拡大斜視図である。
【図11】従来の本体部材端末を示す部分斜視図であ
る。
【図12】従来の製造方法を示すコーナー部材成形用金
型の斜視図である。
【符号の説明】 11:本体部材 12:凹溝 13:基材 14:シール用リップ 14a:本体部材端末のシール用リップ 15 窓ガラスとの摺接面 21 コーナー部材 22 コーナー部 31 コーナー部材成形用金型 33 コーナー部材成形空間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 摺動する車両用窓ガラスの周縁挿入用の
    凹溝を有する基材の一部から前記凹溝内に向けて、前記
    車両用窓ガラスとの摺接面が摺動抵抗の低い材質で構成
    されたシール用リップを突設した所定長の複数本の本体
    部材と、該本体部材の端末間にあって該端末と接合した
    屈曲形状のコーナー部材とからなる車両用窓ガラスシー
    ル部材において、 前記コーナー部材で接合される本体部材の端末同士のシ
    ール用リップを前記コーナー部材のコーナー部付近まで
    延設したことを特徴とする車両用窓ガラスシール部材。
  2. 【請求項2】 摺動する車両用窓ガラスの周縁挿入用凹
    溝を有する基材の一部から前記凹溝内に向けて、前記車
    両用窓ガラスとの摺接面が摺動抵抗の低い材質で構成さ
    れたシール用リップを突設した所定長の本体部材同士
    を、その端末間にコーナー部材成形空間を残してコーナ
    ー部材成形金型内に配置し、前記コーナー部材成形空間
    で屈曲形状のコーナー部材を射出成形して、前記本体部
    材とコーナー部材とを接合する車両用窓ガラスシール部
    材の製造方法において、 前記本体部材は、その端末から所定長の範囲を、前記シ
    ール用リップを残して切除し、該切除後の本体部材同士
    の端末を、前記シール用リップの先端が互いに近接する
    ようにコーナー部材成形金型内に配置して、前記コーナ
    ー部材の射出成形を行なうことを特徴とする車両用窓ガ
    ラスシール部材の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、本体部材の端末から
    所定長の範囲を切除する際に、該範囲のシール用リップ
    と連接する凹溝側壁の少なくとも一方を、当該シール用
    リップとともに残すことを特徴とする車両用窓ガラスシ
    ール部材の製造方法。
JP7049020A 1995-02-13 1995-02-13 車両用窓ガラスシール部材およびその製造方法 Pending JPH08216696A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019181411A (ja) * 2018-04-17 2019-10-24 株式会社安藤・間 汚染土壌または汚染水の原位置浄化方法および原位置浄化装置
US20210162640A1 (en) * 2019-07-23 2021-06-03 Standard Profil Ege Otomotiv Sanayi Ve Ticaret Anonim Sirketi Mold structure for injection end welding in sealing profiles

Cited By (4)

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