JPH08214481A - 回転電機の回転子 - Google Patents

回転電機の回転子

Info

Publication number
JPH08214481A
JPH08214481A JP7018263A JP1826395A JPH08214481A JP H08214481 A JPH08214481 A JP H08214481A JP 7018263 A JP7018263 A JP 7018263A JP 1826395 A JP1826395 A JP 1826395A JP H08214481 A JPH08214481 A JP H08214481A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
core
electric machine
brush
circumferential direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7018263A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Ogishima
健次 荻島
Tsutomu Shiga
志賀  孜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP7018263A priority Critical patent/JPH08214481A/ja
Priority to PCT/JP1996/000515 priority patent/WO1997033357A1/ja
Priority claimed from PCT/JP1996/000515 external-priority patent/WO1997033357A1/ja
Publication of JPH08214481A publication Critical patent/JPH08214481A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】部品点数の増大防止、回転子の小型化及び構造
の簡単化を図りつつ冷却性能を向上可能及びブラシ磨耗
粉の除去性能の向上を図る。 【構成】積層されて回転子鉄心520を構成する各コア
プレート521に開口されて互いに連通する打ち抜き穴
523により、回転子鉄心520に空気通路523aが
形成される。空気通路523aは、コアプレート521
を互いに所定角度だけ相対回転させた状態で積層するこ
とにより、空気通路523aは周方向一方側へ捩じって
形成される。 【効果】回転子鉄心520の回転により空気通路523
aに空気流が形成され、回転子鉄心520の冷却が良好
となる。また、ブラシ磨耗粉の吹き飛ばしに有効であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばエンジン始動用
の始動電動機などの回転電機の回転子に関する。
【0002】
【従来技術】日本電装公開技報83−134などの従来
の始動電動機は、回転子鉄心の端面に羽根を設けて電動
機内の空気を循環させたり、又は始動電動機の内外の空
気を交換したりして始動電動機の内部冷却を行ってい
る。特開昭64ー16237号公報の始動電動機は、回
転子鉄心に軸方向に空気通路を設け、エンジンの吸気負
圧やターボチャージャーの正圧などエンジンが生み出す
正圧又は負圧の空気と大気圧との圧力差により生じる空
気流をこの空気通路に導入して回転子鉄心を冷却するこ
とを提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら回転子鉄
心の端面に羽根を設けて冷却風を発生させる方法は、部
品点数の増大の他、回転子の軸方向寸法の増大を招くと
いう不具合を生じる。また、このような羽根をブラシ付
きの回転電機に用いた場合、羽根から吹き出す吹き出し
風を羽根より小径側に通常位置するブラシに直接吹きつ
けるのは困難であり、そのため、ブラシ磨耗粉をブラシ
周辺から除去しにくいという問題もあった。
【0004】一方、上記公報のものでは、モータ外部の
圧力源とモータとを圧力パイプで連通する必要がある
他、上記圧力源の圧力の使用効率を低下させるという不
具合もあった。更に、ブラシ付きの回転電機では、ブラ
シなどの磨耗粉がエンジン等に吸引されてしまうという
不具合もあった。本発明は上記問題点に鑑みなされたも
のであり、部品点数の増大防止、回転子の小型化及び構
造の簡単化を図りつつ冷却性能を向上可能な回転電機の
回転子を提供することを、その第1の目的としている。
【0005】また、本発明は、回転子の小型化及び構造
の簡単化を図りつつブラシ磨耗粉を良好に除去可能な回
転電機の回転子を提供することを、その第2の目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の構成は、
ハウジングに回転自在に支持される回転軸と、打ち抜き
穴を有するコアプレートを積層して前記回転軸に嵌着し
てなる回転子鉄心と、前記回転子鉄心に巻装されるコイ
ルとを備え、前記打ち抜き穴は互いに連通して空気通路
を形成する回転電機の回転子において、前記空気通路
は、前記各コアプレートの周方向へのずらしにより周方
向一方側へ捩じれて形成されていることを特徴とする回
転電機の回転子である。
【0007】本発明の第2の構成は、上記第1の構成に
おいて更に、前記空気通路の吹き出し口が開口する前記
回転子鉄心の一端面が、前記ハウジングに支承されると
ともに前記コイルへ給電するブラシに対面することを特
徴としている。本発明の第3の構成は、上記第2の構成
において更に、前記回転子が、前記ブラシに摺接する整
流子を有することを特徴としている。
【0008】本発明の第4の構成は、上記第3の構成に
おいて更に、前記回転電機が始動電動機であることを特
徴としている。本発明の第5の構成は、上記第3の構成
において更に、前記ハウジングが、前記回転子の前記一
端面に面するブラシ側の内部空間に連通して空気排出孔
を有し、かつ、前記回転子の他端面に面する反ブラシ側
の内部空間に連通して空気流入孔を有することを特徴と
している。
【0009】本発明の第6の構成は、上記第1の構成に
おいて更に、各前記コアプレートは複数の群に区分さ
れ、互いに隣接する任意の2つの前記群は周方向に所定
スロットピッチだけずれていることを特徴としている。
【0010】
【作用及び発明の効果】本発明の第1の構成では、積層
されて回転子鉄心を構成する各コアプレートに開口され
て互いに連通する打ち抜き穴により、回転子鉄心に空気
通路が形成される。特に本構成では、コアプレートを互
いに所定角度だけ相対回転させた状態で積層することに
より、空気通路を周方向一方側に捩じって形成してい
る。
【0011】このようにすれば、回転子鉄心の回転によ
り空気通路に空気流が形成され、その結果、この空気通
路の吸い込み口から空気通路内に吸入された空気は加速
されて空気通路の吹き出し口から一部軸方向、大部分周
方向へ吹き出される。これにより、回転子鉄心は良好に
冷却され、また、吹き出し口から吹き出される空気流に
より吹き出し口近傍の部品も良好に冷却される。また、
本構成によれば、羽根などの付加による回転子の体格増
加を防止することができる。
【0012】本発明の第2の構成や第3の構成では、上
記第1の構成において更に、空気通路の吹き出し口が開
口する回転子鉄心の一端面がブラシに対面するので、吹
き出し口から吹き出された空気流がブラシに衝突してブ
ラシなどを冷却するとともにブラシ磨耗粉を良好に吹き
飛ばすことができる。特に、回転軸に嵌着されるスリッ
プリング又は整流子の外径は回転子鉄心の外径よりかな
り小さいのが通常であり、通常、従来のように回転子鉄
心の端面に固定された羽根(通常は遠心羽根)では、羽
根から出た高速の吹き出し空気流をブラシに直接吹きつ
けることは困難である。本構成では、回転子鉄心の径方
向内側に空気通路を設けることができ、かつ、空気流を
軸方向及び周方向に吹き出すことができるので、上記し
たようにブラシや整流子の冷却及びブラシ磨耗粉の吹き
飛ばしが良好となる。なお、ブラシ磨耗粉が整流子表面
に堆積すると整流性が低下してしまう。
【0013】本発明の第4の構成では、上記第3の構成
において更に、回転電機が整流子型の始動電動機であ
る。エンジン始動用の始動電動機では、回転子鉄心に巻
装されるコイル(アーマチャコイル)の大きな発熱は回
転子鉄心への放熱に大きく依存している。本構成では、
従来冷却が容易でなかった回転子鉄心の軸方向中央部を
良好に冷却でき、このアーマチャコイルの冷却向上によ
り始動電動機の耐焼損性を一層向上することができる。
【0014】本発明の第5の構成では、上記第3の構成
において更に、ハウジングのブラシ側に空気排出孔が、
その反ブラシ側に空気流入孔が貫孔される。このように
すれば、空気流入孔から反ブラシ側のハウジング内部空
間に流入した空気は回転子鉄心の空気通路により加速さ
れてブラシ側のハウジング内部空間に吹き出し、ブラシ
などを冷却しつつブラシ磨耗粉を随伴して空気排出孔か
ら排出される。したがって、本構成では、ブラシ磨耗粉
のハウジング内への堆積を低減することができる。
【0015】本発明の第6の構成では、上記第1の構成
において更に、各前記コアプレートは複数の群に区分さ
れ、互いに隣接する任意の2つの前記群は周方向に所定
スロットピッチだけずれていることを特徴としている。
このようにすれば、コアプレートの周方向へのずらしに
かかわらず、スロットへのコイルの嵌挿に支障は生じな
い。なお、この場合、打ち抜き穴の周方向占有角度は当
然、前記所定スロットピッチの周方向占有角度より大き
く(例えば3倍以上)される。
【0016】本発明の第7の構成では、上記第1の構成
において更に、互いに隣接する所定枚のコアプレート
が、隣接する他の前記コアプレートに対して周方向に1
スロットピッチ未満だけ(たとえば0.1スロットピッ
チ未満)ずれており、かつ、回転子鉄心のスロットが周
方向一方側へ捩じれて形成される。このようにすれば、
スロットは周方向に捩じれて形成されるものの空気通路
内の段差が減り、空気抵抗を減少できる。
【0017】
【実施例】
(実施例1)本発明の回転子の一実施例を図1及び図2
を参照して説明する。この回転子(アーマチャ)540
は始動電動機をなす直流電動機の電機子を構成してい
る。アーマチャ(回転子)540は、図1又は図3に示
すように、アーマチャシャフト(回転軸)510と、ア
ーマチャシャフト510に嵌着されたアーマチャコア
(回転子鉄心)520及びコンミテータ(整流子)51
とを有している。アーマチャコア520はコアプレート
521を多数積層して形成され、コアプレート521の
穴522にはアーマチャシャフト510が圧入固定され
ている。コアプレート521は薄い鋼板をプレス加工に
よって打ち抜いて形成されており、コアプレート521
の内径側(穴522の周囲)には、コアプレート521
の位置決め並びに軽量化を図るための打ち抜き穴523
が周方向等間隔に複数(例えば5個)形成されている。
コアプレート521の外周にはアーマチャコイル530
を収納する複数(例えば25個)のスロット524が形
成され、コアプレート521の外周端部には各スロット
524に隣接してティース524aが形成されている。
ティース524aの外周端には、スロット524内にア
ーマチャコイル530を収納後、アーマチャコイル53
0の離脱を防止するためにスロット524の開口側に押
し倒される固定爪525が形成されている。
【0018】アーマチャコア520について更に詳細に
説明する。コアプレート521を積層する際、コアプレ
ート521は1枚ずつ、または複数枚ずつ1スロットピ
ッチだけ周方向一方側へ順次にずらせて積層される。こ
のようにすると、打ち抜き穴523の連通によりアーマ
チャコア520内に形成される空気通路523aが、ス
ロット524の形状に変更を加えることなく周方向一方
側へ捩じられる。アーマチャ前端部540aにおける空
気通路523aの開口は空気流入口523bであり、ア
ーマチャ後端部540bにおける空気通路523aの開
口は空気吹き出し口523cである。コアプレート52
1をずらす方向は、空気吹き出し口523cが空気流入
口523bに対して回転方向7の反対方向へねじれるよ
うになされる。これにより、コア520の回転時に、空
気流入口523bから空気吹き出し口523cへ空気流
が形成される。
【0019】図3に示される910はブラシであり、ブ
ラシ910は、図示されない保持器並びに図示されない
ボルトによってリヤブラケット700に固定されてい
る。564はアーマチャシャフト510の後端を支承す
る軸受であり、軸受564はリヤブラケット700の凹
部に嵌合されている。501はヨーク、550はこのヨ
ーク501の内周面に配置された界磁磁極である。ヨー
ク501の一端面はリヤブラケット700に嵌着され、
その他端面は減速機構300を包含したセンタブラケッ
ト81に固定されている。また、電動機500の一部を
なすヨーク501はセンタブラケット81から隔壁80
0によって区画されている。
【0020】アーマチャシャフト510の前端部は減速
機構300に連結されている。221は出力軸220の
外周部に形成されたヘリカルスプラインで一方向クラッ
チ350が前後方向へ摺動可能なようにスプライン嵌合
されている。250は一方向クラッチ350に結合され
ているピニオン200の軸方向移動量を規制するピニオ
ン係止リング、440は出力軸220を支承する軸受
で、ハウジング400の前部に形成された孔部の内周面
に嵌着されている。21は樹脂成形されたレバーで、一
端がマグネットスイッチ600のプランジャ610に、
他端が一方向クラッチ350の後部に接続されている。
63はマグネットスイッチ600とブラシ910とを接
続するリードワイヤで、そのマグネットスイッチ600
側の端部はナット62によってキャップ61に固定され
ている。72はリヤブラケット700に嵌合された換気
パイプでリヤブラケット700の換気孔71を通じてリ
ヤブラケット700内部に連通している。
【0021】(作動)図示しないキースイッチをオンす
ることによりマグネットスイッチ600に通電すると、
リードワイヤ63を通してブラシ910に電圧が印加さ
れ、アーマチャ540が回転する。アーマチャ540の
回転は減速機構300により減速され一方向クラッチ3
50に伝達される。一方、マグネットスイッチ600の
通電によりプランジャ610が図3右方向に移動し、レ
バー21を介して一方向クラッチが図3左方向に移動
し、結合されているピニオン200は図3左方向に移動
し、図示しないエンジンのリングギヤと噛み合う。
【0022】(効果)摺動するブラシ910やコンミテ
ータ51から摩耗粉が発生し、アーマチャ540等から
熱が発生する。従来の始動電動機ではモータ500内の
空気の流れは発生した熱により熱せられた膨張空気が、
換気孔71を通って始動電動機外部へ放出され、この流
れに摩耗粉が乗って排出されるのみであった。
【0023】本実施例ではアーマチャ540の回転中に
コアプレート521に設けられた打ち抜き穴523が形
成するアーマチャシャフト510周りの捻られた空気通
路523aによりアーマチャ540が送風機を構成す
る。すなわち、アーマチャ540の回転によってアーマ
チャ前端部540aに生じた吸引力により、ヨーク50
1とセンターブラケット81との隙間、図示されないヨ
ーク501の前端部の換気孔、図示されないセンターブ
ラケット81の換気孔から外部の空気がアーマチャコア
520の前側に吸入され、この空気がアーマチャ540
内部の捻られた空気通路523aによってアーマチャ後
端部540bの方向に送られる。この空気はブラシ91
0やコンミテータ51の摩耗粉を吹き飛ばしつつ換気孔
71または図示されないヨーク501後端部の換気孔よ
り始動電動機外部に排出される。この結果、摩耗粉がア
ーマチャ540やヨーク501、リヤブラケット700
の軸受564等に堆積することがなくなり、リークの危
険や、軸受564の摺動不良が確実に解消される。
【0024】ブラシ910とコンミテータ51との摺接
による摩擦熱も、アーマチャ540のコイル530の径
方向内側を通ってブラシ910とコンミテータ51の接
触部へ向けて空気が流れることになり、良好に冷却され
る。また、ブラシ910とコンミテータ51の接触部で
発生した熱はコイル530を通じてアーマチャ540全
体を加熱するが、コアプレート521の打ち抜き穴52
3の内周面から加速空気流に良好に放熱される。
【0025】上記した実施例では、互いに隣接するコア
プレート521を隣接する他のコアプレート521に対
して周方向に1スロットピッチ(スロット数を25とす
れば、14.4度)ずらせたものであるが、例えば3度
といった小角度ずらせてもよい。このようにすれば、ス
ロットも周方向に捩じれるが、それに合わせてアーマチ
ャコイルを巻装すればよい。
【0026】またコアプレート521の打ち抜き穴52
3の形状、数などを変更しなくても、積層するときのず
らし方で送風する空気の量を容易に調整できる。これよ
り同じコアプレート521を用い積層枚数を増減させて
トルク設定の異なるアーマチャ等、発熱量、摩耗粉の発
生状況が変化しても、対応できる。 (実施例2)他の実施例を図4を参照して説明する。但
し、他実施例と共通機能を有する構成要素には同一符号
が付される。
【0027】この実施例は、図1に示す打ち抜き穴52
3を扇状断面としたものであるが、その他の断面形状も
当然可能である。 (実施例3)他の実施例を図5、図6を参照して説明す
る。但し、他実施例と共通機能を有する構成要素には同
一符号が付される。
【0028】この実施例のモータは、実施例1におい
て、アーマチャコア520のリヤ側端面に沿って小径側
へ延設されたアーマチャコイル530のコイルエンド部
530aを整流子片として用いる円板状整流子兼用コイ
ルエンド部付きの始動電動機であり、ブラシ910はコ
イルエンド部530aに向けて軸方向に押し付けられて
いる。
【0029】この円板状整流子兼用コイルエンド部53
0aについて更に説明する。コイルエンド部530a
は、符号を付さない樹脂板の両面に個別に接着された所
定枚数の内側導体534及び所定枚数の外側導体群53
5からなる。各内側導体534は、互いに渦巻き円盤状
に配設されるとともにそれぞれ渦巻き状隙間で分離さ
れ、アーマチャコア520の端面と所定の隙間を挟んで
配設されている。各外側導体535は、互いに渦巻き円
盤状に配設されるとともにそれぞれ渦巻き状隙間で分離
され、その表面はブラシ910に摺接している。各内側
導体534の径方向外端はスロット内のアーマチャコア
520の下側導体の端部に個別に接続され、各外側導体
535の径方向外端はスロット内のアーマチャコア52
0の上側導体の端部に個別に接続されている。そして、
各内側導体534の径方向内端と各外側導体535の径
方向内端は個別に溶接されて、コイルエンド部530a
を構成している。
【0030】このタイプのアーマチャ520では、互い
に隣接する外側導体535の間の渦巻き状の隙間536
が、一種の遠心ファンの空気通路となり、この隙間53
6により加速された冷却風が遠心方向に流れることにな
る。したがって、本実施例では、空気通路523aによ
りアーマチャコア520のブラシ側の端面に吹き出され
た空気流は、内外側導体534、535の径方向内側を
通じて外側導体535の軸方向外側へ誘導され、その
後、上記した隙間536を通じて遠心方向に送られ、ブ
ラシ910や整流子片をなす外側導体535を冷却する
とともにブラシ磨耗粉を良好に吹き飛ばすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転電機の回転子の一実施例を示す斜
視図である。
【図2】図1のコアプレート521を示す正面図であ
る。
【図3】図1の回転電機を始動電動機として用いるスタ
ータの軸方向断面図である。
【図4】図2のコアプレート521の変形実施例を示す
正面図である。
【図5】図3のスタータの他の実施例を示す軸方向断面
図である。
【図6】図5の回転電機の回転子を拡大図示した斜視図
である。
【符号の説明】
51はコンミテータ(整流子)、510はアーマチャシ
ャフト(回転軸)、520はアーマチャコア(回転子鉄
心)、521はコアプレート、523は打ち抜き穴、5
23aは空気通路、523bは空気流入口、523cは
空気吹き出し口、524はスロット、540は回転子
(アーマチャ)、910はブラシ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングに回転自在に支持される回転軸
    と、打ち抜き穴を有するコアプレートを積層して前記回
    転軸に嵌着してなる回転子鉄心と、前記回転子鉄心に巻
    装されるコイルとを備え、前記打ち抜き穴は互いに連通
    して空気通路を形成する回転電機の回転子において、 前記空気通路は、前記各コアプレートの周方向へのずら
    しにより周方向一方側へ捩じれて形成されていることを
    特徴とする回転電機の回転子。
  2. 【請求項2】前記空気通路の吹き出し口が開口する前記
    回転子鉄心の一端面は、前記ハウジングに支承されると
    ともに前記コイルへ給電するブラシに対面する請求項1
    記載の回転電機の回転子。
  3. 【請求項3】前記回転子は前記ブラシに摺接する整流子
    を有する請求項2記載の回転電機の回転子。
  4. 【請求項4】前記回転電機は始動電動機である請求項3
    記載の回転電機の回転子。
  5. 【請求項5】前記ハウジングは、前記回転子の前記一端
    面に面するブラシ側の内部空間に連通して空気排出孔を
    有し、かつ、前記回転子の他端面に面する反ブラシ側の
    内部空間に連通して空気流入孔を有する請求項3記載の
    回転電機の回転子。
  6. 【請求項6】各前記コアプレートは複数の群に区分さ
    れ、互いに隣接する任意の2つの前記群は周方向に所定
    スロットピッチだけずれている請求項1記載の回転電機
    の回転子。
  7. 【請求項7】互いに隣接する所定枚の前記コアプレート
    は隣接する他の前記コアプレートに対して周方向に1ス
    ロットピッチ未満だけずれており、かつ、前記回転子鉄
    心のスロットは周方向一方側へ捩じれて形成されている
    請求項1記載の回転電機の回転子。
JP7018263A 1995-02-06 1995-02-06 回転電機の回転子 Pending JPH08214481A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7018263A JPH08214481A (ja) 1995-02-06 1995-02-06 回転電機の回転子
PCT/JP1996/000515 WO1997033357A1 (fr) 1995-02-06 1996-03-04 Rotor de machine rotative

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7018263A JPH08214481A (ja) 1995-02-06 1995-02-06 回転電機の回転子
PCT/JP1996/000515 WO1997033357A1 (fr) 1995-02-06 1996-03-04 Rotor de machine rotative

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08214481A true JPH08214481A (ja) 1996-08-20

Family

ID=11966794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7018263A Pending JPH08214481A (ja) 1995-02-06 1995-02-06 回転電機の回転子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08214481A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6992412B2 (en) 2003-05-07 2006-01-31 Denso Corporation Rotary electric machine having laminated armature core
US7102259B2 (en) * 2001-11-15 2006-09-05 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Rotor of a synchronous induction electric motor
JP2006322015A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Dainippon Printing Co Ltd メタルマスク用フレーム及びその製造方法
JP2012023853A (ja) * 2010-07-14 2012-02-02 Toyo Electric Mfg Co Ltd 車両用主電動機の回転子の構造
CN116865499A (zh) * 2023-08-08 2023-10-10 嘉兴市华俊机电有限公司 一种节能型直流电机

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7102259B2 (en) * 2001-11-15 2006-09-05 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Rotor of a synchronous induction electric motor
US6992412B2 (en) 2003-05-07 2006-01-31 Denso Corporation Rotary electric machine having laminated armature core
JP2006322015A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Dainippon Printing Co Ltd メタルマスク用フレーム及びその製造方法
JP2012023853A (ja) * 2010-07-14 2012-02-02 Toyo Electric Mfg Co Ltd 車両用主電動機の回転子の構造
CN116865499A (zh) * 2023-08-08 2023-10-10 嘉兴市华俊机电有限公司 一种节能型直流电机
CN116865499B (zh) * 2023-08-08 2023-12-22 嘉兴市华俊机电有限公司 一种节能型直流电机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3967116B2 (ja) 圧縮機の複合駆動装置
US8039999B2 (en) Heat dissipation structure for sealed machine tools
EP2622716A1 (en) Magnetic rotor having inset bridges to promote cooling
JP2000333409A (ja) 誘導電動機
WO2006049115A1 (ja) 電動送風機
JP2004312898A (ja) 回転子、固定子および回転機
WO2023097845A1 (zh) 一种全封闭自通风式电机冷却结构
WO1997033357A1 (fr) Rotor de machine rotative
JPH08214481A (ja) 回転電機の回転子
JP4100170B2 (ja) 回転電機の冷却構造
KR101408000B1 (ko) 차량용 모터발열 냉각장치
CN111628589B (zh) 旋转电机
JPS60204240A (ja) 車両用交流発電機
JPH10290551A (ja) モーター
JP2010166807A (ja) 電動圧縮機
JP3509302B2 (ja) 車両用発電機
JP2021158701A (ja) モータロータおよび過給機
JP4325065B2 (ja) 車両用回転電機
JP2006063811A (ja) 多段ターボファン
JP2019134573A (ja) 回転電機のステータ
KR20050077207A (ko) 방열장치를 구비한 비엘디씨 모터용 로터
CN117639390B (zh) 一种吸尘器用无刷直流电机
WO2023021597A1 (ja) 回転電機
WO2023136117A1 (ja) 回転電機
JP2008035584A (ja) 車両用自己通風冷却形回転電機