JPH08213529A - 樹脂封止型半導体装置 - Google Patents

樹脂封止型半導体装置

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JPH08213529A
JPH08213529A JP3474295A JP3474295A JPH08213529A JP H08213529 A JPH08213529 A JP H08213529A JP 3474295 A JP3474295 A JP 3474295A JP 3474295 A JP3474295 A JP 3474295A JP H08213529 A JPH08213529 A JP H08213529A
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lead
inner lead
semiconductor device
sides
lead frame
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JP3474295A
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Junichi Yamada
淳一 山田
Tomoe Kami
智江 上
Masaru Sasaki
賢 佐々木
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 半導体素子の小型化と電極パッド数の増大化
に伴う半導体装置の多端子化に対応できる樹脂封止型半
導体装置を提供する。 【構成】 半導体素子11をインナーリード21のワイ
ヤボンデイング面21ASと対向する面にのみ接着搭載
し、インナーリード先端部21Aと半導体素子の電極パ
ッド12とをワイヤ13で電気的に接続した、ダイパッ
ドレスの樹脂封止型半導体装置である。リードフレーム
部は、インナーリード先端部の板厚はアウターリード2
2を含む他部分の板厚より薄く形成され、かつインナー
リード先端部21Aの断面は、リードフレーム面に略平
行な対向する2辺と、両辺に挟まれて内側へ凹状の2辺
とからなる略方形である。またアウターリード22の断
面はリードフレーム面に略平行な対向する2辺22a,
cと両辺に挟まれて外側に凸状の2辺22b,dとを有
する略方形である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,半導体素子の電極パッ
ド(端子)数の増大化に対応できる、多端子の樹脂封止
型半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より用いられている樹脂封止型の半
導体装置(プラスチックリードフレームパッケージ)
は、一般に図6に示されるような構造であり、半導体装
置60は、半導体素子を銅合金ないし42%ニッケル−
鉄合金等からなるリードフレームに搭載した後に、樹脂
65により封止してパッケージとしたもので、半導体素
子61の電極パッド66に対応できる数のインナーリー
ド63を必要とするものである。そして、半導体素子6
1を搭載するダイパッド部62や周囲の回路との電気的
接続を行うためのアウターリード部64、アウターリー
ド部64に一体となったインナーリード部63、該イン
ナーリード部63の先端部と半導体素子61の電極パッ
ド66とを電気的に接続するためのワイヤ67、半導体
素子61を封止して外界からの応力、汚染から守る樹脂
65等からなっている。このようなリードフレームを利
用した樹脂封止型の半導体装置(プラスチックリードフ
レームパッケージ)においても、電子機器の軽薄短小化
の時流と半導体素子の高集積化に伴い、小型薄型化かつ
電極端子の増大化が顕著で、その結果、樹脂封止型半導
体装置、特にQFP(Quad Flat Packa
ge)及びTQFP(Thin Quad Flat
Package)等では、リードの多ピン化が著しくな
ってきた。上記の半導体装置に用いられるリードフレー
ムは、微細なものはフオトリソグラフイー技術を用いた
エッチング加工方法により作製され、微細でないものは
プレスによる加工方法による作製されるのが一般的であ
ったが、このような半導体装置の多ピン化に伴い、リー
ドフレームにおいても、インナーリード部先端の微細化
が進み、微細なものに対しては、プレスによる打ち抜き
加工によらず、リードフレーム部材の板厚が0.25m
m程度のものを用い、エッチング加工で対応してきた。
このエッチング加工方法の工程について以下、図5に基
づいて簡単に述べておく。先ず、銅合金もしくは42%
ニッケル−鉄合金からなる厚さ0.25mm程度の薄板
(リードフレーム素材51)を十分洗浄(図5(a))
した後、重クロム酸カリウムを感光材とした水溶性カゼ
インレジスト等のフオトレジスト52を該薄板の両表面
に均一に塗布する。((図5(b)) 次いで、所定のパターンが形成されたマスクを介して高
圧水銀灯でレジスト部を露光した後、所定の現像液で該
感光性レジストを現像して(図5(c))、レジストパ
ターン53を形成し、硬膜処理、洗浄処理等を必要に応
じて行い、塩化第二鉄水溶液を主たる成分とするエッチ
ング液を、スプレイにて該薄板(リードフレーム素材5
1)に吹き付け所定の寸法形状にエッチングし、貫通さ
せる。(図5(d)) 次いで、レジスト膜を剥膜処理し(図5(e))、洗浄
後、所望のリードフレームを得て、エッチング加工工程
を終了する。このように、エッチング加工等によって作
製されたリードフレームは、更に、所定のエリアに銀メ
ッキ等が施される。次いで、洗浄、乾燥等の処理を経
て、インナーリード部を固定用の接着剤付きポリイミド
テープにてテーピング処理したり、必要に応じて所定の
量タブ吊りバーを曲げ加工し、ダイパッド部をダウンセ
ットする処理を行う。しかし、エッチング加工方法にお
いては、エッチング液による腐蝕は被加工板の板厚方向
の他に板幅(面)方向にも進むため、その微細化加工に
も限度があるのが一般的で、図5に示すように、リード
フレーム素材の両面からエッチングするため、ラインア
ンドスペース形状の場合、ライン間隔の加工限度幅は、
板厚の50〜100%程度と言われている。又、リード
フレームの後工程等のアウターリードの強度を考えた場
合、一般的には、その板厚は約0.125mm以上必要
とされている。この為、図5に示すようなエッチング加
工方法の場合、リードフレームの板厚を0.15mm〜
0.125mm程度まで薄くすれば、ワイヤボンデイン
グのための平坦幅が少なくとも70〜80μm必要であ
ることより、0.165mmピッチ程度の微細なインナ
ーリード部先端のエッチングによる加工を達成してきた
が、これが限度とされていた。
【0003】しかしながら、近年、樹脂封止型半導体装
置は、小パッケージでは、電極端子であるインナーリー
ドのピッチが0.165mmピッチを経て、既に0.1
5〜0.13mmピッチまでの狭ピッチ化要求がでてき
た事と、エッチング加工において、リード部材の板厚を
薄くした場合には、アセンブリ工程や実装工程といった
後工程におけるアウターリードの強度確保が難しいとい
う点から、単にリード部材の板厚を薄くしてエッチング
加工を行う方法にも限界が出てきた。
【0004】これに対応する方法として、アウターリー
ドの強度を確保したまま微細化を行う方法で、インナー
リード先端部分をプレスにより薄くしてエッチング加工
を行う方法が提案されている。しかし、プレスにより薄
くしてエッチング加工をおこなう場合には、後工程にお
いての精度が不足する(例えば、めっきエリアの平滑
性)、ボンデイング、モールデイング時のクランプに必
要なインナーリードの平坦性、寸法精度が確保されな
い、製版工程が複雑になる、等問題点が多くある。ま
た、インナーリード先端部分を第一の製版にてハーフエ
ッチングして薄くした後に、ハーフエッチングされた部
分を更に第二の製版にてエッチングし外形加工を行う方
法も提案されているが、この方法の場合も、製版を2度
行なわなければならず、製造工程が複雑になるという問
題があった。上記、いずれの方法も実用化には、未だ至
っていないのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、半導体素
子の微細化かつ電極パッド(端子)数の増大化に伴い、
リードフレームを用い、インナーリード先端部と半導体
素子の電極パッド(端子)部とをワイヤボンイングにて
電気的に接続する樹脂封止型半導体装置においては、イ
ンナーリード先端部の小ピッチ化、微細化に対応でき、
且つ、後工程にも対応できる高精細なリードフレームを
用いることが必要となってきた。同時に、上記、インナ
ーリード先端部の小ピッチ化、微細化に対応でき、且
つ、後工程にも対応できる高精細なリードフレームを用
いた場合に適した構造の半導体装置が求められるように
なってきた。本発明は、このような状況のもと、半導体
素子の微細化かつ電極パッド(端子)数の増大化に伴
う、半導体装置の多端子化に対応し、インナーリード先
端部の小ピッチ化、微細化に対応できて、後工程にも対
応できる強度をもつ、高精細なリードフレームを用い
た、多端子化に適した構造の半導体装置を提供しようと
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の樹脂封止型半導
体装置は、半導体素子を、インナーリードのワイヤボン
デイング面と対向する面にのみ接着搭載し、インナーリ
ード先端部と半導体素子の電極パッド(端子部)とをワ
イヤボンデイングにて電気的に接続する、ダイパッドレ
スの樹脂封止型半導体装置であって、リードフレーム部
は、少なくともインナーリード先端部の板厚をアウター
リードを含む他の部分の板厚より薄く形成しており、且
つ、インナーリード先端部の断面形状は、リードフレー
ム面に略平行する互いに対向する2辺と、これらの辺に
挟まれてインナーリードの内側へ凹んだ形状の2辺とを
有する略方形であり、アウターリードの断面形状は、リ
ードフレーム面に略平行する互いに対向する2辺と、こ
れらの辺に挟まれてアウターリードの外側に凸状となっ
た形状を持つ2辺とを有する略方形であることを特徴と
するものである。
【0007】
【作用】本発明の樹脂封止型半導体装置は、上記のよう
な構成にすることにより、半導素子の小型化(微細化)
かつ電極パッド(端子)の増大化に伴う、半導体装置の
多端子化への対応を可能としている。詳しくは、半導体
素子を、インナーリードのワイヤボンデイング面と対向
する面にのみ接着搭載し、インナーリード先端部と半導
体素子の端子部(電極パッド部)とをワイヤボンデイン
グにて電気的に接続する、ダイパッドレス構造とするこ
とにより、半導体装置作製の為のワイボンデイング時に
は、キャピラリがダイパッドに接触しないようにしてお
り、且つ、ワイヤの引き回しの自由度も上げることがで
き、結局、半導体素子の小型化(微細化)かつ電極パッ
ド(端子)数の増大化に伴う、半導体装置の多端子化に
対応できる構造としている。そして、インナーリード先
端部の断面形状が、リードフレーム面に略平行する互い
に対向する2辺と、これらの辺に挟まれてインナーリー
ドの内側へ凹んだ形状の2辺とを有していることによ
り、ワイヤボンデイング時の転びの発生の少ない構造と
している。また、インナーリード先端部に比べアウター
リード部を厚しており、且つ、アウターリードの断面形
状が、リードフレーム面に略平行する互いに対向する2
辺と、これらの辺に挟まれてアウターリードの外側に凸
状となった形状を持つ2辺とを有すことにより、強度的
に強固なものとし、半導体装置作製のアセンブリ工程や
実装工程等の後工程に対応できるものとしている。そし
てまた、少なくともインナーリード先端部の板厚をアウ
ターリードを含む他の部分の板厚より薄くしていること
により、インナーリードの多ピン化、狭ピッチ化に適し
たものとしており、結果として、電極パッド(端子)数
の増大化に伴う、半導体装置の多端子化に対応できるも
のとしている。
【0008】
【実施例】本発明の樹脂封止型半導体装置の実施例を以
下、図にそって説明する。図1(a)は本実施例樹脂封
止型半導体装置の概略断面図、図1(b)はインナーリ
ード先端部断面図、図1(c)はアウターリード断面図
を示している。図1中、10は半導体装置、11は半導
体素子、12は電極パッド、13はワイヤ、18はテー
プ、19は樹脂、21はインナーリード、21Aはイン
ナーリード先端部、21ASはワイヤボンデイング面、
22はアウターリード、である。本実施例の樹脂封止型
半導体装置は、図1(a)に示すように、半導体素子1
1を、インナーリード先端15Aのワイヤボンデイング
面21ASと対向する面にのみ接着搭載し、インナーリ
ード先端部21Aと半導体素子11の端子部である電極
パッド12とをワイヤ13にて電気的に接続した、ダイ
パッドのない樹脂封止型半導体装置である。リードフレ
ーム部は42合金(42%ニッケル−鉄合金)からな
り、インナーリード先端部の板厚は0.04mmで、ア
ウターリード他の板厚は0.15mmで、インナーリー
ドピッチは0.13mmである。もちろん、42合金
(42%ニッケル−鉄合金)でなく、銅合金を用いても
良い。本実施例半導体装置は、このように、リードフレ
ームとしてはダイパッド部がない構造のものを用いたも
ので、インナーリード先端部21Aのワイヤボンデイン
グ面21Aaと対向する面側に半導体素子11を接着材
により搭載し、半導体素子の電極パッド12とインナー
リード先端部21Aとをワイヤ13により電気的に接続
していることにより、電極パッド12の位置を広い範囲
にとれてワイヤの引き回しの自由度が大きいもので、且
つ、ボンデイングの際には、ダイパッドがない為、キャ
ピラリがダイパッドに接することもなく、ボンデイング
し易い構造となっている。また、インナーリードの断面
形状は図1(b)に示すように、インナーリード面に略
平行の対向する2辺21Aa、21Acとこれらに挟ま
れ、インナーリードの内側に凹んだ2辺21Ab、21
Adとを有しており、ワイヤボンデイングの際に転びが
発生しにくいものとしている。アウターリード22部
は、板厚0.15mmで、インナーリード先端部の板厚
0.04mmとは異なり厚くなっており、且つ、断面形
状は図1(c)に示すように、リードフレーム面に略平
行する互いに対向する2辺22a、22cと、これらの
辺に挟まれてアウターリードの外側に凸状となった形状
を持つ2辺22b、22dとを有すことにより、強度的
に強固なものとし、半導体装置作製のアセンブリ工程や
実装工程等の後工程に対応できるものとしている。そし
てまた、少なくともインナーリード先端部の板厚をアウ
ターリードを含む他の部分の板厚より薄くしていること
により、半導体素子の小型化(微細化)かつ電極パッド
の増大化に対応した、インナーリードの多ピン化、狭ピ
ッチ化に対応できるものとしている。尚、本実施例半導
体装置においては、インナーリード先端21Aの近傍に
ポリイミドのテープ19を補強として貼りつけた状態で
樹脂18で封止している。
【0009】本実施例半導体装置に用いられるリードフ
レームとその製造方法について図に基づいて説明する。
図2(イ)の(a)は、本実施例樹脂封止型半導体装置
に用いられたリードフレームを示す平面図であり、図2
(イ)の(b)はそのA1−A2部の断面図を示してお
り、図2中、20はリードフレーム、21はインナーリ
ード、21Aはインナーリード先端部、21Sはボンデ
イング面、22はアウリーリード、24はダムバー、2
5はフレーム部である。本実施例半導体装置に用いられ
るリードフレーム20は後述するエッチング加工法によ
り作製されるもので、前述のように、42合金(42%
ニッケル−鉄合金)からなり、図2(b)に示す板厚t
0 を0.15mm、板厚t1 を40μmとし、インナー
リードピッチ0.13mmとするもので、図1(b)に
示すインナーリード先端部の断面のワイヤボンデイング
面21AS側の平坦幅W1は約80μmである。エッチ
ング加工された平坦面からなるワイヤボンデイング面2
1ASは、塩化第二鉄水溶液腐食液により、液温57°
C、濃度48Be' の塩化第二鉄溶液を用いて、エッチ
ング加工された面であり、アラビのない面状態を呈して
おり、結線(ボンデイング)に対し良い面状態である。
また、本発明のリードフレーム20は、インナーリード
先端部21Aのみが板厚t1 が40μmで、他のアウタ
ーリード部等の板厚さは0.15mmと厚い為、エッチ
ング加工後の半導体装置作成のためのアセンブリ工程や
実装工程等の後工程に対しても、機械的強度的に充分対
応できるものとなっている。
【0010】本実施例リードフレームのインナーリード
先端部21Aの断面形状は、図4(イ)に示すようにな
っており、エッチング平坦面21a側の幅W1は反対側
の面21Acの幅W2より大きくくなっており、W1、
W2(約80μm)ともこの部分の板厚さ方向の中央部
における幅Wよりも大きくなっている。このようにイン
ナリーリード先端薄板部の両面は広くなった断面形状で
あるため、図4(ロ)に示すように、どちらの面を用い
ても半導体素子(図示せず)とインナーリード先端部2
1Aa、21Acと、それぞれ金線等のワイヤ41A、
41Bによる結線(ボンデイング)がし易すいものとな
っているが、本実施例半導体装置の場合、エッチング加
工によるアラビのない平坦面21Aaの方が、リードフ
レーム素材面である21Abよりも結線(ボンデイン
グ)適性が優れるため、図4(ロ)の(a)に示すよう
に、辺21Aa側をボンデイング面21ASとした。
尚、42A、42Bは金メッキ部であるが、銀メッキ部
としても良い。図4(ハ)は図5に示す加工方法にて作
製された従来のリードフレームのインナーリード先端部
43と半導体素子(図示せず)との結線(ボンデイン
グ)を示すものであるが、この場合もインナーリード先
端部43の両面は平坦ではあるが、この部分の板厚方向
の幅に比べ大きくとれない。また両面ともリードフレー
ム素材面である為、結線(ボンデイング)適性は本実施
例のエッチング平坦面より劣る。図4(ニ)はプレスに
よりインナーリード先端部を薄肉化した後にエッチング
加工によりインナーリード先端部44A、44Bを加工
したものの、半導体素子(図示せず)との結線(ボンデ
イング)を示したものであるが、この場合はプレス面側
が図に示すように平坦になっていないため、どちらの面
を用いて結線(ボンデイング)しても、図3(ニ)の
(a)、(b)に示すように結線(ボンデイング)の際
に安定性が悪く品質的にも問題となる場合が多い。
【0011】次いで、本実施例半導体装置に用いられる
リードフレームの製造方法について図を用いて説明す
る。図3は、図2(a)に示すリードフレームのB1−
B2断面における、作製工程に対応した図を示したもの
であり、図3中、31はリードフレーム素材、32A、
32Bはレジストパターン、33は第一開口部、34は
第二開口部、35は凹部、36は平坦状面、37はエッ
チング抵抗層を示す。先ず、42%ニッケル−鉄合金か
らなり、厚みが0.15mmのリードフレーム素材31
の両面に、重クロム酸カリウムを感光剤とした水溶性カ
ゼインレジストを塗布した後、所定のパターン版を用い
て、所定形状の開口部1、開口部2をもつレジストパタ
ーン32A、32Bを形成した。(図3(a)) 第一開口部33は、後のエッチング加工においてリード
フレーム素材31をこの第一開口部33からベタ状に腐
蝕するためのもので、レジストの第二開口部34は、リ
ードフレーム先端部形状を形成するためのものである。
第一開口部33は、少なくともインナーリード先端部領
域を含むが、後工程において、テーピングの工程や、ボ
ンデイング時のリードフレームを固定するクランプ工程
で、ベタ状に腐蝕され部分的に薄くなった部分との段差
が邪魔になる場合があるので、エッチングを行うエリア
はインナーリード先端の微細加工部分だけにせず大きめ
にとる必要がある。リードフレーム素材31の両面に形
成されたレジストパターン32A、32Bを作製する為
のフオトマスクはそれぞれ図2(ロ)に示すものを使用
した。第一開口部33側は図2(ロ)の(a)のパター
ンを、第二開口部34側は図2(ロ)(b)のパターン
を使用した。次いで、液温57°C、濃度48Be'
塩化第二鉄溶液を用いて、スプレー圧2.5kg/cm
2 にて、レジストパターンが形成されたリードフレーム
素材1の両面をエッチングし、ベタ状(平坦状)に腐蝕
された凹部5の深さhがリードフレーム部材の1/3に
達した時点でエッチングを止めた。(図3(b)) エッチング後のベタ状(平坦状)に腐蝕された凹部35
の平坦状面36の表面状態は、エッチングされていない
面に比べ、アラビのない、平滑な面となった。尚、塩化
第二鉄溶液を用いてエッチングした場合、液温度55°
C以上、液濃度47Be' 以上、スプレー圧2.0kg
/cm2 以上で腐蝕された表面はアラビのないものとな
る。次いで、ベタ状(平坦状)に腐蝕された凹部35側
面にエッチング抵抗層37としての耐エッチング性のあ
るホットメルト型ワックス(ザ・インクテック社製の酸
ワックス、型番MR−WB6)を、ダイコータを用い
て、塗布し、ベタ状(平坦状)に腐蝕された凹部35に
埋め込んだ。レジストパターン32A上も該エッチング
抵抗層37に塗布された状態となった。(図3(c)) 本実施例で使用したエッチング抵抗層37は、上記のレ
ジストパターン32A上で膜厚さ100μm程度で、ア
ルカリ溶解型のワックスであるが、基本的にエッチング
液に耐性があり、エッチング時にある程度の柔軟性のあ
るものが、好ましく、特に、上記ワックスに限定され
ず、UV硬化型のものでも良い。このようにエッチング
抵抗層37をベタ状(平坦状)に腐蝕された凹部35に
埋め込むことにより、後工程でのエッチング時にベタ状
(平坦状)に腐蝕された凹部35の平坦状面36側面が
腐蝕されないようにしているとともに、エッチング加工
に対しての機械的な強度補強をしており、スプレー圧を
高く(2.5〜7kg/cm2 )とすることができ、こ
れによりエッチングが深さ方向に進行し易すくなり、そ
の断面形状も垂直に近づく。勿論エッチング抵抗層37
はベタ状(平坦状)に腐蝕された凹部35の平坦状面3
6以外の同じリード面側の部分、例えばアウターリード
間の腐蝕も防ぐものである。この後、ベタ状(平坦状)
に腐蝕された凹部35形成面側と反対面側からリードフ
レーム部材をエッチングし、インナーリード先端部21
Aを貫通させた。(図3(d)) 次いで、洗浄、エッチング抵抗層37の除去、レジスト
膜(レジストパターン32A、32B)の除去を行い、
インナーリード先端部21Aが微細加工された図2
(イ)に示すリードフレーム20を得た(図3(e)) エッチング抵抗層37とレジスト膜(レジストパターン
32A、32B)の除去は水酸化ナトリウム水溶液によ
り溶解除去した。
【0012】尚、本方法によるインナーリード先端部の
微細化加工は図3(b)に示すベタ状(平坦状)に腐蝕
された凹部35の深さh、言い換えればその部分の板厚
tに左右されるよるもので、例えば、板厚tを50μm
まで薄くすると、図4(イ)に示す平坦幅W1を100
μmとして、ピッチpが0.15mmまで微細加工可能
となり、板厚tを30μm程度まで薄くし、平坦幅W2
を70μm程度とするとピッチpが0.12mm程度ま
で微細加工ができるが、板厚t、平坦幅W1のとり方次
第ではピッチpは更に狭いピッチまで作製が可能とな
る。
【0013】上記、図3に示すように、上記リードフレ
ームの製造方法によれば、インナーリード先端部の断面
形状を図1(b)に示す形状に作製できるが、アウター
リードの断面形状についても、図2(ロ)に示すパター
ンを用いることにより、上記製造工程により、図1
(c)に示す断面形状を得ることができる。
【0014】
【発明の効果】本発明の樹脂封止型半導体装置は、上記
のように、半導体素子の小型化(微細化)かつ電極パッ
ドの増大化に伴う半導体装置の多端子化対応できる、樹
脂封止型半導体装置の提供を可能とするものである。詳
しくは、半導体素子の小型化(微細化)かつ電極パッド
の増大化に対応した、多ピン、狭ピッチの半導体装置作
製のアセンブリ工程、実装工程等の後工程にも耐える強
度を持つリードフレームを用い、且つ、半導体素子を、
インナーリードのワイヤボンデイング面と対向する面に
のみ接着搭載し、インナーリード先端部と半導体素子の
端子部(電極パッド部)とをワイヤボンデイングにて電
気的に接続することにより、樹脂封止型半導体装置の多
端子化に対応できる半導体装置の提供を可能としてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の樹脂封止型半導体装置概略図
【図2】本発明実施例の樹脂封止型半導体装置に用いら
れるリードフレームを説明するための図
【図3】本発明実施例の樹脂封止型半導体装置に用いら
れるリードフレームの製造方法の工程図
【図4】ワイヤボンデイング性を説明するための図
【図5】従来のリードフレームの製造方法の工程図
【図6】従来の半導体装置図
【符号の説明】
10 半導体装置 11 半導体素子 12 電極パッド 13 ワイヤ 18 テープ 19 樹脂 21 インナーリード 21A インナーリード先端部 21AS ワイヤボンデイング面 22 アウターリード 24 ダムバー 25 フレーム部 31 リードフレーム素材 32A、32B フオトレジストパターン 33 第一開口部 34 第二開口部 35 凹部 36 平坦状面 37 エッチング抵抗層 41A、41B、41C、41D、41E ワイヤ 42A、42B、42C、42D、42E 金メッ
キ部 43、44、44A インナーリード部先端部 51 リードフレーム素材 52 フオトレジスト 53 フオトレジストパターン 54 インナーリード 60 樹脂封止型半導体装置 61 半導体素子 62 ダイパッド 63 インナーリード 64 アウターリード 65 樹脂 66 半導体素子電極部 67 ワイヤ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子を、インナーリードのワイヤ
    ボンデイング面と対向する面にのみ接着搭載し、インナ
    ーリード先端部と半導体素子の電極パッド部とをワイヤ
    ボンデイングにて電気的に接続する、ダイパッドレスの
    樹脂封止型半導体装置であって、リードフレーム部は、
    少なくともインナーリード先端部の板厚をアウターリー
    ドを含む他の部分の板厚より薄く形成しており、且つ、
    インナーリード先端部の断面形状は、リードフレーム面
    に略平行する互いに対向する2辺と、これらの辺に挟ま
    れてインナーリードの内側へ凹んだ形状の2辺とを有す
    る略方形であり、アウターリードの断面形状は、リード
    フレーム面に略平行する互いに対向する2辺と、これら
    の辺に挟まれてアウターリードの外側に凸状となった形
    状を持つ2辺とを有する略方形であることを特徴とする
    樹脂封止型半導体装置。
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Cited By (2)

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