JPH08216670A - 蓄冷式冷房装置 - Google Patents

蓄冷式冷房装置

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JPH08216670A
JPH08216670A JP7235504A JP23550495A JPH08216670A JP H08216670 A JPH08216670 A JP H08216670A JP 7235504 A JP7235504 A JP 7235504A JP 23550495 A JP23550495 A JP 23550495A JP H08216670 A JPH08216670 A JP H08216670A
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JP
Japan
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air
pack
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case
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Application number
JP7235504A
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English (en)
Inventor
Takashi Tanaka
尚 田中
Yuichi Shirota
雄一 城田
Hikari Sugi
光 杉
Masami Konaka
将見 小中
Kazuyuki Yamamoto
和志 山本
Seiji Miwa
誠治 三輪
Manabu Miyata
学 宮田
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/573,276 priority patent/US5644929A/en
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00357Air-conditioning arrangements specially adapted for particular vehicles
    • B60H1/00378Air-conditioning arrangements specially adapted for particular vehicles for tractor or load vehicle cabins
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00492Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices comprising regenerative heating or cooling means, e.g. heat accumulators
    • B60H1/005Regenerative cooling means, e.g. cold accumulators

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラックの仮眠室等を蓄冷材により冷房する
蓄冷式冷房装置において、冷房能力の向上を図る。 【解決手段】 ケース16内に、蓄冷用蒸発器10を配
設するとともに、この蓄冷用蒸発器10のチューブ面に
蓄冷パック23を密着配置して、車両走行時に冷凍サイ
クルの運転により蓄冷用蒸発器10を作動させ、この蓄
冷用蒸発器10により蓄冷パック23を冷却し蓄冷材を
凍結させる。そして、駐車時には送風機21を作動させ
て、吸入口18から吸入した仮眠室内の空気を蓄冷パッ
ク23で冷却した後、吹出口19から仮眠室内に吹出
す。ケース16には、リブ部材160a、161aを千
鳥配列して、蓄冷パック23に均一に空気を通過させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は蓄冷材の融解潜熱を
利用して室内を冷房する蓄冷式冷房装置に関するもの
で、車両(例えばトラック)の仮眠室内を冷房する冷房
装置として好適なである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の仮眠室を冷房する蓄冷式冷
房装置としては、特開昭62−149509号公報に記
載の装置が知られており、この従来装置では、トラック
の運転室の後方に、仮眠室を形成し、この仮眠室の後方
の壁面に冷却ユニットを配設し、この冷却ユニットのケ
ース下方部に吸入口を、またケース上方部に吹出口をそ
れぞれ設け、さらにその内部には蓄冷式冷却器と送風機
を設けている。
【0003】上記蓄冷式冷却器は、車両の空調用冷凍サ
イクルに設けられた冷媒蒸発器と、この蒸発器にて蓄冷
される蓄冷材とから構成され、トラックの走行時に冷媒
蒸発器により蓄冷材を冷却して蓄冷材を凍結しておき、
そしてトラックの停車時に運転者が仮眠室で仮眠すると
きには、送風機を作動させて、蓄冷材部分の空気流路に
送風して、この蓄冷材と送風空気との間で熱交換を行っ
て、送風空気を冷却し、その冷却空気を吹出口から仮眠
室内に吹き出すようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記蓄冷式冷房装置を
製品化する際しては、その必要機能として、冷房性能を
良好に発揮するために、蓄冷材部分の空気流路に低圧損
で均一に空気を送風することが要求される。また、蓄冷
時間の短縮および一旦蓄冷された蓄冷能力の維持のため
に、断熱性を高めることが要求される。
【0005】しかるに、上記公報記載の従来装置では、
上記必要機能達成のための具体的手段については何ら開
示していない。そこで、本発明は上記点に鑑みて、蓄冷
材部分の空気流路に均一に空気を送風できるようにする
ことを目的とする。また、本発明の他の目的は、断熱性
の高いケース構造を持った蓄冷式冷房装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、以下の技術的手段を採用する。請求項1記
載の発明では、蓄冷材を収納したパック状部材(23)
と、冷却媒体が流通するチューブ(10a)を有し、こ
のチューブ(10a)の面に前記パック状部材(23)
が密着配設され、このパック状部材(23)を冷却する
蓄冷用熱交換器(10)と、前記パック状部材(23)
と熱交換可能に形成された空気流路(24、167c、
20)と、この空気流路(24、167c、20)に送
風する送風手段(21)とを備え、前記パック状部材
(23)で冷却された冷風を前記空気流路(24、16
7c、20)から冷房対象部位に吹き出すように構成さ
れており、さらに、前記空気流路(24、167c、2
0)のうち、前記パック状部材(23)の空気上流側お
よび空気下流側の少なくとも一方に配置された空気案内
用のリブ部材(160a、161a)を備え、このリブ
部材(160a、161a)は、前記パック状部材(2
3)に向かう空気流を均一に分散するように複数個分散
配置されている蓄冷式冷房装置を特徴としている。
【0007】請求項2記載の発明では、蓄冷材を収納し
たパック状部材(23)と、冷却媒体が流通するチュー
ブ(10a)を有し、このチューブ(10a)の面に前
記パック状部材(23)が密着配設され、このパック状
部材(23)を冷却する蓄冷用熱交換器(10)と、前
記パック状部材(23)と熱交換可能に形成された空気
流路(24、167c、20)と、この空気流路(2
4、167c、20)に送風する送風手段(21)と、
前記パック状部材(23)、前記蓄冷用熱交換器(1
0)、前記空気流路(24、167c、20)、および
前記送風手段(21)を内蔵するケース(16、16
0、161)と、このケース(16、160、161)
に設けられ、前記空気流路(24、167c、20)に
空気を流入させる吸入口(18)と、前記ケース(1
6、160、161)に設けられ、前記パック状部材
(23)で冷却された冷風を前記空気流路(24、16
7c、20)から冷房対象部位に吹き出す吹出口(1
9)と、前記空気流路(24、167c、20)のう
ち、前記パック状部材(23)の空気上流側および空気
下流側の少なくとも一方に配置された空気案内用のリブ
部材(160a、161a)とを備え、このリブ部材
(160a、161a)は、前記吸入口(18)から流
入して前記パック状部材(23)に向かう空気流を均一
に分散するように複数個分散配置されている蓄冷式冷房
装置を特徴としている。
【0008】請求項3記載の発明では、前記リブ部材
(160a、161a)は、前記パック状部材(23)
の空気上流側および空気下流側の双方に備えられている
ことを特徴とする。請求項4記載の発明では、前記リブ
部材(160a、161a)は、前記パック状部材(2
3)および前記蓄冷用熱交換器(10)のチューブ(1
0a)のうち、少なくとも前記パック状部材(23)を
前記ケース(16、160、161)内に押圧固定する
ように構成されていることを特徴とする。
【0009】請求項5記載の発明では、前記リブ部材
(160a、161a)は、前記空気流路(24、16
7c、20)に対して千鳥状に配置されていることを特
徴とする。請求項6記載の発明では、前記ケース(1
6、160、161)は樹脂から成形されており、前記
リブ部材(160a、161a)は前記ケース(16、
160、161)に一体成形されていることを特徴とす
る。
【0010】請求項7記載の発明では、前記蓄冷用熱交
換器(10)の周囲に、断熱空気層を形成する部材(1
65、166)が配設されていることを特徴とする。請
求項8記載の発明では、前記ケース(16、160、1
61)の前記吸入口(18)近傍に、前記パック状部材
(23)および前記蓄冷用熱交換器(10)の前面側に
流入する空気を清浄化する空気清浄フィルタ(170)
が着脱自在に装着されていることを特徴とする。
【0011】請求項9記載の発明では、前記空気清浄フ
ィルタ(170)は、前記パック状部材(23)および
前記蓄冷用熱交換器(10)の前面側を覆う大きさに形
成され、前記ケース(16、160、161)の側面に
開口されたフィルタ挿入穴(171)から前記ケース
(16、160、161)内に着脱自在に装着されてい
ることを特徴とする。
【0012】請求項10記載の発明では、前記ケース
(16、160、161)は車室内の所定区域に配設さ
れ、前記吹出口(19)から吹き出す冷風により車室内
の所定区域を冷房するように構成されていることを特徴
とする。なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する
実施例記載の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0013】
【発明の作用効果】請求項1〜10記載の発明によれ
ば、リブ部材により送風空気を案内して、蓄冷材を収納
したパック状部材の空気流路に対して均一に空気を送風
でき、蓄冷材による冷房能力を効果的に向上できる。ま
た、請求項3記載の発明では、リブ部材を、パック状部
材の空気上流側および空気下流側の双方に備えることに
より、また請求項5記載の発明では、リブ部材を、空気
流路に対して千鳥状に配置することにより、それぞれ蓄
冷材による冷房能力をより一層効果的に向上できる。
【0014】また、請求項4記載の発明では、リブ部材
に、パック状部材をケース内に押圧固定する役割を兼務
させているから、簡単な構造で冷房性能向上とパック状
部材の固定とを両立させることができる。また、請求項
6記載の発明では、ケースを樹脂から成形して、リブ部
材をケースに一体成形しているから、リブ部材を低コス
トで製造できる。
【0015】また、請求項6記載の発明では、蓄冷用熱
交換器の周囲に、断熱空気層を形成する部材を配設して
いるから、蓄冷用熱交換器の周囲を効果的に断熱でき、
そのため蓄冷時にパック状部材の冷却を効率よく行うこ
とができるとともに、一旦蓄冷を終えたパック状部材の
保冷も良好に行うことができる。従って、蓄冷時間を短
縮できるとともに、蓄冷材による冷房時間の延長を図る
こともできる。
【0016】また、請求項8、9記載の発明では、ケー
スの吸入口近傍に、パック状部材および蓄冷用熱交換器
の前面側に流入する空気を清浄化する空気清浄フィルタ
を着脱自在に装着しているから、空気清浄フィルタによ
り流入空気中の塵埃や異臭成分を除去することができ、
そのため空気中の塵埃や異臭成分がパック状部材および
蓄冷用熱交換器の表面等に付着して、これら部材の腐食
や異臭が発生することを効果的に抑制することができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。 (第1実施形態)図1は本発明をトラック用仮眠室の蓄
冷式冷房装置に適用した場合の冷凍サイクルを示すもの
で、1は圧縮機で、トラックの走行用エンジン(図示せ
ず)により電磁クラッチ1aを介して駆動されるように
なっている。2は圧縮機1から吐出された高温、高圧の
ガス冷媒を冷却し凝縮する凝縮器、3はこの凝縮器2で
凝縮した液冷媒を溜めて液冷媒のみを導出する受液器で
ある。
【0018】4は冷媒流れを断続する常開式の電磁弁、
5は液冷媒を減圧し膨張させる減圧手段としての温度作
動式膨張弁で、5aはその感温筒である。6はトラック
の運転室空調用の冷媒蒸発器で、トラックの運転室12
(図2参照)前方の計器盤12a下方部に配設された空
調ユニット13内に設置されている。この空調ユニット
13内には図示しない送風機により空気が送風され、こ
の送風空気が蒸発器6により冷却された後、図示しない
ヒータユニット、吹出口機構を経て運転室(車室)12
内へ吹き出すようになっている。
【0019】7は上記運転室空調用の機器(5、6)を
有する空調用冷媒回路で、前記電磁弁4はこの空調用冷
媒回路7への冷媒流れを断続する。8はこの空調用冷媒
回路7と並列に設けられた蓄冷用冷媒回路、9はこの蓄
冷用冷媒回路8に流入する液冷媒を減圧し膨張させる減
圧手段としての定圧膨張弁で、その下流側が所定圧力以
下に低下すると開弁するものである。
【0020】10は蓄冷用冷媒蒸発器(冷却手段、冷却
用熱交換器)で、トラックの運転室12後方に設置され
る仮眠室14の蓄冷用のものである。この仮眠室14内
に設置される冷却ユニット15のケース16内に蒸発器
10は設置される。11は逆止弁で、空調用蒸発器6側
から蓄冷用蒸発器10へ高温冷媒が逆流するのを防止し
て、蓄冷用蒸発器10の上流側から下流側への一方向の
みに冷媒を流すものである。
【0021】図2は本発明装置をトラック用仮眠室に設
置する具体的形態を示すもので、トラックの運転室12
の後方に、ベッド14aが配設された仮眠室14が形成
されている。この仮眠室14と運転室12との間はカー
テン17等により仕切ることができるようになってい
る。そして、上記仮眠室14において、車両幅方向一端
側の側壁18に冷却ユニット15が配設されている。
【0022】この冷却ユニット15は、図2に示すよう
に縦長で、かつ薄型の直方体形状に形成された樹脂製の
ケース16を有し、このケース16の前面下方部に仮眠
室14内の空気を吸入する吸入口18が設けられてい
る。この吸入口18は冷却ユニットケース16の前面幅
方向の略全域にわたって形成されている。また、ケース
16の前面上方部には冷風を車両幅方向他端側の側壁
(図示せず)に向かって吹き出す格子状の吹出口19が
設けられている。冷却ユニット15はベッド14aの端
部を跨ぐように門形に形成された取付ステー150の上
に載置され、固定されている。
【0023】なお、図1、2において、30は蓄冷用高
圧側冷媒配管、31は蓄冷用低圧側冷媒配管、32は空
調用高圧側冷媒配管、33は空調用低圧側冷媒配管で、
圧縮機1の吸入口に接続される。図3は本発明冷却ユニ
ット15の組み立て状態を示し、図4はその分解状態を
示す図で、ケース16の内部の上方部に、上記吹出口1
9に連通した空気流路20が形成されている。この空気
流路20内に位置するようにして、モータ21aで駆動
される遠心式送風機21が配置されている。この空気流
路20の下方部に、冷却器設置用の室22が区画形成さ
れており、この室22内に前記した蓄冷用冷媒蒸発器1
0と、この蒸発器10により冷却される蓄冷パック23
が設置されている。
【0024】ここで、蒸発器10は本例ではアルミニュ
ウム製の多穴偏平チューブ10a(図4、5参照)を用
いて構成されている。この多穴偏平チューブ10aは蓄
冷パック23の幅寸法L(図3、4参照)と同等の幅寸
法を持った断面偏平状に形成され、周知のごとく多数の
冷媒通路用の穴が並列形成されている。そして、この偏
平チューブ10aは図5に示すように上下端部に折り曲
げ部を有し、上下(天地)方向に蛇行するように形成さ
れている。従って、偏平チューブ10aの偏平面は上下
方向に向いている。
【0025】なお、10b、10cは冷媒の出入口パイ
プである。そして、この冷媒蒸発器10の偏平チューブ
10aの左右両側の偏平面に密着するように蓄冷パック
23が配置されている。この蓄冷パック23は図示する
ように天地方向に縦長の凹凸形状に形成されており、樹
脂で成形された薄肉のパック状(袋状)部材の内部に
水、あるいは軟ゲル状の蓄冷材を封入したものである。
【0026】また、パック23の材質としては、送風空
気との熱交換性向上のため、薄肉化しやすい材質例えば
ポリエチレン、ナイロン等が好適である。図5におい
て、24は凹凸形状の蓄冷パック23の凹部23aと冷
媒蒸発器10の偏平チューブ10aの偏平面との間に形
成された空気流路で、水平方向に多数並列に形成されて
いる。図3の矢印はケース16の前面下部の吸入口18
から流入した仮眠室14内の空気が上記空気流路24を
通過してケース後部の上方側に向かって流れる状態を示
す。
【0027】次に、冷却ユニット15全体の組付構造を
図4に基づいて説明すると、ケース16は、樹脂製の前
面側ケース160と樹脂製の後面側ケース161とに分
割されており、この両者160、161をビス162に
より一体に結合して構成されている。この両ケース16
0、161の内面には断熱材163、164を配設して
断熱性を高めるようにしてある。
【0028】一方、樹脂製の両ケース160、161の
内側にはそれぞれ複数のリブ部材160a、161a
(図4参照)が一体成形されている。このリブ部材16
0a、161aは水平方向に延びる矩形状のものであっ
て、前記空気流路24を通過する空気を案内するもので
あり、前記吸入口18から流入して前記蓄冷パック23
に向かう空気流を均一に分散するために千鳥状に配列さ
れている。
【0029】ここで、千鳥状の配列とは、水平方向に延
びる矩形状のリブ部材160a、161aを上下方向に
多段に配列するに際して、各段ごとに複数のリブ部材1
60a、161aを図3(b)に示すように水平方向に
ずらして配列することをいう。前記断熱材163、16
4には、このリブ部材160a、161aが嵌入し得る
スリット163a、164aが形成されており、このス
リット163a、164aを通してリブ部材160a、
161aは蓄冷用蒸発器10側へ突出するようになって
いる。
【0030】また、本例では、蓄冷パック23の幅Lを
蓄冷用蒸発器10の偏平チューブ10aの幅より若干大
きく設定して、この蓄冷パック23の前面側および後面
側をリブ部材160a、161aにより押圧して蓄冷パ
ック23をケース16内に固定するようになっている。
従って、リブ部材160a、161aは空気案内の役割
とパック固定部材としての役割を兼務している。
【0031】ここで、蓄冷パック23の幅Lを蓄冷用蒸
発器10の偏平チューブ10aの幅と略同一に設定し
て、この蓄冷パック23および蓄冷用蒸発器10の偏平
チューブ10aの前面側および後面側をリブ部材160
a、161aにより押圧して蓄冷パック23および蓄冷
用蒸発器10の偏平チューブ10aをケース16の前後
方向に対して固定するようにしてもよい。
【0032】蒸発器10の左右両側には、樹脂製のサイ
ドプレート165、166を配置する。このサイドプレ
ート165、166には上下方向に仕切られた複数の空
気層を形成する複数の凹部165a、166aが形成さ
れ、断熱効果を高めるようにしてある。ここで、複数の
空気層を上下方向に仕切って形成することにより、空気
の上下方向への自然対流を阻止できるので、より一層断
熱効果を向上できる。これと同時に、複数の凹部165
a、166aの仕切り壁によりサイドプレート165、
166を補強して、強度確保を図ることができる。
【0033】また、サイドプレート165、166には
雌ねじ165b、166bを有し、この雌ねじ165
b、166bに前記ビス162をねじ込むことにより、
前記両ケース160、161の結合と同時に、この両ケ
ース160、161にサイドプレート165、166が
固定されるようになっている。また、蒸発器10の上側
には、偏平チューブ10aの上部のU状折り曲げ部を嵌
合保持する樹脂製の上部押さえプレート167を配置す
る。この上部押さえプレート167には偏平チューブ1
0aのU状折り曲げ部が嵌合する波形部167aおよび
補強リブ167bが形成されており、さらに後面側ケー
ス161寄りの部位に、室22の上部を送風機21の吸
入側に連通する連通口167cが開口している。
【0034】上記上部押さえプレート167の上部に送
風機21が配置されており、この送風機21はモータ2
1aと、このモータ21aにより駆動される遠心式ファ
ン21bと、この遠心式ファン21bの送風路である前
記空気流路20を形成するファンケーシング21cとか
ら構成されている。このファンケーシング21cの出口
部に、吹出口19の吹出グリル19aが配置されてい
る。
【0035】また、前面側ケース160の上部には、補
助プレート160bを取り付け、この補助プレート16
0bに前記した吹出口19を開口するとともに、この吹
出口19の側方に冷却ユニット15の制御パネル160
cを取り付けている。この制御パネル160cには送風
機21の制御スイッチ等が設けられている。また、蒸発
器10の下側には、偏平チューブ10aの下部のU状折
り曲げ部を嵌合保持する樹脂製の支持プレート168を
配置する。この支持プレート168には偏平チューブ1
0aのU状折り曲げ部が嵌合する波形部168aおよび
補強リブ168bが形成されている。
【0036】支持プレート168は、冷房時に蓄冷パッ
ク23部分で発生するドレン水を受ける凹部を持った皿
形状に成形されており、そして前記波形部168aは2
つに分割され、その中間部位にドレン水がケース前面側
から後面側へ流れるようにする溝部168cが形成され
ている。支持プレート168の底面には、図3(a)に
示すように空気流れ方向に沿って、ドレン水がケース前
面側から後面側へスムーズに流れるよう、ケース前面側
から後面側へ向かって下向きに傾斜した傾斜面168d
が設けてあり、この傾斜面168dの最低部位にドレン
水排出口168eが開けてある。また、支持プレート1
68の底面はケース幅方向に対してはその略中央が最も
低くなる傾斜面168f(図3(b)参照)を有してお
り、ドレン水排出口168eはケース16幅方向に対し
てはその略中央位置に配置されている。
【0037】前記波形部168aの上部には、同じく波
形に成形された断熱材169が載置され、この断熱材1
69を介して偏平チューブ10aの下部のU状折り曲げ
部を嵌合保持するようになっている。冷却器を構成する
蒸発器10と蓄冷パック23はケース16の幅方向(図
3(b)の左右方向)の略全域に設置されているが、吸
入口18も前述の通り、ケース16の幅方向の略全域に
設置されているので、吸入空気はケース16の幅方向の
略全域において蓄冷材パック23と熱交換を行うので、
熱交換面積の増大を図ることができる。
【0038】次に、上記構成において本実施形態の作動
を説明する。トラック走行中(エンジン作動中)に図示
しないエアコンスイッチが投入されると、電磁クラッチ
1aに通電され、圧縮機1が電磁クラッチ1aを介して
車両エンジンに連結され、圧縮機1はエンジンにより駆
動され、作動する。この圧縮機1の作動により図1の冷
凍サイクルに冷媒が循環する。すなわち、電磁弁4は常
開式であるため、この電磁弁4を通って空調用冷媒回路
7に冷媒が循環し、空調用蒸発器6にて空調ユニット1
3の送風機の送風空気が冷却、除湿され、トラック運転
室12の空調を行う。
【0039】このとき、蓄冷用冷媒回路8の定圧膨張弁
9はその下流側圧力が所定圧(例えば冷媒R134aの
場合、1.0Kg/cm2 、蒸発温度:−10°C)以
下に低下しないので、閉弁した状態を維持する。上記ト
ラック走行中に、図示しない蓄冷スイッチを投入する
と、電磁弁制御回路が始動して、この制御回路から電磁
弁4に所定時間間隔にて通電信号が入力され、電磁弁4
が所定時間間隔ごとに短時間だけ閉弁する。すると、空
調用冷媒回路7への冷媒が遮断されるので、圧縮機1の
冷媒吸入作用により蓄冷用冷媒回路8の圧力が急激に低
下して、前記所定圧以下となり、定圧膨張弁9が開弁す
る。この定圧膨張弁9の開弁は断続的に短時間だけ行わ
れるので、空調用蒸発器6の冷却作用低下への影響は非
常に小さい。
【0040】定圧膨張弁9の断続的な開弁による冷媒供
給によって蓄冷用蒸発器10が蓄冷パック23の冷却作
用を果して、蓄冷パック23内の蓄冷材(水等)を凍結
させ、蓄冷をしておく。また、蓄冷用蒸発器10の周囲
には、断熱材163、164、169が配置され、さら
にサイドプレート165、166には上下方向に仕切ら
れた複数の断熱空気層を形成する複数の凹部165a、
166aが形成されているので、上記蓄冷時に、蓄冷用
蒸発器10の周囲を効果的に断熱できる。
【0041】従って、蓄冷用蒸発器10の冷却作用によ
り蓄冷パック23を効率よく冷却し、蓄冷できる。ま
た、一旦蓄冷が完了した後に、駐車時の蓄冷式冷房を開
始するまでの間に、蓄冷パック23が放冷することも効
果的に防止できる。一方、トラック駐車時に、仮眠室1
4で運転者等が仮眠するときには、仮眠室冷房用制御パ
ネル160cに設けられた、送風機21の速度制御レバ
ーを操作して、送風機21を車載バッテリを電源として
作動させる。
【0042】すると、冷却ユニット15のケース16に
設けられた吸入口18から仮眠室14内の空気がケース
16内に吸入され、そしてケース16内を図3に示す矢
印の経路で送風空気が流れ、送風空気は蓄冷パック23
と蒸発器10との間の空気流路24を通過するときに蓄
冷パック23と熱交換して、冷却されて冷風となり、連
通口167c、空気流路20を通って、吹出口19から
仮眠室14内へ吹出し、仮眠室14の冷房を行う。
【0043】蓄冷パック23内の蓄冷材が完全に融解し
て温度上昇するまでの間、駐車時の仮眠室冷房を行うこ
とができる。また、前記した断熱構造は蓄冷式の冷房時
に熱交換後の冷却空気および蓄冷パックの放冷を防止す
る作用も果たす。ところで、本発明では、前述した通
り、ケース160、161に千鳥配列で形成したリブ部
材160a、161aを有し、このリブ部材160a、
161aにより蓄冷パック23と蒸発器10との間の多
数の空気流路24に均一に空気を流通させることがで
き、その結果蓄冷パック23の全領域で効率よく送風空
気を冷却できる。
【0044】また、送風空気が蓄冷パック23で冷却さ
れる際に、蓄冷パック23およびチューブ10aの表面
部にドレン水(凝縮水)が発生するが、蒸発器10のチ
ューブ10aおよび蓄冷パック23を上下方向に配置し
ているので、ドレン水はこのチューブ10aおよび蓄冷
パック23の上下方向の面に沿って下方へ落下し、そし
て支持プレート168内へ入る。
【0045】この支持プレート168は、前述した通
り、ドレン水を受ける凹部を持った皿形状に成形されて
おり、そして2つに分割された波形部168aの中間部
位に形成された溝部168cを通ってドレン水はケース
前面側から後面側へ流れる。しかも、支持プレート16
8の底面には、ケース前面側から後面側へ向かって下向
きに傾斜した傾斜面168dを形成するとともに、ケー
ス幅方向に対してはその略中央が最も低くなる傾斜面1
68fを形成しているから、空気流れ方向に沿って、ド
レン水がケース前面側から後面側へスムーズに流れる。
【0046】そして、この傾斜面168d、168fの
最低部位にドレン水排出口168eが開けてあるので、
このドレン水排出口168eからドレンホース(図示せ
ず)を経てスムーズにドレン水を車室外へ排出できる。 (第2実施形態)図6〜図8は第2実施形態を示すもの
で、ケース16内において、吸入口18近傍の部位に、
蓄冷パック23および蓄冷用蒸発器10の前面側に流入
する空気を清浄化する空気清浄フィルタ170を着脱自
在に装着するようにしたものである。
【0047】本発明による蓄冷式冷房装置を長期間使用
した場合、空気中の塵埃、雑菌、煙草の煙等が蓄冷パッ
ク23および蓄冷用蒸発器10の表面等に付着し、この
付着物が原因となって、これら部材10、23の腐食を
誘発したり、異臭を発生することがある。そこで、第2
実施形態では、蓄冷パック23および蓄冷用蒸発器10
の前面側に空気清浄フィルタ170を装着して、塵埃や
異臭成分を除去することにより、上記腐食や異臭の発生
を抑制するようにしたものである。
【0048】第2実施形態の具体的構成を説明すると、
図6に示すように、空気清浄フィルタ170は縦長の長
方形状のもので、その大きさは蓄冷パック23および蓄
冷用蒸発器10の前面側を全面的に覆う大きさに設計し
てある。図7は、空気清浄フィルタ170単体の構成を
示すもので、樹脂製の長方形状の枠体170aを有し、
この枠体170aによりフィルタ部材170bを保持す
る構成となっている。
【0049】フィルタ部材170bは例えば、図7
(b)に示す三次元網状の多孔質発泡樹脂材料(ポリウ
レタンフォーム等)に、添着型活性炭を担持した構成か
らなり、活性炭による異臭成分の吸着機能と多孔質発泡
樹脂材料による塵埃除去機能を合わせ持つものである。
ここで、フィルタ部材170bの材質としては、ガラス
繊維ペーパー、粒状活性炭、エレクトレット等、もしく
はこれらの組み合わせを使用してもよい。
【0050】また、枠体170aには、フィルタ部材1
70bを保持する桟部材170cが一体成形されてお
り、フィルタ部材170bはこの桟部材170cにより
保持させた後、枠体170aの内側壁面に接着等にて固
定されている。なお、本例では、桟部材170cは枠体
170aのうち、空気上流側の片側の面のみに成形され
ている。
【0051】図8は空気清浄フィルタ170の取付構造
を示すもので、冷却ユニット15の前面側ケース160
の一方の側壁に、空気清浄フィルタ170を挿入可能な
大きさに設定されたフィルタ挿入穴171を設ける。ま
た、前面側ケース160の他方の側壁の内側面に、空気
清浄フィルタ170の枠体170aの上下の端部が嵌入
され保持されるU形状のフィルタ押さえ部材172が上
下2箇所設けてある。このフィルタ押さえ部材172
は、樹脂製の前面側ケース160に一体成形するか、別
体で成形後、ケース160の内側面に固着するようにし
てもよい。
【0052】173はフィルタ脱着用カバーで、樹脂に
て図示のような縦長の平板形状に成形されており、その
上下方向の長さはフィルタ挿入穴171の上下方向長さ
より大きく設定されている。このフィルタ脱着用カバー
173の内側面には、空気清浄フィルタ170の枠体1
70aの図示右側側面部が嵌入され保持される縦長矩形
状の突出壁173aが一体成形されている。
【0053】空気清浄フィルタ170は、フィルタ挿入
穴171から前面側ケース160内に挿入して、枠体1
70aの図示左側側面部の上下の端部をU形状のフィル
タ押さえ部材172、172に嵌入し、保持させる。そ
の後、枠体170aの図示右側側面部にフィルタ脱着用
カバー173の突出壁173aを嵌入しながら、フィル
タ脱着用カバー173をフィルタ挿入穴171の外側部
に押し当てる。
【0054】次に、フィルタ脱着用カバー173の上下
に設けたビス挿入穴173bを通して、ビス174を前
面側ケース160のねじ穴176にねじ込むことによ
り、空気清浄フィルタ170を前面側ケース160の内
側に脱着自在に装着できる。従って、空気清浄フィルタ
170の浄化能力(除塵、脱臭能力)が所定能力以下に
低下したときは、上記ビス174を取り外すことによ
り、空気清浄フィルタ170を前面側ケース160の外
に取り出して、交換、清掃等を容易に行うことができ
る。
【0055】なお、第2実施形態では、蓄冷パック23
および蓄冷用蒸発器10の前面側に空気清浄フィルタ1
70を配設しているので、前面側ケース160に設けた
リブ部材160aは空気清浄フィルタ170を蓄冷パッ
ク23および蓄冷用蒸発器10側へ押圧することにな
る。図8において、175は図4に示す補助プレート1
60bを取り付けるための開口部である。 (他の実施形態)なお、本発明は上述した図示の実施形
態以外にも種々の態様で実施可能であり、例えばトラッ
ク以外に、1ボックスカーのような車両において、車室
後部の空間を駐車時にエンジンを停止して冷房するよう
な用途に本発明装置を用いてもよい。
【0056】また、蒸発器10として、偏平チューブ1
0aを蛇行状に屈曲させて構成するタイプの他に、直線
状の偏平チューブ10aを多数並列配置し、その並列配
置した偏平チューブ10aの両端に冷媒の入口、出口タ
ンクを配設するタイプ(一般にマルチフロータイプと称
されている)のものを使用してもよい。また、前述の実
施形態では、蓄冷パック23をリブ部材160a、16
1aにより押圧固定しているが、蓄冷パック23を蒸発
器10の偏平チューブ10aに接着等の手段で固定して
もよい。
【0057】また、前述の実施形態では、リブ部材16
0a、161aを蓄冷パック23および蒸発器10の空
気上流側および空気下流側の双方に配置しているが、蓄
冷パック23の空気流路24を流れる空気流の形態はリ
ブ部材160a、161aの配置、大きさ、形状等の選
択により種々調整可能であるので、これらの要素の選択
によりリブ部材160a、161aを蓄冷パック23お
よび蒸発器10の空気上流側および空気下流側のいずれ
か一方のみ、例えば空気上流側のみに配置するようにし
てもよい。
【0058】また、前述の実施形態では、蒸発器10の
上部のU状折り曲げ部に上部押さえプレート167を直
接嵌合しているが、この両者10、167の間に、断熱
材169と同様の波形の断熱材を介在して、断熱性を高
めるようにしてもよい。また、第2実施形態において、
空気清浄フィルタ170の大きさを吸入口18と同等の
大きさとして、空気清浄フィルタ170を吸入口18の
下流側の領域のみに設置する形態としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における冷凍サイクルを
示すサイクル図である。
【図2】第1実施形態による冷却ユニットの設置形態を
示す概略説明図である。
【図3】(a)は図2の冷却ユニットの側面図、(b)
は(a)の正面図である。
【図4】冷却ユニットの分解斜視図である。
【図5】冷却ユニット内の蓄冷用蒸発器と蓄冷パックと
の組付関係を示す正面図である。
【図6】(a)は第2実施形態による冷却ユニットの側
面図、(b)は(a)の正面図である。
【図7】(a)は第2実施形態による空気清浄フィルタ
単体の斜視図、(b)は(a)の一部拡大詳細図であ
る。
【図8】第2実施形態による空気清浄フィルタの取付構
造を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10……蓄冷用蒸発器、10a……チューブ、14……
仮眠室、15……冷却ユニット、16、160、161
……ケース、18……吸入口、19……吹出口、21…
…送風機、20、24……空気流路、23……蓄冷パッ
ク、160a、161a……リブ部材、165、166
……サイドプレート、170……空気清浄フィルタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小中 将見 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 山本 和志 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 三輪 誠治 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 宮田 学 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄冷材を収納したパック状部材と、 冷却媒体が流通するチューブを有し、このチューブの面
    に前記パック状部材が密着配設され、このパック状部材
    を冷却する蓄冷用熱交換器と、 前記パック状部材と熱交換可能に形成された空気流路
    と、 この空気流路に送風する送風手段とを備え、 前記パック状部材で冷却された冷風を前記空気流路から
    冷房対象部位に吹き出すように構成されており、 さらに、前記空気流路のうち、前記パック状部材の空気
    上流側および空気下流側の少なくとも一方に配置された
    空気案内用のリブ部材を備え、 このリブ部材は、前記パック状部材に向かう空気流を均
    一に分散するように複数個分散配置されていることを特
    徴とする蓄冷式冷房装置。
  2. 【請求項2】 蓄冷材を収納したパック状部材と、 冷却媒体が流通するチューブを有し、このチューブの面
    に前記パック状部材が密着配設され、このパック状部材
    を冷却する蓄冷用熱交換器と、 前記パック状部材と熱交換可能に形成された空気流路
    と、 この空気流路に送風する送風手段と、 前記パック状部材、前記蓄冷用熱交換器、前記空気流
    路、および前記送風手段を内蔵するケースと、 このケースに設けられ、前記空気流路に空気を流入させ
    る吸入口と、 前記ケースに設けられ、前記パック状部材で冷却された
    冷風を前記空気流路から冷房対象部位に吹き出す吹出口
    と、 前記空気流路のうち、前記パック状部材の空気上流側お
    よび空気下流側の少なくとも一方に配置された空気案内
    用のリブ部材とを備え、 このリブ部材は、前記吸入口から流入して前記パック状
    部材に向かう空気流を均一に分散するように複数個分散
    配置されていることを特徴とする蓄冷式冷房装置。
  3. 【請求項3】 前記リブ部材は、前記パック状部材の空
    気上流側および空気下流側の双方に備えられていること
    を特徴とする請求項1または2に記載の蓄冷式冷房装
    置。
  4. 【請求項4】 前記リブ部材は、前記パック状部材およ
    び前記蓄冷用熱交換器のチューブのうち、少なくとも前
    記パック状部材を前記ケース内に押圧固定するように構
    成されていることを特徴とする請求項2に記載の蓄冷式
    冷房装置。
  5. 【請求項5】 前記リブ部材は、前記空気流路に対して
    千鳥状に配置されていることを特徴とする請求項1ない
    し4のいずれか1つに記載の蓄冷式冷房装置。
  6. 【請求項6】 前記ケースは樹脂から成形されており、
    前記リブ部材は前記ケースに一体成形されていることを
    特徴とする請求項2または4に記載の蓄冷式冷房装置。
  7. 【請求項7】 前記蓄冷用熱交換器の周囲に、断熱空気
    層を形成する部材が配設されていることを特徴とする請
    求項1ないし6のいずれか1つに記載の蓄冷式冷房装
    置。
  8. 【請求項8】 前記ケースの前記吸入口近傍に、前記パ
    ック状部材および前記蓄冷用熱交換器の前面側に流入す
    る空気を清浄化する空気清浄フィルタが着脱自在に装着
    されていることを特徴とする請求項2、4、6のいずれ
    か1つに記載の蓄冷式冷房装置。
  9. 【請求項9】 前記空気清浄フィルタは、前記パック状
    部材および前記蓄冷用熱交換器の前面側を覆う大きさに
    形成され、前記ケースの側面に開口されたフィルタ挿入
    穴から前記ケース内に着脱自在に装着されていることを
    特徴とする請求項8に記載の蓄冷式冷房装置。
  10. 【請求項10】 前記ケースは車室内の所定区域に配設
    され、前記吹出口から吹き出す冷風により車室内の所定
    区域を冷房するように構成されていることを特徴とする
    請求項1ないし9のいずれか1つに記載の蓄冷式冷房装
    置。
JP7235504A 1994-12-16 1995-09-13 蓄冷式冷房装置 Pending JPH08216670A (ja)

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JP7235504A JPH08216670A (ja) 1994-12-16 1995-09-13 蓄冷式冷房装置
US08/573,276 US5644929A (en) 1994-12-16 1995-12-15 Heat regenerating type cooling apparatus

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JP6-313621 1994-12-16
JP31362194 1994-12-16
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100942801B1 (ko) * 2008-01-21 2010-02-18 주식회사 한국마이콤 축냉 팩 대차
CN102264564A (zh) * 2008-12-26 2011-11-30 昭和电工株式会社 带蓄冷功能的蒸发器

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