JPH08216237A - 中空成形用金型及び中空成形品の製造方法 - Google Patents

中空成形用金型及び中空成形品の製造方法

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JPH08216237A
JPH08216237A JP7030834A JP3083495A JPH08216237A JP H08216237 A JPH08216237 A JP H08216237A JP 7030834 A JP7030834 A JP 7030834A JP 3083495 A JP3083495 A JP 3083495A JP H08216237 A JPH08216237 A JP H08216237A
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JP
Japan
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hollow molded
molded product
bag
mold
cooling fluid
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JP7030834A
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English (en)
Inventor
Kohei Harada
康平 原田
Keiichi Ishida
敬一 石田
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/42Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C49/64Heating or cooling preforms, parisons or blown articles
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Abstract

(57)【要約】 【目的】中空成形品の容量の大小に関係なく、中空成形
品の内部からの冷却の効果を充分引き出し、成形サイク
ルを大幅に短縮することができる中空成形用金型及び中
空成形品の製造方法を提供する。 【構成】キャビティ111を有しそのキャビティに通じ
る開口部112が設けられた外型11と、外型のキャビ
ティ内にその先端部側が挿入自在とされたコア型12
と、コア型の先端部側に固定され、コア型の先端部側と
共に外型のキャビティ内に挿入自在とされ、外型のキャ
ビティ内で、膨らませたときの容量がキャビティ内に導
入されたパリソンより成形される中空成形品の内容量未
満で、中空成形品の内面には大略接することのない状態
まで膨らませることができる膨張袋13とからなり、パ
リソンの成形ブロー用ガス流路と、膨張袋の袋ブロー用
ガス流路と、冷却用流体を膨張袋とパリソンで囲まれた
空間内に注入しその空間内から排出する冷却用流体流路
とが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブロー成形用の中空成
形用金型及び中空成形品の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、ブロー成形法による中空成形品
の製造工程において、金型のキャビティ内での中空成形
品の冷却は、その外側が接触するキャビティ型面からの
伝熱による冷却のみで行われているので、長い冷却時間
を要し成形サイクルが長くなってしまい生産性が悪いと
いう問題点があった。
【0003】この点に鑑みて、例えば、特開平5─10
4616号公報に記載の如く、金型内にて加圧成形した
中空成形品内に冷却液を注入して、その内部から中空成
形品を急冷する方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、中空成
形品の冷却液に早期に接触する部分と遅れて接触する部
分の冷却速度の差により変形を生じさせることがある。
又、中空成形品の容量が大きくなるにつれて、冷却液の
注入量が多くなり、冷却液の供給・排出時間が長くな
り、成形サイクルの短縮を図ることができない。又、冷
却液の供給・排出設備及び配管に高い設備能力が要求さ
れ、又、成形中の金型重量が増し、金型及び成形設備へ
の負担が大きくなる等の問題点がある。
【0005】本発明は、上記の如き従来の問題点を解消
し、中空成形品の容量の大小に関係なく、中空成形品の
内部からの冷却の効果を充分引き出し、成形サイクルを
大幅に短縮することができ、成形設備への負担も最小限
にすることができる中空成形用金型及び中空成形品の製
造方法を提供することを目的としてなされたものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の中空成形用金型
は、キャビティを有しそのキャビティに通じる開口部が
設けられた外型と、外型のキャビティ内にその先端部側
が挿入自在とされたコア型と、コア型の先端部側に固定
され、コア型の先端部側と共に外型のキャビティ内に挿
入自在とされ、外型のキャビティ内で、膨らませたとき
の容量がキャビティ内に導入されたパリソンより成形さ
れる中空成形品の内容量未満で、中空成形品の内面には
大略接することのない状態まで膨らませることができる
膨張袋とからなり、パリソンの成形ブロー用ガス流路
と、膨張袋の袋ブロー用ガス流路と、冷却用流体を膨張
袋とパリソンで囲まれた空間内に注入しその空間内から
排出する冷却用流体流路とが設けられているものであ
る。
【0007】本発明の中空成形品の製造方法は、本発明
の中空成形用金型を用いて、外型内にて、コア型の先端
部側と膨張袋とが挿入された状態のパリソン内に成形ブ
ロー用ガスを注入し、パリソンを外型の型面に押し付け
て中空成形品を成形する工程、中空成形品内より成形ブ
ロー用ガスを一部排出しつつ、中空成形品内にて、膨張
袋内に袋ブロー用ガスを注入し、膨張袋をその容量が中
空成形品の内容量未満で、中空成形品の内面には大略接
することのない状態まで膨らませる工程、中空成形品と
膨張袋との間に、その間に残存する成形ブロー用ガスを
排出しつつ、冷却用流体を注入して、中空成形品を急冷
する工程、中空成形品と膨張袋の間より冷却用流体を排
出するとともに、膨張袋内より袋ブロー用ガスを排出
し、中空成形品内よりコア型と膨張袋とを抜去し、外型
内より中空成形品を取り出す工程からなるものである。
【0008】本発明において使用される膨張袋は、膨ら
ませることで中空成形品内の一定容積を占有させ、その
膨張袋と中空成形品との間に冷却用流体を注入して、中
空成形品を内部から冷却するのが目的であるので、膨ら
ませたときの容積を、中空成形品の内容積よりも少なく
する必要がある。
【0009】又、膨らませたときの膨張袋の外周面は、
中空成形品の内周面に接触させなることなく、中空成形
品の内周面との間に30mm以下の間隔が形成されるの
が好ましく、10mm以下の間隔が形成されるのが更に
好ましい。膨張袋に意図的に凹凸をつけることにより、
中空成形品との間に内部冷却用流体用の流路を形成する
ことも、内部冷却用流体を循環させる場合には有効であ
る。
【0010】膨張袋を形成する材料としては、高温の溶
融樹脂に直接接触することがなく、又、冷却用流体で冷
却されるので、ほとんどのゴム材料が使用可能であり、
例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、
スチレン─ブタジエンゴム、イソプレン─ブタジエンゴ
ム、エチレン─プロピレンゴム、クロルスルホン化ポリ
エチレン、ブチルゴム、クロロプレンゴム、アクリロニ
トリル─ブタジエンゴム、フッ素ゴム、シリコンゴム等
が挙げられる。
【0011】本発明において、成形ブロー用ガス流路、
袋ブロー用ガス流路、冷却用流体流路は、通常、コア型
に設けられるが、そのうち、成形ブロー用ガス流路は、
成形する中空成形品によっては、外型より中空針をパリ
ソンを貫通するようにして、成形ブロー用ガスを注入す
るように設けることも可能である。
【0012】本発明において、パリソンを形成する樹脂
としては、熱可塑性樹脂であれば、特に限定されること
なく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブ
テン、ポリカーボネート、ポリスチレン系樹脂、アクリ
ロニトリル─ブタジエン─スチレン共重合体、塩化ビニ
ル系樹脂、塩素化塩化ビニル系樹脂、ポリフェニレンエ
ーテル、ポリエチレンテレフタレート、ポリフェニレン
サルファイド、ポリアミド、ポリサルフォン、ポリエー
テルサルフォン、ポリブチレンテレフタレート、ポリエ
ーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエチ
レン系アイオノマー、エチレン─酢酸ビニル共重合体、
フッ化ビニリデン系樹脂、ポリテトラフルオロエチレン
等の熱可塑性樹脂が挙げられる。
【0013】これらの樹脂は、単独で使用されてもよい
し、2種以上併用されてもよい。樹脂中には、必要に応
じて、ガラス繊維、タルク、安定剤、滑剤、難燃剤等の
充填剤、改質剤などが添加されてもよい。
【0014】パリソンの形状としては、特に限定される
ものではないが、例えば、円筒形、楕円形等の略円筒形
等が挙げられ、これらは、一層からなるものであっても
よいし、2層以上からなるものであってもよい。
【0015】本発明において、成形ブロー用ガス及び袋
ブロー用ガスとしては、例えば、空気、窒素ガス、炭酸
ガス等の不活性なガスが好適に使用される。成形ブロー
用ガス及び袋ブロー用ガスは、同種であってもよいし、
又、異種であってもよい。ガスの温度は、大きく影響す
るものではないが、少なくとも袋ブロー用ガスの温度は
低目の方が好ましい。
【0016】本発明において、冷却用流体としては、水
を用いるのが最も経済的であり又簡便であるが、樹脂に
対する悪影響、安全上、設備上の問題がなければ、特に
限定されるものではない。低温であることが冷却時間短
縮に効果的であり、設備上可能であれば、液化窒素を噴
霧するようにして、急冷してもよい。
【0017】冷却用流体の注入圧力は、中空成形品と膨
張袋との間に残存する成形ブロー用ガスを排出させつ
つ、且つ、成形機の型締め力未満となるように適宜調節
を行う。冷却用流体の注入口は、形状を工夫することで
色々な冷却を行うことができる。例えば、注入口の上に
傘を被せて、注入口の周囲に満遍なく冷却用流体を分散
させ、均一に冷却を行うことができる。又、注入口を一
方向に向けることによって、狙った部位に直接冷却用流
体を浴びせて局所的な冷却を行うこともできる。
【0018】以下、本発明の例を図面を参照して説明す
る。図1は、本発明の中空成形用金型の一例を説明する
断面図である。図1において、1は中空成形用金型であ
って、外型11と、コア型12と、膨張袋13からな
る。
【0019】外型11は、2つに縦割りにされた一対の
金型11a,11bからなる。外型11内には、導入さ
れるパリソンをブローして中空成形品を成形する球状の
キャビティ111が設けられており、下方には、キャビ
ティ111に連通する円形の開口部112が設けられて
いる。外型11は、型締め時に、その金型11a,11
bの先端間で、下方から上方に向けて導入されたパリソ
ンの先端部側を挟着できるようにされている。
【0020】コア型12は、小径の円柱状とされた先端
部側121と、大径の円柱状とされた基端部側122
と、先端部側121と基端部側122との間に周方向に
沿って形成された段部123からなる。コア型12は、
基端部側の端部がシリンダー4により支持されており、
シリンダー4により上下方動できるようにされている。
コア型12を上昇させたときに、先端部側121が外型
11のキャビティ111内に挿入され、下降させたとき
に抜去できるようにされている。挿入完了時に、コア型
12の基端部側122の外周面が、外型11の開口部1
12の内周面にパリソンの側壁を介在させた状態にて当
接し、段部123がキャビティ111内に表出するよう
にされている。
【0021】コア型12には、成形ブロー用ガス供給路
124と成形ブロー用ガス排出路125からなる成形ブ
ロー用ガス流路が設けられている。成形ブロー用ガス供
給路124は、基端部側122を貫通して段部123に
開口するように設けられており、成形ブロー用ガス排出
路125は、先端部側121及び基端部側122を貫通
し先端部側121の頂部に開口するように設けられてい
る。このような配設状態としたのは、膨張袋13と中空
成形品3で囲まれた空間に、残存する成形ブロー用ガス
を排出しつつ、冷却用流体を注入する際に、成形ブロー
用ガス排出路から冷却用流体を排出させないようにする
のに都合がよいからである。
【0022】尚、成形ブロー用ガス供給路124と成形
ブロー用ガス排出路125とは、必ずしも別体とされて
いる必要はなく、兼用して1つの成形ブロー用ガス流路
とした構造となしても構わないが、その場合には、上記
と同様の理由により、成形ブロー用ガス流路は先端部側
121及び基端部側122を貫通し先端部側121の頂
部に開口するように配設されるのが好ましい。
【0023】成形ブロー用ガス供給路124には、コア
型12の基端部側122の外部より弁124bを介して
成形ブロー用ガスを供給する成形ブロー用ガス供給配管
124aが連結されており、成形ブロー用ガス排出路1
25には、コア型12の基端部側122の外方に弁12
5bを介して成形ブロー用ガスを排出する成形ブロー用
ガス供排出管125aが連結されている。
【0024】又、コア型12には、袋ブロー用ガス流路
126が、先端部側121及び基端部側122を貫通し
先端部側121の側部に開口するように設けられてい
る。尚、袋ブロー用ガス流路126は、袋ブロー用ガス
供給路と袋ブロー用ガス排出路の2つに分割されていて
も構わない。袋ブロー用ガス流路126には、コア型1
2の基端部側122の外部より弁126bを介して袋ブ
ロー用ガスを供給・排出する袋ブロー用ガス配管126
aが連結されている。
【0025】更に、コア型12には、膨張袋13と中空
成形品3で囲まれた空間に冷却用流体を注入する冷却用
流体供給路127と、その空間から冷却用流体を排出す
る冷却用流体排出路128からなる冷却用流体流路が設
けられている。冷却用流体供給路127は、先端部側1
21及び基端部側122を貫通し先端部側121の頂部
に開口するように設けられており、冷却用流体排出路1
28は、基端部側122を貫通し段部123に開口する
ように設けられている。
【0026】このような配設状態としたのは、冷却用流
体を、冷却用流体供給路127から中空成形品の頂部の
内面に向けて噴出させ、中空成形品の頂部から内面をつ
たわらせて流下させる如くして、膨張袋13と図3に示
す中空成形品3で囲まれた空間に満たすことができるの
で、中空成形品3全体を内部からより均一に冷却するこ
とができ、又、上記空間内の冷却用流体を下方から冷却
用流体排出路128を経て排出させることができるので
好ましいからである。
【0027】冷却液体供給路127には、コア型12の
基端部側122の外部に設けられたポンプ127cによ
り弁127bを介して冷却用流体を供給する冷却用流体
供給配管127aが連結されており、冷却液体排出路1
28には、コア型12の基端部側122の外部へ弁12
8bを介して冷却用流体を排出する冷却用流体排出配管
128aが連結されている。尚、冷却用流体排出路12
8をポンプ127cに連結して、冷却用流体を循環して
流動させるような構造とするのが好ましい。
【0028】膨張袋13は、相対する2個所(図1中の
上下2個所)が開口され、その開口部の周囲がその開口
部内に挿通されたコア型12の円柱状の先端部側121
の外周面に固着されており、外型11内に導入されるパ
リソンの内部に、その開口部よりコア型12の先端部側
121とともに挿入自在とされている。
【0029】膨張袋13は、袋ブロー用ガスを袋ブロー
用ガス流路126を経て注入させることにより、外型1
1のキャビティ111内にて、パリソンより成形した中
空成形品内部で、膨張袋13の容量が中空成形品の内容
量未満で、中空成形品の内面には大略接することのない
よう球状に膨らませることができ、袋ブロー用ガスを袋
ブロー用ガス流路126を経てを排出させることにより
縮小させることができるようにされている。
【0030】次に、図1に示す中空成形用金型1を用い
た中空成形品の製造方法の一例を、図2〜図5を参照し
てその工程順に説明する。まず、第1の工程において、
図2に示す如く、シリンダー4によりコア型12を上昇
させていって、パリソン2内にその開口部21からコア
型12の先端部側121と膨張袋13とを挿入した状態
のものを、外型11のキャビティ111内に導入し、一
対の金型11a,11bの先端間でパリソン2の先端部
を挟着するようにして外型11の型締めを行うととも
に、コア型12の基端部側121の外周面が、外型11
のキャビティ111内に導入されたパリソン2の側壁を
介在させた状態にて、開口部112の内周面に当接さ
せ、段部123をキャビティ111内に表出させる。
【0031】次に、図3に示す如く、弁125b,12
6b,127b,128bを閉じておいて、弁124b
を開いて、成形ブロー用ガスを成形ブロー用ガス供給路
124を経てパリソン内に注入し、パリソンを外型11
の型面に押し付けて中空成形品3を成形する。
【0032】第2の工程において、図4に示す如く、弁
127b,128bは引き続いて閉じておいて、弁12
4bを閉じるとともに、弁125bを半開き状態にし
て、中空成形品3内より、成形ブロー用ガスの一部を成
形ブロー用ガス排出路125を経て排出しつつ、弁12
6bを開き、中空成形品3内にて、膨張袋13内に袋拡
張用ガスを袋ブロー用ガス流路126を経て注入して、
膨張袋3をその容量が中空成形品3の内容量未満で、中
空成形品3の内面には大略接することのない状態まで膨
らませて、弁125b及び弁126bを閉じる。この操
作は、中空成形品3内の圧力は低下させることなくバラ
ンスを保って行う。
【0033】第3の工程において、図5に示す如く、弁
124b、126bは引き続いて閉じておいて、弁12
5bを半開き状態にして、中空成形品3と膨張袋13と
の間から残存する成形ブロー用ガスを成形ブロー用ガス
排出路125を経て排出しつつ、弁127bを開いて、
中空成形品3と膨張袋13との間に冷却用流体を冷却流
体供給路127を経て注入し充満させて、中空成形品3
を急冷する。
【0034】この際に、冷却用流体を、冷却用流体供給
路127から中空成形品の頂部の内面に向けて噴出さ
せ、中空成形品の頂部から内面をつたわらせて流下させ
る如くして、膨張袋13と中空成形品3で囲まれた空間
に充満させて、中空成形品3全体を内部からより均一に
冷却させる。
【0035】又、中空成形品3と膨張袋13とで囲まれ
た空間内に冷却用流体が充満した時点で、弁128bを
開いて、中空成形品3と膨張袋13より冷却用流体を冷
却用流体排出路128を経て排出し、この冷却用流体を
再度冷却用流体供給路127を経て循環して使用して、
効率よく中空成形品3を急冷する。
【0036】その後、弁127bを閉じ、弁128bを
開いて、中空成形品3と膨張袋13の間より冷却用流体
を冷却用流体排出路128を経て排出させるとともに、
弁126bを開いて、膨張袋13内より袋ブロー用ガス
を袋ブロー用ガス流路126を経て排出させ、コア型1
1を下降させて、中空成形品3内よりコア型12と膨張
袋13とを抜き去り、外型を型開きして中空成形品を得
る。
【0037】
【作用】本発明の中空成形用金型は、キャビティを有し
そのキャビティに通じる開口部が設けられた外型と、外
型のキャビティ内にその先端部側が挿入自在とされたコ
ア型と、コア型の先端部側に固定され、コア型の先端部
側と共に外型のキャビティ内に挿入自在とされ、外型の
キャビティ内で、膨らませたときの容量がキャビティ内
に導入されたパリソンより成形される中空成形品の内容
量未満で、中空成形品の内面には大略接することのない
状態まで膨らませることができる膨張袋とからなり、パ
リソンの成形ブロー用ガス流路と、膨張袋の袋ブロー用
ガス流路と、冷却用流体を膨張袋とパリソンで囲まれた
空間内に注入しその空間内から排出する冷却用流体流路
とが設けられていることにより、中空成形品の容量の大
小に関係なく、中空成形品の内部からの冷却の効果を充
分に引き出し、成形サイクルを大幅に短縮することがで
き、且つ、変形がなく、精度が高い中空成形品を成形す
る金型として用いることができ、又、冷却用流体の注入
・排出設備が小型のもので済むので、エネルギーの節約
となり、冷却用流体の増分が少ないので、小型にするこ
とができ、成形設備への負担も最小限にすることができ
る。
【0038】本発明の中空成形品の製造方法は、本発明
の中空成形用金型を用いて、外型内にて、コア型の先端
部側と膨張袋とが挿入された状態のパリソン内に成形ブ
ロー用ガスを注入し、パリソンを外型の型面に押し付け
て中空成形品を成形する工程、中空成形品内より成形ブ
ロー用ガスを一部排出しつつ、中空成形品内にて、膨張
袋内に袋ブロー用ガスを注入し、膨張袋をその容量が中
空成形品の内容量未満で、中空成形品の内面には大略接
することのない状態まで膨らませる工程、中空成形品と
膨張袋との間に、その間に残存する成形ブロー用ガスを
排出しつつ、冷却用流体を注入して、中空成形品を急冷
する工程、中空成形品と膨張袋の間より冷却用流体を排
出するとともに、膨張袋内より袋ブロー用ガスを排出
し、中空成形品内よりコア型と膨張袋とを抜去し、外型
内より中空成形品を取り出す工程からなることにより、
中空成形品の容量の大小に関係なく、膨張袋とパリソン
で囲まれた空間に供給するだけでの僅かな量の冷却用流
体を用いて、短時間にて中空成形品の内部からの冷却の
効果を充分引き出すことができ、更に、冷却用流体を排
出させることもできるので、成形サイクルを大幅に短縮
することができ、又、中空成形品の各部間の冷却速度の
差を小さくすることができる。
【0039】
【実施例】実施例 図1に示す中空成形用金型1を備えた、樹脂射出容量2
5kg、型締力100tのダイレクトブロー成形機によ
り、樹脂として、高密度ポリエチレン(東ソ社製、商品
名「8600」)を用いて、図2〜図5を参照して説明
した工程により、外径760mm、平均肉厚6mmの球
状の中空成形品の製造を行った。パリソン2は、樹脂温
度230℃にて押出したものを、外型11のキャビティ
111内に供給した。
【0040】膨張袋13としては、材質がブチルゴムで
あり、最も膨らませたときの形状が略球形となり、その
ときの内容積が中空成形品3の約90%の180リット
ルとなるものを用いた。
【0041】成形ブロー用ガス及び袋ブロー用ガスとし
ては、圧力6kg/cm2 の圧縮空気を用いた。冷却用
流体としては、水温20℃の水を用いた。注水用のポン
プとしては、ポンプ能力3.7kw、全揚程72m、吐
出量100リットル/分のものを用いた。
【0042】中空成形品3と膨張袋13との空間が満水
となった時点で、排水─注水の循環を行いつつ、冷却を
行った。型開き前の排水時には、弁128bをシーケン
ス制御により最大流量となるようにした。
【0043】冷却時間(パリソン2内に圧縮空気の注入
を開始してから、中空成形品の内圧が大気圧にまで戻
し、排水し、型開きを始める前までに要した時間をい
う)を1分、2分、3分と変えてブロー成形を行い、型
開きして中空成形品を取り出し、その表面温度をサーモ
ビュアで計測し平均温度を算出した。又、中空成形品内
に注水開始から満水までに要する時間、及び排水開始か
ら排水終了までの時間を計測した。その結果を表1に示
した。
【0044】比較例1 膨張袋が設けられていない金型を用いたこと、及び、膨
張袋に関係する操作を行わなかったこと以外は、実施例
と同様にして、中空成形品の製造を行った。冷却時間
(実施例と同様)が4分以上を要したので、冷却時間が
5分のときに、型開きして中空成形品を取り出し、その
表面温度をサーモビュアで計測し平均温度を算出した。
又、中空成形品内に注水開始から満水までに要する時
間、及び排水開始から排水終了までの時間を計測した。
その結果を表1に併せて示した。
【0045】
【表1】
【0046】
【発明の効果】本発明の中空成形用金型は、上記の如き
構成とされているので、中空成形品の容量の大小に関係
なく、成形サイクルを大幅に短縮でき、且つ、変形がな
く、精度が高い中空成形品を成形する金型として用いる
ことができ、又、エネルギーの節約となり、成形設備へ
の負担も最小限にすることができる。
【0047】本発明の中空成形品の製造方法は、上記の
如き構成とされているので、中空成形品の容量の大小に
関係なく、中空成形品の内部からの冷却の効果を充分引
き出すことができ、成形サイクルを大幅に短縮すること
ができ、又、変形のない、精度の高い中空成形品を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の中空成形用金型の一例を示す断面図で
ある。
【図2】本発明の中空成形品の製造方法の一例におけ
る、第1の工程を説明する断面図である。
【図3】本発明の中空成形品の製造方法の一例におけ
る、第1の工程を説明する断面図である。
【図4】本発明の中空成形品の製造方法の一例におけ
る、第2の工程を説明する断面図である。
【図5】本発明の中空成形品の製造方法の一例におけ
る、第3の工程を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 中空成形用金型 2 パリソン 3 中空成形品 11 外型 12 コア型 13 膨張袋 111 キャビティ 112 開口部 121 先端部側 124 成形ブロー用ガス供給路 125 成形ブロー用ガス排出路 126 袋ブロー用ガス流路 127 冷却用流体供給路 128 冷却用流体排出路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビティを有しそのキャビティに通じ
    る開口部が設けられた外型と、外型のキャビティ内にそ
    の先端部側が挿入自在とされたコア型と、コア型の先端
    部側に固定され、コア型の先端部側と共に外型のキャビ
    ティ内に挿入自在とされ、外型のキャビティ内で、膨ら
    ませたときの容量がキャビティ内に導入されたパリソン
    より成形される中空成形品の内容量未満で、中空成形品
    の内面には大略接することのない状態まで膨らませるこ
    とができる膨張袋とからなり、パリソンの成形ブロー用
    ガス流路と、膨張袋の袋ブロー用ガス流路と、冷却用流
    体を膨張袋とパリソンで囲まれた空間内に注入しその空
    間内から排出する冷却用流体流路とが設けられているこ
    とを特徴とする中空成形用金型。
  2. 【請求項2】 請求項1の中空成形用金型を用いて、外
    型内にて、コア型の先端部側と膨張袋とが挿入された状
    態のパリソン内に成形ブロー用ガスを注入し、パリソン
    を外型の型面に押し付けて中空成形品を成形する工程、
    中空成形品内より成形ブロー用ガスを一部排出しつつ、
    中空成形品内にて、膨張袋内に袋ブロー用ガスを注入
    し、膨張袋をその容量が中空成形品の内容量未満で、中
    空成形品の内面には大略接することのない状態まで膨ら
    ませる工程、中空成形品と膨張袋との間に、その間に残
    存する成形ブロー用ガスを排出しつつ、冷却用流体を注
    入して、中空成形品を急冷する工程、中空成形品と膨張
    袋の間より冷却用流体を排出するとともに、膨張袋内よ
    り袋ブロー用ガスを排出し、中空成形品内よりコア型と
    膨張袋とを抜去し、外型内より中空成形品を取り出す工
    程からなることを特徴とする中空成形品の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010167413A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Millipore Corp 生物学的液体のための回路を提供するための方法および得られた回路
CN102729455A (zh) * 2012-07-11 2012-10-17 马革 一种缩短塑料中空成型周期的模塑吹气系统及其控制方法
CN113459479A (zh) * 2021-05-21 2021-10-01 黄金城 一种加速型腔降温的吹塑胚模头

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