JPH08214302A - 画像伝送方法及び画像伝送システム - Google Patents

画像伝送方法及び画像伝送システム

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Publication number
JPH08214302A
JPH08214302A JP3773095A JP3773095A JPH08214302A JP H08214302 A JPH08214302 A JP H08214302A JP 3773095 A JP3773095 A JP 3773095A JP 3773095 A JP3773095 A JP 3773095A JP H08214302 A JPH08214302 A JP H08214302A
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JP
Japan
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image
transmission
image data
data
circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP3773095A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Hirata
晋一 平田
Akifumi Arayashiki
明文 荒屋敷
Masakazu Oyamada
応一 小山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
Priority to JP3773095A priority Critical patent/JPH08214302A/ja
Publication of JPH08214302A publication Critical patent/JPH08214302A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝送誤りにより欠落した画像データを容易に
補正し、原画像に非常に近い高品位の画像を再生するこ
とができる画像伝送方法及び画像伝送システムを提供す
る。 【構成】 送信側で入力画像がk本の画素ラインで構成
されている場合に、画素ラインのライン番号をnで割っ
た時の余りで画素ラインをグループ分けし、グループ順
に並び換えて符号化し、誤り訂正符号を付加して送信
し、受信側で受信データを誤り訂正して復号化し、伝送
誤り等による欠落ブロックがある場合は、欠落ブロック
があるグループの画像に対して別のグループにおける欠
落ブロックに相当する部分から画像データを複写して補
正し、補正後に画素ラインを本来のライン順となるよう
合成して再生する画像伝送方法及び画像伝送システムで
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像を情報源符号化し
て伝送する画像伝送方法及び画像伝送システムに係り、
特に、伝送誤りにより発生した訂正できない画像データ
の欠落部分を容易に且つ適正に補正して、高品位な再生
画像を得ることができる画像伝送方法及び画像伝送シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】原画像を圧縮符号化して伝送し、受信し
て復号化を行う従来の画像伝送方法について図9を用い
て説明する。図9は、従来の画像伝送方法及び従来の欠
落ブロックの補正方法を示す説明図である。従来の画像
伝送方法は、図9に示すように、送信側において、入力
した原画像を情報源符号化して圧縮し、伝送路を介して
符号化データを伝送し、受信側において受信した符号化
データを情報源復号化して画像を伸長し、復号化後の再
生画像を得るものである。
【0003】例えば、JPEG(Joint Photographic E
xpert Group )方式では、原画像を8画素×8画素の符
号化ブロックに分割して、符号化ブロック単位でDCT
(Discrete Cosine Transform)演算と量子化テーブル
を用いた量子化による情報源符号化を行い、また、受信
側では、情報源符号化と同一の量子化テーブルを用いた
逆量子化と逆DCT演算を行って、符号化ブロック単位
で情報源復号化を行うようになっている。
【0004】そして、符号化データを伝送する場合に
は、1つまたは複数の符号化ブロックで構成される伝送
ブロックを最小単位として伝送を行うようになってい
る。そのため、伝送路上で伝送誤りが発生すると、伝送
ブロック単位で画像データの損失が起こり、1つまたは
複数の符号化ブロックの画像データが失われることにな
る。ここでは説明を簡単にするために伝送ブロックが1
つの符号化ブロックで構成されているものとする。
【0005】従来、伝送路上で発生する伝送誤りを検出
して訂正するために、送信側において情報源符号化され
た符号化データに誤り訂正符号を付加して伝送し、伝送
後、受信側において、誤り訂正符号をチェックして誤り
部分を検出し、誤りを訂正する誤り訂正処理が行われて
おり、誤り訂正後、情報源復号化を行うようになってい
た。しかし、誤り訂正符号では訂正できないような誤り
があった場合は、その誤り箇所を含む符号化ブロックを
廃棄して欠落ブロックとするので、図9に示すように、
復号化後の再生画像において誤り符号化ブロック(欠落
ブロック)が発生してしまう。
【0006】そこで、伝送誤りにより欠落した画像デー
タを補うために、誤り符号化ブロックの補正が行われて
いる。ここで、従来の誤り符号化ブロックの補正方法に
ついて、図9を用いて説明する。図9に示すように、伝
送誤りによりある符号化ブロックの画像データが欠落し
た場合、情報源復号化後に、誤り符号化ブロックの周囲
のブロックの画像データから欠落した部分のデータを補
間する補正方法があった。
【0007】周囲のブロックからの補間処理としては、
例えば、画素のx方向の配列に着目し、x方向のあるラ
インにおける欠落区間(補間すべき区間)の左右の画素
の画素値から欠落区間の画素値を直線補間により求め、
これを複数のラインについて行って誤り符号化ブロック
全体の補正を行う方法があった。同様に、y方向の配列
に着目して、欠落区間の上下の画素の画素値から直線補
間を行って欠落区間の画素値を求める補正方法もあっ
た。
【0008】一方、別の従来技術として、伝送誤りが発
生した場合に画像を再送する方法もあった。図10は、
別の従来の伝送誤り対策としての画像再送方法を示す説
明図である。図10に示すように、受信側において、誤
り訂正処理の結果、誤り符号化ブロックがある場合に
は、受信側は、送信側に対して、情報源符号化画像の全
部または誤り符号化ブロックのみを再送するよう、再送
要求を送出する。送信側は、再送要求を受信すると、情
報源符号化画像の全部または誤り符号化ブロックのみを
再度伝送するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9に
示した上記従来の画像伝送方法では、伝送誤りにより欠
落する符号化ブロックは、最低でも8画素×8画素の大
きさであるため、周囲の画素の画素値に基づいて、誤り
符号化ブロック内の画像データを全て適正な値に補正す
るのは困難であり、原画像に近い画像は得られないとい
う問題点があった。
【0010】更に、誤り符号化ブロック内にしか存在し
ない情報の補正は不可能であり、またバースト誤り等で
画像の広範囲に渡る伝送誤りが発生した場合は、連続し
た画像情報の損失となり、周囲の画像情報からの誤り補
正は極めて困難であるという問題点があった。
【0011】また、図10に示した従来の画像伝送方法
では、再送要求の送出や再送のための処理が増大し、時
間がかかるという問題点があった。
【0012】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、伝送誤りにより欠落した画像データを容易に補正
し、原画像に極めて近い高品位の画像を再生することが
できる画像伝送方法及び画像伝送システムを提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、入力画像を符号化
し、誤り訂正符号を付加して伝送データとして伝送路に
送信し、前記伝送路から前記伝送データを受信し、誤り
訂正を行って画像の復号化を行い、画像データを出力す
る画像伝送方法において、前記入力画像がk本の画素ラ
インから構成されている場合に、前記k本の画素ライン
のライン番号をnで割った時の余りで各画素ラインの画
像データをグループ分けして符号化を行い、復号化した
画像データについて前記各画素ラインの画像データをラ
イン番号順に並び替える合成を行うことを特徴としてい
る。
【0014】上記従来例の問題点を解決するための請求
項2記載の発明は、請求項1記載の画像伝送方法におい
て、復号化した画像データについて、グループ分けした
画像の画像データに訂正できない誤りがあると、別のグ
ループの画像データから前記誤り部分に相当する部分を
複写して前記誤り部分に取り込むことを特徴としてい
る。
【0015】上記従来例の問題点を解決するための請求
項3記載の発明は、画像伝送システムにおいて、入力画
像が記憶される送信側フレームメモリを具備する画像入
力回路と、前記送信側フレームメモリ内の画像がk本の
画素ラインから構成されている場合に前記k本の画素ラ
インのライン番号をnで割った時の余りで各画素ライン
の画像データをグループ分けし、前記分けられたグルー
プ順に画像データを格納する送信側ローカルメモリを具
備する前処理回路と、前記送信側ローカルメモリ内の画
像データの符号化を行う情報源符号化回路と、前記情報
源符号化回路で符号化されたデータに誤り訂正符号を付
加して伝送データとして伝送路に送信する送信側通信制
御回路と、前記伝送路から伝送データを受信し、付加さ
れた誤り訂正符号により誤りを検出して訂正を行う受信
側通信制御回路と、前記受信側通信制御回路で訂正され
たデータの復号化を行う情報源復号化回路と、前記情報
源復号化回路で復号化された画像データを格納する受信
側ローカルメモリを具備し、前記受信側ローカルメモリ
内の画像データを前記前処理回路で為された処理とは逆
のグループ分けされた画像データをライン番号順に並び
替える合成処理を行う後処理回路と、前記後処理回路で
合成された画像データを格納する受信側フレームメモリ
を具備する画像出力回路とを有することを特徴としてい
る。
【0016】上記従来例の問題点を解決するための請求
項4記載の発明は、請求項3記載の画像伝送システムに
おいて、受信側通信制御回路が、訂正できない欠落部分
を検出する受信側通信制御回路であり、後処理回路が、
前記受信側通信制御回路で検出された訂正できない欠落
部分の画像データがいずれかのグループにある時に、前
記訂正できない欠落部分のないグループの画像データか
ら前記訂正できない欠落部分に相当する部分を複写して
前記訂正できない欠落部分に取り込む後処理回路である
ことを特徴としている。
【0017】
【作用】請求項1,3記載の発明によれば、入力画像が
k本の画素ラインで構成されている場合に、前記k本の
画素ラインのライン番号をnで割った余りで画素ライン
の画像データをグループ分けて符号化し、誤り訂正符号
を付加して伝送データを伝送路に送信し、伝送路から伝
送データを受信して誤り訂正を行い、復号化して各画素
ラインの画像データを本来のライン順となるよう並び替
えて合成する画像伝送方法及び画像伝送システムとして
いるので、訂正できない欠落部分があっても、合成され
た場合に欠落の影響を非常に小さくすることができる。
【0018】請求項2,4記載の発明によれば、復号化
したいずれかのグループの画像データに訂正できない誤
りがあると、別のグループから誤りのない画像部分を複
写して誤りのある部分に取り込み、本来のライン順とな
るように画素ラインの画像データを並び替えて合成する
請求項1記載の画像伝送方法及び請求項3記載の画像伝
送システムとしているので、訂正できない欠落部分を容
易に適正に補正できる。
【0019】
【実施例】本発明の一実施例について図面を参照しなが
ら説明する。本発明の一実施例に係る画像伝送方法は、
伝送する1画面の原画像(入力画像)を垂直方向の画素
のライン毎に、ライン番号を整数nで割った余りによっ
て振り分けてn個の部分画像に分割し、部分画像毎に情
報源符号化を行って伝送し、情報源復号化した後に、伝
送誤り等により、ある部分画像の画像データに訂正でき
ない誤りがあると、隣接した部分画像の画像データから
誤り部分に相当する部分を複写して誤り部分に取り込ん
で補正を行い、その後で、全ての部分画像の画像データ
を合成して画像を再生することにより、欠落部分の補正
を安価な構成で行い、容易に且つ高品位な画像を再生す
ることができるものである。
【0020】まず、本発明の一実施例に係る画像伝送方
法の概要について、図1〜図3を使って説明する。図1
〜図3は、本発明の一実施例に係る画像伝送方法を段階
的に説明する概略説明図であり、後述するように、図1
は、並び替え処理を説明し、図2は、情報源符号化から
伝送、情報源復号化までを説明し、図3は、合成処理を
説明している。
【0021】本実施例の画像伝送方法では、まず図1に
示すように、伝送する1画面の原画像(入力画像)Aの
画像データを並び替えて、n個の部分画像から成る並び
替え画像Cを作成する。図1では、垂直方向の画素のラ
イン数がk(ライン番号0,1,2,…,k-1)で構成されてい
る原画像Aから、n個の部分画像(B0,B1,B2,
…,Bn-1)で構成される並び替え画像Cを作成する処
理を示している。
【0022】並び替え処理について具体的に説明する
と、まず、垂直方向の画素ラインのライン番号(0,1,2,
…,k-1)を部分画像数nで割った場合の余りを求め、余
りが0,1,2,3,…,n−1となるn個のグループ
に振り分け、更に、各グループ内において、ライン毎の
画像データを、除算の結果の商が小さい順に配列するこ
とにより、n個の部分画像(B0 ,B1 ,B2 ,…,B
n-1 )を得る。
【0023】すなわち、図1に示すように、ライン番号
0,n,2n,…の画像データは、ライン番号をnで割
った場合の余りが0であるから、部分画像B0 に振り分
けられ、ライン番号1,n+1,2n+1,…の画像デ
ータは、ライン番号をnで割った場合の余りが1である
から部分画像B1 に振り分けられ、以下同様に、ライン
番号n−1の画像データは、部分画像Bn-1 に振り分け
られる。
【0024】この処理をライン番号k−1までのk本の
各ライン番号について行って画像データを振り分け、部
分画像B0 から、部分画像Bn-1 まで、n個の部分画像
が得られるものである。従って、個々の部分画像Bは、
原画像Aの画像データから、n−1ラインおき、つまり
nラインピッチで画像データを抽出して作成したものと
なる。
【0025】そして、n個の部分画像の画像データを、
画面の上部から順に、B0 ,B1 ,B2 ,…,Bn-1 と
配列することにより並び替え画像Cを得る。このように
して並び替え処理が行われるものである。ここで、任意
の部分画像Bi と、これに隣接する部分画像Bi-1 及び
部分画像Bi+1 とは、互いに隣接するラインの画像デー
タから構成されているので、極めて相関性が高く、良く
似た画像となる。
【0026】次に、図2に示すように、並び替え処理に
よって得られた並び替え画像Cを通常の方法により情報
源符号化した伝送データを伝送し、受信側で受信した伝
送データを情報源復号化して並び替え画像Dを得る。並
び替え画像Dは、部分画像B0 ′,B1 ′,B2 ′,
…,Bn-1 ′から構成されている。
【0027】そして、図3に示すように、並び替え画像
Dから、図1に示した並び替え処理の逆の過程によっ
て、画像データを合成して元に戻し、再生画像Eを得
る。具体的には、並び替え画像Dを構成する部分画像B
0 ′,B1 ′,B2 ′,…,Bn-1 ′から順に1ライン
ずつ画像データを抽出して、元のライン番号の順に画像
データを配列することにより、画像データの合成を行う
ものである(合成処理)。
【0028】次に、本実施例の画像伝送方法において、
伝送過程で誤りが発生した場合について、図4、図5を
使って説明する。図4は、本実施例の画像伝送方法にお
いて、伝送過程で誤りが発生した場合を説明する説明図
であり、図5は、別の実施例の画像伝送方法において、
伝送過程で誤りが発生した場合の補正方法の概略を説明
する説明図である。
【0029】本実施例の画像伝送方法において、図4に
示すように、並び替え画像Cを情報源符号化した伝送デ
ータを伝送する過程で、伝送誤りが発生した場合、受信
した伝送データを情報源復号化すると、誤り符号化ブロ
ック(欠落ブロック)を含む並び替え画像D′が得られ
る。図4では、部分画像B0 に伝送誤りが発生して、こ
れを情報源復号化した場合、部分画像B0 ′部分に誤り
符号化ブロックを含む並び替え画像D′が得られ、更
に、合成処理を行って再生画像E′を得ることを示して
いる。
【0030】再生画像E′において、誤り符号化ブロッ
クが係る部分は、n−1ラインおき(nラインピッチ)
に画像データが欠落しているが、従来のように連続した
ラインから構成される符号化ブロック単位で画像データ
が欠落するのに比べると、データの欠落密度が疎となる
ため、欠落の影響が極めて小さくなり、良好な再生画像
が得られる。
【0031】また、更に良好な再生画像を得るための方
法(別の実施例の方法)として、図5に示すように、伝
送過程で伝送誤りが発生し、情報源復号化した部分画像
B′に誤り符号化ブロック(欠落ブロック)が含まれた
場合に、その欠落ブロックを補正し、補正した部分画像
から補正後の並び替え画像D″を作成した後、再び本来
のライン順に並び替えて、再生画像E″を得る方法があ
る。
【0032】ここで、別の実施例における欠落ブロック
の補正方法について説明する。上述したように、隣接し
た部分画像Bi とBi+1 とは極めて相関性が高く、この
ことを利用して、欠落ブロックが存在する部分画像Bi
における欠落ブロック部分に、隣接した部分画像Bi+1
における欠落ブロック部分と同位置の画像データをコピ
ーして補正を行う方法である。
【0033】例えば、図5に示すように、伝送後、情報
源復号化された部分画像に訂正できない誤り符号化ブロ
ック(欠落ブロック)が含まれる場合、隣接する部分画
像B1 ′における当該欠落ブロックに相当する位置の画
像データを、部分画像B0 ′の欠落ブロックにコピーす
る補正を行い、補正した部分画像B0 ″を作成する。そ
して、補正後の部分画像B0 ″,B1 ′,…,Bn-1 ′
から補正後の並び替え画像D″を得るものである。尚、
部分画像Bn-1 ′の補正については、部分画像B0 ′を
用いて行うものとする。
【0034】ここで、欠落ブロックに相当する部分の画
像データをコピーする補正は、例えば、1画面分の画像
データが格納されているメモリにおいて、部分画像B0
′における欠落ブロックのアドレスをxとすると、ア
ドレスxに、1部分画像分のメモリ容量を加算した位置
のブロック画像の画像データをコピーして欠落ブロック
に取り込むことで為されるものである。
【0035】その結果、補正後の並び替え画像D″を構
成する部分画像B0 ″,B1 ′,…,Bn-1 ′を合成し
た再生画像E″は、欠落ブロックに係る部分が、相関性
が高い画像データで良好に補正されて再生されることに
なる。
【0036】次に、本実施例の画像伝送方法を実現する
画像伝送システムについて、図6,図7を使って説明す
る。図6は、本実施例の画像伝送方法を実現する画像伝
送システムの送信装置の構成ブロック図であり、図7
は、本実施例の画像伝送方法を実現する画像伝送システ
ムの受信装置の構成ブロック図である。本実施例の画像
伝送システムは、基本的には画像データを符号化して画
像符号化データを作成し送信する送信装置と、画像符号
化データを伝送する伝送路と、伝送された画像符号化デ
ータを受信し復号化して画像を再生する受信装置とから
構成されている。
【0037】そして、送信装置内部は、図6に示すよう
に、送信装置全体の動作を制御するCPU1と、装置全
体の動作を制御するプログラムを記憶しているROM2
と、画像を入力するカメラ3と、アナログ画像信号をデ
ィジタル画像データに変換する画像入力回路4と、入力
ディジタル画像を複数の部分画像に並び替える並び替え
処理を行う前処理回路5と、並び替えられたディジタル
画像データを情報源符号化し情報源符号化画像データに
する情報源符号化回路6と、通信の制御を行う通信制御
回路7と、電波を発信するアンテナ8とから構成されて
いる。
【0038】また、受信装置内部は、図7に示すよう
に、受信装置全体の動作を制御するCPU11と、各回
路の動作を制御するプログラムと伝送誤りが発生したブ
ロックを補う補填ブロックのデータを記憶しているRO
M12と、電波を受信するアンテナ13と、通信の制御
を行う通信制御回路14と、受信した情報源符号化画像
データを情報源復号化してディジタル画像データにする
情報源復号化回路15と、伝送誤りにより欠落したブロ
ック画像を補正し、更に部分画像を合成して画像を再生
する後処理回路16と、後処理後のディジタル画像デー
タをアナログ画像信号に変換する画像出力回路17と、
再生された画像を表示するディスプレイ18と、伝送誤
りにより欠落したブロックの位置情報を記憶するRAM
19とから構成されている。
【0039】次に、本実施例の送信装置内の各部につい
て、具体的に説明する。カメラ3は、ビデオカメラ等の
画像入力装置で、具体的には画像を入力して、NTSC
(National Television Standard Committee)コンポジ
ット信号又はアナログRGB信号等の汎用の画像信号を
入力制御回路4に出力するものである。尚、汎用の画像
信号を出力する装置であれば、ビデオデッキ等の画像蓄
積メディアであっても構わない。
【0040】画像入力回路4は、カメラ3から入力され
る信号を同期信号とアナログ画像信号とに分離して画像
信号を取り出し、アナログ画像信号をディジタル画像デ
ータに変換(A/D変換)し、画像入力回路4内に設け
られたフレームメモリに一旦格納し、画面単位でディジ
タル画像データを前処理回路5に出力するものである。
【0041】具体的に画像入力回路4は、カメラ3から
入力される同期信号(例えばNTSCコンポジット信号
ではVSYNC 等)を基にしてフレームメモリをリフレッシ
ュし、その後にフレームメモリの先頭番地からA/D変
換したディジタル画像データを書き込み、1画面分の画
像データがフレームメモリに格納された時点で前処理回
路5のローカルメモリにディジタル画像データを出力す
るようになっている。尚、カメラ3がディジタルカメラ
等のディジタル信号を出力するものである場合は、画像
入力回路4におけるA/D変換機能は不要となる。
【0042】前処理回路5は、画像入力回路4によって
入力された1画面分の原画像(図1の画像A)をn個の
部分画像(図1の部分画像B0 〜Bn-1 )に分割(グル
ープ分け)して並び替えた並び替え画像(図1の画像
C)を作成する並び替え処理を行い、1画面について並
び替え処理終了後に、並び替え画像の画像データを符号
化ブロック(一般的には8×8画素)単位で情報源符号
化回路6に出力するものであり、その内部に画像データ
を格納するローカルメモリが設けられている。
【0043】そして、ローカルメモリの内部は画像入力
回路4によって1画面分の原画像の画像データが格納さ
れるエリアaと、エリアaの原画像を並び替えた並び替
え画像を格納するエリアbとに分かれている。尚、本実
施例ではローカルメモリ内をエリアaとエリアbとに分
けて原画像と並び替え画像とを格納するようにしたが、
それぞれに対応するメモリを別々に設けても構わない。
【0044】前処理回路5における並び替え処理の具体
的な処理は、ローカルメモリのエリアaに格納された原
画像の画像データを画素のライン単位で読み込み、読み
込んだラインのライン番号を部分画像数nで除した時の
商と余りによって決定されるローカルメモリのエリアb
のラインに画像データを格納していく。ここで、エリア
bにおける格納ライン番号の決定(算出)方法は、原画
像のライン数k、部分画像数nとした場合に、原画像の
ラインiの画像データを格納する並び替え画像上のライ
ンjは、i/n=商x・・余りyとすると、j=y×k
/n+xで算出することができる。
【0045】例えば、原画像のライン数kを40とし、
部分画像数nを4とすると、原画像のライン0の画像デ
ータは、並び替え画像のラインj=0に格納し、原画像
のライン1の画像データは、並び替え画像のラインj=
1×40/4+0=10に格納し、原画像のライン2の
画像データは、並び替え画像のラインj=2×40/4
+0=20に格納し、原画像のライン3の画像データ
は、並び替え画像のラインj=3×40/4+0=30
に格納し、原画像のライン4の画像データは、並び替え
画像のラインj=0×40/4+1=1に格納し、原画
像のライン5の画像データは、並び替え画像のラインj
=1×40/4+1=11に格納することになる。
【0046】情報源符号化回路6は、前処理回路5によ
って入力される符号化ブロック単位の画像データを圧縮
符号化して画像符号化データを作成し、通信制御回路7
に出力するものである。画像データを圧縮符号化する技
術は、例えば静止画像の圧縮符号化の標準ともいえる
「JPEG(Joint Photographic Expert Group )」方
式等が良く知られている(「最新MPEG教科書」 マ
ルチメディア通信研究会編 株式会社アスキー発行 1
994年8月発行 p53〜p67参照)。尚、情報源
符号化回路6における圧縮符号化の技術は、一般的に画
像を1画面単位で圧縮できるような画像圧縮符号化方法
であればいかなる方法でもよく、本発明の本質部分では
ないので、ここでは説明を省略する。
【0047】通信制御回路7は、情報源符号化回路6で
圧縮符号化された画像符号化データ(伝送ブロック)
に、通信制御に関する情報を表すデータ(通信ヘッダ)
と、伝送過程における誤りを検出し誤り訂正を行うため
の誤り訂正符号を付加して送信パケット(伝送データ)
を構築し、アンテナ8に出力するものである。尚、誤り
訂正符号化の技術については、一般的に知られており、
例えば、「情報・符号化理論入門」 橋本清著 森北出
版株式会社 1984年12月 p72〜p122 に
記載されている。
【0048】CPU1は、画像入力回路4と前処理回路
5と情報源符号化回路6と通信制御回路7の動作や動作
タイミングを制御するものであり、ROM2はCPU1
で実行される画像入力回路4等の各回路の制御プログラ
ムが格納されている記憶部である。
【0049】次に、本実施例の受信装置内の各部につい
て、具体的に説明する。通信制御回路14は、アンテナ
13を介して受信したパケットを通信ヘッダと伝送ブロ
ックとに分離し、誤り訂正符号により伝送ブロックの誤
りを検出し、誤り部分の訂正を行い、訂正不可能の場合
は、その伝送ブロックをROM12内に予め格納されて
いる補填ブロックで置き換え、その際に誤り伝送ブロッ
クに含まれる符号化ブロック(欠落ブロック)の位置情
報をRAM19に格納し、伝送ブロックを情報源復号化
回路15に出力するものである。
【0050】ここで、誤り検出訂正の技術は、送信装置
の通信制御回路7で用いた誤り訂正符号化技術に対応す
る復号化技術である。この復号化技術も、上述の「情報
・符号化理論入門」に具体的に記載されている。
【0051】また、補填ブロックとは、誤り訂正が不可
能だった伝送ブロックについて、正常に受信した伝送ブ
ロックと全く同様に処理できるように補填するためのブ
ロックである。補填ブロックのデータは具体的には、例
えば1つ前に処理した符号化ブロックと差がないことを
示す符号化ブロックデータ(DC成分,AC成分共に
0)で構成されるものが考えられる。尚、補填ブロック
データは予めROM12に格納されている。
【0052】RAM19は、通信制御回路14において
誤り訂正が不可能であった伝送ブロック(誤り伝送ブロ
ック)に含まれる符号化ブロックの位置情報を格納する
メモリである。
【0053】情報源復号化回路15は、誤り訂正された
符号化データを伸長するために復号化して後処理回路1
6に出力するもので、その復号化技術は、送信装置の情
報源符号化回路6で用いた符号化に対応する復号化でな
ければならない。この復号化技術も、上述の「最新MP
EG教科書」に具体的に記載されている。
【0054】後処理回路16は、情報源復号化回路15
によって復号化された画像データの中の欠落ブロック部
分の画像データを補正する補正処理と、並び替えを元に
戻して再生画像の画像データを作成する合成処理とを行
った後に、再生画像の画像データを画像出力回路17の
フレームメモリに出力するものであり、後処理回路16
の内部に画像データを格納するローカルメモリが設けら
れている。
【0055】そして、ローカルメモリの内部は1画面分
の復号化された画像データ(並び替え画像)が情報源復
号化回路15によって格納されるエリアa′と、エリア
a′の並び替え画像の並び替えを元に戻した再生画像を
格納するエリアb′とに分かれている。尚、本実施例で
はローカルメモリ内をエリアa′とエリアb′とに分け
て並び替え画像と再生画像とを格納するようにしたが、
それぞれに対応するメモリを別々に設けても構わない。
【0056】後処理回路16における補正処理の具体的
な処理は、RAM19から欠落ブロックの位置情報を読
み込み、欠落ブロックがある部分画像に対して1つ下の
部分画像において、欠落ブロックに相当する位置のブロ
ックの画像データをローカルメモリのエリアa′から読
み込んで、欠落ブロック部分に格納(複写)するもので
ある。図5の例では、欠落ブロック(誤り符号化ブロッ
ク)が部分画像B0 ′に存在するので、1つ下の部分画
像B1 ′において、欠落ブロックに相当する位置のブロ
ックの画像データを欠落ブロック部分に格納(複写)す
るものである。尚、欠落ブロックが部分画像Bn-1 ′に
存在する場合は、部分画像B0 ′から複写するものであ
る。
【0057】後処理回路16における合成処理の具体的
な処理は、ローカルメモリのエリアa′に格納されてい
る補正後の並び替え画像の画像データを画素のライン単
位で読み込み、読み込んだラインのライン番号を部分画
像数nで除した時の商と余りによって決定されるローカ
ルメモリのエリアb′のラインに画像データを格納して
いく。ここで、エリアb′における格納ライン番号の決
定(算出)方法は、前処理回路5における算出方法と同
様で、原画像のライン数k、部分画像数nとした場合
に、並び替え画像のラインiの画像データを格納する再
生画像上のラインjは、i/n=商x・・余りyとする
と、j=y×k/n+xで算出することができる。
【0058】画像出力回路17は、後処理回路16によ
ってフレームメモリに格納されたディジタル画像データ
をアナログ画像信号に変換(D/A変換)し、更に汎用
の画像信号(例えばNTSCコンポジット信号、アナロ
グRGB信号等)に変換してディスプレイ18に出力し
て表示させるものである。尚、ディスプレイ18が、デ
ィジタル画像データを入力して表示する機能を持つディ
スプレイである場合は、画像出力回路17におけるD/
A変換機能は不要となる。
【0059】CPU11は、通信制御回路14と情報源
復号化回路15と後処理回路16と画像出力回路17の
動作や動作タイミングを制御するものであり、ROM1
2はCPU1で実行される通信制御回路14等の各回路
の制御プログラムと、通信制御回路14で使用される補
填ブロックのデータが格納されている記憶部である。ま
た、RAM19は、通信制御回路14において、誤り訂
正不可能であった伝送ブロックに含まれる符号化ブロッ
クの位置情報を格納するメモリである。
【0060】次に、本実施例の画像伝送システムの動作
について、図6,図7を使って説明する。本実施例の画
像伝送システムは、送信装置において、カメラ3が画像
を入力し、画像入力回路4がカメラ3から入力される信
号からアナログ画像信号を取り出してディジタル画像信
号に変換してフレームメモリに格納し、画面単位でディ
ジタル画像データを前処理回路5のローカルメモリのエ
リアaに出力する。
【0061】そして、前処理回路5は、ローカルメモリ
のエリアaに格納された1画面分の原画像の画像データ
を画素のライン単位で読み込んで、複数の部分画像に並
び替えた並び替え画像を作成してローカルメモリのエリ
アbに格納し、並び替え画像格納完了後に、ローカルメ
モリのエリアbから符号化ブロック単位で画像データを
情報源符号化回路6に出力する。
【0062】そして情報源符号化回路6は、受け取った
符号化ブロックの画像データを情報源符号化して画像符
号化データを作成し、通信制御回路7が通信ヘッダと誤
り訂正符号を付加して送信パケットを作成し、アンテナ
8から伝送路に送出する。
【0063】一方、受信装置においては、アンテナ13
を介して伝送路からパケットを受信し、通信制御回路1
4が伝送ブロックを取り出して誤り検出を行い、誤り部
分の訂正を行い、訂正不可能の場合は、訂正不可能な伝
送ブロックをROM12に格納されている補填ブロック
で置き換え、訂正不可能な伝送ブロックに含まれるブロ
ック(欠落ブロック)の位置情報をRAM19に格納す
る。
【0064】そして、正常に受信した伝送ブロック又は
補填ブロックで置き換えられた伝送ブロックを符号化ブ
ロック単位で情報源復号化回路15に出力する。情報源
復号化回路15は、受け取った符号化ブロックを情報源
復号化して画像データを作成して後処理回路16のロー
カルメモリのエリアa′に格納する。
【0065】そして、1画面分の画像データの格納が完
了したなら、後処理回路16は、RAM19から欠落ブ
ロックの位置情報を読み込んで欠落ブロックの補正を行
い、補正が完了したならローカルメモリのエリアa′に
格納されている補正後の並び替え画像の画像データを読
み込んで、並び替えを元に戻す合成処理を行い、合成さ
れた再生画像をローカルメモリのエリアb′に格納し、
並び替え完了後に、ローカルメモリのエリアb′から画
像出力回路17のフレームメモリにディジタル画像デー
タを出力する。そして、画像出力回路17は、フレーム
メモリに格納されたディジタル画像データをアナログ画
像信号に変換して、ディスプレイ18に出力して表示さ
せるようになっている。
【0066】次に、受信装置の後処理回路16における
補正処理の動作について、図8を使って具体的に説明す
る。図8は、本実施例の受信装置の後処理回路16にお
ける補正処理の動作を示すフローチャート図である。本
実施例の後処理回路16における補正処理は、図8に示
すように、RAM19から欠落ブロックの位置情報を読
み込み(100)、欠落ブロックがあるかどうか判断し
(102)、欠落ブロックがない場合は補正処理を終了
する。
【0067】欠落ブロックがある場合は、ローカルメモ
リのエリアa′から欠落ブロックに相当する画像データ
を読み込む(110)。ここで、欠落ブロックに相当す
る画像データとは、欠落ブロックの存在するグループの
部分画像における欠落ブロックの位置の画像データに対
して、1つ下のグループの部分画像での相対位置にある
画像データのことである。そして、処理110で読み込
んだ画像データをローカルメモリのエリアa′の欠落ブ
ロック位置に書き込む複写を行い(112)、処理10
0に戻る。
【0068】本実施例の画像伝送方法及び画像伝送シス
テムによれば、送信装置の前処理回路5が入力画像を画
素ラインのライン番号をnで割った時の余りでn個のグ
ループに画素ラインの画像データを分け、情報源符号化
回路6が各グループの部分画像の画像データを順に符号
化し、送信制御回路7が誤り訂正符号を付加して伝送路
30に送信し、受信装置の通信制御回路14が伝送路3
0から伝送データを受信して誤り訂正を行い、情報源復
号化回路15が復号化して後処理回路16が本来のライ
ン番号順になるよう画素ラインの画像データを並び替え
る合成を行って再生する画像伝送方法及び画像伝送シス
テムとしているので、伝送誤り等によって訂正できない
欠落部分があっても、合成された場合に欠落の影響を非
常に小さくすることができる効果がある。
【0069】また、本実施例の画像伝送システムによれ
ば、従来からある一般的な構成に、送信装置には前処理
回路5を設け、受信装置には後処理回路16を設けた簡
単な構成で、欠落の影響を非常に小さくすることができ
る効果がある。
【0070】また、本実施例の画像伝送方法及び画像伝
送システムによれば、受信装置の通信制御回路14で訂
正できない欠落部分が発生した場合に、欠落ブロックの
位置情報をRAM19に記憶しておき、情報源復号化回
路15で復号化した後に、欠落ブロックがあるグループ
の部分画像の次のグループの部分画像から欠落ブロック
に相当する部分の画像データを複写して補正し、次に、
本来のライン順となるように画素ラインの画像データを
並び替えて合成して再生するので、訂正できない欠落部
分を相関度の高い画像データで補正することにより、欠
落部分を簡単な構成で容易に適正に補正できる効果があ
る。特に、欠落ブロックがあるグループの部分画像の次
のグループの部分画像から欠落ブロックに相当する部分
の画像データを複写することで、かなり相関度が高い画
像データで補正できる効果がある。
【0071】尚、欠落ブロックがあるグループ(i番目
のグループ)の部分画像の次のグループ(i+1番目の
グループ)の部分画像において、欠落ブロックに相当す
る部分が仮に欠落ブロックであったとしても、更に次の
グループ(i+2番目のグループ)の部分画像から欠落
ブロックに相当する部分の画像データをi番目とi+1
番目のグループの部分画像の欠落ブロックに複写して補
正できるため、補正の精度を向上させることができる効
果がある。
【0072】
【発明の効果】請求項1,3記載の発明によれば、入力
画像がk本の画素ラインで構成されている場合に、前記
k本の画素ラインのライン番号をnで割った余りで画素
ラインの画像データをグループ分けて符号化し、誤り訂
正符号を付加して伝送データを伝送路に送信し、伝送路
から伝送データを受信して誤り訂正を行い、復号化して
各画素ラインの画像データを本来のライン順となるよう
並び替えて合成する画像伝送方法及び画像伝送システム
としているので、訂正できない欠落部分があっても、合
成された場合に欠落の影響を非常に小さくすることがで
きる効果がある。
【0073】請求項2,4記載の発明によれば、復号化
したいずれかのグループの画像データに訂正できない誤
りがあると、別のグループから誤りのない画像部分を複
写して誤りのある部分に取り込み、本来のライン順とな
るように画素ラインの画像データを並び替えて合成する
請求項1記載の画像伝送方法及び請求項3記載の画像伝
送システムとしているので、訂正できない欠落部分を容
易に適正に補正できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る画像伝送方法における
並び替え処理を説明する概略説明図である。
【図2】本発明の一実施例に係る画像伝送方法における
情報源符号化から伝送、情報源復号化までを説明する概
略説明図である。
【図3】本発明の一実施例に係る画像伝送方法における
合成処理を説明する概略説明図である。
【図4】本実施例の画像伝送方法において、伝送過程で
誤りが発生した場合を説明する説明図である。
【図5】別の実施例の画像伝送方法において、伝送過程
で誤りが発生した場合の補正方法の概略を説明する説明
図である。
【図6】本実施例の画像伝送方法を実現する画像伝送シ
ステムの送信装置の構成ブロック図である。
【図7】本実施例の画像伝送方法を実現する画像伝送シ
ステムの受信装置の構成ブロック図である。
【図8】本実施例の受信装置の後処理回路16における
補正処理の動作を示すフローチャート図である。
【図9】従来の画像伝送方法及び従来の欠落ブロックの
補正方法を示す説明図である。
【図10】別の従来の伝送誤り対策としての画像再送方
法を示す説明図である。
【符号の説明】
1…CPU、 2…ROM、 3…カメラ、 4…画像
入力回路、 5…前処理回路、 6…情報源符号化回
路、 7…通信制御回路、 8…アンテナ、 11…C
PU、 12…ROM、 13…アンテナ、 14…通
信制御回路、 15…情報源復号化回路、 16…後処
理回路、 17…画像出力回路、 18…ディスプレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 1/00 F B H04N 1/41 Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像を符号化し、誤り訂正符号を付
    加して伝送データとして伝送路に送信し、前記伝送路か
    ら前記伝送データを受信し、誤り訂正を行って画像の復
    号化を行い、画像データを出力する画像伝送方法におい
    て、前記入力画像がk本の画素ラインから構成されてい
    る場合に、前記k本の画素ラインのライン番号をnで割
    った時の余りで各画素ラインの画像データをグループ分
    けして符号化を行い、復号化した画像データについて前
    記各画素ラインの画像データをライン番号順に並び替え
    る合成を行うことを特徴とする画像伝送方法。
  2. 【請求項2】 復号化した画像データについて、グルー
    プ分けした画像の画像データに訂正できない誤りがある
    と、別のグループの画像データから前記誤り部分に相当
    する部分を複写して前記誤り部分に取り込むことを特徴
    とする請求項1記載の画像伝送方法。
  3. 【請求項3】 入力画像が記憶される送信側フレームメ
    モリを具備する画像入力回路と、前記送信側フレームメ
    モリ内の画像がk本の画素ラインから構成されている場
    合に前記k本の画素ラインのライン番号をnで割った時
    の余りで各画素ラインの画像データをグループ分けし、
    前記分けられたグループ順に画像データを格納する送信
    側ローカルメモリを具備する前処理回路と、前記送信側
    ローカルメモリ内の画像データの符号化を行う情報源符
    号化回路と、前記情報源符号化回路で符号化されたデー
    タに誤り訂正符号を付加して伝送データとして伝送路に
    送信する送信側通信制御回路と、前記伝送路から伝送デ
    ータを受信し、付加された誤り訂正符号により誤りを検
    出して訂正を行う受信側通信制御回路と、前記受信側通
    信制御回路で訂正されたデータの復号化を行う情報源復
    号化回路と、前記情報源復号化回路で復号化された画像
    データを格納する受信側ローカルメモリを具備し、前記
    受信側ローカルメモリ内の画像データを前記前処理回路
    で為された処理とは逆のグループ分けされた画像データ
    をライン番号順に並び替える合成処理を行う後処理回路
    と、前記後処理回路で合成された画像データを格納する
    受信側フレームメモリを具備する画像出力回路とを有す
    ることを特徴とする画像伝送システム。
  4. 【請求項4】 受信側通信制御回路が、訂正できない欠
    落部分を検出する受信側通信制御回路であり、後処理回
    路が、前記受信側通信制御回路で検出された訂正できな
    い欠落部分の画像データがいずれかのグループにある時
    に、前記訂正できない欠落部分のないグループの画像デ
    ータから前記訂正できない欠落部分に相当する部分を複
    写して前記訂正できない欠落部分に取り込む後処理回路
    であることを特徴とする請求項3記載の画像伝送システ
    ム。
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