JPH0821642A - 空調用フィルターの乾燥殺菌装置 - Google Patents
空調用フィルターの乾燥殺菌装置Info
- Publication number
- JPH0821642A JPH0821642A JP6154552A JP15455294A JPH0821642A JP H0821642 A JPH0821642 A JP H0821642A JP 6154552 A JP6154552 A JP 6154552A JP 15455294 A JP15455294 A JP 15455294A JP H0821642 A JPH0821642 A JP H0821642A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- air
- infrared
- air conditioner
- drying
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- Pending
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- Central Air Conditioning (AREA)
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成でコストを大きく増加させること
なく、空調用フィルターの結露を防止するとともにフィ
ルターの殺菌を行うことができる空調用フィルターの乾
燥殺菌装置を提供する。 【構成】 冷却コイル６を通過する空気を濾過するため
のフィルター５を備えた空調機１において、上記フィル
ター５に対し赤外線を照射するための赤外線照射装置９
を設けた。
なく、空調用フィルターの結露を防止するとともにフィ
ルターの殺菌を行うことができる空調用フィルターの乾
燥殺菌装置を提供する。 【構成】 冷却コイル６を通過する空気を濾過するため
のフィルター５を備えた空調機１において、上記フィル
ター５に対し赤外線を照射するための赤外線照射装置９
を設けた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、空調機内に設けられた
フィルターの乾燥殺菌装置に関するものである。
フィルターの乾燥殺菌装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に空調機は冷却コイルを備え、フィ
ルターを介して空気を通過させさらに必要に応じ加熱コ
イルや加湿器等を通過させて所望の空調条件の供給空気
を作り、これをファンで空調すべき部屋に送り出す。こ
の空調用フィルターの濾材としては例えば不織布等が用
いられるが、このような濾材が結露等により水分を含み
かつ適度な温度条件になるとこの濾材内に各種のかびや
ブドウ球菌、大腸菌その他の雑菌が繁殖する。空調機の
運転中は、フィルターを通して空気が強制循環して流通
するため、この流通する空気によりフィルター濾材が乾
燥されるとともに雑菌類の付着滞留が防止される。
ルターを介して空気を通過させさらに必要に応じ加熱コ
イルや加湿器等を通過させて所望の空調条件の供給空気
を作り、これをファンで空調すべき部屋に送り出す。こ
の空調用フィルターの濾材としては例えば不織布等が用
いられるが、このような濾材が結露等により水分を含み
かつ適度な温度条件になるとこの濾材内に各種のかびや
ブドウ球菌、大腸菌その他の雑菌が繁殖する。空調機の
運転中は、フィルターを通して空気が強制循環して流通
するため、この流通する空気によりフィルター濾材が乾
燥されるとともに雑菌類の付着滞留が防止される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
空調機において、空調機の運転中にはフィルターの結露
や雑菌繁殖の問題は起きないが、空調機の運転停止直後
には、フィルターが低温状態であり、ここに高温多湿空
気が接すると結露を起こしその水分がフィルター濾材に
吸収される。このように水分を含んだフィルターは雑菌
類の絶好の育成場所となりここに雑菌が繁殖するという
問題が発生する。
空調機において、空調機の運転中にはフィルターの結露
や雑菌繁殖の問題は起きないが、空調機の運転停止直後
には、フィルターが低温状態であり、ここに高温多湿空
気が接すると結露を起こしその水分がフィルター濾材に
吸収される。このように水分を含んだフィルターは雑菌
類の絶好の育成場所となりここに雑菌が繁殖するという
問題が発生する。
【０００４】本発明は上記従来技術の問題点に鑑みなさ
れたものであって、簡単な構成でコストを大きく増加さ
せることなく、空調用フィルターの結露を防止するとと
もにフィルターの殺菌を行うことができる空調用フィル
ターの乾燥殺菌装置の提供を目的とする。
れたものであって、簡単な構成でコストを大きく増加さ
せることなく、空調用フィルターの結露を防止するとと
もにフィルターの殺菌を行うことができる空調用フィル
ターの乾燥殺菌装置の提供を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る空調用フィルターの乾燥殺菌装置は、
冷却コイルを通過する空気を濾過するためのフィルター
を備えた空調機において、上記フィルターに対し赤外線
を照射するための赤外線照射装置を設けたことを特徴と
している。
め、本発明に係る空調用フィルターの乾燥殺菌装置は、
冷却コイルを通過する空気を濾過するためのフィルター
を備えた空調機において、上記フィルターに対し赤外線
を照射するための赤外線照射装置を設けたことを特徴と
している。
【０００６】
【作用】本発明者等は、空調機用フィルターに関する本
発明の完成前に、水と赤外線による殺菌作用について発
見し、これについて講演を行い発表している（古文化財
科学研究会大会、１９９４年６月４〜５日）。この水と
赤外線を用いた殺菌作用の特徴は、（１）薬剤を使用せ
ずに殺菌でき、二次公害の防止が図られること、（２）
局所処理が可能であり、省エネおよび短時間での処理が
可能であること、（３）赤外線が殺菌対象物の内部まで
浸透できること、（４）対象物に化学変化を生じさせな
いこと等である。このような水と赤外線による殺菌作用
の原理は、菌細胞が赤外線により励起された水分子によ
り破壊されると考えられるが詳細は研究中である。
発明の完成前に、水と赤外線による殺菌作用について発
見し、これについて講演を行い発表している（古文化財
科学研究会大会、１９９４年６月４〜５日）。この水と
赤外線を用いた殺菌作用の特徴は、（１）薬剤を使用せ
ずに殺菌でき、二次公害の防止が図られること、（２）
局所処理が可能であり、省エネおよび短時間での処理が
可能であること、（３）赤外線が殺菌対象物の内部まで
浸透できること、（４）対象物に化学変化を生じさせな
いこと等である。このような水と赤外線による殺菌作用
の原理は、菌細胞が赤外線により励起された水分子によ
り破壊されると考えられるが詳細は研究中である。
【０００７】本発明では、空調用フィルターに対し赤外
線を照射することにより、特に運転停止時（停止直後）
に冷却されたフィルターでの結露を起こしにくくしまた
結露水の蒸発を促進させてフィルターの乾燥を図るとと
もに、結露した水分と赤外線の作用により雑菌類を死滅
させる。
線を照射することにより、特に運転停止時（停止直後）
に冷却されたフィルターでの結露を起こしにくくしまた
結露水の蒸発を促進させてフィルターの乾燥を図るとと
もに、結露した水分と赤外線の作用により雑菌類を死滅
させる。
【０００８】
【実施例】図１は本発明の実施例に係る空調機の概略構
成図である。空調機１には外気ダクト２および還気ダク
ト３が接続され外気および還気がそれぞれ矢印Ａ、Ｂの
ように導入される。空調機１の吐出側には給気ダクト４
が接続され空調された空気がファン７により矢印Ｃのよ
うに送出される。空調機１内には、フィルター５および
冷温水コイル６が備り、冷温水配管８を通して冷水また
は温水が循環する。フィルター５の前面には複数の赤外
線発生装置９が配設される。これらの赤外線発生装置９
は相互に網状または格子状に連結され、空気の流通を阻
害しないように実質上フィルターの全面を覆い全体とし
て赤外線照射装置を構成する。
成図である。空調機１には外気ダクト２および還気ダク
ト３が接続され外気および還気がそれぞれ矢印Ａ、Ｂの
ように導入される。空調機１の吐出側には給気ダクト４
が接続され空調された空気がファン７により矢印Ｃのよ
うに送出される。空調機１内には、フィルター５および
冷温水コイル６が備り、冷温水配管８を通して冷水また
は温水が循環する。フィルター５の前面には複数の赤外
線発生装置９が配設される。これらの赤外線発生装置９
は相互に網状または格子状に連結され、空気の流通を阻
害しないように実質上フィルターの全面を覆い全体とし
て赤外線照射装置を構成する。
【０００９】このような構成において、コイル６を冷却
コイルとして用いた場合、空調機停止時に赤外線照射装
置に通電し各赤外線発生装置９から赤外線を矢印Ｄのよ
うにフィルター５に対し照射する。これにより、フィル
ター５が加熱され結露しにくくなるとともに結露した水
分についてはその蒸発が促進されフィルターの乾燥作用
が得られる。このようなフィルターの乾燥作用ととも
に、フィルター５に吸収された結露水と赤外線との作用
により、前述のように、殺菌効果が得られフィルター５
内に生息する雑菌類を死滅させる。
コイルとして用いた場合、空調機停止時に赤外線照射装
置に通電し各赤外線発生装置９から赤外線を矢印Ｄのよ
うにフィルター５に対し照射する。これにより、フィル
ター５が加熱され結露しにくくなるとともに結露した水
分についてはその蒸発が促進されフィルターの乾燥作用
が得られる。このようなフィルターの乾燥作用ととも
に、フィルター５に吸収された結露水と赤外線との作用
により、前述のように、殺菌効果が得られフィルター５
内に生息する雑菌類を死滅させる。
【００１０】本発明に係る赤外線照射装置は、上記実施
例のように空調機のフィルターに対し適用されるばかり
でなく、例えば建物の窓面に対し赤外線を照射するよう
に用いることもできる。このように建物の窓に赤外線照
射装置を設置することにより簡単に窓の結露防止が図ら
れるとともに雑菌の繁殖防止に役立つ。
例のように空調機のフィルターに対し適用されるばかり
でなく、例えば建物の窓面に対し赤外線を照射するよう
に用いることもできる。このように建物の窓に赤外線照
射装置を設置することにより簡単に窓の結露防止が図ら
れるとともに雑菌の繁殖防止に役立つ。
【００１１】さらに本発明に係る赤外線照射装置は、特
に紙類その他吸湿性の高い材料を保管する倉庫内に設置
してもよい。このような倉庫内で赤外線を照射すること
により、倉庫内の保管物の乾燥化が図られるとともに雑
菌の繁殖が防止され保管物の品質の維持が図られる。
に紙類その他吸湿性の高い材料を保管する倉庫内に設置
してもよい。このような倉庫内で赤外線を照射すること
により、倉庫内の保管物の乾燥化が図られるとともに雑
菌の繁殖が防止され保管物の品質の維持が図られる。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、空調用フィルターに対し赤外線を照射するため、簡
単な構成でかつ低コストで、特に空調機停止後における
冷却されたフィルターでの結露水の乾燥および雑菌の繁
殖防止が達成され環境衛生の向上に寄与することができ
る。
は、空調用フィルターに対し赤外線を照射するため、簡
単な構成でかつ低コストで、特に空調機停止後における
冷却されたフィルターでの結露水の乾燥および雑菌の繁
殖防止が達成され環境衛生の向上に寄与することができ
る。
【図１】 本発明の実施例に係る空調機の概略構成図で
ある。
ある。
【符号の説明】 １：空調機 ５：フィルター ６：冷温水コイル ７：ファン ９：赤外線発生装置
Claims (1)
- 【請求項１】 冷却コイルを通過する空気を濾過するた
めのフィルターを備えた空調機において、上記フィルタ
ーに対し赤外線を照射するための赤外線照射装置を設け
たことを特徴とする空調用フィルターの乾燥殺菌装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6154552A JPH0821642A (ja) | 1994-07-06 | 1994-07-06 | 空調用フィルターの乾燥殺菌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6154552A JPH0821642A (ja) | 1994-07-06 | 1994-07-06 | 空調用フィルターの乾燥殺菌装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0821642A true JPH0821642A (ja) | 1996-01-23 |
Family
ID=15586751
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6154552A Pending JPH0821642A (ja) | 1994-07-06 | 1994-07-06 | 空調用フィルターの乾燥殺菌装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0821642A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003130403A (ja) * | 2001-10-23 | 2003-05-08 | Sharp Corp | 加湿装置 |
| WO2007007575A1 (ja) * | 2005-07-07 | 2007-01-18 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 加湿装置 |
| JP2007040691A (ja) * | 2005-07-07 | 2007-02-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 加湿装置 |
| CN1314928C (zh) * | 2003-03-06 | 2007-05-09 | 广东格兰仕集团有限公司 | 带红外线杀菌消毒装置的空调器 |
| KR100769285B1 (ko) * | 2007-04-16 | 2007-10-24 | 한국캠브리지필터 주식회사 | 복합공기여과 장치 |
| WO2008014992A1 (de) * | 2006-08-04 | 2008-02-07 | Khs Ag | Filtereinheit |
| KR100944153B1 (ko) * | 2008-03-27 | 2010-02-24 | 문현수 | 조제탱크용 공기여과장치 |
| CN108954511A (zh) * | 2018-07-03 | 2018-12-07 | 珠海格力电器股份有限公司 | 风管式空调及空调的控制方法 |
| CN109078201A (zh) * | 2018-08-31 | 2018-12-25 | 芜湖杨燕制药有限公司 | 驱虫斑鸠菊注射液制造用的快速冷却灭菌装置 |
| CN110327704A (zh) * | 2019-07-20 | 2019-10-15 | 苏州秋纺纺织科技有限公司 | 一种自动化纺织用可移动的空气过滤装置 |
| KR20210145004A (ko) * | 2020-05-22 | 2021-12-01 | 김진성 | 다단분리 다기능 led 마스크 |
| DE102021104549B3 (de) | 2021-02-25 | 2022-01-27 | Miele & Cie. Kg | Verfahren zur Behandlung von Raumluft |
-
1994
- 1994-07-06 JP JP6154552A patent/JPH0821642A/ja active Pending
Cited By (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2009545429A (ja) * | 2006-08-04 | 2009-12-24 | カーハーエス・アクチエンゲゼルシヤフト | フィルタユニット及びその殺菌方法 |
| US8529670B2 (en) | 2006-08-04 | 2013-09-10 | Khs Gmbh | Aseptic bottling or container filling plant with a clean room arrangement enclosing the aseptic bottling or container filling plant and a filter unit for filtering air entering the clean room, and a method of operation thereof |
| KR100769285B1 (ko) * | 2007-04-16 | 2007-10-24 | 한국캠브리지필터 주식회사 | 복합공기여과 장치 |
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| CN108954511A (zh) * | 2018-07-03 | 2018-12-07 | 珠海格力电器股份有限公司 | 风管式空调及空调的控制方法 |
| CN108954511B (zh) * | 2018-07-03 | 2023-08-29 | 珠海格力电器股份有限公司 | 风管式空调及空调的控制方法 |
| CN109078201A (zh) * | 2018-08-31 | 2018-12-25 | 芜湖杨燕制药有限公司 | 驱虫斑鸠菊注射液制造用的快速冷却灭菌装置 |
| CN110327704A (zh) * | 2019-07-20 | 2019-10-15 | 苏州秋纺纺织科技有限公司 | 一种自动化纺织用可移动的空气过滤装置 |
| KR20210145004A (ko) * | 2020-05-22 | 2021-12-01 | 김진성 | 다단분리 다기능 led 마스크 |
| DE102021104549B3 (de) | 2021-02-25 | 2022-01-27 | Miele & Cie. Kg | Verfahren zur Behandlung von Raumluft |
| EP4050276A1 (de) * | 2021-02-25 | 2022-08-31 | Miele & Cie. KG | Luftreiniger und verfahren zur behandlung von raumluft |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050221 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050628 |