JPH08213883A - ラッチ回路 - Google Patents

ラッチ回路

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JPH08213883A
JPH08213883A JP7017021A JP1702195A JPH08213883A JP H08213883 A JPH08213883 A JP H08213883A JP 7017021 A JP7017021 A JP 7017021A JP 1702195 A JP1702195 A JP 1702195A JP H08213883 A JPH08213883 A JP H08213883A
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JP
Japan
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circuit
clock
mos
channel mos
cmos inverter
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JP7017021A
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English (en)
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Nobutoshi Toujiyou
伸年 東城
Masashi Horie
昌司 堀江
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 貫通電流及び誤動作の防止を可能とするラッ
チ回路を提供する。 【構成】 第1のクロックドCMOSインバータ回路
と、第2のクロックドCMOSインバータ回路と、CM
OSインバータ回路とを備え、同一周期で且つパルスが
同時に高電位となる期間が存在しない第1と第2のクロ
ックを、第1及び第2のクロックドCMOSインバータ
回路にそれそれ供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、論理回路等に使用され
るラッチ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のラッチ回路としては、例
えば次のようなものがあった。
【0003】図4(a),(b)は、従来のラッチ回路
の構成を示す図であり、同図(a)はその論理図、及び
同図(b)は具体的な回路図である。また、図5及び図
6は、図4に示したラッチ回路の動作を示すタイムチャ
ートである。なお、図中のクロックφは一定の周期でパ
ルスを発生するクロック信号で、φバーはその反転信号
である。
【0004】このラッチ回路では、まず、クロックφが
“H”レベルの時では、初段クロックドCMOSインバ
ータ回路101のクロックゲートであるPチャネルMO
Sトランジスタ(以下、P−MOSという)101aと
NチャネルMOSトランジスタ(以下、N−MOSとい
う)101bが導通する。同時にP−MOS101c及
びN−MOS101dのゲートに入力する入力データD
(クロックφとは非同期)により中間ノードAに入力デ
ータDの反転信号が出力され、さらに後段のP−MOS
102aとN−MOS102bから成るCMOSインバ
ータ回路102の出力端からは入力データDと同位相の
ラッチ出力Qが出力される。
【0005】この時、帰還クロックドCMOSインバー
タ回路103は、そのクロックゲートであるP−MOS
103a及びN−MOS103bが閉塞していてハイ・
インピーダンス状態にある。
【0006】次にクロックφが“L”レベルになると、
P−MOS101a及びN−MOS101bが閉塞して
回路101の出力はハイ・インピーダンス状態となり、
逆にP−MOS103a及びN−MOS103bが導通
して回路103のP−MOS103c及びN−MOS1
03dのゲートが前記ラッチ出力Qを受け、中間ノード
Aにスタティックな定常電位をもたらす。
【0007】すなわち、本ラッチ回路は、図5に示すよ
うに、クロックφ=“H”レベルの時に取り込んだ入力
データDによるラッチ出力Qの状態が、次のクロックφ
=“L”レベルの間持続されるものである。
【0008】図7は、従来の他のラッチ回路の構成を示
す図であり、同図(a)がその論理図、及び同図(b)
が具体的な回路図である。また、図8は、図7に示した
ラッチ回路の動作を示すタイムチャートである。
【0009】このラッチ回路は、上記の図4に示したラ
ッチ回路において、帰還クロックドCMOSインバータ
回路103を除去した構成となっている。
【0010】まず、クロックφが“H”レベルの時で
は、初段クロックドCMOSインバータ回路101のP
−MOS101aとN−MOS101bが導通して、且
つ入力する入力データDにより中間ノードAにデータ信
号Dの反転信号が出力され、さらに後段のCMOSイン
バータ回路102の出力端からは入力データDと同位相
のラッチ出力Qが出力される。
【0011】次にクロックφが“L”レベルになると、
P−MOS101a及びN−MOS101bが閉塞して
中間ノードAはハイ・インピーダンス状態となり、中間
ノードAの電位はその電極に付随する寄生容量のリーク
成分により減衰する。
【0012】すなわち、本ラッチ回路は、クロックφ=
“H”レベルの時に取り込んだ入力データDによるラッ
チ出力Qの状態が、次のクロックφ=“L”レベル時に
ダイナミック保持される中間ノードAの電位に依存する
ものである(図8中のP1:φ=“L”によるダイナミ
ック期間)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のラッチ回路では次のような問題点があった。
【0014】(1)上述の図4に示したラッチ回路にお
いては、例えば図5の時刻t1のタイミングに注目した
場合に、直前の状態がクロックφ=“L”レベルによ
り、中間ノードA及びCMOSインバータ回路102の
出力端にはラッチされた定常電位が出力され続けてい
る。しかし、その途中の時刻t2で入力データDの電位
が切り替わる。ここで、図5で示すように、入力データ
D=“L”レベル、及びラッチ出力Q=“H”レベルに
よりP−MOS101c及びN−MOS103dが導通
している。この時、クロックφが“L”→“H”レベル
(同時にφバーが“H”→“L”レベル)に推移する過
渡状態でP−MOS101a、N−MOS101b、P
−MOS103a及びN−MOS103bが全て導通
し、P−MOS101cから中間ノードAを経てN−M
OS103dに貫通電流が発生する(図9(a)の矢印
参照)。
【0015】また、図6の時刻t11に示すように、入
力データD=“H”レベル及びラッチ出力Q=“L”レ
ベル時にクロックφが“L”→“H”レベルへ推移する
場合も同様に、P−MOS103cから中間ノードAを
経てN−MOS101dに貫通電流が発生する(図9
(b)の矢印参照)。
【0016】このように従来のラッチ回路では、一般に
基準信号として一定周期でパルスを発生する信号と、そ
の反転信号よりなる1相クロック信号を使用するが、ク
ロック信号の電位切り替わり時に、クロック信号が入力
されたMOSトランジスタが同時に導通する状態とな
り、貫通電流が発生し、これが消費電力増大の一因とな
っていた。
【0017】(2)上述の図7に示したラッチ回路にお
いては、使用するクロックφの周期が大きい場合、つま
りクロックφ=“L”レベルの期間が長すぎると、中間
ノードAの電位の減衰量も大きくなり、正常なラッチ出
力Qが得られなくなる(図10のP2は誤動作によって
発生したパルスを示す)。
【0018】本発明は、上述の如き従来の問題点を解決
するためになされたもので、その目的は、貫通電流を確
実に防止して、低消費電力化を図ることができるラッチ
回路を提供することである。またその他の目的は、誤動
作を確実に防止することができるラッチ回路を提供する
ことである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の特徴は、第1の電源と中間ノードとの間に
直列接続された複数のPチャネルMOSトランジスタと
前記中間ノードと第2の電源との間に直列接続された複
数のNチャネルMOSトランジスタとを有する第1のク
ロックドCMOSインバータ回路と、前記第1の電源と
前記中間ノードとの間に直列接続された複数のPチャネ
ルMOSトランジスタと前記中間ノードと前記第2の電
源との間に直列接続された複数のNチャネルMOSトラ
ンジスタとを有する第2のクロックドCMOSインバー
タ回路と、前記中間ノードの電位を反転して出力データ
を出力するCMOSインバータ回路とを備え、前記第1
のクロックドCMOSインバータ回路中の少なくとも1
つのPチャネルMOSトランジスタとNチャネルMOS
トランジスタを第1のクロックゲートとしてその各制御
電極に第1のクロックとその反転信号をそれぞれ供給す
る構成にすると共に、前記第1のクロックゲートを除く
前記第1のクロックドCMOSインバータ回路中の少な
くとも1つのPチャネルMOSトランジスタとNチャネ
ルMOSトランジスタの各制御電極に入力データを供給
する構成にすると共に、前記第2のクロックドCMOS
インバータ回路中の少なくとも1つのPチャネルMOS
トランジスタとNチャネルMOSトランジスタを第2の
クロックゲートとしてその各制御電極に第2のクロック
とその反転信号をそれぞれ供給する構成にすると共に、
前記第2のクロックゲートを除く前記第2のクロックド
CMOSインバータ回路中の少なくとも1つのPチャネ
ルMOSトランジスタとNチャネルMOSトランジスタ
の各制御電極に前記出力データを供給する構成にし、前
記第1と第2のクロックは、同一周期で且つパルスが同
時に高電位となる期間が存在しない2相クロック方式と
したことにある。
【0020】また、前記第1及び第2のクロックドCM
OSインバータ回路を、CMOSインバータ回路とその
出力側にPチャネルMOSトランジスタ及びNチャネル
MOSトランジスタが並列接続された伝送ゲート回路と
で構成される論理回路にそれぞれ置き換えてもよい。
【0021】
【作用】上述の如き構成によれば、同一周期で且つパル
スが同時に高電位となる期間が存在しない第1と第2の
クロックが、第1及び第2のクロックドCMOSインバ
ータ回路にそれそれ供給されるので、該第1と第2のク
ロックドCMOSインバータ回路との間には、データの
受け渡し時に一方の回路が閉塞して一定時間経過後に他
方の回路が導通されるという関係が成立する。すなわ
ち、第1のクロックドCMOSインバータ回路の第1の
クロックゲートと第2のクロックドCMOSインバータ
回路の第2のクロックゲートが同時に導通する期間がな
くなり、従来回路で発生していた貫通電流を確実に防止
する。
【0022】さらに、中間ノードにおいて、例えば第1
及び第2のクロック=“L”/“L”によるダイナミッ
ク期間と、第1及び第2のクロック=“L”/“H”に
よるスタティク期間とが組み合わされ、従来回路で発生
していた電位の減衰量を削減し、クロック周期に依存す
るラッチ回路の誤動作を確実に防止する。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1(a),(b)は、本発明の実施例に係るラ
ッチ回路の構成を示す図であり、同図(a)はその論理
図、及び同図(b)は具体的な回路図である。
【0024】本実施例のラッチ回路は、回路的には上述
の図4に示す従来回路と同一の構成を成しており、ただ
異なる点は、初段クロックドCMOSインバータ回路と
帰還クロックドCMOSインバータ回路にそれぞれ供給
されるクロックが、2相クロック方式となっている点で
ある。すなわち、同一周期で且つパルスが同時に“H”
レベルとなる期間が存在しないような2相クロック信号
を用意し、それぞれを初段クロックドCMOSインバー
タ回路と帰還クロックドCMOSインバータ回路に供給
するようにしたものである。
【0025】本実施例の回路構成を具体的に説明する。
【0026】図1(a)に示すように、本実施例のラッ
チ回路は、入力データDを印加する入力端子1と中間ノ
ードAとの間に接続された初段クロックドCMOSイン
バータ回路(第1のクロックドCMOSインバータ回
路)2と、ラッチ出力Qを出力する出力端子3と前記中
間ノードAとの間に逆並列接続されたCMOSインバー
タ回路4と帰還クロックドCMOSインバータ回路(第
2のクロックドCMOSインバータ回路)5とから構成
されている。初段/帰還クロックドCMOSインバータ
回路2,5は、それぞれ第1のクロックφ1及びその反
転信号φ1バーと、第2のクロックφ2及びその反転信
号φ2バーとにより出力状態が制御される。ここで、第
1と第2のクロックφ1,φ2は、前述したように同一
周期で且つパルスが同時に“H”レベルとならないよう
な2相クロック信号である。
【0027】図1(b)において、前記初段クロックド
CMOSインバータ回路2は、電源電位VCC(第1の
電源)と中間ノードAとの間に直列接続されたP−MO
S2a,2bと、前記中間ノードAとグランド電位GN
D(第2の電源)との間に直列接続されたN−MOS2
c,2dとで構成されている。そして、P−MOS2a
とN−MOS2dの各ゲートが、前記入力データD印加
用の入力端子1に共通接続され、残りのP−MOS2b
とN−MOS2c(第1のクロックゲート)の各ゲート
が、前記反転クロックφ1バー印加用の入力端子2eと
前記クロックφ1印加用の入力端子2fにそれぞれ接続
されている。
【0028】また、CMOSインバータ回路4は、電源
電位VCCとグランド電位GNDとの間に直列接続され
たP−MOS4aとN−MOS4bとで構成され、その
接続点が出力端子3に接続されている。
【0029】一方、帰還クロックドCMOSインバータ
回路5は、電源電位VCCと中間ノードAとの間に直列
接続されたP−MOS5a,5bと、前記中間ノードA
とグランド電位GNDとの間に直列接続されたN−MO
S5c,5dとで構成されている。そして、P−MOS
5aとN−MOS5dの各ゲートが、前記出力端子3に
共通接続され、残りのP−MOS5bとN−MOS5c
(第2のクロックゲート)の各ゲートが、前記反転クロ
ックφ2バー印加用の入力端子5eと前記クロックφ2
印加用の入力端子5fにそれぞれ接続されている。
【0030】次に、本実施例の動作を図2のタイムチャ
ートを用いて説明する。
【0031】まず、時刻T1のクロックφ1=“H”レ
ベル時では、回路2のP−MOS2bとN−MOS2c
が共に導通すると同時に、“H”レベルの入力データD
によりP−MOS2aが閉塞し、N−MOS2dが導通
する結果、中間ノードAには入力データ信号Dの反転信
号である“L”レベルが出力される。この時、CMOS
インバータ回路4の出力端からは入力データDと同レベ
ルの“H”レベルのラッチ出力Qが出力される。また、
回路5は、“L”レベルのクロックφ2によりP−MO
S5b及びN−MOS5cが閉塞していてハイ・インピ
ーダンス状態にある。
【0032】時刻T2に至りクロックφ1が“L”レベ
ルに立ち下がると、P−MOS2b及びN−MOS2c
が閉塞すると共に、クロックφ2は“L”レベルのまま
であるため回路5のP−MOS5b及びN−MOS5c
も閉塞状態であり、中間ノードAはハイ・インピーダン
ス状態となり、ラッチ出力Qは“H”レベルを持続す
る。
【0033】クロックφ2が“H”レベルになる時刻T
3では、回路5が“H”レベルのラッチ出力Qを取り込
む。つまり、P−MOS5b及びN−MOS5cが導通
して、中間ノードAは“L”レベルであり、ラッチ出力
Qは“H”レベルを持続する。この時、入力データDが
“L”レベルへ立ち下がるが、クロックφ1=“L”レ
ベルでP−MOS2b及びN−MOS2cが共に閉塞し
ているため、回路2はハイ・インピーダンス状態のまま
である。
【0034】その後の時刻T4では、クロックφ1/φ
2=“L”/“L”となり、P−MOS2b及びN−M
OS2cとP−MOS5b及びN−MOS5cとが閉塞
状態となるため、中間ノードAはハイ・インピーダンス
状態となる。このとき、ラッチ出力Qは“H”レベルを
持続している。
【0035】そして、時刻T5で、再びクロックφ1が
“L”→“H”レベルへ立上がる時、図2の矢印で示し
たように過渡的に入力データD=“L”レベル且つラッ
チ出力Q=“H”レベルとなり、前述した図9(a)で
説明した不具合時と同一条件となる。しかし、本実施例
では、この時、前記時刻T4からクロックφ2=“L”
レベルとなりP−MOS5b及びN−MOS5cの閉塞
状態が持続されているので、前述の図9(a)で説明し
たような貫通電流を防止することができる。
【0036】その後の時刻T6で再びクロックφ1/φ
2=“L”/“L”となると、中間ノードAがハイ・イ
ンピーダンス状態となり、“H”レベルの中間ノードA
の電位はその電極に付随する寄生容量のリーク成分によ
り減衰する。従来回路では、このような状態が長く継続
して中間ノードAの電位の減衰量が大きくなり、正常な
ラッチ出力Qが得られなくなる可能性があった(図10
のP2参照)。しかし、本実施例では、中間ノードAの
電位の減衰量が大きくなる前に、次の時刻T7〜T8の
期間でクロックφ2が“H”レベルになって“L”レベ
ルのラッチ出力Qを取り込むので、中間ノードAの電位
は定常電位へ迅速に回復する。従って、前述の図10の
P2に示したような誤動作によるパルス発生を防止する
ことができる。
【0037】上述したように本実施例では、入力データ
D=“L”レベル且つラッチ出力Q=“H”レベルの状
態になり、図9(a)で説明した不具合時と同一条件に
なった場合は、まず、今まで導通してしたP−MOS5
b及びN−MOS5cを、クロックφ2=“L”レベル
(φ2バー=“H”レベル)により同時に閉塞する(時
刻T4)。ここから、P−MOS2b、N−MOS2
c、P−MOS5b及びN−MOS5cの全てが一定期
間、閉塞状態を持続し、その後の時刻T5にクロックφ
1=“H”レベル(φ1バー=“L”レベル)として、
入力データDの取り込みを再び開始するのである。
【0038】これにより、初段クロックドCMOSイン
バータ回路2の第1のクロックゲートと帰還クロックド
CMOSインバータ回路5の第2のクロックゲートが同
時に導通する期間がなくなり、図4に示した従来回路で
発生していた貫通電流を確実に防止することができる。
なお、入力データD=“H”レベル且つラッチ出力Q=
“L”レベル時にクロックφ1が“L”→“H”レベル
へ推移する場合も、図9(b)に示したような貫通電流
を防止することができることはいうまでもない。
【0039】さらに、本実施例では、中間ノードAにお
いて、クロックφ1/φ2=“L”/“L”によるダイ
ナミック期間(図2のP11:時刻T6〜T7)と、ク
ロックφ1/φ2=“L”/“H”(図2のP12:時
刻T7〜T8)によるスタティク期間とを組み合わせて
いるので、図7の従来回路で発生していた電位の減衰量
を削減し、クロック周期に依存するラッチ回路の誤動作
を防止することができる。
【0040】図3は、上記実施例で説明したラッチ回路
の変形例を示す論理図である。
【0041】図3に示すラッチ回路は、前記初段クロッ
クドCMOSインバータ回路2を、CMOSインバータ
回路20とその出力側にPチャネルMOSトランジスタ
及びNチャネルMOSトランジスタが並列接続された伝
送ゲート回路21とで構成される論理回路に置き換え、
前記帰還クロックドCMOSインバータ回路5を、CM
OSインバータ回路22とその出力側にPチャネルMO
Sトランジスタ及びNチャネルMOSトランジスタが並
列接続された伝送ゲート回路23とで構成される論理回
路に置き換えたものである。
【0042】このラッチ回路によれば、前述の実施例と
同様の動作を行う。
【0043】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、同一周期で且つパルスが同時に高電位となる期間が
存在しない第1と第2のクロックが、第1及び第2のク
ロックドCMOSインバータ回路にそれそれ供給される
ので、次のような効果が得られる。
【0044】(1)第1のクロックドCMOSインバー
タ回路から第2のクロックドCMOSインバータ回路
へ、また第2のクロックドCMOSインバータ回路から
第1のクロックドCMOSインバータ回路へ流れる貫通
電流を確実に防止することができ、低消費電力化を図る
ことが可能となる。
【0045】(2)クロック周期に依存するラッチ回路
の誤動作を確実に防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るラッチ回路の構成を示す
図である。
【図2】実施例の動作を示すタイムチャートである。
【図3】変形例を示す論理図である。
【図4】従来のラッチ回路の構成を示す図である。
【図5】図4に示したラッチ回路の動作を示すタイムチ
ャートである。
【図6】図4に示したラッチ回路の動作を示すタイムチ
ャートである。
【図7】従来の他のラッチ回路の構成を示す図である。
【図8】図7に示したラッチ回路の動作を示すタイムチ
ャートである。
【図9】従来の課題を説明するための図である。
【図10】従来の課題を説明するための図である。
【符号の説明】
2 初段クロックドCMOSインバータ回路 2b,2c 第1のクロックゲート 4 CMOSインバータ回路 5 帰還クロックドCMOSインバータ回路 5b,5c 第2のクロックゲート 21,23 伝送ゲート回路 φ1 第1のクロック φ1バー 第1のクロックの反転信号 φ2 第2のクロック φ2バー 第2のクロックの反転信号 A 中間ノード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電源と中間ノードとの間に直列接
    続された複数のPチャネルMOSトランジスタと前記中
    間ノードと第2の電源との間に直列接続された複数のN
    チャネルMOSトランジスタとを有する第1のクロック
    ドCMOSインバータ回路と、 前記第1の電源と前記中間ノードとの間に直列接続され
    た複数のPチャネルMOSトランジスタと前記中間ノー
    ドと前記第2の電源との間に直列接続された複数のNチ
    ャネルMOSトランジスタとを有する第2のクロックド
    CMOSインバータ回路と、 前記中間ノードの電位を反転して出力データを出力する
    CMOSインバータ回路とを備え、 前記第1のクロックドCMOSインバータ回路中の少な
    くとも1つのPチャネルMOSトランジスタとNチャネ
    ルMOSトランジスタを第1のクロックゲートとしてそ
    の各制御電極に第1のクロックとその反転信号をそれぞ
    れ供給する構成にすると共に、前記第1のクロックゲー
    トを除く前記第1のクロックドCMOSインバータ回路
    中の少なくとも1つのPチャネルMOSトランジスタと
    NチャネルMOSトランジスタの各制御電極に入力デー
    タを供給する構成にすると共に、 前記第2のクロックドCMOSインバータ回路中の少な
    くとも1つのPチャネルMOSトランジスタとNチャネ
    ルMOSトランジスタを第2のクロックゲートとしてそ
    の各制御電極に第2のクロックとその反転信号をそれぞ
    れ供給する構成にすると共に、前記第2のクロックゲー
    トを除く前記第2のクロックドCMOSインバータ回路
    中の少なくとも1つのPチャネルMOSトランジスタと
    NチャネルMOSトランジスタの各制御電極に前記出力
    データを供給する構成にし、 前記第1と第2のクロックは、同一周期で且つパルスが
    同時に高電位となる期間が存在しない2相クロック方式
    としたことを特徴とするラッチ回路。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2のクロックドCMOS
    インバータ回路を、CMOSインバータ回路とその出力
    側にPチャネルMOSトランジスタ及びNチャネルMO
    Sトランジスタが並列接続された伝送ゲート回路とで構
    成される論理回路にそれぞれ置き換えたことを特徴とす
    る請求項1記載のラッチ回路。
JP7017021A 1995-02-03 1995-02-03 ラッチ回路 Withdrawn JPH08213883A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1387494A1 (en) * 2002-07-09 2004-02-04 National Space Development Agency of Japan CMOS circuits with protection for a single event upset

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