JPH08214687A - 茶生葉室の環境制御方法 - Google Patents

茶生葉室の環境制御方法

Info

Publication number
JPH08214687A
JPH08214687A JP4490095A JP4490095A JPH08214687A JP H08214687 A JPH08214687 A JP H08214687A JP 4490095 A JP4490095 A JP 4490095A JP 4490095 A JP4490095 A JP 4490095A JP H08214687 A JPH08214687 A JP H08214687A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
fresh tea
tea leaf
tea leaves
raw tea
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4490095A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiki Sugimoto
芳樹 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terada Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Terada Seisakusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terada Seisakusho Co Ltd filed Critical Terada Seisakusho Co Ltd
Priority to JP4490095A priority Critical patent/JPH08214687A/ja
Publication of JPH08214687A publication Critical patent/JPH08214687A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Storage Of Harvested Produce (AREA)
  • Tea And Coffee (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 茶生葉管理装置の設置された茶生葉室の環境
を制御して、保管されている茶生葉の品質の劣化を防ぐ
こと。 【構成】 茶生葉室の上方、又は冷気の取り入れ部に近
い下方、あるいは双方に温度計を設け、所定温度以上に
温度が上昇した場合は、茶生葉室の換気を自動的に行
う。 【効果】 茶生葉の損失を防ぐと共に、作業者も監視す
る作業から解放される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製茶工場において茶生
葉管理装置が存在する茶生葉室の環境制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】茶園から摘採された茶生葉は、一旦、製
茶工場の茶生葉室にある茶生葉管理装置に貯えられ、少
しずつ製茶加工ラインに送られて製茶される。この時、
茶生葉管理装置に貯えられた茶生葉には、呼吸作用によ
る発熱で「葉焼け」を起こし、変質してしまうのを防ぐ
ために、冷風ファンにより堆積層に冷風を透気させる。
発熱量は茶生葉の状態により、非常に異なる。
【0003】冷風ファンは、タイマー装置によって、運
転時間・停止時間が設定され、運転・停止を繰り返し
て、透気量を制御している。一般的には、茶生葉の搬入
当初は連続運転して、茶園から運ばれてくる間に生じた
茶生葉の呼吸熱を除去し、以後、断続的に運転・停止を
繰り返して呼吸熱による変質を防いでいる。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】従来、茶生葉管理
装置によって、茶生葉の熱を除去しているが、茶生葉管
理装置のまわりの茶生葉室内の温度が高くなり、送り込
む冷気の温度が高いと、茶生葉の冷却が充分に行われな
くなる。また、茶生葉管理装置の上方が開口されている
が、上方の温度が高くては、茶生葉間を透気し、熱をも
った空気が発散されず、効果が減少する。更に、作業者
がいなく、広い茶生葉室の場合、空気の流れがなく、あ
たたかい空気が漂っている状況になる。真夏には、とて
も暑くなる。
【0005】上記のような場合、窓を開けたり、換気扇
を運転させたりして換気を行えば良いのだが、製茶工場
の屋根は高く、窓も高いところにあり、作業者が、その
日の天候や茶生葉の状態によって、茶生葉室の換気に細
心の注意を払って監視し、換気扇の運転・停止を行わな
ければならない為、換気を行っていないことも多い。す
ると、茶生葉の冷却が充分に効果的に、行われなくな
る。
【0006】更に、上記のように、冷却が充分に行われ
ない場合、茶生葉の呼吸作用による発熱で「葉焼け」を
起こし、変質して、製品として使用できないものになっ
てしまうことがある。ほんの一部が「葉焼け」を起こし
た場合でも、全部を廃棄処分にしなければならなくな
り、莫大な損失を生じるという問題点がある。
【0007】
【課題を解決する為の手段】上記問題点を解決するため
に、堆積した茶生葉の内部へ冷風を透気させて、茶生葉
を長時間保管する茶生葉管理装置が存在する茶生葉室に
おいて、茶生葉室の上方、又は冷気の取り入れ部に近い
下方、あるいは双方に温度計を設け、所定温度以上に温
度が上昇した場合は、茶生葉室の換気を自動的に行うと
いう手段をとる。
【0008】
【作用】上記のように構成された温度計の温度が所定温
度以上になると、茶生葉室の換気が自動的に行われるの
で、茶生葉室は茶生葉にとって、快適な空気、温度を保
ち続ける。
【0009】
【実施例】図面に基づいて、実施例を説明する。本実施
例においては、温度計が茶生葉室31の上方と、冷気の
取り入れ部に近い下方に設けられている。
【0010】製茶工場に持ち込まれた茶生葉は、計量、
見本取り等の受付処理をした後に、コンベヤ15により
茶生葉室に運ばれ、補助コンベヤ14、散布コンベヤ1
3により茶生葉管理装置11、12の指定の場所へ散布
される。散布コンベヤ13は、茶生葉管理装置11、1
2の上方を前後(11、12の長手方向)左右に移動し
ながら、茶生葉を散布する。補助コンベヤ14は、散布
コンベヤ13の左右移動に合わせて移動し、コンベヤ1
5から散布コンベヤ13へ茶生葉を移送する。茶生葉管
理装置11、12へ散布する場合、散布コンベヤ13は
補助コンベヤ14と係合して移動することとなる。
【0011】茶生葉管理装置11、12の床面は、透気
性無端輸送帯20でできており、茶生葉の堆積23は、
一定時間毎に冷風ファン1から10により送風を受け、
茶生葉の呼吸熱が除去されながら保管される。透気性無
端輸送帯20の下は、隔壁21で区画された風圧室22
でできており、各区画に対応して、それぞれ冷風ファン
1から10が設けられている。
【0012】本実施例では、茶生葉約4000kg(茶生
葉管理装置1セット当たり)×2(セット)=約800
0kgの茶生葉が保管される。製茶加工プラントの処理能
力に応じて透気性無端輸送帯20が動き、茶生葉の堆積
23は少しずつ前方へ移送され、かき落し装置16、1
7により切り崩されて、コンベヤ18によって製茶加工
プラントへ移送される。製茶加工プラントの処理能力を
1時間当たり400kgとすると、8000kg÷400kg
=20時間分の茶生葉が保管される。茶生葉の集荷中、
散布箇所の冷風ファン1から10は連続運転している
が、保管中はタイマーにより、20分運転、40分停止
を繰り返す。
【0013】茶生葉は、主に、集荷時に温度が高い場合
が多く、冷風ファン1から10の送風によって、熱気が
上部に溜ってくる。この時、換気が行われていないと、
茶生葉室31が熱気に包まれてしまう。天気が良い日に
は、屋根が太陽に照らされて高温になり、茶生葉室31
の上方の温度もかなり高温になり、集荷される茶生葉は
更に熱気を帯びることになる。茶生葉室31全体が高温
になると、冷却ファン1から10が吸気する温度が高温
になり、冷却ファン1から10の運転効率が悪くなり、
冷却ファン1から10を運転しても茶生葉は充分冷却さ
れない。
【0014】茶生葉室31上部の温度センサー24は、
茶生葉からの熱気及び、太陽によって温められた空気等
の温度を計測し、所定温度以上になった場合は、換気扇
26、27を作動させ、外気導入扉28、29、30を
開く。又、茶生葉室31下部の温度センサー25は、冷
却ファン1から10が吸い込む空気の温度を計測し、所
定温度以上になった場合は、換気扇26、27を作動さ
せ、外気導入扉28、29、30を開く。上部の温度セ
ンサー24、又は下部の温度センサー25の内のどちら
か一方が所定温度以上になった時に、上記動作を行う。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下のような効果がある。第1に、換気が必
要な時に、換気が充分に行われるようになる為、「葉焼
け」が起こらなくなり、製品の品質が向上すると共に、
「葉焼け」による損失がなくなる。第2に、温度によっ
て自動的に換気が行われるために、精神的・肉体的に困
難な作業から作業者を解放することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンベヤ型の茶生葉管理装置を2本設置した茶
生葉室の実施例で、換気装置と散布コンベヤの移動範囲
を示す平面図。
【図2】茶生葉室の換気装置と、コンベヤ型茶生葉管理
装置に堆積された茶生葉と透気ファン、及び、散布コン
ベヤの関係を示す図1の長手方向の断面概略図。
【符号の説明】
1,...,10 ・・・・ 冷風ファン 11,12 ・・・・ 茶生葉管理装置 13 ・・・・ 散布コンベヤ 14 ・・・・ 補助コンベヤ 15 ・・・・ コンベヤ 16,17 ・・・・ かき落し装置 18 ・・・・ コンベヤ 19 ・・・・ 側壁 20 ・・・・ 透気性無端輸送帯 21 ・・・・ 隔壁 22 ・・・・ 風圧室 23 ・・・・ 茶生葉の堆積 24 ・・・・ 上部温度センサー 25 ・・・・ 下部温度センサー 26,27 ・・・・ 換気扇 28,29,30 ・・・・ 外気導入扉 31 ・・・・ 茶生葉室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 堆積した茶生葉の内部へ冷気を透気させ
    て茶生葉を長時間保管する茶生葉管理装置が存在する茶
    生葉室において、茶生葉室の上方、又は冷気の取り入れ
    部に近い下方、あるいは双方に温度計を設け、所定温度
    以上に温度が上昇した場合は、茶生葉室の換気を自動的
    に行うことを特徴とする茶生葉室の環境制御方法。
JP4490095A 1995-02-09 1995-02-09 茶生葉室の環境制御方法 Pending JPH08214687A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4490095A JPH08214687A (ja) 1995-02-09 1995-02-09 茶生葉室の環境制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4490095A JPH08214687A (ja) 1995-02-09 1995-02-09 茶生葉室の環境制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08214687A true JPH08214687A (ja) 1996-08-27

Family

ID=12704359

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4490095A Pending JPH08214687A (ja) 1995-02-09 1995-02-09 茶生葉室の環境制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08214687A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103262717A (zh) * 2013-05-23 2013-08-28 徐州天马敬安食品有限公司 一种土藏牛蒡的保鲜方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103262717A (zh) * 2013-05-23 2013-08-28 徐州天马敬安食品有限公司 一种土藏牛蒡的保鲜方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102167857B1 (ko) 폐열회수형 환기장치 시스템
JP5612978B2 (ja) 空調システム
CN109114754A (zh) 一种多联机变频空调防高温保护控制方法
US6375563B1 (en) Ventilation temperature and pressure control apparatus
GB2460426A (en) Insulating panels having heat exchange and ventilation flue
WO2021227464A1 (zh) 物料干燥冷却一体机
CN114165905A (zh) 智能环境控制机控制方法及系统
JPH08214687A (ja) 茶生葉室の環境制御方法
JP6954938B2 (ja) 貯蔵庫ユニット
US3326012A (en) Fog control
WO2017164416A1 (ja) 鶏舎および鶏舎の換気システムの制御装置
JPS5610640A (en) Controlling method for air conditioning
JPS5811816B2 (ja) 立体式茶生葉管理装置
JPS5596855A (en) Method of ventilating windowless barn
JP3338412B2 (ja) 家屋の換気システム
CN219750773U (zh) 雪茄多温层供应链存仓储库
JPH05219840A (ja) 複層壁体温室およびその制御方法
JPS57131948A (en) Structure of building
JP2001254995A (ja) 換気システム
JP6372708B2 (ja) 鶏舎
SU884620A1 (ru) Кагат сахарной свеклы
JP2005249259A (ja) 正圧換気システム
JP2726864B2 (ja) 野菜、果実保存・熟成装置における保存・熟成室内雰囲気制御システム
JPH074702A (ja) ダクト式空調システムにおける自動換気装置
JP3088959U (ja) 結露を防止するための輸送車両