JPH08215527A - フィルタユニットの製造方法 - Google Patents

フィルタユニットの製造方法

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JPH08215527A
JPH08215527A JP5191795A JP5191795A JPH08215527A JP H08215527 A JPH08215527 A JP H08215527A JP 5191795 A JP5191795 A JP 5191795A JP 5191795 A JP5191795 A JP 5191795A JP H08215527 A JPH08215527 A JP H08215527A
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JP
Japan
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tape
filter medium
filter
separator material
adhesive resin
Prior art date
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Application number
JP5191795A
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English (en)
Inventor
Koji Obata
耕二 小畑
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Japan Vilene Co Ltd
Original Assignee
Japan Vilene Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 治具を用いることなく、連続的にフィルタユ
ニットを製造すること。 【構成】 長手方向に線状のセパレータ材を付着させた
濾材にプリーツ加工を施し、折り山の間隔をセパレータ
材によって保持した状態で濾材の側面に接着樹脂を介し
てテープを連続的に貼着することを特徴とするフィルタ
ユニットの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリーツ加工を施した濾
材からなるフィルタユニットを連続的に製造する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリーツ加工を施した濾材からフ
ィルタユニットを製造する場合、濾材の折り山の数と間
隔を一定に保つために、一定の折り山の数で切断された
濾材を鋸刃状、櫛状などの治具で固定し、周囲の各辺に
枠材として紙、不織布などからなるテープをホットメル
ト樹脂を介して貼着することによって行われていた。
【0003】しかし、上記の製造方法では、治具により
プリーツ加工された濾材を固定する作業や、フィルタユ
ニットの各辺に対応する寸法のテープを各辺ごとに貼着
する作業が煩雑で、しかも、フィルタユニットを一つ一
つ製作しなければならないため作業性が悪かった。ま
た、折り山の間隔が小さいプリーツでは、治具の挿入が
難しく、挿入する治具自体も薄くなるため、治具による
固定が十分でなかったり、治具の破損が生じることもあ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来技術の欠点を解決するべくなされたものであり、治
具を用いることなく、連続的にフィルタユニットを製造
することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、本発明に
よる、長手方向に線状のセパレータ材を付着させた濾材
にプリーツ加工を施し、折り山の間隔をセパレータ材に
よって保持した状態で濾材の側面に接着樹脂を介してテ
ープを連続的に貼着することを特徴とするフィルタユニ
ットの製造方法によって解決できる。
【0006】以下、実施例に基づき、図面に沿って本発
明を説明する。本発明のフィルタユニットの製造方法に
おいては、図1に示すように、まず、濾材1の長手方向
に線状のセパレータ材2を付着させる。濾材1には、公
知の不織布、紙、織編物、ネットなど、またはこれらの
複合体からなる濾材が使用できる。これらの中でも不織
布からなる濾材が好ましく、とくにメルトブロー不織布
や分割繊維を構成繊維として用いた不織布などの微細な
繊維からなる不織布と、これより目が粗く、保形性を持
つ、水流絡合不織布、繊維接着不織布、バインダー接着
不織布などの不織布を積層したものがよい。また、濾材
1は塵埃の捕集能力を高めるためにエレクトレット化処
理などが施されていてもよい。
【0007】セパレータ材2は、本来、フィルタの使用
時にプリーツ加工した濾材の折り山どうしが密着して濾
過に働かないデッドボリュームが生じないように形成さ
れるが、本発明では、これに加えて、フィルタユニット
の製造時に折り山の間隔を保持する働きをする。プリー
ツ加工された濾材が連続的に送られて押込まれると、濾
材の折り山どうしは密着しようとするが、本発明ではセ
パレータ材が付着しているため、ほぼ一定間隔で折り山
の間隔が保持される。
【0008】セパレータ材2は、図1に示すように連続
線状に付着しているのがよいが、破線状であってもよ
い。破線状の場合は、濾材どうしの密着を防げるように
セパレータ材が折り山の部分に付着し、プリーツ加工が
行い易いように谷の部分には付着しないようにすること
が望ましい。
【0009】また、セパレータ材2は熱可塑性樹脂から
なることが望ましく、とくに比較的低融点(100〜2
00℃)で融着するホットメルト樹脂がよい。ホットメ
ルト樹脂としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレ
ンなどのポリオレフィン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、ポリアミド系共重合体、ポリエステル系共重
合体などがある。セパレータ材2は溶融または軟化状態
で、線状または不連続線状に押し出され、濾材に付着さ
れる。なお、セパレータ材2は2〜5倍程度の倍率に発
泡されていてもよく、このようにすると連続線状に付着
されていても、プリーツ加工の際に折り曲げによる抵抗
を吸収できるので、シャープに折り曲げることができる
のでよい。
【0010】次に、セパレータ材2の付着した濾材1は
プリーツ加工機などを使用してプリーツ加工が施され
る。プリーツ加工された濾材2は順次搬送されていく
が、搬送速度を生産方向の上流側を下流側より早くする
ことなどにより、順次押込まれていく。押込まれた濾材
1はセパレータ材2の働きによって折り山3と折り山3
との間隔がほぼ一定に維持される。この状態でプリーツ
加工された濾材1の側面に連続的にテープ4が接着樹脂
5を介して貼着される。
【0011】テープ4には、紙、不織布、樹脂フィル
ム、金属箔などが用いられるが、とくに濾材1と一緒に
焼却処理することが可能な紙または不織布を用いること
が望ましい。また、接着樹脂5は熱可塑性樹脂からなる
ことが望ましく、とくに比較的低融点(100〜200
℃)で融着するホットメルト樹脂がよい。ホットメルト
樹脂としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレンな
どのポリオレフィン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、ポリアミド系共重合体、ポリエステル系共重合体
などがある。
【0012】接着樹脂5はエマルジョン、溶剤溶液など
の溶液としてテープに塗布してもよいが、図3に示すよ
うにテープ4の裏面にフィルム状に付着していることが
望ましい。後者の場合、図2に示すように、テープ4裏
面の接着樹脂5を予め熱風加熱装置6などの加熱装置に
より熱融着可能な状態にしておき、プリーツ加工された
濾材1の側面に押圧または加熱押圧することによって貼
着される。なお、押圧の場合には押圧ロールや押圧板な
どが、加熱押圧の場合には加熱押圧ロールや加熱押圧板
(ヒーター)7などが使用される。接着樹脂5を介して
テープ4を貼着することによって、プリーツ加工された
濾材1の側面は、実質的に通気のない状態となり、エア
ーリークが防止される。
【0013】この後、プリーツ加工された濾材1は長手
方向の所定の長さごとに切断され、図4に示すように、
その切断面に所定の長さのテープ8が貼着されて、フィ
ルタユニットが得られる。
【0014】
【発明の効果】本発明のフィルタユニットの製造方法に
おいては、長手方向に線状のセパレータ材を付着させた
濾材にプリーツ加工を施すため、その製造工程におい
て、濾材は従来のように治具などを使用しなくてもセパ
レータ材によって折り山の間隔が保持できる。また、濾
材は折り山の間隔を一定に保持した状態で連続的に搬送
することが可能となっているため、この濾材の両側面に
連続的に接着樹脂を介してテープを貼着することで、実
質的に連続的にフィルタユニットが製造できる。とく
に、裏面に熱接着樹脂が付着したテープを用いる場合、
予め熱接着樹脂を加熱しておき、プリーツ加工された濾
材の側面に押圧するだけで、簡便に連続的にテープを貼
着することができるため生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】濾材にセパレータ材を付着させた状態を示す平
面図。
【図2】プリーツ加工された濾材側面にテープを連続的
に貼着する工程を示す斜視図。
【図3】裏面に接着樹脂を付着したテープの断面図。
【図4】濾材の切断面にテープを貼着する工程を示す斜
視図。
【符号の説明】
1・・・濾材 2・・・セパレータ材 3・・・折り山 4・・・テープ 5・・・接着樹脂

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に線状のセパレータ材を付着さ
    せた濾材にプリーツ加工を施し、折り山の間隔をセパレ
    ータ材によって保持した状態で濾材の側面に接着樹脂を
    介してテープを連続的に貼着することを特徴とするフィ
    ルタユニットの製造方法。
  2. 【請求項2】 予めテープの裏面に熱接着樹脂が付着し
    ており、該熱接着樹脂を加熱して、テープを連続的に濾
    材の側面に押圧して貼着することを特徴とする請求項1
    に記載のフィルタユニットの製造方法。
JP5191795A 1995-02-16 1995-02-16 フィルタユニットの製造方法 Pending JPH08215527A (ja)

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